JPH04131914U - コイルトランス - Google Patents

コイルトランス

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JPH04131914U
JPH04131914U JP4649791U JP4649791U JPH04131914U JP H04131914 U JPH04131914 U JP H04131914U JP 4649791 U JP4649791 U JP 4649791U JP 4649791 U JP4649791 U JP 4649791U JP H04131914 U JPH04131914 U JP H04131914U
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JP
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shaped
leg
pair
outer legs
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JP4649791U
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JP2570573Y2 (ja
Inventor
三治 倉橋
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日本電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両E型コアを確実に固定するとともに、コア
の破損を防止することを意図する。 【構成】 E型コア2には両端に外足3が、また中央に
内足4がそれぞれ設けられている。内足4にはコイルボ
ビンが貫挿支持され、外足3の端面が突き合わされる。
固定片6は全体が薄片状のばね材で形成され、両端に相
対向するくの字状の挟持部7が、また中央に逆U字状の
支持部8がそれぞれ設けられている。挟持部7間の間隔
lは両外足の長さLよりやや小に、また支持片8の間隔
dは外足の幅Dよりもやや大にそれぞれ形成されてい
る。両E型コア2は支持片8を外足3の突き合せ部に嵌
合させ、挟持部7を外足の両端部にはめ込むことによ
り、固定片6で合体固定される。このとき挟持部7の挟
持力は互いに同一作用線上に向き合い、コア1内に発生
する応力は外足3の突き合わせ面で平衡が保たれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種の通信機や電子機器に用いられているコイルトランスに関し、 特にE型コアを用いたコイルトランスの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のコイルトランスは、一対のE型のコアの中足にコイルボビンを挿 入したのちに両コアの外足の端面を突き合わせてコの字状板ばねにより両コアを 合体させて組立てている。これを図にもとづいて説明する。図3は従来のコイル トランスの全体斜視図である。同図において、コア1は一対のE型コア2で構成 されており、E型コア2は一対の外足3とこの長さ方向において外足3よりもや や小なる内足4を有している。コイルボビン10は両端に一対の鍔11とこの鍔 を連結している図示しない胴部とこの胴部に巻回されたコイル12とからなり全 体が角型状を呈している。胴部の中心には断面矩形状の貫通孔13が設けられ、 鍔11には一体的に端子取付部14が設けられ、この端子取付部14にはコイル 12と電気的に接続された端子15が植設されている。
【0003】 20は全体が薄板状のばね材で形成された固定片で、外形がコア1の外形とほ ぼ同一に形成されたコの字状を呈しており、基部21と一対の腕部22とで構成 されている。基部21の中央部は内側に向かって凹陥状の屈曲部23が設けられ ており、腕部22の先端は互いに向き合う折曲部24が設けられている。 このように構成されたコイルトランスを組み立てる場合には、まず、どちらか 一方のE型コア2の中足4内をコイルボビン10の貫通孔13に挿入し、次に他 方のE型コア2の中足4を貫通孔13に挿入して、外足3の端面を突き合せて、 E型コア2を仮組立し、コア1を形成させる。最後に固定片20をコア1の外周 を囲むようにはめ込むと、屈曲部23と折曲部24とで挟持されて一対のコア2 は合体固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のコイルトランスの構造では、両コアを挟持固定 する挟持力として固定片の屈曲部の外力は一方のコアの中足に相当する部位に作 用し、折曲部の外力は他方のコアの外足に相当する部位に作用し、それぞれの外 力の作用線がずれているので、コアの外足と内足には常に相反する応力が生じて おり、このため、振動、衝撃、熱ストレスによる外力でコアが破損する等の問題 が発生し、特に中足にギャップがある場合には著しい。 本考案は上記した従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とすると ころは、両E型コアを確実に固定するとともに、コアの破損を防止したコイルト ランスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、両端に一対の外足を中央に内足をそれ ぞれ有する一対のE型コアを前記外足の端面を突き合せて合体させたコイルトラ ンスであって、全体が薄板状のばね材で形成され両端に相対向して折曲げられた くの字状の一対の挟持部と中央に断面逆U字状の支持部とが設けられた一対の固 定片を有し、前記外足の突合せ部に支持部を嵌合させ挟持部で外足の外両端部を 挟持し前記固定片でE型コアを合体固定したものである。
【0006】
【作用】
本考案においては、一対のE型コアを合体固定する固定片の挟持部による挟持 力の作用線が一致し互いに向き合う方向に作用し、コアの内部に発生する応力は 外足の突き合わせ面において平衡が保たれる。
【0007】
【実施例】
次に本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の全体斜視図、図 2は本考案に係るE型コアの固定構造を示す分解斜視図である。これらの図にお いて、コア1およびコイルボビン10の構成は、従来技術と同一であり、詳細な 説明は省略する。本考案の特徴とするところは、E型コア2を合体固定する一対 の固定片6の取付構造にある。固定片6は全体が薄板状のばね材からなり、両端 に相対向する一対のくの字状の挟持部7が形成され、中央に逆U字状の支持部8 が形成されている。挟持部7の間隔lは突き合された両外足3の長さLよりもや や小に形成され、支持部8の間隔dは外足3の幅Dよりもやや大に形成されてい る。 このように構成されたコイルトランスを組立てる場合には、まず、従来と同様 にコイルボビン10を両E型コア2に組み込み、しかるのち固定片6をコア2の 外足3の外側から、支持部8を外足3の突き合せ部に嵌合させて挟持部7を外足 3の相対向する外端面にはめ込んで取付け、両挟持部7のばね性により両コア2 を合体固定する。このとき両挟持部7のそれぞれの挟持力の作用線が一致し互い に向き合う方向に作用しているので、コア1の内部に発生する応力は外足の突き 合わせ面において平衡が保たれており、コア1に外力が加わった場合にもコアの 破損を防止して、耐震性、対衝撃性および熱ストレスに対しても優れた効果を有 する。
【0008】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、全体が薄板状のばね材で形成され両端 に対向して折曲げられたくの字状の一対の挟持部で外足の外両端部を挟持したも のであり、E型コアに対する両挟持部7のそれぞれの挟持力の作用線が一致し互 いに向き合う方向に作用しているので、コア1の内部に発生する応力は外足の突 き合わせ面において平衡が保たれており、コア1に外力が加わった場合にもコア の破損を防止して、耐震性、対衝撃性および熱ストレスに対しても優れた効果を 有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体斜視図である。
【図2】本発明に係るコアの分解斜視図である。
【図3】従来の全体斜視図である。
【符号の説明】
2 E型コア 3 外足 4 内足 6 固定片 7 挟持部 8 支持部 10 コイルボビン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に一対の外足を中央に内足をそれぞ
    れ有する一対のE型コアを前記外足の端面を突き合せて
    合体させたコイルトランスにおいて、全体が薄板状のば
    ね材で形成され両端に相対向して折曲げられたくの字状
    の一対の挟持部と中央に断面逆U字状の支持部とが設け
    られた一対の固定片を有し、前記外足の突合せ部に支持
    部を嵌合させ挟持部で外足の外両端部を挟持し前記固定
    片でE型コアを合体固定したことを特徴とするコイルト
    ランス。
JP1991046497U 1991-05-24 1991-05-24 コイルトランス Expired - Lifetime JP2570573Y2 (ja)

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JP1991046497U JP2570573Y2 (ja) 1991-05-24 1991-05-24 コイルトランス

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JPH04131914U true JPH04131914U (ja) 1992-12-04
JP2570573Y2 JP2570573Y2 (ja) 1998-05-06

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ID=31926002

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010080513A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Tamura Seisakusho Co Ltd インダクタ
JP2011040566A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Tamura Seisakusho Co Ltd インダクタ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61168615U (ja) * 1985-04-09 1986-10-20
JP3021835U (ja) * 1995-08-23 1996-03-12 株式会社永谷園 缶容器

Patent Citations (2)

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JP2011040566A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Tamura Seisakusho Co Ltd インダクタ

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JP2570573Y2 (ja) 1998-05-06

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