JPH0546993U - ニット類の仕上装置 - Google Patents

ニット類の仕上装置

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JPH0546993U
JPH0546993U JP10649491U JP10649491U JPH0546993U JP H0546993 U JPH0546993 U JP H0546993U JP 10649491 U JP10649491 U JP 10649491U JP 10649491 U JP10649491 U JP 10649491U JP H0546993 U JPH0546993 U JP H0546993U
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JP
Japan
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steam
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knits
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JP10649491U
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English (en)
Inventor
宏史 有田
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Naomoto Corp
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Naomoto Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 快適な作業環境の内でニット類の蒸し上げ作
業を行なうことができる仕上装置を提供する。 【構成】 基台1の蒸気噴出仕上面4の後方位置に蒸気
排出用フード3を付設する。蒸気排出用フード3は、仕
上面4から蒸気が噴出される際には、前方へ移動して、
仕上面4の上方に覆い被さる蒸気吸引状態となって、仕
上面4からの蒸気を吸引し外部へ排出する。蒸気排出用
フード3は、ニット類を仕上面4に装着する際には、後
方へ移動して、仕上面4から退避した退避状態となっ
て、ニット類の装着作業の邪魔とならない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はニット類の仕上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ニット類は仕上げにいわゆる蒸し上げ作業を行なって、製品の均一化を図って いる。
【0003】 即ち、蒸し上げ作業を行なう従来の仕上装置は、ニット類を、基台の蒸気噴出 仕上面に装着し、この状態で該仕上面から蒸気を噴き出させていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従って、従来の仕上装置では、蒸気噴出仕上面から噴き出した蒸気が、該装置 近傍の作業者に直接当たって危険であり、しかも、蒸気が作業室に充満し、室内 が高温となって作業しにくくなる欠点もあった。
【0005】 そこで、本考案では、室内が蒸気にて充満することなく快適な状態で作業する ことができ、しかも安全である仕上装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係るニット類の仕上装置は、前方へ移 動して基台の蒸気噴出仕上面の上方に覆い被さる蒸気吸引状態と、後方へ移動し て該仕上面の上方から退避する退避状態と、に切換わる蒸気排出用フードを、上 記仕上面の後方位置に付設したものである。
【0007】
【作用】
蒸気排出用フードを、退避状態とすれば、蒸気噴出仕上面の上方には邪魔な部 材がなくなり、蒸気噴出仕上面に簡単にニット類を装着することができる。
【0008】 また、蒸気排出用フードを、蒸気吸引状態とすれば、該フードは、仕上面を上 方から覆い被さっているので、仕上面から噴出した蒸気は、ニット類を通過して 、該フードに吸引され、該蒸気が室内にこもることがない。
【0009】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0010】 図1〜図3は本考案に係るニット類の仕上装置を示し、この装置は、ニット類 が載置される略矩形平板状の基台1と、該基台1を保持する保持台2と、保持台 2に付設される蒸気排出用フード3と、を備え、該基台1の蒸気噴出仕上面4に ニット類が装着され、装着された状態で、図3に示すように該仕上面4から蒸気 が矢印Sの如く噴出して、該ニット類の蒸し上げを行なう。
【0011】 しかして、保持台2には、基台1に蒸気を供給するための供給用配管5が設け られ、該配管5は図外の蒸気供給源に連通連結され、該配管5のバルブ6を開状 態とすることにより、蒸気は基台1に供給される。
【0012】 また、基台1は、配管5と連通連結される図示省略の蒸気噴出用配管が内有さ れる本体部1aと、該本体部1aを被覆する通気性を有するカバー1bと、を備 え、配管5からの蒸気が蒸気噴出用配管に供給され、この配管から蒸気が噴出さ れ、噴出された蒸気が、図3の矢印Sの如く仕上面4から上方へ噴出される。つ まり、蒸気は仕上面4のほぼ全面から噴出される。
【0013】 そして、蒸気排出用フード3は、蒸気吸引用ボックス7と、該ボックス7の前 壁7a上端縁に連設される上枠板部8と、該ボックス7の前壁7b下端縁に連設 される下枠板部9と、上下枠板部8,9を連結する側板部10,11と、を備えてい る。
【0014】 また、ボックス7の前壁7aには、略全面にわたって多数の蒸気吸引孔12…が 貫設されている。なお、図例では、この蒸気吸引孔12…の図示を大部分省略して いる。
【0015】 ボックス7の下壁7b中央部には、貫孔が設けられ、この貫孔に、蛇腹管等か らなる可撓性のダクト13が連通連結され、このダクト13は保持台2に連結される 。
【0016】 即ち、保持台2には、ダクト13に連通連結される連通路14が設けられ、この連 通路14には、ブロワー15が付設され、この連通路14は、上記ダクト13に対応する 開口部14aより下方位において外部へ開口し、この開口部14bに排気用ダクト16 が連通連結されている。また、連通路14は、基台1側へ開口する開口路17を備え ている。
【0017】 しかして、連通路14には、蒸気の流れを制御するバルブ機構18が設けられてい る。
【0018】 即ち、バルブ機構18は、図4と図5に示すように、連通路14の開口路17に介装 される蝶弁等からなる第1バルブ19と、連通路14のダクト13側の通路20に介装さ れる蝶弁等からなる第2バルブ21と、該バルブ19,21を連動連結する連通体22と 、該連通体22を移動させるシリンダ23と、を備えている。なお、連通体22とシリ ンダ23とは保持台2の外部に設けられ、図1〜図3においてはその図示を省略し ている。
【0019】 具体的には、連通体22は、第1バルブ19に連結される連結杆24と、第2バルブ 21に連結される連結杆25と、該連結杆24,25を枢結する揺動杆26と、からなり、 該揺動杆26にシリンダ23のピストンロッド23aが枢結されている。
【0020】 従って、図4に示す状態(つまり、開口路17が開状態であって通路20が閉状態 である状態)からシリンダ23のピストンロッド23aを図5に示すように、矢印A の如く伸ばせば、揺動杆26が矢印A方向へ移動し、この移動により、第1バルブ 19は矢印Bの如く軸O1 を中心に揺動し、開口路17は閉状態となり、また、第2 バルブ21は、矢印Cの如く軸O2 を中心に揺動し、通路20は開状態となる。
【0021】 また、図5に示す状態からシリンダ23のピストンロッド23aを図4に示すよう に矢印Dの如く引込めれば、第1バルブ19は軸心O1 を中心に矢印Eの如く揺動 し、開口路17が開状態となり、第2バルブ21は軸心O2 を中心に矢印Fの如く揺 動し、開口路17が閉状態となる。
【0022】 即ち、図4に示す状態においてブロワー15のモータMが駆動すれば、開口路17 へ吸い込まれる空気は、矢印Xの如く、開状態である第1バルブ19を介してこの 連通路14の本体部27内に流れ込み、図1に示すように、排気用ダクト16を介して 外部へ排出される。
【0023】 この際、第2バルブ21は閉状態であるので、通路20からの本体部27内への空気 の流れはない。
【0024】 また、図5に示す状態においてモータMが駆動すれば、通路20へ吸い込まれた 空気は、矢印Yの如く、開状態にある第2バルブ21を介して本体部27に流れ込み 、図3に示すように、排気用ダクト16を介して外部へ排出される。
【0025】 この際、第1バルブ19は閉状態であるので、開口路17からの本体部27内への空 気の流れはない。
【0026】 しかして、保持台2とフード3とは図1〜図3に示すように、連結機構50を介 して連結される。
【0027】 即ち、連結機構50は、アーム30と、該アーム30を揺動させるシリンダ31と、を 備え、フード3を図1に示す退避状態と、図3に示す蒸気吸引状態とに切換える 。
【0028】 アーム30は、左右一対の側枠32,32と、側枠32,32を連結する連結枠33と、を 備え、側枠32の一端部32aがフード3のボックス7の下壁7bに固着され、側枠 32の他端部32bが基台1の裏面に枢支されている。
【0029】 具体的には、アーム30の側枠32は、第1部35と、該第1部35に対して直角に折 れ曲がる第2部36と、該第2部に対して約45°に折れ曲がる第3部37と、からな り、第3部37の先端がボックス7の下壁7bに固着される。
【0030】 そして、第1部35の基端が、基台1の裏面に付設されるピン38に枢支され、こ のピン38を中心に、アーム30が矢印H,Iの如く揺動可能とされている。
【0031】 また、シリンダ31は、そのピストンロッド31aの先端が、保持台2の後壁40の 中央下方位置に、枢支部41を介して枢結され、本体31bの基端部が枢支部42を介 して連結枠33に枢結されている。
【0032】 従って、図1に示す状態では、シリンダ31のピストンロッド31aは縮められた 状態であって、フード3は、図例の如く、仕上面4の上方から退避した退避状態 となっている。
【0033】 そして、この状態からピストンロッド31aを、図3に示すように、矢印Gの如 く伸ばしてゆけば、アーム30は押し上げられ、ピン38を中心に矢印Hの如く揺動 して前進し、フード3が仕上面4の上方に覆い被る蒸気吸引状態となる。
【0034】 逆に、図3に示す状態からピストンロッド31aを引込めれば、アーム30は下方 へ引っ張られ、ピン38を中心に矢印Iの如く揺動して後退し、図1に示す状態に 戻る。
【0035】 なお、保持台2には4個のキャスタ43が付設され、この装置を移動自在として いる。
【0036】 また、図1〜図3において、44は制御ボックス、45は操作ボックスであり、46 はバキューム用モータを示している。
【0037】 次に、上述の如く構成された仕上装置の使用方法を説明する。
【0038】 まず、図1に示すように、連結機構50のシリンダ31のピストンロッド31aを引 込めた状態として、フード3を退避状態とする。この状態でニット類を仕上面4 に装着する。この際、バキューム用モータ46を駆動させ、ニット類を仕上面4上 に密着させる。
【0039】 次に、ピストンロッド31aを伸ばし、図3に示すように、蒸気吸引状態として 、仕上面4から蒸気を噴出させる。
【0040】 この際、バルブ機構18を、図5に示す状態(つまり、第1バルブ19を閉状態と すると共に、第2バルブ21を開状態とする。)として、ブロワー15のモータMを 駆動させる。
【0041】 従って、ニット類を通路した蒸気は、図3の矢印Zの如くフード3のボックス 7にその吸引孔12…から吸引され、さらに、ダクト13を介して保持台2の連通路 14に入る。
【0042】 連通路14に入った蒸気は、図5に示すように、第2バルブ21を介して連通路14 の本体部27へ入り、これから排気用ダクト16を介して外部へ排出される。
【0043】 即ち、ニット類を通路した蒸気は直ちにフード3に吸引され、室内にこもるこ となく外部へ排出される。
【0044】 また、蒸気噴出後は、バルブ機構18を図4に示す状態として、モータMを駆動 させる。
【0045】 従って、連通路14内へ、基台1を介して空気が吸引され、基台1の仕上面4に 装着されたニット類が冷却される。
【0046】 しかして、上述の実施例によれば、制御ボックス44内の制御回路により、フー ド3が自動的に作動して蒸気、熱気を排出し、しかも、モータMの回転数が、例 えば、インバータ制御で、ニット類の素材に合わせて無段階変速され、蒸気の吸 引力等を自在に設定することができ、各素材のもつ自然な風合いを引き出すこと ができる。
【0047】 また、素材や作業工程に合わせて、蒸気噴出、蒸気排気、真空吸引の時間や強 さをインプットすることもでき、このようにすれば、後に調整しつつ作動させる 必要がなく、簡単かつ確実にニット類を高品質に均一な仕上げとすることができ る。
【0048】 さらに、一本の排気用ダクト16を、バルブ機構18を切換えることにより、蒸気 排出ブロワー用と、ニット類の冷却ブロワー用と、に共用することができ、全体 構造が極めて簡単なものとなる。
【0049】 なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で 設計変更自由であり、例えば、フード3を前後移動自在として仕上面4の後方位 置に付設する連結機構50としては、図例のものに限らず、シリンダ31に代えて、 例えば、ナット部材と該ナット部材に螺進退自在に螺合するねじ杆部材とを備え た往復動機構等を使用するも自由であり、また、フード3としても、ボックス7 の大きさやボックス7の蒸気吸引孔12の数、形状、大きさ等も自由に変更するこ とができる。
【0050】 さらに、図3に示す蒸気吸引状態における、フード3の仕上面4に対する角度 としても変更可能であるが、仕上面4と平行状態となれば、作業者は作業しにく く、逆に、直交状態となれば、蒸気を確実に吸引することができず、図3に示す 角度が最も好ましい。
【0051】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0052】 仕上面4から噴出した蒸気は、蒸気排出用フード3を介して外部へ排出され、 室内に蒸気がこもることがなく、快適な作業環境の中で作業することができる。
【0053】 また、噴出した蒸気はフード3に吸引されるので、この装置近傍の作業者に蒸 気が直接当たったり、該蒸気のために熱くなったりすることがなく極めて安全で ある。
【0054】 さらに、ニット類を仕上面4に装着する際には、蒸気排出用フード3は、後方 へ移動して仕上面4から退避しているので、ニット類の装着作業の邪魔とならな い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】正面図である。
【図3】使用状態を示す側面図である。
【図4】バルブ機構を示す簡略図である。
【図5】バルブ機構を示す簡略図である。
【符号の説明】
1 基台 3 蒸気排出用フード 4 蒸気噴出仕上面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方へ移動して基台1の蒸気噴出仕上面
    4の上方に覆い被さる蒸気吸引状態と、後方へ移動して
    該仕上面4の上方から退避する退避状態と、に切換わる
    蒸気排出用フード3を、上記仕上面4の後方位置に付設
    したことを特徴とするニット類の仕上装置。
JP10649491U 1991-11-29 1991-11-29 ニット類の仕上装置 Pending JPH0546993U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100361163C (zh) * 2003-05-27 2008-01-09 富士电机零售设备系统株式会社 硬币搬送装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59119141A (ja) * 1982-12-25 1984-07-10 Minoru Kasei Kk 循環式太陽熱温水器
JPH03221100A (ja) * 1989-11-10 1991-09-30 Harald Engel アイロン装置およびその運転方法

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