JPH0547942U - 複写機の原稿読取り装置 - Google Patents

複写機の原稿読取り装置

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JPH0547942U
JPH0547942U JP10603791U JP10603791U JPH0547942U JP H0547942 U JPH0547942 U JP H0547942U JP 10603791 U JP10603791 U JP 10603791U JP 10603791 U JP10603791 U JP 10603791U JP H0547942 U JPH0547942 U JP H0547942U
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剛 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の劣化を防止することができる原稿固定
形の複写機の原稿読取り装置を提供する。 【構成】 原稿固定形の複写機の原稿読取り装置22に
おいて、レール29を有する原稿読取り装置本体と、こ
の原稿読取り装置本体に固定されたレール29上を摺動
する摺動子52を介して走査子26が往復動して原稿の
情報を読取る原稿走査スキャナ23とを備え、上記摺動
子52を振動吸収用のダンピング部材を介して上記原稿
走査スキャナ23に取付けたこと。 【効果】 原稿読取り装置本体等から生ずる振動がダン
ピング部材により遮断されるので、この振動が原稿走査
スキャナに伝わることがなく、したがって画像の劣化を
防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複写機等における原稿固定形の原稿読取り装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
コピー機等の複写機やディジタルスキャナには、複写機本体上部に原稿読取り 装置を設け、原稿走査スキャナを往復動させて、コンタクトガラス上に固定され た原稿の情報を読取るものが知られている。 かかる原稿読取り装置は、従来においては図8〜11に示すように、原稿読取 り装置本体に固定された平面状のレール1(図8)又は断面円形のガイドロッド 2(図9)上を摺動する摺動子3を原稿走査スキャナ4に固定していた。そして 、この摺動子3を介して、原稿走査スキャナ4が原稿読取り装置本体上をそれ自 身の自重で往復動していた。この摺動子3は、原稿走査スキャナ4に係止された 係止部材5(図10,11)に取付けられている。例えば、図10に示すように 係止部材5に爪6を設けるか、又は図11に示すようにリング7を用いて原稿走 査スキャナ4に固定していたが、摺動子3を直接スキャナ4に接着する場合もあ った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の構成では、複写機本体や原稿読取り装置本 体の振動(作像するための種々の振動や、給紙ギアやポリゴンミラーや冷却ファ ンの振動等)がレール1やガイドロッド2を介してスキャナ4に伝達されるので 、スキャナ4やこれに設けられたミラーが共振することにより画像上に悪影響を 与えていた。このようなプリンタからの悪影響は原稿読取り装置とプリンタ間に ダンピング部材を介在させることにより振動を遮断できるが、原稿読取り装置本 体に設けられた冷却ファン等の振動による外乱に対しては対処できないという課 題があった。
【0004】 このような振動がスキャナ4に伝達されると、図12に示すように、スキャナ 4に取付けられたミラー8が両端部を節として振動して凸状態8aや凹状態8b となる。このために、原稿上の、スリット長手方向のある位置のCCD9上の結 像位置10がずれることとなる。なお符号11はミラー8とCCD9との間に設 けられるレンズである。図13に示すように、理想的な画像12に対して、アナ ログ複写機の場合にはスリット露光であるために、MTFの劣化という形で表わ れるため画像上の効果は顕著ではないが、上記振動により画像太り13が生じる 。
【0005】 CCD等を利用したディジタルスキャナの場合には画素のずれにつながり、直 線曲がり14等明らかな画像劣化が生じたりする。この直線曲がり14において 、作像線速度をvとし、直線曲がり14のピッチをpとして、f=v/pとした とき、この符号fがミラー8の固有振動数として検出されている。
【0006】 本考案は、かかる課題を解決するためになされたもので、原稿走査スキャナに 振動を伝達することがなく、画像劣化を防止することができる複写機の原稿読取 り装置を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、原稿固定形の複写機の原稿読取り装置に おいて、レールを有する原稿読取り装置本体と、このレール上を摺動する摺動子 を介して走査部が往復動して上記原稿の情報を読取る原稿走査スキャナとを備え 、上記摺動子を振動吸収用のダンピング部材を介して上記原稿走査スキャナに取 付けたことを構成とするものである。
【0008】
【作用】
このような構成の複写機の原稿読取り装置によれば、原稿読取り装置本体や複 写機本体から発生する振動がダンピング部材により遮断されるので、原稿走査ス キャナは振動しない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明する。図1乃至図7は本考 案による複写機の原稿読取り装置の一実施例を示す図である。 図1,図2において、符号20はディジタル複写機の本体であり、この複写機 本体20の下部にはプリンタ部21が配設され、上部には、原稿読取り装置22 が配設されている。この原稿読取り装置22は原稿走査スキャナ23を備えてお り、コンタクトガラス24上に載置された原稿をこの原稿走査スキャナ23によ り読取るようにしている。即ち、スキャナ23の蛍光灯25が取付けられた走査 子(走査部)26は、原稿読取り装置本体27に固定されて上面28が平面状の 一対のレール29上に自重で載っており、摺動自在になっている。また走査子2 6の両端部にはワイヤ30が係止されており、このワイヤ30をモータ(図示せ ず)により駆動することにより、このワイヤ30とともに走査子26もレール2 9の上面28上をスライドする。
【0010】 このような構成によれば走査子26の強度をあまり必要としないので、大型の 走査子26を往復摺動させるのには好ましい。走査子26の他の駆動手段として は、走査子の片方の端部をガイドロッドに通し、この端部のみにワイヤを係止し てワイヤとともにこの端部を移動させ、他方端部は自由端部とし、この自由端部 側は摺動子を介して平面状レールの上に載せてスライドさせる方式にしてもよい 。
【0011】 上記走査子26の蛍光灯25からの射出光は、原稿の表面に照射される。原稿 からの画像情報を含む反射光は、走査子26に取付けられた反射ミラー31で反 射された後、レール29に位置決めされたスキャナ23の静止部分53の反射ミ ラー32で反射される。次いで、原稿読取り装置本体27に固定された反射ミラ ー33、レンズ34、及び画像読取り板35を介して、ポリゴンモータ36によ り回転駆動されるポリゴンミラー37に入射する。ポリゴンミラー37からの反 射光は、光学系を介して感光体ドラム38に照射されて、この感光体ドラム38 上に潜像を形成する。この潜像は、回転するドラム38に接している現像ローラ 39により顕在化し、次いで転写チャージャ40により用紙41に転写される。
【0012】 用紙41は、カセット42に収納されており、給紙ローラ43により1枚ずつ 転写チャージャ40のところに供給される。転写が終了した用紙41は、ドラム 38と分離するための分離チャージャ44を通過後、搬送ファン45を有する搬 送コンベア46により定着ユニット47に送られ、ここで画像が定着された後、 本体20の外部に搬出され、これにより複写が完了する。
【0013】 次に、図2〜図7により、走査子26の摺動部分について説明する。図2に示 すように、走査子26の走査子本体51には摺動子52が取付けられており、こ の摺動子52がレール29の上面28に接して矢印のように摺動する。またミラ ー32を有するスキャナ23の静止部分53にも摺動子52が取付けられ、この 摺動子52を介して静止部分53はレール29に接触している。図3に示すよう に、摺動子52は基材54の下面に接着されており、この基材54は、振動吸収 用のダンピング部材55を介して、走査子本体51(及び静止部分53)に取付 けられている。このダンピング部材55としては、走査子26の位置保持のため 及びスティック、スリップの防止のために、やや固めに振動吸収型の無反発ゴム 等で形成することが好ましい。
【0014】 なお、この実施例の変形例として、図4に示すように、摺動子52aを、走査 子本体51に係止されたダンピング部材55aに直接取付けてもよい。また、図 5に示すように、走査子本体51にダンピング部材55bを係止し、図3の基材 と同様の形状を有する摺動子52bをダンピング部材55bに保持させてもよい 。上記図3〜図5では走査子本体51(及び静止部分53)に貫通孔を穿設して そこに摺動子を取付けていたが、図6に示すように、孔を有しない走査子本体5 1の下面にダンピング部材55cを接着し、このダンピング部材55cに摺動子 52cを接着してもよい。
【0015】 さらに、図7に示すように、走査子本体51に、軸56を回動自在に取付け、 この軸56に、断面円形のコロ状のダンピング部材55dを取付けて、このダン ピング部材55dを摺動子としても兼用し、レール29上に転動させてもよく、 この場合には摺動時の摩擦係数が極めて小さくなり、走査子26が軽い動力で往 復動することとなる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、原稿読取り装置本体や複写機本体から生 ずる振動が、ダンピング部材により遮断されるので、この振動が原稿走査スキャ ナに伝わることがなく、したがって、スキャナに設けられたミラー等の光学機器 の共振を防止することができ、画像の劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による原稿読取り装置を備え
た複写機の内部構造を示す正面構造図である。
【図2】本考案による原稿読取り装置の一部を示す斜視
図である。
【図3】図2に示す原稿読取り装置の走査子の摺動部分
を示す部分断面図である。
【図4】図2に示す原稿読取り装置の走査子の摺動部分
の変形例を示す部分断面図である。
【図5】図2に示す原稿読取り装置の走査子の摺動部分
の変形例を示す部分断面図である。
【図6】図2に示す原稿読取り装置の走査子の摺動部分
の変形例を示す部分断面図である。
【図7】図2に示す原稿読取り装置の走査子の摺動部分
の変形例を示す部分断面図である。
【図8】従来装置における、走査子の摺動部分を示す部
分断面図である。
【図9】従来装置における、走査子の摺動部分を示す部
分断面図である。
【図10】従来装置における、走査子の摺動部分を示す
部分断面図である。
【図11】従来装置における、走査子の摺動部分を示す
部分断面図である。
【図12】従来装置において、スキャナに振動が伝達さ
れた場合の説明図である。
【図13】従来装置において、画像太りや画像曲がりが
生じた場合を示す説明図である。
【符号の説明】
21 プリンタ部 22 原稿読取り装置 23 原稿走査スキャナ 24 コンタクトガラス 25 蛍光灯 26 走査子(走査部) 27 原稿読取り装置本体 28 上面 29 レール 30 ワイヤ 31,32,33 反射ミラー 34 レンズ 35 画像読取り板 36 ポリゴンモータ 37 ポリゴンミラー 38 感光体ドラム 39 現像ローラ 40 転写チャージャ 41 用紙 42 カセット 43 給紙ローラ 44 分離チャージャ 45 搬送ファン 46 搬送コンベア 47 定着ユニット 51 走査子本体 52,52a〜52c 摺動子 55,55a〜55d ダンピング部材 56 軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿固定形の複写機の原稿読取り装置に
    おいて、 レールを有する原稿読取り装置本体と、このレール上を
    摺動する摺動子を介して走査部が往復動して上記原稿の
    情報を読取る原稿走査スキャナとを備え、上記摺動子を
    振動吸収用のダンピング部材を介して上記原稿走査スキ
    ャナに取付けたことを特徴とする複写機の原稿読取り装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ダンピング部材を、無反発ゴムで形
    成したことを特徴とする請求項1記載の複写機の原稿読
    取り装置。
JP10603791U 1991-11-29 1991-11-29 複写機の原稿読取り装置 Pending JPH0547942U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100733980B1 (ko) * 2005-07-04 2007-07-02 삼성전자주식회사 스캐닝장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6466677A (en) * 1987-09-08 1989-03-13 Ricoh Kk Document scanner in copying machine
JPH0253376A (ja) * 1988-08-18 1990-02-22 Canon Inc 原稿読取装置

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