JPH0450329Y2 - - Google Patents

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JPH0450329Y2
JPH0450329Y2 JP18054384U JP18054384U JPH0450329Y2 JP H0450329 Y2 JPH0450329 Y2 JP H0450329Y2 JP 18054384 U JP18054384 U JP 18054384U JP 18054384 U JP18054384 U JP 18054384U JP H0450329 Y2 JPH0450329 Y2 JP H0450329Y2
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JP
Japan
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board
washer
self
support
mounting
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JP18054384U
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JPS6194142U (ja
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  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、建築物の躯体構造物にPC板(プ
レキヤストコンクリート板)を取付ける建築物の
PC板取付装置に係るものである。
(従来の技術) この種の躯体構造物にPC板を取付ける建築物
においては、地震、風等によつて建築物が変形す
る場合の層間変位を35mm程考慮しなければならな
い。
そこで、従来、上記の層間変位を逃げさすの
に、 (1) PC板を鉄骨梁に取付ける金具に融通を設け、
PC板はそのままにしておいて、その取付金具
の融通性により層間変位を逃げさせる。
(2) 鉄骨梁の移動に伴い、PC板を横方向へ傾け
させて層間変位を逃げさせる。
2つの方式がある。
ところで、上記(2)の方式において、従来は、
PC板の下端の鉄骨梁への取付部でPC板の自重を
受け、層間変位に伴つてPC板が傾くようにして
いる。
すなわち、躯体構造物にPC板を取付けるのに、 (1) PC板をクレーンで所要個所まで吊上げた後、
そのPC板を吊上げ状態に保持する。
(2) そして、第7図に示すように、PC板イの内
側下端部にボルトロおよびナツトハにより仮止
めしたアングルの取付金ニを鉄骨梁ホ上の受台
ヘ上に、PC板イを鉄骨梁ホの1側の雌ねじ筒
トに螺合した調節ボルトチ上にそれぞれ載置し
てその取付金ニを受台ヘにボルトリおよびナツ
トヌにより仮止めする。
(3) 次いで、調節ボルトチを回転してPC板イを
上下調整した後、取付金ニを受台ヘ上に摺動さ
せPC板イを内外移動調節してPC板イを所定の
位置になす。
(4) そこで、ナツトハおよびヌを締付けてPC板
イの下端部を鉄骨梁ホに連結固定し、その後、
そのナツトハ,ヌのゆるみを防止するために、
それらをボルトロ,リにそれぞれ溶接する。
(5) 次に、PC板イの上端部の連結金具を上方の
鉄骨梁に取付けてPC板イの取付けを終了する。
(6) その後、クレーンをPC板イから離す。
方法で作業を行つている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のPC板の取付け方法においては、PC板の
下端でその自重を受けるため、PC板の上下を鉄
骨梁に取付けてしまうまでPC板をそのままクレ
ーンで吊持ちしていなければならなくてクレーン
をPC板から離すことができなく、クレーンの利
用、および作業性が悪くて作業能率に問題があ
る。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記の問題点を解決するために、
上方鉄骨梁Aに固定した台金1上の所要個所に雄
ねじ筒2を立設して該雄ねじ筒2に調節ナツト3
を螺合すると共に、その雄ねじ筒2の中心位置に
支柱4を上方へ突出させて設け、該支柱4に順次
座金5、取付座金6の通孔を嵌合して支柱4の上
端ねじ7に取付座金6のストツパー8を装着す
る。一方、PC板Bの内側上端部に突設した自重
受金9にはストツパー8よりも大径の孔10を穿
つ。
そこで、その孔10を支柱4に遊嵌し自重受金
9を取付座金6上に載せてPC板Bを上方鉄骨梁
Aに吊持ちする。その後、調節ナツト3を回転し
てPC板Bの上下調整を、自重受金9の孔10の
融通性によつてPC板Bの内外移動調節をそれぞ
れ行つてPC板Bを所定の位置になした後、自重
受金9を取付座金6に溶接11してPC板Bの取
付けを行う。
(作用) PC板Bの自重受金9の引掛け孔12にクレー
ンのフツクを掛けてクレーンでPC板Bを吊上げ
た後、そのPC板Bを下げて該PC板Bの自重受金
9の孔10を支柱4に遊嵌し、自重受金9を取付
座金6上に載せてPC板Bを上方鉄骨梁Aに吊持
ちすると、該PC板Bの自重によりその内側下端
部に突設した振れ止め金13の凹所14が下方鉄
骨梁Cに固定した台金15上の支柱16に嵌合し
てPC板Bは上下の鉄骨梁A,Cに吊持ち支持さ
れる。そこで、クレーンをPC板Bから離す。
次いで、調節ナツト3を回転してPC板Bを上
下調整した後、その上下端部を内外移動調節して
PC板Bを所定の位置になし、その状態において、
自重受金9を取付座金6に、振れ止め金13は支
柱16に通孔を嵌合した取付座金17にそれぞれ
溶接11,18してPC板Bの取付けを終了する。
而して、地震、風等により建築物が変形して層
間変位を生じた場合には、その水平および鉛直方
向の変位に応じて適宜に取付座金6が支柱4に、
取付座金17が支柱16にそれぞれ摺動し、PC
板Bが横方向へ傾いてPC板Bに無理な抵抗がか
かることなく躯体構造物だけが変形する。
その際、自重受金9はその取付座金6がストツ
パー8に、振れ止め金13はその取付座金17が
支柱16の上端ねじ19に螺着したストツパー2
0にそれぞれ係止されて自重受金9が支柱4か
ら、振れ止め金13が支柱16からそれぞれ抜け
出るのを防止される。
(実施例) 第1図乃至第6図この考案の1実施例を示し、
躯体構造物の上方鉄骨梁Aの1側に取付金21を
溶接してこれに台金1をボルト22により固定
し、その台金1の先端部上に雄ねじ筒2を立設し
てこれに調節ナツト3を螺合すると共に、その雄
ねじ筒2の中心位置に支柱4を設け、該支柱4に
順次座金5、取付座金6の通孔を嵌合して支柱4
の上端ねじ7に取付座金6のナツトよりなるスト
ツパー8を螺着する。
PC板Bの上端部に取付ける自重受金9には〓
形鋼を用い、その基部の両側にく字形アンカーボ
ルト23の上端部をそれぞれ溶接し、両側片中間
部の通孔に差し筋24を両側へ突出させて挿着
し、下面にはアングル材のアンカー25を両側へ
突出させて溶接し、自重受金9内の中間部および
先端部に補強板26を張設して自重受金9の底板
の両補強板26の間に孔10を、両側壁の中間部
にクレーンの引掛け孔12をそれぞれ穿つ。そし
て、自重受金9の基部をPC板B内に埋設する。
PC板Bの下端部に取付ける振れ止め金13に
はアングル材を用い、その横片の先端縁に凹所1
4を設けて基部をPC板B内に埋設する。
下方鉄骨梁C上には取付台27を1側へ突出さ
せて溶接し、その取付台27の先端部上に台金1
5を溶接して該台金15上に支柱16を設け、該
支柱16に取付座金17の通孔を嵌合して支柱1
6の上端ねじ19に取付座金17のナツトよりな
るストツパー20を螺着する。
そして、自重受金9の孔10を支柱4に遊嵌し
自重受金9を取付座金6上に載せてPC板Bを上
方鉄骨梁Aに吊持ちさせたとき、振れ止め金13
の凹所14が支柱16の中間部に嵌合するように
なす。
(考案の効果) この考案は、次のような顕著な効果を有する。
(1) PC板をクレーンで吊上げ、該PC板の自重受
金の孔を上方の支柱に遊嵌して取付座金上に載
せれば、その自重受金の孔が支柱に引掛つて
PC板が鉄骨梁に吊持ちされるから、その後、
直ちにクレーンをPC板から離してそのクレー
ンを次のPC板の吊上げに使用することができ、
クレーンの手離れが早くて躯体構造物へのPC
板の取付けを容易迅速になし得る。
(2) 台金上に雄ねじ筒を立設してこれに調節ナツ
トを螺合し、その調節ナツト上には支柱に通孔
を嵌合した座金および取付座金を載せ、PC板
の自重受金に穿つた大径の孔を上記支柱に遊嵌
しその自重受金を上記取付座金上に載せてPC
板を吊持ちするから、調節ナツトの回動によつ
てPC板の上下調整を行い、自重受金の孔の融
通によつてPC板の内外移動調節を行い、躯体
構造物の変形誤差にかかわらす容易迅速に操作
してPC板を正確に所定の位置になし、その状
態において自重受金を取付座金に溶接すること
によつてPC板を所定に取付けでき、作業性が
良くてPC板の取付けを短時間でなし得る。
(3) 地震、風等により建築物が変形して層間変位
を生じた場合には、それに応じて適宜に取付座
金が支柱に摺動しPC板が傾いてその傾き作動
により建築物の層間変位を吸収し、PC板に無
理な抵抗がかかることなく躯体構造物だけ変形
して建築物の層間変位に追従することができ、
PC板の損傷を防止して耐震性および耐風性が
大である。
(4) 支柱の上端に自重受金の取付座金のストツパ
ーを設けたから、建築物の大きな層間変位にお
いても自重受金付き取付座金が支柱から抜け出
ることはなく、PC板の取付けが確実で安全上
有益である。
(5) 構造が簡単で容易安価に製作でき、その作動
は軽快円滑である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例に係る建築物の
PC板の上方取付部の縦断正面図、第2図はその
取付金具の側面図、第3図は平面図、第4図は同
上PC板の斜面図、第5図はそのPC板の取付状態
の正断面図で、中間部を切欠して示す。第6図は
同上PC板の下方取付部の拡大平面図、第7図は
従来のPC板の下方取付部の正面図である。 A……鉄骨梁、B……PC板、1……台金、2
……雄ねじ筒、3……調節ナツト、4……支柱、
5……座金、6……取付座金、8……ストツパ
ー、9……自重受金、10……孔、11……溶
接。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄骨梁に固定した台金上の所要個所に雄ねじ筒
    を立設して該雄ねじ筒に調節ナツトを螺合すると
    共に、その雄ねじ筒の中心位置に支柱を上方へ突
    出させて設け、該支柱に順次座金、取付座金の通
    孔を嵌合して支柱の上端に上記取付座金のストツ
    パーを装設し、PC板の内側上端部に突設した自
    重受金には上記ストツパーよりも大径の孔を穿
    ち、その孔を支柱に遊嵌して自重受金を取付座金
    上に載せ、上記の調節ナツトおよび自重受金の孔
    によつてPC板を所定の位置に調整後、自重受金
    を取付座金に溶接してなる建築物のPC板取付装
    置。
JP18054384U 1984-11-27 1984-11-27 Expired JPH0450329Y2 (ja)

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JP18054384U JPH0450329Y2 (ja) 1984-11-27 1984-11-27

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JP18054384U JPH0450329Y2 (ja) 1984-11-27 1984-11-27

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Publication Number Publication Date
JPS6194142U JPS6194142U (ja) 1986-06-18
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JP18054384U Expired JPH0450329Y2 (ja) 1984-11-27 1984-11-27

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