JPH0547449Y2 - - Google Patents

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JPH0547449Y2
JPH0547449Y2 JP11176289U JP11176289U JPH0547449Y2 JP H0547449 Y2 JPH0547449 Y2 JP H0547449Y2 JP 11176289 U JP11176289 U JP 11176289U JP 11176289 U JP11176289 U JP 11176289U JP H0547449 Y2 JPH0547449 Y2 JP H0547449Y2
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bobbin
yoke
terminal
recess
sides
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばカメラの絞り制御やシヤツタ
ー制御、オーデイオ機器、ビデオデツキにおける
テープ回転方向制御やスタート、ストツプ制御、
あるいは家庭電化製品その他の電源を要する機器
に用いられ、ボビンにヨークの一部を挿通した構
造を有する小型プランジヤにおけるボビンとヨー
クとの結合構造に関する。
(従来の技術) 従来の小型プランジヤにおいては、ボビンにヨ
ークを抜け出し不能に固定するため、両者間に接
着剤を塗布し、接着剤を硬化させて固定してい
た。しかし、接着剤による場合は、工程数が多く
なること、接着剤の量のばらつきによる接着不良
が生じること、接着剤の可動片側への流動により
吸着特性不良を生じること、接着剤硬化の間は製
品の検査ができず、作業能率が悪いこと等の問題
点があつた。
このような問題点を解決するため、本考案者等
は、第4図に示すようなボビンとヨークとの結合
構造を開発し、実願昭63−12787号として提案し
ている。第4図の結合構造は、ヨーク1を溶接等
により固着した非磁性金属材でなる台座2に凹部
2aを形成し、樹脂製ボビン3の端子4植設部3
aの下面に突起5を形成し、ボビン3の筒部3b
にヨーク1の足部1aを押し込むことにより、台
座2の凹部2aの縁に突起5を乗り上げて嵌まり
込ませ、これによつてヨーク1がボビン3から抜
け出し不能に結合される構造を有していた。6は
ボビン3の筒部3bに巻装された巻線であり、該
巻線6は、可動片(図示せず)を筒部3b内に挿
入しヨーク1の足部1aの先端に吸着した状態か
ら、該可動片を離すため、該巻線6に通電し、ヨ
ーク1の頭部に装着する永久磁石7による磁束を
打ち消す磁界を発生させるもので、その両端は一
対の端子4にそれぞれ接続される。
(考案が解決すべき課題) 第4図の構造によれば、ボビンとヨークとの結
合が確実に行なえ、かつ経済化および製作作業能
率の向上が達成できる。しかしながら、第4図の
構造においては、ボビン3の端子植設部3aに突
起5を形成しており、植設部3aの弾性により突
起5の近傍部分を変形させて突起5を凹部2aの
縁に乗り上げさせ、突起5を凹部2aに嵌合して
いるので、押し込みにかなり強い力を必要とする
という問題点があり、また高い加工精度を要する
という問題点があつた。また、第4図のように、
ボビン3の端子植設部3aの下面に突起5を設け
れば、ボビン3を薄形化(Hを小)とする場合、
突起5の形成のために端子4の埋設深さが浅くな
り、端子のボビン3に対する固定強度を確保する
ことが困難であるという問題点があつた。
本考案は、上述のような問題点を解決し、ボビ
ンとヨークとの結合が容易に行なえ、かつ高い加
工精度を要せず、薄形化が容易に達成できる構造
の小型プランジヤのボビンとヨークの結合構造を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案は、U字形に
構成されるヨークの足部を、ボビンの一対の筒部
に挿入し、ボビンのヨーク頭部側端部に端子を植
設してなる小型プランジヤにおいて、ボビンを端
子植設部よりヨーク頭部の両側に沿うように延出
させ、該延出部に突起または凹部を形成し、該各
突起または凹部を、ヨーク頭部の両側に形成した
凹部または突起に係合させてヨークをボビンに結
合してなることを特徴とする。
(作用) 本考案においては、ボビンを端子植設部より延
出させ、その延出部に設けた突起または凹部をヨ
ーク頭部の両側に設けた凹部または突起に係合さ
せる構造としたので、ヨークをボビンに押し込む
際、延出部が外側に撓む。また、端子植設部より
延出させた部分により、端子の植設部が補強され
る。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図はその側面図である。ヨーク1は左右の分割ヨ
ークa,bを台座2によつて結合することによ
り、U字形に形成され、分割ヨークa,b間にギ
ヤツプgを形成することにより、磁気抵抗が賦与
され、分割ヨークa,b間に装着される永久磁石
7による磁気の多くが、可動片8(該可動片8は
被制御部品が結合される孔jを有する)への吸着
力として利用されるように構成される。ヨーク1
は分割形とせず、一体形としてギヤツプgの代わ
りにその部分を薄形にして磁気抵抗を大きくする
構造も採用できる。該ヨーク1の頭部1aの左右
両側には、凹部d,dを形成する。cはヨーク1
の頭部1aおよび台座2に設けた取付け孔であ
る。
ボビン3は、可動片8側の鍔3c,3cが薄形
の接続部eで接続されており、巻線6を施す場合
には、接続部eを曲げて左右の筒部3b,3bが
相互に延長上にあるようにセツトし、巻線後は第
1図に示すように、左右の筒部3b,3bが平行
をなすようにしてヨーク1の足部1bを挿入する
ものである。この実施例においては、プランジヤ
を薄形に形成するため、端子4をL字形に形成
し、その垂直部kを植設部3a,3aに埋設し、
水平部lの基部を植設部3a,3aの上面の溝
f,fに嵌め、外側に水平に突出させている。こ
れにより、高さH(第2図参照)の低い薄形のプ
ランジヤを構成している。
ボビン3の端子植設部3a,3aの両側は、ヨ
ーク1の頭部1aの両側に沿うように延出させ、
その延出部3d,3dに、前記ヨーク1の凹部
d,dにそれぞれ係合させる突起h,hを形成し
ている。
第3図は本実施例において、ボビン3にヨーク
1を挿入している作業状態を示す平面図であり、
矢印xで示すように、ヨーク1の足部1b,1b
をヨーク3の筒部3b,3bに挿入する際、ボビ
ン3の延出部3d,3dに形成した突起h,hが
ヨーク1の両側のテーパー面i,iに乗り上げ、
延出部3d,3dおよび端子植設部3a,3aが
ボビン3の内側O,Oを中心として、半径Rとす
る円弧を描くように撓み、その後、突起h,hが
凹部d,dの位置に達すると、ボビン3の有する
弾性により、突起h,hが凹部d,dに嵌まり込
み、ヨーク1がボビン3に結合される。
上記実施例においては、ボビン3側に突起hを
形成し、ヨーク1に凹部dを形成した例を示した
が、ボビン3側に凹部dを形成し、ヨーク1に突
起hを形成しても良く、両者共に突起を形成して
も良い。
(考案の効果) 本考案によるボビンとヨークとの結合構造は、
凹凸部の結合によつて結合する構造であるから、
接着剤を用いた場合のような結合不良が発生する
ことなく、品質が安定し、歩留りが向上する上、
設備が簡略化され、能率良くプランジヤを製作で
きることは勿論のこと、さらに、端子植設部にヨ
ーク頭部の両側に沿つて延出した延出部を設け、
その延出部に突起または凹部を形成し、これらの
突起または凹部をヨーク頭部の両側の凹部または
突起に係合させる構造としたので、ヨークをボビ
ンに挿入する際、ボビンの延出部等が弾性的に撓
み、容易に結合させることができる。
また、この撓みが生じるので、突起や凹部を大
きく形成して確実な結合を確保することができ、
また加工精度がそれほど要求されないという利点
も生まれる。
また、端子植設部から延出部を形成したので、
端子植設部周辺の端子固定強度が確保でき、プラ
ンジヤの薄形化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるボビンとヨークとの結合
構造の一実施例を示す平面図、第2図は該実施例
の側面図、第3図は該実施例において、ボビンに
ヨークを挿入している作業状態を示す平面図、第
4図は先願の小型プランジヤの側面図である。 1……ヨーク、1a……頭部、1b……足部、
2……台座、3……ボビン、3a……端子植設
部、3b……筒部、3d……延出部、4……端
子、6……巻線、7……永久磁石、8……可動
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. U字形に構成されるヨークの足部を、樹脂製ボ
    ビンの一対の筒部に挿入し、ボビンのヨーク頭部
    側端部に端子を植設してなる小型プランジヤにお
    いて、ボビンを端子植設部よりヨーク頭部の両側
    に沿うように延出させ、該延出部に突起または凹
    部を形成し、該各突起または凹部を、ヨーク頭部
    の両側に形成した凹部または突起に係合させてヨ
    ークをボビンに結合してなることを特徴とする小
    型プランジヤのボビンとヨークの結合構造。
JP11176289U 1989-09-25 1989-09-25 Expired - Lifetime JPH0547449Y2 (ja)

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JP11176289U JPH0547449Y2 (ja) 1989-09-25 1989-09-25

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JPH0350303U JPH0350303U (ja) 1991-05-16
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JP5134230B2 (ja) * 2006-11-27 2013-01-30 日本電産コパル株式会社 電磁アクチュエータ及びそれを用いたカメラ用羽根駆動装置

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