JP2524927Y2 - インダクタンス部品 - Google Patents

インダクタンス部品

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JP2524927Y2
JP2524927Y2 JP10493790U JP10493790U JP2524927Y2 JP 2524927 Y2 JP2524927 Y2 JP 2524927Y2 JP 10493790 U JP10493790 U JP 10493790U JP 10493790 U JP10493790 U JP 10493790U JP 2524927 Y2 JP2524927 Y2 JP 2524927Y2
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bobbin
core
cores
inductance
fixed
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JP10493790U
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JPH0463113U (ja
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毅 池田
幸治 町田
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ラインフィルタ、トランス、チョークコイ
ル等のインダクタンス部品に関する。
[従来の技術] 従来のインダクタンス部品は、筒形の胴部を有するボ
ビンと、このボビンの胴部に巻かれたコイルと、フェラ
イト等の高透磁率材料からなるコ字形の一対のコアとを
有する。コアの一片は、前記コイルが巻かれたボビンの
胴部にその両側から嵌め込まれ、ボビンの中でその端部
が突き合わせられると共に、コアの他方の端部は、ボビ
ンの外で互いに突き合わせられている。この状態で、2
つのコアを挟むように弾性を有するコ字形のコア挟持金
具が嵌め込まれ、コアが両側から挟持されている。さら
に、前記ボビンの下部から突出されたリードピンに前記
コイル引出線が接続されている。
このようなインダクタンス部品は、少なくとも前記コ
アとコア挟持金具の部分にワニス等の絶縁塗料が塗布さ
れ、コアが分散しないように固定される。
ところがこのような従来のインダクタンス電子部品で
は、前記ワニス処理に長い時間がかかり、製品の製造サ
イクルが長いという欠点がある。そこで、このような欠
点を解消するため、実開平1−115222号公報や特開平1
−283805号公報に示されたように、コアを接着剤でボビ
ンやコア挟持金具に接着する手段が提案されている。
[考案が解決しようとする課題] 前記コアは、フェライト等の磁性体で形成され、コイ
ルで発生した磁界を通す閉磁路を形成するものであるか
ら、コアの磁気特性はインダクタンス電子部品の特性上
きわめて重要である。
しかし、前記従来のインダクタンス部品では、高温高
湿の環境下で使用すると、コアの磁気特性が変動し、部
品自体のインダクタンス特性に変化を来すという問題が
あった。これは、コアとボビンとの熱膨張係数の違いに
より、温度変化に伴ってコアに熱応力が生じることによ
って、コアのインダクタンス特性が変化するからであ
る。
本考案は、前記従来の課題を解消し、コアの安定した
磁気特性が得られ、インダクタンス特性の変化の少ない
インダクタンス部品を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] すなわち、前記目的を達成するため、本考案では、胴
部6にコイル5、5が巻かれたボビン1と、同ボビン1
の胴部6の中に少なくとも一端側から一片が差し込ま
れ、組み合わせられた一対のコア2、2′とを備えるイ
ンダクタンス部品において、コア2、2′の一片がボビ
ン1の胴部6の一方に偏ってその内部に差し込まれるこ
とにより、その一方側でコア2、2′の一片がボビン1
と接し、他方側でコア2、2′の一片がボビン1と離れ
て間隙11が形成されると共に、コア2、2′がボビン1
と接した前記一方側でコア2、2′がボビン1に固定さ
れていることを特徴とするインダクタンス部品を提供す
る。
[作用] 前記のインダクタンス部品では、一対のコア2、2′
の一方側の部品が、少なくとも1個所でボビン1と固定
されているため、コア2、2′の固定されている部分以
外の部分はボビン1に対して自由である。そして、コア
2、2′のボビン1に固定されていない部分には、ボビ
ン1との間に間隙11が形成されているため、組み合わさ
れたコア2、2′は、ボビン1の膨張、収縮の影響を受
けず、コア2、2′に熱応力が生じない。このため、イ
ンダクタンス電子部品が温度変化に晒されても、コア
2、2′のインダクタンス特性に変動を来さない。よっ
て、安定した特性を有するインダクタンス電子部品が得
られる。
[実施例] 次に、図面を参照しながら、本考案の実施例について
具体的に説明する。
第1図に示す通り、インダクタンス部品は、円筒形の
胴部6(第1図ではコイル5、5の陰に隠れている、第
2図を参照。)の両端と中間部にフランジ3、3…を有
する合成樹脂等からなるボビン1と、前記フランジ3、
3の間に巻かれたコイル5、5と、フェライト等の高透
磁率材料からなるコ字形の一対のコア2、2′とを有す
る。前記ボビン1の両端のフランジ3、3の下部にはベ
ース部9、9が設けられ、そこからリードピン8、8…
が突設され、これに前記コイル5、5の引出線が接続さ
れている。
コア2、2′の一片は、前記コイル5、5が巻かれた
ボビン1の胴部6にその両側から嵌め込まれ、ボビン1
の中でその端部が突き合わせられると共に、コア2、
2′の他方の端部は、ボビン1の外で互いに突き合わせ
られている。この状態で、2つのコア2、2′を挟むよ
うに弾性を有するバネ材からなるコ字形のコア挟持金具
4が嵌め込まれ、第5図のように金具とコアが接着剤に
より固定され、コア2、2′が組み合わされている。
なお、ラインフィルタ、トランス、チョークコイル
は、何れも基本的に前記のような構成を有するが、各々
コイル5、5の巻方向及びその組合せが異なり、コイル
5、5の端子ピン8、8…への結線が異なる。
第1図及び第2図で示すように、ボビン1の胴部6
と、それに嵌め込まれたコア2、2′の一片との嵌合寸
法には、或る程度の余裕がある。そして、このコア2、
2′をボビン1の一方に偏らせ、コア2、2′が接着さ
れたのと反対側に、コア2、2′がボビン1に接した側
で接着剤10によりコア2、2′をボビン1に接着してい
る。こうしてコア2、2′をボビン1の胴部6の中で偏
らせたことにより、コア2、2′が接着されたのと反対
側に、コア2、2′とボビン1との間隙11、11が形成さ
れる。この間隙は、組み合わされたコア内側とボビンの
間にも設けられている。
また、第3図で示す実施例では、コア2がボビン1と
だけでなく、コア2の上側部分がボビン1とコア挟持金
具4とに接着材10で同時に接着、固定されている。この
場合もまた、コア2が接着されたのと反対側には、コア
2とボビンとの間に隙間11、11が形成されている。
さらに、第4図で示す実施例では、コア2の側面部分
がボビン1とコア挟持金具4とに接着剤10で同時に接
着、固定されている。この場合もまた、コア2が接着さ
れたのと反対側にコア2とボビンとの間の隙間11、11が
形成されている。
なお、本実施例においては、コの字形コアを2つ組み
合わせたものを示したが、組み合わされるコアは、本実
施例のものに限られる訳ではなく、E字形コア同志を組
み合わせたもの、E字形コアとI字形コアを組み合わせ
たもの、コの字形コアとI字形コアを組み合わせたも
の、等によっても同様の効果を得ることができる。
また、実施例においては、一方側の固定箇所を1箇所
としたが、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、複
数箇所固定しても良い。
なお、間隙11、11は本インダクタンス部品に対し、第
1図に示すx軸、y軸、z軸方向のすべての方向に対し
て設けられていることが望ましい。
[考案の効果] 以上説明した通り、本考案によれば、コア2、2′に
熱応力が生じないため、コア2、2′のインダクタンス
特性の変動を起こさず、安定したインダクタンス特性を
有するインダクタンス部品が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示すインダクタンス部品の
斜視図、第2図は、同実施例におけるボビンとコアの嵌
合部分の要部拡大断面図、第3図と第4図は、他の実施
例を示すインダクタンス部品の斜視図、第5図は、他方
側から見たインダクタンス部分の斜視図である。 1……ボビン、2、2′……コア、5……コイル、10…
…接着剤、6……ボビンの胴部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部(6)にコイル(5)、(5)が巻か
    れたボビン(1)と、同ボビン(1)の胴部(6)の中
    に少なくとも一端側から一片が差し込まれ、組み合わせ
    られた一対のコア(2)、(2′)とを備えるインダク
    タンス部品において、コア(2)、(2′)の一片がボ
    ビン(1)の胴部(6)の一方に偏ってその内部に差し
    込まれることにより、その一方側でコア(2)、
    (2′)の一片がボビン(1)と接し、他方側でコア
    (2)、(2′)の一片がボビン(1)と離れて間隙
    (11)が形成されると共に、コア(2)、(2′)がボ
    ビン(1)と接した前記一方側でコア(2)、(2′)
    がボビン(1)に固定されていることを特徴とするイン
    ダクタンス部品。
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JPH0463113U JPH0463113U (ja) 1992-05-29
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