JPH0548108B2 - - Google Patents

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JPH0548108B2
JPH0548108B2 JP59180403A JP18040384A JPH0548108B2 JP H0548108 B2 JPH0548108 B2 JP H0548108B2 JP 59180403 A JP59180403 A JP 59180403A JP 18040384 A JP18040384 A JP 18040384A JP H0548108 B2 JPH0548108 B2 JP H0548108B2
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JP
Japan
Prior art keywords
container
frozen
beverage solution
ice cubes
beverage
Prior art date
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JP59180403A
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JPS6158563A (ja
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Masaru Mizutani
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SHUGAA REDEI KK
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SHUGAA REDEI KK
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  • Confectionery (AREA)
  • Tea And Coffee (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、解凍し飲用に供する際に氷塊が存在
する状態で用いられる、氷塊を包み込んだ凍結食
品を容易に製造する方法に関する。
従来の技術 従来、凍結食品としては、アイスキヤンデー、
シヤーベツトなどの冷菓をはじめ果実、果汁など
を凍結した凍結食品が販売されているが、これを
解凍して飲用に供する際に氷塊の存在する状態で
用いられる凍結食品は実際には製造販売されてい
ない。
本発明者は、このような凍結食品の製造につい
て研究し、先に「水氷を芯体とし、その外表面の
一部又は前部に飲料溶液、健康食品溶液、炭酸ガ
ス溶液、アルコール溶液などの溶液から選ばれる
溶液の凍結層を設け、さらにその最表面を薄氷の
層で被覆したことを特徴とする凍結食品」および
この凍結食品を製造する方法を発明した(特開昭
58−134979号公報)。
発明が解決しようとする問題点 上記特開昭58−134979号の発明は、解凍して飲
用に供する際に氷塊の存在する状態で用いられる
凍結食品を製造することに関して先鞭をつけたも
のであつたが、その製造法には未だ解決すべき点
があり、いかにしたら解凍して飲用に供する際に
氷塊の存在する状態で用いられる凍結食品を容易
に経済的に製造することができるかということが
問題であつて、これを解決したのが本発明であ
る。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記の問題を解決すべくその後さ
らに研究し、飲料溶液の固形分、容器、その冷却
および凍結のやり方などの点について検討した結
果、本発明を完成するに到つた。
すなわち、本発明は全固形分として20〜50%を
有する飲料溶液をそのままもしくは0〜−5℃に
冷却し、その一部を容器を押圧することにより中
の凍結食品を容器より押し出すことができるよう
な軟質プラスチツクの容器に充填し、次に氷塊を
添加し−10℃以下で飲料溶液を凍結させて凍結し
た飲料溶液に氷塊を固定するか、あるいは上記の
飲料溶液もしくは0〜−5℃に冷却した飲料溶液
の一部を上記容器に充填し、−10℃以下で飲料溶
液を凍結させた後、氷塊を添加して凍結した飲料
溶液に氷塊を固定し、ついで上記の飲料溶液もし
くは0〜−5℃に冷却した飲料溶液の残部を充填
し、容器の上面をトツプシール又は被蓋した後、
凍結することを特徴とする、氷塊を包み込んだ凍
結食品の製造法である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において用いる飲料溶液としては、例え
ば果汁類(オレンジ、レモン、グレープなどのよ
うな)、乳飲料(乳酸飲料、発酵乳などのよう
な)、嗜好飲料(コーヒー、紅茶、チヨコレート
などのような)、健康食品飲料(ビタミン、ミネ
ラル、アミノ酸、クロロフイル、ローヤルゼリ
ー、朝鮮人参エキス、糖類、塩類、アルコールな
どのうちから適当なものを選んで配合した飲料な
どのような)などが挙げられる。
そして本発明においては、全固形分20〜50%を
有する飲料溶液が用いられる。これは、全固形分
が20%より少ない飲料溶液を用いた凍結食品の場
合は、カツプに凍結食品を移し水を加えて解凍す
る際に時間がかかり過ぎ、そのため氷塊が一部溶
解する恐れがあり、また全固形分が50%より多い
飲料溶液を用いて凍結食品を製造した場合、通常
の冷凍食品の保存温度である−15〜−20℃では凍
結食品の一部が溶解し商品価値が低下するからで
ある。
果汁飲料は果汁を濃縮し又は果汁に糖類、有機
酸類などを添加することにより、乳飲料は調合す
る原料の使用量を適当に選ぶことにより、嗜好飲
料は抽出液に適当な成分を添加することにより、
特に加糖することにより、健康食品飲料は組合せ
る成分の使用量を適宜選ぶことにより、全固形分
を20〜50%とする。
この全固形分として20〜50%を有する飲料溶液
はそのまま用いることもできるが、これを0〜−
5℃に冷却して用いるのが、その後の製造工程上
好ましい。この冷却は例えば冷却タンク又は連続
フリーザーなどを用いて行なわる。そしてこの冷
却により飲料溶液は泥状となるものもある。
つぎに、上記の飲料溶液またはこれを0〜−5
℃に冷却した飲料溶液の一部を、溶液を押圧する
ことにより中の凍結食品を容器より押し出すこと
ができるような軟質プラスチツクの容器に充填す
る。
容器を形成する軟質プラスチツクとしては、容
器を押圧することにより中の凍結食品が容器より
押し出されるようなものであればすべて用いるこ
とができるが、その具体例として例えばポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ハイイ
ンパクトスチロール、ポリエチレン−ポリスチロ
ールラミネート樹脂などが挙げられる。また容器
の厚さは約0.5〜0.8mm位であるのが好ましい。な
お、容器の形状は、氷塊を凍結食品に包み込んだ
場合、氷塊が外側面に接触する面積をできるだけ
少なくするため、容器の横断面が丸形、楕円形、
卵形、ハート形、花形、魚形などのような形状で
あるのが好ましい。
凍結食品に包み込ませる氷塊の形態としては、
例えば角形、球形、卵形、カチワリ形など任意に
選ぶことができ、その大きさも適宜選ぶことがで
きる。また氷塊は1個以上包み込ませることがで
きるが、通常1〜2個とするのがよく、比較的大
きな氷塊を1個包み込ませるのが好ましい。
上記のように飲料溶液もしくはこれを0〜−5
℃に冷却したものの一部を上記軟質プラスチツク
の容器に充填し、次に氷塊を添加し、−10℃以下
で飲料溶液を凍結させて凍結した飲料溶液に氷塊
を固定する。また、上記の飲料溶液もしくは0〜
−5℃に冷却した飲料溶液の一部を上記容器に充
填し、−10℃以下で飲料溶液を凍結させた後、氷
塊を添加して凍結した飲料溶液に氷塊を固定する
こともできる。上記の凍結は例えば−10℃以下の
冷凍庫又は−10℃以下の急速硬化トンネルを通過
させることにより行なわれる。
ついで、この氷塊が凍結した飲料溶液に固定さ
れた容器に、上記の飲料溶液もしくは0〜−5℃
に冷却した飲料溶液の残部を充填し、容器の上面
を例えばポリエチレンアルミシートなどでトツプ
シールするか又は被蓋した後、凍結する。この凍
結は、容器を−10℃以下の冷凍庫に入れるか、又
は−10℃以下の急速硬化トンネルを通過させるこ
とにより行なうことができる。上記した凍結に急
速硬化トンネルを用いる場合は、飲料溶液の冷却
から製品を得るまでの工程をコンベアなどを用い
て連続的に実施することができる。
かくして、内部に氷塊を包み込んだ凍結食品を
得ることができる。本発明の製品である凍結食品
は、その飲用に際しては、容器のトツプシール又
は蓋を除き、手で容器、特にその底部を押圧する
ことにより凍結食品をカツプなどの中に押し出
し、カツプに所定量の水を加えると、凍結した飲
料が溶解して飲料溶液になるとともに、氷塊が浮
んだ状態となり、快適に飲用することができる。
発明の効果 上記したように本発明の工程は、飲料溶液の冷
却、容器への充填、氷塊の添加、凍結という簡単
なもので、本発明では特別な複雑な工程を用いな
いので、本発明によれば、解凍し飲用に供する際
に氷塊が存在する状態で用いられる、氷塊を包み
込んだ凍結食品を容易に経済的に得ることができ
る。
実施例 次に、本発明の実施例を示すが、本発明はこれ
により制限されるものではない。
実施例 1 内径5.0cm、内容量57mlの厚さ0.8mmで容器を押
圧することにより中の凍結食品を押し出すことが
できるようなポリ塩化ビニル製容器にフリーザー
を軽く通し−5℃程度に冷却した全固形分40%
(4倍濃縮)のオレンジ果汁10mlを充填し、次に
これに2.5cm角の氷塊(たて2.5cm×よこ2.5cm×高
さ2.5cm)1ケを添加したものをネツトコンベヤ
ーに乗せてイタリヤのマーク社製急速硬化トンネ
ル(−25℃程度)を20分間通してオレンジ果汁を
凍結させて氷塊を固定化した後、残りの上記冷却
オレンジ果汁37mlを注入し、被蓋して−30℃の硬
化室に移し、2時間凍結して氷塊入りの凍結食品
を得た。
飲用に際し、凍結食品の容器の蓋をはずし、主
として容器の底部を押圧して中の凍結食品をコツ
プ内に押し出し、水道水120〜130mlを加え、しば
らく攪拌すると、氷塊入りのフレツシユなオレン
ジ果汁が得られた。
実施例 2 内容量50mlで横断面がハート形の厚さ0.6mmの
ハイインパクトスチロール容器に、フリーザーを
通し−3℃に冷却した加糖レギユラーコーヒー濃
厚抽出液(加糖して全固形分30%にしたもの)10
mlを注入し、次にこれに2.5cm角の氷塊1ケを添
加し、実施例1に記載したと同様に凍結させて氷
塊を固定化した後、上記の冷却した濃厚抽出液23
mlを充填し、以下実施例1に記載したと同様にし
て凍結食品を得た。
飲用に際し、凍結食品の容器の蓋をはずし、容
器の底部を押圧して凍結食品をコツプ内に押し出
し、水道水120〜130mlを加え、軽く攪拌すること
によつて氷塊入りの清涼感のあふれたアイスコー
ヒーが得られた。
実施例 3 ローヤルゼリー、はちみつ、りんご酢等を調合
して全固形分20%のバーモント濃厚飲料を調製
し、殺菌した後、冷却タンクで0℃まで冷却した
もの各15mlづつを、内容量が各45mlで、厚さ0.8
mmのポリエチレン−ポリプロピレンラミネート使
用の軟質な6連プラスチツク成型容器のそれぞれ
に充填した。
次に、これを実施例1に記載したと同様に急速
硬化トンネルを通して上記飲料を凍結させ、これ
に2.5cm角の氷塊を各1ケづつ添加し凍結した飲
料に氷塊を固定化した。これに再び上記の冷却し
た飲料を各12.5mlづつ充填した後、容器の上面を
アルミ−ポリエチレンフイルムを用いてヒートシ
ールすることによりトツプシールし、これをネツ
トコンベヤに乗せ−30℃のイタリヤのマーク社製
急速硬化トンネルを1時間通してバーモント凍結
食品を得た。
飲用に際し、6連のうちの1個の容器のトツプ
シールを除き、容器の底部を押圧することにより
凍結食品をコツプ内に押し出し、水道水130〜140
mlを加え、軽く攪拌するだけで氷塊の入つた清涼
感のあふれたローヤルゼリー入りバーモントドリ
ンクが得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 全固形分として20〜50%を有する飲料溶液を
    そのままもしくは0〜−5℃に冷却し、その一部
    を容器を押圧することにより中の凍結食品を容器
    より押し出すことができるような軟質プラスチツ
    クの容器に充填し、次に氷塊を添加し−10℃以下
    で飲料溶液を凍結させて凍結した飲料溶液に氷塊
    を固定するか、あるいは上記の飲料溶液もしくは
    0〜−5℃に冷却した飲料溶液の一部を上記容器
    に充填し、−10℃以下で飲料溶液を凍結させた後、
    氷塊を添加して凍結した飲料溶液に氷塊を固定
    し、ついで上記の飲料溶液もしくは0〜−5℃に
    冷却した飲料溶液の残部を充填し、容器の上面を
    トツプシール又は被蓋した後、凍結することを特
    徴とする、氷塊を包み込んだ凍結食品の製造法。
JP59180403A 1984-08-31 1984-08-31 凍結食品の製造法 Granted JPS6158563A (ja)

Priority Applications (1)

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JP59180403A JPS6158563A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 凍結食品の製造法

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JP59180403A JPS6158563A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 凍結食品の製造法

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JPS6158563A JPS6158563A (ja) 1986-03-25
JPH0548108B2 true JPH0548108B2 (ja) 1993-07-20

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ID=16082630

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JP59180403A Granted JPS6158563A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 凍結食品の製造法

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0253465A (ja) * 1988-08-18 1990-02-22 Kanebo Ltd 大型氷塊入り飲料の製法
BR9608166A (pt) * 1995-05-03 1999-02-09 Unilever Nv Confeito gelado deformável
DE102015122610B4 (de) * 2015-12-22 2020-04-09 Kukki Gmbh Verfahren zur Abfüllung eines Getränkes mit Eisformlingen in ein Gefäß
DE102017119688A1 (de) 2017-08-28 2019-02-28 Nadja Sidikjar Fertigprodukt und Verfahren zur Herstellung eines Kaltgetränkes

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JPS6158563A (ja) 1986-03-25

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