JP6915984B2 - 衣類投入機 - Google Patents
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Description
第2発明の衣類投入機は、第1発明において、前記押え手段は前記押え部材であり、前記押え部材を支持するアームと、前記アームを動作させ、前記押え部材を前記衣類に接触する位置と離間する位置との間で動作させるアクチュエータと、を備えることを特徴とする。
第2発明によれば、押え部材を離間位置に退避させることで、押え部材が衣類の投入の邪魔にならない。
(衣類)
まず、本発明の一実施形態に係る衣類投入機の処理対象である衣類Cを説明する。
図18に示すように、本実施形態の衣類投入機は袖Sを有する衣類Cを処理対象とする。この種の衣類Cとしては、浴衣、病衣などが挙げられるが、これらに限定されない。
衣類Cのうち体の前と後ろとを覆う部分を身頃Bと称する。身頃Bのうち前の部分を前身頃Bf、後ろの部分を後身頃Bbと称する。また、前身頃Bfが左右に分かれている場合には、それぞれを右前身頃Br、左前身頃Blと称する。衣類Cのうち首を囲む部分を襟Nと称する。身頃Bの左右に接続し、腕を覆う部分を袖Sと称する。袖Sの長短や形状は特に限定されず、長袖、七分袖、半袖などが含まれる。袖Sの先端であって、腕または手首が出る部分を袖口Saと称する。袖Sの基端であって、身頃Bに接続する部分を袖付けSbと称する。袖Sの上縁を袖山Scと称する。袖Sの下縁を袖下Sdと称する。また、筒状の袖Sを構成する前側の生地を前生地Ff、後側の生地を後生地Fbと称する。
つぎに、本実施形態の衣類投入機1の基本構成を説明する。
図5および図6に示すように、衣類投入機1はフレーム10を備えている。フレーム10の前面下部には整形体20が立設されている。フレーム10の前面上部には吸引コンベア30が設けられている。吸引コンベア30の上部搬送面に接触するように押えコンベア40が設けられている。吸引コンベア30の前面には、左右両端部それぞれに袖吸引ボックス50、50が設けられている。
つぎに、整形体20を説明する。
図7に示すように、整形体20は基板21と昇降板22とを備えている。基板21と昇降板22との間にはエアシリンダ(図示せず)が設けられている。エアシリンダが伸縮することで、昇降板22が基板21に対して昇降する。昇降板22が下降した位置を下降位置、上昇した位置を上昇位置と称する。
つぎに、吸引コンベア30および押えコンベア40を説明する。
図11および図12に示すように、吸引コンベア30は、多数本のベルト31を並列に並べて構成されたコンベアベルトを有している。吸引コンベア30の全幅は、衣類Cの両袖S、Sを広げたときの幅よりも広く設定されている。
つぎに、袖吸引ボックス50を説明する。
図5に示すように、吸引コンベア30の前面には、左右両端部それぞれに袖吸引ボックス50、50が設けられている。吸引コンベア30の搬送面34には衣類Cが両袖S、Sを左右に広げた状態で載置されるため、衣類Cの袖S、Sは吸引コンベア30の左右両端部に載置されることとなる。袖吸引ボックス50は吸引コンベア30の搬送面34のうち袖Sの載置位置に配置される。袖吸引ボックス50の内部に気流を生じさせることで、気流により袖Sを広げることができる。
図1に示すように、袖吸引ボックス50には撫で付け機構80が設けられている。撫で付け機構80は、袖吸引ボックス50により広げられた袖Sを撫で付けて、皺をとるための機構である。撫で付け機構80は、撫で付け部材81と、その移動機構とから構成されている。撫で付け部材81としては、ブラシのような衣類Cに柔らかく接触し、かつ皺を押し延ばして平坦にできる部材であれば、どのような部材を用いてもよい。本実施形態では、基材に多数本の毛を植毛したブラシを用いている。以下では、撫で付け部材81をブラシ81として説明する。
図2(B)に示すように、移動機構はロータリアクチュエータ83を有している。ロータリアクチュエータ83の回転軸にはブラシ81の支持軸84が接続されている。ロータリアクチュエータ83は袖吸引ボックス50の外部に配置されている。支持軸84は第1側板55に形成された長孔59(図3(B)参照)を通って袖吸引ボックス50の内部に達している。
前述のごとく、作業員Wが衣類Cを整形体20に被せると、整形体20が衣類Cを吸引コンベア30に受け渡す。吸引コンベア30と袖吸引ボックス50とが協働して、衣類Cの両袖S、Sを左右に広げて整姿状態とする。ここで、作業員Wは衣類Cの後身頃Bbを整形体20の背面にまわし、整形体20の前面で左右の前身頃Br、Blを閉じる。しかし、作業員Wが前身頃Br、Blを閉じる前に、袖吸引ボックス50で袖Sを吸引すると、袖吸引ボックス50により生じた気流に引きつられて袖Sの中に空気が入る。袖Sの中に空気が入ると、袖Sの前生地Ffがコンベアに吸引されにくくなる。
本実施形態では、吸引コンベア30に吸引同期機構が設けられている。
図15(A)、図15(B)に示すように、背面吸引ボックス32の内部には一対の仕切板35、35が設けられている。仕切板35は背面吸引ボックス32の内部空間を縦に仕切る形状を有している。背面吸引ボックス32の背面には幅方向中央に吸引口32hが形成されている。この吸引口32hにダクト71が接続されている。一対の仕切板35、35は、吸引口32hを挟む位置に配置されている。仕切板35、35により、背面吸引ボックス32の内部が、ダクト71に接続された吸引領域と、ダクト71に接続されていない非吸引領域とに仕切られる。
つぎに、衣類投入機1の投入動作を説明する。
(1)図7および図8の実線で示すように、投入動作前の整形体20は下降位置にあり、直立姿勢となっている。作業員Wがこの状態の整形体20に衣類Cを被せる。具体的には、衣類Cの後身頃Bbを整形体20の背面にまわし、整形体20の前面で左右の前身頃Br、Blを閉じる。
で吸引コンベア30に吸着されている。この状態で、押えコンベア40を吸引コンベア30に接触した状態(図12の実線)とし、衣類Cの襟N付近を吸引コンベア30と押えコンベア40とで挟む。同時に袖吸引ボックス50が吸引コンベア30から離れた状態(図14の二点鎖線)となる。
(4.1)図1、図2(A)および図3(A)に示すように、初期状態のブラシ81は退避姿勢であり袖付けSb側で待機している。また、押え部材91は離間位置に退避している。袖吸引ボックス50の内部に気流を生じさせると、袖Sが気流によりバタつき、袖口Saまで広げられる。
撫で付け機構80の構成は、ブラシ81と袖吸引ボックス50の内壁との間に通気部82が形成されればよく、上記実施形態に限定されない。
図16に示すように、ブラシ81と支持軸84とを接続する接続部材85に孔を空け、この孔を通気部82としてもよい。この場合、接続部材85の幅寸法はブラシ81の幅寸法と同程度とすればよい。接続部材85に通気部82を形成することで、通気部82として十分な大きさを確保できる。
20 整形体
30 吸引コンベア
40 押えコンベア
50 袖吸引ボックス
54 天板
55 第1側板
56 第2側板
80 撫で付け機構
81 ブラシ
82 通気部
84 支持軸
85 接続部材
90 押え機構
91 押え部材
92 アーム
95 エアシリンダ
Claims (2)
- 袖を有する衣類を吸引する吸引コンベアと、
前記吸引コンベアの前面に配置され、袖付け側から袖口側に向かう気流により前記袖を広げる袖吸引ボックスと、
前記袖吸引ボックスの内部を前記袖付け側から前記袖口側まで移動しつつ、前記袖吸引ボックスにより広げられた前記袖を撫で付ける撫で付け部材と、
前記撫で付け部材が前記袖付け側から前記袖口側まで移動する間、前記衣類の袖付け近傍を前記吸引コンベアの搬送面に押え付ける押え手段と、を備え、
前記押え手段は、前記衣類に直接接触する棒状の部材である押え部材、または、前記衣類に空気を吹き付けるエアブローである
ことを特徴とする衣類投入機。 - 前記押え手段は前記押え部材であり、
前記押え部材を支持するアームと、
前記アームを動作させ、前記押え部材を前記衣類に接触する位置と離間する位置との間で動作させるアクチュエータと、を備える
ことを特徴とする請求項1記載の衣類投入機。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2018099487A JP2018099487A (ja) | 2018-06-28 |
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Family Applications (1)
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JP2016248680A Active JP6915984B2 (ja) | 2016-12-22 | 2016-12-22 | 衣類投入機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6915984B2 (ja) |
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2016
- 2016-12-22 JP JP2016248680A patent/JP6915984B2/ja active Active
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JP2018099487A (ja) | 2018-06-28 |
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