JPH0546343A - 電子フアイリング装置 - Google Patents

電子フアイリング装置

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JPH0546343A
JPH0546343A JP3201935A JP20193591A JPH0546343A JP H0546343 A JPH0546343 A JP H0546343A JP 3201935 A JP3201935 A JP 3201935A JP 20193591 A JP20193591 A JP 20193591A JP H0546343 A JPH0546343 A JP H0546343A
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JP3201935A
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Nobuhisa Yoda
信久 依田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、マルチウィンドウシステムを採用す
る電子ファイリング装置に係り、マルチウィンドウの操
作効率を保ちつつ、頁めくり表示のような高速描画を可
能とすることを最も主要な特徴とする。 【構成】ウィンドウ表示制御部23に、たとえば頁めく
り表示用ウィンドウの表示位置を管理するウィンドウ管
理テーブル23bと、そのウィンドウを最上位として固
定するか否かを決定する最上位ウィンドウ固定モード識
別フラグ23aとを用意する。頁めくり機能の実行時に
は、上記テーブル23bにしたがって当該ウィンドウを
CRTディスプレイ32の画面の最上位に表示する。ま
た、識別フラグ23aが固定モード中の場合には、この
ウィンドウを最上位に表示し続けるとともに、その移動
やサイズの変更などを禁止する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば実行中の複
数の異なるプログラムによる情報の表示出力を、それぞ
れウィンドウとして割り当てられた領域に対して行うマ
ルチウィンドウシステムを採用した電子ファイリング装
置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、異なる複数のアプリケーションプ
ログラムを、少なくとも見かけ上同時に実行させ、それ
ぞれのアプリケーションプログラムがそれぞれウィンド
ウと呼ばれる画面上で指定される領域に対して情報を表
示する、たとえば特開昭63−20525号公報に掲載
されているような、いわゆるマルチウィンドウシステム
を採用した表示装置が広く使われてきている。このシス
テムは、電子ファイリング装置にも多く採用されてお
り、これにより文書の登録、検索、そして編集など、フ
ァイリング業務の操作性の向上が図られている。
【0004】このような電子ファイリング装置において
は、文書の登録、検索、そして編集などの各種のアプリ
ケーション業務用にウィンドウの表示位置やサイズなど
を管理し、さらにそれらウィンドウの表示を制御するウ
ィンドウ制御部が存在するのが一般的である。すなわ
ち、ファイリング業務中において、ウィンドウを表示す
る際には、業務アプリケーションプログラムからウィン
ドウ制御部に表示要求がわたされる。そして、この表示
要求をウィンドウ制御部が受け取ると、あらかじめ指定
されたパラメータにしたがって、業務アプリケーション
プログラムにより指定された条件でウィンドウが表示さ
れるようになっている。
【0005】また、ウィンドウの最上位化表示(一番手
前に表示)を始めとするウィンドウの上下関係(表示順
位)の変更についても、業務アプリケーションプログラ
ムからの要求に応じて個々に反映されるようになってい
る。さらに、マウスやキーボードを介してのオペレータ
によるウィンドウ表示位置もしくはサイズ変更要求につ
いても、入力部を介して同様に処理されている。
【0006】一般の電子ファイリング装置の場合、イメ
ージデータからなる画像を画面上に表示することが多い
ため、描画するデータの量も多い。したがって、汎用の
コードデータを主に扱うマルチウィンドウシステムと比
較すると、描画の高速性がより厳しく要求される。たと
えば、文書の頁をめくるように、画像の表示を次々に高
速に切り換えていく、所謂、頁めくり機能などにおいて
は特に重要となっている。
【0007】このような機能を実現するため、従来で
は、画像を表示する際に光ディスクなどの収納媒体から
画像データを読み込んだ直後、ダイレクトメモリアクセ
ス(DMA)なるハードウェアによって直にビデオメモ
リ(VRAM)をアクセスさせる。そして、ディスプレ
イメモリ(DM)に画像データを書き込ませるなどによ
り、CPUの介入なしに、高速描画に対応している。
【0008】ところが、従来の、マルチウィンドウシス
テムを採用した電子ファイリング装置においては、ウィ
ンドウ制御部が存在する。このウィンドウ制御部は、各
業務アプリケーションプログラムからの要求、またはオ
ペレータによるマウスやキーボードを介してのウィンド
ウの表示変更などの要求に対して、ウィンドウごとに個
別に反映するようになっている。
【0009】さて、文書の登録、検索や編集を始めとす
る業務アプリケーションプログラムの処理において、た
とえばその業務アプリケーションプログラムに割り当て
られるウィンドウを一定時間内について他のウィンドウ
に覆われないように表示しなければならない場面がある
とする。
【0010】このファイリング業務の具体例として、た
とえば高速頁めくり機能の場合、頁めくりアプリケーシ
ョンプログラムからはウィンドウ制御部に対して、頁め
くり表示用ウィンドウを最上位で表示するように要求が
送られる。すると、複数のアプリケーションプログラム
からの個々の要求に対して差別なく反映するウィンドウ
制御部では、その要求を反映させて、そのウィンドウを
最上位で表示するようにウィンドウ管理情報が変更さ
れ、出力部を介してそのウィンドウが最上位で表示され
る。
【0011】このとき、ウィンドウ制御部への要求が成
功したことを検知したアプリケーションプログラムで
は、そのウィンドウが最上位であり続けることを仮定し
て処理が進められる。すなわち、たとえばDMAに対し
て、ビデオメモリに直接アクセスし、そのウィンドウに
対して光ディスクからの画像データを転送して次々に表
示させよの指示が出される。
【0012】しかし、DMAが業務アプリケーションプ
ログラムの命令によりそのウィンドウに対して描画する
際、実際には、そのウィンドウが最上位で表示されてい
る保証はない。たとえば、上記の要求を反映した直後
に、他のアプリケーションプログラムから他のウィンド
ウを最上位に表示順位を変更する要求、あるいはオペレ
ータにより他のウィンドウを最上位で表示するようにマ
ウスなどの入力装置を介して指定されたとする。このよ
うな場合、ウィンドウ制御部はそれらの要求も反映する
ので、それまで最上位で表示されていたウィンドウは、
もはや最上位ではなくなってしまうことになる。
【0013】もし、DMAがビデオメモリに画像を転送
している途中でウィンドウの表示順位が変えれられた場
合、DMAは、CPUによってウィンドウの表示環境が
変更となる瞬間に中断されないかぎり、画像の転送先の
メモリ位置が変更になったことを検知することができな
い。したがって、この場合には、ウィンドウの枠が移動
してしまい、そのウィンドウ内に表示されるべき画像が
ウィンドウからはみでた形で表示されるという現象が発
生する。または、ウィンドウの表示順位が変更になるた
びに画像データの転送を中断しなければならず、これで
は効率の良い頁めくり機能は実現できない。
【0014】このような問題は、ウィンドウの表示順位
の変更のみならず、ウィンドウのサイズの変更やウィン
ドウの重なり具合の変更についても同様のことがいえ
る。
【0015】そこで、従来の電子ファイリング装置で
は、これらの回避策として、DMAにより画像データが
表示メモリ上に書き込まれるときには、業務アプリケー
ションプログラムがウィンドウ制御部のプロセスを一時
的に止めることも考えられる。しかしながら、その場合
には、すべてのウィンドウに対する制御も止まってしま
うので、他のウィンドウ上での業務を進めることができ
なくなることになる。
【0016】このように、従来の電子ファイリング装置
では、頁めくり機能のように、高速処理を実現しようと
すると操作効率の良いマルチウィンドウ環境が損なわれ
る場合があるという問題があった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、頁めくり機能のように、高速処理を実現し
ようとすると、操作効率の良いマルチウィンドウ環境が
損なわれることになるという欠点があった。
【0018】そこで、この発明は、マルチウィンドウの
操作効率を保ちつつ、頁めくり表示のような高速描画を
実現し得、より使いやすいマルチウィンドウシステムを
搭載した電子ファイリング装置を提供することを目的と
している。
【0019】[発明の構成]
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の電子ファイリング装置にあっては、同
時に実行状態にある複数の業務アプリケーションプログ
ラムの入出力を、少なくとも部分的に重なりあった複数
のウィンドウとして画面上に選択的に表示できるものに
おいて、前記画面上における各ウィンドウの表示状態を
制御する制御手段と、この制御手段の制御により前記画
面上に逐次に表示される各ウィンドウの表示環境を管理
する管理手段と、この管理手段で管理される各ウィンド
ウの表示環境に対する、前記業務アプリケーションプロ
グラムからの指定要求を検知する第1の検知手段と、前
記管理手段で管理される各ウィンドウの表示環境に対す
る、オペレータからの指定要求を検知する第2の検知手
段と、前記第1,第2の検知手段で検知される指定要求
のいずれかにより、前記管理手段で管理される、特定の
ウィンドウについての表示環境をその要求に応じて変更
する変更手段と、この変更手段で変更された、前記管理
手段の表示環境を維持し、特定のウィンドウについての
前記画面上における表示を固定化する固定化手段とから
構成されている。
【0021】
【作用】この発明は、上記した手段により、特定のウィ
ンドウについての表示順位を、業務アプリケーションプ
ログラムまたはオペレータの要求に応じて所定の時間内
において保証することができるようになるため、業務実
行時のマルチウィンドウ環境下における業務操作の機能
的制限を最小限に抑えつつ、しかも頁めくり機能のよう
な画像の高速描画が可能となるものである。
【0022】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0023】図1は、本発明にかかる、マルチウィンド
ウシステムを採用した電子ファイリング装置の概念を示
すものである。
【0024】すなわち、ファイリング業務処理部21は
全体を制御するものであり、この部分は検索部21a、
登録部21b、削除部21c、編集部21d、およびメ
ンテナンス部21eにより構成されている。これら、フ
ァイリング業務処理部21を構成する各部は、それぞれ
が独立して動作される。
【0025】データベース管理部22は、装置(たとえ
ば、光ディスク)に格納されている文書についてのデー
タベースであり、登録および検索業務に使用される。
【0026】ウィンドウ表示制御部23は、文書画像デ
ータをCRTディスプレイ32のウィンドウに表示させ
るものであり、端末入出力部26が接続されるととも
に、この端末入出力部26を介して、キーボード28を
接続するためのインタフェース回路(I/F)27、マ
ウス30を接続するためのI/F29、およびCRTデ
ィスプレイ32を接続するためのI/F31がそれぞれ
接続されている。
【0027】また、ウィンドウ表示制御部23は、端末
入出力部26を介してCRTディスプレイ32に表示す
る複数のウィンドウについて、それらの識別子、表示位
置、サイズなど、ウィンドウを表示する環境を管理する
ウィンドウ管理テーブル23bを有し、このウィンドウ
管理テーブル23bに記述されている条件および最上位
ウィンドウ固定モード識別フラグ23aの内容にしたが
って、各ウィンドウの表示を制御するようになってい
る。
【0028】さらに、ウィンドウ表示制御部23は、フ
ァイリング業務処理部21からのウィンドウの表示環境
に関する設定要求により画面表示の環境を変更したり、
端末入出力部26を経由してのキーボード28およびマ
ウス30からのオペレータによる設定要求などを受信
し、そのイベントの発生をファイリング業務処理部21
に通知したりするものである。
【0029】文書データ入出力部24は、I/F33を
介しての光ディスク(OD)34に対する文書画像デー
タの書き込み,読み出し、またはI/F35を介しての
スキャナ36による文書画像データの入力、またはI/
F37を介してのプリンタ38による文書画像データの
出力、さらにはI/F39を介してのLAN通信回線4
0による他の装置との間での文書画像データの送受信な
どを制御するものである。
【0030】文書データ管理部25は、文書データ入出
力部24より入力された文書画像データをI/F41を
介してページメモリ42上に一時的に書き込み、そし
て、たとえばウィンドウ表示制御部23やファイリング
業務処理部21などからの要求に応じて、この書き込ん
だ文書画像データをページメモリ42上から読み出すも
のである。
【0031】図2は、頁めくり機能を実現するためのハ
ードウェア構成の概略を示すものである。
【0032】すなわち、ここでは、CPU11、ディス
プレイメモリ(DM)12、ダイレクト・メモリ・アク
セス(DMA)13、バス14、バスコントローラ1
5、CRTディスプレイ32、および記憶装置(光ディ
スク)34により構成されている。
【0033】CPU11は、この装置の全体的な制御を
司るものである。
【0034】ディスプレイメモリ12は、CRTディス
プレイ32にて表示すべき画像データが書き込まれるメ
モリ領域である。
【0035】ダイレクト・メモリ・アクセス13は、C
PU11の制御により、記憶装置34から画像データを
読み込み、そのデータをディスプレイメモリ12上の指
定された領域に書き込むものである。
【0036】バスコントローラ15は、バス14のデー
タフローを制御するものであり、たとえばCPU11が
ダイレクト・メモリ・アクセス13にパラメータを設定
する際には、データがCPU11からダイレクト・メモ
リ・アクセス13に転送されるようにバス14の接続が
切り換えられる。
【0037】図3は、上記のウィンドウ管理テーブル2
3bの記述例を示すものである。
【0038】このテーブル23bは、上記したウィンド
ウ表示制御部23で管理されるものであり、少なくとも
個々のウィンドウについて、ウィンドウID(識別
子)、表示順位、ウィンドウ名、ウィンドウ表示始点、
およびウィンドウサイズの5項目によって構成されてい
る。
【0039】ウィンドウ表示順位の項目は、「1」が最
上位、つまり一番手前で表示することを示し、順位の数
値が増えるにしたがってウィンドウの順位が下がり、順
に奥に表示される。
【0040】図4は、上記した最上位ウィンドウ固定モ
ード識別フラグ23aを示すものである。
【0041】このフラグ23aは、上記したウィンドウ
表示制御部23で管理されるものであり、たとえば「T
rue」のときに、最上位ウィンドウ固定モードが設定
される。
【0042】このモードにおいては、ウィンドウ表示制
御部23が、最上位で表示しているウィンドウの表示状
態を変更する操作を禁止(固定化)すべく機能する。す
なわち、そのウィンドウについての、移動、サイズ変
更、消去などが禁止される。また、結果的に、そのウィ
ンドウを他のウィンドウで覆うことになるような操作も
禁止される。
【0043】なお、最上位ウィンドウ固定モード(Tr
ue)の設定を解除する場合には、フラグとして「Fa
lse」がセットされることになる。
【0044】次に、上記した構成における動作について
説明する。
【0045】図5は、頁めくり機能の実行時における処
理の流れを示すものである。
【0046】たとえば今、頁めくりの開始が指示された
とする。すると、CPU11からダイレクト・メモリ・
アクセス(DMA)13に対して、記憶装置(OD)3
4に格納されている転送すべき画像データの先頭位置を
示すパラメータと、転送先のディスプレイメモリ(D
M)12上の転送先位置を示すパラメータ、さらにはD
MA13からCPU11に制御を戻すタイムアウト値な
どの設定が行われる。この各設定パラメータは、バスコ
ントローラ15の制御により、バス14を介してDMA
13に送られる。
【0047】パラメータの設定後、CPU11からは、
DMA13に対して画像データの転送開始が上記と同じ
要領で指示される。この場合、OD34から1回で転送
可能なデータサイズ分だけ第1頁目の画像データがDM
A13によって読み出され、転送される。そして、その
画像データがDM12上のあらかじめ指定された位置に
書き込まれる。すると、その画像データはCRTディス
プレイ32に表示される。
【0048】このようにして、第1回目の画像データが
転送されると、DMA13によってタイムアウトである
かが調べられ、タイムアウトの場合にはCPU11に制
御が移される。すると、CPU11により、次のタイム
アウトまでCPU処理が行われる。
【0049】この後、CPU11からは再びDMA13
に制御が戻され、DMA13により上記と同様にして次
に転送すべき画像データの転送が行われる。
【0050】頁めくりすべき、すべての画像データがD
Mに転送された場合、またはオペレータやファイリング
業務処理部21より頁めくり終了割り込みが発生した場
合には、DMA13による画像の転送は終了され、CP
Uに制御が戻される。
【0051】このように、頁めくり機能の実行中におい
ては、CPU処理とDMA処理とが時分割で実行され
る。このため、たとえばCRTディスプレイ32上に文
書登録と編集など、複数の業務に関するウィンドウが表
示されている場合でも、それぞれ独立して処理が実行さ
れているように見える。
【0052】図6は、本発明における、頁めくり機能を
開始する際の処理の流れを示すものである。
【0053】たとえば今、文書検索中において、頁めく
り表示がオペレータから指定されたとする。すると、検
索部21aにより、頁めくり表示用のウィンドウが存在
しない場合にはそれが生成され、そのウィンドウのID
番号が取得される。そして、そのID番号を用いて、フ
ァイリング業務処理部21からウィンドウ表示制御部2
3に対して最上位ウィンドウ固定モード開始要求が送ら
れる。
【0054】この要求を受けたウィンドウ表示制御部2
3では、最上位ウィンドウ固定モード識別フラグ23a
を参照することにより、すでに最上位ウィンドウ固定モ
ード状態(True)であるか否かが確認される。も
し、すでにモード中である場合、たとえば他のウィンド
ウが最上位で表示する指定を受けている場合には、その
モード設定要求は失敗したことがファイリング業務処理
部21に送られる。
【0055】一方、そのときにモード中でない場合、つ
まり「False」の場合には、ウィンドウ表示制御部
23により、指定されたID番号にあたるウィンドウを
最上位で表示するようにウィンドウ管理テーブル23b
が更新される。すなわち、図3に示したように、ウィン
ドウIDの項目値が「3」であり、ウィンドウ名の項目
値が「頁めくり」である、そのウィンドウに対応する表
示順位の項目値として「1」が設定される。
【0056】また、このとき、他のウィンドウに対応す
る表示順位の各項目値もそれに準じて設定し直される。
そして、これら設定し直された各項目値は、画面上にそ
れぞれ反映される。すなわち、頁めくり表示用のウィン
ドウが、CRTディスプレイ32の画面上で一番手前に
表示される。
【0057】この後、最上位ウィンドウ固定モード識別
フラグ23aに「True」がセットされる。そして、
モード設定要求が成功したことがファイリング業務処理
部21に通知され、モード設定処理は終了される。これ
により、以降、頁めくり表示用のウィンドウについて
は、移動されたり、サイズ変更などされることはなく、
また他のウィンドウによって覆われるようなこともな
い。
【0058】こうして、モード設定の成功が通知される
と、検索部21aにより、前述したDMA13を介して
の頁めくり機能の実行が開始される。
【0059】図7は、最上位ウィンドウ固定モード中で
のウィンドウ操作の流れを示すものである。
【0060】たとえば今、ウィンドウ表示制御部23が
ウィンドウ操作要求を受け取ったとする。この要求が、
たとえば業務アプリケーションからのものである場合に
はファイリング業務処理部21より、またキーボード2
8やマウス30によるオペレータからのものである場合
には端末入出力部26よりそれぞれ供給される。
【0061】そして、その要求が、ウィンドウの表示順
位の変更要求である場合には、次の処理が実行される。
すなわち、要求のあったそのときが、最上位ウィンドウ
固定モード中(True)であり、かつ、それがウィン
ドウ最上位化要求である場合には、要求により指定され
たそのウィンドウを最上位の1つ下の順位、つまり2番
目になるようにウィンドウ管理テーブル23bにおける
表示順位が入れ換えられる。このウィンドウ管理テーブ
ル23bの更新により、そのウィンドウが2番目として
表示される。
【0062】一方、上記した以外の場合、つまり固定モ
ード中で、かつ、最上位化要求でない場合には、その要
求通りにウィンドウ管理テーブル23bの表示順位が変
更され、同様に表示される。
【0063】いずれの場合にも、処理は正常に終了され
る。
【0064】また、上記の要求がウィンドウの移動、サ
イズ変更、または消去など、ある特定のウィンドウにつ
いての操作要求である場合には、その要求のあった時点
で、最上位ウィンドウ固定モード中であり、かつ、それ
が最上位ウィンドウについての要求であるか否かが判断
される。そして、最上位ウィンドウ固定モード中であ
り、かつ、それが最上位ウィンドウについての要求であ
る場合には、処理としては何も行われず、正常に終了さ
れる。
【0065】それ以外の場合、つまり最上位ウィンドウ
固定モード中であり、かつ、それが最上位ウィンドウに
ついての要求でない場合には、要求通りに処理がそのま
ま実行された後、正常に終了される。
【0066】さらに、上記の要求がその他のウィンドウ
操作要求の場合、つまりウィンドウの表示順位の変更、
移動、サイズ変更、または消去などのある特定のウィン
ドウについての操作要求でない場合には、その要求処理
がそのまま実行される。
【0067】この場合、またはウィンドウ操作要求以外
の場合にも、処理は正常に終了される。
【0068】ここで、CRTディスプレイ32の画面上
におけるウィンドウ表示の変化について説明する。
【0069】たとえば今、図8に示すように、最上位
(一番手前)側より、画像編集用ウィンドウWa、検索
タイトル用ウィンドウWb、時計用ウィンドウWc、頁
めくり表示用ウィンドウWd、そしてシステムモニタ用
ウィンドウWeの順に初期表示されているとする。
【0070】この状態において、たとえば頁めくり機能
が実行されると、前述の如く、画面上のウィンドウ表示
は図9に示すように変化される。この場合、頁めくり表
示用ウィンドウWdが最上位となって表示される。続い
て、画像編集用ウィンドウWa、検索タイトル用ウィン
ドウWb、時計用ウィンドウWcの順となり、そしてシ
ステムモニタ用ウィンドウWeが最下位となって表示さ
れる。
【0071】このとき、最上位ウィンドウ固定モード識
別フラグ23aの値が「True」となっている、つま
り最上位ウィンドウ固定モード中であるとする。する
と、この状態で、たとえば検索タイトル用ウィンドウW
bを最上位とする要求が出されると、図10に示す如
く、検索タイトル用ウィンドウWbは、頁めくり表示用
ウィンドウWdの1つ下に表示される。ここでの各ウィ
ンドウの表示順位は、図3に示したウィンドウ管理テー
ブル23bの例にしたがって、頁めくり表示用ウィンド
ウWdが最上位で、続いて検索タイトル用ウィンドウW
b、画像編集用ウィンドウWa、時計用ウィンドウW
c、そしてシステムモニタ用ウィンドウWeの順となっ
ている。
【0072】なお、図10の例では、画面の右上にある
時計の針が頁めくり機能の実行中であっても動いている
ことを示している。
【0073】一方、最上位ウィンドウ固定モード識別フ
ラグ23aの値に「False」が設定されている場
合、もしくは最上位ウィンドウについての表示順位を固
定にするモードを解除(TrueからFalseに変
更)する要求があった場合には、従来のマルチウィンド
ウ環境でのウィンドウ表示の場合と同様となる。すなわ
ち、要求されたウィンドウの表示環境は、そのまま実現
されることになる。したがって、図9に示した、頁めく
り表示用ウィンドウWdが最上位で表示されている状態
において、たとえば検索タイトル用ウィンドウWbを最
上位とする要求が出されると、図11に示す如く、検索
タイトル用ウィンドウWbが頁めくり表示用ウィンドウ
Wdの上(最上位)に表示される。
【0074】なお、本実施例では、ウィンドウの表示順
位に関する保証モードについてのみ重点的に説明した
が、ウィンドウの表示管理に関する項目であれば、保証
する項目は制限されない。たとえば、複数のウィンドウ
に対する表示位置の相対関係、つまり指定されるあるウ
ィンドウが指定される他のウィンドウよりも常に上位に
表示されることなどを保証することも可能である。
【0075】このように、特定のウィンドウについての
表示順位を固定化することを保証できるようにしている
ため、ある期間中に、たとえば特定のウィンドウを最上
位で表示させている状態において、ビデオメモリなどに
直にアクセスしてウィンドウに表示すべき情報を高速に
描画などすることが容易に可能となるものである。
【0076】そして、表示順位が固定化されている特定
のウィンドウに対する移動、またはサイズの変更などを
禁止するようにしているため、その特定のウィンドウに
ついての表示環境を一定とすることができる。
【0077】また、たとえば最上位ウィンドウに対して
の表示順位を保証している間も、このウィンドウよりも
下位の表示順位を持つウィンドウの移動やサイズ変更な
どの要求がアプリケーションプログラムまたはオペレー
タからあった場合には、そのウィンドウに対する移動や
サイズの変更などの操作は制限されない。したがって、
他のウィンドウに対する操作性が低下されることはな
い。
【0078】しかも、CPUとDMAとは時分割で制御
され、プロセスの実行が中断されることもないので、画
面上の描画は制限されず、マルチウィンドウの操作効率
の低下を最小限にとどめることが可能である。
【0079】さらに、本実施例では、最上位ウィンドウ
固定モード中においては、他に指定されたウィンドウを
最上位で表示できない場合も、そのかわりに2番目とし
て表示し、業務アプリケーションに対しては成功終了と
して通知するようにしているので、業務アプリケーショ
ンの処理フローに影響を与えることもない。
【0080】その他、発明の要旨を変えない範囲におい
て、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0081】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、マルチウィンドウの操作効率を保ちつつ、頁めくり
表示のような高速描画を実現し得、より使いやすいマル
チウィンドウシステムを搭載した電子ファイリング装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる電子ファイリング
装置の概念を示す構成図。
【図2】同じく、頁めくり機能を実現するためのハード
ウェア構成の概略を示すブロック図。
【図3】同じく、ウィンドウ管理テーブルの記述例を説
明するために示す図。
【図4】同じく、最上位ウィンドウ固定モード識別フラ
グについて説明するために示す図。
【図5】同じく、頁めくり機能の実行時における処理の
流れを説明するために示すフローチャート。
【図6】同じく、頁めくり機能を開始する際の処理の流
れを説明するために示すフローチャート。
【図7】同じく、最上位ウィンドウ固定モード中でのウ
ィンドウ操作の流れを説明するために示すフローチャー
ト。
【図8】同じく、画面上におけるウィンドウの初期表示
の例を示す図。
【図9】同じく、頁めくり機能の実行時におけるウィン
ドウの表示例を示す図。
【図10】同じく、最上位ウィンドウ固定モード中にお
けるウィンドウ表示の例を示す図。
【図11】同じく、最上位ウィンドウ固定モードの解除
時におけるウィンドウ表示の例を示す図。
【符号の説明】
11…CPU、12…ディスプレイメモリ(DM)、1
3…ダイレクト・メモリ・アクセス(DMA)、14…
バス、15…バスコントローラ、21…ファイリング業
務処理部、21a…検索部、23…ウィンドウ表示制御
部、23a…最上位ウィンドウ固定モード識別フラグ、
23b…ウィンドウ管理テーブル、26…端末入出力
部、28…キーボード、30…マウス、32…CRTデ
ィスプレイ、34…記憶装置(OD)、Wd…頁めくり
表示用ウィンドウ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同時に実行状態にある複数の業務アプリ
    ケーションプログラムの入出力を、少なくとも部分的に
    重なりあった複数のウィンドウとして画面上に選択的に
    表示できる電子ファイリング装置において、 前記画面上における各ウィンドウの表示状態を制御する
    制御手段と、 この制御手段の制御により前記画面上に逐次に表示され
    る各ウィンドウの表示環境を管理する管理手段と、 この管理手段で管理される各ウィンドウの表示環境に対
    する、前記業務アプリケーションプログラムからの指定
    要求を検知する第1の検知手段と、 前記管理手段で管理される各ウィンドウの表示環境に対
    する、オペレータからの指定要求を検知する第2の検知
    手段と、 前記第1,第2の検知手段で検知される指定要求のいず
    れかにより、前記管理手段で管理される、特定のウィン
    ドウについての表示環境をその要求に応じて変更する変
    更手段と、 この変更手段で変更された、前記管理手段の表示環境を
    維持し、特定のウィンドウについての前記画面上におけ
    る表示を固定化する固定化手段とを具備したことを特徴
    とする電子ファイリング装置。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、前記管理手段で管理さ
    れる、特定のウィンドウについての表示順位を最上位と
    すべく変更するものであることを特徴とする請求項1に
    記載の電子ファイリング装置。
JP3201935A 1991-08-12 1991-08-12 電子フアイリング装置 Pending JPH0546343A (ja)

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JP3201935A JPH0546343A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 電子フアイリング装置

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JPH0546343A true JPH0546343A (ja) 1993-02-26

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JP (1) JPH0546343A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010262501A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Canon Inc 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
JP2014241052A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

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