JPH0548031Y2 - - Google Patents

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JPH0548031Y2
JPH0548031Y2 JP1987186762U JP18676287U JPH0548031Y2 JP H0548031 Y2 JPH0548031 Y2 JP H0548031Y2 JP 1987186762 U JP1987186762 U JP 1987186762U JP 18676287 U JP18676287 U JP 18676287U JP H0548031 Y2 JPH0548031 Y2 JP H0548031Y2
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evaporator
partition plate
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absorption
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は蒸発器と吸収器を同一の容器内に形成
すると共にその容器の底部を仕切板で仕切つて冷
媒液溜と吸収液溜とを形成した吸収冷凍機や吸収
ヒートポンプなど〔以下、吸収冷凍機という〕の
改良に関する。
(ロ) 従来の技術 上記した吸収冷凍機の従来の技術として、例え
ば第2図に示すように、単一の鋼製の仕切板SK
で容器EA底に蒸発機Eの冷媒液溜20と吸収機
Aの吸収液溜21とを形成したもの〔特公昭58−
44183号公報参照〕がある。
また、別の従来の技術として、第3図に示すよ
うに、容器EA底部をくぼませて設けた仕切板SL
で冷媒液溜20と吸収液溜21とを形成したもの
〔実公昭47−7176号公報参照〕がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 第2図に示した従来のものにおいては、吸収液
溜21の40℃前後の吸収液の熱が鋼製の仕切板
SK経由で冷媒液溜20の5℃前後の冷媒液へ伝
わりやすく、この冷媒液の温度上昇を招きやすい
ため、その分、熱ロスを生じて効率が低下しやす
い問題点がある。
また、第3図に示した従来のものにおいては、
鋼製の仕切SL経由での吸収液から冷媒液の放熱は
少ないものの、吸収液から仕切板SLのくぼみLの
外気への放熱やくぼみLの外気から冷媒液への伝
熱による冷媒液の温度上昇を招きやすいため、効
率の低下を生じやすい問題点がある。
さらに、上記熱ロスによる効率の低下あるいは
外気から冷媒液への熱伝導による冷媒液の温度上
昇による効率の低下を防止するために、蒸発器と
吸収器とを収納した器胴の下部に2枚の仕切板を
それぞれ間隔を存して設け、これら2枚の仕切板
の蒸発器側に冷媒液溜を形成し、吸収器側に吸収
液溜を形成した高温再生器〔特開昭57−198972号
公報参照〕がある。そして、両仕切板の間に形成
されたスペースの上端は蒸発器と吸収器との連通
部の下で蒸発器側に開口している。
しかしながら、上記高温再生器では、器胴内で
飛散して連通部のエリミネーターにかかつた吸収
液がエリミネーターから仕切板に流れて開口に伝
わり、開口からスペース内に流れてスペース内に
次第に溜り、溜つた吸収液のために吸収液溜の吸
収液から冷媒液溜の冷媒液への熱伝導が発生し、
運転効率が低下する問題点がある。
本考案は、これらの問題点に鑑み、蒸発器の冷
媒液溜の冷媒液の温度上昇を緩和して効率の低下
を軽減すると共に、両仕切板の間のスペースに入
る吸収液を僅かに抑え、且つ、スペースに吸収液
が溜つた場合にも、吸収液をスペースから流出さ
せて効率の低下を軽減することの可能な吸収冷凍
機の提供を目的としたものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上記の問題点を解決を解決するため
に、蒸発器と吸収器を同一の容器内に形成し、蒸
発器の下部に仕切板を設けてこの仕切板の蒸発器
側には冷媒液溜を形成し、仕切板の吸収器側の吸
収器下部に吸収液溜を形成し、仕切板の上方にて
蒸発器と吸収器とをエリミネーターを介して連通
させ、冷媒液用ポンプを備えた冷媒液還流用の管
路を蒸発器に接続した吸収冷凍機において、上記
仕切板と間隔を存して別の仕切板を設け、両仕切
板のうち一方の仕切板の蒸発器側に冷媒液溜を形
成し、他方の仕切板の吸収器側に吸収液溜を形成
し、これらの仕切板の間に形成されたスペースを
上記容器の気相部と連通させ、スペースの上端開
口をエリミネーターの下方に設け、且つ、上記冷
媒液用ポンプの吐出側の冷媒液還流用の管路とス
ペースとを結ぶ弁を備えた管路を設けた構成とし
たものである。
(ホ) 作用 本考案の吸収冷凍機においては、上記スペース
が断熱の作用をもち、吸収液溜の吸収液から冷媒
液溜の冷媒液への熱の移動による熱ロスを小さく
して吸収冷凍機の効率低下を軽減することができ
るのはもちろん、スペースに入る吸収液の量を開
口上方を覆うエリミネーターによつて大幅に低減
し、且つ、スペースに吸収液が入り溜つた場合に
も、弁を開き冷媒液用ポンプから管路を介して冷
媒液をスペースに流し、吸収液を希釈しつつスペ
ースから流出させ、その後、弁を閉じて残つた冷
媒液は蒸発するため、スペースによる断熱を回復
することができる。
(ヘ) 実施例 第1図は本考案の一実施例としての吸収冷凍機
の概略構成説明図である。
第1図において、GCは発生器Gと凝縮器Cと
を形成した容器〔以下、発生凝縮器という〕、EA
は蒸発器Eと吸収器Aとを形成した低圧側容器
〔以下、蒸発吸収器という〕、HAは溶液熱交換器、
PAは吸収液用ポンプ、PRは冷媒液用ポンプであ
り、これら機器は希吸収液用の管路1,2,3、
濃吸収液用の管路4,5、冷媒液流下用の管路
6、冷媒液還流用の管路7,8で接続されて従来
の吸収冷凍機と同様の冷媒〔水〕および吸収液
〔臭化リチウム水溶液〕の循環路が形成されてい
る。
9は発生器Gの加熱器、10は吸収器Aの冷却
器、11は凝縮器Cの冷却器、12は蒸発器Eの
熱交換器である。また、13,14は加熱器9と
接続した熱源流体用管路、15,16,17は冷
却器10,11を直列に結んだ冷却水用管路、1
8,19は熱交換器12と接続した冷水用管路で
ある。
SRは蒸発吸収器EA内に設けた仕切板で、この
仕切板SRの蒸発器側に仕切板SRと蒸発吸収器EA
の器壁とで冷媒液溜20が形成されている。ま
た、SAは前記仕切板SRと所定の間隔をおいて蒸
発吸収器EA内に設けた別の仕切板であり、この
仕切板Saの吸収器側にこの仕切板Saと蒸発吸収器
EAの器壁とで吸収液溜21が形成されているそ
して、SPは仕切板SRと仕切板SAとの間のスペー
スで、このスペースは蒸発吸収器EAの気相部と
連通している。なお、22はエリミネーターであ
る。
また、Tは管路8とスペースSPとを結んだ管路
であり、これには弁Vが備えてある。
上記のような構成の吸収冷凍機〔以下、本機と
いう〕においては、その定常運転時、従来の吸収
冷凍機と同様、蒸発吸収機EA内圧は7mmHg程度
に保たれ、冷媒液溜20の冷媒液の温度、吸収液
溜SAの希吸収液の温度はそれぞれ5℃程度、40
℃程度に保たれている。そして、本機において、
仕切板SRと仕切板SAとによつて形成され、冷媒
液溜20と吸収液溜21との間に設けられたスペ
ースSPが蒸発吸収機EAの気相部と連通して7mm
Hg程度の真空状態に保たれており、スペースSP
の熱伝導度は鋼製の各仕切板SR,SAにくらべて
著しく小さい。それ故、本機においては、吸収液
溜21の吸収液から冷媒液溜20の冷媒液への伝
熱量が第2図に示した従来のものにくらべて大幅
に少なくなり、その分、熱ロスが減る。また、本
機の冷媒液溜20、吸収液溜21と外気との熱交
換面積も第3図に示した従来のもののそれにくら
べて小さいので、外気から冷媒液溜20の冷媒液
への入熱による冷媒液の温度上昇や吸収液溜21
の吸収液から外気への放熱ロスを従来のものより
も小さくすることができる。
このように、本機は、その運転中の熱ロスを従
来のものよりも小さくでき、その分、効率低下を
軽減できるという実用的価値を有する。
なお、蒸発吸収機EA内で飛散した吸収液が、
スペースSPへ入り、このスペースに溜つた場合、
弁Vを開いて冷媒液を流すことにより、スペース
SPの吸収液を希釈しつつ吸収液溜21へ戻し、そ
の後、弁Vを閉じる。スペースSPに流入させた冷
媒液は本機の運転中に徐々に蒸発するので、スペ
ースSPは再び7mmHg程度の真空状態に復帰する。
図示していないが、弁V付きの管路Tの下端は管
路1と接続しても良い。
また、Sは発生凝縮器GCに設けた仕切板の間
のスペースである。なお、図示していないが、ス
ペースSと吸収液溜21とを弁付きの管路で結ぶ
ことは勿論である。
(ト) 考案の効果 以上のとおり、本考案は、蒸発器の下部に設け
られた仕切板と間隔を存して別の仕切板を設け、
両仕切板のうち一方の仕切板の蒸発器側に冷媒液
溜を形成し、他方の仕切板の吸収器側に吸収液溜
を形成し、これらの仕切板の間に形成されたスペ
ースを容器の気相部と連通させ、スペースの上端
開口をエリミネーターの下方に設け、且つ、冷媒
液用ポンプの吐出側の冷媒液還流用の管路とスペ
ースとを結ぶ弁を備えた管路を設けたので、吸収
液溜の吸収液から冷媒液溜の冷媒液への熱伝導に
よる熱ロスを軽減することができ、吸収冷凍機の
運転効率の低下を少なくすることができるのはも
ちろん、スペースに入る吸収液の量をエリミネー
タによつて僅かに抑えることができ、且つ、吸収
液がスペースに溜つた場合には、冷媒液用ポンプ
の吐出側の冷媒液還流用の管路とスペースとを結
ぶ管路の弁を開き、冷媒液をスペースに流すこと
によつてスペースの吸収液をスペースから流出さ
せてスペースによる断熱を回復することができ、
この結果、熱ロスを低減して吸収冷凍機の運転効
率の低下を確実に少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての吸収冷凍機
の概略構成説明図、第2図、第3図は、それぞ
れ、従来の吸収冷凍機の蒸発吸収器の概略構成説
明図である。 E……蒸発器、A……吸収器、G……発生器、
C……凝縮器、EA……蒸発吸収器、GC……発生
凝縮器、20……冷媒液溜、21……吸収液溜、
SR,SA……仕切板、SP……スペース、22……
エリミネーター、T……管路、V……弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蒸発器と吸収器を同一の容器内に形成し、蒸発
    器の下部に仕切板を設けてこの仕切板の蒸発器側
    には冷媒液溜を形成し、仕切板の吸収器側の吸収
    器下部に吸収液溜を形成し、仕切板の上方にて蒸
    発器と吸収器とをエリミネーターを介して連通さ
    せ、冷媒液用ポンプを備えた冷媒液還流用の管路
    を蒸発器に接続した吸収冷凍機において、上記仕
    切板と間隔を存して別の仕切板を設け、両仕切板
    のうち一方の仕切板の蒸発器側に冷媒液溜を形成
    し、他方の仕切板の吸収器側に吸収液溜を形成
    し、これらの仕切板の間に形成されたスペースを
    上記容器の気相部と連通させ、スペースの上端開
    口をエリミネーターの下方に設け、且つ、上記冷
    媒液用ポンプの吐出側の冷媒液還流用の管路とス
    ペースとを結ぶ弁を備えた管路を設けたことを特
    徴とする吸収冷凍機。
JP1987186762U 1987-12-07 1987-12-07 Expired - Lifetime JPH0548031Y2 (ja)

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JPH0191852U JPH0191852U (ja) 1989-06-16
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5645064A (en) * 1979-09-21 1981-04-24 Hitachi Ltd Under coating film structure of thin film hybrid circuit
JPS57198972A (en) * 1982-05-24 1982-12-06 Hitachi Ltd High-temperature regenerator

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5645064A (en) * 1979-09-21 1981-04-24 Hitachi Ltd Under coating film structure of thin film hybrid circuit
JPS57198972A (en) * 1982-05-24 1982-12-06 Hitachi Ltd High-temperature regenerator

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JPH0191852U (ja) 1989-06-16

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