JPH0547170Y2 - - Google Patents

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JPH0547170Y2
JPH0547170Y2 JP1989108281U JP10828189U JPH0547170Y2 JP H0547170 Y2 JPH0547170 Y2 JP H0547170Y2 JP 1989108281 U JP1989108281 U JP 1989108281U JP 10828189 U JP10828189 U JP 10828189U JP H0547170 Y2 JPH0547170 Y2 JP H0547170Y2
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wires
hanging
bolt
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、例えば建築資材である重量物の床板
材などのパネルを吊り上げるのに好適なパネル吊
り具に関するものである。
【従来技術】
近年、工業技術の発達によつて建築工法も大き
く様変りしつつあることは周知のことである。 すなわち、これまでは建築現場で各種建材の加
工組立てを行つていたものが、建材は予め加工工
場などで最終仕上がり形状に加工組立てられ、現
場では単に組立てを行うだけになつている。 従つて、建築現場では如何に作業効率良く、か
つ精度よく、迅速に組立てるかが建築物の品質、
価格を大きく左右するものとなつており、このた
め各種の組立て用工具が考えられてきている。 例えば大型で、かつ重量のある床板(床パネル
など)10などは、第4図に示すようにパネル吊
り具により現場にてクレーンで水平状態で吊り上
げて組立てるものであるが、その際この床板10
は2本のワイヤ13a,13bの両端にそれぞれ
取り付けられた第6図に示すごとき床板10の上
面10aに当接するL字状の支持部11aと、床
板10の側面10bに掛け止させる板状の突起部
11bとを有する掛け止部11にて単に掛け止さ
れた状態で第5図に示すごときパネル吊り具12
で吊り上げ、吊り下げに供されている。 このパネル吊り具12は、吊りリング14を有
する金属製の吊り板15と、この吊り板15に設
けた透孔15a,15bとからなつている。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のパネル吊り具は第5図に
示すように吊りリング14を有する金属製の吊り
板15に、各ワイヤ13a,13bがその透孔1
5a,15bを迂回(屈曲)するように挿通され
ているため、床板10を一度吊り上げてしまう
と、ワイヤ13a,13bにはそれぞれ床板10
の自重が作用して吊り板15の位置調整ができな
くなつてしまう。このため床板10の水平状態が
維持されていない時は、床板10を一度下ろして
ワイヤを緩め、そして吊り板15を移動させて吊
り上げ、吊り下げバランスを調整して再度クレー
ンを吊り上げて作業を行うなど、作業効率が悪い
ばかりか、この組立作業には危険が伴うなど種々
の問題点があつた。
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決することを目的とし、
複数本のワイヤを挿通する導入路部と吊り下げ用
の係止部とを有して一体的に形成した基体部と、
この基体部の係止部をガイドとして上下動自在と
し、前記導入路部と協働してこの導入路部に挿通
された複数本のワイヤを規制する規制部材と、前
記基体部の導入路部に形成した透孔よりねじ部を
突出させた前記規制部材と協働するボルトと、こ
のボルトと螺合して前記規制部材による前記導入
路部の間隔を調整する調整用ナツトとを具備した
ことを特徴とするものである。
【実施例】
第1図乃至第2図は本考案のパネル吊り具の一
実施例を示す図であり、第1図は本考案パネル吊
り具の外観斜視図、第2図は同側面図である。ま
た第3図は本考案パネル吊り具の掛け止部の一例
を示す外観斜視図である。 第1図、第2図に示す本考案のパネル吊り具1
は、異なる色の複数本のワイヤ13a,13bを
挿通するU字状の導入路部2aを形成した金属製
の基体部2と、この導入路部2a上に立設したク
レーンのフツク9を係止しうるリング状の係止部
3と、この係止部3をガイドとして上下動自在と
され、かつ導入路部2aに挿通されるワイヤ13
a,13bを覆う金属製の板材(規制部材)4
と、頭部5aがこの板材4の上面に溶接によつて
固着され、かつねじ部5bが導入路部2aに穿設
した透孔2bに挿通されたボルト5と、このボル
ト5のねじ部5bにワツシヤ6を介して螺合する
調整用ナツト7とより構成してある。導入路部2
a内に係止部3にて互いに区画して挿通されたワ
イヤ13a,13bは移動自在であり、調整用ナ
ツト7をボルト5のねじ部5bと螺合して締め付
けることにより板材4が導入路部2a側に引き寄
せられるため、各ワイヤ13a,13bは導入路
部2a内で区画・規制されるが、矢印方向に移動
は可能である。 従つて、本考案のパネル吊り具1を用いること
により、床板10の重量物を支持するワイヤ吊り
上げ時においても吊り上げ初期にあつてはワイヤ
13a,13bとパネル吊り具1との位置調整が
可能となり、床板10の水平状態を簡単に補正調
整することが可能となり、何らわずらわしさがな
く、極めて迅速にして作業効率が良好となる。 そして床板10の水平状態を補正された状態で
調整用ナツト7を締め付けることによりワイヤ1
3a,13bとパネル吊り具1とが確実に位置決
めされるため、作業の安全性を確保でき、信頼性
が向上する。 また、ワイヤ13a,13bは互いに異なる色
が用いられるため、調整すべきワイヤを間違える
ことがなく、容易に吊り下げ長さを調整すること
ができる。 一方、ワイヤ13a(13b)の両端部に取り
付けられている床板10の掛け止部8は本考案の
実施例では、例えば第3図に示すようになつてい
る。この掛け止部8はワイヤ13aを取り付ける
リング8bを有し、上記床板10の上面10aに
当接するL字状の支持部8aと、床板10bに容
易に喰い込ませることができる一対の先端突起部
8cとにより構成されている。 このような掛け止部8を使用すれば搬送される
床板10は安定して吊り上げられ、誤つて落下す
るようなことはない。 なお、本考案の実施例における掛け止部として
は、第3図に示すごとき形状のものを使用した
が、これに限らず床板を吊り具とワイヤとで吊り
上げ、吊り下げたときに、この床板が落下しない
ように床板を掛け止める構造であれば、いかなる
形状でも良いこと勿論である。
【効果】
以上詳述したごとく、本考案によると、複数本
のワイヤを挿通する導入路部と吊り下げ用の係止
部とを有して一体的に形成した基体部と、この基
体部の係止部をガイドとして上下動自在とし、前
記導入路部と協働してこの導入路部に挿通された
複数本のワイヤを規制する規制部材と、前記基体
部の導入路部に形成した透孔よりねじ部を突出さ
せた前記規制部材と協働するボルトと、このボル
トと螺合して前記規制部材による前記導入路部の
間隔を調整する調整用ナツトとを具備したもので
あるから、吊り上げ初期にあつても、被吊り上げ
部材の水平状態を簡単に調整補正でき、パネル吊
り具のワイヤへの位置調整が可能となるので、作
業効率が向上すると共に、作業の安全性が大とな
るなどの実用的な利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案のパネル吊り具の一
実施例を示す図であり、第1図はパネル吊り具の
外観斜視図、第2図は同側面図、第3図は掛け止
部の外観斜視図、第4図は従来のパネル吊り具の
吊り上げ状態を示す図、第5図は従来のパネル吊
り具を示す図、第6図は従来の掛け止部の外観斜
視図を示す図である。 1……パネル吊り具、2……基体部、2a……
導入路部、3……係止部、4……板材(規制部
材)、5……ボルト、5a……頭部、5b……ね
じ部、6……ワツシヤ、7……調整用ナツト、8
……掛け止部、8a……支持部、8b……リン
グ、8c……先端突起部、9……クレーンのフツ
ク、10……床板、10a……上面、10b……
側面、13a,13b……ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数本のワイヤを挿通する導入路部と吊り下げ
    用の係止部とを有して一体的に形成した基体部
    と、この基体部の係止部をガイドとして上下動自
    在とし、前記導入路部と協働してこの導入路部に
    挿通された複数本のワイヤを規制する規制部材
    と、前記基体部の導入路部に形成した透孔よりね
    じ部を突出させた前記規制部材と協働するボルト
    と、このボルトと螺合して前記規制部材による前
    記導入路部の間隔を調整する調整用ナツトとを具
    備したことを特徴とするパネル吊り具。
JP1989108281U 1989-09-18 1989-09-18 Expired - Lifetime JPH0547170Y2 (ja)

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JPH0346487U JPH0346487U (ja) 1991-04-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01108280A (ja) * 1987-10-21 1989-04-25 King Purinteingu Kk 平版印刷インキ用乾燥剤

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