JP6315210B2 - 画像読取装置に搭載されるキャリッジの固有振動数の調整方法、及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置に搭載されるキャリッジの固有振動数の調整方法、及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、画像読取装置に搭載されるキャリッジの固有振動数の調整方法、及び画像形成装置に関する。
一般に、コンタクトガラスの上面に載置された原稿の画像を読取るための画像読取装置として、コンタクトガラスの下面に沿って走行する第一及び第二キャリッジを備えたものが知られている。第一キャリッジには光源及び第一反射ミラーが搭載され、第二キャリッジには第二反射ミラーが搭載されている。第一及び第二キャリッジの長手方向の両端部にはワイヤーが連結されている。第一及び第二キャリッジは、このワイヤーを介してモーターにより駆動される。画像読取装置により原稿画像の読取りを行う際には、各キャリッジがモーターによって、予め設定された設定加速度で駆動される。そして、該駆動開始時から設定時間が経過した時にキャリッジの速度が目標速度に達する。その後は、各キャリッジはモーターにより該目標速度で定速駆動される。
この種の画像読取装置では、キャリッジの加速動作終了時のオーバーシュート(目標速度を大きく上回る現象)を抑制するべく種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1に示す画像読取装置では、キャリッジの加速動作時におけるステッピングモーターの1ステップ当たりの移動量を、定速動作時に比べて細かくし、さらに、キャリッジを加速動作から定速動作に移行させる直前にモーターの加速度を低減すると共にステッピングモーターの駆動電流を低減するようにしている。
特開2000−307814号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す画像読取装置では、ステップ数を細かくするために高トルクの高価なモーターが必要になる。また、モーターの加速度制御や電流制御が複雑になるため、モーターの駆動回路等が複雑化してコスト増加を招くという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モーターの駆動制御を複雑化することなく安価な方法によりキャリッジの加速動作終了時のオーバーシュートを抑制しようとすることにある。
本発明は、光源及び光学素子の少なくとも一方を保持するキャリッジを、該キャリッジに連結された長尺状又は無端状の連結部材を介してモーターにより所定方向に駆動する画像読取装置において該キャリッジの固有振動数を調整する調整方法を対象とする。
上記画像読取装置は、画像読取を行う際には、先ず、上記モーターを予め設定した設定加速度で駆動し、該モーターの駆動開始時から設定時間が経過した時にモーターを定速駆動に切り替えることでモーターを目標速度で定速駆動するように構成され、上記連結部材は二つ設けられ、該二つの連結部材は、上記キャリッジの移動方向に直交する方向に間隔を空けて配置され、該各連結部材がそれぞれ、該キャリッジに対して該移動方向に離間した二箇所で固定され、上記キャリッジは、磁石付きの重りを着脱可能な磁石取付部を有している。そして、上記キャリッジの固有振動数の調整方法では、上記磁石取付部に上記磁石付きの重りを取付けて上記モーターの加速中における上記キャリッジの振動周期の整数倍が上記設定時間になるように該固有振動数の調整を行う。
この調整方法によれば、キャリッジの振動波形の谷の部分でモーターの加速を終了させることができる。これにより、キャリッジの速度がその慣性により目標速度を上回る(オーバーシュートする)のを確実に抑制することができる。また、この調整方法によれば、モーターの加速度を加速工程の終了時点で減少させたり、モーターの1ステップ当たりの移動量を細かくしたりする必要がないので、高価なコントローラーやモーターを使用することなく安価な方法によりキャリッジのオーバーシュートを抑制することができる。
上記キャリッジの固有振動数の調整は、該キャリッジの重量の調整に加えて上記連結部材の上記所定方向におけるバネ定を調整することが好ましい。
この調整方法によれば、モーターの制御を複雑化することなく容易にキャリッジのオーバーシュートを抑制することができる。キャリッジの重量調整は、例えばキャリッジに磁石付きの重りを付加する等して調整することができる。連結部材のバネ定数は、連結部材の材質を変更する等して調整することができる。
上記連結部材は二つ設けられ、該二つの連結部材は、上記キャリッジの移動方向に直交する方向に間隔を空けて配置されて該キャリッジに対して該移動方向に離間した二箇所で固定されていることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、上記調整方法により固有振動数が調整されたキャリッジを有する画像読取装置を備えている。
この構成によれば、画像読取装置におけるキャリッジの加速終了時のオーバーシュートが抑制されるので、キャリッジの加速終了時から該オーバーシュートが治まるまでの時間が短縮される。したがって、画像形成装置のキャリッジの移動方向の寸法を低減することができる。また、画像形成装置が複写機である場合にはファーストコピータイムの短縮を図ることができる。
本発明によれば、モーターの駆動制御を複雑化することなく安価な方法によりキャリッジの加速動作終了時のオーバーシュートを抑制しようとすることにある。
図1は、本実施形態における調整方法により固有振動数が調整された第一キャリッジを有する画像読取装置を備えた画像形成装置の外観斜視図である。 図2は、画像形成装置の内部構造を示す概略図である。 図3は、画像読取装置の内部構造を示す概略図である。 図4は、画像読取装置の各キャリッジの駆動機構を示す概略図である。 図5は、第一キャリッジの駆動パターンを示すグラフである。 図6は、第一キャリッジの固有振動数の算出方法を説明するための説明図である。 図7は、本実施形態における第一キャリッジの固有振動数の調整方法を説明するためのグラフである。 図8は、比較形態を示す図7相当図である。 図9は、本実施形態における調整方法により固有振動数を調整した第一キャリッジの速度変化と比較例における第一キャリッジの速度変化とを測定した結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1及び図2は、本実施形態の調整方法により固有振動数が調整された第1キャリッジ211を有する画像読取装置200を備えた画像形成装置1を示している。以下の説明において、「前側」、「後側」はそれぞれ、画像形成装置1の前側、後側を意味し、「左側」、「右側」は、画像形成装置1を前側から見たときの左側、右側を意味する。
上記画像形成装置1は、いわゆる胴内排紙型の複写機であって、画像形成装置本体100と画像読取装置200とを有している。画像読取装置200は、原稿画像を読取ってその画像データを取得する。画像形成装置本体100内には、画像読取装置200が取得した画像データを用紙Pに印刷するための画像形成部30が収容されている。
上記画像形成部30は、画像形成装置本体100内の下部における右側壁部寄りに配置されている。画像形成部30の左側には、給紙部10が設けられ、画像形成部30の上側には定着部40が設けられている。給紙部10は、シート状の用紙Pが収容される給紙カセット10aと、該給紙カセット10a内の用紙Pを取り出して該カセット10a外に送り出すためのピックアップローラー10bとを有している。給紙カセット10aよりカセット外に送り出された用紙Pは、搬送ローラー対11を介して画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、感光ドラム21、帯電器23、露光装置25、現像装置27、及び転写器29を有している。画像形成時には、先ず、帯電器23によって感光ドラム21の周面が帯電され、次いで、露光装置25によって感光ドラム21の表面に原稿画像データ(画像読取ユニット210により生成した原稿画像の画像データ)に基づくレーザー光が照射されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置27により現像されてトナー像となる。このトナー像は、用紙Pが転写器29と感光ドラム21との間を通過する際に該転写器29によって用紙Pに転写される。
定着部40は、転写器29より供給されてくる用紙Pを定着ローラー40a及び加圧ローラー40b間で加圧することにより、当該用紙Pにトナー像を熱定着させる。定着部40にてトナー像が定着された用紙Pは、搬送ローラー対12,13により用紙排出空間Sへと導かれる。
図3に示すように、画像読取装置200は、筐体201と、筐体201の上面に装着され、原稿Gが載置されるコンタクトガラス201cとを有している。筐体201の上面201の後側の端縁部には、原稿カバー220(図1参照)が開閉可能に軸支されている。原稿カバー220は、閉状態において、コンタクトガラス201c上に載置された原稿Gを上側から押さえて固定する。
筐体201内におけるコンタクトガラス201cの下側には、第1キャリッジ211と、第1キャリッジ211の左側に設けられた第2キャリッジ212と、第2キャリッジ212の右側に設けられた光電変換部230とが収容されている。
第1キャリッジ211及び第2キャリッジ212は、平面視で前後方向に延びる矩形状に形成されている。上記第1キャリッジ211及び第2キャリッジ212は、前後一対のレール部材213(図3では後側のレール部材213のみを示す)により左右方向に移動可能に支持されている。
第1キャリッジ211は、光源221と光学素子としての第1反射ミラー222とを保持している。光源221は、コンタクトガラス201c上の原稿Gに向けて、主走査方向(前後方向)に延びるライン状の照明光を照射する。光源221は、主走査方向に並ぶ複数の発光素子を有するライン光源により構成されている。第1反射ミラー222は、原稿Gからの反射光を第2キャリッジ212に向けて反射する。第1反射ミラー222は、鉛直方向に対して45度に傾斜している。
上記第2キャリッジ212は、第2反射ミラー223と第3反射ミラー224とを保持している。第2反射ミラー223は、水平方向において第1キャリッジ211に対向して配置されている。第2反射ミラー223は、鉛直方向に対して第1反射ミラー222と同じ方向に45度で傾斜している。第3反射ミラー224は、第2反射ミラー223の下側に配置されている。第3反射ミラー224は、垂直方向に対して第2反射ミラー223とは反対方向に45度で傾斜している。
第1キャリッジ211及び第2キャリッジ212の前後方向の両端部にはそれぞれ、該各キャリッジ211,212を左右方向に駆動するための駆動機構250が連結されている。両駆動機構250の構成は同じであるため、以下では後側の駆動機構250(図4参照)についてのみ説明を行う。
図4に示すように、駆動機構250は、ワイヤー251とモーター258とを有している。ワイヤー251は、第1キャリッジ211及び第2キャリッジ212に連結されており、駆動機構250は、このワイヤー(長尺状の連結部材)251を介して第1キャリッジ211及び第2キャリッジ212を駆動する。ワイヤー251は、一端が固定板252に固定され、他端が固定板253に固定されている。ワイヤー251は、固定板252から右側に向かって延びて、第2キャリッジ212に取付けられたプーリー257、アイドルプーリー254,255を経由して再度プーリー257に巻き回された後、右側に延びて固定板253に連結されている。ワイヤー251におけるアイドルプーリー255とプーリー257との間には第1キャリッジ211が固定されている。また、ワイヤー251におけるアイドルプーリー254とアイドルプーリー255との間に部分は、キャプスタンプーリー256に巻き回されている。キャプスタンプーリー256は、モーター258により駆動される。このモーター258は、例えばステッピングモーターからなり、不図示のコントローラーにより作動制御される。
以上のように構成された画像読取装置200によってコンタクトガラス201c上の原稿Gの画像を読取る際には、駆動機構250が第1キャリッジ211を初期位置から右側に駆動して目標速度Vtまで加速させると共に、第2キャリッジ212を第1キャリッジ211の1/2の速度で右側に駆動する。第1キャリッジ211に保持された光源221より原稿Gに照明された光は、第1反射ミラー222、第2反射ミラー223及び第3反射ミラー224で順次反射されて常に一定の光路長で光電変換部230へと導かれる。そして、光電変換部230において、原稿Gの副走査方向の各位置における画像データが生成されて不図示の画像処理回路に送信される。画像処理回路では、光電変換部230からの画像データを合成して原稿全体の画像データを生成する。
図5は、上記駆動機構250による第1キャリッジ211の駆動パターンの概略を示すグラフである。同図に示すように、第1キャリッジ211の駆動工程は、第1キャリッジ211を目標速度Vtまで加速する加速工程と、該加速工程後に第1キャリッジ211を目標速度Vtで定速駆動する定速工程とを含んでいる。上記加速工程では、コントローラーによりモーター258を予め設定した設定加速度a(aは定数)で駆動する。モーター258の駆動開始時点から予め設定した設定時間Kが経過すると、加速工程が終了する。該加速工程後の定速工程では、コントローラーによりモーター258の加速度が0に制御されてモーター258が予め設定した目標回転数で定速駆動される。
上記加速工程では、図5に示すように、第1キャリッジ211に加わる慣性力の影響で第1キャリッジ211の速度が所定周期Tで振動する。この速度振動は、第1キャリッジ211の加速工程の終了時におけるオーバーシュート(第1キャリッジ211の速度が目標速度Vtを大きく上回る現象)の一因となっている。このオーバーシュートが大きいと、加速工程の終了時点(定速工程の開始時点)から速度振動が減衰するまでの時間が長くなる。この結果、ファーストコピータイム(ユーザーにより画像形成装置1に対して複写指示がなされてから原稿の複写が完了するまでの時間)の増加や、画像読取装置200におけるキャリッジ211の移動方向の寸法増加といった問題が生じる。
これに対して、発明者らは、鋭意研究の末、第1キャリッジ211の固有振動数ωnを調整することにより上記オーバーシュートを抑制する方法を見出した。この固有振動数ωnは、次式(1)の運動方程式より求まる。この運動方程式は、第1キャリッジ211の理論位置(つまりワイヤー251が全く伸縮しないと過程した場合の第1キャリッジ211の位置)からの変位量をxとした場合に、該x座標系における力(例えば第1キャリッジ211に作用するワイヤー251からのバネ力(弾性力)や動摩擦力f)のバランスに基づいて導かれる(図6参照)。
mx”+4kx+F=f …式(1)
m:第1キャリッジの質量
k:ワイヤーの左右方向(第1キャリッジの移動方向)のバネ定数
F:ワイヤーによる引っ張り力
f:第1キャリッジとレール部材との間で生じる動摩擦力
ここで、ワイヤー251によるバネ力の項が4kxとなっているのは、第1キャリッジ211の前後方向の両端部における左右の2箇所(合計4箇所)でワイヤー251が固定されているためである。
この方程式の解は次のように考えて求めることができる。すなわち、第1キャリッジ211に対して動摩擦力fが作用し且つ該第1キャリッジ211が振動していない状態(つまり加速度x”=0の状態)を考えると、x=(f―F)/4kとなる。そしてこの分だけx座標系を図6の左にずらした新しいX座標系を考えると、xとXとは次式(2)の関係になる。
x=X+(−F+f)/4k …式(2)
式(2)を式(1)に代入して整理すると
mX”+4kX=0 …式(3)となる。
この自由振動の方程式の解は X=asin(ωnt+φ) …式(4)である。
ただし、
ωn=sqrt(4k/m)
そして、本実施形態では、図7に示すように、第1キャリッジ211の振動周期T(=2π/ωn)の整数倍が、上記設定時間K(つまり上記第1キャリッジ211の加速工程の開始時点から定速工程への切り替わり時点までの時間)に一致するように、第1キャリッジ211の固有振動数ωnを調整するようにした。
これによれば、第1キャリッジ211の振動波形の谷の部分で第1キャリッジ211の加速を終了させることができる。したがって、上記加速工程から定速工程への切換わり時において第1キャリッジ211の速度がその慣性により目標速度Vtを上回る(オーバーシュート)のを確実に抑制することができる。また、上記の方法によれば、モーター258の回転加速度を加速工程の終了時点で減少させたり、モーター258の1ステップ当たりの移動量を細かくしたりする必要がないので、高価なコントローラーやモーターを使用する必要がない。よって、コスト増加を招くことなく第1キャリッジ211のオーバーシュートを確実に抑制することができる。
上記固有振動数ωnの調整は、第1キャリッジ211の質量mとワイヤー251のバネ定数kとの少なくとも一方を調整することで行えばよい。質量mの調整は、例えば第1キャリッジ211に着脱可能な磁石付きの重り等を使用すればよい。また、ワイヤー251のバネ定数kの調整では、ワイヤー251の材質を変更する等すればよい。
図9は、第1キャリッジ211の速度を実際に測定した結果を示すグラフである。グラフの3つのラインL1〜L3のうちL1は、本実施形態の方法により第1キャリッジ211の固有振動数を調整した例を示し、L2及びL3は、上記設定時間Kが固有振動数ωnの整数倍でない例を示している。このグラフによれば、本実施形態の方法により第1キャリッジ211のオーバーシュートが抑制されていることが分かる。
《他の実施形態》
上記実施形態では、第1キャリッジ211に連結される連結部材としてワイヤー251を採用するようにしているが、これに限ったものではなく、例えば環状の歯付きベルトを採用するようにしてもよい。この場合、第1キャリッジ211に取付けられた回転ギアーと筐体201に取付けられた駆動ギアーとに上記歯付きベルトを巻き回すようにすればよい。
上記実施形態では、第1キャリッジ211の固有振動数ωnを調整する方法について説明したが、この方法を第2キャリッジ212に対して適用するようにしてもよい。
上記実施形態では、画像読取装置200が搭載される画像形成装置1が複写機である例について説明したが、これに限ったものではなく、画像形成装置1はファクシミリや複合機等であってもよい。
上記実施形態では、第1キャリッジ211に光源221及び第1反射ミラー222の双方を保持させるようにしているが、これに限ったものではなく、光源221及び反射ミラー222の一方を保持させるようしてもよい。すなわち、第1キャリッジ211には、光源221及び第1反射ミラー222の少なくとも一方を保持させるようにすればよい。
以上説明したように、本発明は、画像読取装置に搭載されるキャリッジの固有振動数の調整方法及び画像形成装置について有用である。
K 設定時間
T 周期
Vt 目標速度
m キャリッジの質量
k ワイヤーのバネ定数
1 画像形成装置
200 画像読取装置
211 第1キャリッジ
221 光源
222 第1反射ミラー(光学素子)
250 駆動機構
251 ワイヤー(連結部材)
258 モーター

Claims (3)

  1. 光源及び光学素子の少なくとも一方を保持するキャリッジを、該キャリッジに連結された長尺状又は無端状の連結部材を介してモーターにより所定方向に駆動する画像読取装置において該キャリッジの固有振動数を調整する調整方法であって、
    上記画像読取装置は、画像読取を行う際には、先ず、上記モーターを予め設定した設定加速度で駆動し、該モーターの駆動開始時から設定時間が経過した時に該モーターを定速駆動に切り替えることで該モーターを目標速度で定速駆動するように構成されており、
    上記連結部材は二つ設けられ、該二つの連結部材は、上記キャリッジの移動方向に直交する方向に間隔を空けて配置され、該各連結部材がそれぞれ、該キャリッジに対して該移動方向に離間した二箇所で固定され、
    上記キャリッジは、磁石付きの重りを着脱可能な磁石取付部を有し、
    上記モーターの加速中における上記キャリッジの振動周期の整数倍が上記設定時間になるように、上記磁石取付部に上記磁石付きの重りを取付けて上記キャリッジの固有振動数を調整する調整方法。
  2. 請求項1に記載の調整方法において、
    上記キャリッジの固有振動数の調整は、該キャリッジの重量の調整に加えて上記連結部材の上記所定方向におけるバネ定を調整することで行う、調整方法。
  3. 請求項1又は2に記載の調整方法により固有振動数が調整されたキャリッジを有する画像読取装置を備えた画像形成装置。
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