JP3215248B2 - 吸収冷温水機・冷凍機における冷媒凍結防止装置 - Google Patents

吸収冷温水機・冷凍機における冷媒凍結防止装置

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JP3215248B2
JP3215248B2 JP34496193A JP34496193A JP3215248B2 JP 3215248 B2 JP3215248 B2 JP 3215248B2 JP 34496193 A JP34496193 A JP 34496193A JP 34496193 A JP34496193 A JP 34496193A JP 3215248 B2 JP3215248 B2 JP 3215248B2
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evaporator
inner chamber
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absorber
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邦彦 中島
修 大石
晋 上岡
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Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収冷温水機・冷凍機
における蒸発器内の冷媒戻し部内室の冷媒凍結防止装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吸収剤として例えば、臭化リチウ
ムを用い、冷媒として例えば、水を用いる吸収冷温水機
が一般に知られている。従来の吸収冷温水機は、一例と
して、図8に示すような構成である。1は上部低温胴
で、低温再生器2及び凝縮器3から構成され、さらに凝
縮器3内の下部には冷媒溜り4が設けられる。5は下部
低温胴で、蒸発器6及び吸収器7で構成される。8は高
温再生器で、燃焼室9、熱回収器10、気液分離器1
1、排気筒12及び燃焼装置13から構成される。その
他に、低温熱交換器14、高温熱交換器15などが構成
機器となる。吸収器7内の下部の液溜り16の希液は、
低温ポンプ17により管路18、19、低温熱交換器1
4、管路20を経て、低温再生器2に送られる。この希
液は管路21から流入してきた高温の冷媒蒸気によって
加熱され、中間濃度まで濃縮される。この中間濃度の液
は二分される。二分された液の一方は、高温ポンプ22
により管路23、24、高温熱交換器15、管路25を
経て高温再生器8に送られる。この中間濃度液は燃焼装
置13によって加熱され、熱回収器10を上昇し、気液
分離器11に入り、冷媒蒸気と濃液とに分離される。こ
の濃液は高温再生器8内の圧力約650mmHgと、下部低
温胴5の内部の圧力約6mmHgとの差圧により、濃液管路
26、高温熱交換器15、管路27を経て、先に分流し
てきた管路28からの中間液(二分された液の他方)と
混合し、混合濃液になって低温熱交換器14に入り、管
路29を通り散布装置30により、吸収器7の伝熱管上
に散布され、液溜り16に戻る循環がなされる。
【0003】一方、気液分離器11で分離された冷媒蒸
気は、管路21を経て低温再生器2に入り、液を加熱し
て凝縮・液化し、管路46から凝縮器3に入る。また低
温再生器2において、希液が中間濃度液に濃縮されると
きに発生した冷媒蒸気は、上部空間から凝縮器3に入っ
て凝縮し、冷媒液となる。これらの凝縮した冷媒水は、
管路31を経て蒸発器6に入り、下部溜り32に蓄積さ
れる。この冷媒水は冷媒ポンプ33により管路34、3
5を経て、散布装置36により蒸発器6の伝熱管上に散
布される。冷房に供するための冷水は、管路37から蒸
発器6に入り、滴下する冷媒の蒸発潜熱により冷却さ
れ、管路38から流出する。冷却水は管路39、40、
41を経て流出し、途中の吸収器7では吸収熱を、凝縮
器3では凝縮熱を奪い系外に持ち出す。また、冷暖切替
弁60を開き、さらに管路39に供給する冷却水を止め
ることにより、管路38から温水を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
吸収冷温水機や吸収冷凍機は、円筒状の下部低温胴5内
に、蒸発器6と吸収器7とを横方向に配置し、一方、下
部低温胴5とは別体の上部低温胴1内に凝縮器3と低温
再生器2とを配置するものであった。このため、機械幅
が大きくなり、特に大容量機の場合、トレーラ等で輸送
する時は、低温胴と高温再生器8とを分割し、さらに下
部低温胴5と上部低温胴1とを切り離さなければならな
かった。低温胴(上部+下部)と高温再生器、下部低温
胴5と上部低温胴1は真空配管で接続されており、これ
を切断し輸送して、現地で組み立て溶接した後、再び真
空テストを行なわなければならず、切断・溶接作業、真
空テスト装置の運搬作業、真空テスト作業等のために、
多大のコストがかかっていた。また、機械幅が大きいた
め、現地の機械室への搬入が困難であった。
【0005】このように、従来のものは、機械が大きい
ので、とくに大容量機は低温胴(上部+下部)と高温再
生器とに、また、場合によっては、上部低温胴、下部低
温胴、高温再生器に分割しなければならなかった。本発
明者らは、上記の諸点に鑑み、吸収器、蒸発器、低温再
生器、凝縮器を1つの略直方体状の箱型本体内に縦方向
に収納して、本体内の空間を有効に利用するとともに、
凝縮器の冷媒を冷媒戻し部を通して蒸発器に戻すように
し、かつ、蒸発器と吸収器との間の冷媒溜りの形状を冷
媒蒸気の流れ易い特定の形状にすること等により、本体
幅を縮小化した低温胴を構成し、この低温胴と高温再生
器等とを一体としてエレメントとし、これにより、本体
を切断・分離することなくトレーラ等で輸送することが
でき、かつ、機械室への搬入が容易にでき、現地で複数
個を横方向に並列設置するか、または横方向に並べ、か
つ上下方向に積んで設置することにより、容易に大型化
を図ることができる吸収冷凍機・冷温水機エレメント及
び吸収冷凍機・冷温水機を開発し、特許出願している
(特願平4−183133号)。
【0006】しかし、上記のような、凝縮器の冷媒を冷
媒戻し部を通して蒸発器に戻す構造の吸収冷温水機・冷
凍機において、バーナの燃焼がOFFとなった場合や、
加熱源蒸気の供給がOFFとなるような制御状態では、
再生冷媒が発生せず、凝縮冷媒は冷媒戻し部の内室に流
れない。このような状態では、内室の冷媒は新しい冷媒
に入れ替わることなく、内部に滞留したままとなる。さ
らに、このような状態で低冷却水温度、低負荷時等、蒸
発器の圧力・温度が冷媒が凍結する程まで下がった場
合、冷媒戻し部の内室の冷媒は凍結してしまう。そし
て、次に燃焼がONとなった場合、再生冷媒は内室を通
って蒸発器に流れることができず、凝縮器に多量に溜っ
てしまう。
【0007】凝縮器に定格値以上冷媒が溜り、液・冷媒
量バランスがくずれると吸収器溜りの液量が減り、吸収
液ポンプの送液量が著しく減ったり送液できなくなった
りする。ひいては、吸収液濃度が上がって結晶したり、
高温胴の空釜運転といった重大トラブルに進んでしまう
ことがある。本発明の目的は、冷媒再循環管を設け、冷
媒戻し部の内室に少量の冷媒を常時流して、再生冷媒が
発生しない時でも、内部の冷媒を常に流動させて凍結を
防止するようにした吸収冷温水機・冷凍機における冷媒
凍結防止装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の装置は、図1〜図3に示すように、本体
51内の底部に配置された吸収器52と、この吸収器の
上側に配置された蒸発器53と、この蒸発器の上側に仕
切板56を介して配置された低温再生器54及び凝縮器
55と、蒸発器と吸収器との間に設けられた冷媒溜り5
7とから低温胴を構成し、蒸発器53と冷媒溜り57と
の間に、内室73と外箱74とからなり内室の長手方向
に多数の小孔75を穿設するとともに、外箱の長手方向
に多数の小孔76を穿設した冷媒戻し部77を蒸発器全
長にわたって設け、内室73と凝縮器底部の冷媒溜り6
0とを凝縮ドレン管82を介して接続して、内室73に
凝縮冷媒液を通し、外箱74と内室73との間をフラッ
シュ室78とし、蒸発器底部の冷媒溜り57と蒸発器上
部の冷媒散布管61とを冷媒ポンプ65を備えた散布用
冷媒循環管84を介して接続し、この散布用冷媒循環管
84と前記凝縮ドレン管82とを冷媒再循環管86を介
して接続したことを特徴としている。
【0009】また、本発明の他の装置は、図4に示すよ
うに、本体51内の底部に配置された吸収器52と、こ
の吸収器の上側に配置された蒸発器53と、この蒸発器
の上側に仕切板56を介して配置された低温再生器54
及び凝縮器55と、蒸発器と吸収器との間に設けられた
冷媒溜り57とから低温胴を構成し、蒸発器53と冷媒
溜り57との間に、内室73と外箱74とからなり内室
の長手方向に多数の小孔75を穿設するとともに、外箱
の長手方向に多数の小孔76を穿設した冷媒戻し部77
を蒸発器全長にわたって設け、内室73と凝縮器底部の
冷媒溜り60とを凝縮ドレン管82を介して接続して、
内室73に凝縮冷媒液を通し、外箱74と内室73との
間をフラッシュ室78とし、蒸発器底部の冷媒溜り57
と蒸発器上部の冷媒散布管61とを冷媒ポンプ65を備
えた散布用冷媒循環管84を介して接続し、吸収器底部
の吸収液溜り63と低温熱交換器14とを低温ポンプ6
4を備えた吸収液管路19を介して接続し、この吸収液
管路19と前記凝縮ドレン管82とを切替弁88を備え
た吸収液循環管90を介して接続したことを特徴として
いる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。な
お、実施例では、一例として吸収冷温水機の場合につい
て説明する。
【0011】図1は、本発明の冷媒凍結防止装置の一実
施例を示し、図2及び図3は、冷媒戻し部の一例を示
し、図5は図1における吸収冷温水機エレメント(モジ
ュール)の要部である低温胴50の断面を示している。
51は略直方体状の箱型本体で、この本体51内の底部
に吸収器52が配置され、この吸収器の上側に蒸発器5
3が配置される。さらにこの蒸発器53の上側に仕切板
56を介して低温再生器54及び凝縮器55が配置され
る。そして、蒸発器53と吸収器52との間に、略V字
型の冷媒溜り57が設けられる。この冷媒溜りは略U字
型としても良い。
【0012】本体51内における真空度の高い部分の壁
面は、壁面に凹凸部59を設けて補強している。このた
め、壁面の肉厚を従来の円筒型の場合と同程度に薄くす
ることができる。凹凸部59は、本体の長手方向に設け
てもよく、またはスポット状に設けてもよい。58はバ
ッフルプレート、60は冷媒溜り、61は冷媒散布管、
62は吸収液散布管、63は吸収液溜り、64は低温ポ
ンプ、65は冷媒ポンプである。蒸発器53の伝熱管と
接触して蒸発した冷媒蒸気は、下降し、略V字型の冷媒
溜り57の側面から底面に沿って流れ、吸収器52内に
円滑に流入する。このように、略直方体状の箱型本体5
1内に、下から吸収器52、蒸発器53、低温再生器5
4及び凝縮器55を配置し、冷媒溜り57を略V字型又
は略U字型にすることにより、本体51内の空間を有効
に使用できて、本体51の幅を従来の円筒型とするより
も、大幅に小さくすることができる。
【0013】また、蒸発器53の側部には、図1、図5
及び図6に示すようなエリミネータ66を、冷媒蒸気の
通路69が上に行くにつれて狭くなるように、斜め方向
に配置している。このエリミネータ66は、多数の傾斜
板67と、傾斜板の上端に連設された、上方向に折れ曲
がった折り返し部68と、傾斜板の上端に連設された、
下方向に湾曲した整流部65′とからなり、蒸発器53
の伝熱管と接触して蒸発した冷媒蒸気を図6に示す矢印
の方向に流し、液滴を折り返し部68で止めて傾斜板6
7に沿って流下させるとともに、整流部65′により冷
媒蒸気を下方に(吸収器に向けて)スムーズに流す。な
お、折り返し部68は角ばった形状に図示しているが、
湾曲状にしても差し支えない。また、吸収器52内の一
部、例えば中央部に、図1、図5及び図7に示すよう
に、上端が閉止した囲み部材70を設けて、圧力のより
低い空間部71を形成し、この空間部71に抽気管72
を接続している。このため、吸収器52内の不凝縮ガス
を1箇所に効率良く集めて抽気することができる。
【0014】さらに、蒸発器53と冷媒溜り57との間
に、図1、図2及び図5に示すように、内室73と外箱
74とからなり、内室及び外箱の長手方向に多数の小孔
75、76を穿設し、さらに外箱に切欠76′を穿設し
た冷媒戻し部77が設けられる。内室の小孔75と外箱
の小孔76とは、位置をずらして、例えば、小孔75を
内室の上部に、小孔76を外箱の下部に設けるのが望ま
しい。さらに、外箱の底面の両側に、斜め上方に向くガ
イド部材74′が設けられる。そして、内室73に凝縮
器からの凝縮冷媒液を通し、外箱と内室との間のフラッ
シュ室78に小孔75から噴出させ、冷媒蒸気と冷媒液
とを分離し、分離後の冷媒蒸気と冷媒液とを下方へ流し
て、冷媒蒸気を切欠76′から流出させるようにし、冷
媒液は下方の外箱の小孔76から流出させるようにして
いる。
【0015】図8に示す従来の吸収冷温水機において
は、凝縮器3から蒸発器6に導かれた凝縮冷媒液は、蒸
発器6内でフラッシュする。そして、蒸発器6の一部で
冷媒蒸気の流速を落とすために、断面の大きな部屋とす
る必要があった。図2に示すように、2重構造の冷媒戻
し部77とし、内室と外箱との間をフラッシュ室78と
し、蒸発器53の全長を使用するように構成することに
より、冷媒戻し部77をコンパクトな断面形状にするこ
とができる。このように、図5に示す構造に加えて、図
2、図6、図7に示す構造を採用することにより、吸収
冷温水機エレメントの低温胴50の幅を一層縮小するこ
とができるとともに、スリムで、かつコンパクトな形状
にすることができる。このため、低温胴50と高温再生
器等とを一体化しても、全体としてスリムでコンパクト
な形状にすることができる。また、図3に示すように、
外箱74を管状にして、冷媒戻し部77を2重管構造と
することも可能である。
【0016】再び図1及び図2において、冷媒戻し部7
7の内室73と凝縮器底部の冷媒溜り60とを凝縮ドレ
ン管82を介して接続して、内室73に凝縮冷媒液を流
通させ、外箱74と内室73との間をフラッシュ室78
としている。また、蒸発器底部の冷媒溜り57と蒸発器
内上部の冷媒散布管61とを冷媒ポンプ65を備えた散
布用冷媒循環管84を介して接続している。そして、こ
の散布用冷媒循環管84と前記凝縮ドレン管82とを冷
媒再循環管86を介して接続している。87はオリフィ
スである。なお、オリフィス87の代わりに弁を設ける
ことも可能である。
【0017】冷媒ポンプ65は、通常、常時作動してお
り、このため、冷媒液は常時凝縮ドレン管82内に供給
されて、冷媒戻し部77の内室73に導入され、内室7
3内の凍結が防止される。再生冷媒の発生がなく、か
つ、冷媒ポンプ65が停止した場合には、冷媒戻し部7
7の内室73に溜った冷媒は、そのヘッド差により冷媒
再循環管86を逆流するので、内室73に冷媒は溜ら
ず、凍結することはない。なお、これらの作用は、実機
でテストし実証済みである。
【0018】図4は、本発明の装置の他の実施例を示し
ている。すなわち、吸収器底部の吸収液溜り63と低温
熱交換器14とを低温ポンプ64を備えた吸収液管路1
9を介して接続し、この吸収液管路19と凝縮器からの
凝縮ドレン管82とを切替弁88を備えた吸収液循環管
90を介して接続している。
【0019】低冷却水温度、低負荷時等により、蒸発器
の圧力・温度が、冷媒が凍結する程度まで下がった場合
に、切替弁88を開とし、吸収器底部の冷媒液溜り63
の液を、低温ポンプ64により吸収液循環管90を介し
て凝縮ドレン管82に供給して、冷媒戻し部77の内室
73に導入し、内室73内の凍結を防止する。
【0020】また、本発明の装置の他の実施例として、
図1に示す冷媒再循環管86と、図4に示す吸収液循環
管90との両方を設けることもある。また、本発明は、
図1及び図5に示すような吸収冷温水機の構造に限定さ
れるものではなく、凝縮器の冷媒を冷媒戻し部を通して
蒸発器に戻す構造のものであれば、これに適用すること
ができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1)冷媒再循環管86を設ける場合は、冷媒戻し部の
内室73に少量の冷媒を常時流すことにより、再生冷媒
が発生しない時でも、内室73の内部の冷媒を常に流動
させて、凍結を防止することができる。 (2)吸収液循環管90を設ける場合は、冷媒戻し部の
内室73に少量の吸収液を流すことにより、再生冷媒が
発生しない時でも、内室73の内部の冷媒又は吸収液を
流動させて、凍結を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収冷温水機・冷凍機における冷媒凍
結防止装置の一実施例を示す説明図である。
【図2】図1における冷媒戻し部の一例を示す拡大断面
図である。
【図3】図1における冷媒戻し部の他の例を示す拡大断
面図である。
【図4】本発明の装置の他の実施例を示す説明図であ
る。
【図5】図1及び図4における吸収冷温水機エレメント
(モジュール)の要部である低温胴の一例を示す拡大断
面説明図である。
【図6】図1及び図5におけるエリミネータの一例の詳
細を示す拡大説明図である。
【図7】図1及び図5における抽気用の囲み部材の一例
を示す斜視図である。
【図8】従来の吸収冷温水機のフローを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
19 吸収液管路 49 吸収冷凍機・冷温水機エレメント 50 低温胴 51 箱型本体 52 吸収器 53 蒸発器 54 低温再生器 55 凝縮器 56 仕切板 57 冷媒溜り 60 冷媒溜り 61 冷媒散布管 63 吸収液溜り 64 低温ポンプ 65 冷媒ポンプ 65′整流部 66 エリミネータ 67 傾斜板 69 冷媒蒸気の通路 70 囲み部材 71 空間部 72 抽気管 73 内室 74 外箱 74′ガイド部材 75 小孔 76 小孔 76′切欠 77 冷媒戻し部 78 フラッシュ室 80 高温再生器 82 凝縮ドレン管 84 散布用冷媒循環管 86 冷媒再循環管 87 オリフィス 88 切替弁 90 吸収液循環管
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−215431(JP,A) 特開 平2−203166(JP,A) 実開 平2−28051(JP,U) 実開 平4−36570(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 15/00 303 F25B 15/00 306 F25B 39/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(51)内の底部に配置された吸収
    器(52)と、 この吸収器の上側に配置された蒸発器(53)と、 この蒸発器の上側に仕切板(56)を介して配置された
    低温再生器(54)及び凝縮器(55)と、 蒸発器と吸収器との間に設けられた冷媒溜り(57)と
    から低温胴を構成し、 蒸発器(53)と冷媒溜り(57)との間に、内室(7
    3)と外箱(74)とからなり内室の長手方向に多数の
    小孔(75)を穿設するとともに、外箱の長手方向に多
    数の小孔(76)を穿設した冷媒戻し部(77)を蒸発
    器全長にわたって設け、 内室(73)と凝縮器底部の冷媒溜り(60)とを凝縮
    ドレン管(82)を介して接続して、内室(73)に凝
    縮冷媒液を通し、外箱(74)と内室(73)との間を
    フラッシュ室(78)とし、 蒸発器底部の冷媒溜り(57)と蒸発器上部の冷媒散布
    管(61)とを冷媒ポンプ(65)を備えた散布用冷媒
    循環管(84)を介して接続し、 この散布用冷媒循環管(84)と前記凝縮ドレン管(8
    2)とを冷媒再循環管(86)を介して接続したことを
    特徴とする吸収冷温水機・冷凍機における冷媒凍結防止
    装置。
  2. 【請求項2】 本体(51)内の底部に配置された吸収
    器(52)と、 この吸収器の上側に配置された蒸発器(53)と、 この蒸発器の上側に仕切板(56)を介して配置された
    低温再生器(54)及び凝縮器(55)と、 蒸発器と吸収器との間に設けられた冷媒溜り(57)と
    から低温胴を構成し、 蒸発器(53)と冷媒溜り(57)との間に、内室(7
    3)と外箱(74)とからなり内室の長手方向に多数の
    小孔(75)を穿設するとともに、外箱の長手方向に多
    数の小孔(76)を穿設した冷媒戻し部(77)を蒸発
    器全長にわたって設け、 内室(73)と凝縮器底部の冷媒溜り(60)とを凝縮
    ドレン管(82)を介して接続して、内室(73)に凝
    縮冷媒液を通し、外箱(74)と内室(73)との間を
    フラッシュ室(78)とし、 蒸発器底部の冷媒溜り(57)と蒸発器上部の冷媒散布
    管(61)とを冷媒ポンプ(65)を備えた散布用冷媒
    循環管(84)を介して接続し、 吸収器底部の吸収液溜り(63)と低温熱交換器(1
    4)とを低温ポンプ(64)を備えた吸収液管路(1
    9)を介して接続し、 この吸収液管路(19)と前記凝縮ドレン管(82)と
    を切替弁(88)を備えた吸収液循環管(90)を介し
    て接続したことを特徴とする吸収冷温水機・冷凍機にお
    ける冷媒凍結防止装置。
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