JPH069452Y2 - 電磁石 - Google Patents

電磁石

Info

Publication number
JPH069452Y2
JPH069452Y2 JP1985030155U JP3015585U JPH069452Y2 JP H069452 Y2 JPH069452 Y2 JP H069452Y2 JP 1985030155 U JP1985030155 U JP 1985030155U JP 3015585 U JP3015585 U JP 3015585U JP H069452 Y2 JPH069452 Y2 JP H069452Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
permanent magnet
electromagnet
shaped
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985030155U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61146911U (ja
Inventor
一浩 米沢
Original Assignee
一浩 米沢
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 一浩 米沢 filed Critical 一浩 米沢
Priority to JP1985030155U priority Critical patent/JPH069452Y2/ja
Publication of JPS61146911U publication Critical patent/JPS61146911U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH069452Y2 publication Critical patent/JPH069452Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、永久磁石で鉄片を吸着しておき、その永久磁
石の発生する磁束を打ち消す磁束を励磁コイルで発生さ
せる形式の電磁石に関する。
(従来の技術) 従来、この形式の電磁石は、永久磁石と一対のヨークを
強磁性板を加工した固定枠に密着させて組込み、これら
を半田固定することにより鉄心を組み立て、さらに、組
み立てた鉄心にコイルが巻装されたコイル枠を装着する
ように構成されていた。そして、永久磁石の発生する磁
力によりヨークに吸引保持れれている鉄片は、あらかじ
めヨークから離脱する方向に付勢されており、コイルに
通電すると、コイルで発生する磁束が、永久磁石により
発生する磁束を打ち消し、鉄片は前記付勢力によりヨー
クから離脱するように動作する。
また、このような電磁石には、動作時の電流を少なくす
るために鉄片を含む磁気回路にバイパス磁路が設けられ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) このような電磁石は、ヨークと永久磁石を固定枠に組み
込む作業、それを半田付けする作業等の組立作業に手間
がかかるうえ、そこにさらにバイパス磁路を形成する部
材を組み込まなければならないので、組立に時間を要し
ていた。
本考案の目的は、部品点数を少なくすることにより、構
成が簡単で、組立,実装が容易な電磁石を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案による電磁石は、永久
磁石の磁力で鉄片を吸着しておき前記永久磁石の発生す
る磁束を打ち消す磁束を励磁コイルで発生させる形式の
電磁石において、 第1および第2のコの字形部,1面に磁気抵抗設定のた
めのV字形溝があるバイパス磁路を一体成形したH形の
鉄心と、 前記第1のコの字形部に密着挿入される永久磁石と、 前記永久磁石に対応する下面にバイパス磁路調節用の開
口部を持ち前記鉄心を支持して電磁石を固定するための
固定部をもつ取付板と、 前記鉄心の第2のコの字形部の足に嵌装される励磁コイ
ルとから構成されている。
(実施例) 以下、図面等を参照して、実施例につき、本考案を詳細
に説明する。
第1図は、本考案による電磁石の第1の実施例を示した
図,第2図〜第4図は、それぞれ前記第1の実施例に用
いられる主な部品を示した図であって、第2図は鉄心,
第3図は取付板,第4図は端子板を示した図である。
第1図において、1は鉄片,2は鉄心,3は取付板,4
は端子板,5は励磁コイル,6は永久磁石である。
鉄片1は、第1図(B)に示すようにこの電磁石から離
脱する方向に付勢されている。
鉄心2は、Fe−Ni等の金属の粉末を圧縮成形したの
ち、高温で焼結させたものであり、H形に一体に成形さ
れている。鉄心2は、第1のコの字形部21と第2のコ
の字形部22とバイパス磁路部23とから構成されてい
る。第1のコの字形部21には、永久磁束6が嵌装さ
れ、第2のコの字形部22の足にはそれぞれコイル5が
巻装される。永久磁石6は、あらかじめ1μ程度の薄い
メッキが施されており、鉄心2の第1のコの字形部21
に半田固定できるようにしてある。コイル5は、あらか
じめ巻線機のスピンドルに直接巻線し、固定処理を施さ
れた枠なしのコイルを使用し、部品点数の減少を図って
いる バイパス磁路部23には、V字溝23aが形成されてい
る。このV字溝23aは、圧縮成形を容易にするため
と、溝深さと溝の開度αによりバイパス磁路の磁気抵抗
を設定するために設けられている。V字溝23aの開度
は、本実施例では、α=約60°にしてある。
取付板3は、鉄心2を保持するためのものである。取付
板3は、曲起し部31〜33と、開口34と、固定用孔
35,36とを備える固定部を具備している。曲起し部
31,32は、鉄心2の両側面を保持している。曲起し
部33は、鉄心2の組み込み後の取付位置関係を規正す
るストッパの役目を果たし、つねに位置木めが容易に実
施できる。取付板3と鉄心2との固定は、半田付けまた
は接着材等により行う。開口34は、その大きさによ
り、バイパス磁路の磁気抵抗を可変するためのものであ
る。また、必要に応じて、磁気抵抗を微細補正する必要
があるときには、開口34の内部に適当な鉄板(強磁性
体)等を嵌合・圧入させることにより容易に微細補正す
ることができる。固定用孔35,36は、この電磁石を
カメラ等にねじ止めするための孔である。
端子板4は、コイル5の引出し線を固定する端子ピン7
を固定するための板である。端子板4には、端子ピン7
が挿入される挿入孔41と、鉄心2の第2のコの字形部
22の足が挿入される孔42と、取付板3の曲起し部3
3と嵌合する切込み43が形成されている。
つぎに、本考案による電磁石の組立て手順を説明する。
鉄心2の第1のコの字形部21に永久磁石5を組込んだ
ものを取付板3に組込み、取付板3の曲起し部31〜3
3により組み込み状態を確認し、かしめ、半田付けまた
は接着材料により、結合を確実にする。鉄心2の第2の
コの字形部22の足に、例えば、テープ,収納チューブ
等で絶縁処理を施し、端子板4の孔42を挿入し、さら
に、コイル5を直接挿入する。コイル5の引出し線は、
端子板4の端子ピン7に接続する。
第5図は、本考案による電磁石の第2の実施例を示した
図,第6図は、前記第2の実施例に用いられている端子
板を示した図である。
なお、第2の実施例および後述する第3の実施例におい
て、前述の第1の実施例と同一符号は、同様の機能を果
たす部分である。
第1の実施例は、鉄心2にコイル5を直接装着したボビ
ンレス形の電磁石を示したが、第2の実施例では、端子
板4でボビンを兼ねた、いわばセミボビンレス形の電磁
石である。
第1の実施例の端子板4(第4図)と比較すると、挿入
孔41,孔42,切込み43等は同じであるが、第2の
実施例の端子板4(第6図)には、孔42にスリーブ4
4が連設さられている。このスリーブ44は、H形の鉄
心2の第2のコの字形部22の足に挿入されるので、矩
形の断面形状をしており、(第6図(D))、外周にコ
イル5が装着されている(第5図)。
第7図は、本考案による電磁石の第3の実施例を示した
図,第8図は、前記第3の実施例に用いられているボビ
ンを示した図である。
第3図の実施例は、ボビン8に端子板84が連設され
た、いわばボビン形の電磁石である。
ボビン8は、矩形断面を有する筒状部材であって(第8
図(D))、両端に鍔82,83が連設されている。さ
らに、鍔83には、端子板84が連設されている。ボビ
ン8には、コイル5が巻装され、2つのボビン8,8が
H形の鉄心2の第2のコの字形部22の足にそれぞれ装
着されている(第7図)。
(考案の効果) 以上詳しく説明したように、本考案による電磁石のH形
の鉄心は、第1および第2のコの字形部と1面に磁気抵
抗設定のためのV字形溝があるバイパス磁路を一体成形
して構成されている。
このH形の鉄心の前記V字形の溝の深さと角度を適当に
選ぶことによりバイパス磁路の磁気抵抗を最適な値に設
定することができる。
本考案による電磁石では永久磁石を前記第1のコの字形
部に密着挿入固定することができる。H形の鉄心と永久
磁石の間に非磁化板等を挿入したり、その間隔を調整し
たりする必要はない。
また本考案では取付板にバイパス磁路調節用の開口部を
設け、電磁石を固定するための固定部を持つ取付板にバ
イパス磁路の微調製機能をも持たせてある。
励磁コイルは、前記鉄心の第2のコの字形部の足に嵌装
すれば良いのであるから、ボビン形、セミボビンレス、
ボビンレス形のいずれのタイプの励磁コイルにも対応で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による電磁石の第1の実施例を示した
図,第2図〜第4図は、それぞれ前記第1の実施例装置
に用いられる主な部品を示した図であって、第2図は鉄
心,第3図は取付板,第4図は端子板を示した図であ
る。 第5図は、本考案による電磁石の第2の実施例を示した
図,第6図は、前記第2の実施例に用いられている端子
板を示した図である。 第7図は、本考案による電磁石の第3の実施例を示した
図,第8図は、前記第3の実施例に用いられているボビ
ンを示した図である。 1……鉄片、2……鉄心 3……取付板、4……端子板 5……励磁コイル、6……永久磁石 7……端子ピン、8……ボビン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石の磁力で鉄片を吸着しておき前記
    永久磁石の発生する磁束を打ち消す磁束を励磁コイルで
    発生させる形式の電磁石において、 第1および第2のコの字形部,1面に磁気抵抗設定のた
    めのV字形溝があるバイパス磁路を一体成形したH形の
    鉄心と、 前記第1のコの字形部に密着挿入される永久磁石と、 前記永久磁石に対応する下面にバイパス磁路調節用の開
    口部を持ち前記鉄心を支持して、電磁石を固定するため
    の固定部をもつ取付板と、 前記鉄心の第2のコの字形部の足に嵌装される励磁コイ
    ルと から構成したことを特徴とする電磁石。
JP1985030155U 1985-03-01 1985-03-01 電磁石 Expired - Lifetime JPH069452Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985030155U JPH069452Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01 電磁石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985030155U JPH069452Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01 電磁石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61146911U JPS61146911U (ja) 1986-09-10
JPH069452Y2 true JPH069452Y2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=30529596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985030155U Expired - Lifetime JPH069452Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01 電磁石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH069452Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5427352U (ja) * 1977-07-28 1979-02-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61146911U (ja) 1986-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH069452Y2 (ja) 電磁石
JP3335333B2 (ja) プランジャ
JP2000348954A (ja) チョークコイル
JPS5846506Y2 (ja) リ−ドリレ−
JP2001174487A (ja) 小形電流センサー
JP2568382Y2 (ja) ノイズフィルタ用チョークコイル並びにそのコイルボビン
JPH0644089Y2 (ja) 面実装用コモンモードチョークコイル
JPH0210791Y2 (ja)
JP3600483B2 (ja) リアクター
JP3429864B2 (ja) コイル
JPH0129967Y2 (ja)
JP2004095673A (ja) チョークコイル
JPH0214185Y2 (ja)
JPS642414Y2 (ja)
JPS6084805A (ja) 3安定型電磁石装置
JPH0716281Y2 (ja) リレー
JPH041696Y2 (ja)
JP2518241Y2 (ja) コンバータトランス
JPH0356009Y2 (ja)
JP2524927Y2 (ja) インダクタンス部品
JPH0116157Y2 (ja)
JPH0552010B2 (ja)
JP2948646B2 (ja) インダクタンス部品の製造方法
JPH0557823U (ja) 磁 芯
JPH04131914U (ja) コイルトランス