JPH0548313U - 高圧トランス - Google Patents

高圧トランス

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JPH0548313U
JPH0548313U JP10661891U JP10661891U JPH0548313U JP H0548313 U JPH0548313 U JP H0548313U JP 10661891 U JP10661891 U JP 10661891U JP 10661891 U JP10661891 U JP 10661891U JP H0548313 U JPH0548313 U JP H0548313U
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JP
Japan
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high voltage
secondary winding
winding
barrier portion
voltage secondary
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正彦 本道
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Nagano Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各部における十分な絶縁を確保するととも
に、併せて全体の薄型化を達成する。 【構成】 巻線を巻回するボビン本体部3における両端
位置にそれぞれ側端バリア部4、5を設け、かつ中間位
置に一次巻線7と高圧二次巻線9を仕切る中間バリア部
6を設けたコイルボビン2を有する。一方の側端バリア
部4に一次巻線7の両端ワイヤ7s、7tを接続する端
子ピン8…を設けるとともに、他方の側端バリア部5に
高圧二次巻線9の一端ワイヤ9sを接続する端子ピン1
0…を設け、かつ中間バリア部6に高圧二次巻線9の他
端ワイヤ9tを接続する端子ピン11…を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は冷陰極放電管を点灯させる点灯装置等に用いて好適な高圧トランスに 関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ハンディパソコンと呼ばれる携帯用コンピュータ等の表示部には、バ ックライトを内蔵した液晶表示パネルが用いられる。また、バックライトには、 通常、冷陰極放電管が用いられ、この冷陰極放電管は高圧トランスを含むインバ ータ回路を用いた点灯装置により点灯する。
【0003】 ところで、携帯用コンピュータ等の薄型化に伴い、点灯装置に用いる高圧トラ ンスもより薄型化が要求されているとともに、1000〜1500Vrmsの高 電圧を出力する高圧二次巻線を有するため、高度の絶縁が要求される。
【0004】 このため、従来の高圧トランスは図5に示すようなコイルボビン51を使用し 、また、コイルボビン51のボビン本体部52における両端位置にそれぞれ側端 バリア部53、54を設け、かつ中間位置に一次巻線55と高圧二次巻線56を 仕切る中間バリア部57を設けることにより、一次巻線55と高圧二次巻線56 間の絶縁を確保していた。また、一方の側端バリア部53におけるベース部53 bに、複数の端子ピン60…を設け、各端子ピン60…に一次巻線55の両端ワ イヤ55s、55tを接続するとともに、他方の側端バリア部54におけるベー ス部54bに複数の端子ピン61…を設け、各端子ピン61…に高圧二次巻線5 6の両端ワイヤ56s、56tを接続していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の高圧トランスは、高圧二次巻線56から引出される一 端ワイヤ56s側と他端ワイヤ56t側間Hに1000〜1500Vrmsの電 位差が生ずるため、この間Hの絶縁確保が問題となる。そこで、従来は、絶縁テ ープを巻くなどにより絶縁を行っていたが、反面、高圧トランスの大型化を招き 、その薄型化を実現できない問題があった。
【0006】 本考案はこのような従来の技術に存在する課題を解決したものであり、各部に おける十分な絶縁を確保するとともに、併せて全体の薄型化を達成できる高圧ト ランスの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は巻線を巻回するボビン本体部3における両端位置にそれぞれ側端バリ ア部4、5を設け、かつ中間位置に一次巻線7と高圧二次巻線9を仕切る中間バ リア部6を設けたコイルボビン2を有する高圧トランス1を構成するに際して、 特に、一方の側端バリア部4に一次巻線7の両端ワイヤ7s、7tを接続する少 なくとも二以上の端子ピン8…を設けるとともに、他方の側端バリア部5に高圧 二次巻線9の一端ワイヤ9sを接続する少なくとも一以上の端子ピン10…を設 け、かつ中間バリア部6に高圧二次巻線9の他端ワイヤ9tを接続する少なくと も一以上の端子ピン11…を設けてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案に係る高圧トランス1によれば、中間バリア部6により一次巻線7と高 圧二次巻線9を仕切るため、一次巻線7と高圧二次巻線9間の絶縁が確保される 。また、他方の側端バリア部5に設けた端子ピン10…に高圧二次巻線9の一端 ワイヤ9sを接続するとともに、中間バリア部6に設けた端子ピン11…に高圧 二次巻線9の他端ワイヤ9tを接続するため、高圧二次巻線9の一端ワイヤ9s 側と他端ワイヤ9t側の絶縁間隔は十分となり、絶縁テープ等の絶縁手段を用い ることなく、高圧二次巻線9の一端ワイヤ9s側と他端ワイヤ9t側間の絶縁が 確保される。
【0009】
【実施例】 次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0010】 図1に示す高圧トランス1において、2はコイルボビンであり、絶縁素材によ り一体成形する。コイルボビン2は図2及び図3に示すように、巻線を巻回する ボビン本体部3を有し、このボビン本体部3は内側にコア(不図示)が挿入する 中空部3sを有するとともに、偏平な薄型をなす断面矩形の筒状に形成する。ま た、ボビン本体部2の両端位置には鍔状の側端バリア部4、5を設けるとともに 、中間位置(中央位置よりも側端バリア部4側に偏寄)には、側端バリア部4と 外形をほぼ同一とし、かつ厚さを大きく選定した中間バリア部6を設ける。さら にまた、側端バリア部4、5の下端には、それぞれ側方へ突出したベース部4b 、5bを設けるとともに、各ベース部4b、5bには複数の端子ピン8…、10 …をインサート成形等により一体に設ける。他方、中間バリア部6の下端には、 ベース部4bに対して直角方向となる両側方に突出したベース部6b、6bを設 けるとともに、各ベース部6b、6bには端子ピン11、11をインサート成形 等により一体に設ける。
【0011】 そして、ボビン本体部3における一方の側端バリア部4と中間バリア部6間に は、図1に示すように一次巻線7を巻回し、一次巻線7の両端ワイヤ7s、7t は一方の側端バリア部4に設けた端子ピン8…に絡げ、かつ半田付けにより接続 する。また、ボビン本体部3における他方の側端バリア部5と中間バリア部6間 には高圧二次巻線9を巻回し、同巻線9の一端ワイヤ9sは他方の側端バリア部 5に設けた端子ピン10に同様に接続するとともに、同巻線9の他端ワイヤ9t は中間バリア部6に設けた端子ピン11に同様に接続する。
【0012】 よって、中空部3sに不図示のコアを挿入すれば、本考案に係る高圧トランス 1が出来上がる。
【0013】 このように構成される高圧トランス1によれば、中間バリア部6により一次巻 線7と高圧二次巻線9の絶縁が確保されるとともに、高圧二次巻線9から引出さ れる一端ワイヤ9s側と他端ワイヤ9t側間の十分な絶縁間隔により、絶縁テー プ等の絶縁手段を用いることなく、高圧二次巻線9の一端ワイヤ9s側と他端ワ イヤ9t側間の絶縁が確保される。
【0014】 したがって、本考案に係る高圧トランス1は、図4に示すような冷陰極放電管 の点灯装置30に用いて最適である。同図に示す点灯装置30はインバータ回路 31、このインバータ回路31に給電する定電圧電源回路32を備える。また、 33は点灯管(冷陰極放電管)であり、バラクタコンデンサ34を介してインバ ータ回路31に備える高圧トランス1の高圧二次巻線9に接続する。35は高圧 トランス1の一次巻線7及び帰還巻線7fに接続した発振回路であり、正帰還増 幅回路を構成する。この種の点灯装置30は携帯用コンピュータ等の液晶表示パ ネルのバックライトに用いられ、薄型化が要求されるが、本考案に係る高圧トラ ンス1を用いることにより、薄型化が実現されるとともに、1000〜1500 Vrmsの高電圧に対しても十分な絶縁が確保される。
【0015】 以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこのような実施例に限定さ れるものではない。例えば、中間バリア部は必要に応じて所定間隔置きに複数設 けてもよい。その他、細部の構成、形状、数量等において、本考案の要旨を逸脱 しない範囲で任意に変更できる。
【0016】
【考案の効果】
このように、本考案に係る高圧トランスは、コイルボビンにおける一方の側端 バリア部に一次巻線の両端ワイヤを接続する少なくとも二以上の端子ピンを設け るとともに、他方の側端バリア部に高圧二次巻線の一端ワイヤを接続する少なく とも一以上の端子ピンを設け、かつ中間バリア部に高圧二次巻線の他端ワイヤを 接続する少なくとも一以上の端子ピンを設けてなるため、各部における十分な絶 縁を確保できるとともに、併せて全体の薄型化を達成できるという顕著な効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る高圧トランスのコアを除いた縦断
側面図、
【図2】同高圧トランスにおけるコイルボビンの側面
図、
【図3】図2中A−A線断面図、
【図4】同高圧トランスを用いた点灯装置の電気回路
図、
【図5】従来の技術に係る高圧トランスのコアを除いた
縦断側面図、
【符号の説明】
1 高圧トランス 2 コイルボビン 3 ボビン本体部 4 側端バリア部 5 側端バリア部 6 中間バリア部 7 一次巻線 7s… 両端ワイヤ 8… 端子ピン 9 高圧二次巻線 9s 高圧二次巻線の一端ワイヤ 9t 高圧二次巻線の他端ワイヤ 10… 端子ピン 11… 端子ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線を巻回するボビン本体部における両
    端位置にそれぞれ側端バリア部を設け、かつ中間位置に
    一次巻線と高圧二次巻線を仕切る中間バリア部を設けた
    コイルボビンを有する高圧トランスにおいて、一方の側
    端バリア部に一次巻線の両端ワイヤを接続する少なくと
    も二以上の端子ピンを設けるとともに、他方の側端バリ
    ア部に高圧二次巻線の一端ワイヤを接続する少なくとも
    一以上の端子ピンを設け、かつ中間バリア部に高圧二次
    巻線の他端ワイヤを接続する少なくとも一以上の端子ピ
    ンを設けてなることを特徴とする高圧トランス。
JP1991106618U 1991-11-29 1991-11-29 高圧トランス Expired - Lifetime JP2512880Y2 (ja)

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JP2512880Y2 JP2512880Y2 (ja) 1996-10-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11538625B2 (en) 2018-09-03 2022-12-27 Wuxi TDK-Lambda Electronics Co. Ltd Coil device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54104018U (ja) * 1977-12-30 1979-07-21
JPS5532064U (ja) * 1978-08-24 1980-03-01
JPS62250611A (ja) * 1986-04-23 1987-10-31 Kijima Musen Kk 小形巻線部品

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JP2512880Y2 (ja) 1996-10-02

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