JPS6230365Y2 - - Google Patents

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JPS6230365Y2
JPS6230365Y2 JP5949985U JP5949985U JPS6230365Y2 JP S6230365 Y2 JPS6230365 Y2 JP S6230365Y2 JP 5949985 U JP5949985 U JP 5949985U JP 5949985 U JP5949985 U JP 5949985U JP S6230365 Y2 JPS6230365 Y2 JP S6230365Y2
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recording
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arm
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はフアクシミリ送受信装置、詳しく
は、複数行分の読取りが可能な読取ヘツドと、同
数行分の記録が可能な記録ヘツドとを備えた支持
体を、記録紙の巾方向に往復動走査させるととも
に、記録紙を上記走査方向に対して略直交する向
きに搬送することによつて、画像の送受信を行
う、送受信兼用フアクシミリ装置に関する。
ここでいう、送受信兼用フアクシミリ装置と
は、記録ヘツドと読取ヘツドとを単一の支持体
(以下、これをキヤリツジという。)に、兼備させ
た画像走査機構を有する装置をいう。
ところで、上記の装置は、記録ヘツドを記録紙
に接触させた状態で、往復動走査、すなわち、記
録紙上を比較的高速で摺動させるため、記録紙と
記録ヘツドとの接触が不安定であると、画像の正
確な記録ができなくなる。
このため、従来の画像走査機構においては、記
録ヘツドの走査路に沿つてフエルト等のクツシヨ
ンを貼つた背面板を配置し、この背面板で、記録
紙を記録ヘツドに圧接させることによつて、記録
紙と記録ヘツドとを確実に接触させるようにして
いた。
しかしながら、上記の機構においては、記録紙
と記録ヘツドが常に接触しているため、上記の送
受信兼用フアクシミリ装置のように、送信ヘツド
と記録ヘツドとを同一のキヤリツジで往復動走査
させた装置の場合には、原稿画像の送信を行う、
いわゆる送信モード時においても、受信モードが
解除されているにもかかわらず、送信ヘツドの往
復動に伴つて記録ヘツドが記録紙に対して常に接
触した状態で摺動することになる。
このため、記録ヘツドの摩耗が著しく、また、
静電記録紙を使用する記録の場合には、記録紙と
記録ヘツドとの反復摺動で、記録紙が摩擦帯電さ
れ、それが現像後にコピー汚れとなる欠点があ
る。なお、感熱記録紙を使用する記録の場合にお
いても、上記の反復摺動で発生する熱によつて記
録紙が発色し、上記と同様にコピー汚れとなる。
また、上記の反復摺動で記録紙の紙カスが発生
し、それが装置内に飛散したり、記録ヘツドに付
着したりして、記録ミスを招く原因となる。
さらに、前記の装置は記録紙のない状態では、
背面板と記録ヘツドが密着した状態となる関係
上、記録紙としてロール状のものが使用され、背
面板と記録ヘツドとの間に常に記録紙を介在させ
てある。したがつて、長期に亘つて記録をしない
ような場合(たとえば待機モードの状態)、記録
紙の記録ヘツドの接触している箇所に段が付き、
その後、受信モードになつた際に、その段の周辺
部で記録ミスが発生する欠点がある。
この考案は上述の点に鑑みなされたものであ
る。
この考案の目的は、記録ヘツドの摩耗を少なく
し、装置としての寿命を延ばすことにある。
この考案の他の目的は、摩擦帯電もしくは、感
熱発色などによるコピー汚れを防止することにあ
る。
この考案のさらに他の目的は、記録紙にヘツド
の当りぐせがつかないようにし、その部分の記録
ミスの発生を防止することにある。
以下、図示の一実施例によつて、この考案を説
明する。
第1図および第2図は、この考案が適用される
送受信兼用フアクシミリ装置の一例として、静電
記録方式による画像走査記録装置を概略的に示す
図である。第1図において、符号1は記録紙、2
は記録ヘツド、3は背面板をそれぞれ示してい
る。
なお、第1図において符号3で示す背面板は、
角棒状の本体3aの下面、すなわち記録ヘツド2
に対して、対向する面に、フエルトもしくはゴム
板などからなるクツシヨン3bを接着して構成さ
れている。背面板本体3aの長手方向の側部(第
1図において送りローラー側)には、本体3aと
略同じ長さのL字状のガイド板100が固定され
ている。
背面板3は、背面板接離機構によつて、記録ヘ
ツド2に対して接離自在となる。
背面板接離機構は、主に、第1図において符号
101で示す背面板揺動杆と、符号102で示す
プランジヤーと、このプランジヤー102の出力
を背面板揺動杆101に伝達する、符号103で
示す腕杆とで構成されている。
背面板揺動杆101は、シヤフト104に揺動
自在に支承される。
背面板揺動杆101には、その基部から、互い
に遠ざかる向きに延出した二本の腕杆が形成され
ており、その一方の短腕101Aは、背面板3を
揺動自在に支承するアーム105に固植されたピ
ン106に、その下方から係合している。また、
一方の長腕101Bは、上記の腕杆103の自由
端部103aに、その上方から係合している。
なお、短腕101Aには、シヤフト104に巻
装されていて、図示されない側板に固植された係
止ピン107に、一端を係止されたネジリバネ1
08の自由端が弾力的に係合している。このネジ
リバネ108の弾力は、背面板揺動杆101に、
第1図において右旋する習性を与えている。この
習性による背面板揺動杆101の回動は、長腕1
01Bの腹部が係止ピン107に当接することに
よつて阻止される。なお、長腕101Bが係止ピ
ン107に当接した状態において、背面板3のク
ツシヨン3bは記録ヘツド2に対し離隔してい
る。
腕杆103は、図示されない主側板に固定され
た支軸109に、揺動自在に支承される。腕杆1
03には、コ字状の基部から互いに直交する向き
に延出した二本の腕が形成されている。一方の腕
部103Aは、前記内側板を貫通して、長腕10
1Bの端部に係合し、また、他方の腕部103B
は、主側板に固定されたプランジヤー102の可
動部102aに、ピン110によつて係止され
る。この腕部103Bは、主側板にら合されたビ
ス111に対して、緊縮性のバネ112で緊がれ
ており、このバネ112の緊縮力によつて、腕杆
103に、第1図において左旋する習性が与えら
れる。この習性による腕杆103の回動は、プラ
ンジヤー102の腹部に固定されるストツパー杆
の折曲部113に、腕部103Bの側部が当接す
ることによつて阻止される。
なお、プランジヤー102は、受信モード時、
すなわち記録時に、励磁されるようになつてい
る。
第1図において、プランジヤー102が励磁さ
れると、腕杆103の腕部103Bが、バネ11
2の緊縮力に抗して左方に引かれ、一方の腕部1
03Aの自由端103aが上方に回動する。腕部
103Aの回動に伴つて、背面板揺動杆101長
腕101Bが突き上げられ、背面板揺動杆101
がシヤフト104の回りに、その回動習性に抗し
て第1図において左旋する。背面板揺動杆101
によつてこれと一体の短腕101Aが同方向に回
動し、この短腕101Aと背面板3のピン106
との係合が解かれる。背面板3は、ピン106と
短腕101Aとの係合が解かれることによつて、
その自重で、シヤフト104を中心に、第1図に
おいて下方に回動し、記録紙1を記録ヘツド2に
圧接させる。
なお、背面板の自重で記録紙1が記録ヘツド2
に圧接した状態では、短腕101Aとピン106
とが係合しないように、背面板揺動杆101およ
腕杆103の回動角が設定されている。
第1図において、記録紙1は、ロール状のシー
トを、支軸1aに、弾力的に嵌挿したのち、予め
その端部がシート通路に沿つて繰り出され、排紙
ローラー4に喰え込まれる。
この状態で受信モードになると、モーター5が
始動し、モータープーリー5aと記録ヘツド2の
キヤリツジ6とを繋ぐワイヤー7が移動する。な
お、ワイヤー7は、第2図に示すように、四つの
アイドラー8によつて、記録紙1の巾よりも長い
矩形のループが形成されており、その長辺が記録
紙1の搬送方向に対し略直交する向きに張られて
いる。またキヤリツジ6はワイヤー7の長辺に対
して略平行に配置された二本のガイド軸9,10
によつて摺動自在に支承されている。ワイヤー7
の移動に伴つて、キヤリツジ6がガイド軸9,1
0に沿つて移動すると、記録ヘツド2が記録紙1
の巾方向に移動する。
なお、記録ヘツド2の記録紙1に対する往復動
走査は、モーターのプーリー5aが正逆回転を反
復することによつて行なわれる。
上記のごとく、受信モード後、記録ヘツド2が
走査を開始すると同時に、送りローラー11が図
示されない駆動装置によつて駆動され、ガイドロ
ーラー11aを介し、記録紙1が記録ヘツド2の
走査方向に対して略直交する向きに搬送される。
この静電画像は、送りローラー11の下流に配設
された現像装置12によつて可視像化されたの
ち、さらに下流に配設された、定着装置13によ
つて、記録紙上にトナー像として、定着される。
このようにして、受信を完了した記録紙は、排紙
ローラー4の直前に配設された、カツター14に
よつて所定のサイズに裁断されたのち、排紙ロー
ラー4の送りを受けて、排紙トレイ15上に排出
される。
また、第1図の状態で、、原稿載置台16上
に、送信原稿17を載置し、図示されない、画像
送信スイツチをオンの状態にすると、装置が送信
モードになる。装置が送信モードになると、原稿
搬送ローラ18が回転し、送信原稿17は、ガイ
ド板19に沿つて2組のスキヤナーローラー対2
0,21の間の画像読取り部22に案内される。
この画像読取り部22は、背板23と、この背板
23に対して、わずかに離隔して平行に配設され
たターゲツトガラス(透明な圧板)24で構成さ
れている。この圧板24の背板には、画像読取走
査光軸25を画像読取り部22の送信原稿面に略
直交させて、読取ヘツド26がキヤリツジ6と一
体に配設されている。図示の読取ヘツド26は、
光学式のもので、ランプ27によつて照明された
送信原稿17の読取り部の文字等の反射光を、読
取光学系28によつて、明・暗の光信号として、
光電変換素子29に導き、電気信号に変換して、
遠隔の地に電送するものである。なお、送信原稿
の走査は、キヤリツジ6が、前述の受信モード時
と同様、往復動し、これと一体の読取ヘツド26
が送信原稿17の巾方向に往復動することによつ
て行なわれる。送信された原稿は、スキヤナーロ
ーラー対20,21の送りを受けて、排紙トレイ
30上に排出される。
この考案は、上述のような、送受信兼用フアク
シミリにおいて、受信モード時、すなわち、記録
時以外の状態では、記録紙1を記録ヘツド2か離
れる向きに移動させることによつて記録紙1と記
録ヘツド2とを離隔させることを特徴としてい
る。以下、この考案の主要構成部である記録紙と
記録ヘツドとの接離手段を図によつて説明する。
第3図乃至第5図は、上記接離手段の一実施例
の斜視図およびその作動態様を示す側面図であ
る。この接離手段は、記録ヘツドに対して記録紙
を搬送するガイドローラーを、記録ヘツドに対し
て揺動可能に構成し、もつて、上記ガイドローラ
ーによつて規制される記録紙通路が、記録ヘツド
に対して接離する2通りの通路を形成するように
なしたものである。
第3図乃至第5図において、符号1は記録紙、
2は記録ヘツド、11は送りローラー、11aは
ガイドローラーをそれぞれ示している。ガイドロ
ーラー11aは、一対の腕杆31,32の一腕に
回転可能に支承されている。各腕杆31,32は
送りローラー11の下方のローラー支軸11X
に、それぞれ揺動自在に嵌挿されている。各腕杆
31,32の他腕端は、それぞれL字状に垂下し
ており、これらの腕端部31a,32aには、ベ
ルクランク33および従動杆34の各自由端がそ
れぞれ当接している。ベルクランク33および従
動杆34はステー35によつて一体化されてお
り、ベルクランク33と図示されない不動部材に
固植されたピン36との間に繋がれた緊縮性のバ
ネ37の緊縮力によつて、ステー35の囲りに図
において右旋習性がそれぞれ与えられている。こ
の習性によるベルクランク33および従動杆34
の回動は、ベルクランク33の基腕33aが揺動
杆38の自由端に当接することによつて阻止され
ている。揺動杆38は前記不動部材に固植された
短軸39に揺動自在に嵌挿されており、その基部
はプランジヤー40に、連杆41によつて繋がれ
ている。
この接離手段は、フアクシミリ装置が送信モー
ドおよび待期モードの状態にあるとき、第4図に
示すように、プランジヤー40の、励磁が解か
れ、記録紙1が記録ヘツド2の先端から離隔した
状態にある。
ここで、フアクシミリ装置が受信モードにセツ
トされると、プランジヤー40が励磁され、揺動
杆38が短軸39の囲りに、第4図において右旋
する。揺動杆38の揺動に伴つて、ベルクランク
33および従動杆34がそれぞれ、各の習性に抗
して回動し、それぞれの自由端部が、各腕杆3
1,32の腕端部31a,32aから離れる。ベ
ルクランク33および従動杆34の拘束を断たれ
た、各腕杆31,32は、ガイドローラー11a
の自重によつて、ローラー支軸11Xの囲りに、
第4図において右旋し、第5図に示すように、記
録紙1が、記録ヘツド2の先端に接触する。
なお、上述のように、プランジヤー40が励磁
され、ガイドローラー11aが図において下降す
ることによつて生じる記録紙1のたるみは、記録
紙1の支軸1aに装備された、図示されない巻き
戻し機構によつて、支軸1aに巻き取られる。こ
の支軸1aの巻き戻し力は、送りローラーの記録
紙保持力およびその搬送力よりも小さくなるよう
に設定されている。上記の巻き戻し機構は以下に
述べる他の実施例においてもそれぞれ共通に機能
するものであつて、以下、その記述は省略する。
第6図および第7図は、該接離手段の他の実施例
の構成および作用を示す側面図である。この実施
例は、前記実施例が、ガイドローラーを揺動させ
て、記録紙を記録ヘツドに対して接離させる構成
であるのに対し、送りローラーおよびガイドロー
ラーの両方を、記録ヘツドに対しそれぞれ一体的
に接離する構成となしたものである。この実施例
によると、前記のそれが、送りローラー11と記
録ヘツド2の相対位置によつて、記録紙1と記録
ヘツド2の接触状態の良・不良が決定されるのに
対し、送りローラーとガイドローラーが共に記録
ヘツドに対し接離するので、送りローラーと記録
ヘツドとの相互の位置関係に左右されることな
く、記録紙と記録ヘツドとの接触が良好となる。
第6図および第7図において、符号1は記録紙、
2は記録ヘツド、11は送りローラー、11aは
ガイドローラーをそれぞれ示している。ガイドロ
ーラー11aおよび送りローラー11は一対の摺
動板50(図において手前側の摺動板は図示され
ていない。)にそれぞれ回転自在に挾持されてい
る。各摺動板50には、互いに平行な長孔50
a,50bがそれぞれ穿たれている。これらの長
孔50a,50bには、図示されない不動部材
(たとえばフアクシミリ装置の一対の側板)に固
植された各ガイドピン51a,51bが貫挿され
ており、これによつて、各摺動板50は、各ガイ
ドピン51a,51bに沿つて、図において上下
方向に摺動し得るよう構成される。各摺動板50
の頂部にはピン52がそれぞれ固植されている
(手前のそれは図示されず。)。
これら各ピン52には、ベルクランク53およ
び従動杆(図示されず)の自由端が、その下方か
ら、それぞれ当接している。ベルクランク53と
従動杆とは、前実施例のそれらと同様ステー55
によつて一体的に構成されている。ベルクランク
53の他腕端53aには、緊縮性のバネ56が繋
がれており、ベルクランク53は、バネ56の緊
縮力によつて、ステー55の囲りに、図におい
て、左旋習性が与えられている。この習性による
ベルクランク53の回動は、その腕端53aが揺
動杆57の自由端部に当接することによつて阻止
されている。揺動杆57は短軸58によつて揺動
自在に支承されており、その基部は、前述の実施
例のそれと同様に、プランジヤー59に連杆60
を介して繋がれている。
この接離手段は、フアクシミリ装置が送信もし
くは待期モードの状態にあるとき、第6図に示す
ように、プランジヤー59の励磁が解かれ、記録
紙1が記録ヘツド2の先端から離隔した状態にあ
る。
ここで、該フアクシミリ装置が、受信モードに
セツトされると、プランジヤー59が励磁され、
揺動杆57が短軸58の囲りに第6図において左
旋する。揺動杆57の揺動に伴つて、ベルクラン
ク53および従動杆がそれぞれ、各の習性によつ
て回動し、それぞれの自由端部が、各ピン52が
離れる。ベルクランク53および従動杆による拘
束を断たれた各摺動板50は、送りローラー11
およびガイドローラー11aの自重によつて、第
6図において下降し、第7図に示すように、記録
紙1が記録ヘツド2の先端に接触する。
第8図および第9図は、該接離手段のさらに他
の実施例を示す斜視図およびその側面図である。
この実施例は、前述の各実施例が、ガイドロー
ラーもしくは送りローラーなどを介して記録紙自
体を記録ヘツドに対して接離させたのに対し、記
録ヘツドを記録紙に対して接離させるように構成
したものであつて、この実施例によると、記録紙
の搬送およびガイドを行う機構が定着された状態
となるので、記録紙の搬送が安定した状態で行な
われる。
第8図および第9図において、符号1は記録
紙、2は記録ヘツド、11は送りローラー、11
aはガイドローラーをそれぞれ示している。記録
ヘツド2は座金70に固定されている。座金70
の下部には、記録紙1に対して略直交する向き
に、摺動ピン71が固植されている。摺動ピン7
1は、ブラケツト72の小孔72aに嵌挿されて
おり、これによつて、記録ヘツド2がブラケツト
72に対して上下動自在に構成されている。
ブラケツト72は、該ガイド軸9に沿つて移動
するキヤリツジ6に固定されている。
なお、ブラケツト72と座金70との間には、
伸張性のコイルバネ73が巻装されており、この
コイルバネ73の伸張力によつて、記録ヘツド2
に、図において上昇する習性が与えられている。
この習性による記録ヘツド2の上昇は、ブラケ
ツト72の一側に形成された貫通孔72bを貫通
して、第9図において、記録ヘツド2の右方に延
出した座金70の舌片70aが、記録ヘツド2の
上昇を規制する規制板74の下面に当接すること
によつて阻止されている。規制板74は、角状の
ステー75にビスによつて固定されている。ステ
ー75は、送りローラー11などを支承している
一対の側板(図示されず)に回動自在に支承され
ている。なお規制板74は、記録ヘツド2の走査
巾よりも長く構成されていて、記録ヘツド2が走
査端に位置したとき、舌片70aと規制板74と
の係合が離脱しないようになつている。
ステー75の一端部には、従動杆76が固定さ
れている。従動杆76には緊縮性のバネ77が繋
がれていて、このバネの緊縮力によつて、従動杆
76および規制板74に対して、ステー75の囲
りに第9図において左旋習性が与えられている。
この習性による従動杆76および規制板74の回
動は、作動杆76が揺動杆78の自由端に当接す
ることによつて、阻止されている。揺動杆78
は、前述の各実施例と同様、その基部がプランジ
ヤー79に、連杆80を介して繋がれている。
この接離手段も、前記各実施例と同様、フアク
シミリ装置が、送信もしくは待期モードの状態に
あるとき、第9図に示すように、プランジヤー7
9の励磁は解かれた状態にあつて、記録紙1が記
録ヘツド2の先端から離隔している。
ここで、該フアクシミリ装置が受信モードにセ
ツトされると、プランジヤー79が励磁され、揺
動杆78がその支軸の囲りに第9図において左旋
する。揺動杆78の揺動に伴つて、従動杆76が
その習性に抗して回動し、規制板74が舌片70
aから離れる。規制板74による拘束を断たれた
座金70および記録ヘツド2は、コイルバネ73
の伸張力によつて、上昇し、記録ヘツド2の先端
部が記録紙1に接触する。なお、記録ヘツド2
は、その先端部が記録紙1と接触したのち、舌片
70aがブラケツト72と一体のストツパー72
cに当接することによつて、その必要以上の上昇
が阻止される。
上記の各実施例の説明から明らかなように、こ
の考案によるフアクシミリ送受信装置は、画像記
録時、すなわち受信モード時以外の状態(送信モ
ード時および待期モード時の状態)では、記録紙
が記録ヘツドとの接触部から退避した状態で記録
ヘツドと互いに離隔しているので記録ヘツドと送
信ヘツドとのキヤリツジを共用したことにより、
受信モード時以外の状態で、記録ヘツドが往復走
査動しても記録紙と記録ヘツドとが互いに影響さ
れる虞れがなくなり、かつ、記録紙と記録ヘツド
との離隔を、記録ヘツドの移動なしの状態で行な
えるので、この記録ヘツドを支持しているキヤリ
ツジも移動することがなく、これによつて、この
キヤリツジに支持されている読取ヘツドも位置変
化を起こすことがなく、共用キヤリツジでありな
がら、記録ヘツドと記録紙との離隔時に、送信ヘ
ツドの走査光学路の位置ずれを起こすような不具
合もなくなる。したがつて、記録ヘツドの必要以
上の摩耗が防止され、装置としての寿命が延び
る。
また、記録紙の無駄な摺動が無くなるため、そ
の摺動を原因として生じる摩擦帯電および感熱発
色などによるコピーの地汚れを防止することがで
きる。
さらに、記録紙と記録ヘツドとが平生(待期モ
ード時など)離隔しているので、記録紙に記録ヘ
ツドの当りぐせがつく虞れもなく、それによる記
録ミス等の発生もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を概略的に示す
側面図、第2図は、上記実施例の部分平面図、第
3図は、この考案の主要構成部分の接離機構の第
1の実施例の斜視図、第4図および第5図は、上
記第1の実施例の側面図、第6図および第7図は
上記接離機構の第2の実施例の側面図、第8図は
上記接離機構の第3の実施例の斜視図、第9図は
上記第3の実施例の側面図である。 1……記録紙、2……記録ヘツド、11……送
りローラー、11a……ガイドローラー、40,
59,79……プランジヤー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数行分の読取りが可能な読取ヘツドと、複数
    行分の記録が可能な記録ヘツドとを同一キヤリツ
    ジに支持し、該キヤリツジを、記録紙の巾方向に
    往復動走査させるとともに、記録紙を前記走査方
    向に対して略直行する向きに搬送することによつ
    て、画像の送受信を行うフアクシミリ送受信装置
    において、前記記録紙を前記記録ヘツドから離隔
    する記録紙離隔手段を設け、前記装置が待機モー
    ド状態或いは送信モード状態におかれたとき、前
    記記録紙を前記記録ヘツドから離隔することを特
    徴とするフアクシミリ送受信装置。
JP5949985U 1985-04-19 1985-04-19 フアクシミリ送受信装置 Granted JPS60180178U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5949985U JPS60180178U (ja) 1985-04-19 1985-04-19 フアクシミリ送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5949985U JPS60180178U (ja) 1985-04-19 1985-04-19 フアクシミリ送受信装置

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