JP2000160472A - 布切断溶着装置 - Google Patents

布切断溶着装置

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JP2000160472A
JP2000160472A JP33407598A JP33407598A JP2000160472A JP 2000160472 A JP2000160472 A JP 2000160472A JP 33407598 A JP33407598 A JP 33407598A JP 33407598 A JP33407598 A JP 33407598A JP 2000160472 A JP2000160472 A JP 2000160472A
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JP
Japan
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electric iron
cloth
holder
glass plate
cutting
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JP33407598A
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English (en)
Inventor
Masahiro Muramoto
雅博 村元
Hiroharu Fukuda
弘治 福田
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Komatsu Engineering Corp
Original Assignee
Komatsu Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱した電気ごてを用いて二枚重ねの化学繊
維布を切断すると同時に切断部で溶着する装置に関し、
人手で行われていた作業を機械化することにより、労力
の軽減と生産性及び品質の向上を図る。 【解決手段】 テーブル部A、布押え部B、電気ごて移
動部C及び電気ごて位置決め部Dを備えている。テーブ
ル部Aは、布押え部B、電気ごて移動部C及び電気ごて
位置決め部Dに対して相対移動位置決め可能なガラス板
19を備えている。布押え部Bは、ガラス板の相対移動
方向と直交しかつ当該ガラス板に押接離隔される水平方
向に細長い布押え26を備えている。電気ごて移動部C
は、布押え26と平行に電気ごてを走行させる走行駆動
装置35を備えている。電気ごて位置決め部Dは、電気
ごてホルダ45と、電気ごてホルダに保持された電気ご
ての先端をガラス板に押接されている布押えに向けて下
降させる昇降及びガイド手段41、44、27とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱した電気ごて
を用いて二枚重ねの化学繊維布を切断すると同時に上下
の布を切断部で溶着する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化学繊維布を切断及び溶着する従来の方
法は、図5に示すようにガラス板19に2枚の化学繊維
布を重ね合わせて載せ、その切断位置に沿って布押え2
6を置き、一方の手で布押えを押下しながら、他方の手
に持った電気ごて48を布押えに沿わせて移動すること
により、切断及び溶着を行うというものである。
【0003】図6に示すように、このようにして切断及
び溶着された二枚重ねの布片を広げて溶着部にアイロン
をかけると、継ぎ目が分からない平坦な一枚の布にな
る。模様の異なる化学繊維布を色々な方向から切断及び
溶着することにより、図7に示すように模様が入り組ん
だ布片を得ることができる。この布片は袋物等の表地と
して利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法
は、人手で切断作業を行うものであるから、電気ごての
押圧力や移動速度にばらつきがあり、一定の品質のもの
を得るには熟練を要し、しかも生産性が低いという問題
がある。
【0005】本発明は、従来人手で行われていた上記の
ような化学繊維布の切断及び溶着作業を機械化すること
により、労力の軽減と生産性及び品質の向上を図ること
を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の布切断装置は、テーブル部A、布押え部B、電気
ごて移動部C及び電気ごて位置決め部Dを備えている。
テーブル部Aは、上記布押え部B、電気ごて移動部C及
び電気ごて位置決め部Dに対して相対移動位置決め可能
に支持されたガラス板19を備えている。布押え部B
は、上記ガラス板の相対移動方向と直交しかつ当該ガラ
ス板に押接離隔される水平方向に細長い布押え26を備
えている。電気ごて移動部Cは、布押え26と平行に電
気ごてを走行させる走行駆動装置35を備えている。電
気ごて位置決め部Dは、電気ごてホルダ45と、電気ご
てホルダに保持された電気ごての先端をガラス板に押接
されている上記布押えに向けて下降させる昇降及びガイ
ド手段41、44、27とを備えている。
【0007】上記昇降及びガイド手段は、電気ごてホル
ダ45を昇降させる空気圧駆動の昇降シリンダ41と、
電気ごての先端が布押え26に接近する方向に電気ごて
ホルダ45を揺動させる空気圧駆動の揺動シリンダ44
と、電気ごてホルダ45の下降時に電気ごてホルダの揺
動位置を規定するガイド27とで構成できる。この構成
によれば、ガイド27の位置調整により、布に押接され
るときの電気ごての先端の角度を容易に調整でき、かつ
電気ごて下降時に電気ごての先端と布押えとが衝突する
のを簡単な構造で回避できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明の一実施
形態を示した図である。本発明装置は、テーブル部A、
布押え部B、電気ごて移動部C及び電気ごて位置決め部
Dを備えている。
【0009】テーブル部Aは、縦材1と横材2を矩形に
組み立ててなる枠体3を備えている。枠体の四隅には脚
4が設けられており、各横材2の上面右側にはU字形の
ブラケット5、6が立設されている。各横材2の内側対
向面にはレール7、8が固着されており、図1の紙面奥
側のレール7には上下2個の車輪9でキャリア10が移
動自在に支持されている。図1の紙面手前側のレール8
には横コ字形のスライドシュー11が嵌装されている。
スライドシューはレール8に2個配置されており、長方
形の取付板12の外側下面に固着されている。取付板1
2の内側下面にはボールナット13が固定されており、
このボールナット13に縦材1にレール8と平行に設け
たボールねじ14のねじ部が螺合している。ボールねじ
の基部には従動プーリ15が固定されており、この従動
プーリと枠体3に軸着したハンドル16に一体に設けた
駆動プーリ17とがベルト18で連結されている。枠体
3の上方には枠体3より一回り小さな二枚重ねのガラス
板19が配置されており、ガラス板19の奥側下面に前
記キャリア10が固定され、手前側下面に前記取付板1
2が固定されている。ハンドル16を正逆転すると、ガ
ラス板19は図1の想像線の位置まで左右方向に移動す
る。
【0010】布押え部Bは、枠体3のU字形ブラケット
5、6の内側上端にベアリング21で水平に支持された
軸の先端にそれぞれ固定された揺動板22を備えてい
る。各揺動板にはガイド機構がついた布押えシリンダ2
3が下向きに装着されており、そのロッド端に逆L形ブ
ラケット24の一端が固着されている。逆L形ブラケッ
トの他端相互は横架材25によって連結されており、こ
の横架材の下面に断面が横コ字形の布押え26が固定さ
れている。奥側(電気ごてのホームポジション側)の揺
動板22には後述する電気ごての下降時にその側面を案
内するガイドローラ27が布押えと平行に突出してい
る。
【0011】電気ごて移動部Cは、U字形ブラケット
5、6の外側端部に立設された支柱31、32に装架さ
れた梁材33を備えている。梁材33の前面には2本の
ガイド杆34、34が水平に配置されており、このガイ
ド杆にロッドレスシリンダ35が装着されている。ロッ
ドレスシリンダのロッド36は2本のガイド杆34の中
間位置にこれらと平行に配置されている。下方のガイド
杆の更に下方にはショックアブソーバ37と近接スイッ
チ38とが設けられており、ロッドレスシリンダの下面
にはショックアブソーバ及び近接スイッチへと延びるブ
ロック体39が垂下されている。ロッドレスシリンダの
前面には電気ごてを保持する電気ごて位置決め部Dが形
成されている。
【0012】電気ごて位置決め部Dは、ロッドレスシリ
ンダの前面に装着されたガイド機構を有する下向き昇降
シリンダ41を備えており、そのロッド端に先端が前方
に向いた水平腕42が固着されている。水平腕の先端に
は垂直腕43が設けられており、その上端に揺動シリン
ダ44の基端が枢着されている。水平腕42の先端には
こてホルダ45が取付ブラケットを介して枢着されてお
り、こてホルダ45は半円弧形部材を突き合わせてなる
円孔を有するクランプ46(図2参照)を備えている。
ホルダ45は操作杆47を備えており、この操作杆の先
端に前記揺動シリンダのロッド端がピンで連結されてい
る。電気ごて48はその首部をクランプ46に把持され
ることにより装置に固定される。
【0013】図4は本発明装置の空気圧回路を示したも
のである。コンプレッサ51に空気圧調整ユニット52
を介して連接された圧力配管53に3つの電磁弁54、
55、56が並列に接続されている。第1の電磁弁54
には布押えシリンダ23が接続され、第2の電磁弁55
には昇降シリンダ41及び揺動シリンダ44が接続さ
れ、第3の電磁弁56にはロッドレスシリンダ35が接
続されている。布押えシリンダ23と昇降シリンダ41
の加圧側配管にリリーフ弁57、58が介装されてい
る。
【0014】以下に上記装置を用いて化学繊維布の切断
溶着を行う手順を説明する。こてホルダ45に電気ごて
48を装着し、こて先の温度が設定温度になるのを待
つ。装置の電源スイッチを入れてコンプレッサ51を運
転し、空気圧回路を作動させて電気ごて48をホームポ
ジションに位置させる。化学繊維布を二枚重ねにしてガ
ラス板19の上に載せ、ハンドル16でガラス板19を
移動して切断位置を布押え26の直下に位置させる。布
押えシリンダ23を作動して布押え26を下降させる。
次に昇降シリンダ41と揺動シリンダ46を作動して電
気ごて48を布押え26に向けて揺動させながら下降さ
せる。電気ごての揺動動作により電気ごての胴部がガイ
ドローラ27に当接し、そのガイド作用により電気ごて
48のこて先が布押えとポリエステル繊維等の化学繊維
布との境に案内されて化学繊維布を押圧する。次にロッ
ドレスシリンダ35を作動させて電気ごて48を移動さ
せて、布押え26に沿って布を切断する。上下の布は電
気ごてによって左右に切断されると同時に切断部で上下
に溶着される。センサが切断の終点にきたことを検知し
たら、昇降シリンダを作動してこて先を上昇させ、電気
ごてをホームポジションに戻す。次に布押えシリンダが
作動して布押えを上昇させ、溶着した布を開放する。必
要があればハンドル16を操作して、ガラス板19を水
平方向に移動した後、再び切断作業を開始する。
【0015】なお、こて先が傷んだらこてホルダから取
り外してこて先を修理する。メンテナンスが終了したあ
とのこて先は平行芯出しする必要があり、装置に芯出し
治具を付設しておくことにより、簡単かつ迅速に芯出し
作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】布切断溶着装置の正面図
【図2】布切断溶着装置の平面図
【図3】布切断溶着装置の左側面図
【図4】布切断溶着装置の空気圧回路を示す図
【図5】従来の切断溶着方法を示す図
【図6】切断溶着された布片のアイロン掛けを示す斜視
【図7】切断溶着により製造された製品の平面図
【符号の説明】
26 布押え 27 ローラフォロワ 35 ロッドレスシリンダ 41 昇降シリンダ 44 揺動シリンダ 45 こてホルダ A テーブル部 B 布押え部 C 電気ごて移動部 D 電気ごて位置決め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B154 AA05 AA07 AB19 BA47 BA48 BB02 BB12 BB55 BB62 BB70 BC02 BC31 DA13 DA30 4F211 AA24 AC03 AF10 AG01 AG26 AH66 TA02 TC10 TD07 TN11 TN15 TN29 TQ05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル部(A)、布押え部(B)、電気ごて
    移動部(C)及び電気ごて位置決め部(D)を備え、テーブル
    部(A)は上記布押え部(B)、電気ごて移動部(C)及び電気
    ごて位置決め部(D)に対して相対移動位置決め可能に支
    持されたガラス板(19)を備え、布押え部(B)は上記ガラ
    ス板の相対移動方向と直交しかつ当該ガラス板に押接離
    隔される水平方向に細長い布押え(26)を備え、電気ごて
    移動部(C)は布押え(26)と平行に電気ごてを走行させる
    走行駆動装置(35)を備え、電気ごて位置決め部(D)は、
    電気ごてホルダ(45)と、電気ごてホルダに保持された電
    気ごての先端をガラス板に押接されている上記布押えに
    向けて下降させる昇降及びガイド手段(41,44,27)とを
    備えている、布切断溶着装置。
  2. 【請求項2】 昇降及びガイド手段が、電気ごてホルダ
    (45)を昇降させる空気圧駆動の昇降シリンダ(41)と、電
    気ごての先端が布押え(26)に接近する方向に電気ごてホ
    ルダ(45)を揺動させる空気圧駆動の揺動シリンダ(44)
    と、電気ごてホルダ(45)の下降時に電気ごてホルダの揺
    動位置を規定するガイド(27)とを備えている、請求項1
    記載の布切断溶着装置。
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Cited By (6)

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US8518511B2 (en) 2004-06-09 2013-08-27 Patagonia, Inc. Reinforced fabric seam
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WO2022217381A1 (zh) * 2021-04-11 2022-10-20 海泰纺织(苏州)有限公司 一种纺织生产用的裁剪固定装置

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