JPH0646478Y2 - アイロン仕上げ装置 - Google Patents

アイロン仕上げ装置

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JPH0646478Y2
JPH0646478Y2 JP1988129653U JP12965388U JPH0646478Y2 JP H0646478 Y2 JPH0646478 Y2 JP H0646478Y2 JP 1988129653 U JP1988129653 U JP 1988129653U JP 12965388 U JP12965388 U JP 12965388U JP H0646478 Y2 JPH0646478 Y2 JP H0646478Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、スカート、ズボン、ブラウス等の衣服のシ
ワ伸ばし、またはヒダ付け等のアイロン仕上げに使用す
るようなアイロン仕上げ装置に関する。
(従来の技術) 従来、上述例のアイロン仕上げ装置としては、例えば、
次の如き構造の装置がある。
すなわち、装置本体の作業面に中空のアイロン台を固定
する一方、このアイロン台に対して対接可動する中空の
プレス板を設け、上述のプレス板を装置本体後方上部の
待機位置から一旦アイロン台と対向する装置本体上方の
前進上部位置まで直進させた後に、この前進上部位置の
プレス板を上述のアイロン台に対設するプレス位置まで
下降制御すべく構成したアイロン仕上げ装置である。
このアイロン仕上げ装置は、上述のプレス板を支持する
コの字形の支持アームと、この支持アームを前後直進動
可能に案内するスライドベースとを備え、上述の支持ア
ームが装置本体の後方に出っ張る関係上、装置全体の小
型コンパクト化および据付けスヘースの狭小化を図るこ
とが困難で、特に装置背部に比較的大きな支持アーム後
退スペースを必要とする問題点を有していた。
(考案の目的) この考案は、装置本来の背部に形成された切欠部を中心
としてプレス板を往復揺動するような特異なスイング構
造とすることにより、装置全体の小型コンパクト化と据
付けスペースの狭小化とを図ることができ、しかも旋回
慣性に伴う衝撃緩和を図ることができるアイロン仕上げ
装置の提供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、装置本体の背部に形成された切欠部と、こ
の切欠部を中心として作業面上方の後退位置と前進位置
との間を、水平面内で往復揺動する支持アームと、上記
支持アームの遊端下面に取付けた中空のプレス板と、上
記前進位置と対向して装置本体の作業面に固定した中空
のアイロン台と、上記支持アームを揺動操作する揺動手
段と、上記支持アームを介して上記アイロン台側に上記
プレス板を下降操作する下降手段と、上記プレス板が前
進位置手前に達した時、上記下降手段を前進位置手前か
らアイロン台上に斜め方向へ駆動制御する制御手段を備
えたアイロン仕上げ装置であることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、装置本体の背部に形成された切欠部
を中心として揺動するところの支持アームの遊端下面に
取付けられた中空のプレス板は作業面上方の後退位置か
ら揺動手段の駆動により、支持アームを介して中空のア
イロン台手前と対向する前進位置手前まで揺動し、次に
下降手段および制御手段の作用によりプレス板を前進位
置手前から中空のアイロン台と対接する下降位置に斜め
方向へ下降する。
このように上述のプレス板を水平面内で往復揺動すべく
構成すると共に、プレス板用の支持アーム7を装置本体
の背部に形成された切欠部を中心に揺動すべく構成した
ので、従来のように支持アームが装置本体の後方に出っ
張ることがなく、装置全体の小型コンパクト化および据
付けスペースの狭小化を図ることができる効果がある。
しかも、上述のプレス板を前進位置手前からアイロン台
上に斜め下方へ駆動制御するので、このプレス板および
プレス板の駆動に要する部材に対して旋回慣性に伴う衝
撃が付加されるのを大幅に緩和して、装置の耐久性向上
を図ることができる効果がある。
また上記プレス板のプレス面が常時下方に向いているの
で、このプレス板の熱気が作業者の特に顔面方向に伝わ
ることがなく、安全性に優れていることは勿論である。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はアイロン仕上げ装置を示し、第1図、第2図にお
いて、このアイロン仕上げ装置は、上面に水平な作業台
1を備えた装置ハウジング2と、 装置上方から見て作業台1の略中央部分から右側手前コ
ーナ部に向けて傾斜状で、かつ装置側方から見て水平に
なるように配設した中空の胴用アイロン台3と、 上述の作業台1の上部左側に水平に配設した小型で、か
つ中空の袖用アイロン台4と、 上述の胴用のアイロン台3に対して水平往復揺動および
上下動可能に配設した中空のプレス板5と、 装置ハウジング2の左背部における切欠部6を中心とし
て第3図に示す作業面上方の後退位置αと第5図に示す
前進位置βとの間を、水平面内で往復揺動する逆L字状
の支持アーム7とを備え、 前述の中空のプレス板5を上述の支持アーム7の遊端下
面に取付ける一方、前述のアイロン台3は前進位置βと
対向して上述の作業台1に固定している。
第1図、第2図に示すように上述の作業台1の手前側に
設けた上面パネル8にはプレス板5を旋回揺動および上
下動する2つの駆動スイッチ9,9を離間配置して、これ
ら2つの駆動スイッチ9,9を同時操作した時にのみプレ
ス板5の駆動を可能にすると共に、これら2の駆動スイ
ッチ9,9間には停止スイッチ10を配設し、また上面パネ
ル8の右端部には圧力メータ11を配設している。
さらに、前述の装置ハウジング2の正面パネル12には、
吹上タイマ13、スチームタイマ14、バキュームタイマ1
5、蒸らしタイマ16をそれぞれ配設している。
さらにまた、上述の正面パネル12下端から手前側に向け
て2つのベース17,18を延設し、胴用アイロン台3に対
応する一方のベース17には、スチームペダル19、熱風ペ
ダル20、バキュームペダル21を配設し、袖用アイロン台
4に対応する他方のベース18には、スチームペダル22、
熱風ペダル23を配設している。
なお、これらの各ペダル19〜23はフットスイッチにより
構成する。
次に第3図乃至第5図を参照して前述の支持アーム7を
介してプレス板5を駆動する構造について説明する。
前述の切欠部6に上下方向に向けて離間固定した一対の
支柱24,24には、凸状のガイド部を有するガイドレール2
5,25を取付ける一方、昇降台26の背面には上述のガイド
レール25,25に沿って昇降する凹状のガイド部を有する
スライダ27,27を取付け、これらスライダ27,27の凹状の
ガイド部を上述のガイドレール25,25の凸状のガイド部
に摺動可能に装着している。
また、上述の昇降台26の背面に固定したL字状のブラケ
ット28と、装置ハウジング2の下面から上方に向けて立
設固定した支持ブラケット29との間には、昇降シリンダ
30を張設して、前述の前進位置βにおいて上述の昇降台
26および支持アーム7を介して上述のアイロン台3上に
プレス板5を下降操作すべく構成している。
さらに、上述の昇降台26の正面側には固定側ヒンジブラ
ケット31,31を介して筒軸32を取付け、この筒軸32の上
下には該筒軸32の軸芯に設けた旋回支点軸33を中心とし
て揺動可能な可動側ヒンジブラケット34,34を枢着して
いる。
さらにまた、上述の上下の各可動側ヒンジブラケット3
4,34を連結ブラケット35で連結すると共に、この連結ブ
ラケット35に揺動ブラケット36を介して前述の支持アー
ム7の基端部7aを接合固定している。
そして、前述の昇降台26の延設部26aに設けた固定側ブ
ラケット37と、揺動ブラケット36側の可動側ブラケット
38との間に揺動シリンダ39を張設して、この揺動ブラケ
ット36および支持アーム7を介して前述のプレス板5を
後退位置αと前進位置βとの間で往復揺動すべく構成し
ている。
なお、上述の昇降台26の背面にはスプリング係止ピン40
を突設し、このスプリング係止ピン40と装置ハウジング
2の上部との間にはスプリング41を張架して、昇降台26
からプレス板5に至る可動側部材の荷重が昇降シリンダ
30にダイレクトに付勢されるのを軽減すべく構成してい
る。
次に第6図を参照して前述の胴用のアイロン台3の構成
について述べる。
このアイロン台3は作業台1に連通管42を介して固定し
たもので、その内部構造は次の通りである。
すなわち、多数の小孔43…を備えた多孔板44の下面に凹
状の第1プレート45を一体的に接合して熱風室46を形成
すると共に、上述の第1プレート45の下面に凹状の第2
プレート47を溶接して蒸気室48を形成している。
また、上述の連通管42の上端を熱風室46に連通すると共
に、この連通管42の上端開口と対向する位置には、拡散
板49を離間配置して熱風を均等に拡散流通すべく構成し
ている。
さらに、上述の蒸気室48及び熱風室46に連通する蒸気供
給管50,51,51を設け、これら各供給管50,51を所定配管
を介して蒸気タンク(図示せず)に連通し、必要に応じ
て上述の各室46,48に約120〜140℃の蒸気を供給すべく
構成している。
また、上述の多孔板44および第1プレート45を、通気性
を有する布等のカバー52で被覆して、上述のアイロン台
3を構成している。
次に袖用のアイロン台4の構成について述べる。
このアイロン台4は作業台1に連通管53を介して固定し
たもので、連通管53上端のアルミ釜54の主面に多数の小
孔55…を穿設して、このアイロン台4を構成している。
次にプレス板5の構成について述べる。
支持アーム7の遊端下面に取付けたこのプレス板5は熱
板56と、多孔板57とで蒸気室58を形成し、これら熱板56
および多孔板57の必要箇所を、通気性を有する布等のカ
バー59で被覆すると共に、上述の蒸気室58には蒸気供給
管60を連通接続し、必要に応じて高温の蒸気を蒸気供給
管60、蒸気室58、多数の小孔61および通気性のカバー59
を介してアイロン仕上げすべき衣服等の被仕上げ物に供
給すべく構成している。
次に第6図を参照して、上述の各アイロン台3,4に対し
て送吸気を行なう送吸気装置62の構成について述べる。
ブロア63の吸気口64に第1切換ボックス65を連結して、
この第1切換ボックス65の外気吸引口66とバキューム口
67とを開閉操作する第1切換ダンパ68を設けている。
上述のブロア63の吐出口69に第2切換ボックス70を連結
して、この第2切換えボックス70には連通口71を形成す
ると共に、通気ダクト72の主流ライン73を連結し、同ボ
ックス70内に設けた第2切換ダンパ74で上述の主流ライ
ン73下端を開閉操作すべく構成している。
上述の通気ダクト72の上端は胴用のアイロン台3の連通
管42と連通させている。
また、上述の通気ダクト72には、主流ライン73から分岐
した分流ライン75を形成し、この分流ライン75下端と前
述の第1切換ボックス65におけるバキューム口67とをフ
レキシブルダクト76で互に連結している。
前述の第2切換ボックス70の連通口71にフレキシブルダ
クト77を介して連結した第3切換ボックス78を設け、こ
の第3切換ボックス78の排風口79と送風口80とを第3切
換ダンパ81で開閉操作すべく構成している。
上述の送風口80を有する送風管82には前述の袖用のアイ
ロン台4にスチーム、水等の加温流体を供給する供給管
83を取付け、この供給管83の上端部を上方に指向させて
いる。
この実施例では上述の加温流体(水、温水、蒸気)とし
て蒸気を用いる。
上述の袖用のアイロン台4下部の連通管53と、上述の供
給管83との間には、上述の加温流体を高温の雰囲気蒸気
に加熱気化する加熱装置84を配設している。
この加熱装置84は、連通管53および送風管82間を連通す
るケーシング85と、高温蒸気を蛇行流通させるスチーム
パイプ86と、このスチームパイプ86のケーシング85内に
おける蛇行部に平行に取付けた多数の放熱板87…とを備
え、上述の供給管83からの蒸気を、この加熱装置84で再
加熱して、さらに高温の細かい雰囲気蒸気を形成する。
このように構成した送吸気装置62は、前述の各切換ダン
パ68,74,81の操作により胴用のアイロン台3に対する送
吸気と、袖用のアイロン台4に対する送風・送風停止と
を行なう。
すなわち、上述の各切換ダンパ68,74,81を第6図実線状
態に切換えると、外気吸引口66から吸引された大気はブ
ロア63の駆動により各要素65,64,63,69,70,73,42を介し
て胴用のアイロン台3に供給され、蒸気室48、熱風室46
で加熱された熱風が同アイロン台3の多数の小孔43…か
ら吹上げられて、衣服等の被仕上げ物に対して熱風吹上
げ処理を施すことができると共に、第2切換ボックス70
の連通口71から分流した大気はフレキシブルダクト77を
介して袖用のアイロン台4側に供給される。
一方、上述の各切換ダンパ68,74,81を第6図仮想線状態
に切換えると、胴用のアイロン台3の小孔43…からの吸
気はブロア63の駆動により各要素46,42,73,75,76,67,6
5,64を介して同ブロア63に吸引された後に、各要素69,7
0,71,77,78,79を介して大気に排風され、被仕上げ物に
対するバキュームによる吸着および冷却処理を行なうこ
とができる。
なお、蒸気タンクからの高温蒸気を前述の蒸気供給管5
0,51,60を介して、アイロン台3、プレス板5に供給す
ると、被仕上げ物に対して蒸らし処理を施すことがで
き、またアイロン台3にプレス板5を下降加圧すること
でプレス処理を施すことができる。
したがって、上述の胴用のアイロン台3上にズボン、ス
カート、ブラウス等の衣服をセットした後に、蒸らし、
熱風吹上げ、吸気(バキューム)、プレスの各処理を施
してアイロン仕上げを行なうと共に、吸着、冷却の後処
理を施して一連のアイロン仕上げ作業を終了することが
できる。
第7図は胴用のアイロン台3または袖用のアイロン台4
の衣服に対して部分なアイロン仕上げを施す際に用いる
ハンディタイプの手ゴテ88を示す。
第8図はアイロン仕上げ装置の制御回路を示し、CPU90
は、駆動スイッチ9,9、停止スイッチ10、吹上タイマ1
3、スチームタイマ14、バキュームタイマ15、蒸らしタ
イマ16、スチームペダル19,22、熱風ペダル20,23、バキ
ュームペダル21からの入力に基づいて、ROM91に格納し
たプログラムに従って昇降シリンダ30、揺動シリンダ3
9、ブロア63、第1切換ダンパ68、第2切換ダンパ74、
第3切換ダンパ81、蒸気タンクの蒸気を各蒸気供給部に
送給する蒸気ポンプ92を駆動制御し、またRAM93はプレ
ス板5の前進位置手前γ(第2図参照)に相当する位置
データなどの必要なデータを記憶する。
ここで、上述のCPU90はプレス板5が第2図に仮想線で
示す前進位置手前γに達した時、下降手段としての昇降
シリンダ30の下降駆動を開始して、この前進位置手前γ
からアイロン台3上にプレス板5を斜め下方へ駆動制御
する制御手段である。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。
衣服の胴部にアイロン仕上げを施すには、まず第1図、
第2図の作業台1上の定位置における胴用のアイロン台
3上に衣服を配設する。
次に2つの駆動スイッチ9,9を同時にON操作すると、CPU
90は揺動シリンダ39を駆動する。
この揺動シリンダ39が駆動されると、第3図に示す同シ
リンダ39のピストンロッド39aが矢印で示す如くヘッド
側にストロークするので、後退位置αのプレス板5は図
面上、時計方向へ揺動して第2図に示す前進位置手前γ
に達する。
このプレス板5が上述の前進位置手前γに達すると、CP
U90は昇降シリンダ30の下降駆動を開始制御する。
この昇降シリンダ30の下降駆動が開始されると、第4図
に示す同シリンダ30のピストンロッド30aが下動するの
で、上述のプレス板5は昇降台26、支持アーム7等と一
体的に同図の仮想線位置に下動制御される。
この昇降シリンダ30におけるピストンロッド30aの下降
中においても上述の揺動シリンダ39のピストンロッド39
aはヘッド側ストロークエンドに向けて可動するので、
第2図に示す前進位置手前γから上述のプレス板5は斜
め方向に下降して第5図に示す前進位置βに対応した下
降位置に下降し、このプレス板5は衣服を介してアイロ
ン台3に対設する。
このように前進位置βの手前から上述のプレス板5を斜
め方向に下降させることにより、支持アーム7およびプ
レス板5の慣性力による衝撃を大幅に緩和することがで
きる。
しかも、上述のプレス板5は切欠部6を揺動中心として
水平面内で往復揺動するので、従来のように支持アーム
が装置本体の後方に出っ張ることがなく、装置全体の小
型コンパクト化および据付けスペースの大幅な狭小化を
図ることができる効果がある。
なお、上述のプレス板5の前進位置βにおいて、各ペダ
ル19,20,21のフット操作により、アイロン台3上の衣服
に対して蒸らし、熱風吹上げ、吸気(バキューム)、プ
レスの各処理を施してアイロン仕上げを行なうと共に、
上述のプレス板5を第3図に示す後退位置αにリターン
させた後に、バキュームペダル21の操作により、衣服に
対する吸着、冷却の後処理を施して胴部に対する一連の
アイロン仕上げ作業を終了する。
一方、衣服の袖部に対してアイロン仕上げを施すには、
袖用のアイロン台4に衣服の袖部を配設する。
次にスチームペダル22をON操作して、蒸気を供給管83お
よびスチームパイプ86に供給し、加熱装置84を駆動す
る。
上述の加熱装置84が駆動されると、供給管83からケーシ
ング85内に供給される蒸気は、この加熱装置84により再
加熱されて高温の細かい雰囲気蒸気となり、仮りに上述
の供給管83内に自然冷却された水が残存していても、こ
の水も完全に加熱気化されて高温の蒸気となる。
次に、熱風ペダル23をON操作すると、CPU90はブロア63
を駆動し、ケーシング85内に対する送風を行なうので、
上述の高温雰囲気蒸気が、加熱装置84により加熱された
熱風によって、袖用のアイロン台4に供給され、このア
イロン台4の多数の小孔55…から吐出される適度な流速
の雰囲気蒸気によって、衣服袖部のしわを延ばすことが
できる。
以上要するに、装置ハウジング2の背部に切欠き部6を
形成し、この切欠部6を揺動中心として上述のプレス板
5を水平面内で往復揺動すべく構成したので、装置全体
の大幅な小型コンパクト化及び据付けスペースの狭小化
を図ることができる効果があり、しかも、プレス板5が
前進位置手前γに達した時、同プレス板5の下降を開始
し、このプレス板5を斜め方向へ下降制御することによ
り、旋回慣性に伴う衝撃を緩和することができる効果が
ある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の装置本体は、実施例の装置ハウジング2に対
応し、 以下同様に、 作業面は、作業台1に対応し、 揺動手段は、揺動シリンダ39に対応し、 下降手段は、昇降シリンダ30に対応し、 制御手段は、CPU90に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はアイロン仕上げ装置の正面図、 第2図は同装置の平面図、 第3図は第2図の要部拡大平面図、 第4図は第3図のIV-IV線矢視断面図、 第5図はプレス板前進位置の説明図、 第6図は送吸気系を示す断面図、 第7図は手ゴテの説明図、 第8図は制御回路ブロック図である。 1……作業台、2……装置ハウジング 3……アイロン台、5……プレス板 6……切欠部、7……支持アーム 30……昇降シリンダ、39……揺動シリンダ 90……CPU、α……後退位置 β……前進位置、γ……前進位置手前

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体(2)の背部に形成された切欠部
    (6)と、 この切欠部(6)を中心として作業面(1)上方の後退
    位置(α)と前進位置(β)との間を、水平面内で往復
    揺動する支持アーム(7)と、 上記支持アーム(7)の遊端下面に取付けた中空のプレ
    ス板(5)と、 上記前進位置(β)と対向して装置本体(2)の作業面
    (1)に固定した中空のアイロン台(3)と、上記支持
    アーム(7)を揺動操作する揺動手段(39)と、 上記支持アーム(7)を介して上記アイロン台(3)側
    に上記プレス板(5)を下降操作する下降手段(30)
    と、 上記プレス板(5)が前進位置手前(γ)に達した時、
    上記下降手段(30)を前進位置手前(γ)からアイロン
    台(3)上に斜め下方へ駆動制御する制御手段(90)を
    備えた アイロン仕上げ装置。
JP1988129653U 1988-10-03 1988-10-03 アイロン仕上げ装置 Expired - Lifetime JPH0646478Y2 (ja)

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