JPH08182767A - 皮膚貼り付け治療具 - Google Patents

皮膚貼り付け治療具

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JPH08182767A
JPH08182767A JP6327386A JP32738694A JPH08182767A JP H08182767 A JPH08182767 A JP H08182767A JP 6327386 A JP6327386 A JP 6327386A JP 32738694 A JP32738694 A JP 32738694A JP H08182767 A JPH08182767 A JP H08182767A
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JP
Japan
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skin
flexible material
thin film
metal thin
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JP6327386A
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Hiroshi Inoue
博 井上
Kazushi Sakuragi
一志 櫻木
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Individual
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/20Applying electric currents by contact electrodes continuous direct currents
    • A61N1/22Electromedical belts, e.g. neck chains, armbands
    • A61N1/24Electromedical belts, e.g. neck chains, armbands with built-in power source
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)
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  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体的に軽量で、且つ、弾力性があって使用
する被施術者に違和感を与えず、また、安価なコストで
作製できる従来よりも増して実用的で更なる治療効果を
得る。 【構成】 貼着材7によって被施術者Aの皮膚患部aに
接触維持されるイオン化傾向の大きい金属薄膜3が少な
くとも表面に蒸着された弾力性を有する可撓性材片4上
に、前記の金属薄膜3よりもイオン化傾向の小さい異種
の金属薄膜5が表面に蒸着された前記の可撓性材片4の
表面積よりも狭い表面積を有する絶縁材片6を固着し
た。そして、必要に応じて、前記の可撓性材片4の中央
部にバネ作用を有する盛り上がり部4aを設け、更に、
前記の可撓性材片4の表面の周縁部付近に複数の押圧突
起4bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、イオン化傾向の大き
さが異なる異種の金属を用いて、被施術者の肩凝り、腰
痛、冷え性、血行不順等やその他の疾病の治療を行う皮
膚貼り付け治療具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、絶縁物によ
って互いに絶縁されたイオン化傾向の大きい金属板と、
その金属板よりもイオン化傾向の小さい異種の金属板と
を粘着シートに粘着したものが主流となっているが、そ
の1つに本願出願人が先に出願したものに実公昭60−
7078号公報に開示の皮膚貼付治療器がある。当該治
療器は、絶縁性の粘着剤を塗布した粘着シートの粘着面
の中央部にイオン化傾向の小さい円盤状の銅板が貼り付
けられると共に、その銅板よりもイオン化傾向の大きい
リング状のアルミニウム板がその銅板と隙間を開けて嵌
め込まれるようにして貼り付けられた構成のものであ
る。特に、絶縁性を有する粘着シートの粘着面に、銅板
とアルミニウム板とを間隔を開けて非接触状態にして絶
縁させていることに特徴をもたせたものである。このよ
うに構成された当該治療器を用いて、例えば、被施術者
の肩凝り等の治療を行う際には、その該当する皮膚患部
に粘着シートを貼着してその皮膚患部の中央部に銅板を
接触させると共に、その皮膚患部の中央部の周囲にアル
ミニウム板を接触させた状態にして使用する。このと
き、イオン化傾向の小さな銅板からイオン化傾向の大き
なアルミニウム板へと向かって皮膚患部の下部を負イオ
ンが流れ、その結果、被施術者の体内の生体電気の偏り
が是正され、筋肉や腱等の緊張が緩和されて肩凝り等を
軽減させる治療効果を生じさせる。
【0003】また、上記構成の他に、銅板、アルミニウ
ム板の代替物として、鉄板に銅鍍金やアルミニウム・亜
鉛鍍金を施したものを用いて有効に上記と同様な治療効
果を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示の皮膚貼付治療器は、非常に優れた治療効果を
発揮することが確認されているものの、金属板によって
全体を構成しているので肉厚が増すと共に全体重量も増
し、加えて、銅板とアルミニウム板とを絶縁するために
相互の間隔を開けなければならないので、その間隔を設
ける分だけアルミニウム板の全幅が大きくなり使用する
被施術者は若干の違和感を抱くこともあるという問題点
がある。
【0005】また、金属板で構成しているので全体的に
弾力性に欠け、身体の起伏する皮膚患部や曲面する皮膚
患部、例えば、手足の指等の所謂つぼや腕等の関節面に
貼着したときは、その皮膚患部の曲面形状に沿った貼り
付けができず、また、関節の折り曲げに対応できず抵抗
感をもつこともあって違和感を深めることもある。
【0006】更に、経済面においては、使用する金属を
金属板としているので製造コストが高くなるという問題
点もあり、製造コストを削減するために、鉄板に銅鍍
金、アルミニウム・亜鉛鍍金を施した場合には、鉄板に
予め防錆効果を有するニッケル鍍金等の下地鍍金を施す
必要があるので製造工程が複雑化するという問題点もあ
る。
【0007】この発明は、本願出願人が以上の問題点を
解決するために試行錯誤を繰り返しながら日々研究を重
ねてなされたもので、全体的に軽量で、且つ、弾力性が
あって使用する被施術者に違和感を与えず、また、安価
なコストで作製できる従来よりも増して実用的で更なる
治療効果を得られる皮膚貼り付け治療具を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段としては、請求項1においては、貼着材によって
被施術者の皮膚患部に接触維持されるイオン化傾向の大
きい金属薄膜が少なくとも表面に蒸着された弾力性を有
する可撓性材片上に、前記金属薄膜よりもイオン化傾向
の小さい異種の金属薄膜が表面に蒸着された前記可撓性
材片の表面積よりも狭い表面積を有する絶縁材片を固着
したことにある。
【0009】そして、請求項2においては、前記可撓性
材片の中央部にバネ作用を有する盛り上がり部を設けた
ことにある。
【0010】更に、請求項3においては、前記可撓性材
片の表面の周縁部付近に押圧突起を設けたことにある。
【0011】
【作用】上記手段においては、弾力性を有する可撓性材
片の少なくとも表面にイオン化傾向の大きい金属薄膜を
蒸着し、一方、この可撓性材片の表面積よりも狭い表面
積を有する絶縁材片の表面に前記の金属薄膜よりもイオ
ン化傾向の小さい金属薄膜を蒸着するものであるが、そ
の蒸着方法としては、例えば、イオン化傾向の大きい金
属片を高真空中で加熱蒸発させ、その蒸気を可撓性材片
の少なくとも表面に吹き付けて金属薄膜として凝着させ
る真空蒸着によって施される。一方、絶縁材片の表面も
同様に、前記の金属薄膜よりもイオン化傾向の小さい異
種の金属片を高真空中で加熱蒸発させ、その蒸気を絶縁
材片の表面に吹き付けて金属薄膜として凝着される。そ
の結果、可撓性材片の少なくとも表面及び絶縁材片の表
面はそれぞれ導電性を獲得することになるが、可撓性材
片の金属薄膜と、絶縁材片の異種の金属薄膜とは、主に
絶縁性を有する絶縁材片によって絶縁されており、相互
に接触して導電することはない。また、絶縁材片の金属
薄膜と可撓性材片の金属薄膜との非接触状態を保つ間隔
は絶縁材片の厚さに匹敵するものであるが、その絶縁材
片の厚さを薄厚にすることによってその非接触状態を保
つ間隔を狭くすることができ、皮膚貼り付け治療具の肉
厚を全体的に薄くすることができると共に、軽量で且つ
柔軟性をもたせることができる。更には、使用時におい
て、被施術者の皮膚患部に貼着した際の密着感が高めら
れると共に、非接触状態を保つ間隔が狭いので絶縁材片
の金属薄膜と可撓性材片の金属薄膜との相互間での電子
の受渡しが効率よく行われる。
【0012】このように構成される皮膚貼り付け治療具
は、請求項1の発明では、貼着材によって可撓性材片の
少なくとも表面に蒸着したイオン化傾向の大きい金属薄
膜と、絶縁材片の表面に蒸着した前記金属薄膜よりもイ
オン化傾向の小さい異種の金属薄膜とを被施術者の皮膚
患部に接触維持させて使用するものであるが、このよう
な接触状態下においては、イオン化傾向の大きな金属、
即ち、可撓性材片の金属薄膜は陽イオン化しようとする
性質が強いために多数の電子を放出し、この金属薄膜と
接触する皮膚患部の表面を負の電荷に帯電させる。この
ように皮膚患部の表面が負の電荷に帯電すると、皮膚患
部の下部は静電誘導によって正の電荷に帯電することに
なる。また、イオン化傾向のより小さな金属、即ち、絶
縁材片の異種の金属薄膜と接触する皮膚患部では、これ
とは逆に、皮膚患部の表面が相対的に正の電荷に帯電し
て皮膚患部の下部が負の電荷に帯電することになる。こ
のため、皮膚患部の下部では絶縁材片の金属薄膜と接触
する中央部から可撓性材片の金属薄膜と接触する周辺部
に向かって負イオンが流れ、被施術者の体内の生体電気
に変化をもたらす。
【0013】そして、請求項2の発明では、弾力性を有
する可撓性材片の中央部にバネ作用を有する盛り上がり
部を設けているので、上記と同様にして貼着材によって
皮膚貼り付け治療具を被施術者の皮膚患部に貼着した場
合には、可撓性材片の盛り上がり部の弾力によって絶縁
材片が常に皮膚患部の表面を押圧し、上記作用に加えて
筋肉の動きによって起伏して指圧作用をもたらす。
【0014】また、請求項3の発明では、弾力性を有す
る可撓性材片の表面の周縁部付近に押圧突起を設けてい
るので、上記と同様にして貼着材によって皮膚貼り付け
治療具を被施術者の皮膚患部に貼着した場合には、筋肉
の動きに反応して可撓性材片の押圧突起がその皮膚患部
の表面に食い込んで刺激を与えて指圧作用を高める。そ
して、可撓性材片の中央部にバネ作用を有する盛り上が
り部を設けたものであると、その盛り上がり部の弾力に
よって絶縁材片が常に皮膚患部の表面を押圧すると共
に、可撓性材片の押圧突起がその皮膚患部の表面に強く
食い込んで更に指圧作用を高める。
【0015】
【実施例】以下、この発明に係る一実施例について、図
に基づいて説明する。
【0016】この発明に係る皮膚貼り付け治療具1は、
例えば、図1乃至図5に示すように、貼着材2によって
被施術者Aの皮膚患部aに接触維持されるものであっ
て、少なくとも表面にイオン化傾向の大きい金属薄膜3
が蒸着された弾力性を有する可撓性材片4と、この可撓
性材片4の金属薄膜3上に固着されるものであって、表
面にその可撓性材片4の金属薄膜3よりもイオン化傾向
の小さい異種の金属薄膜5が蒸着された絶縁材片6とか
らなるものである。
【0017】上記の貼着材2は、可撓性材片4と絶縁材
片6とを被施術者Aの皮膚患部aに接触維持させるため
のものであって、特にその手段は限定されるものではな
いが、薄い布切れ、合成樹脂、紙類等の折り曲げ自在な
柔らかいシート状の素材で形成され、且つ、一方の一面
に粘着剤を塗布した粘着面7を設けた着脱可能なものが
実用的で好ましい。扱い易さという観点からは所謂絆創
膏等が最適であるが、包帯やサポーター等からなるもの
であってもよい。要するに、可撓性材片4と絶縁材片6
とを被施術者Aの皮膚患部aに接触維持させることがで
き、貼着した場合に過度に邪魔にならないものであれば
よく、その素材や形状等は問われるものではない。尚、
図例したものは一方の一面に粘着剤を塗布して粘着面7
を設け、その全体の形状を略四角形状とした絆創膏様の
粘着シートであって、その全面に通気性を良くする通気
孔8を穿設したものである。この場合、その素地色を肌
色又はそれに類似する色彩にすると皮膚患部aに貼着し
た際に目立つことがなく、また、透光性をもたせると皮
膚患部aへの入光を遮ることがないので皮膚の活性を低
下させることがないという利点がある。
【0018】上記の可撓性材片4は、弾力性を有するポ
リエステル等の合成樹脂の薄片からなるものであって全
体を円形形状に形成したものであるが、弾力性を有して
金属薄膜3を蒸着できる可撓性素材の薄片であれば特に
その素材は限定されるものではない。その厚さは、特に
限定されるものではなく、通常では30μ〜300μが
よく、より好ましくは50μ〜200μ程度がよい。ま
た、その形状も円形に限定されるものではなく、四角
形、六角形等の多角形状でもよく、また、楕円等の曲面
形状やその他の形状であってもよい。そして、この可撓
性材片4の表面又は表裏面全体には真空蒸着によって、
例えば、アルミニウム等の相対的にイオン化傾向の大き
い金属薄膜3が蒸着されて導電性が与えられている。そ
の金属薄膜3の厚さも、特に限定されるものではないが
300Å程度の厚さが最適となる。そうすることによっ
て、金属薄膜3が蒸着された可撓性材片4全体を薄厚に
することができると共に、軽量で且つ弾力性のあるもの
に形成することができる。
【0019】上記の絶縁材片6は、可撓性材片4の表面
積よりも狭い表面積をもつポリエステル等の絶縁性を有
する合成樹脂等からなる薄片であって、全体を小円形形
状に形成したものである。その素材は絶縁性を有するも
のであれば特に限定されるものではなく、セラミックス
やガラス材等で形成してもよく、また、合成樹脂以外の
薄片の裏面に絶縁剤を塗布したものでも差し支えない。
その厚さについても、上記と同様であって、特に限定さ
れるものでなく、通常では30μ〜300μがよく、よ
り好ましくは50μ〜200μ程度がよい。また、その
形状も円形に限定されるものではなく、四角形、六角形
等の多角形状でもよく、また、楕円等の曲面形状やその
他の形状であってもよい。そして、この絶縁材片6の表
面には、上記と同じ真空蒸着によって、例えば、可撓性
材片4の金属薄膜3よりもイオン化傾向の小さいプラチ
ナや金等の金属薄膜5が蒸着されて導電性が与えられて
いる。その金属薄膜5の厚さも、特に限定されるもので
はないが、300Å程度の厚さが最適となる。しかし、
貴金属の場合とは材料費節約の観点から更に薄くしても
よい。そうすることによって、金属薄膜5が蒸着された
絶縁材片6全体を薄厚にすることができると共に、軽量
で且つ弾力性のあるものに形成することができる。
【0020】このように形成された可撓性材片4、絶縁
材片6は、貼着材2の粘着面7の中央部に可撓性材片4
の裏面が粘着されると共に、この可撓性材片4の金属薄
膜3の表面の中央部に絶縁材片6の裏面がエポキシ系接
着剤等の接着剤(図示省略)によって強固に固着されて
多層構造となっている。この場合、絶縁材片6及び接着
剤が絶縁体の役目をして可撓性材片4の金属薄膜3と絶
縁材片6の金属薄膜5とを絶縁している。尚、可撓性材
片4の金属薄膜3と絶縁材片6の金属薄膜5との組み合
わせを列挙すると、例示したアルミニウムと金又はプラ
チナの他には、アルミニウムと銅、アルミニウムと銀、
亜鉛と金、亜鉛と銀などそれ以外にも様々な金属の組み
合わせが可能である。
【0021】このように構成された皮膚貼り付け治療具
1は、例えば、図3乃至図5に示すように、被施術者の
肩凝り、腰痛、冷え性、血行不順等やその他の疾病の箇
所となる皮膚患部aに貼着して使用するが、その際には
貼着材2の粘着面7を皮膚患部aに貼着し、その皮膚患
部aの中央部に絶縁材片6の金属薄膜5を接触させると
共に、その皮膚患部aの中央部の周囲に可撓性材片4の
金属薄膜3を接触させた状態に維持させるようにする。
このとき、可撓性材片4の金属薄膜3からは多数の電子
が放出され、この金属薄膜3と接触する皮膚患部aの表
面には負の電荷が帯電する。このように皮膚患部aの表
面が負の電荷に帯電すると、その皮膚患部aの下部は静
電誘導によって正の電荷に帯電することになる。また、
絶縁材片6の金属薄膜5と接触する皮膚患部aでは、こ
れとは逆に、皮膚患部aの表面が相対的に正の電荷に帯
電してその皮膚患部aの下部が負の電荷に帯電すること
になる。このため、皮膚患部aの下部では絶縁材片6の
金属薄膜5と接触する中央部から可撓性材片4の金属薄
膜3と接触する周辺部に向かって負イオンが流れ、その
流れによって被施術者Aの体内の生体電気の偏りが是正
され、筋肉や腱等の緊張を緩和して肩凝り、腰痛、冷え
性、血行不順等やその他の疾病を完治又は軽減させる治
療効果が生ずる。また、絶縁材片6の金属薄膜5は細か
い金属粒子からできているので、皮膚患部aから放射さ
れる赤外線の反射効率を高めることができ、高い効率で
再び皮膚患部a内に赤外線を入射させることができ治療
効果を更に高めることができる。とくに、金の蒸着薄膜
とした場合にはこの効果が大きい。
【0022】また、この皮膚貼り付け治療具1は、特に
可撓性材片4に弾力性をもたせているので、例えば、図
4乃至図5に示すように、従来では使用が困難であった
手指等の細くて曲面な皮膚患部a、特に所謂つぼにも容
易に貼着することができる。この場合には、被施術者A
の皮膚患部aの中央部に絶縁材片6の金属薄膜5が接触
すると共に、可撓性材片4は手指等の曲面形状に沿って
彎曲してその金属薄膜3が皮膚患部aの中央部の周囲に
確実に密着されて上記と同じ治療効果をもたらす。
【0023】そしてまた、上記の皮膚貼り付け治療具1
以外に、その他の実施例として、例えば、図6乃至図8
に示すものも更なる治療効果をもたらす。例えば、可撓
性材片4の中央部にバネ作用を有する盛り上がり部4a
を設けたものであって、その盛り上がり部4aが押圧さ
れるとその表面に対して直角方向に移動可能となってい
る。この可撓性材片4を組み込んだ皮膚貼り付け治療具
1を上記と同様にして被施術者Aの皮膚患部aに貼着し
た場合には、可撓性材片4の盛り上がり部4aが筋肉の
起伏に従ってバネ作用が生じ、これによって絶縁材片6
の金属薄膜5を皮膚患部aの中央部に強弱のある押圧す
る状態で維持させることになる。即ち、指圧と同様な作
用が与え続けられ、その結果、皮膚患部aは圧刺激を受
けて指圧と同様な治療効果を得ることになる。
【0024】更に、図9乃至図10に示すものは、可撓
性材片4の中央部に上記と同じバネ作用を有する盛り上
がり部4aを設けると共に、その表面の周縁部付近に複
数の押圧突起4bを設けたものである。この可撓性材片
4を組み込んだ皮膚貼り付け治療具1を上記と同様にし
て被施術者Aの皮膚患部aに貼着した場合には、可撓性
材片4の盛り上がり部4aが筋肉の起伏によるバネ作用
によって絶縁材片6の金属薄膜5を皮膚患部aの中央部
に強弱のある押圧する状態で維持させると共に、絶縁材
片6の押圧突起4bが皮膚患部aの中央部の周囲に食い
込まれることになる。その結果、皮膚患部aは鋭敏な圧
刺激を受けて指圧と同様な治療効果をより一層得ること
ができる。尚、可撓性材片4の中央部に盛り上がり部4
aを設けることなく、その表面の周縁部付近に複数の押
圧突起4bを設けたのみであってもよく、このように形
成しても指圧と同様な治療効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載の皮膚貼り付け治療具に
おいては、薄厚で軽量化を図ることができると共に、弾
力性をもたせることができるので貼着した際に被施術者
に違和感を与えることがなく、また、皮膚患部の起伏の
曲面に沿って確実に密着させることができる。更には、
使用する金属が少量で済むで製造コストの低減を図るこ
とができる。また、蒸着によって金属薄膜の各粒子が細
かく、これによって皮膚から放射される遠赤外線の反射
効率が良く、治療効果を一層高めることができる。
【0026】請求項2に記載の皮膚貼り付け治療具にお
いても、上記と同様な効果を有すると共に、可撓性材片
の中央部にバネ作用をもつ盛り上がり部を形成している
ので、被施術者の皮膚患部に指圧効果をも与えることが
でき治療効果を高めることが可能となる。
【0027】請求項3に記載の皮膚貼り付け治療具にお
いても、上記と同様な効果を有すると共に、可撓性材片
の中央部にバネ作用をもつ盛り上がり部が形成され、且
つ、可撓性材片の表面の周縁部付近に複数の押圧突起を
設けているので、被施術者の皮膚患部に更なる指圧効果
を与えることができ治療効果をより一層高めることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す全体斜視図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】この発明の一実施例の使用状態を示す一部省略
図。
【図4】この発明の一実施例の使用状態を示す一部省略
図。
【図5】図4のV−V線断面図。
【図6】この発明の他の実施例を示す全体斜視図。
【図7】この発明の他の実施例を貼着材に粘着したとき
の一部省略した断面図。
【図8】同上の作用状態を示す説明図。
【図9】この発明のその他の実施例を示す全体斜視図。
【図10】この発明のその他の実施例を貼着材に粘着し
たときの一部省略した断面図。
【符号の説明】
A 被施術者 a 皮膚患部 1 皮膚貼り付け治療具 2 貼着材 3 イオン化傾向の大きい金属薄膜 4 可撓性材片 4a 盛り上がり部 4b 押圧突起 5 イオン化傾向の小さい異種の金属薄膜 6 絶縁材片 7 貼着材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼着材によって被施術者の皮膚患部に接
    触維持されるイオン化傾向の大きい金属薄膜が少なくと
    も表面に蒸着された弾力性を有する可撓性材片上に、前
    記金属薄膜よりもイオン化傾向の小さい異種の金属薄膜
    が表面に蒸着された前記可撓性材片の表面積よりも狭い
    表面積を有する絶縁材片を固着したことを特徴とする皮
    膚貼り付け治療具。
  2. 【請求項2】 前記可撓性材片の中央部にバネ作用を有
    する盛り上がり部を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の皮膚貼り付け治療具。
  3. 【請求項3】 前記可撓性材片の表面の周縁部付近に押
    圧突起を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の皮膚貼り付け治療具。
JP6327386A 1994-12-28 1994-12-28 皮膚貼り付け治療具 Pending JPH08182767A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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