JPH0530720Y2 - - Google Patents

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JPH0530720Y2
JPH0530720Y2 JP1988039201U JP3920188U JPH0530720Y2 JP H0530720 Y2 JPH0530720 Y2 JP H0530720Y2 JP 1988039201 U JP1988039201 U JP 1988039201U JP 3920188 U JP3920188 U JP 3920188U JP H0530720 Y2 JPH0530720 Y2 JP H0530720Y2
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ironing board
press plate
board
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えばスカートのギヤザ付けおよ
びブラウス、カツタシヤツ、ズボン等の衣服の折
目付けや皺伸し等のアイロン仕上に用いられるよ
うなアイロン仕上装置に関する。
(従来の技術) 一般に上述の衣服たとえばカツタシヤツをアイ
ロン仕上げするために、胴部専用のアイロン仕上
装置と、肩部専用のアイロン仕上装置と、袖部専
用のアイロン仕上装置とを、それぞれ別々に構成
すると、3台のアイロン仕上装置が必要で、装置
据付スペースが大となるのは勿論のこと、作業者
はそれぞれ別々の装置間を往復してアイロン仕上
げ作業を行なう関係上、作業性が極めて悪く、か
つ装置全体のコストが高くなる問題点があつた。
このような問題点を解決するために従来、例え
ば、実願昭62−9045号(実開昭63−117497号公
報)および実開昭59−139300号公報に記載のアイ
ロン仕上装置が既に考案されている。
前者の実願昭62−9045号(実開昭63−117497号
公報に記載のアイロン仕上装置は、衣服をアイロ
ン台とプレス板との間で挟んでアイロン仕上げす
る装置において、移動テーブル上に複数のアイロ
ン台を配置すると共に、これら各アイロン台を、
衣服の各仕上げ部(胴、袖、肩など)の形状に対
応する2種類以上の形状のもので構成し、かつ上
述の移動テーブルの所定位置上部にプレス板を設
けたアイロン仕上装置である。
この従来のアイロン仕上装置によれば、1台の
アイロン仕上装置により衣服の各部を順次アイロ
ン仕上げすることができるので、上述した従前の
手段と比較してアイロン仕上げ作業の向上を図る
ことができる利点がある反面、アイロン台が上方
のプレス板に対して上動し、かつプレス後におい
てアイロン台が下方の定位置に下動した時、プレ
ス後の衣服をアイロン台から取外す必要がある
が、この時、上述のプレス板は架構に固定支持さ
れている関係上、プレス位置から後方に後退する
ことは不可能であつて、このため作業者は高温の
プレス板付近にて衣服の取外し操作を行なう必要
があり、作業環境が高温にさらされる欠点があ
り、加えて、上述のプレス板が架構に固定支持さ
れているため、アイロン台の上方に衣服着脱用の
充分な作業空間を確保することができない問題点
があつた。
一方、後者の実開昭59−139300号公報に記載の
アイロン仕上装置は、ターンテーブル上に、衣服
の形態に応じて形成した合計2基のアイロン台
を、所定の間隔を隔てて設け、また該ターンテー
ブルの中心部分に上述のターンテーブルと同期し
て回転可能な支柱を立設し、この支柱により上述
のアイロン台へと下降し圧接するプレス板を支持
したアイロン仕上装置である。
この従来のアイロン仕上装置によれば、1台の
アイロン仕上装置により衣服の各部を順次アイロ
ン仕上げすることができるので、上述した従前の
手段と比較してアイロン仕上げ作業の向上を図る
ことができる利点がある反面、上述のプレス板は
支柱側を支点として、その作業者側が開放する構
造であるから、アイロン台に対する衣服の着脱作
業時に開放されたプレス板からの高温の熱気が当
該作業者の顔の方向に放射され、作業環境が高温
にさらされる関係上、安全性に欠ける問題点があ
つた。
(考案が解決しようとする課題) この考案の請求項1記載の考案は、複数のアイ
ロン台と単一のプレス板とを有する装置におい
て、1台の装置でありながら衣服の各部を順次ア
イロン仕上げすることができ、作業性の向上を図
ることができるのは勿論、プレス板の特異な構成
により作業環境の大幅な向上と、アイロン台上方
に対する充分な作業空間の確保との両立を図るこ
とができるアイロン仕上装置の提供を目的とす
る。
この考案の請求項2記載の考案は、単一のアイ
ロン台と複数のプレス板とを有する装置におい
て、上述の複数のプレス板における熱的条件およ
び加圧条件をそれぞれ別々に設定すると、1台の
装置でありながら異種の衣服の同一部にそれぞれ
対応したアイロン仕上げを行なうことができるの
は勿論、プレス板の特異な構成により作業環境の
大幅な向上と、アイロン台上方に対する充分な作
業空間の確保との両立を図ることができるアイロ
ン仕上装置の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案の請求項1記載の考案は、装置本体の
上面に、所定かつ単一のプレス位置と該プレス位
置から離間した待機位置との間を往復移動する複
数のアイロン台を設けると共に、上記装置本体の
後部には、後方の後退位置と上記プレス位置の上
方に対応する前進位置との間を水平往復動し、か
つ上記前進位置と、該前進位置下方のプレス位置
との間を垂直往復動する単一のプレス板を備えた
アイロン仕上装置であることを特徴とする。
この考案の請求項2記載の考案は、装置本体の
上面に互に離間した複数のプレス位置を設定し、
これら複数のプレス位置間を往復移動する単一の
アイロン台を上記装置本体の上面に設け、上記装
置本体の後部には、後方の後退位置と上記プレス
位置の上方に対応する前進位置との間を水平往復
動し、かつ上記前進位置と、該前進位置下方のプ
レス位置との間を垂直往復動する単一のプレス板
を備えたアイロン仕上装置であることを特徴とす
る。
(考案の効果) この考案の請求項1記載の考案によれば、複数
のアイロン台の何れか一方のアイロン台が単一の
プレス位置に移動停止した時、プレス板は後方の
後退位置から前方の前進位置を介してアイロン台
と対接するプレス位置に下降し、プレス後におい
ては上述のプレス位置から上方の前進位置を介し
て後方の後退位置へ回避動する。
同様に複数のアイロン台の何れか他方のアイロ
ン台が単一のプレス位置に移動停止した時にも、
上述のプレス板は上述同様の作用を行なう。
このため複数のアイロン台と単一のプレス板と
を有するアイロン仕上装置において、1台の装置
でありながら衣服の各部を順次アイロン仕上げす
ることができて、作業性の向上を図ることができ
るのは勿論、上述のプレス板は後退位置と前進位
置との間を水平往復動し、かつ前進位置とプレス
位置との間を垂直往復動する構成であるから、プ
レス後において上述のプレス板はそのプレス面を
下方に向けた状態を保つてプレス位置から前進位
置を介して後退位置へ後退回避する。
このため、上述のプレス板からの熱が作業者側
に向けて放射さる量を僅少とすることができて、
作業環境の大幅な向上を図ることができると共
に、上述のプレス板の後退回避により、アイロン
台の上方に充分な衣服着脱用の作業空間を確保す
ることができる効果がある。
この考案の請求項2記載の考案によれば、単一
のアイロン台が複数のプレス位置のうちの特定の
1つのプレス位置に移動停止した時、複数のプレ
ス板のうちの当該位置と対応するプレス板は後方
の後退位置から前方の前進位置を介してアイロン
台と対接するプレス位置に下降し、プレス後にお
いては上述の位置から上方の前進位置を介して後
方の後退位置へ回避動する。
同様に、上述のアイロン台が複数のプレス位置
のうちの特定の他の1つのプレス位置に移動停止
した時、この他の1つのプレス位置に対応するプ
レス板は上述同様の作用を行なう。
このため単一のアイロン台と複数のプレス板と
を有するアイロン仕上装置において、上述の複数
のプレス板における熱的条件および加圧条件をそ
れぞれ別々に設定すると、1台の装置でありなが
ら異種の衣服の同一部にそれぞれ対応したアイロ
ン仕上げを行なうことができるのは勿論、上述の
各プレス板は後退位置と前進位置との間を水平往
復動し、かつ前進位置とプレス位置との間を垂直
往復動する構成であるから、プレス後において上
述のプレス板はそのプレス面を下方に向けた状態
を保つてプレス位置から前進位置を介して後退位
置へ後退回避する。
このため、上述のプレス板からの熱が作業者側
に向けて放射さる量を僅少とすることができて、
作業環境の大幅な向上を図ることができると共
に、上述のプレス板の後退回避により、アイロン
台の上方に充分な衣服着脱用の作業空間を確保す
ることができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
(第1実施例) 第1図乃至第4図は衣服のアイロン仕上げに使
用されるアイロン仕上装置の第1実施例を示し、
このアイロン仕上装置1は、円弧型に形成された
装置本体2の上面2aに袖用のアイロン台3と、
肩用のアイロン台4と、胴用のアイロン台5との
合計3台を配設し、これら各アイロン台3,4,
5は装置中央部に設定した1個所のプレス位と、
このプレス位置からそれぞれ右側、後側、右側に
離間した待機位置との間を往復移動するように構
成している。また、上述のプレス位置の上部に
は、1台のプレス板6をプレス位置に停止した各
アイロン台3,4,5のうちの1台と対接する方
向へ垂直上下動および水平前移動するように配設
している。
上述の各アイロン台3,4,5は、第4図にも
示すように、装置中央部を起点にして装置後部と
装置両側部の3方へ分岐して各ガイド溝2b,2
c,2dを開口し、装置左側部のガイド溝2bに
は袖用のアイロン台3を、装置中央部のガイド溝
2cには肩用のアイロン台4を、装置右側部のガ
イド溝2dには胴用のアイロン台5をそれぞれ摺
動可能に配設している。
これら各アイロン台3,4,5の移動手段は同
一構成であるので、その構成をアイロン台5につ
いて以下詳述する。
上述のアイロン台5は、第2図および第3図に
示すように、ガイド溝2dに沿つて下面両側部に
架設した各ガイドレール7,7に、各ガイドロー
ラ8…を介してスライド台9の両側部を摺動可能
に取付けると共に、このスライド台9に立設した
円筒柱9aの上部に、例えばステンレス等の金属
部材で中空に形成したアイロン台5を固定し、さ
らに、一方のガイドレール7に刻設したラツク7
aに、スライド台9の下面に固定した駆動モータ
10(変速機内蔵型)のギヤ10aを噛合して移
動機構11を構成している。
なお、ガイド溝2dの両側縁部には合成ゴム製
の各防塵カバー2e,2eを貼着している。
上述の移動機構11は、各アイロン台3,4,
5と対応して装置前面部に配設した各フツトスイ
ツチ12,13,14のスイツチ操作により、駆
動モータ10を正逆回動してプレス板6と対接す
る中央のプレス位置へ各アイロン台3,4,5の
うちの任意の一台をを選択して移動させ、駆動モ
ータ10のギヤ10aとガイドレール7のラツク
7aとの噛合により移動量を検出して、この検出
に基づき設定されたプレス位置で駆動モータ10
を停止し、プレス板6と対接する中央のプレス位
置に各アイロン台3,4,5のそれぞれを停止さ
せる。
なお、これら各アイロン台3,4,5の上面に
は多数の各小孔(図示省略)を等間隔に開口し
て、通気性を備えた布製の各カバー15…を全面
に被覆している。
さらにまた、装置内部に配設したエア供給ブロ
ア16とエア吸引ブロツク17とに接続された伸
縮可能な各フレキシブルダクト18,18を、各
電磁切換バルブ19,19を介して各アイロン台
3,4,5に接続し、所定配管を介して蒸気供給
装置(図示省略)と接続された伸縮可能な蒸気供
給用のフレキシブルホース20を各アイロン台
3,4,5に接続している。
前述のプレス板6は、第2図にも示すように、
各アイロン台3,4,5の上面と対応する面積の
プレス面であつて、且つ、例えばステンレス等の
金属部材で中空に形成され、所定配管を介して蒸
気供給装置(図示省略)と接続された蒸気供給用
のフレキシブルホース20を接続すると共に、コ
字形に形成された支持アーム21の上端部下面に
プレス板6を下向きに固定し、一方、支持アーム
21の下端部は装置内部に配設した駆動機構22
の昇降台23に取付けている。
上述の駆動機構22は、昇降台23の上面前後
方向に敷設した各ガイドレール24…に、各ブラ
ケツト25…を介して支持アーム21の下端部を
前後摺動可能に取付け、且つ、昇降台23上に配
設したエアシリンダ26のピストンロツドを支持
アーム21の下端部に固定して、このエアシリン
ダ26の作動により支持アーム21を前後方向へ
摺動し、プレス板6を後方の後退位置と上述のプ
レス位置の上方に対応する前進位置との間に水平
方向に往復動させる。
上述の昇降台23は、装置内部の前面部縦方向
に架設した各ガイドレール27…に、各ブラケツ
ト28…を介して上下摺動可能に取付けられ、装
置底部に立設したエアシリンダ29のピストンロ
ツドを上述の昇降台23の下面に固定して、この
エアシリンダ29の作動により昇降台23を垂直
方向に昇降し、プレス板6を上述の前進位置とプ
レス位置との間に垂直方向に往復動させる。
なお、前述の装置本体2の前面には各要素を駆
動するメインスイツチ30とタイマスイツチ31
と、プレス板6のプレス時間及び装置後方での待
機時間を設定するタイマ32を配設し、一方、プ
レス板6の上部には、移動機構11及び駆動機構
22と各要素を駆動するONスイツチ33とOFF
スイツチ34を配設したスイツチボツクス35を
取付けている。
図示実施例は上記の如く構成するものにして以
下作用を説明する。
先ず、メインスイツチ30及びタイマスイツチ
31をONにして各要素を駆動可能な状態にす
る。
次に、装置中央部のプレス位置へ袖用のアイロ
ン台3を移動する場合、アイロン台3と対応する
側のフツトスイツチ12をスイツチ操作すると、
移動機構11の駆動モータ10が駆動してアイロ
ン台3をプレス位置へ水平移動し、プレス板6と
対応する設定されたプレス位置に停止する。
この後、例えばカツタシヤツ(図示省略)の袖
部分をアイロン台3に被覆し、エア吸引ブロア1
7の吸引作用によりカツタシヤツを吸着保持した
状態で、プレス板6のONスイツチ33を押して
駆動機構22のエアシリンダ26を駆動し、プレ
ス板6を装置前部の前進位置へ移動させつつ、エ
アシリンダ29の駆動によりプレス板6を垂直方
向に降下させ、アイロン台3と対接する直前で垂
直方向に降下してアイロン台3に被覆されたカツ
タシヤツをプレスする。
次に、吸引から蒸気の供給に切換え、蒸気供給
装置(図示省略)から供給される蒸気をアイロン
台3の上面より均等に吹出し、カツタシヤツをプ
レスした状態で所定時間(約3秒間)蒸らし皺伸
し処理を行う。
この処理完了後、プレス板6は自動的に上昇移
動しつつ装置後方の後退位置へ後退移動し、同時
に、アイロン台3は蒸気の供給からエア(冷風)
の供給に切換えられ、エア供給ブロア16から供
給されるエア(冷風)をアイロン台3の上面より
吹出し、皺伸し又は折り目を付けた状態にカツタ
シヤツの形を固定してアイロン仕上する。
この後、OFFスイツチ34を押して装置後方
の後退位置にプレス板6を停止させる。
一方、装置中央部又は装置右側部の各アイロン
台4,5をプレス位置へ選択移動する場合には、
各アイロン台4,5と対応する側の各フツトスイ
ツチ13,14をスイツチ操作して、それぞれに
対応して配設された各移動機構11…を駆動する
と、スイツチのON操作に対応するアイロン台
4,5のうちの1台が装置中央部の設定されたプ
レス位置へ水平移動して停止する。
そして、上述と同様の仕上げ手順で、後退位置
のプレス板6を装置前部の前進位置へ移動させつ
つ、垂直方向に降下させてアイロン台4もしくは
5に被覆されたカツタシヤツの未仕上部分をプレ
スしてアイロン仕上げする。
以上要するに、複数のアイロン台3,4,5の
何れか一方のアイロン台が単一のプレス位置に移
動停止した時、プレス板6は後方の後退位置から
前方の前進位置を介してアイロン台と対接するプ
レス位置に下降し、プレス後においては上述のプ
レス位置から上方の前進位置を介して後方の後退
位置へ回避動する。
同様に複数のアイロン台3,4,5の何れか他
方のアイロン台が単一のプレス位置に移動停止し
た時にも、上述のプレス板は上述同様の作用を行
なう。
このため複数のアイロン台3,4,5と単一の
プレス板6とを有するアイロン仕上装置におい
て、1台の装置でありながら衣服の各部を順次ア
イロン仕上げすることができて、作業性の向上を
図ることができるのは勿論、上述のプレス板6は
後退位置と前進位置との間を水平往復動し、かつ
前進位置とプレス位置との間を垂直往復動する構
成であるから、プレス後において上述のプレス板
6はそのプレス面を下方に向けた状態を保つてプ
レス位置から前進位置を介して後退位置へ後退回
避する。
このため、上述のプレス板6からの熱が作業者
側に向けて放射さる量を僅少とすることができ
て、作業環境の大幅な向上を図ることができると
共に、上述のプレス板6の後退回避により、アイ
ロン台の上方に充分な衣服着脱用の作業空間を確
保することができる効果がある。
(第2実施例) 第5図および第6図は本考案の第2実施例を示
し、上述の実施例のアイロン仕上装置1の装置中
央部と装置両側部とに設定した3個所の各プレス
位置に、装置本体2の上面2aに立設した一台の
アイロン台36を水平移動可能に設けた実施例を
示し、上述の装置本体2の上面2aには、3個所
の各プレス位置を結ぶ円弧線に沿つてガイド溝2
fを開口し、このガイド溝2fに沿つて、アイロ
ン台36を装置中央部と装置両側部とに設定した
3個所の各プレス位置へ前述の移動機構11によ
り水平移動可能に設けると共に、この3個所の各
プレス位置上部には、3台の各プレス板37,3
8,39を各プレス位置に停止した単一のアイロ
ン台36と対接する方向へ上述の駆動機構22に
よりそれぞれ上下動および前後動可能に設けてい
る。
このように構成したアイロン仕上装置1によれ
ば、単一のアイロン台36が複数のプレス位置の
うちの特定の1つのプレス位置に移動停止した
時、複数のプレス板37,38,39のうちの当
該位置と対応するプレス板は後方の後退位置から
前方の前進位置を介してアイロン台36と対接す
るプレス位置に下降し、プレス後においては上述
の位置から上方の前進位置を介して後方の後退位
置へ回避動する。
同様に、上述のアイロン台36が複数のプレス
位置のうちの特定の他の1つのプレス位置に移動
停止した時、この他の1つのプレス位置に対応す
るプレス板は上述同様の作用を行なう。
このため単一のアイロン台36と複数のプレス
板37,38,39とを有するアイロン仕上装置
1において、上述の複数のプレス板37,38,
39における熱的条件および加圧条件をそれぞれ
別々に設定すると、1台の装置でありながら異種
の衣服の同一部にそれぞれ対応したアイロン仕上
げを行なうことができるのは勿論、上述の各プレ
ス板37,38,39は後退位置と前進位置との
間を水平往復動し、かつ前進位置とプレス位置と
の間を垂直往復動する構成であるから、プレス後
において上述のプレス板はそのプレス面を下方に
向けた状態を保つてプレス位置から前進位置を介
して後退位置へ後退回避する。
このため、上述のプレス板からの熱が作業者側
に向けて放射さる量を僅少とすることができて、
作業環境の大幅な向上を図ることができると共
に、上述のプレス板の後退回避により、アイロン
台の上方に充分な衣服着脱用の作業空間を確保す
ることができる効果がある。
なお、この第2実施例において先の第1実施例
と同一の部分には、同一の符号を付してその詳細
な説明を省略する。
(第3実施例) 第7図は本考案の第3実施例を示し、アイロン
仕上装置1を構成する装置本体2の上面2a中央
部にターンテーブル40を回転可能に軸支すると
共に、このターンテーブル40上部の両側位置に
袖用のアイロン台3と胴用のアイロン台5とを立
設し、ターンテーブル40を駆動モータ(図示省
略)の駆動力で正逆反転して装置中央部に設定さ
れたプレス位置に各アイロン台3,5を選択的に
移動停止させるように構成している。
そして、上述のプレス位置上部には各アイロン
台3,5に対接する単一のプレス板41を上述の
駆動機構22により上下動および前後動可能に設
け、装置本体2の前部には駆動モータ(図示省
略)を正逆反転するための各フツトスイツチ4
2,43を配設している。
この第3実施例の如く構成しても、先の第1実
施例とほぼ同様の作用効果を奏するので、第7図
において前図と同一の部分には同一番号および同
一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のアイロン仕上装置の第1実施
例を示す正面視図、第2図はアイロン仕上装置の
拡大縦断面図、第3図は移動機構を示す要部拡大
縦断面図、第4図は第1図の平面図、第5図は本
考案のアイロン仕上装置の第2実施例を示す正面
視図、第6図は第5図の平面図、第7図は本考案
のアイロン仕上装置の第3実施例を示す斜視図で
ある。 1……アイロン仕上装置、2……装置本体、2
a……上面、3,4,5,36……アイロン台、
6,37,38,39,41……プレス板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 装置本体2の上面2aに、所定かつ単一のプ
    レス位置と該プレス位置から離間した待機位置
    との間を往復移動する複数のアイロン台3,5
    を設けると共に、上記装置本体2の後部には、
    後方の後退位置と上記プレス位置の上方に対応
    する前進位置との間を水平往復動し、かつ上記
    前進位置と、該前進位置下方のプレス位置との
    間を垂直往復動する単一のプレス板6を備えた アイロン仕上装置。 2 装置本体2の上面2aに互に離間した複数の
    プレス位置を設定し、 これら複数のプレス位置間を往復移動する単
    一のアイロン台36を上記装置本体2の上面2
    aに設け、 上記装置本体2の後部には、後方の後退位置
    と上記プレス位置の上方に対応する前進位置と
    の間を水平往復動し、かつ上記前進位置と、該
    前進位置下方のプレス位置との間を垂直往復動
    するプレス位置相当数のプレス板37,38,
    39を備えたアイロン仕上装置。
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