JPH0548464B2 - - Google Patents

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JPH0548464B2
JPH0548464B2 JP23099582A JP23099582A JPH0548464B2 JP H0548464 B2 JPH0548464 B2 JP H0548464B2 JP 23099582 A JP23099582 A JP 23099582A JP 23099582 A JP23099582 A JP 23099582A JP H0548464 B2 JPH0548464 B2 JP H0548464B2
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etching
film
amorphous semiconductor
mask
layer
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Takashi Hatano
Takayuki Kato
Masanari Shindo
Shigeru Mano
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Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/80Etching

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 1 産業上の利用分野 本発明は露光マスクの製造方法に関し、特に、
半導体装置等の製造に使用されるハードマスクと
称されるホトマスクの製造方法に関するものであ
る。
2 従来技術 従来、無機薄膜材料を用いたハードマスクが露
光処理に使用されているが、表面強度が大きくて
繰返し使用が可能である点で有用視されている。
この種のハードマスクとしては、高真空(〜
10-6Torr)中で電子ビーム蒸着法等により形成
されたアモルフアスシリコン(以下、a−Siと称
する。)を遮光膜とするものが知られている。こ
のa−Si膜はシースル−性が良好であつて半導体
加工時に下地パターンが透けて見える(即ち、可
視光に対してはある程度透明である。)という性
質と同時に、半導体加工用の特定波長(例えば
3800Åや4300Å)の露光ビームに対しては遮光性
を示すものである。この遮光性の程度は、次の光
学濃度(optical density)で示される。
光学濃度=log(Io/I) (但、Ioは入射光の光量、Iは透過光の光量) ところが、上記の通常使用されているa−Si膜
の光学濃度はせいぜい1.2〜1.4であつて、一定量
の入射光は透過してしまうので、完全な露光マス
クとはなり得ない。従つて、遮光性を充分にする
にはa−Si膜の膜厚を大きくすることが考えられ
るが、この場合には、マスク素材から所定のマス
クパターンにa−Si膜をエツチング加工する際に
その膜厚を大きくすると、エツチング精度が悪く
なり、特にウエツトエツチング時にサイドエツチ
ングが進行しすぎてマスクパターンが不良となり
易い。
他方、a−Siの製膜時においては、ベルジヤー
内又は成膜槽内に残留する酸素(O2)がa−Si
膜中に混入し、これが原因してa−Si膜の酸化等
によりその膜質が低下してしまう。この結果、a
−Si膜の光学濃度が低下し、ホトマスクとしての
遮光性が悪くなることが分つた。この現象は、ベ
ルジヤー内又は成膜槽内をかなり高真空にしても
10-10〜10-11Torr程度の酸素が不可避的に残留す
るために、従来のものでは実用的生産レベルにお
いて避けることができないのである。
加えて、上記の如きマスクパターンへのエツチ
ング加工時においては、支持体(基板)上に形成
したa−Si膜上にフオトレジストを塗布し、これ
を所定パターンに露光、現像してマスクを形成
し、更に下地のa−Si膜をCF4ガスプラズマ中で
マスクパターンにプラズマエツチングする方法が
知られている。ところがこの加工方法は、エツチ
ング速度が0.1〜0.2μm厚のa−Si膜について例え
ば10分/100cm2と遅く、生産性が悪い。また、エ
ツチングに時間を要するために、長時間エツチン
グする結果、フオトレジストがプラズマにより損
傷を受け、そのパターン精度が劣化してしまう。
3 発明の目的 本発明の目的は、上記プラズマエツチングの如
き加工におけるエツチング速度を向上させ、パタ
ーン精度を高めることにある。
本発明の別の目的は、光学濃度の高い露光マス
クを得ることにある。
4 発明の構成及び作用効果 即ち、本発明は、活性化又はイオン化された水
素ガスを供給しながらアモルフアス半導体材料を
光学的に透明な支持体上に堆積させることによつ
て、0.5〜20原子%の水素原子を含有し、かつ、
特定波長光に対して遮光性があり、可視光は透過
させるアモルフアス半導体層を前記支持体上に
3000Åより薄い膜厚に形成し、次いでフツ化炭素
ガスと酸素ガスとの混合ガスを用いてエツチング
するに際して、混合ガスをプラズマエツチング装
置のエツチング槽内に導入し、高周波電圧による
グロー放電でプラズマラジカルを発生せしめ、こ
のラジカルをシールド間メツシユチユーブの網目
から反応室内へ導入して前記水素原子含有アモル
フアス半導体層を所定のマスクパターンにエツチ
ングし、この所定パターンの水素原子含有アモル
フアス半導体層のみからなる遮光層を有する露光
マスクを作成する露光マスクの製造方法に係るも
のである。
本発明の方法によれば、プラズマ中でのエツチ
ングに際し、エツチヤントガス(フツ化炭素ガ
ス)に酸素ガスを混在せしめているために、後で
詳述する理由によりプラズマ中の原子状フツ素の
濃度を増加させ、これによつてエツチング速度を
大幅に向上させることができる。しかも、エツチ
ングされるべきアモルフアス半導体層には水素原
子が含有されるようにしているので、エツチング
時に生じるフツ素の欠乏したフツ化炭素(CFx
の重合物が堆積するのを上記水素によつて効果的
に防止してエツチング速度を効果的に早めること
ができると共に、0.5〜20原子%と特定量の水素
原子の含有によつてアモルフアス半導体層自体の
光学濃度を高め、所望の遮光マスク特性を発揮さ
せることができる。しかもこの場合、アモルフア
ス半導体層はそれ自体のみで遮光層を形成するか
ら、他の遮光層(例えばCr層)との組み合せは
全く不要であり、従つて、精度の良いパターンと
マスク特性の遮光マスクとなる。また、上記水素
原子は、アモルフアス半導体層の製膜時に活性化
又はイオン化された水素ガスの供給によつて導入
しているので、供給された水素はエネルギー的に
賦活され、アモルフアス半導体元素とすぐに反応
して同アモルフアス半導体層中に十分に取込ま
れ、上記した効果(エツチング速度の向上、光学
濃度の向上等)を容易に得ることができる。
そして、上記アモルフアス半導体層はその製膜
時に3000Åより薄い膜厚に形成しているので、こ
のように薄くしても上記水素原子の含有によつて
十分な光学濃度を示すと同時に、アモルフアス半
導体層のエツチング時にサイドエツチング等が生
じず、エツチングの加工精度又はシヤープネスが
大幅に向上する。
更に、上記アモルフアス半導体層は可視光を透
過させるので、露光マスクの使用時にマスク下に
ある被加工物のパターンを外部から観察できるこ
とになり、マスク合せをより正確に行うことがで
きる。
5 実施例 以下、本発明を実施例について図面参照下に詳
細に説明する。
第1図〜第6図は、本発明によるホトマスクに
加工される各種のホトマスク素材を例示するもの
である。
第1図のマスク素材1は、光学的に透明な石英
板(SiO2板)2上に水素原子含有アモルフアス
シリコン(以下、a−Si:Hと称する。)層3が
設けられたものである。基板としてのSiO2板2
の厚みは0.5〜3mm(望ましくは1〜2.5mm)であ
り、またa−Si:H層3の膜厚は3000Åより薄く
(望ましくは700Å以上)、例えば1000Åである。
このマスク素材1は、後述の方法で製造され、か
つ所望の露光マスクに加工される。
第1図の例では、a−Siと熱膨張係数の近いも
のが選択可能な非石英板(例えば、ソーダライ
ム、ホウ珪酸系)を基板として用いることもでき
る。
第2図は、ソーダライム、ホウ珪酸系等の非石
英板12上にまずSiO2膜4が厚さ100〜5000Å
(望ましくは100〜3000Å)に形成され、この上に
a−Si:H層3が設けられている。この場合
SiO2膜4は、基板12からa−Si:H層3へNa
等の不純物が混入してa−Si:H層3が汚染され
るのを防止するものである。
以上の第1図及び第2図のマスク素材はいずれ
も反射防止手段を設けてはいないが、後述する半
導体表面の加工時に同表面からの反射光が更にマ
スク面で反射されて半導体表面上のホトレジスト
膜を不測に感光せしめないように、反射防止膜を
設けておくのがよい。
第3図は、a−Si:H層3上に、酸素原子を含
有するa−Si:H又は酸素原子を含有するa−Si
からなる反射防止膜5を設け、この反射防止膜に
よつて反射光をマスクの層中へ導びくようにし、
マスク面で再反射されることを防止した例を示し
ている。反射防止膜5の膜厚は、露光時の使用波
長に応じて、反射が最小となるような値に設定さ
れる。
第4図は、上記の如き反射防止膜5をa−Si:
H層3と基板2又は12との間にも設けた例を示
す。
上記した各例の露光マスク素材(又は後述の露
光マスク)の外形は、処理されるべき半導体ウエ
ハのサイズに応じ、第5図の如くに正方形状であ
つてよく、また第6図の如くにウエハと同形であ
つてもよい。また、他の形状として、第7図及び
第8図に示す如く、周辺に位置合せ用の切欠き又
は直線部1aを有するものが使用可能である。或
いは同様の目的で四角形の各角部を直線状又は円
弧状に除去したもの、四角形の一対の対向辺を円
弧状に曲げたものでもよく、更には単なる円形で
もよい。
上記に例示した露光マスク素材1は、所定量
(0.3〜25原子%)の水素原子を含有したa−Si:
H層3を具備しているために、従来のa−Si系シ
ースルーマスクに比較して使用波長での光学濃度
が大幅に向上している。即ち、第13図に示すデ
ータ(使用波長は4300Å、a−Si:H層の厚みは
1000Å)によれば、水素含有量に応じて光学濃度
が変化し、特に0.3〜25原子%の範囲では従来の
Siマスクの光学濃度(1.2〜1.4)以上となり、0.5
〜20原子%では2〜4倍にも向上することが分
る。水素含有量が少ない範囲で光学濃度が急激に
高くなつていることは注目すべきであり、本発明
に従つてa−Si中に水素原子を積極的に導入する
ことの優位性が顕著に表われている。なお、a−
Si:H層中の水素含有量は、同質の膜を高抵抗Si
ウエハー上に形成してその膜の赤外線吸収スペク
トルによつて求めた(この場合のウエハ厚みは例
えば〜500μm、a−Si:Hの膜厚は例えば1〜
5μm)。またa−Si:H層自体は後記(第11図)
の蒸着法で製膜したものを用いた。なお、上記赤
外線吸収スペクトルの一例を第14図に示した
が、赤外吸収の積分強度I=∫α(ω)/ωdωを、特 定の赤外吸収帯(例えば1900〜2250cm-1)にわた
るSi−Hの伸縮振動に注目して求める。そして、
水素濃度N(cm-3)は、N=K×I(Kは定数)関
係式から求めると、図示の例では10原子%程度と
見積られる。但、これは一例であり、また他の公
知の方法に基いて水素濃度を求めることもでき
る。
このように、a−Si:H層は所定量の水素原子
の含有によつて高い光学濃度を示すものとなつて
いるから、その膜厚を薄くすることができ、次に
述べるエツチングの加工精度又はシヤープネスが
大幅に向上する。
即ち、例えば、ウエツト処理によるエツチング
の場合、第9A図の如くに、a−Si:H層3上に
公知ホトレジスト6(例えば、ネガ型のホトレジ
スト)を一様に塗布し、次いで第9B図の如く
に、予め製作した露光マスク7を配して露光す
る。露光ビーム8はマスク7の非マスク部9を通
して下地のホトレジスト6を所定パターンに感光
せしめる。
次にホトレジスト6の例えば非露光部分(ポジ
型の場合は露光部分)を現像で除去し、第9C図
の如きパターンに残す。そして、第9D図の如
く、ホトレジスト6をマスクにして下地のa−
Si:H層3をプラズマエツチングし、パターニン
グする。
第9E図は、こうして製作された露光マスク1
1を示している。
このマスク11は、第9F図の如く、例えば、
シリコンウエハ10の一主面に公知の熱酸化技術
で形成したSiO2膜13上にホトレジスト14を
塗布し、このホトレジスト上に露光マスク11を
配する。この際、マスク11のa−Si:H層3は
可視光に対し透明であるから、ウエハ10の表面
上に既に何らかのパターン(例えば素子分離用フ
イールドSiO2膜等)が存在している場合には、
そのパターンを観察でき、従つてマスク合せをよ
り正確に行なうことができる。次に、使用波長が
3000〜4400Åの例えば紫外光15を例えば200W
程度の超高圧水銀灯より照射し、マスク層3の存
在しない非マスク部分下のホトレジスト14を選
択的に露光する。a−Si:Hからなるマスク層3
は上記使用波長域では光15を通さず、充分な遮
光性を示す。更に、第9G図の如く、現像処理後
のホトレジスト14をマスクに、下地のSiO2
13をフツ酸、フツ化アンモニウム水溶液等でエ
ツチングし、ウエハ10上に所望のパターンに残
す。こうしてSiO2膜13に例えば電極又は配線
被着用のコンタクトホール16を形成できる。
上記した露光マスクの製造プロセスにおいて、
特に第9D図のエツチング段階で、プラズマエツ
チングによりドライプロセス(エツチヤントガス
は例えばCF4+O2からなる混合ガス:O2は例え
ば10%)でa−Si:H層3をエツチングすること
が極めて重要である。これを以下に説明する。
このドライエツチングに際しては、例えば第1
0図に示す如きプラズマエツチング装置を使用す
るが、ここで17は基板2を保持するホルダ、1
8はシールド用メツシユチユーブ、19はプラズ
マ発生室、20は高周波電極、21は高周波電源
である。例えば、CF4等のエツチヤントガスとO2
との混合ガス22をエツチング槽23内に導入
し、高周波電圧によるグロー放電でプラズマラジ
カルを発生せしめ、このラジカルをメツシユチユ
ーブ18の網目から反応室24内の基板2へ導入
する。これによつて、基板2上のa−Si:H層を
上述した如くにしてプラズマエツチングする。な
お、このプラズマエツチングは図示した装置に限
らず、公知の平行平板型のプラズマエツチング装
置でも可能であり、またプラズマエツチング以外
にも反応性スパツタエツチング等の他のドライエ
ツチングを適用することもできる。
こうしたプラズマ中でのドライエツチング時
に、例えばCF4とO2との混合ガスを用いているた
めに、CF4からはエツチングに関与するフツ素ラ
ジカルが生じる一方、同時に生じるフツ素の欠乏
したCFxがOと反応し、この反応時に更にフツ素
ラジカルが付加的に生じる。この結果、エツチン
グ速度が大幅に向上し、例えば0.1〜0.2μm厚のa
−Si膜で1分/100cm2にもなる。また、上記の
CFxがa−Si膜中の水素原子と反応してその重合
化が阻止されることもエツチング速度を向上させ
るのに寄与している。
また、上記のホトマスクによれば、アモルフア
ス半導体(特に、a−Si)層中に所定量の水素原
子を含有せしめたので、その製膜時に同半導体層
への残留酸素の混入が大幅に減少しており、これ
によつてマスク層としてのアモルフアス半導体層
の光学濃度が特に紫外域で向上し、露光処理時の
遮光性を二分に高めることができる。従つて、従
来のものより薄い膜厚にしても、所望の光学濃度
のホトマスクとなるので、ホトマスクへの加工の
ためのエツチング時に上記アモルフアス半導体層
のエツチング精度(加工のシヤープネス)が改善
され、所望のパターン精度又は微細パターンを得
ることが可能となる。
アモルフアス半導体層の水素原子含有量は上記
のことから、0.3〜25原子%(層中の全原子数に
対する水素原子数の割合)であるのが必須不可欠
であることが分つた。また、上記アモルフアス半
導体の一例としてa−Siを用いれば、ドライエツ
チング(例えば、フレオンガスをエツチヤントガ
スとするプラズマエツチング)を良好に行なうこ
とができるが、これは、本発明によつてa−Si膜
を薄くできるために更に結果が向上する。即ち、
上記のa−Si:H層3の膜厚は例えば1000Å程度
と薄くできるために、そのエツチング加工精度が
極めて良好となる。従つて、従来回避できなかつ
たサイドエツチングを防止して、露光マスクとし
てのパターン精度を格段に向上させることができ
る。即ち、設計線幅からのシフト量(サイドエツ
チ量)は、従来は0.3±0.2μmであつたが、本発明
では0.1±0.1μmであり、精度が大幅に向上する。
従つて、この露光マスクは、特に、半導体IC、
LSI等における微細化プロセスに非常に有用であ
る。
次に、本発明による露光マスクに加工されるべ
き露光マスク素材の製造装置を説明する。
第11図は、上述したa−Si:H層3を製膜す
るための真空蒸着装置を示す。即ち、真空槽を形
成するベルジヤー30にバタフライバルブ32を
有する排気路38を介して真空ポンプ(図示せ
ず)を接続し、これにより当該ベルジヤー30内
を予め例えば10-5〜10-7Torr(例えば5×10-6
Torr)の高真空状態としておき、当該ベルジヤ
ー30内には基板2を配置してこれをヒーター3
4により温度150〜500℃、好ましくは200〜450℃
(例えば300℃)に加熱すると共に、放電管37付
きのガス導入管36により活性化又はイオン化さ
れた水素ガスを例えば5×10-6Torrでベルジヤ
ー30内に導入しながら、基板2と対向するよう
前記ベルジヤー30内に配されたシリコン蒸発源
25からシリコンを加熱蒸発せしめる。この加熱
手段は電子銃加熱装置26による電子ビーム27
又は抵抗加熱方式によつてもよい。また、基板2
の背後電極31には負のバイアス電圧、例えば−
10kv以下の直流電圧35を印加してもよい。
前記水素ガス放電管37は、第12図に示すよ
うに、ガス入口41を有する筒状の一方の電極部
材42と、この一方の電極部材42を一端に設け
た、放電空間43を囲繞する例えば筒状ガラス製
の放電空間部材44と、この放電空間部材44の
他端に設けた、出口45を有するリング状の他方
の電極部材46とより成り、前記一方の電極部材
42と他方の電極部材46との間に直流又は交流
の電圧が印加されることにより、ガス入口41を
介して供給された水素ガスが放電空間43におい
てグロー放電を生じ、これにより電子エネルギー
的に賦活された水素原子若しくは分子より成る活
性水素及びイオン化された水素イオンが出口45
より排出される。この図示の例の放電空間部材4
4は二重管構造であつて冷却水を流過せしめ得る
構造を有し、47,48が冷却水入口及び出口を
示す。49は一方の電極部材42の冷却用フイン
である。上記の水素ガス放電管37における電極
間距離は10〜15cmであり、印加電圧は500〜
800V、放電空間43の圧力は10-2Torr程度とさ
れる。
このような蒸着装置においては、水素ガスを放
電により活性化して導入し、かつ基板2に吸収用
の負電圧を印加すると共に基板2を加熱している
ために、基板2上に堆積する厚さ例えば約1500Å
のa−Si膜中に水素原子が効果的かつ充分に取込
まれ、しかも膜中に入り込もうとするベルジヤー
内の残留酸素が効果的に排除される。従つて、得
られたa−Si:H膜の酸化が防止され、その遮光
性が向上すると共に、上記したプラズマエツチン
グ速度が良くなる。また、基板2の加熱温度は公
知のCVD装置の場合に比べて低温でよく、或い
は基板2は加熱せずに常温で操作しても差支えな
い。いずれにしても、この蒸着装置を用いれば、
大きな製膜速度で所望量の水素を含むa−Siを堆
積させることができる。
なお、上述した酸素含有a−Si層5又はSiO2
層4(第2図、第3図等参照)を形成するには、
第11図のベルジヤー内にO2を導入すればよい
が、この場合水素ガスは供給停止するか或いは供
給量を減らす。SiO2層4は更に、酸素導入下で
のSiO、SiO2の蒸着によつて形成してよい。尚、
シリコンの代りに、ゲルマニウムを用いるか、シ
リコンとゲルマニウムの同時蒸着等によつて得ら
れる膜にも、前記装置の使用により、水素を含有
させ、光学濃度を向上させることができる。
以上述べた例においては、プラズマエツチング
に使用するガスとしてCF4以外のフツ化炭素ガス
を使用してよいし、また混合する酸素の量も種々
変化させることができ、2〜50%としてよい。
また、ホトマスクの遮光層として、上述したシ
リコンの代りに、シリコンとゲルマニウムの混合
物、あるいはゲルマニウム単体等を用いて、前記
方法により製膜すると、水素を含有した光学濃度
の高いシリコンとゲルマニウムの混合物、又はゲ
ルマニウムの膜が得られる。また、この遮光層の
製膜には、上述の蒸着法以外にも、スパツタ法等
が適用可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を例示するものであつて、第1
図、第2図、第3図、第4図は露光マスク素材の
各例の断面図、第5図、第6図、第7図、第8図
は露光マスク素材又は露光マスクの各例の外形を
示す平面図、第9A図〜第9E図は露光マスクへ
の加工方法を工程順に示す断面図、第9F図及び
第9G図は露光マスクを用いて半導体を加工する
ときの主要工程の各断面図、第10図はプラズマ
エツチング装置の概略断面図、第11図は真空蒸
着装置の概略断面図、第12図はガス放電管の断
面図、第13図はa−Si中の水素原子含有量とそ
の光学濃度との関係を示すグラフ、第14図はa
−Si:H膜の赤外線吸収スペクトル図である。 なお、図面に示された符号において、1……露
光マスク素材、2……基板、3……a−Si:H
層、4,13……SiO2膜、5……反射防止膜、
11……露光マスク、6,14……ホトレジス
ト、8,15……露光ビーム、20……高周波電
極、22……CF4+O2、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 活性化又はイオン化された水素ガスを供給し
    ながらアモルフアス半導体材料を光学的に透明な
    支持体上に堆積させることによつて、0.5〜20原
    子%の水素原子を含有し、かつ、特定波長光に対
    して遮光性があり、可視光は透過させるアモルフ
    アス半導体層を前記支持体上に3000Åより薄い膜
    厚に形成し、次いでフツ化炭素ガスと酸素ガスと
    の混合ガスを用いてエツチングするに際して、混
    合ガスをプラズマエツチング装置のエツチング槽
    内に導入し、高周波電圧によるグロー放電でプラ
    ズマラジカルを発生せしめ、このラジカルをシー
    ルド間メツシユチユーブの網目から反応室内へ導
    入して前記水素原子含有アモルフアス半導体層を
    所定のマスクパターンにエツチングし、この所定
    パターンの水素原子含有アモルフアス半導体のみ
    からなる遮光層を有する露光マスクを作成する露
    光マスクの製造方法。
JP57230995A 1982-12-29 1982-12-29 露光マスクの製造方法 Granted JPS5928156A (ja)

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