JPH0546586U - 車両のステップ取付構造 - Google Patents

車両のステップ取付構造

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JPH0546586U
JPH0546586U JP10605191U JP10605191U JPH0546586U JP H0546586 U JPH0546586 U JP H0546586U JP 10605191 U JP10605191 U JP 10605191U JP 10605191 U JP10605191 U JP 10605191U JP H0546586 U JPH0546586 U JP H0546586U
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JP
Japan
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steps
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cover
side plate
floor side
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JP10605191U
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一夫 篠田
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】部品点数及び組立工数を増大させず、即ち製造
コストを増大させずにステップと棚部との干渉を最小限
に抑え、見栄えを損わない。 【構成】棚部14a,14bを有するステップカバー1
4がトラックのキャブのフロアサイドプレートに取付け
られ、棚部14a,14b上に隙間をあけた状態でステ
ップ16,17が直接フロアサイドプレートに又は第1
及び第2ブラケットを介してフロアサイドプレートに取
付けられる。棚部14a,14bのステップ16,17
の下面周縁に対向する位置にステップに向って突出する
リブ14eが設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両、特にトラック等のキャブの運転席に乗員が乗降するためのステ ップの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のステップとして、棚部を有する樹脂製のステップカバーが取付ねじに より車両のボデーに取付けられ、ステップを棚部上に隙間をあけた状態でボルト によりボデーに取付けられたものが知られている。ステップカバーの棚部は略水 平に形成され、棚部の中央には大きな開口が形成される。ステップはアルミダイ カスト鋳造法により格子状に形成される。ステップを棚部に載せてステップ及び ステップカバーをそれぞれボデーに固定すると、ステップの下面と棚部との間に 隙間が形成される。
【0003】 しかし、上記ステップでは、乗員がステップに乗るとステップが僅かに撓んで ステップの下面が棚部に接触したり、又はステップカバーがエンジンの振動等に より共振してステップの下面に接触したりして、棚部を傷付ける恐れがあった。 またステップと棚部との接触によって発生するステップの摩耗粉が棚部に付着 して見栄えを損う問題点があった。
【0004】 これらの点を解消するために、ステップカバーの肉厚の増大やステップカバー のボデーへの取付ねじによる固定箇所の増加によりステップカバーの剛性を向上 させたり、ステップの撓みを少なくしたりしている。またステップと棚部との間 にスペーサを挿入することにより、ステップが棚部に直接接触しないようにして いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記改善したステップでは、部品点数や組立工数を増大させ、製造コ ストを増大させる不具合があった。
【0006】 本考案の目的は、部品点数及び組立工数を増大させず、即ち製造コストを増大 させずにステップと棚部との干渉を最小限に抑えることができ、見栄えを損うこ とのない車両のステップ取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1、図2及び 図4を用いて説明する。 本考案は、少なくともステップ16,17の下面周縁を隙間dをあけて覆う棚 部14a,14bを有するステップカバー14が車両のボデー13に取付けられ 、ステップ16,17が棚部14a,14b上に隙間dをあけた状態でボデー1 3に取付けられた車両のステップ取付構造の改良である。 その特徴ある構成は、棚部14a,14bのステップ16,17の下面周縁に 対向する位置にステップ16,17に向って突出するリブ14eが設けられたと ころにある。
【0008】
【作用】
ステップ16,17をボデー13に取付けるときには、ステップ16,17を リブ14eを介して棚部14a,14bに載せ、この状態でステップカバー14 及びステップ16,17をそれぞれボデー13に固定する。乗員がステップ16 ,17に乗るとステップ16,17はリブ14eに当接して棚部14a,14b に当接しない。
【0009】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1〜図5に示すように、トラックのキャブ11の助手席側のサイドドア12 の下方にはフロアパネル(図示せず)の側縁に接続されるフロアサイドプレート 13が設けられる。このプレート13はその下部に所定の間隔をあけて固着され た第1ブラケット21及び第2ブラケット22を有する。フロアサイドプレート 13にはこのプレート13の下部及び第1及び第2ブラケット21,22を覆う ように樹脂製のステップカバー14が取付けられる。このステップカバー14の 表面には2個のステップ16,17の下面周縁をそれぞれ覆う略水平の上下2段 の棚部14a,14bが形成され、これらの棚部14a,14bの略中央には大 きな開口14c,14dがそれぞれ形成される(図4及び図5)。 ステップ16,17はこの例ではアルミダイカスト鋳造法により格子状に形成 される。ステップ16,17の上面には滑り止めのための多数の突部16a,1 7aが設けられ、ステップ16,17の下面にも上面と同様の突部16b,17 bが設けられる。下面の突部16b,17bはステップ16,17を裏返すと、 運転席側のボデー(図示せず)に取付けることができ、そのときの滑り止めの役 割を果たすようになっている(図1及び図2)。
【0010】 本実施例の特徴ある構成は、棚部14a,14bのステップ16,17の下面 周縁に対向する位置にステップ16,17に向って突出するリブ14eが設けら れたところにある。リブ14eはこの例では2段の棚部14a,14bの外側の 縁にそれぞれ2個ずつステップカバー14と一体的に形成され、棚部14a,1 4bの内側にはステップ16,17の位置決めのための略L字状の突起14fが それぞれ2個ずつステップカバー14と一体的に形成される。リブ14e及び突 起14fはステップ16,17の下面の突部16b,17bの高さより高く形成 される(図1及び図2)。
【0011】 フロアサイドプレート13の略中央には所定の間隔をあけて2個の凹部13a が形成され、これらの凹部13aの底面にはそれぞれだるま状孔13bが形成さ れる。だるま状孔13bは小径の孔と、小径の孔の下方に連なる大径の孔とから なる。 ステップカバー14の背面上部には2個のだるま状孔13bに対向する位置に これらのだるま状孔13bに向って突出する2個の凸部14gが形成され、これ らの凸部14gに形成されたタッピング用孔14hにはだるま状孔13bの大径 の孔より僅かに小径の平座金18を介してタッピングスクリュー19が螺合され る。またステップカバー14の上端両側部にはステップカバー14をフロアサイ ドプレート13の所定の位置に固定するための取付孔14iが形成され、これら の孔14iに対向するフロアサイドプレート13には背面に取付ねじ23が螺合 するナット(図示せず)が溶着された孔13cが形成される(図3及び図4)。
【0012】 2個のステップ16,17のうち上側の棚部14a上に位置するステップ16 の両側面及び背面には第1ボス16cがそれぞれ1個ずつステップ16と一体的 に形成され(3個の第1ボスのうち1個のみ図示する。)、第1ボス16cには ボルト24が螺合する第1ねじ孔16dがそれぞれ形成される(図4)。このス テップ16を棚部14aのリブ14eの上端から隙間dをあけて位置させた状態 で(図2)、第1ボス16cに対向するステップカバー14に第1ボス16cを 遊挿可能な第1透孔14jが形成される。またステップカバー14をフロアサイ ドプレート13の所定の位置に取付けた状態で第1透孔14jに対向するフロア サイドプレート13及び第1ブラケット21に第1通孔13d,21aがそれぞ れ形成される(図4)。 下側の棚部14b上に位置するステップ17の両側面には第2ボス17cがそ れぞれ2個ずつ形成され(4個の第2ボスのうち2個のみ図示する。)、第2ボ ス17cにはボルト26が螺合する第2ねじ孔17dがそれぞれ形成される(図 4)。このステップ17を棚部14bのリブ14eの上端から隙間dをあけて位 置させた状態で(図2)、第2ボス17cに対向するステップカバー14に第2 ボス17cを遊挿可能な第2透孔14kが形成される。またステップカバー14 をフロアサイドプレート13の所定の位置に取付けた状態で第2透孔14kに対 向する第1及び第2ブラケット21,22に第2通孔21b,22aが形成され る(図4)。
【0013】 このように構成された車両のステップ16,17をフロアサイドパネル13、 第1ブラケット21及び第2ブラケット22に取付けるときには、先ずステップ 16,17をリブ14eを介して上下2段の棚部14a,14bにそれぞれ載せ る。このときステップ16,17の第1及び第2ボス16c,17cはステップ カバー14の第1及び第2透孔14j,14kにそれぞれ遊挿される。次いで図 3の実線矢印で示すように、ステップカバー14の背面上部の凸部14gのタッ ピング用孔14hに平座金18を介して螺合されたタッピングスクリュー19を だるま状孔13bの大径の孔に挿入し、平座金18を大径の孔の下縁に係止させ ることにより、ステップカバー14がフロアサイドプレート13に一時的に取付 けられる。 次にステップカバー14の第1及び第2透孔14j,14kをフロアサイドプ レート13、第1ブラケット21及び第2ブラケット22の第1通孔13d,2 1a及び第2通孔21b,22aに一致させるように、即ち図3の破線矢印の方 向にステップカバー14を持上げた状態で、ボルト24を第1通孔13d,21 a及び第1透孔14jを介して第1ねじ孔16dに螺合することによりステップ 16をフロアサイドプレート13及び第1ブラケット21に固定し、ボルト26 を第2通孔21b,22a及び第2透孔14kを介して第2ねじ孔17dに螺合 することによりステップ17を第1及び第2ブラケット21,22に固定する。 更に取付ねじ23をステップカバー14の取付孔14iを介してフロアサイドプ レート13の孔13cの背面に溶着されたナット(図示せず)に螺合することに よりステップカバー14をフロアサイドプレート13に固定する。このとき、図 2の二点鎖線で示すようにステップ16,17の下面はリブ14eの上面から僅 かに離れた状態、即ち隙間dが形成された状態で固定される。 この結果、乗員がステップ16,17に乗ってステップ16,17が僅かに撓 んだり又はエンジンの振動等によりステップカバー14が共振したりして、ステ ップ16,17の下面がリブ14eの上面に接触しても、その接触面積が僅かな ので、ステップカバー14を殆ど傷つけることはない。また上記接触により発生 するステップ16,17の摩耗粉も極めて僅かなので、見栄えを損うことはない 。
【0014】 なお、実施例では2個のリブを棚部の外側の縁に形成したが、これは一例であ って1個又は3個以上のリブを棚部の外側の縁に形成してもよい。 また、実施例では2段のステップを挙げたが、これに限らず1段又は3段以上 のステップでもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、棚部を有するステップカバーを車両のボ デーに取付け、棚部上に隙間をあけた状態でステップをボデーに取付け、棚部の ステップの下面周縁に対向する位置にステップに向って突出するリブを設けたの で、ステップの下面がリブの上面に接触してもステップカバーを殆ど傷つけるこ とはない。また上記接触により発生するステップの摩耗粉も極めて僅かなので、 見栄えを損うことはない。更に部品点数や組立工数を増大しないので、製造コス トを押上げることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例車両のステップ取付構造のステ
ップカバーの棚部にステップを載せた状態を示す図4の
A−A線断面図。
【図2】図1のB矢視図。
【図3】ステップカバーの背面上部に螺合されたタッピ
ングスクリューがフロアサイドパネルのだるま孔に挿入
される直前の状態を示す図4のC−C線断面図。
【図4】そのステップを含む要部分解斜視図。
【図5】そのステップを含むトラックのキャブの斜視
図。
【符号の説明】
13 フロアサイドプレート(ボデー) 14 ステップカバー 14a,14b 棚部 14e リブ 16,17 ステップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともステップ(16,17)の下面周縁
    を隙間(d)をあけて覆う棚部(14a,14b)を有するステップ
    カバー(14)が車両のボデー(13)に取付けられ、前記ステ
    ップ(16,17)が前記棚部(14a,14b)上に前記隙間(d)をあ
    けた状態で前記ボデー(13)に取付けられた車両のステッ
    プ取付構造において、 前記棚部(14a,14b)の前記ステップ(16,17)の下面周縁に
    対向する位置に前記ステップ(16,17)に向って突出する
    リブ(14e)が設けられたことを特徴とする車両のステッ
    プ取付構造。
JP10605191U 1991-11-29 1991-11-29 車両のステップ取付構造 Expired - Lifetime JP2566283Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013175812A1 (ja) * 2012-05-22 2013-11-28 本田技研工業株式会社 車体側部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013175812A1 (ja) * 2012-05-22 2013-11-28 本田技研工業株式会社 車体側部構造
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