JP5134230B2 - 電磁アクチュエータ及びそれを用いたカメラ用羽根駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、略U字形をしているヨークの一方の脚部にコイルを巻回し、両方の脚部の先端に形成された磁極部を、永久磁石を有する回転子の周面に対向させるように構成した電磁アクチュエータ、及びその電磁アクチュエータを用いて、少なくとも1枚の羽根を往復作動させるようにしたカメラ用羽根駆動装置に関する。
下記の特許文献1には、永久磁石を有する回転子(特許文献1においては、ロータ。以下、括弧内は特許文献1で使用されている名称)が、地板(ベース)と、地板に取り付けられた枠部材(ボビン兼押え部材)との間に回転可能に配置されていて、略U字形をしている二つのヨーク(上側ヨーク、下側ヨーク)は、夫々、一方の脚部(直線部)を、枠部材(ボビン兼押え部材)に設けられていてコイル(コイル)を巻回した筒状のボビン部(ボビン)に挿通し、両方の脚部(直線部、湾曲部)の先端に形成された磁極部(第1磁極部、第2磁極部)を回転子(ロータ)の周面に対向させているようにした電磁アクチュエータが記載されている。そして、そのヨーク(上側ヨーク、下側ヨーク)は、孔(位置決め孔)を、地板(ベース)に設けられている軸(ピン)に嵌合させることによって位置決めされている。
下記の特許文献2には、上記の特許文献1に記載されている電磁アクチュエータにおける枠部材(ボビン兼押え部材)が、板状の押え板とボビンとに分離されている構成の電磁アクチュエータが記載されている。従って、特許文献1に記載されている電磁アクチュエータの方が、部品点数が一つ少なくなるため、その点だけをみれば特許文献2に記載されている電磁アクチュエータよりも有利な構成といえる。また、特許文献1に記載の電磁アクチュエータは、二つのヨーク(上側ヨーク、下側ヨーク)を重ねて、夫々の一方の脚部(直線部)をボビン部(ボビン)に挿通しているが、特許文献2に記載の電磁アクチュエータは、ヨークが一つでもよいように構成されている。従って、ヨークの点だけをみれば、部品点数が一つ少なくなるため、特許文献2に記載されている電磁アクチュエータの方が特許文献1に記載されている電磁アクチュエータよりも有利な構成といえる。
そして、現段階においては最適な特許文献を提示することができないが、特許文献1に記載されている電磁アクチュエータの構成において、特許文献2に記載されている電磁アクチュエータのように、ヨークを一つだけ備えているようにした電磁アクチュエータ(以下、従来の電磁アクチュエータという)も知られている。本発明は、そのような構成の電磁アクチュエータ及びそれを用いたカメラ用羽根駆動装置に関するものである。
特開2004−32873号公報 特開2006−101649号公報
上記のような従来の電磁アクチュエータを組み立てる場合は、先ず最初に、回転子を地板に立設されている軸に回転可能に取り付けておき、次に、ヨークの一方の脚部を枠部材のボビン部に挿通させた状態にしておいてからヨークに形成されている孔を地板に設けられた軸に嵌合させて位置決めを行い、最後に、枠部材を地板に取り付けることになる。ところが、ヨークの孔を地板の軸に嵌合させるときには、枠部材とヨークの相対位置がずれてヨークの一方の脚部がボビン部から抜け易い状態になっている。また、ヨークは枠部材よりも小さい部材であって、その孔を地板の軸に嵌合させるときには、枠部材に隠れて作業者には見にくい状態になっている。そのため、作業者は、ヨークと枠部材の相対位置関係がずれないように、細心の注意をはらいながら組み付け作業を行うことになり、組立作業時間が大幅に長くなってコスト上極めて不利であるという問題点があった。また、枠部材とヨークとの相対位置がずれ易いことから、組立ロボットによる自動化が極めて困難であるという問題点もあった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、地板に取り付けられていて地板との間に回転子を配置するようにした枠部材にボビン部を設け、そのボビン部に、略U字形をしているヨークの一方の脚部を挿通させた構成の電磁アクチュエータであって、組立時においては、予め一方の脚部をボビン部に挿通させておいたヨークを、枠部材との相対位置関係をずれないようにして、地板に対して位置決めすることを可能にした、コスト上で有利な小型の電磁アクチュエータ、及びそれを用いたカメラ用羽根駆動装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の電磁アクチュエータは、位置決め部を有している地板と、筒状をしていてコイルを巻回しているボビン部と前記地板側に突き出た突起部とを有していて前記地板に対して平行に取り付けられている枠部材と、永久磁石を有していて前記地板と前記枠部材の間においてそれらの少なくとも一方に回転可能に取り付けられている回転子と、基部と該基部から略同じ方向へ張り出した二つの脚部とで略U字形をしていて一方の脚部を前記ボビン部に挿通させて該二つの脚部の先端を磁極部とし前記回転子の周面に対向させているヨークと、を備えていて、前記ヨークの前記基部には、前記位置決め部に接触して位置規制される被位置決め部と、前記一方の脚部を前記ボビン部に挿通するときに前記回転子側から前記被位置決め部まで前記突起部の先端を摺接させ案内する浅い溝とが形成されていて、前記一方の脚部を前記ボビン部に挿通した後は、前記被位置決め部が前記突起部に係合して所定の力を加えないと前記ボビン部から抜けないようにされている。
また、上記の目的を達成するために、本発明の電磁アクチュエータは、位置決め部を有している地板と、筒状をしていてコイルを巻回しているボビン部と前記地板側に形成された孔とを有していて前記地板に対して平行に取り付けられている枠部材と、永久磁石を有していて前記地板と前記枠部材の間においてそれらの少なくとも一方に回転可能に取り付けられている回転子と、基部と該基部から略同じ方向へ張り出した二つの脚部とで略U字形をしていて一方の脚部を前記ボビン部に挿通させて該二つの脚部の先端を磁極部とし前記回転子の周面に対向させているヨークと、を備えていて、前記ヨークの前記基部の前記地板側の面には、前記位置決め部に接触して位置規制される被位置決め部が形成されていて、前記ヨークの前記基部の前記枠部材側の面には、前記孔に係合する突起部が設けられていて、前記枠部材前記ヨーク側の面には、前記一方の脚部を前記ボビン部に挿通するとき前記孔まで前記突起部の先端を摺接させ案内する浅い溝が形成されていて、前記一方の脚部を前記ボビン部に挿通した後は、前記突起部が前記孔に係合して所定の力を加えないと前記一方の脚部が前記ボビン部から抜けないようにされている。
また、本発明の電磁アクチュエータにおいては、前記位置決め部が、前記地板に立設された軸部であり、前記被位置決め部が、前記基部の入り江状に切り込んで形成された切欠き部であるようにしてもよいし、前記位置決め部が、前記地板に立設された軸部であり、前記被位置決め部が、該軸部を嵌合させる孔であるようにしてもよい。更に、前記突起部の先端面が、球面又は円弧面に形成されているようにすると、ボビン部に対する脚部の挿通が円滑になる。
また、撮影用の開口部を有している前記地板と、該開口部に進退させるために前記地板に対して往復作動可能に取り付けられている少なくとも1枚の羽根と、前記羽根を往復作動させる駆動源とを備えていて、前記駆動源は、上記のいずれかに記載の電磁アクチュエータであるようにすると、光軸に沿った方向の厚さを薄型化した各種のカメラ用羽根駆動装置が得られる。そして、その場合には、前記回転子は、所定の角度範囲で一体的に往復回転する出力ピンを有していて、前記羽根は、該出力ピンによって往復作動させられるようにすると、コスト面できわめて有利なものになる。また、そのような構成とは異なり、撮影用の開口部と二つの前記位置決め部を有している前記地板と、該開口部に進退させるために前記地板に対して往復作動可能に取り付けられている少なくとも1枚の羽根と、二つの前記ボビン部と二つの前記突起部を有している前記枠部材と、二つの前記ヨークと、前記羽根を往復作動させる駆動源とを備えていて、二つの前記ヨークは、前記回転子を間にして配置されており、該駆動源は、上記のいずれかに記載の電磁アクチュエータであるように構成してもよい。そして、その場合には、前記回転子は、出力歯車を有していて、前記羽根は、該出力歯車によって間接的に往復作動させられるようにすると、複数枚の羽根を同時に同じ方向へ回転させて絞り口径を変化させるようにしたカメラ用絞り装置が得られる。
本発明は、地板に取り付けられていて地板との間に回転子を配置している枠部材に筒状のボビン部を設け、そのボビン部に、略U字形をしているヨークの一方の脚部を挿通させている構成の電磁アクチュエータにおいて、ヨークの一方の脚部をボビン部に挿通したとき、枠部材とヨークのいずれか一方に設けられた突起部が他方に係合して、枠部材とヨークとの相対位置関係がずれないようになるため、組立時において、ヨークの被位置決め部を地板に設けた位置決め部に対して位置合わせし易くなり、コスト上で極めて有利である。また、それによって、組立の自動化も容易になるという特徴がある。
本発明の実施の形態を、二つの実施例によって説明する。各実施例は、本発明をカメラ用シャッタ装置として構成したものであるが、単体の電磁アクチュエータとして構成する場合や、シャッタ装置以外のカメラ用羽根駆動装置として構成する場合のことは、適宜説明することにする。尚、図1〜図4は、実施例1を説明するためのものであり、図5〜図8は、実施例2を説明するためのものである。
図1〜図4を用いて本実施例を説明するが、図1は、カメラ用シャッタ装置を被写体側から見た平面図であり、図2は、図1に示された部材の重なり関係を分かり易く示した断面図である。また、図3は、図1における電磁アクチュエータの枠部材とヨークだけを示した平面図であり、図4は、図3のA―A線で切断し矢示方向に見た断面図である。尚、本実施例は、携帯電話を含む情報端末機器に内蔵するためのデジタルカメラ用シャッタ装置として構成したものである。そのため、各構成部材は、実際には極めて小さく、製作上、取り扱いにくい部材であるが、各図面においては、それらを拡大して示してある。
そこで、先ず、本実施例の構成を説明する。地板1は、合成樹脂製であって、平面形状は略長方形をしているが、図2から分かるように、その両面は複雑な形状をしている。そして、この地板1には、図1に示されているように、円形をした撮影光路用の開口部1aが形成されており、その左方向のやや下の位置には、円弧状をした長孔1bが形成されている。また、外形が地板1より若干小さくて、地板1との間に羽根室を構成しているカバー板2は、上記の開口部1aと対向するところに、開口部1aよりも直径のやや大きな開口部2aを形成しており、上記の長孔1bと対向するところには、略同じ形状をした長孔2b(図2参照)を形成している。
地板1の羽根室側の面には、羽根軸1cと二つのストッパ軸1d,1eのほか、複数の取付軸1fが立設されている。それらのうち、羽根軸1cの先端は、図2に示されているように、カバー板2に形成した孔2bに挿入されており、ストッパ軸1d,1eの先端は、図1に示されているように、カバー板2に形成した孔2c,2dに挿入されている。また、複数の取付軸1fは、それらのうちの二つだけが図2に示されているが、それらは、組立前には円柱形をしており、組立時においてそれらをカバー板2の孔に貫通させ、先端を熱溶解で鍔状に変形させられることによって、カバー板2を取り付けている。そして、そのように構成された羽根室内において、長孔3aを有するシャッタ羽根3が、上記の羽根軸1cに対して回転可能に取り付けられている。尚、図1においては、開口部1aを閉鎖している状態のシャッタ羽根3を、二点鎖線で示してある。
地板1には、羽根室とは反対側になる面に、回転子軸1gと、二つの取付軸1h,1iと、フック部1jと、位置決め軸1kとが設けられていて、電磁アクチュエータの構成部材が、それらに取り付けられている。本実施例の電磁アクチュエータは、特許文献1,2に記載されているように、永久磁石を有する回転子と、コイルを巻回したボビンを一方の脚部に嵌装した略U字形のヨークとを備えていて、回転子を、コイルへの通電方向に対応した方向へ、所定の角度範囲内でだけ回転させるタイプの電流制御式のモータである。
先ず、本実施例の回転子4は、径方向に2極に着磁されている円筒状をした永久磁石製の本体部4aを有していて、上記の回転子軸1gに回転可能に取り付けられているが、図1においては、その磁極の境界を一点鎖線で示してある。また、その本体部4aと一体化されていて、径方向へ張り出した合成樹脂製のアーム4bには、その先端に出力ピン4cが設けられている。そして、その出力ピン4cは、地板1の長孔1bから羽根室内に挿入されてシャッタ羽根3の長孔3aに嵌合しており、その先端を、カバー板2の長孔2bに挿入している。尚、本実施例の本体部4aは、円筒状に形成されているが、略円柱状に形成して、その軸方向の両端面の中心を、地板1と後述の枠部材5で軸受けされているようにしてもよい。また、周知のように、回転子4全体を永久磁石製としても構わない。更に、図1においては、シャッタ羽根3が開口部1aを閉鎖しているときのアーム4bと出力ピン4cとを、二点鎖線で示してある。
本実施例の枠部材5は、合成樹脂製であって、上記の取付軸1h,1iを挿入させるための孔5a,5bを有しており、それらの間には、筒状のボビン部5cを形成している。そして、そのボビン部5cには、コイル6が巻回されている。また、そのボビン部5cの両側には、被写体側に向けて二つの端子ピン5d,5eが立設されていて、コイル6の両端を取り付けるようにしている。更に、枠部材5には、その地板1側の面に、先端面が球面をした突起部5fと、回転子4の本体部4aの一部を受け入れる円形の窪み5gが設けられていて、その窪み5gの内部には、本体部4aの被写体側の端面に摺接するリング状の摺接部5hが形成されている。尚、図示していないが、通常は、この枠部材5の被写体側の面に、フレキシブルプリント配線板が取り付けられる。
本実施例のヨーク7は、基部7aと、その基部7aから同じ方向へ長く張り出した二つの脚部7b,7cとで、略U字形をしている。また、基部7aには、孔7dが形成されているほか、枠部材5側の面には、回転子4側から孔7dまで直線的な浅い溝7eが形成されているが、その溝7eの断面形状は、直線の3辺からなる凹形状である。そして、孔7dには、地板1側から上記の位置決め軸1kが嵌合されており、枠部材5側からは、上記の突起部5fがその孔7dの縁に係合している。また、二つの脚部7b,7cは、一方の脚部7cをボビン部5cの中空部内に貫通させ、両者の先端を磁極部として、上記の本体部4aの周面に対向させている。そして、図2から分かるように、それらの磁極部は、本体部4aの軸方向の真中よりもやや上方位置で本体部4aの周面に対向しているため、回転子4は、本体部4aとそれらの磁極部との間に作用する永久磁石の磁力によって枠部材5側に吊り上げられ、その上端面が常に摺接部5hに接触させられるようになっている。
このような枠部材5とヨーク7は、次のようにして地板1に取り付けられている。先ず、枠部材5の中空部にヨーク7の脚部7cを挿入して押し込んでいく。このとき、最初は、スムーズに押されていくが、基部7aが枠部材5の突起部5fのところまでくると、ヨーク7の溝7eの深さよりも枠部材5の突起部5fの高さの方が若干高いため、挿入に抵抗感を生じるようになる。そこで、それまでよりも強い力でヨーク7を押すと、ヨーク7は、突起部5fの球面の作用で枠部材5を僅かに変形させてゆき、その後は溝7eを突起部5fの一番高いところに摺接させて押されていくようになる。そして、ヨーク7の孔7dが枠部材5の突起部5fに対向するにつれて、枠部材5は原形に復しつつ突起部5fの先端を孔7dの中に入れていく。図3及び図4は、そのようにして、枠部材5とヨーク7が相互に取り付けられた状態を示したものである。尚、本実施例の場合には、突起部5fの先端面が球面に形成されているが、その断面形状が図4に示されている突起部5fと実質的に同じになるような円弧面に形成しても構わない。また、本実施例の場合には、被位置決め部としての孔7dが円形に形成されているが、それを、例えば四角などの他の形状の孔にしても構わない。
このようにして枠部材5とヨーク7を相互に取り付けた後、その組立体を地板1に取り付けることになるが、その段階では、地板1の取付軸1h,1iは未だ長い円柱形をしている。そこで先ず、枠部材5の孔5a,5bと地板1の取付軸1h,1iとの位置合わせをしておき、枠部材5を地板1側へ移動させて両者を嵌合させていくことになるが、そのような位置合わせを行うときにも、その後、地板1側へ移動させていくときにも、ヨーク7は、脚部7cの付け根がボビン部5cの中空部の縁に接触し、孔7dの縁が突起部5fの球面に接触するようになっているため、枠部材5との相対位置関係は殆ど変わることがない。そのため、次にヨーク7の孔7dと地板1の位置決め軸1kとを嵌合させる段階では、それらの相対位置関係が正確に目視できなくても、両者を確実に嵌合させることができる。そして、孔7dと位置決め軸1kとを嵌合させた後、最後に、円柱形をしている地板1の取付軸1h,1iの先端を熱溶解させ鍔状に変形させることによって、図1及び図2に示された取付状態が得られる。
次に、本実施例の作動を説明する。図1は、撮影待機状態を示したものであって、シャッタ羽根3と回転子4の出力ピン4cは、破線で示した状態にあって、開口部1aは全開になっている。このとき、コイル6には通電されていない。しかしながら、周知のように、このとき、回転子4は、永久磁石製の本体部4aの磁極とヨーク7の二つの磁極部との対向配置関係によって作用する磁気吸引力により、時計方向へ回転するように付勢されており、出力ピン4cによってシャッタ羽根3を反時計方向へ回転させようとしているが、シャッタ羽根3がストッパ軸1dに接触しているので、この状態を維持されている。そのため、この状態においては、撮影者は、液晶表示装置などを介して被写体像を観察することが可能になっている。
撮影に際してレリーズボタンを押すと、それまで、固体撮像素子に蓄積されていた電荷を放出することによって、撮影のための電荷の蓄積が開始される。そして、所定の時間が経過すると、露光時間制御回路からの信号によって、コイル6に、順方向の電流が供給される。そのため、回転子4は反時計方向へ回転させられ、出力ピン4cによってシャッタ羽根3を時計方向へ回転させる。それによって、シャッタ羽根3は、閉じ作動を行い、開口部1aを完全に閉じた直後に、ストッパ軸1eに当接して停止する。図1においては、このときの、シャッタ羽根3と出力ピン4cの位置が二点鎖線で示されている。
このようにして、開口部1aが閉鎖状態になると、撮像情報が画像記憶装置に転送される。そして、その転送が終わると、今度は、コイル6に対して逆方向の電流が供給される。そのため、回転子4は時計方向へ回転させられ、出力ピン4cによってシャッタ羽根3を反時計方向へ回転させる。それによって、シャッタ羽根3は、開口部1aを開いてゆき、全開した直後にストッパ軸1dに当接して停止する。そして、その直後に、コイル6に対する通電を断った状態が、上記の撮影待機状態ということになる。
尚、本実施例は、1枚のシャッタ羽根を往復回転させるようにしたシャッタ装置として構成したものであるが、本発明は、特許文献1,2に記載されているように、2枚のシャッタ羽根を相反する方向へ同時に往復回転させるようにしたシャッタ装置としても構成することが可能である。また、そのように構成されたシャッタ装置や本実施例のようなシャッタ装置は、殆ど同じ構成のまま、レンズバリア装置として採用することも可能である。また、本発明は、本実施例のシャッタ羽根3に、開口部1aよりも小さな円形の開口部を形成することによって、絞り装置とすることも可能であるし、そのようにしてシャッタ羽根3に形成した開口部にNDフィルタ板を取り付けることによって、フィルタ装置とすることも可能である。更に、そのようなシャッタ装置,絞り装置,フィルタ装置の二つ以上を一つのユニットとして構成してもよく、そのように構成する場合には、共通の地板上に、本実施例のような電磁アクチュエータを二つ以上設けることになる。そして、これらのことは、下記の実施例2の場合にも言えることである。
次に、図5〜図8を用いて実施例2を説明するが、図5は、カメラ用シャッタ装置を被写体側から見た平面図であり、図6は、図5に示された部材の重なり関係を分かり易く示した断面図である。また、図7は、図5における電磁アクチュエータの枠部材とヨークだけを示した平面図であり、図8は、図7のB―B線で切断し矢示方向に見た断面図である。本実施例の構成は、実施例1で説明した枠部材5の一部の形状と、ヨーク7の一部の形状が異なるだけである。そのため、本実施例の構成説明は、その異なる部位についてだけ行うことにし、実施例1と同じ部材,同じ部位には、図1〜図4の場合と同じ符号を付け、それらについての説明を省略する。
本実施例の枠部材5は、実施例1において突起部5fが形成されていたところに、突起部5iが形成されているが、その他の形状は実施例1の場合と同じである。そして、その突起部5iは、先端面がフラットであってボビン部5c側が一番高い傾斜面として形成されている。また、本実施例のヨーク7は、実施例1で孔7dが形成されていたところに、基部7aの縁から入り江状に切り込んだ形状をしている切欠き部7fが形成されているが、その他の形状は実施例1の場合と同じである。
このような枠部材5とヨーク7とは、次のようにして相対的に取り付けられる。枠部材5の中空部にヨーク7の脚部7cを挿入して押し込んでいく。このとき、最初は、スムーズに押されていくが、基部7aが枠部材7の突起部5iのところまでくると、挿入に抵抗感を生じるようになる。そこで、それまでよりも強い力でヨーク7を押すと、ヨーク7は、突起部5iの傾斜面の作用で枠部材5を徐々に変形させ、傾斜面の一番高いところが溝7eのレベルになってからは、溝7eを突起部5iの一番高いところに摺接させて押されていくようになる。そして、ヨーク7の切欠き部7fの縁が枠部材5の突起部5iの一番高い位置を越えると、枠部材5は瞬間的に原形に復し、突起部5iを切欠き部7fに落とし込む。図7及び図8は、そのようにして、枠部材5とヨーク7が相互に取り付けられた状態を示したものである。
その後、枠部材5とヨーク7との組立体を地板1に対して取り付けることになるが、その取り付け方は実施例1の場合と全く同じであるため、説明を省略する。また、本実施例のシャッタ装置は、実施例1の場合と同じようにして作動させられるので、その説明も省略する。尚、本実施例の場合には、ヨーク7の被位置決め部が、切欠き部7fとして形成されているが、それを、円形の孔や四角い孔などにしても構わない。しかしながら、上記の図1と図5を比較してみれば分かるように、本実施例のような切欠き部7fにすると、ヨーク7の全体の長さを短くすることが可能になる。更に、本実施例の切欠き部7fの形状をそのままにしておいて、突起部5iの形状を、実施例1における突起部5fの形状にしても構わない。そのようにすると、組付け不良が生じたときや修理時などに、枠部材5とヨーク7との組み換えが容易になる。
尚、上記の各実施例においては、ヨーク7に溝7eを形成しているが、この溝7eは案内用の溝であって、形成しておけば枠部材5とヨーク7との相互の組み付けが容易になるが、必ずしも必要なものではない。また、上記の各実施例においては、地板1に設けられている本発明の位置決め部が、円柱状の位置決め軸1kとして立設されているが、その形状は円柱状に限定されない。特に、実施例2の形状をしたヨーク7の場合には、軸部として立設するのではなく、枠部材5を載置した肉厚部の側壁からヨーク7側に張り出していて、切欠き部7f内に開放部側から入り込んだ半島状に形成しても構わない。更に、上記の各実施例においては、ヨーク7に設けられている孔7dと切欠き部7fとが、いずれも、地板1側の面から枠部材5側の面まで形成されているが、本発明は、それらを、地板1側の面だけに形成し、それらの形成位置に対応する枠部材5側の面には、枠部材5に向けて凸状をした突起部を設けるとともに、枠部材5には、その突起部が係合する孔を設けるようにしてもよい。そして、その場合には、上記の各実施例における溝7eに相当する溝を、枠部材5の端部からその孔位置まで形成することが好ましい。
上記の各実施例は、本発明を、カメラ用羽根駆動装置のうち、シャッタ装置として構成したものである。また、上記においては、絞り装置などの他のカメラ用駆動装置とする場合の構成例についても説明した。しかしながら、地板の平面形状を、枠部材の平面形状に近い形状にすることによって、単体の電磁アクチュエータとして構成したものも本発明の実施態様である。更に、上記の各実施例における電磁アクチュエータは、枠部材にボビン部が一つだけ設けられ、ヨークが一つだけ備えられたものとして構成されているが、本発明は、そのような構成に限定されない。例えば、特開平9−230420号公報や、特開2001−201780号公報に記載のカメラ用絞り装置に用いられている電磁アクチュエータのように、回転子の永久磁石を4極とし、上記の出力ピンを出力歯車にすると共に、回転子を間にして二つのヨークを配置するようにした電磁アクチュエータとして構成することも可能であり、そのようにする場合には、二つのボビン部と、二つの突起部を有する枠部材を備えればよいことになる。また、ヨークの形状は異なるが、回転子の永久磁石を4極にし、その回転子を間にしてヨークを二つ備えるようにした電磁アクチュエータであって、回転子に上記の出力ピンを一体的に設けるようにした電磁アクチュエータも知られているが、本発明は、そのような電磁アクチュエータとして構成することも可能である。
カメラ用シャッタ装置を被写体側から見た実施例1の平面図である。 図1に示された部材の重なり関係を分かり易く示した断面図である。 図1における電磁アクチュエータの枠部材とヨークだけを示した平面図である。 図3のA―A線で切断し矢示方向に見た断面図である。 カメラ用シャッタ装置を被写体側から見た実施例2の平面図である。 図5に示された部材の重なり関係を分かり易く示した断面図である。 図5における電磁アクチュエータの枠部材とヨークだけを示した平面図である。 図7のB―B線で切断し矢示方向に見た断面図である。
符号の説明
1 地板
1a,2a 開口部
1b,2b,3a 長孔
1c 羽根軸
1d,1e ストッパ軸
1f,1h,1i 取付軸
1g 回転子軸
1j フック部
1k 位置決め軸
2 カバー板
2b,2c,2d,5a,5b,7d 孔
3 シャッタ羽根
4 回転子
4a 本体部
4b アーム
4c 出力ピン
5 枠部材
5c ボビン部
5d,5e 端子ピン
5f,5i 突起部
5g 窪み
5h 摺接部
6 コイル
7 ヨーク
7a 基部
7b,7c 脚部
7e 溝
7f 切欠き部

Claims (9)

  1. 位置決め部を有している地板と、筒状をしていてコイルを巻回しているボビン部と前記地板側に突き出た突起部とを有していて前記地板に対して平行に取り付けられている枠部材と、永久磁石を有していて前記地板と前記枠部材の間においてそれらの少なくとも一方に回転可能に取り付けられている回転子と、基部と該基部から略同じ方向へ張り出した二つの脚部とで略U字形をしていて一方の脚部を前記ボビン部に挿通させて該二つの脚部の先端を磁極部とし前記回転子の周面に対向させているヨークと、を備えていて、前記ヨークの前記基部には、前記位置決め部に接触して位置規制される被位置決め部と、前記一方の脚部を前記ボビン部に挿通するときに前記回転子側から前記被位置決め部まで前記突起部の先端を摺接させ案内する浅い溝とが形成されていて、前記一方の脚部を前記ボビン部に挿通した後は、前記被位置決め部が前記突起部に係合して所定の力を加えないと前記ボビン部から抜けないようにされていることを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 位置決め部を有している地板と、筒状をしていてコイルを巻回しているボビン部と前記地板側に形成された孔とを有していて前記地板に対して平行に取り付けられている枠部材と、永久磁石を有していて前記地板と前記枠部材の間においてそれらの少なくとも一方に回転可能に取り付けられている回転子と、基部と該基部から略同じ方向へ張り出した二つの脚部とで略U字形をしていて一方の脚部を前記ボビン部に挿通させて該二つの脚部の先端を磁極部とし前記回転子の周面に対向させているヨークと、を備えていて、前記ヨークの前記基部の前記地板側の面には、前記位置決め部に接触して位置規制される被位置決め部が形成されていて、前記ヨークの前記基部の前記枠部材側の面には、前記孔に係合する突起部が設けられていて、前記枠部材の前記ヨーク側の面には、前記一方の脚部を前記ボビン部に挿通するときに前記孔で前記突起部の先端を摺接させ案内する浅い溝が形成されていて、前記一方の脚部を前記ボビン部に挿通した後は、前記突起部が前記孔に係合して所定の力を加えないと前記一方の脚部が前記ボビン部から抜けないようにされていることを特徴とする電磁アクチュエータ。
  3. 前記位置決め部が、前記地板に立設された軸部であり、前記被位置決め部が、前記基部の入り江状に切り込んで形成された切欠き部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁アクチュエータ。
  4. 前記位置決め部が、前記地板に立設された軸部であり、前記被位置決め部が、該軸部を嵌合させる孔であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁アクチュエータ。
  5. 前記突起部の先端面が、球面又は円弧面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁アクチュエータ。
  6. 撮影用の開口部を有している前記地板と、該開口部に進退させるために前記地板に対して往復作動可能に取り付けられている少なくとも1枚の羽根と、前記羽根を往復作動させる駆動源とを備えていて、前記駆動源は、請求項1乃至5のいずれかに記載の電磁アクチュエータであることを特徴とするカメラ用羽根駆動装置
  7. 前記回転子は、所定の角度範囲で一体的に往復回転する出力ピンを有していて、前記羽根は、該出力ピンによって往復作動させられることを特徴とする請求項に記載のカメラ用羽根駆動装置
  8. 撮影用の開口部と二つの前記位置決め部を有している前記地板と、該開口部に進退させるために前記地板に対して往復作動可能に取り付けられている少なくとも1枚の羽根と、二つの前記ボビン部と二つの前記突起部を有している前記枠部材と、二つの前記ヨークと、前記羽根を往復作動させる駆動源とを備えていて、二つの前記ヨークは、前記回転子を間にして配置されており、該駆動源は、請求項1乃至のいずれかに記載の電磁アクチュエータであることを特徴とするカメラ用羽根駆動装置。
  9. 前記回転子は、出力歯車を有していて、前記羽根は、該出力歯車によって間接的に往復作動させられることを特徴とする請求項8に記載のカメラ用羽根駆動装置。
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