JP5693354B2 - 衣類投入機 - Google Patents
衣類投入機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5693354B2 JP5693354B2 JP2011099230A JP2011099230A JP5693354B2 JP 5693354 B2 JP5693354 B2 JP 5693354B2 JP 2011099230 A JP2011099230 A JP 2011099230A JP 2011099230 A JP2011099230 A JP 2011099230A JP 5693354 B2 JP5693354 B2 JP 5693354B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- suction box
- suction
- stroking
- clothing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
第2発明の衣類投入機は、第1発明において、前記吸引同期機構は、衣類の左右の両袖を吸引できる幅を有し、幅方向中央で吸引ダクトに連結された背面吸引ボックスと、前記背面吸引ボックス内に配置された仕切り板と、該仕切り板を前記背面吸引ボックス内で前記吸引ダクトに近い基端側と該背面吸引ボックスの外端に近い先端側との間で移動させる移動機構とからなることを特徴とする。
a)撫で付け機構で袖を撫でて皺がない状態としてから背面吸引ボックスで衣類を吸引保してコンベヤ機構後工程に送る。このため、衣類を皺のない状態に仕上げることができる。
b)撫で付け部材は袖に柔らかく接触して撫でるので皺をのばしやすく、その撫で付け部材が移動機構で袖の基部側から先端部側に移動すると、袖を外向きに広げながら伸ばすことができるので、皺を完全に無くすることができる。
c)撫で付け部材と同期して背面吸引ボックスの吸引領域が移動するので、撫で付けた後の皺の無い部分の袖が背面吸引ボックスで吸引保持され、かつ撫で付け前の部分は未だ吸引されていないので、撫で付けによる皺のばしが容易に行える。
第2発明によれば、背面吸引ボックス内で仕切り板を移動機構で移動させるだけの簡単な構成で吸引領域の変動が行えるので、装置の信頼性が高く、また、撫で付け機構も移動機構を用いているので、仕切り板の移動機構との同期をとりやすくなる。
まず、図8および図9に基づき本実施形態に係る衣類投入機の基本構成を説明する。
衣類投入機Pの下部正面には、整形体10が立設され、衣類投入機Pの上部正面には、下コンベヤ1と上コンベヤ2の対が設けられている。下コンベヤ1と上コンベヤ2の対が、特許請求の範囲にいうコンベヤ機構である。整形体10は洗濯した後に半乾燥した衣類C(代表的には浴衣やガウンであるが、これには限られない)を整姿状態とし、その状態で衣類Cを下コンベヤ1と上コンベヤ2の間に挿入する装置である。
図10および図11に示すように、下コンベヤ1は10本から20本位のベルト1aを並列に掛け並べたもので、その全幅は衣類Cの両軸を広げたときの幅よりも広くなっている。各ベルト1aは数本のガイドロール1bと背面吸引ボックス3の吸引面に掛け回されている。
整形体10は基板11と昇降板12を備えている。基板11はベース部材13にピンで前傾後傾自在に軸支されており、エアシリンダ14で直立姿勢と少し後方に傾斜した後傾姿勢との間で傾斜動作できるようになっている。
なお、昇降板12には前カバー17が取付けられており、この前カバー17は基板11の前面も覆っている。
各アーム21は湾曲しており、上昇動作することによって左右に張り出すようになっている。この動作を可能とするため、その下端部分は(図示しない)エアシリンダに連結されており、かつ各アーム21の上端部分は3個のガイドローラ23で挟まれている。
このアーム21を左右に伸長すると、図8に示すように衣類Cの両袖を、左右両方向に張り出すことができる。
本実施形態における撫で付け機構は、背面吸引ボックス3および袖吸引ボックス4と協同して袖を左右に張り、皺のない状態に保持する機構である。既述のごとく、袖吸引ボックス4は、整形体10のアーム21で展開された袖を負圧で吸引して左右に引張った状態に保持するものである。
撫で付け機構は、図1および図2に示すように、撫で付け部材50と、その移動機構とから構成されている。撫で付け部材50としては、ブラシのような衣類に柔らかく接触し、かつ皺を押し延ばして平坦にできる部材であれば、どのようなものを用いてもよい。本実施形態では、基材に多数本の毛を植毛したブラシを用いている。以下では、撫で付け部材をブラシ50として説明する。
図2に示すように、エアーシリンダ51のピストンロッド52の先端には取付板53を介してロータリアクチュエータ54が取付けられており、このロータリアクチュエータ54の出力軸に前記ブラシ50が取付けられている。
ロータリアクチュエータ54は、ブラシ50が背面吸引ボックス3および下コンベヤ1(図8参照)の表面に対し、平行に向いた非使用位置と、背面吸引ボックス3および下コンベヤ1の表面に対し垂角に向いた使用位置との間で、姿勢変更するものである。
この構造は左右のブラシ50について同様であり、左右一対のブラシ50で衣服の両袖を撫で付けることができる。
図3は撫で付け一次動作の終了と二次動作の開始前の状態を示している。つまり、ブラシ50が基部側に位置しているが、ブラシ50が背面吸引ボックス3および下コンベヤ1の吸引面に直角になった状態である。この動作変更は、既述のロータリアクチュエータ54の回転動作で行われる。
したがって、このあと背面吸引ボックス3の吸引面に衣類Cの両袖が吸引保持されれば、袖の皺がない状態で衣類Cが保持されることになる。
また、この撫で付け動作により袖が袖吸引ボックス4による負圧吸引のみで左右に引かれているときの不安定なバタツキが抑制され、両袖が左右に展開された状態が安定することになる。
図5および図6に示すように、吸引同期機構は、背面吸引ボックス3内に配置された仕切り板61と、その移動機構からなる。
仕切り板61は背面吸引ボックス3の内部を吸引側と非吸引側に区切る板部材である。
このため、エアーシリンダ62の伸縮動作によって仕切り板61は背面吸引ボックス3内で左右方向に移動する。
図5は仕切り板61が吸引口3hに近い基端側に位置している状態であり、図7は仕切り板61は背面吸引ボックス3の先端側に移動した状態を示している。
そうすると、ブラシ50を撫で付けられた後、皺が無くなった部分の袖は背面吸引ボックス3の吸引面に吸着され、皺のない状態に保持される。そして、ブラシ50で撫で付けられている部分は吸引されていないので、ブラシ50の撫で付けによる皺取りが容易に行えることになる。
この全体の動作手順は、次のとおりである。
(1)投入動作前の整形体10は、図14および図15に実線で示すように、下降位置にあり、直立している。この状態で整形体10に衣類Cを被せる。
(2)整形体10が図14および図15の点線で示すように、コンベヤ1の面に沿う角度に後傾し、昇降体12が上昇する。この状態になった後、衣類Cの袖を左右に広げる展開作業が行われる。
(3)図8に示す袖吸引ボックス4が下コンベヤ1の表面に沿った状態で衣類の袖を吸引すると、衣類Cの左右の袖は左右に負圧で引張られる。このとき、袖の撫で付けが行われる。
(4)ついで、袖吸引ボックス4の吸引を停止し、同時に背面吸引ボックス3が吸引を開始すると下コンベヤ1の表面に衣類Cが張り付く。
(5)上コンベヤ2が下降し衣類Cの衿付近をコンベヤ1と挟み込む。同時に袖吸引ボックス4が旋回して上昇する。
(6)整形体10が下降し、同時に下コンベヤ1が起動して衣類Cだけが搬送される。
(7)衣類Cが下コンベヤ1を通過し終えると、背面吸引ボックス3は吸引を止める。
(8)衣類Cはその後、コンベヤC1、C2、C3の順番で搬送され、ロールアイロナーRまで搬送される。
つまり、袖吸引ボックス4で両袖を負圧で吸引している状態で、袖の部分をブラシ50で撫で付け、かつ撫で付けの終わった部分から両袖を背面吸引ボックス3で吸引保持していく。この動作は、ブラシ50の移動による袖の撫で付けを少し先行させ、その直後を吸引同期機構の仕切り板61を移動させることで行われる。この動作により、撫で付けて綺麗に皺を伸ばした部分の袖が順に下コンベア1面に張り付き、動作最終時には袖の全面を綺麗に展開して、皺のない状態で、背面吸引コンベヤ3に吸引保持された状態となる。この状態から袖吸引ボックス4が退避し、上コンベヤ2が降下して、下コンベヤ1との間で衣類Cを挟むと、搬送の準備が完了である。この後はコンベヤ1、2を駆動すれば、衣類Cを後続のコンベヤC1、C2、C3に送り込むことができる。
以下は、先の出願における撫で付け機構の記載である。ただし、符号は本項の実施形態に合わせるよう変更している。
袖展開機構は、袖バキュームボックス3と撫で付け機構を備えている。
袖バキュームボックス3は、展開された袖を負圧で吸引して展開状態に保持するものである。
なお、投入機の下コンベアの裏側には、コンベアを通して負圧吸引する吸引部が設けられている。
撫で付け機構は、ブラシ等で構成した稼働体を備えている。この稼働体は待機時ではブラシの羽先に横向きにしているが撫で付け開始時には下向きになって袖に対面するようになっている。また、袖に対面した状態で、エアシリンダー等のアクチュエータで左右に移動し、袖Csの上面を撫で付けながら移動する。この動作により袖が負圧吸引されているときの不安定なバタツキが抑制され、前記下コンベア側の吸引部で吸引され、展開された状態が安定することになる。
動作手順においてコンベア1面に衣類等を張り付けるが、袖バキュームボックス3内部でバタついている袖を綺麗に展開し、皺なくコンベア1面に張り付かせるのは難しい。
そこで、ボックス内部に袖を押さえながら広げる(以後、撫で付けという)機能を要した稼働体(ブラシ等)を設け稼働させる。同時にコンベア1面の吸引ボックス内部に設置した仕切りを同じ方向に稼働させる。これにより撫で付けて綺麗に皺を伸ばした部分から順に下コンベア1面に張り付き、動作最終時には袖の全面を綺麗に展開し皺無く下コンベア1面に張り付かせることができる。
補足として、下図袖撫で付け一次動作とは袖の広げ方向に動作。袖撫で付け二次動作とはブラシの回転動作を指す。
袖バキュームボックス内部でバタついている袖を綺麗に展開し皺無くコンベア一面に張り付かせる。
4 袖吸引ボックス
50 撫で付け部材
51 エアーシリンダ
54 ロータリアクチュエータ
61 仕切り板
62 エアーシリンダ
Claims (2)
- 洗濯した後の半乾燥状態の衣類を後工程装置に投入するための投入装置であって、
前記後工程装置に衣類を預け渡すコンベヤ機構と、
前記コンベヤ機構に受け渡す衣類を、両袖を広げた状態で吸引保持する背面吸引ボックスと、
前記背面吸引ボックスで吸引保持される袖を撫でつける撫で付け機構とを備えており、
前記撫で付け機構は、袖に柔らかく接触して撫で付ける撫で付け部材と、該撫で付け部材を袖の付け根にあたる基部側から先端部側に向けて移動させる移動機構と、
前記撫で付け部材の移動と同期して、前記背面吸引ボックスの吸引領域を移動させる吸引同期機構を備えている
ことを特徴とする衣類投入機。 - 前記吸引同期機構は、
衣類の左右の両袖を吸引できる幅を有し、幅方向中央で吸引ダクトに連結された背面吸引ボックスと、
前記背面吸引ボックス内に配置された仕切り板と、
該仕切り板を前記背面吸引ボックス内で前記吸引ダクトに近い基端側と該背面吸引ボックスの外端に近い先端側との間で移動させる移動機構とからなる
ことを特徴とする請求項1記載の衣類投入機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011099230A JP5693354B2 (ja) | 2010-11-22 | 2011-04-27 | 衣類投入機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010260375 | 2010-11-22 | ||
JP2010260375 | 2010-11-22 | ||
JP2011099230A JP5693354B2 (ja) | 2010-11-22 | 2011-04-27 | 衣類投入機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012125540A JP2012125540A (ja) | 2012-07-05 |
JP5693354B2 true JP5693354B2 (ja) | 2015-04-01 |
Family
ID=46643279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011099230A Active JP5693354B2 (ja) | 2010-11-22 | 2011-04-27 | 衣類投入機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5693354B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5956264B2 (ja) * | 2012-07-10 | 2016-07-27 | 東都フォルダー工業株式会社 | 衣類投入機の袖展開装置 |
JP5931717B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2016-06-08 | 東都フォルダー工業株式会社 | 衣類投入機における身頃整形装置 |
JP5908854B2 (ja) * | 2013-02-15 | 2016-04-26 | 東都フォルダー工業株式会社 | 衣類整形装置における皺の除去方法及びエアノズル |
KR101755344B1 (ko) | 2016-06-09 | 2017-07-07 | 주식회사 나우글로벌 | 세탁물 선별 낱장 자동공급장치 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0341677Y2 (ja) * | 1988-06-01 | 1991-09-02 | ||
JPH0280100A (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-20 | Yozo Maejima | 前処理機の衣類整形装置 |
JP2002011298A (ja) * | 2000-06-28 | 2002-01-15 | Tokai:Kk | 衣類整形供給装置 |
JP4201675B2 (ja) * | 2003-09-12 | 2008-12-24 | 洋左右 前嶋 | 衣類の投入装置 |
JP3781376B1 (ja) * | 2004-11-25 | 2006-05-31 | 株式会社プレックス | 布類展張搬送方法および装置 |
JP4476969B2 (ja) * | 2006-06-29 | 2010-06-09 | 洋左右 前嶋 | 布類の整形装置 |
-
2011
- 2011-04-27 JP JP2011099230A patent/JP5693354B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012125540A (ja) | 2012-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5693354B2 (ja) | 衣類投入機 | |
CN105316910B (zh) | 用于储存和供给传送带上的平展衣物的辅助设备 | |
JP6621731B2 (ja) | 布類展張装置 | |
JP5758186B2 (ja) | 衣類投入機 | |
JP2016059754A (ja) | 方形状布類展開装置 | |
JP5758185B2 (ja) | 衣類投入機 | |
CN205011984U (zh) | 织物裁片自动车缝系统 | |
JP6953130B2 (ja) | 衣類投入機 | |
JP7064841B2 (ja) | 布類展開装置 | |
JP5956264B2 (ja) | 衣類投入機の袖展開装置 | |
CN205011976U (zh) | 可掀盖吹风送料装置 | |
JP6915984B2 (ja) | 衣類投入機 | |
JPH0280100A (ja) | 前処理機の衣類整形装置 | |
JP5908854B2 (ja) | 衣類整形装置における皺の除去方法及びエアノズル | |
JP2004173808A (ja) | 衣類整形装置 | |
JP5022674B2 (ja) | 衣類整形供給装置 | |
JP2002011298A (ja) | 衣類整形供給装置 | |
JP2016059733A (ja) | 方形状布類展開装置 | |
JPH01310698A (ja) | 衣類の前処理機並びに衣類整形装置 | |
JP6077282B2 (ja) | 衣類の整形投入装置 | |
JP2668825B2 (ja) | 衣類の連続整形・投入装置 | |
JPH0317839Y2 (ja) | ||
JPH0341677Y2 (ja) | ||
JPH0339198Y2 (ja) | ||
JP7319180B2 (ja) | 布類展開装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141003 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141014 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5693354 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |