JPH0546772Y2 - - Google Patents

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JPH0546772Y2
JPH0546772Y2 JP16379988U JP16379988U JPH0546772Y2 JP H0546772 Y2 JPH0546772 Y2 JP H0546772Y2 JP 16379988 U JP16379988 U JP 16379988U JP 16379988 U JP16379988 U JP 16379988U JP H0546772 Y2 JPH0546772 Y2 JP H0546772Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、セラミツク(焼結体)の有するイオ
ン効果を利用して肩こりなどの治療を行なうイオ
ン効果治療器に係り、とくに、イオン効果素子を
貼着した粘着テープの台紙からの剥離を容易にす
るためにこの台紙に設けられた切込線の構造に関
する。
(従来の技術) 従来、たとえば実公昭55−55747号公報に記載
されているように、人体に貼着される粘着テープ
の中央部に磁石を貼着してなる磁気治療器が知ら
れている。そして、この磁気治療器においては、
使用前に粘着テープが台紙に貼着されているが、
この台紙からの粘着テープの剥離を容易するため
に、台紙に形成され磁石が収容された円形開口か
ら台紙の端縁まで直線状の切込線を形成した構
造、あるいは、台紙の側部にこの台紙の一端縁か
ら反対側の端縁まで、粘着テープに重なりかつ繋
部を中間部に有する直線状の切込線を形成した構
造が採られている。
また、実開昭62−50623号公報に記載されてい
るように、外用貼付剤においても、支持体上に形
成された粘着性のある治療用高分子組成物層から
の台紙の剥離を容易にするために、この台紙の一
端縁から反対側の端縁まで切込線を形成した構造
が取られている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記従来の構造では、切込線が台紙の
端縁まで至つているため、使用しないときにも、
台紙が切込線のある端縁部付近より不用意に剥れ
てしまいやすい問題があつた。また、1枚の台紙
に磁石をそれぞれ貼着した複数の粘着テープが貼
着されている磁気治療器にあつては、ある粘着テ
ープを剥した後、そこにある切込線によつて台紙
の形が崩れやすくなり、扱いにくくなる問題もあ
つた。
本考案は、上述のような問題点を解決しようと
するもので、イオン効果素子が貼着された粘着テ
ープを台紙から剥しやすく、しかも、不使用時に
不用意に剥れてしまうことがないとともに、剥し
た後に台紙の形が崩れにくいイオン効果治療器を
提供することを目的とするものである。また、こ
のイオン効果治療器において、粘着テープの剥離
を容易にするための切込線の不必要な伝播を防止
することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、粘着テ
ープと、この粘着テープの粘着面上に貼着された
セラミツク成形品からなるイオン効果素子と、前
記粘着テープが剥離可能に貼着された柔軟な台紙
とを備えたイオン効果治療器において、前記台紙
に、この台紙の端縁から離れて位置しかつ少なく
とも中央部が前記粘着テープに重なるとともにこ
の粘着テープの外周側へ向かつて凸状に曲がつた
ほぼ半円形状、ほぼコ字形状あるいはほぼV字形
状などの切込線を設けたものである。
さらに、切込線の両端部にそれぞれ円形などの
小開口を設けてもよい。
(作用) 本考案のイオン効果治療器では、イオン効果素
子が貼着された粘着をテープ台紙から剥すとき、
たとえば、まず凸状の切込線の内側において台紙
および粘着テープを一方の手で摘み、切込線のな
す凸状の先端側へ向かつて粘着テープ側へ屈曲さ
せる。そうすると、切込線の外側では台紙が自ら
の弾性により自己の形状を保持しようとするの
で、この切込線の外側位置で台紙から粘着テープ
が剥れる。そこで、この台紙から剥れた粘着テー
プの周辺部を他方の手で摘んで台紙から離れる方
向へ引張り、イオン効果素子とともに粘着テープ
を台紙から剥ぎ取る。さらに、粘着テープを肌に
貼着して、イオン効果素子を人体のつぼなどに装
着する。そして、イオン効果素子によるつぼなど
に集中されたイオン効果によつて、肩こりなどの
治療が行なわれる。また、切込線は台紙の端縁か
ら離れているので、不用意に何かに引掛つたりし
にくく、不使用時に台紙から粘着テープが不必要
に剥れにくいとともに、粘着テープの剥離後も台
紙の形が崩れにくい。
さらに、請求項2のイオン効果治療器では、台
紙から粘着テープを剥すときなどに、切込線の両
端部の小開口において台紙に加わるひずみが分
散、吸収され、切込線が台紙の他の部分へ伝播す
ることが防止される。
(実施例) 以下、本考案のイオン効果治療器の一実施例を
第1図ないし第7図に基づいて説明する。
11は円形の粘着テープで、この粘着テープ1
1は、合成樹脂、紙、布、繊維、ゴムなどのいず
れかあるいはこれらの組合わせを材質とする柔軟
なシート状体の片面に粘着剤を塗布してなつてい
る。
また、12はほぼ円板形状のセラミツク成形品
からなるイオン効果素子で、このイオン効果素子
12は、直径が約3mm〜10mmで前記粘着テープ1
1より径小になつているとともに、最大肉厚が約
1mm〜4mmになつており、上面が若干山形状すな
わちテーパ状をなして突状面12aになつてい
る。前記セラミツク成形品は、2種類以上の遷移
金属酸化物を主成分として調合し、混合、乾燥さ
せた後、仮焼成し、さらに摩砕後、プレス成形し
た後焼成ものである。たとえば、前記遷移金属酸
化物は、Hn2O3,Co2O3,NiOなどであり、これ
らを記載順に40部:30部:30部の重量比で混合す
る。また、焼成温度は1100℃ないし1400℃たとえ
ば1300℃とする。そして、前記イオン効果素子1
2は、その平らな下面が前記粘着テープ11の粘
着面上の中央部に貼着され、この粘着テープ11
と一体化されている。
さらに、13は柔軟なほぼ矩形状の台紙で、こ
の台紙13は、たとえばポリエステルなどの合成
樹脂、紙あるいは紙の表面にシリコンを塗布した
ものなどからなつている。そして、前記台紙13
には、たとえば2条に並べて前記イオン効果素子
12より若干径大な複数の円形の通孔14が開口
形成されているとともに、これら各通孔14と同
心的に前記粘着テープ11より径小なほぼ半円形
状の切込線15がそれぞれ形成されているが、こ
れら切込線15は台紙13の端縁から離れて位置
している。そうして、前記各通孔14にイオン効
果素子12のみがそれぞれ収容された状態で、複
数の前記粘着テープ11が台紙13の表面に互い
に重ならずに剥離可能に貼着されている。この状
態で、前記各切込線15は、各粘着テープ11の
周辺部にそれぞれ重なつている。
つぎに、上記実施例の作用について説明する。
イオン効果素子12が一体化された粘着テープ
11を台紙13から剥すときには、たとえば、第
5図に示すように、まず半円形状の切込線15の
内側(第3図ないし第5図で左側)において台紙
13および粘着テープ11を左手16の親指17
と人差し指18で摘み、この人差し指18で図示
下方へ軽く押すことにより、切込線15のなす半
円形状の先端側へ向かつて粘着テープ11側へ屈
曲させる。それによつて、切込線15の外側(図
示右側)では台紙13が自らの弾性により自己の
平らな形状を保持しようとするので、この切込線
15の外側位置で台紙13から粘着テープ11が
剥れる。そこで、この台紙13から剥れた粘着テ
ープ11の周辺部の図示右側の一部分を右手19
の親指20と人差し指21で摘んで台紙13から
離れる方向すなわち図示下方へ軽く引張り、左手
16を適宜持ち換えつつ、イオン効果素子12と
ともに粘着テープ11を台紙13から剥ぎ取る。
こうして、台紙13にほぼ半円形状の切込線1
5を形成したことにより、粘着テープ11をきわ
めて容易かつ円滑に剥離させることができる。
ついで、剥いだ粘着テープ11を、第7図に示
すように、たとえば逆さにして、人体皮膚22の
表面に貼着し、肩こり、腰痛、筋肉痛などの患部
またはつぼ(経穴)に粘着テープ11に貼着され
たイオン効果素子12を直接装着する。
このイオン効果素子12は、もちろん人体に対
して無害であり、人体皮膚22の表面に貼り付け
ても安全であるが、経穴経路もしくは経穴近傍ま
たは痛みのある部位に1対貼り付けることによ
り、つぎのような作用を生じ、治癒効果をもたら
す。すなわち、人体皮膚22の表面に存在する水
分に基づくイオン化傾向によつて遷移金属酸化物
Mn2O3,Co2O3,NiOなどがそれぞれMn3+イオ
ン、Co3+イオン、Ni2+イオンなどとともに電子
を放出し、これが人体皮膚22の表面内の筋原繊
維に微少量溶け込む。溶け込んだ電子によつて、
神経細胞内外に約数mVないし数10μVの滑動電
位差を生じ、それが隣接する神経細胞に連結して
いる軸策を通じて隣接する未興奮神経細胞に電位
差が供給され、この未興奮神経細胞も電気的興奮
を受けることになる。この電気的興奮がつぎに隣
接する未興奮神経細胞に連鎖的に伝達されて伸縮
運動を生じ、その結果血行が増進され、肩こり、
肩痛、腰痛、筋肉痛、冷え症などの軽減もしくは
治癒などが行なわれることになる。
このようなイオン効果に加えて、人体皮膚22
の表面からの熱エネルギー(平均体温約36℃)を
イオン効果素子12が受けて、このイオン効果素
子12から人体皮膚22のつぼなどの治癒部位に
放射される遠赤外線によつても、さらに血行が促
進されるなどされ、肩こりなどの解消がより有効
に行なわれる。
さらに、イオン効果素子12の押圧による刺激
効果も加わり、治療はよりいつそう効果的なもの
となる。しかも、イオン効果素子12の人体皮膚
22への当接面は、山形状の突状面12aになつ
ており、人体皮膚22内に喰い込むので、優れた
押圧効果が得られる。
また、上記構成によれば、切込線15が台紙1
3の端縁から離れているので、切込線15が不用
意に何かに引掛つたりしにくく、不使用時に台紙
13から粘着テープ11の一部が不必要に剥れに
くい。これとともに、粘着テープ11の剥離後で
も、この剥離した部分において台紙13の形が崩
れにくく、その取扱いが容易である。
また、本イオン効果治療器は、新規なものであ
り、軽量であるとともに、万一落下させてしまつ
て、破損することがない。さらに、安価な製作が
可能であり、量産にも適する。
第8図は本考案の他の実施例を示すもので、こ
の実施例では、各切込線15の両端部にそれぞれ
位置して台紙13に、たとえば円形の小開口23
を形成している。なお、これら小開口23は、円
形に限るものではなく、周縁が比較的滑らかなほ
ぼ楕円形状などにしてもよい。
この構成によれば、台紙13から粘着テープ1
1を剥すときなどに、切込線15の両端部の小開
口23において、台紙13に加わるひずみが分
散、吸収されるので、切込線15の延長線上にお
いて台紙13が裂けてしまうことがなく、切込線
15が不必要に台紙13の他の部分へ伝播しな
い。
なお、第9図ないし第11図に示すように、切
込線15の両端に位置して台紙13に、この切込
線15と直交する直線状あるいは半円形状などの
小切込線24を形成しても、ほぼ同様の効果が得
られる。これは、粘着テープ11の剥離時、台紙
13における切込線15により囲まれた領域が小
切込線24を中心軸として回動するように屈曲さ
れるためであり、やはりこれら小切込線24によ
りひずみがある程度分散される。
また、上記実施例では、台紙13において複数
の切込線15の方向性をすべて同一にしたが、第
12図に示すように、台紙13において2条に並
んだ切込線15を各条で互いに逆向きにしてもよ
い。
また、上記実施例では、粘着テープ11を円形
にしたが、粘着テープ11は、円形に限るもので
はなく、第13図に示すように、ほぼ矩形状にし
てもよいし、また、第14図に示すように、若干
楕円形状にしてもよい。
さらに、切込線15もほぼ半円形状に限るもの
ではなく、ほぼコ字形状あるいはほぼV字形状な
どにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、つぎのような効果が得られ
る。
請求項1のイオン効果治療器では、イオン効果
素子が貼着された粘着テープが剥離可能に貼着さ
れた台紙に、この台紙の端縁から離れて位置しか
つ少なくとも中央部が粘着テープに重なるととも
にその外周側へ向かつて凸状に曲がつた切込線を
設けたので、台紙から粘着テープをきわめて容易
に剥すことができ、また、切込線が台紙の端縁か
ら離れていることにより、不使用時に粘着テープ
が台紙から不用意に剥れてしまうことがないとと
もに、粘着テープを剥した後にも、台紙の形が崩
れにくく、その取扱いが容易である。
さらに、請求項2のイオン効果治療器では、切
込線の両端部に小開口を設けたので、台紙から粘
着テープを剥ぐときなどに、切込線が台紙の他の
部分に不使用に伝播することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のイオン効果治療器の一実施例
を示す一部の上方斜視図、第2図は同上一部の下
方斜視図、第3図は同上平面図、第4図は同上第
3図の−断面図、第5図は同上台紙から粘着
テープを剥す状況を示す断面図、第6図は同上イ
オン効果素子とともに剥された粘着テープの平面
図、第7図は同上粘着テープを人体に貼着した状
態を示す断面図、第8図は本考案の他の実施例を
示す一部の平面図、第9図ないし第11図は切込
線の変形例をそれぞれ示す平面図、第12図は本
考案のさらに他の実施例を示す平面図、第13図
および第14図は粘着テープの変形例をそれぞれ
示す平面図である。 11……粘着テープ、12……イオン効果素
子、13……台紙、15……切込線、23……小
開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 粘着テープと、この粘着テープの粘着面上に
    貼着されたセラミツク成形品からなるイオン効
    果素子と、前記粘着テープが剥離可能に貼着さ
    れた柔軟な台紙とを備え、 前記台紙に、この台紙の端縁から離れて位置
    しかつ少なくとも中央部が前記粘着テープに重
    なるとともにこの粘着テープの外周側へ向かつ
    て凸状に曲がつた切込線を設けたことを特徴と
    するイオン効果治療器。 (2) 切込線の両端部にそれぞれ小開口を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のイオン効果治療
    器。
JP16379988U 1988-12-17 1988-12-17 Expired - Lifetime JPH0546772Y2 (ja)

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