JP2000266476A - 熱交換器及び吸収冷凍機 - Google Patents

熱交換器及び吸収冷凍機

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JP2000266476A
JP2000266476A JP11069634A JP6963499A JP2000266476A JP 2000266476 A JP2000266476 A JP 2000266476A JP 11069634 A JP11069634 A JP 11069634A JP 6963499 A JP6963499 A JP 6963499A JP 2000266476 A JP2000266476 A JP 2000266476A
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JP
Japan
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heat transfer
transfer tube
tube
outer peripheral
peripheral surface
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JP11069634A
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English (en)
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浩一 ▲高▼木
Koichi Takagi
Atsushi Sasaki
惇 佐々木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収冷凍機の吸収器等の熱交換器の熱交換効
率を向上させる。 【解決手段】 蒸発器10の蒸発器チューブ11と、吸
収器20の吸収器チューブ21は、U字管であり垂直方
向に伸びた状態で配置されている。チューブ11内には
冷水W1が流れ、その外周面を濡らししつつ冷媒Rが流
下することにより、冷水W1と冷媒Rとの間で熱交換が
行われる。チューブ21内には冷却水W2が流れ、その
外周面を濡らししつつ臭化リチウム溶液Yが流下するこ
とにより、冷却水W2と臭化リチウム溶液Yとの間で熱
交換が行われる。このとき、チューブ11,21が垂直
方向配置されているため、外周面を流下する冷媒R,臭
化リチウム溶液Yは、外周面の全面を濡らしつつ流下す
ることができる。このため、熱交換効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器及び吸収
冷凍機に関し、熱交換効率を向上させるように工夫した
ものであり、特に確実な濡れ面積を確保することができ
るように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】吸収冷凍機は、水を冷媒、臭化リチウム
溶液を吸収剤とし、ガス燃料または油燃料や蒸気等をエ
ネルギー源とした冷凍機である。この吸収冷凍機は、蒸
発器と吸収器と再生器と凝縮器を主要部材として構成さ
れている。前記蒸発器及び吸収器の内部は、高真空(絶
対圧力が6〜7mmHg)に保持されている。
【0003】前記蒸発器では、冷媒ポンプにより送られ
てきた冷媒(水)を、冷水(12℃)が流通する蒸発器
チューブに向けて散布することにより、冷媒が加熱され
て冷媒蒸気となる。つまり、蒸発器は高真空容器となっ
ているので水(冷媒)は4〜6℃位で沸騰して蒸発気化
するので、12℃の冷水を熱源水とすることができるの
である。
【0004】そして冷水は、冷媒(水)に与えた蒸発潜
熱分だけ温度低下(7℃になる)して、蒸発器から出て
いく。このように温度低下(7℃となった)冷水はビル
の冷房装置等(冷房負荷)に送られ、冷房に利用され
る。冷房に利用された冷水は温度上昇し12℃の温度に
なって再び蒸発器の蒸発器チューブに流入してくる。
【0005】吸収器では、蒸発器で発生した冷媒蒸気
を、臭化リチウム溶液により吸収する。水分を吸収して
濃度が薄くなった臭化リチウム溶液(以下「臭化リチウ
ム希溶液」と称する)は吸収器の底部に集められる。こ
の吸収器では、冷媒蒸気が臭化リチウム溶液に吸収され
て気体(水蒸気)から液体(水)に変化するときの凝縮
潜熱と、臭化リチウム溶液が水分を吸収して濃度が薄く
なるときの希釈熱が発生するので、冷却水(上記「冷
水」とは別の系に流通している)によりこれらの熱を取
り除いている。なお、臭化リチウム溶液は、その水蒸気
分圧が水の飽和蒸気よりも低いので、吸湿性に富み、冷
媒蒸気を吸収するのに好適な物質である。
【0006】再生器では、吸収器から送られてくる臭化
リチウム希溶液を加熱する。このため、臭化リチウム希
溶液中の冷媒は一部が蒸発気化し、溶液は濃縮された臭
化リチウム溶液(以下「臭化リチウム濃溶液」と称す
る)となる。濃度が元の状態まで高められた臭化リチウ
ム濃溶液は、吸収器に送られ再び冷媒蒸気を吸収する。
一方、蒸発した冷媒蒸気は、凝縮器に送られる。
【0007】なお実機では、熱効率を上げ加熱エネルギ
ーを減少させる目的で、再生器を2段に配置した二重効
用型の吸収冷凍機が採用されている。この二重効用型の
吸収冷凍機では、再生器として、供給された燃料を燃焼
することにより(または供給された蒸気の熱により)臭
化リチウム希溶液を加熱する高圧再生器と、高圧再生器
で発生した高温の冷媒蒸気を加熱源として臭化リチウム
希溶液を加熱する低圧再生器とを備えている。
【0008】凝縮器では、再生器から送られてきた冷媒
蒸気を冷却水により冷却して、凝縮液化する。凝縮した
水は冷媒(水)として再び蒸発器に供給される。
【0009】このように、吸収冷凍機では、冷媒(水)
が、水−水蒸気−水と変化(相の変化)をすると共に、
臭化リチウム溶液が、濃溶液−希溶液−濃溶液と変化
(濃度の変化)をする。吸収冷凍機は、上述した相の変
化(冷媒)と濃度の変化(臭化リチウム溶液)の過程
で、水の蒸発潜熱により冷水を製造し、臭化リチウム溶
液の吸収能力により水蒸気を吸収する作用を、高真空密
閉系内で繰り返し行わせる装置である。
【0010】かかる吸収冷凍機では、高圧再生器に供給
する燃料の量(または蒸気の量)を増加して加熱量を増
大し、臭化リチウム溶液の濃度を濃くすることにより、
蒸発器から出ていく冷水の温度を下げることができる。
逆に、高圧再生器に供給する燃料の量(または蒸気の
量)を減少して加熱量を減少し、臭化リチウム溶液の濃
度を薄くすることにより、蒸発器から出ていく冷水の温
度を上げることができる。このように、臭化リチウム溶
液の濃度調整をすることにより、冷水温度を制御して、
蒸発器から出て行く冷水の温度を設定温度(7℃)にし
ている。
【0011】ここで、従来の吸収冷凍機における吸収器
と蒸発器の具体的構成を、図11を参照しつつ説明す
る。同図に示すように、蒸発器010と吸収器020
は、気液分離器(エリミネータ)070を間に挟んで、
同一のシェル(高真空容器)内に隣接配置して構成され
ている。
【0012】蒸発器010内には、伝熱管である多数本
の蒸発器チューブ011が、水平方向に伸びる状態で並
列配置されている。この蒸発器チューブ011内には、
冷水が流通している。また蒸発器010内の上部空間に
はトレイ012が配置されており、このトレイ012に
は、冷媒(水)Rが供給される。トレイ012の底面に
は散布孔が形成されており、冷媒Rは、トレイ012の
底面から、下方の蒸発器チューブ011に向けて散布さ
れる。散布された冷媒Rは、蒸発器チューブ011の外
周面を濡らしつつ下方に流下していく。このとき冷媒R
は、蒸発器チューブ011内を流通する冷水から気化の
潜熱を奪って蒸発気化して冷媒蒸気rとなる。この冷媒
蒸気rは吸収器020側に流入していく。そして、流下
して蒸発器010の底部に溜まった冷媒Rは、ポンプア
ップされてトレイ012へ再び供給される。なお、冷水
は12°Cの温度で蒸発器チューブ011に送りこま
れ、7°Cの温度となって蒸発器チューブ011から排
出される。
【0013】吸収器020内には、伝熱管である多数本
の吸収器チューブ021が、水平方向に伸びる状態で並
列配置されている。この吸収器チューブ021内には、
冷却水が流通している。また吸収器020内の上部空間
にはトレイ022が配置されており、このトレイ022
には、再生器にて濃度が濃くされた臭化リチウム溶液Y
が供給される。トレイ022の底面には散布孔が形成さ
れており、臭化リチウム溶液Yは、トレイ022の底面
から、下方の吸収器チューブ021に向けて散布され
る。散布された臭化リチウム溶液Yは、吸収器チューブ
021の外周面を濡らしつつ下方に流下していく。この
とき臭化リチウム溶液Yは、吸収器020側に流入して
きた冷媒蒸気rを吸収して濃度が薄くなっていく。な
お、吸収器020内で発生する熱は、吸収器チューブ0
21内を流通する冷却水により冷却される。なお、濃度
が薄くなった臭化リチウム溶液Yは、吸収器020の底
部に集められ、再生器へ送られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述した吸収器020
では、散布された臭化リチウム溶液Yが、吸収器チュー
ブ021の外周面を濡らしつつ下方に流下していく。こ
のとき、臭化リチウム溶液Yは、吸収器チューブ021
の外周面の全面を濡らすことなく、その一部のみを濡ら
して流下していることがある。即ち、図11のA部を拡
大して示す、図12(a)及びそのB矢視図である図1
2(b)に示すように、臭化リチウム溶液Yは、吸収器
チューブ021の外周面の一部のみを濡らしつつ流下し
ていくことがある。特に、相対的に上側の吸収器チュー
ブ021から流下(落下)してきた臭化リチウム溶液Y
が、相対的に下側の吸収器チューブ021の真上位置か
らズレた位置に落下すると、相対的に下側の吸収器チュ
ーブ021においては、片側の周面しか濡れない状態と
なってしまう。また、上側の吸収器チューブ021から
下側の吸収器チューブ021に落下する際に、臭化リチ
ウム溶液Yが線状や球状となって落下することにより、
下側の吸収器チューブ021における濡れ面積が小さく
なることがある。
【0015】また、蒸発器010においても同様な問題
があった。即ち、散布された冷媒Rが、蒸発器チューブ
011の外周面を濡らしつつ下方に流下していくが、こ
のとき冷媒Rは、蒸発器チューブ011の外周面の全面
を濡らすことなく、その一部のみを濡らして流下してい
ることがある。
【0016】このように、臭化リチウム溶液Yが、吸収
器チューブ021の外周面の全面を濡らすことなくその
一部のみを濡らして流下していったり、冷媒Rが、蒸発
器チューブ011の外周面の全面を濡らすことなく、そ
の一部のみを濡らして流下していったりすると、熱交換
効率が低下し、吸収冷凍機の全体の効率が低下する問題
がある。また熱交換効率をある程度以上に維持するため
には、チューブ外周面の全面が濡れないことを見越し
て、チューブ本数を多く設置しなければならず、この結
果、装置構成が大型化するという問題があった。一方、
チューブ本数を削減するためには、濡れ性の良い特殊な
表面加工をしたチューブを採用しなければならず、この
場合には、コストアップを招来していた。
【0017】本発明は、上記従来技術に鑑み、吸収冷凍
機の蒸発器や吸収器など、伝熱管(チューブ)の内部に
第1の液体が流れると共に、第2の液体が伝熱管(チュ
ーブ)の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿っ
て流下していくタイプの熱交換器の熱交換効率を向上さ
せることができるように工夫した熱交換器及び吸収冷凍
機を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、伝熱管の内部に第1の液体が流れると共
に、第2の液体が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱
管の外周面に沿って流下していくことにより熱交換を行
う熱交換器であって、前記伝熱管は、垂直方向に伸びた
状態で配置されていることを特徴とする。
【0019】また本発明の構成は、伝熱管の内部に第1
の液体が流れると共に、第2の液体が伝熱管の外周面を
濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していくこ
とにより熱交換を行う熱交換器であって、前記伝熱管
は、垂直方向に伸びた状態で配置されているU字状の伝
熱管であることを特徴とする。
【0020】また本発明の構成は、伝熱管の内部に第1
の液体が流れると共に、第2の液体が伝熱管の外周面を
濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していくこ
とにより熱交換を行う熱交換器であって、第2の液体が
供給されるトレイが配置されると共に、このトレイの底
面を遊嵌しつつトレイの下方に向かって垂直方向に伸び
た状態で前記伝熱管が配置され、前記トレイの底面のう
ち前記伝熱管が遊嵌している部分には、伝熱管の外周面
を囲いつつ下方に向かうに従い伝熱管の外周面に近接し
ていって、第2の液体をトレイから伝熱管の外周面に均
一に導く液体ガイド面が形成されていることを特徴とす
る。
【0021】また本発明の構成は、伝熱管の内部に第1
の液体が流れると共に、第2の液体が伝熱管の外周面を
濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していくこ
とにより熱交換を行う熱交換器であって、垂直方向に伸
びた状態で前記伝熱管が配置されると共に、この伝熱管
の上部に第2の液体をスプレーするスプレー手段が備え
られていることを特徴とする。
【0022】また本発明の構成は、伝熱管の内部に冷却
水が流れると共に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面
を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していく
ことにより熱交換を行う吸収冷凍機の吸収器であって、
前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置されている
ことを特徴とする。
【0023】また本発明の構成は、伝熱管の内部に冷却
水が流れると共に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面
を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していく
ことにより熱交換を行う吸収冷凍機の吸収器であって、
前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置されている
U字状の伝熱管であることを特徴とする。
【0024】また本発明の構成は、伝熱管の内部に冷却
水が流れると共に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面
を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していく
ことにより熱交換を行う吸収冷凍機の吸収器であって、
臭化リチウム溶液が供給されるトレイが配置されると共
に、このトレイの底面を遊嵌しつつトレイの下方に向か
って垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置され、前
記トレイの底面のうち前記伝熱管が遊嵌している部分に
は、伝熱管の外周面を囲いつつ下方に向かうに従い伝熱
管の外周面に近接していって、臭化リチウム溶液をトレ
イから伝熱管の外周面に均一に導く液体ガイド面が形成
されていることを特徴とする。
【0025】また本発明の構成は、伝熱管の内部に冷却
水が流れると共に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面
を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していく
ことにより熱交換を行う吸収冷凍機の吸収器であって、
臭化リチウム溶液が供給されるトレイが配置されると共
に、このトレイの底面を遊嵌しつつトレイの下方に向か
って垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置され、前
記トレイの底面のうち前記伝熱管が遊嵌している部分に
は、伝熱管の外周面を囲いつつ下方に向かうに従い伝熱
管の外周面に近接していって、臭化リチウム溶液をトレ
イから伝熱管の外周面に均一に導く液体ガイド面が形成
されると共に、前記伝熱管に沿い流下してきた臭化リチ
ウム溶液を吸収器よりも下方位置で溜める液溜め部が、
吸収器に連通して配置されていることを特徴とする。
【0026】また本発明の構成は、伝熱管の内部に冷却
水が流れると共に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面
を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していく
ことにより熱交換を行う吸収冷凍機の吸収器であって、
垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置されると共
に、この伝熱管の上部に臭化リチウム溶液をスプレーす
るスプレー手段が備えられていることを特徴とする。
【0027】また本発明の構成は、伝熱管の内部に冷水
が流れると共に、冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこ
の伝熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交
換を行う吸収冷凍機の蒸発器であって、前記伝熱管は、
垂直方向に伸びた状態で配置されていることを特徴とす
る。
【0028】また本発明の構成は、伝熱管の内部に冷水
が流れると共に、冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこ
の伝熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交
換を行う吸収冷凍機の蒸発器であって、前記伝熱管は、
垂直方向に伸びた状態で配置されているU字状の伝熱管
であることを特徴とする。
【0029】また本発明の構成は、伝熱管の内部に冷水
が流れると共に、冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこ
の伝熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交
換を行う吸収冷凍機の蒸発器であって、冷媒が供給され
るトレイが配置されると共に、このトレイの底面を遊嵌
しつつトレイの下方に向かって垂直方向に伸びた状態で
前記伝熱管が配置され、前記トレイの底面のうち前記伝
熱管が遊嵌している部分には、伝熱管の外周面を囲いつ
つ下方に向かうに従い伝熱管の外周面に近接していっ
て、冷媒をトレイから伝熱管の外周面に均一に導く液体
ガイド面が形成されていることを特徴とする。
【0030】また本発明の構成は、伝熱管の内部に冷水
が流れると共に、冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこ
の伝熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交
換を行う吸収冷凍機の蒸発器であって、冷媒が供給され
るトレイが配置されると共に、このトレイの底面を遊嵌
しつつトレイの下方に向かって垂直方向に伸びた状態で
前記伝熱管が配置され、前記トレイの底面のうち前記伝
熱管が遊嵌している部分には、伝熱管の外周面を囲いつ
つ下方に向かうに従い伝熱管の外周面に近接していっ
て、冷媒をトレイから伝熱管の外周面に均一に導く液体
ガイド面が形成されると共に、前記伝熱管に沿い流下し
てきた冷媒を蒸発器よりも下方位置で溜める液溜め部
が、蒸発器に連通して配置されていることを特徴とす
る。
【0031】また本発明の構成は、伝熱管の内部に冷水
が流れると共に、冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこ
の伝熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交
換を行う吸収冷凍機の蒸発器であって、垂直方向に伸び
た状態で前記伝熱管が配置されると共に、この伝熱管の
上部に冷媒をスプレーするスプレー手段が備えられてい
ることを特徴とする。
【0032】また本発明の構成は、前記液体ガイド面
は、ベルマウス形状または襞面形状または切り込み面形
状となっていることを特徴とする。
【0033】また本発明の構成は、前記伝熱管の外周面
にはフィンやリングが備えられていることを特徴とす
る。
【0034】また本発明の構成は、 前記伝熱管は二重
管であることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態にか
かる吸収冷凍機を、図面に基づき詳細に説明する。
【0036】<第1の実施の形態>まずはじめに、シス
テム構成図である図1を参照して、本発明の第1の本実
施の形態にかかる吸収冷凍機の全体の概略の構成・動作
を、冷房運転時の動作と共に説明する。冷房運転時に
は、バルブV1,V2,V3,V4は閉じており(図で
は黒塗りして示している)、バルブV5,V11,V1
2,V13,V14は開いている(図では白抜きして示
している)。
【0037】図1に示すように、蒸発器10と吸収器2
0は、気液分離器(エリミネータ)70を間に挟んで、
同一のシェル(高真空容器)内に隣接配置して構成され
ている。
【0038】蒸発器10内には蒸発器チューブ11が配
置されている。詳細は図2を参照しつつ後述するが、蒸
発器10内には、U字状の複数本の伝熱管である蒸発器
チューブ11が配置されている。この蒸発器チューブ1
1には、冷水入口ラインL1を介して冷水W1が供給さ
れ、蒸発器チューブ11を流通した冷水W1は冷水出口
ラインL2を介して外部に排出される。また、冷媒ライ
ンL11を介して冷媒ポンプP1により汲み上げられた
冷媒(水)Rは、蒸発器チューブ11の外周面に沿って
上方から下方に向かって流下していく。この冷媒Rは、
蒸発器チューブ11内を流通する冷水W1から気化の潜
熱を奪って蒸発気化して冷媒蒸気rとなる。この冷媒蒸
気rは吸収器20側に流入していく。
【0039】前記冷水W1は、12℃の温度で蒸発器1
0に入り、蒸発器チューブ11にて冷却されて、蒸発器
10から7℃の温度で排出される。冷水出口ラインL2
から出てくる7℃の冷水W1は、ビルの冷房や工場のプ
ロセス用として用いられる。ビル冷房等の冷房負荷にお
いて冷房に供せられた冷水W1は、温度上昇し12℃の
温度となって再び蒸発器10に流入してくる。
【0040】吸収器20内には吸収器チューブ21が配
置されている。詳細は図2を参照して後述するが、吸収
器20内には、U字状の複数本の伝熱管である吸収器チ
ューブ21が配置されている。この吸収器チューブ21
には、冷却水ラインL3を介して冷却水W2が供給され
る。そして、溶液ラインL21を介して溶液ポンプP2
により圧送されてきた臭化リチウム濃溶液Y1は、吸収
器チューブ21の外周面に沿って上方から下方に向かっ
て流下していく。この臭化リチウム濃溶液Y1は、吸収
器20側に流入してきた冷媒蒸気rを吸収して、濃度が
薄くなる。濃度が薄くなった臭化リチウム希溶液Y3
は、吸収器20の底部に集められる。なお、吸収器20
内で発生する熱は、吸収器チューブ21内を流通する冷
却水W2により冷却される。
【0041】吸収器20の底部に集められた臭化リチウ
ム希溶液Y3は、溶液ポンプP3により圧送され、バル
ブV5,低温熱交換器30,溶液ラインL22,高温熱
交換器31,溶液ラインL23を介して、高圧再生器4
0に供給される。
【0042】高圧再生器40は、炉筒,伝熱管を胴内に
収めると共にバーナを装備している。この高圧再生器4
0は、ガスラインL31及びバルブV21及び燃料制御
弁V22を介して燃料ガスGが供給されることにより、
燃料ガスGを燃焼して臭化リチウム希溶液Y3を加熱す
る。高圧再生器40に供給された臭化リチウム希溶液Y
3は、加熱され、冷媒の一部が蒸発気化して濃度が中程
度の臭化リチウム中溶液Y2となる。この臭化リチウム
中溶液Y2は、溶液ラインL24,高温熱交換器31を
通って低圧再生器50に供給される。
【0043】一方、高圧再生器40にて蒸発した冷媒蒸
気rは、冷媒ラインL12を介して、低圧再生器50の
低圧再生器チューブ51に供給され、更に、冷媒ライン
L13を介して凝縮器60に供給される。
【0044】低圧再生器50では、溶液ラインL24を
介して臭化リチウム中溶液Y2が供給されるとともに、
溶液ラインL25を介して溶液ラインL22から分岐し
てきた臭化リチウム希溶液Y3が低圧再生器チューブ5
1に向けて散布される。この低圧再生器50では、低圧
再生器チューブ51により溶液Y2,Y3が加熱され、
冷媒の一部が蒸発して溶液の濃度が更に濃くなり、高濃
度の臭化リチウム濃溶液Y1が低圧再生器50の底部に
集められる。この臭化リチウム濃溶液Y1は、溶液ポン
プP2により、再び吸収器20に供給される。
【0045】凝縮器60には、冷却水ラインL4により
冷却水W2が供給される凝縮器チューブ61が配置され
ている。この凝縮器60では、高圧再生器40にて蒸発
して冷媒ラインL12,低圧再生器チューブ51及び冷
媒ラインL13を介して供給されてきた冷媒蒸気rと、
低圧再生器50にて蒸発して凝縮器60側に流入してき
た冷媒蒸気rが、凝縮器チューブ61にて冷却凝縮され
て、冷媒(水)Rとなる。この冷媒Rは、重力及び圧力
差により、冷媒ラインL14を介して蒸発器10に送ら
れる。蒸発器10の底部に集められた冷媒Rは、冷媒ポ
ンプP1により再び冷媒ラインL11を介して蒸発器チ
ューブ11に向けて散布される。
【0046】かかる構成となっている吸収冷凍機では、
燃料制御弁V22の開度を調節して高圧再生器40に供
給する燃料ガスGの量を制御することにより、冷水出口
ラインL2を通して冷房負荷に送られていく冷水W1の
温度制御をすることができる。
【0047】次に、図2を参照しつつ吸収器20と蒸発
器10の詳細構造を説明する。
【0048】図2に示すように、吸収器20内には、U
字状の伝熱管である複数本の吸収器チューブ21が垂直
方向に伸びた状態で配置されている。つまり、U字状の
吸収器チューブ21の出入口部が上端に位置して、湾曲
部が下端に位置する状態で吸収器チューブ21が配置さ
れている。また吸収器20内の上部空間にはトレイ22
が配置されており、このトレイ22には臭化リチウム溶
液Yが供給される。吸収器チューブ21の上部は、トレ
イ22の底部を遊嵌している。即ち、吸収器チューブ2
1の上部は、トレイ22の底部に対して隙間を持った状
態で貫通している。更に、吸収器20の上には、2つの
水室23a,23bが形成されている。冷却水W2は水
室23aに供給されてから、吸収器チューブ21の内部
を流通し、水室23bから外部に排出される。
【0049】吸収器20のトレイ22の底面のうち、吸
収器チューブ21が遊嵌している部分には、図2のC部
を拡大して示す図3に示すように、液体ガイド面24が
形成されている。この液体ガイド面24は、ベルマウス
形状(ラッパ形の形状)となっており、吸収器チューブ
21を囲いつつ下方に向かうに従い絞られて吸収器チュ
ーブ21に近接している。このため、トレイ22内に供
給された臭化リチウム溶液Yは、液体ガイド面24によ
りガイドされて、トレイ22から吸収器チューブ21の
外周面に均一に導かれる。
【0050】蒸発器10内には、U字状の伝熱管である
複数本の蒸発器チューブ11が垂直方向に伸びた状態で
配置されている。つまり、U字状の蒸発器チューブ11
の出入口部が上端に位置して、湾曲部が下端に位置する
状態で蒸発器チューブ11が配置されている。しかも、
蒸発器チューブ11は、その下端が、蒸発器10の底部
に溜まる冷媒Rに水没しないように、やや上方に位置し
ている。また蒸発器10内の上部空間にはトレイ12が
配置されており、このトレイ12には冷媒(水)Rが供
給される。蒸発器チューブ11の上部は、トレイ12の
底部を遊嵌している。即ち、蒸発器チューブ11の上部
は、トレイ12の底部に対して隙間を持った状態で貫通
している。更に、蒸発器10の上には、2つの水室13
a,13bが形成されている。冷水W1は水室13aに
供給されてから、蒸発器チューブ11の内部を流通し、
水室13bから外部に排出される。
【0051】また、蒸発器10のトレイ12の底面のう
ち、蒸発器チューブ11が遊嵌している部分には、吸収
器20側の液体ガイド面24と同様な構成となっている
液体ガイド面14が形成されている。このため、トレイ
12内に供給された冷媒Rは、液体ガイド面14により
ガイドされて、トレイ12から蒸発器チューブ11の外
周面に均一に導かれる。
【0052】なお、本実施の形態では、蒸発器チューブ
11の下端は、吸収器チューブ21の下端よりも上方位
置に位置するよう配置されている。
【0053】上記構成となっている吸収器20では、吸
収器チューブ21が垂直方向に伸びた状態で配置されて
いるため、トレイ22内の臭化リチウム溶液Yは、吸収
器チューブ21の外周面を濡らしつつ下方に流下してい
く際に、殆どの場合、吸収器チューブ21の全周面を濡
らしつつ流下していくことができる。しかも、液体ガイ
ド面24により、臭化リチウム溶液Yをトレイ22から
吸収器チューブ21の周面に均一に導いているため、吸
収器チューブ21の全周面を濡らしつつ流下していくこ
とが、更に確実に行われる。
【0054】同様に、吸収器10では、蒸発器チューブ
11が垂直方向に伸びた状態で配置されているため、ト
レイ12内の冷媒Rは、蒸発器チューブ11の外周面を
濡らしつつ下方に流下していく際に、殆どの場合、蒸発
器チューブ11の全周面を濡らしつつ流下していくこと
ができる。しかも、液体ガイド面14により、冷媒Rを
トレイ12から蒸発器チューブ11の周面に均一に導い
ているため、蒸発器チューブ11の全周面を濡らしつつ
流下していくことが、更に確実に行われる。
【0055】このように、臭化リチウム溶液Yが、吸収
器チューブ21の外周面の全周面を濡らしつつ流下し、
また、冷媒Rが、蒸発器チューブ11の外周面の全周面
を濡らしつつ流下するため、熱交換効率が高く吸収冷凍
機の全体の効率は高い。このように、熱交換効率が高い
ため、チューブ11,21の設置本数を削減することが
でき、全体的に装置を小型化することができる。
【0056】なお、吸収冷凍機の運転を停止するため運
転停止指令スイッチを押しても、臭化リチウム溶液Yの
循環移動は暫くの時間は続き、希釈運転(臭化リチウム
溶液の濃度を低減させていく運転)が完了してから臭化
リチウム溶液Yの循環移動が停止される。この運転停止
指令スイッチを押したときに、直ちに冷水W1や冷却水
W2の流通を停止したとしても、本実施の形態では、蒸
発器チューブ11内に残った冷水W1が凍結することは
なく、凍結によるチューブ破損を生ずることはない。
【0057】これは、本実施の形態では、チューブ11
の下端位置が高くなっているため、蒸発器チューブ11
が、蒸発器10の底部に溜まる冷媒Rに水没することが
ないためである。
【0058】仮に、チューブ11の下端位置が低くなっ
ていて、蒸発器チューブ11が蒸発器10の底部に溜ま
る冷媒Rに水没するようになっていたとすると、運転停
止指令スイッチを押したときに、直ちに冷水W1の流通
を停止した場合では、冷媒Rを蒸発器チューブ11へ散
布することを停止したとしても、吸収冷凍機が依然とし
て熱慣性を持っている状態のため、吸収器20での冷媒
蒸気rの吸収能力が維持され、冷凍能力をただちに停止
することはできない。このため、冷媒流面付近では、冷
媒の蒸気が継続されこの部分に蒸発器チューブ11があ
ると、蒸発器チューブ11内に残った冷水W1凍結し、
凍結によるチューブ破損を生ずるおそれがある。しか
し、本実施の形態では、チューブ11の下端位置が高く
なっているため、かかる心配は無い。
【0059】<第2の実施の形態>次に本発明の第2の
実施の形態にかかる吸収冷凍機の蒸発器及び吸収器を、
図4を参照しつつ説明する。なお、第1の実施の形態と
同一の機能を果たす部分には、同一符号を付し、重複す
る説明は省略する。
【0060】図4に示すように、蒸発器10の上には、
管板16aを仕切りとして水室13cが形成され、蒸発
器10の下には、管板16bを仕切りとして水室13d
が形成されている。また伝熱管である蒸発器チューブ1
1aは直管となっており、垂直方向に伸びる状態で配置
されている。各蒸発器チューブ11aは、その上部が管
板16aを貫通して水室13cに連通しており、その下
部が管板16bを貫通して水室13dに連通している。
更に、蒸発器チューブ11aはトレイ12を遊嵌してお
り、トレイ12の底面には液体ガイド面14が形成され
ている。
【0061】また蒸発器10には、液溜め部15が連通
して配置されている。この液溜め部15は、下側の管板
16bよりも下方位置に配置されており、蒸発器10内
において蒸発器チューブ11aの外周面を濡らしつつ流
下してきた冷媒Rは、液溜め部15に流入していく。こ
のため、蒸発器10の内部には冷媒Rが溜まることはな
い。なお、管板16bを傾斜させておき、即ち、図4に
おいて右側に向かうにつれて(液溜め部15に近づくに
つれて)管板16bが下方に傾くように傾斜させておく
ことにより、冷媒Rが液溜め部15bに更に流れ込み易
くなる。
【0062】一方、吸収器20の上には、管板26aを
仕切りとして水室23cが形成され、吸収器20の下に
は、管板26bを仕切りとして水室23dが形成されて
いる。また伝熱管である吸収器チューブ21aは直管と
なっており、垂直方向に伸びる状態で配置されている。
各吸収器チューブ21aは、その上部が管板26aを貫
通して水室23cに連通しており、その下部が管板26
bを貫通して水室23dに連通している。更に、吸収器
チューブ21aはトレイ22を遊嵌しており、トレイ2
2の底面には液体ガイド面24が形成されている。
【0063】また吸収器20には、液溜め部25が連通
して配置されている。この液溜め部25は、下側の管板
26bよりも下方位置に配置されており、吸収器20内
において吸収器チューブ21aの外周面を濡らしつつ流
下してきた臭化リチウム溶液Yは、液溜め部25に流入
していく。このため、吸収器20の内部には臭化リチウ
ム溶液Yが溜まることはない。なお、管板26bを傾斜
させておき、即ち、図4において左側に向かうにつれて
(液溜め部25に近づくにつれて)管板26bが下方に
傾くように傾斜させておくことにより、臭化リチウム溶
液Yが液溜め部25bに更に流れ込み易くなる。
【0064】上記構成となっている蒸発器10では、冷
水W1は、下側の水室13dに供給され、蒸発器チュー
ブ11a内を下から上に向かって流通し、上側の水室1
3cを介して外部に排出される。一方、冷媒Rは、蒸発
器チューブ11aの外周面を濡らしつつ下方に流下して
いく。つまり、冷媒Rの流れ方向と冷水W1の流れ方向
とが逆方向となっているカウンタフローとなっている。
このため、冷媒Rと冷水W1との熱交換効率が更に高ま
っている。
【0065】また、上記構成となっている吸収器20で
は、冷却水W2は、下側の水室23dに供給され、吸収
器チューブ21a内を下から上に向かって流通し、上側
の水室23cを介して外部に排出される。一方、臭化リ
チウム溶液Yは、吸収器チューブ21aの外周面を濡ら
しつつ下方に流下していく。つまり、臭化リチウムYの
流れ方向と冷却水W2の流れ方向とが逆方向となってい
るカウンタフローとなっている。このため、臭化リチウ
ム溶液Yと冷却水W2との熱交換効率が更に高まってい
る。
【0066】また、液溜め部15があるため、蒸発器1
0の底部、つまり、下側の管板16bの上表面には冷媒
Rが溜まることはない。更に、液溜め部25があるた
め、吸収器20の底部、つまり、下側の管板26bの上
表面には臭化リチウム溶液Yが溜まることはない。この
ため、吸収冷凍機の運転停止指令スイッチを押したとき
に、直ちに冷水W1の流通を停止したとしても、蒸発器
チューブ11が冷媒Rに水没せず、蒸発器チューブ11
内に残った冷水W1が凍結することはない。この結果、
凍結によるチューブ破損を生ずることはない。
【0067】<第3の実施の形態>次に、第3の実施の
形態にかかる、液体ガイド面の具体例を説明する。ここ
で説明する液体ガイド面は、図2や図4に示す、液体ガ
イド面14,24の変形例として使用するものである。
【0068】図5(a)に正面部で図5(b)に底面図
で示す液体ガイド面101は、襞面形状となっいる。こ
の液体ガイド面101は、伝熱管(チューブ)の外周面
を囲いつつ下方向に向かうに従い、伝熱管に近接する複
数の襞面で形成されている。
【0069】図6(a)に正面部で図6(b)に底面図
で示す液体ガイド面102は、切り込み面形状となっい
る。この液体ガイド面102は、伝熱管(チューブ)の
外周面を囲いつつ下方向に向かうに従い、伝熱管に近接
する3個の三角面により形成されている。
【0070】図7に底面図で示す液体ガイド面103
は、切り込み面形状となっいる。この液体ガイド面10
3は、伝熱管(チューブ)の外周面を囲いつつ下方向に
向かうに従い、伝熱管に近接する4個の台形状面により
形成されている。
【0071】図8に底面図で示す液体ガイド面104
は、切り込み面形状となっいる。この液体ガイド面10
3は、伝熱管(チューブ)の外周面を囲いつつ下方向に
向かうに従い、伝熱管に近接する6個の台形状面により
形成されている。
【0072】図5〜図8に示す液体ガイド面101〜1
04は、加工機械による打ち抜き加工により簡単に形成
することができる。
【0073】<第4の実施の形態>次に、第3の実施の
形態にかかる、チューブの具体例を説明する。ここで説
明するチューブは、図2や図4に示す、蒸発器チューブ
としてや、吸収器チューブとして使用するものである。
また、チューブは、U字状の管としても、直管としても
使用することができるものである。
【0074】図9(a)〜(d)に示すチューブ(伝熱
管)201〜204は、外周面にリングやフィンを備え
たものである。即ち、チューブ201は、その外周面
に、複数のリング201aを備えており、チューブ20
2は、その外周面に、垂直方向に伸びるフィン202a
を備えており、チューブ203は、その外周面に垂直方
向に伸びる断続的なフィン203aを備えており、チュ
ーブ204は、その外周面に垂直方向に伸びる螺旋状の
フィン204aを備えている。また、チューブ204の
螺旋状のフィン204aを断続的なフィンとしてもよ
い。
【0075】図9(a)〜(d)に示すチューブ(伝熱
管)201〜204は、外周面にリングやフィンを備え
ているため、チューブ201〜204の外周面に沿って
流下していく液体が、リングやフィンにより外周面の全
面にひろがり、外周面の全面を濡らしつつ流下していく
ことができ、これにより熱交換効率が向上する。また、
リングやフィンの存在により熱交換効率が向上する。
【0076】図10に示すチューブ210は、二重管と
なっており、垂直方向に伸びた状態で配置されている。
このチューブ210の管内部に流通する液体は、外周側
部分210aを流下してから、管下端位置にて反転し
て、内周側部分210bを上に向かって流れていく。ま
た、チューブ210の外周面には、この外周面を濡らし
つつ他の液体が流下していく。
【0077】<第5の実施の形態>図2や図4に示す実
施の形態では、トレイ12,24からチューブ11,1
1a,21,21aの上部に液体(冷媒や臭化リチウム
溶液)を導いていたが、トレイを用いることなく、垂直
方向に伸びた状態で配置されているチューブの上部に対
して、ノズル(スプレー手段)により、液体(冷媒や臭
化リチウム溶液)をスプレー(噴霧)するようにしても
よい。
【0078】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように本発明では、伝熱管の内部に第1の液体が流れる
と共に、第2の液体が伝熱管の外周面を濡らしつつこの
伝熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交換
を行う熱交換器であって、前記伝熱管は、垂直方向に伸
びた状態で配置されている構成とした。また本発明で
は、伝熱管の内部に冷却水が流れると共に、臭化リチウ
ム溶液が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周
面に沿って流下していくことにより熱交換を行う吸収冷
凍機の吸収器であって、前記伝熱管は、垂直方向に伸び
た状態で配置されている構成とした。また本発明では、
伝熱管の内部に冷水が流れると共に、冷媒が伝熱管の外
周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下して
いくことにより熱交換を行う吸収冷凍機の蒸発器であっ
て、前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置されて
いる構成とした。
【0079】このように本発明では、伝熱管を垂直方向
に伸びた状態で配置したため、伝熱管の外周面を流下し
ていく液体は、殆どの場合、伝熱管の外周面の全面を濡
らしつつ流下していくことができる。このため熱交換効
率が向上する。よって、伝熱管の設置本数を削減するこ
とができ、装置の小型化を図ることもできる。
【0080】また本発明器では、伝熱管の内部に第1の
液体が流れると共に、第2の液体が伝熱管の外周面を濡
らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していくこと
により熱交換を行う熱交換器であって、前記伝熱管は、
垂直方向に伸びた状態で配置されているU字状の伝熱管
である構成とした。また本発明では、伝熱管の内部に冷
却水が流れると共に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周
面を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下してい
くことにより熱交換を行う吸収冷凍機の吸収器であっ
て、前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置されて
いるU字状の伝熱管である構成とした。また本発明で
は、伝熱管の内部に冷水が流れると共に、冷媒が伝熱管
の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下
していくことにより熱交換を行う吸収冷凍機の蒸発器で
あって、前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置さ
れているU字状の伝熱管である構成とした。
【0081】このように本発明では、U字状の伝熱管を
垂直方向に伸びた状態で配置したため、伝熱管の外周面
を流下していく液体は、殆どの場合、伝熱管の外周面の
全面を濡らしつつ流下していくことができる。このため
熱交換効率が向上する。よって、伝熱管の設置本数を削
減することができ、装置の小型化を図ることもできる。
また、伝熱管がU字状となっているため、伝熱管が、液
体に没することを防止でき、故障発生の防止にもなる。
【0082】また本発明では、伝熱管の内部に第1の液
体が流れると共に、第2の液体が伝熱管の外周面を濡ら
しつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していくことに
より熱交換を行う熱交換器であって、第2の液体が供給
されるトレイが配置されると共に、このトレイの底面を
遊嵌しつつトレイの下方に向かって垂直方向に伸びた状
態で前記伝熱管が配置され、前記トレイの底面のうち前
記伝熱管が遊嵌している部分には、伝熱管の外周面を囲
いつつ下方に向かうに従い伝熱管の外周面に近接してい
って、第2の液体をトレイから伝熱管の外周面に均一に
導く液体ガイド面が形成されている構成とした。また本
発明では、伝熱管の内部に冷却水が流れると共に、臭化
リチウム溶液が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱管
の外周面に沿って流下していくことにより熱交換を行う
吸収冷凍機の吸収器であって、臭化リチウム溶液が供給
されるトレイが配置されると共に、このトレイの底面を
遊嵌しつつトレイの下方に向かって垂直方向に伸びた状
態で前記伝熱管が配置され、前記トレイの底面のうち前
記伝熱管が遊嵌している部分には、伝熱管の外周面を囲
いつつ下方に向かうに従い伝熱管の外周面に近接してい
って、臭化リチウム溶液をトレイから伝熱管の外周面に
均一に導く液体ガイド面が形成されている構成とした。
また本発明では、伝熱管の内部に冷水が流れると共に、
冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面
に沿って流下していくことにより熱交換を行う吸収冷凍
機の蒸発器であって、冷媒が供給されるトレイが配置さ
れると共に、このトレイの底面を遊嵌しつつトレイの下
方に向かって垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置
され、前記トレイの底面のうち前記伝熱管が遊嵌してい
る部分には、伝熱管の外周面を囲いつつ下方に向かうに
従い伝熱管の外周面に近接していって、冷媒をトレイか
ら伝熱管の外周面に均一に導く液体ガイド面が形成され
ている構成とした。
【0083】このように本発明では、液体ガイド面を備
えているため、トレイから伝熱管の外周面に均一に液体
を導くことができ、伝熱管の外周面を流下する液体は、
管周面を均一に流下し、熱交換効率が向上する。
【0084】また本発明では、前記液体ガイド面は、ベ
ルマウス形状または襞面形状または切り込み面形状とな
っている構成とした。このため、液体に応じて、最適な
形状として、より効果的に熱交換効率を高めることがで
きる。
【0085】また本発明では、前記伝熱管の外周面には
フィンやリングが備えられている構成とした。このた
め、伝熱管の外周面を流下する液体は、フィンやリング
により、管の外周面に均一に広がり、より効果的に熱交
換効率を高めることができる。
【0086】また本発明では、前記伝熱管は二重管であ
る構成とした。このため、装置構成を簡単化することが
できる。
【0087】また本発明では、伝熱管の内部に第1の液
体が流れると共に、第2の液体が伝熱管の外周面を濡ら
しつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していくことに
より熱交換を行う熱交換器であって、垂直方向に伸びた
状態で前記伝熱管が配置されると共に、この伝熱管の上
部に第2の液体をスプレーするスプレー手段が備えられ
ている構成とした。また本発明では、伝熱管の内部に冷
却水が流れると共に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周
面を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下してい
くことにより熱交換を行う吸収冷凍機の吸収器であっ
て、垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置されると
共に、この伝熱管の上部に臭化リチウム溶液をスプレー
するスプレー手段が備えられている構成とした。また本
発明では、伝熱管の内部に冷水が流れると共に、冷媒が
伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿っ
て流下していくことにより熱交換を行う吸収冷凍機の蒸
発器であって、垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配
置されると共に、この伝熱管の上部に冷媒をスプレーす
るスプレー手段が備えられている構成とした。
【0088】このように本発明では、スプレー手段を採
用したため、装置構成を簡単化することができる。
【0089】また本発明では、伝熱管の内部に冷却水が
流れると共に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面を濡
らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下していくこと
により熱交換を行う吸収冷凍機の吸収器であって、臭化
リチウム溶液が供給されるトレイが配置されると共に、
このトレイの底面を遊嵌しつつトレイの下方に向かって
垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置され、前記ト
レイの底面のうち前記伝熱管が遊嵌している部分には、
伝熱管の外周面を囲いつつ下方に向かうに従い伝熱管の
外周面に近接していって、臭化リチウム溶液をトレイか
ら伝熱管の外周面に均一に導く液体ガイド面が形成され
ると共に、前記伝熱管に沿い流下してきた臭化リチウム
溶液を吸収器よりも下方位置で溜める液溜め部が、吸収
器に連通して配置されている構成とした。また本発明で
は、伝熱管の内部に冷水が流れると共に、冷媒が伝熱管
の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面に沿って流下
していくことにより熱交換を行う吸収冷凍機の蒸発器で
あって、冷媒が供給されるトレイが配置されると共に、
このトレイの底面を遊嵌しつつトレイの下方に向かって
垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置され、前記ト
レイの底面のうち前記伝熱管が遊嵌している部分には、
伝熱管の外周面を囲いつつ下方に向かうに従い伝熱管の
外周面に近接していって、冷媒をトレイから伝熱管の外
周面に均一に導く液体ガイド面が形成されると共に、前
記伝熱管に沿い流下してきた冷媒を蒸発器よりも下方位
置で溜める液溜め部が、蒸発器に連通して配置されてい
る構成とした。
【0090】このように本発明では、液溜め部を備えて
いるため、液体をこの液溜め部に溜めることができ、伝
熱管が液体に没することを防止でき、故障の発生を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる吸収冷凍機の全体
システム構成を示す構成図。
【図2】本発明の実施の形態にかかる吸収冷凍機の吸収
器及び蒸発器を示す構成図。
【図3】液体ガイド面の部分を示す構成図。
【図4】本発明の実施の形態にかかる吸収冷凍機の吸収
器及び蒸発器を示す構成図。
【図5】液体ガイド面の一例を示す構成図。
【図6】液体ガイド面の一例を示す構成図。
【図7】液体ガイド面の一例を示す構成図。
【図8】液体ガイド面の一例を示す構成図。
【図9】伝熱管(チューブ)の各種例を示す構成図。
【図10】二重管を示す構成図。
【図11】従来の吸収冷凍機の吸収器及び蒸発器を示す
構成図。
【図12】液体の従来の流下状態を示す説明図。
【符号の説明】
10 蒸発器 11,11a 蒸発器チューブ 12 トレイ 13a,13b,13c,13d 水室 14 液体ガイド面 15 液溜め部 16a,16b 管板 20 吸収器 21,21a 吸収器チューブ 22 トレイ 23a,23b,23c,23d 水室 24 液体ガイド面 25 液溜め部 26a,26b 管板 30 低温熱交換器 31 高温熱交換器 40 高圧再生器 50 低圧再生器 51 低圧再生器チューブ 60 凝縮器 61 凝縮器チューブ 70 気液分離器 101,102,103,104 液体ガイド面 201,202,203,204 チューブ 201a リング 202a,203a,204a フィン P1 冷媒ポンプ P2,P3 溶液ポンプ L1 冷水入口ライン L2 冷水出口ライン L3,L4 冷却水ライン L11〜L14 冷媒ライン L21〜L25 溶液ライン L31 ガス(燃料)ライン R 冷媒(水) r 冷媒蒸気 Y1 臭化リチウム濃溶液 Y2 臭化リチウム中溶液 Y3 臭化リチウム希溶液 W1 冷水 W2 冷却水 G 燃料ガス

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝熱管の内部に第1の液体が流れると共
    に、第2の液体が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱
    管の外周面に沿って流下していくことにより熱交換を行
    う熱交換器であって、 前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置されている
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 伝熱管の内部に第1の液体が流れると共
    に、第2の液体が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱
    管の外周面に沿って流下していくことにより熱交換を行
    う熱交換器であって、 前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置されている
    U字状の伝熱管であることを特徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 伝熱管の内部に第1の液体が流れると共
    に、第2の液体が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱
    管の外周面に沿って流下していくことにより熱交換を行
    う熱交換器であって、 第2の液体が供給されるトレイが配置されると共に、 このトレイの底面を遊嵌しつつトレイの下方に向かって
    垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置され、 前記トレイの底面のうち前記伝熱管が遊嵌している部分
    には、伝熱管の外周面を囲いつつ下方に向かうに従い伝
    熱管の外周面に近接していって、第2の液体をトレイか
    ら伝熱管の外周面に均一に導く液体ガイド面が形成され
    ていることを特徴とする熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記液体ガイド面は、ベルマウス形状ま
    たは襞面形状または切り込み面形状となっていることを
    特徴とする請求項3の熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記伝熱管の外周面にはフィンやリング
    が備えられていることを特徴とする請求項1または請求
    項2または請求項3の熱交換器。
  6. 【請求項6】 前記伝熱管は二重管であることを特徴と
    する請求項1または請求項2または請求項3の熱交換
    器。
  7. 【請求項7】 伝熱管の内部に第1の液体が流れると共
    に、第2の液体が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱
    管の外周面に沿って流下していくことにより熱交換を行
    う熱交換器であって、 垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置されると共
    に、この伝熱管の上部に第2の液体をスプレーするスプ
    レー手段が備えられていることを特徴とする熱交換器。
  8. 【請求項8】 伝熱管の内部に冷却水が流れると共に、
    臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝
    熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交換を
    行う吸収冷凍機の吸収器であって、 前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置されている
    ことを特徴とする吸収冷凍機。
  9. 【請求項9】 伝熱管の内部に冷却水が流れると共に、
    臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝
    熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交換を
    行う吸収冷凍機の吸収器であって、 前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置されている
    U字状の伝熱管であることを特徴とする吸収冷凍機。
  10. 【請求項10】 伝熱管の内部に冷却水が流れると共
    に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面を濡らしつつこ
    の伝熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交
    換を行う吸収冷凍機の吸収器であって、 臭化リチウム溶液が供給されるトレイが配置されると共
    に、 このトレイの底面を遊嵌しつつトレイの下方に向かって
    垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置され、 前記トレイの底面のうち前記伝熱管が遊嵌している部分
    には、伝熱管の外周面を囲いつつ下方に向かうに従い伝
    熱管の外周面に近接していって、臭化リチウム溶液をト
    レイから伝熱管の外周面に均一に導く液体ガイド面が形
    成されていることを特徴とする吸収冷凍機。
  11. 【請求項11】 伝熱管の内部に冷却水が流れると共
    に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面を濡らしつつこ
    の伝熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交
    換を行う吸収冷凍機の吸収器であって、 臭化リチウム溶液が供給されるトレイが配置されると共
    に、 このトレイの底面を遊嵌しつつトレイの下方に向かって
    垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置され、 前記トレイの底面のうち前記伝熱管が遊嵌している部分
    には、伝熱管の外周面を囲いつつ下方に向かうに従い伝
    熱管の外周面に近接していって、臭化リチウム溶液をト
    レイから伝熱管の外周面に均一に導く液体ガイド面が形
    成されると共に、 前記伝熱管に沿い流下してきた臭化リチウム溶液を吸収
    器よりも下方位置で溜める液溜め部が、吸収器に連通し
    て配置されていることを特徴とする吸収冷凍機。
  12. 【請求項12】 前記液体ガイド面は、ベルマウス形状
    または襞面形状または切り込み面形状となっていること
    を特徴とする請求項10または請求項11の吸収冷凍
    器。
  13. 【請求項13】 前記伝熱管の外周面にはフィンやリン
    グが備えられていることを特徴とする請求項8または請
    求項9または請求項10または請求項11の吸収冷凍
    機。
  14. 【請求項14】 前記伝熱管は二重管であることを特徴
    とする請求項8または請求項9または請求項10または
    請求項11の吸収冷凍機。
  15. 【請求項15】 伝熱管の内部に冷却水が流れると共
    に、臭化リチウム溶液が伝熱管の外周面を濡らしつつこ
    の伝熱管の外周面に沿って流下していくことにより熱交
    換を行う吸収冷凍機の吸収器であって、 垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置されると共
    に、この伝熱管の上部に臭化リチウム溶液をスプレーす
    るスプレー手段が備えられていることを特徴とする吸収
    冷凍器。
  16. 【請求項16】 伝熱管の内部に冷水が流れると共に、
    冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面
    に沿って流下していくことにより熱交換を行う吸収冷凍
    機の蒸発器であって、 前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置されている
    ことを特徴とする吸収冷凍機。
  17. 【請求項17】 伝熱管の内部に冷水が流れると共に、
    冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面
    に沿って流下していくことにより熱交換を行う吸収冷凍
    機の蒸発器であって、 前記伝熱管は、垂直方向に伸びた状態で配置されている
    U字状の伝熱管であることを特徴とする吸収冷凍機。
  18. 【請求項18】 伝熱管の内部に冷水が流れると共に、
    冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面
    に沿って流下していくことにより熱交換を行う吸収冷凍
    機の蒸発器であって、 冷媒が供給されるトレイが配置されると共に、 このトレイの底面を遊嵌しつつトレイの下方に向かって
    垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置され、 前記トレイの底面のうち前記伝熱管が遊嵌している部分
    には、伝熱管の外周面を囲いつつ下方に向かうに従い伝
    熱管の外周面に近接していって、冷媒をトレイから伝熱
    管の外周面に均一に導く液体ガイド面が形成されている
    ことを特徴とする吸収冷凍機。
  19. 【請求項19】 伝熱管の内部に冷水が流れると共に、
    冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面
    に沿って流下していくことにより熱交換を行う吸収冷凍
    機の蒸発器であって、 冷媒が供給されるトレイが配置されると共に、 このトレイの底面を遊嵌しつつトレイの下方に向かって
    垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置され、 前記トレイの底面のうち前記伝熱管が遊嵌している部分
    には、伝熱管の外周面を囲いつつ下方に向かうに従い伝
    熱管の外周面に近接していって、冷媒をトレイから伝熱
    管の外周面に均一に導く液体ガイド面が形成されると共
    に、 前記伝熱管に沿い流下してきた冷媒を蒸発器よりも下方
    位置で溜める液溜め部が、蒸発器に連通して配置されて
    いることを特徴とする吸収冷凍機。
  20. 【請求項20】 前記液体ガイド面は、ベルマウス形状
    または襞面形状または切り込み面形状となっていること
    を特徴とする請求項18または請求項19の吸収冷凍
    器。
  21. 【請求項21】 前記伝熱管の外周面にはフィンやリン
    グが備えられていることを特徴とする請求項16または
    請求項17または請求項18または請求項19の吸収冷
    凍機。
  22. 【請求項22】 前記伝熱管は二重管であることを特徴
    とする請求項16または請求項17または請求項18ま
    たは請求項19の吸収冷凍機。
  23. 【請求項23】 伝熱管の内部に冷水が流れると共に、
    冷媒が伝熱管の外周面を濡らしつつこの伝熱管の外周面
    に沿って流下していくことにより熱交換を行う吸収冷凍
    機の蒸発器であって、 垂直方向に伸びた状態で前記伝熱管が配置されると共
    に、この伝熱管の上部に冷媒をスプレーするスプレー手
    段が備えられていることを特徴とする吸収冷凍機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095976A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Hitachi Appliances Inc 2段吸収冷凍機
CN102455085A (zh) * 2010-10-19 2012-05-16 柯明村 薄膜滑落式吸收器
CN113483419A (zh) * 2021-06-23 2021-10-08 黄丽 全新风冷凝排风热回收机组

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