JPH11351694A - 再生器及び吸収冷凍機 - Google Patents

再生器及び吸収冷凍機

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JPH11351694A
JPH11351694A JP15901798A JP15901798A JPH11351694A JP H11351694 A JPH11351694 A JP H11351694A JP 15901798 A JP15901798 A JP 15901798A JP 15901798 A JP15901798 A JP 15901798A JP H11351694 A JPH11351694 A JP H11351694A
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Japan
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lithium bromide
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regenerator
tube
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JP15901798A
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浩一 ▲高▼木
Koichi Takagi
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収冷凍機において、燃焼ガスと臭化リチウ
ム溶液との間での熱交換の効率を向上することで、装置
の小型化を図る。 【解決手段】 吸収冷凍機の高圧再生器40を、燃焼バ
ーナ44の燃焼ガスが流動する炉筒43に臭化リチウム
溶液を貯留する液槽42を貫通する複数の伝熱管45を
連結し、この伝熱管45に排気ガスを外部に排出する排
出管47を連結して構成し、この伝熱管45の外表面に
ローレット加工によって弧状をなす複数の凹部48を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を冷媒、臭化リ
チウム溶液を吸収剤とした吸収冷凍機、また、この吸収
冷凍機などに低圧再生器や高圧再生器として適用される
再生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸収冷凍機は、水を冷媒、臭化リチウム
溶液を吸収剤とし、ガス燃料または油燃料をエネルギー
源とした冷凍機である。この吸収冷凍機は、蒸発器と吸
収器と再生器と凝縮器を主要部材として構成されてお
り、蒸発器及び吸収器の内部は、高真空(絶対圧力が6
〜7mmHg)に保持されている。
【0003】この蒸発器では、冷媒ポンプにより送られ
てきた冷媒(水)を、冷水(12℃)が流通する蒸発器
チューブに向けて散布することにより、冷媒が加熱され
て冷媒蒸気となる。つまり、蒸発器は高真空容器となっ
ているので水(冷媒)は4〜6℃位で沸騰して蒸発気化
するので、12℃の冷水を熱源水とすることができるの
である。
【0004】そして、冷水は、冷媒(水)に与えた蒸発
潜熱分だけ温度低下(7℃になる)して蒸発器から出て
いく。このように温度低下(7℃となる)した冷水は、
ビルの冷房装置等(冷房負荷)に送られて冷房に利用さ
れる。冷房に利用された冷水は温度上昇(12℃にな
る)して再び蒸発器の蒸発器チューブに流入してくる。
【0005】一方、吸収器では、蒸発器で発生した冷媒
蒸気を、臭化リチウム溶液により吸収する。水分を吸収
して濃度が低くなった臭化リチウム溶液(以下「臭化リ
チウム希溶液」と称する)は吸収器の底部に集められ
る。この吸収器では、冷媒蒸気が臭化リチウム溶液に吸
収されて気体(水蒸気)から液体(水)に変化するとき
の凝縮潜熱と、臭化リチウム溶液が水分を吸収して濃度
が薄くなるときの希釈熱が発生するので、冷却水(上記
「冷水」とは別の系に流通している)によりこれらの熱
を取り除いている。なお、臭化リチウム溶液は、その水
蒸気分圧が水の飽和蒸気よりも低いので、吸湿性に富
み、冷媒蒸気を吸収するのに好適な物質である。
【0006】そして、再生器では、吸収器から送られて
くる臭化リチウム希溶液を加熱する。このため、臭化リ
チウム希溶液中の冷媒は一部が蒸発気化し、溶液は濃縮
された臭化リチウム溶液(以下「臭化リチウム濃溶液」
と称する)となる。濃度が元の状態まで高められた臭化
リチウム濃溶液は、吸収器に送られ再び冷媒蒸気を吸収
する。一方、蒸発した冷媒蒸気は、凝縮器に送られる。
【0007】なお、実機では、熱効率を上げ加熱エネル
ギーを減少させる目的で、再生器を2段に配置した二重
効用型の吸収冷凍機が採用されている。この二重効用型
の吸収冷凍機では、再生器として、供給された燃料を燃
焼することにより臭化リチウム希溶液を加熱をする高圧
再生器と、高圧再生器で発生した高温の冷媒蒸気を加熱
源として臭化リチウム希溶液を加熱する低圧再生器とを
備えている。
【0008】また、凝縮器では、再生器から送られてき
た冷媒蒸気を冷却水により冷却して、凝縮液化する。こ
の凝縮した水は冷媒(水)として再び蒸発器に供給され
る。
【0009】このように吸収冷凍機では、冷媒(水)
が、水−水蒸気−水と変化(相の変化)をすると共に、
臭化リチウム溶液が、濃溶液−希溶液−濃溶液と変化
(濃度の変化)をする。吸収冷凍機は、上述した相の変
化(冷媒)と濃度の変化(臭化リチウム溶液)の過程
で、水の蒸発潜熱により冷水を製造し、臭化リチウム溶
液の吸収能力により水蒸気を吸収する作用を、高真空密
閉系内で繰り返し行わせる装置である。
【0010】かかる吸収冷凍機では、高圧再生器に供給
する燃料の量を増加して加熱量を増大し、臭化リチウム
溶液の濃度を濃くすることにより、蒸発器から出ていく
冷水の温度を下げることができる。逆に、高圧再生器に
供給する燃料の量を減少して加熱量を減少し、臭化リチ
ウム溶液の濃度を薄くすることにより、蒸発器から出て
いく冷水の温度を上げることができる。このように、臭
化リチウム溶液の濃度調整をすることにより、冷水温度
を制御して、蒸発器から出て行く冷水の温度を設定温度
(7℃)にしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した吸
収冷凍機の高圧再生器は、胴体に冷媒を吸収して低濃度
となった臭化リチウム溶液を貯留する液槽を有し、一端
に燃焼バーナが取付けられた炉筒にこの液槽を貫通する
複数の伝熱管を連結し、各伝熱管に排気ガスを外部に排
出する排出管を連結して構成されている。従って、液槽
内に貯留された冷媒を吸収して低濃度となった臭化リチ
ウム溶液は、燃焼バーナの燃焼ガスが炉筒を介して複数
の伝熱管内を通過することにより、液槽内の臭化リチウ
ム溶液中は冷媒の一部が蒸発気化し、臭化リチウム溶液
が濃縮されて高濃度となる。
【0012】このような高圧再生器の複数の伝熱管は一
般的に鋼管を使用し、内部を通過する燃焼ガスと外部の
臭化リチウム溶液との間で熱交換、即ち、燃焼ガスによ
って臭化リチウム溶液を加熱して冷媒を蒸発気化してい
る。この場合、燃焼ガスと臭化リチウム溶液との間での
熱交換の効率は、伝熱管の表面積で決定されることとな
り、熱交換の効率を上げるためには伝熱管の本数を増加
したり、長さを長くしたりする必要があり、装置が大型
化してしまうという問題がある。
【0013】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、燃焼ガスと臭化リチウム溶液との間での熱交換
の効率を向上することで、装置の小型化を図った再生器
及び吸収冷凍機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の再生器は、冷媒を吸収して低濃度
となった臭化リチウム溶液を貯留する液槽と、燃焼バー
ナと、該燃焼バーナの燃焼ガスが流動する炉筒と、該炉
筒に連結されると共に前記液槽を貫通する複数の伝熱管
と、該伝熱管に連結されて排気ガスを外部に排出する排
出管とを具え、前記液槽内に貯留された冷媒を吸収して
低濃度となった臭化リチウム溶液を前記複数の伝熱管内
を通過する燃焼ガスによって加熱することで、この臭化
リチウム溶液中の冷媒を蒸発させて臭化リチウム溶液を
高濃度とする再生器において、前記伝熱管の外表面に弧
状の凹部を複数形成したことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項2の発明の再生器は、前記弧
状の凹部は前記伝熱管の外表面にローレット加工を施す
ことによって形成したことを特徴とするものである。
【0016】更に、請求項3の発明の吸収冷凍機は、冷
房に利用して温度上昇した冷水が流通する蒸発器チュー
ブに向けて冷媒を散布することによりこの冷媒を蒸発気
化させて冷媒蒸気とする蒸発器と、該蒸発器で発生した
冷媒蒸気を濃度の濃い臭化リチウム溶液により吸収させ
る吸収器と、冷媒を吸収して低濃度となった臭化リチウ
ム溶液を燃焼ガスにより加熱して臭化リチウム溶液中の
冷媒を蒸発させて臭化リチウム溶液を高濃度として前記
吸収器に供給する再生器と、前記再生器で発生した冷媒
蒸気を凝縮させて凝縮した冷媒を前記蒸発器に供給する
凝縮器とを具えた吸収冷凍機において、前記再生器を、
燃焼バーナの燃焼ガスが流動する炉筒に臭化リチウム溶
液を貯留する液槽を貫通する複数の伝熱管を連結し、該
伝熱管に排気ガスを外部に排出する排出管を連結して構
成し、前記伝熱管の外表面に弧状の凹部を複数形成した
ことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1に本発明の一実施形態に係る再生器と
しての高圧再生器に用いられる伝熱管の概略、図2に本
実施形態の高圧再生器の概略断面、図3に図2のIII−I
II断面、図4に本実施形態の吸収冷凍機の概略構成を示
す。
【0019】本実施形態の吸収冷凍機において、図4に
示すように、蒸発器10と吸収器20は、同一のシェル
(高真空容器)内に構成されている。この蒸発器10内
には蒸発器チューブ11が配置されている。この蒸発器
チューブ11には、冷水入口ラインL1を介して冷水W
1が供給され、蒸発器チューブ11を流通した冷水W1
は冷水出口ラインL2を介して外部に排出される。ま
た、冷媒ラインL11を介して冷媒ポンプP1により汲
み上げられた冷媒(水)Rは、蒸発器チューブ11に向
けて散布される。散布された冷媒Rは、蒸発器チューブ
11内を流通する冷水W1から気化の潜熱を奪って蒸発
気化して冷媒蒸気rとなる。この冷媒蒸気rは吸収器2
0側に流入していく。
【0020】この冷水W1は、12℃の温度で蒸発器1
0に入り、蒸発器チューブ11にて冷却されて、蒸発器
10から7℃の温度で排出される。冷水出口ラインL2
から出てくる7℃の冷水W1は、ビルの冷房や工場のプ
ロセス用として用いられる。ビル冷房等の冷房負荷にお
いて冷房に供せられた冷水W1は、温度上昇し12℃の
温度となって再び蒸発器10に流入してくる。
【0021】一方、吸収器20内には吸収器チューブ2
1が配置されている。この吸収器チューブ21には、冷
却水ラインL3を介して冷却水W2が供給される。そし
て、溶液ラインL21を介して溶液ポンプP2により圧
送されてきた臭化リチウム濃溶液Y1は、吸収器チュー
ブ21に向けて散布される。このため、散布された臭化
リチウム濃溶液Y1は、吸収器20側に流入してきた冷
媒蒸気rを吸収して、濃度が薄くなる。濃度が薄くなっ
た臭化リチウム希溶液Y3は、吸収器20の底部に集め
られる。なお、吸収器20内で発生する熱は、吸収器チ
ューブ21内を流通する冷却水W2により冷却される。
【0022】この吸収器20の底部に集められた臭化リ
チウム希溶液Y3は、溶液ポンプP3により圧送され、
バルブV5,低温熱交換器30,溶液ラインL22,高
温熱交換器31,溶液ラインL23を介して、高圧再生
器40に供給される。
【0023】高圧再生器40は、炉筒,伝熱管を胴内に
収めると共にバーナを装備している。この高圧再生器4
0は、ガスラインL31及びバルブV21及び燃料制御
弁V22を介して燃料ガスGが供給されることにより、
燃料ガスGを燃焼して臭化リチウム希溶液Y3を加熱す
る。高圧再生器40に供給された臭化リチウム希溶液Y
3は、加熱され、冷媒の一部が蒸発気化して濃度が中程
度の臭化リチウム中溶液Y2となる。この臭化リチウム
中溶液Y2は、溶液ラインL24,高温熱交換器31を
通って低圧再生器50に供給される。
【0024】一方、高圧再生器40にて蒸発した冷媒蒸
気rは、冷媒ラインL12を介して、低圧再生器50の
低圧再生器チューブ51に供給され、更に、冷媒ライン
L13を介して凝縮器60に供給される。なお、低圧再
生器50と凝縮器60は、同一のシェル内に構成されて
いる。
【0025】この低圧再生器50では、溶液ラインL2
4を介して臭化リチウム中溶液Y2が供給されるととも
に、溶液ラインL25を介して溶液ラインL22から分
岐してきた臭化リチウム希溶液Y3が低圧再生器チュー
ブ51に向けて散布される。この低圧再生器50では、
低圧再生器チューブ51により溶液Y2,Y3が加熱さ
れ、冷媒の一部が蒸発して溶液の濃度が更に濃くなり、
高濃度の臭化リチウム濃溶液Y1が低圧再生器50の底
部に集められる。この臭化リチウム濃溶液Y1は、溶液
ポンプP2により、再び吸収器20に供給される。
【0026】また、凝縮器60には、冷却水ラインL4
により冷却水W2が供給される凝縮器チューブ61が配
置されている。この凝縮器60では、高圧再生器40に
て蒸発して冷媒ラインL12,低圧再生器チューブ51
及び冷媒ラインL13を介して供給されてきた冷媒蒸気
rと、低圧再生器50にて蒸発して凝縮器60側に流入
してきた冷媒蒸気rが、凝縮器チューブ61にて冷却凝
縮されて、冷媒(水)Rとなる。この冷媒Rは、重力及
び圧力差により、冷媒ラインL14を介して蒸発器10
に送られる。蒸発器10の底部に集められた冷媒Rは、
冷媒ポンプP1により再び冷媒ラインL11を介して蒸
発器チューブ11に向けて散布される。
【0027】なお、上述した吸収冷凍機にて、冷房運転
時には、バルブV1,V2,V3,V4は閉じており
(図では黒塗りして示している)、バルブV5,V1
1,V12,V13,V14は開いている(図では白抜
きして示している)。また、吸収冷凍機は暖房運転をす
ることもできるが、本発明には関係がないので、暖房運
転時の動作説明は割愛する。
【0028】ここで、上述した本実施形態の吸収冷凍機
において、高圧再生器40の構造を具体的に説明する。
【0029】図2及び図3に示すように、高圧再生器4
0において、胴体41の上部には冷媒を吸収して低濃度
となった臭化リチウム溶液を貯留する液槽42が形成さ
れている。胴体41の下部には円筒形状をなす炉筒43
がほぼ水平をなして形成されており、この炉筒43の基
端部には燃焼バーナ44が固定されている。また、液槽
42を水平に貫通して複数の伝熱管45が設けられてお
り、各伝熱管45の基端部は連通路46を介して炉筒4
3の先端部に連結されている。そして、各伝熱管45の
先端部は排出管47に連結されている。
【0030】このように構成された高圧再生器40にお
いて、図1に示すように、各伝熱管45の外表面には弧
状の凹部48が複数形成されている。本実施形態では、
伝熱管45の外表面にローレット加工を施して斜めの溝
を複数形成することによって凹部48を設けている。そ
して、この凹部48は断面が弧状となっている。
【0031】従って、図2乃至図4に示すように、高圧
再生器40に供給された臭化リチウム希溶液Y3は、液
槽42に貯留される。一方、ガスラインL31及びバル
ブV21及び燃料制御弁V22を介して燃料ガスGが供
給されており、この燃料ガスGは燃焼バーナ44によっ
て燃焼し、燃焼ガスCは炉筒43を通って複数の伝熱管
45に流動する。すると、各伝熱管45の内部を通過す
る燃焼ガスCと外部、つまり、液槽42に貯留されてい
る臭化リチウム希溶液Y3との間で熱交換が行われ、燃
焼ガスCによって臭化リチウム希溶液Y3が加熱されて
冷媒が蒸発気化する。そして、液槽42の臭化リチウム
希溶液Y3は冷媒の一部が蒸発気化して濃度が中程度の
臭化リチウム中溶液Y2となる。この臭化リチウム中溶
液Y2は、溶液ラインL24,高温熱交換器31を通っ
て低圧再生器50に供給される。
【0032】ここで、本実施形態では、伝熱管45の外
表面に凹部48が複数の形成されていることで、この伝
熱管45の外表面積が大きくなっており、燃焼ガスCと
臭化リチウム希溶液Y3との間の熱交換の効率が良くな
っている。また、伝熱管45の各凹部48は弧状をなす
形状となっているため、臭化リチウム希溶液Y3は各凹
部48から出やすく停留することはなく、腐食が防止さ
れる。
【0033】このように本実施形態の高圧再生器40を
具えた吸収冷凍機にあっては、燃焼ガスCと臭化リチウ
ム希溶液Y3との間の熱交換を行う複数の伝熱管45の
外表面に弧状をなす複数の凹部を形成したことで、伝熱
管45の外表面積を大きくして熱交換効率を向上でき、
その結果、吸収冷凍機の能力を向上できる一方で、伝熱
管45の長さを短くしたり、本数を減少することで装置
の小型化、コンパクトが図れる。また、この伝熱管45
の凹部48をローレット加工によって形成したことで、
加工を容易とすることができると共に、伝熱管45の生
産工程に組み込むことで生産性を低下させることはな
い。
【0034】なお、上述の実施形態では、伝熱管45の
外表面にローレット加工を施して斜めの溝を複数形成し
て凹部48を設けたが、ローレット加工によって周方向
に沿って傾斜していない溝を複数形成して凹部48を設
けてもよく、また、別途機械加工によって凹部48を形
成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の再生器によれば、冷媒を吸収し
て低濃度となった臭化リチウム溶液を貯留する液槽を設
ける一方、燃焼バーナの燃焼ガスをこの液槽に導いて熱
交換する炉筒及びこの液槽を貫通する複数の伝熱管を設
け、この伝熱管の外表面に弧状の凹部を複数形成したの
で、伝熱管の外表面積を大きくして燃焼ガスと臭化リチ
ウム溶液との間で行われる熱交換の効率を向上すること
ができ、伝熱管の長さを短くしたり本数を減少すること
で、装置の小型化、コンパクト化を図ることができる。
【0036】また、請求項2の発明の再生器によれば、
弧状の凹部を伝熱管の外表面にローレット加工を施すこ
とによって形成したので、凹部の加工を容易とすること
ができると共に、伝熱管の生産工程に組み込むことで生
産性の向上を図ることができる。
【0037】また、請求項3の発明の吸収冷凍機によれ
ば、冷房に利用して温度上昇した冷水が流通する蒸発器
チューブに向けて冷媒を散布することによりこの冷媒を
蒸発気化させて冷媒蒸気とする蒸発器と、蒸発器で発生
した冷媒蒸気を濃度の濃い臭化リチウム溶液により吸収
させる吸収器と、冷媒を吸収して低濃度となった臭化リ
チウム溶液を燃焼ガスにより加熱して臭化リチウム溶液
中の冷媒を蒸発させて臭化リチウム溶液を高濃度として
吸収器に供給する再生器と、再生器で発生した冷媒蒸気
を凝縮させて凝縮した冷媒を蒸発器に供給する凝縮器と
で吸収冷凍機を構成し、再生器を、燃焼バーナの燃焼ガ
スが流動する炉筒に臭化リチウム溶液を貯留する液槽を
貫通する複数の伝熱管を連結し、この伝熱管に排気ガス
を外部に排出する排出管を連結して構成し、この伝熱管
の外表面に弧状の凹部を複数形成したので、伝熱管の外
表面積を大きくして燃焼ガスと臭化リチウム溶液との間
で行われる熱交換の効率を向上することができ、伝熱管
の長さを短くしたり本数を減少することで、装置の小型
化、コンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る再生器としての高圧
再生器に用いられる伝熱管の概略図である。
【図2】本実施形態の高圧再生器の概略断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】本実施形態の吸収冷凍機の概略構成図である。
【符号の説明】
10 蒸発器 20 吸収器 30 低温熱交換器 31 高温熱交換器 40 高圧再生器 42 液槽 43 炉筒 44 燃焼バーナ 45 伝熱管 47 排出管 48 凹部 50 低圧再生器 60 凝縮器 P1 冷媒ポンプ P2,P3 溶液ポンプ L1 冷水入口ライン L2 冷水出口ライン L3,L4 冷却水ライン L11〜L15 冷媒ライン L21〜L25 溶液ライン L31 ガス(燃料)ライン R 冷媒(水) r 冷媒蒸気 Y1 臭化リチウム濃溶液 Y2 臭化リチウム中溶液 Y3 臭化リチウム希溶液 W1 冷水 W2 冷却水 C 燃焼ガス G 燃料ガス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を吸収して低濃度となった臭化リチ
    ウム溶液を貯留する液槽と、燃焼バーナと、該燃焼バー
    ナの燃焼ガスが流動する炉筒と、該炉筒に連結されると
    共に前記液槽を貫通する複数の伝熱管と、該伝熱管に連
    結されて排気ガスを外部に排出する排出管とを具え、前
    記液槽内に貯留された冷媒を吸収して低濃度となった臭
    化リチウム溶液を前記複数の伝熱管内を通過する燃焼ガ
    スによって加熱することで、この臭化リチウム溶液中の
    冷媒を蒸発させて臭化リチウム溶液を高濃度とする再生
    器において、前記伝熱管の外表面に弧状の凹部を複数形
    成したことを特徴とする再生器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の再生器において、前記弧
    状の凹部は前記伝熱管の外表面にローレット加工を施す
    ことによって形成したことを特徴とする再生器。
  3. 【請求項3】 冷房に利用して温度上昇した冷水が流通
    する蒸発器チューブに向けて冷媒を散布することにより
    この冷媒を蒸発気化させて冷媒蒸気とする蒸発器と、該
    蒸発器で発生した冷媒蒸気を濃度の濃い臭化リチウム溶
    液により吸収させる吸収器と、冷媒を吸収して低濃度と
    なった臭化リチウム溶液を燃焼ガスにより加熱して臭化
    リチウム溶液中の冷媒を蒸発させて臭化リチウム溶液を
    高濃度として前記吸収器に供給する再生器と、前記再生
    器で発生した冷媒蒸気を凝縮させて凝縮した冷媒を前記
    蒸発器に供給する凝縮器とを具えた吸収冷凍機におい
    て、前記再生器を、燃焼バーナの燃焼ガスが流動する炉
    筒に臭化リチウム溶液を貯留する液槽を貫通する複数の
    伝熱管を連結し、該伝熱管に排気ガスを外部に排出する
    排出管を連結して構成し、前記伝熱管の外表面に弧状の
    凹部を複数形成したことを特徴とする吸収冷凍機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078300A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Ebara Refrigeration Equipment & Systems Co Ltd 高温再生器及び吸収冷凍機
CN107131508A (zh) * 2017-07-19 2017-09-05 山东泽轩环保科技有限公司 一种处理VOCs废气的设备及使用方法

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