JPH07113979B2 - 操作対象指定装置 - Google Patents

操作対象指定装置

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JPH07113979B2
JPH07113979B2 JP62120588A JP12058887A JPH07113979B2 JP H07113979 B2 JPH07113979 B2 JP H07113979B2 JP 62120588 A JP62120588 A JP 62120588A JP 12058887 A JP12058887 A JP 12058887A JP H07113979 B2 JPH07113979 B2 JP H07113979B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は領域や図形などのデータを編集する操作対象指
定装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、ワードプロセツサなどの文書作成装置においては
扱うデータの種類がこれまでのテキスト(文字)データ
だけでなく、図形,グラフ,表,イメージといつたよう
に種類が多くなつていきている。これら複数のデータが
混在する文書の作成,編集方法はさまざまであり、特に
頁上の一部に領域として作成した図形,グラフ,表,イ
メージといつた情報を再度更新したり、また、領域毎移
動,複写するような場合、特開昭59−226966号公報に記
載のように領域とカーソルの位置関係から編集対象とす
る領域を割り出すというような方法がとられていた。す
なわち、ある領域に対し、更新,移動,複写といつたよ
うな編集を行いたい場合にはカーソルを編集対象とする
領域上に位置付ける(移動する)ことにより、領域を指
定することかできた。
また、この種の操作方法として関連するものには、日立
日本語ワードプロセツサ図形システム操作説明書に記載
の図形編集方法がある。該従来技術においては操作の対
象とするのは個々の図形データであるが、操作対象とす
る図形データの指定方法は以下の2通りがある。
(1)個別指定 上記第1の従来技術と同様に操作対象とする図形データ
上にカーソルを移動して図形を指定する。
(2)範囲指定 矩形のエリアを用いてエリア内に含まれる(包含され
る)全ての図形を対象として指定する。すなわち、複数
の図形を操作対象としたい場合は範囲指定により一括し
て指定することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、かかる従来の方法においては次のような
問題点がある。
すなわち、上記第1の従来技術においては複数の領域を
一括して操作するといつた点について配慮されていない
ため、複数領域を移動,複写,削除するような場合は領
域数分について該当する操作を繰返し実行する必要があ
つた。
また、上記第2の従来技術においては、操作対象の指定
を個別指定/範囲指定どちらの方法によつても指定でき
るが、指定の度にモードを切り換える必要があり、操作
が非常に煩わしかつた。
本発明の目的は、かかる従来方法の問題点を解決し、操
作の対象とするデータを簡単に指定できる操作対象指定
装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、頁上に作成する領域や領域内に作成する図
形などのデータを入力する入力部と、入力されたデータ
を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されたデータを
表示する表示部とからなる文書作成装置において、利用
者によるカーソル操作などにより入力された2点を対角
の頂点とする矩形のエリアに重なる全てのデータを編集
の対象として指定する範囲指定手段と、該矩形エリアに
重なるデータの内、まだ指定されていない最上位のデー
タを対象として指定する個別指定手段とを備え、さら
に、前記2点間の距離により前記指定手段を切り換える
対象指定モード切り換え手段を設けることにより達成さ
れる。
〔作用〕
対象指定モード切り換え手段は、オペレータにより入力
された2点間の距離によつて、個別指定と範囲指定とい
う2つの指定手段を切り換えるので操作対象とするデー
タを利用者が指定する際、いちいち指定モードを切り換
える必要はなくなる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を日本語ワードプロセツサに実施した例に
ついて図面により説明する。
第1図は本発明を適用した日本語ワードプロセツサの構
成を示すブロツク図で、1は文字等の入力を行うキーボ
ードや操作対象や機能名等を指示するマウスなどによる
ポインテイングデバイス等による入力部、2は文字,図
形等を表示するCRTデイスプレイなどによる表示部、3
は半導体メモリや磁気記憶装置等による記憶部で、作成
した文書内容や後述するウインドウの管理情報等が記憶
される。4はワイヤドツトプリンタなどによる印刷部、
5は前記各部の制御を行うためのマイクロプロセツサな
どによる制御部で入力制御部51,ウインドウ管理部52,シ
ステム制御部53,印刷制御部54,表示制御部55,編集部56,
システム管理部57,フアイル編集部58により構成され
る。本実施例において文書の作成ならびに編集は編集部
56にて行い、編集部56は文書編集部561,領域編集部562
の2つの部分から構成される。
第2図に表示部2に表示される画面を示す。画面21はメ
ニユーエリア22,編集エリア23,アイコンエリア24から構
成される。両編集部561,562は編集エリア23にそれぞれ
独自に矩形の枠25(以下ウインドウと呼ぶ)を設定(オ
ープン)してその中にデータを表示し、そのウインドウ
内において個別に文書データの編集を行う。メニユーエ
リア22には各編集部の機能分類名称26(以下プルダウン
メニユー名称と呼ぶ)が表示され、オペレータがマウス
によりプルダウンメニユー名称26を指示すると、ウイン
ドウ29がオープンされ、内部に詳細な機能項目一覧28が
表示される(以下ではプルダウンメニユーと呼ぶ)。例
えば、第2図に示したように、メニユーエリア22には編
集,印刷といつたプルダウンメニユー名称26が表示さ
れ、オペレータがマウスにより編集を指示するとプルダ
ウンメニユー28がオープンし新規作成,更新等の機能項
目が表示される。この状態でオペレータがマウスにより
機能項目を指示すると指示された機能が実行されること
になる。ウインドウ25は、例えばウインドウ名称を表示
するキヤプシヨンエリア251,データを表示するデータエ
リア252,オペレータがウインドウのクローズ,移動,サ
イズ変更等の操作を指示するための制御エリア253から
構成される。アイコンエリア24には編集部等の各プログ
ラムを表現する絵文字(以下アイコンと呼ぶ)27が表示
され、オペレータの指定によりアイコンが選択されると
対応するプログラムが起動される。
マウス31は第3図に示したように、例えば操作対象,機
能等を選択する実行ボタン311,選択した操作対象を取り
消すための取消ボタン312を備える。マウスカーソル30
はオペレータがマウス31を移動させる動作に追従して画
面21内を移動し、画面21内の操作対象等を指示するため
に使用する。
以下、制御部5を構成する各部分について説明する。
システム管理部57は入力制御部51から通知されるアイコ
ンに対応した、例えばフアイル編集部58,文書編集部561
などのプログラムを起動する。システム管理部57は、ア
イコン管理テーブル571とプログラム制御テーブル572と
データ名称定義テーブル573(以下DNDTと略記する)と
を有する。アイコンとプログラムとの対応はアイコン管
理テーブル571により管理し、第4図に示すようにアイ
コン管理テーブル571にはアイコン番号と対応するプロ
グラム番号を格納している。プログラム番号は各プログ
ラムに割当てられた識別番号で、各プログラムは第5図
に示すプログラム制御テーブル572により管理される。
プログラム制御テーブル572はプログラム制御ブロツク5
721(以下PCBと略記する)573をプログラム番号順に配
列したものである。PCB5721には、プログラムの開始番
地情報57211,スタツクの番地情報57212,優先度情報5721
3,親プログラム番号57214,データ種別57215,その他のプ
ログラム属性57216が格納される。親プログラム番号572
14は当該プログラムがどのプログラムから起動されるか
を示すものである。データ種別57215は当該プログラム
がどのような(例えばテキスト,図形というような)デ
ータを扱うかを示すもので、データ番号が格納される。
また、データ番号に対応するデータ名称は第6図に示す
ようにデータ名称定義テーブル(以下DNDTと略記する)
573に格納される。
フアイル編集部58は、記憶部3に格納されている文書の
一覧をウインドウ内に表示し、指定された文書の編集を
行う。ここで、文書の編集とは文書の更新指示,削除,
印刷などの総称である。
文書編集部561はフアイル編集部58で作成,更新を指示
された文書の該当頁のレイアウトをウインドウ内に表示
し、頁上の領域の編集を行う。ここで、領域の編集と
は、領域内のデータ、例えばテキスト,図形といつたデ
ータの新規作成及び更新の指示やさらに領域全体の削
除,移動,複写などの総称である。
領域編集部562は、文書編集部561において新規作成,更
新を指示された領域の内容をウインドウ内に表示し、そ
の領域内データの作成,編集を行う。領域編集部562に
はデータの種別に応じて各種編集部がある。すなわち、
テスキトデータ編集部,グラフデータ編集部,図形デー
タ編集部などである。
以上の編集部の内、文書作成開始後、実行可能な編集部
は常に画面上最上位のウインドウの編集部とする。ま
た、ウインドウを最上位にする、すなわち、編集部を切
り換えるためには、表示されているウインドウ上へマウ
スカーソル30を移動させ、実行ボタン311を押下するこ
とにより行う。この指示されたウインドウの重なり順の
変更はウインドウ管理部52によつて行う。
ウインドウ管理部52はウインドウ管理テーブル521を備
え、ウインドウの重なり順の変更の他、各編集部からの
要求に従つて画面上にウインドウをオープンしたりクロ
ーズしたりする。画面上にオープンされているウインド
ウは、第7図に示すウインドウ管理テーブル521によつ
て管理される。ウインドウ管理テーブル521はウインド
ウ管理ブロツク(以下WCBと略記する)5211をウインド
ウ番号順に配列したものである。WCB5211には以下に示
す情報が格納される。
・ウインドウの設定位置とサイズ情報52111; 画面21の左上を原点とした場合のウインドウ左上x座
標,同y座標,右下x座標,同y座標を格納する。
・ウインドウの重なり順情報52112; 複数のウインドウが画面上にオープンされている場合、
それらがどういう順番で重なつているかを示す情報が格
納される。
・ウインドウ名称情報52113; ウインドウ25のキヤプシヨンエリア251に表示するウイ
ンドウ名称を格納する。
・タスク番号52114; 当該ウインドウを設定したタスクの番号が格納される。
各編集部は1つのタスクとして生成され、タスク番号は
編集部がタスクとして生成されるときに、以下に述べる
システム制御部53によつて、与えられる。
・ウインドウ表示イメージの格納位置情報52115; 各ウインドウに対し1つのウインドウ表示バツフアが用
意され、そこにウインドウの表示イメージデータが格納
される。ウインドウ表示イメージの格納位置52115には
該当するウインドウ表示バツフアの位置が格納される。
この情報はウインドウの重なり順の変更時にウインドウ
の下に隠れた部分の表示イメージを回復するために使用
される。
・メニユーデータ格納位置情報52116; メニユーエリア22,プルダウンメニユーエリア28に表示
するメニューデータの格納番地を格納する。
・使用中フラグ情報52117; WCB5211が使用中かどうかを示す情報を格納する。
ウインドウ管理部52は以上の情報に基づき、ウインドウ
の重なり順の変更,オープン,クローズ等を行う。そし
て重なり順を変更する際、ウインドウ管理部52はシステ
ム制御部53に対し、それまで編集中であつた編集部の中
断ならびに指示されたウインドウの編集部の再開を上記
のタスク番号52114によりシステム制御部53に要求す
る。また、前記ウインドウの操作により最上位となつた
ウインドウに対応するメニユーの表示を上記メニユーデ
ータ格納位置52116に従い表示するように入力制御部51
に要求する。
システム制御部53は、上記ウインドウ管理部52からの要
求に基づき該当するタスクの中断,再開等の制御を行
う。また、システム制御部53は各編集部からの要求に基
づいて該当する編集部をタスクとして生成したり、各編
集部から起動要求に基づいて該当する編集部に対応した
タスクの起動及び編集部からの終了要求に基づき、該当
する編集部に対応したタスクの終了処理を行う。更に、
システム制御部53は、タスク間での情報交換を可能とす
るために、各編集部からの要求に基づいて該当する編集
部へメツセージを送信したり、該当する編集部から送信
されたメツセージを受信する処理を行う。各タスクは第
8図に示すタスク制御テーブル531と呼ばれるテーブル
で管理され、タスク制御テーブル531はタスク制御ブロ
ツク(以下TCBと略記する)5311をタスク番号順に配列
したものであり、1つのタスクに対して1つのTCB5311
が割当てられる。TCB5311には、例えば、以下に示すよ
うにタスクの開始,再開に必要となる全ての情報が格納
される。
・リンクフイールド53111; TCB5311をリストに接続するときに使用される。
・タスクの優先度情報53112; タスク実行時の優先順位情報を格納する。
・プログラム番号53113; タスクを生成したプログラムの番号を格納する。
・タスクの状態情報53114; タスクが現在どのような状態にあるかを示す情報を格納
する。
・中断フラグ情報53115; タスクに中断要求があつたことを示す情報が格納され
る。
・タスクの開始,再開番地情報5326; タスクの開始番地、または中断した時点の番地を格納す
る。
・スタツクの状態情報53117; タスクが中断した時点のスタツクの位置を格納する。
・CPUの状態情報53118; タスクが中断した時点のレジスタの内容を全て保存す
る。
ここで、タスクの状態としては、例えば、以下に示すも
のがある。
・ノンイグジスタント(NONEXISTENT)状態; プログラムがタスクとして存在しない状態を示す。この
とき、当該TCB5311に対応するタスク番号は未使用状態
となる。
・ドーマント(DORMANT)状態; プログラムはタスクとして存在しているが、実行が禁止
されている状態を示す。
・レデイ(READY)状態; タスクに対しCPUが割当てられるとプログラムを実行で
きる状態を示す。タスクをCPUに割当てる部分をタスク
・デイスパツチヤと呼ぶ。
・ランニング(RUNNING)状態; タスクのプログラムが実行されている状態を示す。
・ウエイテング(WAITING)状態; ある事象が発生するまでタスクの実行が待たされ、中断
している状態を示す。例えば、メツセージが送信される
まで待たされるメツセージ受信待ち、また入出力が終了
するまで待たされる入出力終了待ちなどがある。
READY状態のタスクは、第9図に示すように、例えば対
応するTCB5311が1つのリストに優先度順に接続されて
管理される(このリストをREADYキユーと呼ぶ)。READY
キユーのヘツダ533には最も優先度の高いREADY状態のタ
スクに対応するTCBへのポインタが格納され、該TCBのリ
ンクフイールド53111には次に優先度の高いタスクに対
応するTCBへのポインタが格納され、以下同様にTCBが優
先度順にポインタにより接続されており、末尾のTCBの
リンクフイールドにはリストの最後尾であることを示す
情報が格納される。タスク・デイスパツチヤはREADYキ
ユーに接続されているTCBのなかで最も優先順位の高い
ものに対応するタスクをCPUに割当て実行させる。
WAITING状態のタスクは、例えば対応するTCBが各待ちの
要因に従い要因毎に用意されたリストに接続されて管理
され、ある事象の発生により待ちが解除される時に該当
リストからTCBが外されREADYキユー533に接続されて、
タスク・デイスパツチヤによりタスクの中断位置から再
開される。
メツセージは第10図に示すように、メツセージ制御テー
ブル534によつて管理される。メツセージ制御テーブル5
34はメツセージ制御ブロツク5341(以下MCBと略記す
る)を配列したものであり、1つのメツセーシに対して
1つのMCB5341が割当てられる。MCB5341には、例えば、
当該MCB5341が使用されているかどうかを示すステータ
ス53411,送信側タスク番号53412,受信側タスク番号5341
3,メツセージのサイズ53414,送信されたメツセージを一
時的に保持するメツセージバツフア53415が格納され
る。また、メツセージ受信要求時のパラメータにより、
メツセージ受信要求が有つたときに、まだ相手のタスク
からメツセージが送信されていなければ受信を要求した
タスクに対応するTCB5311をREADYキユー533から外し第1
1図に示すメツセージ受信待ち行列536に接続して当該タ
スクをメツセージが送信されるまでWAITING状態にする
こともできるし、受信を要求したタスクをWAITING状態
とはせず単にメツセージが送信されていない旨を当該タ
スクに渡すこともできる。
ここで、第12図を用いてシステム制御部53全体の処理フ
ローを示す。システム制御部53に対しタスクからの処理
要求が発生すると、まず当該タスクが要求を出した時点
の実行環境をTCB532に退避する(ステツプ1001)。次
に、要求機能(1003〜1008)を識別して、各機能に対応
する処理を起動する(ステツプ1002)。各機能に対応す
る処理終了後、タスクが切り替わるかどうかを例えばRE
ADYキユー533の状態から判定し(ステツプ1011)、切り
替わればタスクデイスパツチヤ1013を起動する。切り替
わらなければ、ステツプ1001で退避した実行環境をTCB5
311から回復し(ステツプ1012)、要求を出したタスク
を再開させる。また、入出力装置からの入出力終了割込
みが発生すると、割込発生時点の実行環境をTCB5311に
退避する(ステツプ1009)。次に、例えば入力された文
字コード等を入力要求タスクに渡し、入力タスクの待ち
を解除するというような入出力終了処理を行つた後(ス
テツプ1010)、タスクデイスパツチヤ1013を起動する。
タスクデイスパツチヤ1013は第12j図に示すように、REA
DYキユー533にTCB5311が接続されているかどうかを判定
し(ステツプ1191)、接続されていなければ割込みが発
生するまで無限ループする(ステツプ1197)し、接続さ
れていればREADYキユーのヘツダ533に格納されているポ
インタから最も優先度の高いTCBを取得し、該TCBの中断
フラグ情報53115からタスクに中断要求があつたかどう
かを判定する(ステツプ1192)。中断要求があればポイ
ンタを更新して当該TCBをREADYキユーから外し(ステツ
プ1193)、再び1191から処理を行い、中断要求がなけれ
ば当該TCBをACTIVE状態とし(ステツプ1194)、当該TCB
から実行環境を回復し(ステツプ1195)、対応するタス
クを再開させる(ステツプ1196)。
システム制御部53に対して要求される機能としては、例
えば、タスクの生成・削除処理(1003),タスクの起動
・終了処理(1004),タスクの強制終了処理(1005),
タスクの中断・再開処理(1006),タスク間でのメツセ
ージ送信・受信機能(1007),入出力要求処理(1008)
が有り、入出力要求処理1008は、タスクからのキーボー
ドや表示装置等に対する入出力要求を受付け、要求した
タスクを入出力が終了するまでWAITING状態にしたり、
入出力終了時にWAITING状態のタスクをREADY状態に遷移
させたりする。その他の各処理フローを第12a図〜第12i
図に示す。尚、各フローの詳細については後述する。
入力制御部51は、キーボードから入力された文字コード
やマウスから入力された座標値をタスクに渡したり、マ
ウスにより指示された画面21内のエリアに従い、指示さ
れたアイコンのシステム管理部57への通知,指示された
メニユーのタスクへの通知、ウインドウ管理部52に対す
る指示されたウインドウの切り換え要求指示等を行う。
第13図に示すように、まずステツプ1301にて入力部1か
らの入力データを解析し、マウスからの入力か否かを判
定する。マウスからの入力でない場合はキーボードから
の入力であり、押下されたキーに対応する文字コードを
取得し(ステツプ1311)、入力要求タスクに取得した文
字コードを渡す(ステツプ1312)。例えば、オペレータ
がキーボード上の「あ」の文字キーを押下したならば、
入力を要求したタスクに「あ」の文字コードを渡す。ス
テツプ1301にてマウスからの入力と判定したならばオペ
レータが画面上のどの場所を指示したかを調べるために
座標の割り出しを行い(ステツプ1302)、マウスカーソ
ル30をマウス移動位置に表示する(ステツプ1303)。ス
テツプ1302の結果、オペレータの指示が最上位でないウ
インドウの内部であればウインドウ切り換え指示と判定
し(ステツプ1304)、ウインドウ管理部52に対しウイン
ドウの切り換えを要求する(ステツプ1316)。オペレー
タの指示がアイコン領域24であれば(ステツプ1305)、
どのアイコンが指示されたのかを判定しアイコン番号を
取得後(ステツプ1313)、取得したアイコン番号をシス
テム管理部57に通知する(ステツプ1314)。更に、シス
テム管理部57は通知されたアイコンに対応するプログラ
ムをアイコン管理テーブル571より割り出し、当該プロ
グラムをタスクとして生成し、生成したタスクを起動す
るためこのタスク生成,起動をシステム制御部53に要求
する。また、最上位のウインドウ内での操作対象の指示
の場合は(ステツプ1306)、その指示座標値を画面上で
の座標から、ウインドウ内での相対座標値に変換した後
(ステツプ1317)、当該座標値を入力を要求したタスク
へ渡す(ステツプ1318)。オペレータの指示がメニユー
エリア22であれば(ステツプ1307)、ウインドウ管理部
52に対しプルダウンメニユーのオープンを要求する(ス
テツプ1315)。また、オペレータの指示がプルダウンメ
ニユーエリア28であれば(ステツプ1308)、どの機能項
目が指示されたのかを判定し、指示された機能項目番号
とプルダウンメニユー番号を入力を要求したタスクに渡
す(ステツプ1319)。オペレータの指示がウインドウ内
の制御エリア253、またはキヤプシヨンエリア251であれ
ば(ステツプ1309)、入力を要求したタスクにクロー
ズ,スクロール等のコードを渡す(ステツプ1310)。そ
の他のエリアが指示された場合はなにもしない。また、
上記において入力要求タスクにコードを渡す場合は、シ
ステム制御部53は入力を要求したタスクをWAITING状態
からREADY状態に遷移させる。
メニユーは第14図に示すメニユー管理テーブル523,プル
ダウンメニユー管理テーブル525により管理される。メ
ニユー管理テーブル523には、プルダウンメニユー数523
1、それに続きメニユー管理ブロツク5232がプルダウン
メニユー番号順にプルダウンメニユー数だけ格納され
る。メニユー管理ブロツク5232には、プルダウンメニユ
ー名称52321,機能項目の最大文字数52322,機能項目数52
323,プルダウンメニユー管理テーブル525へのポインタ5
2324が格納される。また、プルダウンメニユー管理テー
ブル525には、機能項目名称5251,機能項目が有効である
かどうかを示す有効/無効フラグ5252が機能項目番号順
に機能項目数分格納される。
以上の情報を基に入力制御部51は、ウインドウ管理から
の要求が有れば、ウインドウのオープン時または切り換
え時に最上位となるウインドウのプルダウン名称をメニ
ユーエリア22に表示する。また、プルダウン名称がマウ
スにより指示されれば、対応するプクダウンメニユー管
理テーブル525から機能項目名称を取得し、当該機能項
目が有効であれば通常表示、無効であれば半輝度表示で
プルダウンメニユーエリア28に表示する。
印刷制御部54は、編集部56からの文書の印刷要求に基づ
いて印刷部4を制御するためのものである。また、表示
制御部55は、編集部56及びウインドウ管理部52からの表
示要求により、ウインドウ管理ブロツク5211の重なり順
情報を基に最上位ウインドウ内に展開できる部分のみの
表示データを、表示部2へ表示するためのメモリに、ド
ツト単位で書き込むためのものである。
本実施例の日本語ワードプロセツサにおける文書の作
成,編集は以下の如く行う。
まず、初期状態において、文書の新規作成もしくは既作
成文書の編集の開始は、オペレータがそれぞれに対応す
るアイコンをマウスにより指示することにより行う。
入力制御部51はこのオペレータからの指示に対し、画面
指示座標よりどのアイコンが指示されたかを判定し、ア
イコン番号をシステム管理部57に通知する。一方、シス
テム管理部は第18図のフローに示すように初期状態にお
いて、アイコン表示後(ステツプ1701)、メツセージの
受信を要求し(ステツプ1702)、メツセージを受信した
ならば、そのメツセージの送信元を判定し(ステツプ17
03)、上記入力制御部51からのメツセージだつた場合に
は、次にアイコン管理テーブル571を元に指定されたア
イコンに対応するプログラム番号を取得し(ステツプ17
04)、該当する編集部をタスクとして生成,起動する
(ステツプ1705)。このタスクの生成,起動は第12a
図,第12c図の処理フローに示すように、まず、システ
ム管理部57がシステム制御部53に対し、プログラム番号
を元にタスクの生成要求を行うとシステム制御部53はこ
れに基づき未使用のタスク番号をタスク管理テーブルか
ら取得し、対応するTCBを作成し(ステツプ1101)、タ
スクをDORMANT状態にして(ステツプ1102)要求元に取
得したタスク番号を返す(ステツプ1103)。次にシステ
ム管理部57は上記タスク番号にしたがつてタスクの起動
要求を行うと、システム制御部53は指定されたタスク番
号に対応するTCBをREADY状態とし(ステツプ1121)READ
Yキユーに接続し、これにより該編集部は実行可能な状
態となる(ステツプ1122)。
また、上述の通知については、システム制御部53を経由
するメツセージの送受信により行う。
例えば上述のように、入力制御部51からシステム管理部
57に対しメツセージを送信する場合には、まず、入力制
御部51はシステム管理部57に対するメツセージの送信要
求をシステム制御部53に対し行う(ステツプ1706)。こ
れに従つてシステム制御部53は、第12h図に示すよう
に、システム管理部57からの受信要求がきているかどう
かをメツセージ制御テーブルより判定し(ステツプ117
1)、受信要求がきていれば送信メツセージを対応するM
CBのメツセージバツフアに転送し(ステツプ1174)、受
信待ちタスク、すなわち、システム管理部57のTCBをメ
ツセージ待ち行列から外しREADYキユーに接続する(ス
テツプ1175)。また、受信要求がまだなければ、システ
ム制御部53は未使用のMCBを取得し(ステツプ1172)、
該MCBのメツセージバツフアにメツセージを転送する
(ステツプ1173)。
一方、システム管理部57がメツセージの受信要求をシス
テム制御部53に対し行つた場合、第12i図に示すよう
に、システム制御部53はシステム管理部57に対するメツ
セージがMCB中に有るかどうか判定し(ステツプ118
1)、有れば上記MCBよりメツセージを取り出し、要求元
であるシステム管理部57にメツセージを転送する(ステ
ツプ1184)。上記においてMCBにメツセージが無けれ
ば、当該マクロを発行したタスクが待ち有りを指定して
要求したかどうか判定し(ステツプ1182)、待ち無しの
場合は当該タスクに対しメツセージが無かつた旨を返し
て処理を終了する(ステツプ1185)。また、待ち有りの
場合は、未使用MCBを取得後に当該タスクのTCBをREADY
キユーから外してメツセージ受信待ち行列に接続し、デ
イスパツチヤへ制御を移す(ステツプ1183,1186)。従
つてメツセージ送信要求によりメツセージがMCBに転送
されると受信待ちとなつているタスクがREADYキユーに
接続されるため、該タスクが再開されて再びメツセージ
受信処理から実行されて、MCBの内容(メツセージ)が
該タスクに受け取られることになる。
これによりオペレータからの指示が文書の新規作成であ
つた場合には文書編集部561が、既作成文書の編集であ
つた場合には次にどの文書を編集するのか指示させるた
めにフアイル編集部58がシステム管理部57によりそれぞ
れ起動される。
次に、フアイル編集部58の処理内容を第19図のフローに
基づき説明する。フアイル編集部58では、まずウインド
ウをオープンし(ステツプ2001)、そのウインドウ内に
記憶部3内に格納されている文書の一覧を表示する(ス
テツプ2002)。表示後、フアイル編集部58は入力制御部
51に対して入力を要求し(ステツプ2003)、入力があれ
ばその内容を判定する(ステツプ2004)。オペレータか
らの入力が操作したい文書の指示であつた場合には、ど
の文書が指示されたかを判定し、第20図に示す操作対象
文書テーブル581に文書名を登録する(ステツプ200
5)。なお、操作対象文書テーブル581は、指定文書数58
11と指定文書名5812から構成される。また、更新,印刷
の指示だつた場合は、更新,印刷の指示がされたことを
現在対象指定されている文書名ならびに文書に対応する
データ種別番号とともにシステム制御部57へ通知し(ス
テツプ2006)、文書の複写,削除等の編集指示の場合は
対象指定されている文書の複写,削除等の処理を行ない
(ステツプ2007)、スクロール指示であつた場合は文書
名一覧のスクロール表示を行ない(ステツプ2008)、終
了指示の場合はウインドウをクローズし(ステツプ200
9)、システム管理部57にフアイル編集処理が終了した
ことを通知し(ステツプ2010)、タスクの終了を要求す
る(ステツプ2011)。この終了要求に伴い、システム制
御部53は、第12d図に示すように、要求タスクのTCBをDO
RMANT状態とし(ステツプ1131)、タスクが使用してい
た資源を解放する(ステツプ1132)。ここで資源とはメ
モリやCPUを指す。
さて、上述のウインドウのオープン/クローズ処理につ
いては前述のウインドウ管理部52において処理されるが
その処理内容を第15図,第16図のフローに基づいて説明
する。
まずウインドウオープンの場合、ウインドウ管理部52は
タスクから指定された情報に基づいてWCB5211を生成す
る(ステツプ1501)。また、この際、ウインドウが既に
存在するかどうか判定し(ステツプ1502)、存在する場
合には、現在最上位となつているウインドウを使用して
いるタスクを一旦中断させ(ステツプ1503)、最上位ウ
インドウの表示イメージを表示バツフアに退避する(ス
テツプ1504)。そして、タスクから指定された位置,サ
イズに従つてウインドウを表示し(ステツプ1505)、ま
た、生成したウインドウ管理ブロツクの番号を要求元タ
スクに返す(ステツプ1506)。
一方クローズの場合は、まず、指定されたウインドウの
イメージを消去し(ステツプ1511)、ウインドウ管理テ
ーブルからクローズ対象となつているウインドウにより
隠されていたウインドウを割り出し、前述の表示バツフ
アより表示イメージを取り出し、消去ウインドウの下位
のウインドウの表示イメージを回復し(ステツプ151
2)、消去ウインドウのWCB5211を未使用状態とする(ス
テツプ1513)。
なお、上述におけるタスクの中断処理については後述す
る。
以上の如く、オペレータからの要求が新規作成の場合は
システム管理部57は入力制御部51からの通知に基づき文
書編集部561をタスクとして生成後(ステツプ1705)、
新規作成モードで起動し(ステツプ1707)、また、既作
成文書の更新の場合はフアイル編集部58からの通知によ
るデータ種別番号から該当するプログラム番号をプログ
ラム制御テーブル(第5図)から取得し(ステツプ170
8)、文書編集部561をタスクとして生成し(ステツプ17
09)、該編集部56に対する起動パラメータを送信し(ス
テツプ1710)、文書編集部561を更新モードで起動する
(ステツプ1711)。
また、システム管理部57は自ら生成,起動した編集部56
からの終了通知を受け取るとタスクの削除を行う(ステ
ツプ1712)。タスクの削除については前述の生成要求の
場合と同様にシステム制御部53にて処理され、システム
制御部53は、第12b図に示すように、指定されたタスク
に対応するTCBをNONEXISTENT状態とする(ステツプ111
1)。すなわち、該TCBを未使用状態とする。
なお、システム管理部57は文書編集部561を起動する
際、文書編集部561に対してメツセージにより上記モー
ド及び生成したタスク番号を起動パラメータとして送信
する。また、更新モードの場合には、さらにフアイル編
集部58から通知された更新対象文書名を合わせて送信す
る。
さて、起動された文書編集部561の処理を第21図,第22a
図〜第22l図のフローチヤートに基づいて説明する。
文書編集部561は、まず、初期処理(ステツプ3001)に
おいて、その詳細を第22a図に示すように、起動パラメ
ータをメツセージにて受信し(ステツプ3101)、パラメ
ータの内容に基づいて新規作成か文書更新か起動モード
を判定する(ステツプ3102)。そして新規作成の場合に
は文書データの初期化を行い(ステツプ3103)、文書更
新の場合には更新対象となるデータを該パラメータによ
り指定された文書名に従つて記憶部3から呼び出す(ス
テツプ3104)。なお、文書データの構成については後述
する。そして、プログラム制御テーブル(第5図)よ
り、文書中で領域新規作成,更新が可能な領域編集部の
一覧を示すサポート領域編集部管理テーブル(以下SFMT
と略す)を作成する。SFMTは第27図に示すように、サポ
ートしうる領域編集部のプログラム番号5682と、この領
域編集部にて作成しうるデータの種別番号5683とを対に
して保持し、さらに上記領域編集部数5681を持つ。ま
た、これと同時に現在、どういつたデータに対する領域
の作成が可能かをオペレータに知らせるために、プルダ
ウンメニユーデータ中に上記領域編集部に対するデータ
の名称をセツトする(ステツプ3105)。そして次に後述
する領域の編集に際し、どの領域が操作対象となつてい
るかを示す操作対象領域テーブル(第28図)の指定領域
数を0クリアし(ステツプ3106)、続いてプルダウンメ
ニユーデータの有効無効状態の初期化を行う(ステツプ
3107)。なお、操作対象領域テーブルは第28図に示すよ
うに現在操作の対象として指定されている指定領域数56
84,指定されている領域の種別5685及び指定されている
領域の番号5686を保持する(領域の種別については後述
する)。このプルダウンメニユーデータ有効/無効の切
り換えについては後述する。続いて文書編集部561は、
ウインドウをオープンし(ステツプ3108)、そのウイン
ドウ内に編集文書の第1頁のレイアウトを第31a図のよ
うに表示する(ステツプ3109)。なお、ウインドウのオ
ープンに際し、ウインドウのサイズは上記表示用紙のサ
イズに対応した大きさとし、また、ウインドウのタイト
ルの一部には文書編集部561のタスク番号を付加する。
さて、上述のSFMT及びメニユーデータの作成(第22a図
のステツプ3105)の処理についてさらに詳細に説明す
る。
SFMTは第27図に示すように文書編集部にとつて、起動可
能な領域編集部のプログラム番号5682及びデータ種別番
号5683の一覧を示すテーブルであり、後述する領域の新
規作成,更新ならびにレイアウトの表示において該当す
るプログラムが存在するか否か、また、タスクとして生
成する際のパラメータとして用いる。
その作成方法は、第22b図に示すようにまず、プログラ
ム番号P及び登録番号Eを0クリアし(ステツプ3111,3
112)、プログラム制御テーブル(第5図)の先頭ブロ
ツクから順に、親プログラム番号が文書編集部自身のプ
ログラム番号と一致するかどうか判定し(ステツプ311
4)、一致する場合は文書編集部が起動しうる領域編集
部に対するPCB5721とみなして、該プログラム番号P及
び該PCB5721中にセツトされているデータ種別番号DpをS
FMTに登録する(ステツプ3115)。また、該データ種別
番号に対応するデータの名称(例えば、“図形",“グラ
フ”等)をDNDT(第6図)より取得し、その名称を文書
編集部自身の持つメニユーデータ(第23図)内の領域新
規作成用プルダウンメニユーデータの名称として登録し
(ステツプ3116),登録番号Eをインクリメントする
(ステツプ3117)。以上の処理をプログラム管理ブロツ
ク数分繰返し(ステツプ3118,3113)、最後に登録番号
Eを領域編集部数5681にセツトする(ステツプ3119)。
これにより現在システム内に実際に組み込まれている領
域編集部に関する名称のみをプルダウンメニユーとして
表示することが可能となる。
ここで文書データの構成について第24a図を用いて説明
する。
文書データは第24a図に示すように、章管理テーブル561
0,頁管理テーブル5620,頁書式テーブル5630,領域管理テ
ーブル5640,排他領域管理テーブル5670さらに領域内デ
ータ5660から構成され、また、各テーブルはそれぞれ複
数のブロツクから構成される。以下、各テーブルについ
て説明する。
・章管理テーブル5610; 文書全体がいくつかの章から構成されているかを管理
し、各章毎に先頭/末尾の頁を示す頁ポインタ5611,561
2を有する。また、章管理テーブルは各章毎にヘツダ,
フツタ等を表示,印刷するための印刷情報5613を保持す
る。
・頁管理テーブル5620; 頁内に設定されている管域の内、先頭/末尾の領域を示
す領域ポインタ5623,5624及び各頁でどの書式データを
使用しているかを示す頁書式ポインタ5625とを有する。
また、各ブロツクは、後方ポインタ5621と前方ポインタ
5622により頁昇順にリンクし、この内先頭/末尾の頁に
関しては前述の章管理テーブルよりポイントされる。な
お、本文書データにおける頁は第25図に示すような構成
となつている(5691は頁を示す)。この内、頁のサイ
ズ,余白については次に述べる頁書式テーブルにて、ま
た、基本領域5692,内部領域5693については領域管理テ
ーブルにてそれぞれ管理される。
・頁書式テーブル5630; 作成している文書のフオーマツトとして、用紙の型(A
3,A4等),用紙方向(縦長,横長),文字方向(横書
き,縦書き),段組み数,段間隔及び上下左右余白等を
管理する。
・領域管理テーブル5640; 領域管理テーブルは、文書内(頁内)に格納するデー
タ、例えば、テキストデータ,図形データ,グラフデー
タといつた各種データを頁内のどの位置にどのような大
きさで格納するかを管理する。そのため、領域管理テー
ブルは、頁内での領域設定位置として、頁から余白の部
分を除いた左上を原点とする領域左上x座標5643,同y
座標5644,右下x座標5645,同y座標5646を持ち、さらに
領域内のデータの種別を示すデータ種別5647,領域自身
の持つ属性を示す領域属性5648,領域内データ5660をポ
イントするデータポインタ5650、さらに、頁内における
排他領域の位置を示す排他領域ポインタ5651を有する。
なお、領域自身の持つ属性としては透明であるか不透明
であるか(不透明の場合は該領域にて覆われた下の領域
は見えなくなる)、また、領域枠の線種及び排他性があ
る(排他性については後述する)。また、排他領域ポイ
ンタ5651は当該領域が後述する基本領域の場合のみ有効
で、基本領域内に排他領域が存在する場合は該当する排
他領域管理ブロツクをポイントする。また、本テーブル
においては、同一頁内の領域がどのような順番で重なつ
ているかを管理できるようにするため、後方ポインタ56
41と前方ポインタ5642により相互にリンクする。この領
域のリンクは、優先度の低い領域から高い領域へ、すな
わち、頁内において最も下にある領域から最も上にある
領域へとリンクさせる。また、この内、先頭/末尾の領
域に関してはそれぞれ前述の頁管理テーブルからポイン
トされる。さらに、領域管理テーブルでは当該領域が編
集中であるか否か、また、当該領域データ種別に対応す
る領域編集部が現在システム中に存在しないかどうかを
示すステータス情報5649を有する。
また、頁内に存在する領域は大別して以下の2つに分か
れる。
(i)内部領域5693; 基本領域上に存在する領域で、位置,大きさはオペレー
タの操作により決定される。また、当該領域内にはテキ
スト,図形,グラフ,イメージといつた各種データの内
の1つを格納する。また、本領域に対する編集は領域新
規作成,更新,移動,複写,削除,サイズ変更,属性変
更等すべての領域編集を可能とする。内部領域の持ちう
る属性の1つに排他性があるが、これは同一頁内におい
て以下に説明する基本領域内に格納されるテキストデー
タが、頁レイアウト上、当該内部領域と重ならないよう
にするための属性である。排他性は有/無があるが、有
を指定した場合は、さらにモードとして全頁,全行,行
頭側,行末側,領域のみのいずれかを選択することがで
きる。同一頁内の基本領域内に入力されたテキストデー
タは頁内における文字方向が横書きを指定されている場
合は、上記のモードに従つて、第33c図(a)〜(e)
のように、また、縦書きの場合は(f)〜(j)のよう
に配置される(テキストデータの基本領域内への配置方
法については後述する)。なお、図中の斜線部は基本領
域内のテキストデータを排他するエリアを示す。内部領
域が持ちうる属性は内部領域設定時に指定することがで
きるが、領域設定後、該領域を指定し、属性変更機能に
より再度変更することもできる。
(ii)基本領域5692; 頁から上下左右の余白を除いた部分を指し、オペレータ
の操作により頁が生成されると本領域も1つ生成され、
頁内においては常に先頭の領域(最も下にある領域)と
なる。また、本領域内には文書中本文となるようなテキ
ストデータのみを格納し、さらに本領域に対する編集は
上述の領域に対する編集の内、領域新規作成,更新を可
能とし、本領域に対する移動,複写,削除等の編集操作
については、頁の移動,複写,削除といつた頁に対する
編集操作にて行う。基本領域内に記載されるテキストデ
ータは各章内における先頭頁から順に格納し、テキスト
の入力,編集により頁内から文字があふれる場合には、
引き続く次の頁の基本領域内に格納する。さらに上記テ
キストデータは、章が異なる場合には、それぞれ別の領
域データとして管理する。従つて前述のように頁内から
文字があふれるような場合において、引き続く頁が別の
章となつている場合には、現在テキストを入力している
頁と次の頁の間、すなわち、現在作成している章の末尾
に頁を1つ追加し、その新たに追加した頁内にあふれた
テキストデータを格納するようにする。なお、基本領域
5692内にテキストデータが存在するか否かについては、
例えば、前述のデータ種別5647を不定の番号にセツトし
ておくことにより判定する。また、テキストデータは、
当該頁内に排他性を有する内部領域が存在する場合、そ
のモードならびに該内部領域の位置により規定される排
他領域を避けるように(頁レイアウト上重ならないよう
に)文字列を配置する。
・排他領域管理テーブル5670; 排他領域管理テーブルは、文書の各頁内における排他領
域の位置を管理する。すなわち、頁内に設定された内部
領域が排他性を有する場合は、その排他のモード,基本
領域の大きさ,基本領域内における内部領域の位置によ
り規定されるテキストの排他エリアの位置を管理する。
そのため、排他領域管理テーブルは、頁内での排他領域
設定位置として、基本領域左上を原点とする領域左上x
座標5673,同y座標5674,右下x座標5675,同y座標5676
を持つ。
また、内部領域の持ちうる排他属性は、テキストの並び
に従つたモード(行頭側,行末側,全行)を持つため、
基本領域内に記載されるテキストデータの文字の方向が
前述の頁書式テーブルにより、縦書きを指定されている
場合には、基本領域右上を原点とし、さらに紙の縦をx
座標,横をy座標とする座標系に従つて上記排他領域座
標5673〜5676を持つ。内部領域が第33a図に示す位置に
設定されている場合の各文字方向,各排他モードにおけ
る排他領域の位置及びテキストの並びを第33b図,第33c
図に示す。また、同一頁内には複数の内部領域が設定さ
れうるので排他領域も複数生成されうる。そこで、同一
頁内の各排他領域を後方ポインタ5671と前方ポインタ56
72により相互にリンクする。なお、このうち、先頭の領
域に関しては前述の領域管理テーブルの該当する基本領
域からポイントされる。さらにこの領域のリンクは、後
述するテキストデータ編集部においてテキストの配置を
決定する際に処理の高速化を図れるように、各排他領域
左上y,x座標がそれぞれ小さい順にリンクさせる。ま
た、上記内部領域は重ねて設定される場合がありうる。
従つて排他領域も重なる可能性がありうる(第34図
(a))が、この場合、各排他領域は、前述と同様にテ
キストの配置における処理の高速化を目的として、第34
図(b)に示すように文字方向に沿つて矩形に分割して
(第34図の例では3つに分割して)管理することとす
る。
・領域内データ5660; 領域内に格納されるデータで、テキスト,図形,グラ
フ,イメージデータ等を格納する。但し、前述したよう
に基本領域内に記載されるテキストデータについては、
各章毎にそれぞれ独立した領域データとして管理する。
なお、領域内データの作成及び編集は、文書編集部561
により起動される領域編集部562により行う。
さて、第21図において、初期処理(ステツプ3001)後、
文書編集部561は入力制御部51に対して入力を要求する
(ステツプ3002)。そして、オペレータからの入力結果
を判定し(ステツプ3003)、操作したい領域の指示であ
つた場合にはその頁番号,頁内指示位置と領域の設定位
置からどの領域が指示されたかを文書データから判定
し、その領域番号を操作対象領域テーブルに登録する
(ステツプ3005)。この時の判定方法を第22c−1〜22d
−4図のフローを用いてさらに詳細に説明する。
まず、第22c−1図に示すように、オペレータのマウス
操作により指示された点(マウスのボタンが押下された
点)を指示範囲開始点A,終了点Bにそれぞれ登録し(ス
テツプ3151)、点A,Bをそれぞれ対角の頂点とする矩形A
Bを表示する(ステツプ3152)。次にマウスのボタンが
離されたかどうか判定し(ステツプ3153)、押されたま
まであれば次の入力を持つ(ステツプ3154)。次にオペ
レータからのマウスの入力があれば、ステツプ3152で表
示した矩形ABを一旦消去し(ステツプ3155)、新たな入
力座標を点Bにセツトし(ステツプ3156)、再度ステツ
プ3152からの処理を繰り返し、マウスのボタンが離され
れば、矩形ABを消去する(ステツプ3157)。すなわち、
オペレータがマウスのボタンを押した点をAとし、現在
マウスカーソルが存在する点をBとする矩形ABが、マウ
スのボタンが離されるまでの間、マウスの移動に追従し
て、表示されることになる。次にオペレータにより押下
されたマウスのボタンは実行/取消どちらのボタンであ
つたかを判定し(ステツプ3158)、実行ボタン311であ
れば操作の対象となる領域の指定処理を行ない、また、
取消ボタン312であれば既に対象として指定されている
領域の指定解除処理を行なう。なお上記において実行ボ
タンの場合、点A,点Bが同一の位置であつたかどうかに
より(ステツプ3159)、対象指定モードを切り換える。
すなわち、同一位置の場合は個別指定モードとみなして
個別指定処理を行ない(ステツプ3160)、同一位置でな
い場合は範囲指定モードとみなして範囲指定処理を行な
う(ステツプ3161)。同様に取消ボタンの場合も、点A,
点Bが同一の位置であつたかどうか判定し(ステツプ31
62)、同一位置の場合は個別解除処理を行ない(ステツ
プ3163)、同一位置でない場合は範囲解除処理を行なう
(ステツプ3164)。従つて、オペレータが同一位置でマ
ウスのボタンを押して離したような場合には個別モード
で、また、ボタンを押したまま別の位置に移動してボタ
ンを離したような場合には範囲モードでそれぞれ処理さ
れることになる。
以下、ステツプ3160から3164までの各処理内容について
詳細に説明する。
まず、個別指定処理について第22d−1図を用いて説明
する。最初に指示位置AB(この場合、点A,点Bの位置は
同一位置である)が基本領域5692上であつたかどうか判
定し(ステツプ3201)、基本領域外の場合は指示位置に
相当する領域は1つもないので指示エラーとする。基本
領域内だつた場合は、以下、頁内の内部領域5693で最も
上位にある領域(頁内末尾領域)から順に指示位置が当
該内部領域内に有るかどうかを判定し(ステツプ3202〜
3205)、判定の結果、内部領域内にあればオペレータの
指示は内部領域に対する操作指示とみなして内部領域指
示フラツグを1にセツトしておき(ステツプ3206)、ま
た、最終的に指示位置が現在表示中の頁上にある内部領
域上に無かつた場合(内部領域指示フラグが0だつた場
合)は、オペレータは基本領域を指示したものとみなし
て処理する。指示位置が内部領域5693上にあつた場合
は、次に当領域が既に対象として指定されているかどう
か、すなわち当該領域の番号がすでに操作対象領域テー
ブルに登録されているかどうか判定し(ステツプ320
7)、既に対象指定されていた場合は次の領域(文書デ
ータ上では現在判定の対象となつている領域の領域管理
ブロツクの前方ポインタ5642により示される領域)をチ
エツクする。また、まだ、指定されていなかつた場合は
当該領域が指定されたものとみなして、当該領域の番号
を操作対象領域テーブルに登録するが、この際、すでに
基本領域が対象として指定されていた場合(ステツプ32
08)は操作対象領域テーブルの指定領域数5684を一旦0
クリアした後(該基本領域に対する対象指定を解除した
後)(ステツプ3209)に上記内部領域番号及び領域種別
を操作対象領域テーブルに登録し、さらに指定領域数56
81を+1する(ステツプ3210)。なお、上記において、
基本領域が操作対象として登録されていた場合に該指定
を強制的に解除するのは、後述するように、基本領域と
内部領域とを同時に指定可能とした場合にこれに該当す
る領域編集は1つもなくなるためである。また、以上の
処理において、内部領域が登録されなかつた場合は内部
領域指示フラグが0かどうか判定し(ステツプ3212)、
0の場合は指定位置上に内部領域が1つも無く、オペレ
ータは基本領域を対象として指示したものとみなす。そ
して次に基本領域の番号をテーブルに登録するが、この
際、すでに当基本領域が対象として指定されていたかど
うか判定し(ステツプ3213)、指定されていなかつた場
合、今度は内部領域が対象として指定されていたかどう
か判定し(ステツプ3214)、指定されていた場合は操作
対象領域テーブルを一旦クリアした後(ステツプ321
5)、上記基本領域番号及び領域種別を操作対象領域テ
ーブルに登録し、指定領域数を1にセツトする(ステツ
プ3216)。
以上の処理により、オペレータによつて指示された位置
に該当する領域の内、まだ、対象として指定されていな
い最上位の領域を対象として指定することができる。
範囲指定処理の場合について第22d−2図を用いて説明
する。範囲指定処理の場合、ステツプ3221から3236まで
はステツプ3230後の制御方法を除いて個別指定処理のス
テツプ3201から3216までと同様の処理を行なう。範囲指
定処理の場合は、矩形AB(点A,点Bの位置はステツプ31
59の判定により異なる)に重なる全ての領域を対象とし
て指定するので、ステツプ3230において操作対象とする
領域を操作対象領域テーブルに登録して処理を終了する
のではなく、引き続きステツプ3224からの処理を繰返し
行なう。
次に個別解除処理の場合について第22d−3図を用いて
説明する。オペレータからの指示が対象指定中の領域の
指定解除指示であつた場合には、その頁番号,頁内指示
位置と領域の設定位置からどの領域が指示されたかを文
書データから判定し、その領域番号を操作対象領域テー
ブルから削除する。まず、指示位置ABが基本領域上であ
つたかどうか判定し(ステツプ3251)、基本領域外の場
合、無条件に操作対象領域テーブルをクリアする。すな
わち、テーブルに登録されているすべての領域の指定を
解除する(ステツプ3258)。
基本領域上だつた場合は、以下、頁内の最も上位にある
領域(頁内末尾領域)から順に指示位置が領域上に有る
かどうかを判定し(ステツプ3252,3253)、判定の結
果、領域上にあれば当該領域が操作対象領域テーブルに
登録されているかどうかを判定し(ステツプ3254)、登
録されていれば当該領域番号をテーブルから削除する
(ステツプ3257)。ステツプ3253において指示位置が当
該領域上になかつた場合、また、ステツプ3254において
当該領域はテーブルに登録されていなかつた場合には、
ステツプ3255,3256を経て以降の領域に対して同様の判
定を行う。以上の処理により、オペレータによつて指示
された位置に該当する領域の内、既に、対象として指定
されている最上位の領域う操作対象から除外することが
できる。
次に範囲解除処理の場合について第22d−4図を用いて
説明する。範囲解除処理の場合、ステツプ3271から3278
まではステツプ3277後の制御方法を除いて個別解除処理
のステツプ3251から3258までと同様の処理を行なう。範
囲解除処理の場合は、矩形ABに重なる全ての領域の内、
既に対象として指定されている領域全てを操作対象から
除外するので、ステツプ3277において既指定領域を操作
対象領域テーブルから削除して処理を終了するのではな
く、引き続きステツプ3275からの処理を行なう。
以上により操作対象領域の指定/解除を個別モード/範
囲モードでそれぞれ行なうことができるが、ここで第39
図を用いて、操作対象領域の指定/解除の例を示す。第
39図の例では、1頁内に存在する領域は、基本領域5692
と2つの内部領域A,Bより構成される。この状態におい
て、オペレータが点aにて個別指定を行つた場合(マウ
スのボタンを点aにて押して離した場合)には、内部領
域Aが指定される。また、点bにて個別指定を行つた場
合には位置的には内部領域A,bとも候補となりうるが、
内部領域Bの方がAよりも上位に設定されているため、
内部領域Bが指定されることになる。さらに、点cにて
個別指定を行つた場合には点c上には内部領域は1つも
存在しないので基本領域5692が指定される。また、点a
にてボタンを押し、点bにてボタンを離せば範囲指定と
なるため、両方の領域A,Bを同時に指定することができ
る(ボタンを押して離す位置は逆でも構わない)。一
方、既に対象として指定されている領域の指定を解除す
る場合、例えば、内部領域A,Bとも指定されているよう
な場合において領域Aのみ解除したい場合は、点aにて
個別解除を行えばよい。また、両方共解除する場合に
は、範囲指定の場合と同様に2点a,bを指定すれば同時
に解除することもできるし、点dにて解除を行えば前述
のステツプ3251の判定により一括して解除することもで
きる。
なお、個別モードと範囲モードの切り換えをボタンが押
下された点aと離された点bが同一位置であるかどうか
によつて切り換える場合を説明したが、本発明は個別モ
ードと範囲モードの切り換えを2点a,b間の距離がある
一定値を越えたか否かによつて制御するものである。こ
のようにすれば、オペレータが個別指定を行なおうとし
たようなときに、マウスをほんのわずか動かしてしまつ
たような場合でも範囲指定とならずオペレータの意図し
た個別指定とすることができる。そしてモード切り換え
操作も不要となり操作性が向上する。
また、上述の実施例は操作対象を指定する入力装置とし
てマウスを用いた場合について説明したが、本発明では
キーボードなどの入力装置にも適用することができる。
この場合におけるステツプ3005の領域指定/解除処理を
第22c−2図に示す。まず、オペレータにより領域の指
定/解除が指示されれば、その時のカーソル位置a,bを
指示範囲開始点A,終了点Bにそれぞれ登録し(ステツプ
3171)、点A,Bをそれぞれ対角の頂点とする矩形ABを表
示する(ステツプ3172)。次にオペレータからの入力を
待ち(ステツプ3173)、入力があればその内容を判定し
(ステツプ3174)、カーソル移動を指示するキー入力で
あれば、一旦、矩形ABを消去し(ステツプ3175)、新た
なカーソル位置座標を点Bにセツトし(ステツプ317
6)、再度ステツプ3172からの処理を行う。一方、ステ
ツプ3173にてオペレータからの入力が実行キーであつた
場合には、次に対象指定か解除のどちらかの処理を行う
か示すキーの入力を持つ(ステツプ3177)。なお、ステ
ツプ3173にてオペレータからの入力が実行キーでもカー
ソル移動キーでもなかつた場合には、入力エラーとみな
して再度ステツプ3173からの処理を行う。そして、指定
/解除のモードを示すキー入力データあれば、矩形ABを
消去した後(ステツプ3178)、該モードを判定し(ステ
ツプ3179)、以下、第22c−1図と同様の処理を行う。
以上説明してきたように、本発明によれば入力装置にか
かわらず同様の操作対象の指定を行うことができる。
さて、以上の領域の指定/解除操作に伴い実行できる領
域の編集操作が逐次変わるが、この際の領域操作に関す
るプルダウンメニユーの有効/無効状態の切り換え処理
(第21図のステツプ3014)について第22e図を用いて説
明する。
領域に対する編集操作は第26図に示すように操作の対象
として指定された領域の数に応じて3つに分類すること
ができる。すなわち、まず、対象指定中の領域数を判定
し(ステツプ3301)、領域数が0の場合は領域新規作成
のプルダウンメニユーのみを有効とし、その他の領域編
集は全て無効とする(ステツプ3302)また、対象指定中
の領域数が1の場合はとりあえず領域新規作成のプルダ
ウンメニユーのみを無効とし、その他の領域編集は全て
有効とする(ステツプ3303)。また、対象指定中の領域
数が2以上の場合は移動,複写,削除のみを有効とし,
その他の領域編集は全て無効とする(ステツプ3304)。
また、対象指定数が1の場合はさらに指定されている領
域が基本領域かどうかを判定し(ステツプ3305)、基本
領域の場合は属性変更,サイズ変更も無効にし(ステツ
プ3306)、次に指定されている領域のステータスが0以
外かどうかを判定し(ステツプ3307)、0以外の場合
(当該領域は現在既に編集中か、もしくは、当該領域を
更新可能な領域編集部がシステム中に存在しない場合)
は更新も無効とする(ステツプ3308)。また、対象指定
数が1以上の場合は指定されている領域の中にステータ
スが1の領域(現在編集中の領域)が存在するかどうか
判定し(ステツプ3309)、存在する場合は削除も無効と
する(ステツプ3310)。
次に、オペレータからの指示が領域新規作成の指示であ
つた場合(第21図のステツプ3006)について第22f図の
フローに基づいて説明する。
この場合、オペレータによる新規作成の指示はプルダウ
ンメニユーにて表示されるデータ名称を指示することに
より行われるが、文書編集部561は入力制御部51から渡
されたプルダウンメニユーの番号に従い前述のSFMT(第
27図)を元に対応するデータのプログラム番号,データ
種別番号を取得し(ステツプ3401)、どのデータに対す
る新規作成が指示されたかを判定する(ステツプ340
2)。この際、指示されたデータが内部領域として作成
するデータであれば、次に領域のエリア設定及び領域の
属性設定を行う(ステツプ3403)。ここで、領域のエリ
ア設定方法としては、例えば、マウスカーソルを用い
て、第31図(a)のレイアウト画面において設定したい
領域の対角の2点を指定することにより行う。そして、
領域のエリア設定が終了したならば、次に、第35図に示
すような領域属性設定画面を表示し、領域属性を指定す
る。領域の属性は前述したように、排他性,透過性,領
域枠の線種等があり、それぞれの項目についてオペレー
タの所望する項目を選択し、実行キーを押下することに
より領域属性の指定を終了する。そして、以上の情報に
基づいて領域管理ブロツクを生成し(ステツプ3404)、
該当する領域編集部を起動する(ステツプ3405)。起動
処理の詳細については後述する。なお、新たに設定する
内部領域の属性が排他性を有する場合は、テキストデー
タを排他するエリアがかわることになる。さらに、該頁
の基本領域内に既にテキストデータが存在する場合に
は、新たな排他エリアに従つてテキストの並びを再度確
定させる必要があるが、このテキストの確定処理につい
ては後述する。
さて、オペレータからの指示が既作成領域の更新指示で
あつた場合(第21図のステツプ3007)は、第22g図のよ
うに操作対象領域テーブル5686に登録されている領域の
番号を取得し(ステツプ3411)、その番号からその領域
管理ブロツクのデータ種別を元にSFMTよりプログラム番
号を取得し(ステツプ3412)、該当する領域編集部562
をタスクとして起動する(ステツプ4313)。
上記における領域編集部の起動においては、第22h図の
ように、まず、取得したプログラム番号を元に文書編集
部561はシステム制御部53に対してタスクの生成要求を
行い(ステツプ3451)、この結果返されるタスク番号及
び該当する領域の番号を起動中編集タスク管理テーブル
(以下ETMTと略す)に登録する(ステツプ3452)。ETMT
は第29図に示すように、上記タスク番号5688と領域番号
5689を対として保持し、また、現在いくつの領域編集部
を起動しているかを示す起動タスク数5687を有する。そ
して該当する領域が編集中であることを示すために領域
管理ブロツクのステータスを0から1に変更する(ステ
ツプ3453)。以上の処理後、文書編集部561はシステム
制御部53に対してタスクの起動要求を行い(ステツプ34
54)、また、起動パラメータを起動する領域編集部に対
してメツセージにて送信する(ステツプ3455)。この
際、起動パラメータとして、新規作成か領域更新かを示
す起動モード、文書編集部561のタスク番号及び起動す
る領域編集部のタスク番号さらに新規作成の場合は領域
のサイズを送信する。
その他の編集操作、例えば領域のサイズ変更,属性変
更,複写,移動,削除といつた領域単位の操作や頁の書
式変更,挿入,追加,削除といつた頁単位の操作が指示
された場合には、それぞれ該当する処理を行い(第21図
のステツプ3008〜3011)、次のオペレータの指示を待つ
(ステツプ3002)。なお、領域操作方法は前述した領域
指定/解除により操作対象とする領域を指定した後、メ
ニユーより該当する機能を選択することにより領域操作
を行う。この際、領域の属性変更が指定された場合には
前述の領域新規作成時と同様に領域属性設定画面を表示
し、これに従つて変更したい領域属性を指定する。
上述の領域単位,頁単位の操作において、基本領域内の
テキストデータを排他するエリアが変わり、さらに該基
本領域内にテキストデータが存在する場合には、新たな
排他エリアに従つてテキストの並びを再度確定させる必
要があるが、このテキストの確定処理については後述す
る。なお、領域単位の操作において、テキストデータを
排他するエリアが変わる場合としては、例えば、排他性
を有する領域をサイズ変更,複写,移動,削除したよう
な場合、また、属性変更によつて領域の排他性を変更し
た場合、さらに頁の書式変更によつて用紙や余白や文字
方向を変更した場合などがある。
この他、表示頁の切り換え処理(第21図のステツプ301
2)、後述するウインドウの切り換え操作によるアクテ
イベイト入力の場合についての処理(第21図のステツプ
3013)及び終了指示された場合の処理(第21図のステツ
プ3015)については後述する。
以上において領域の新規作成もしくは更新により文書編
集部561が領域編集部562、例えば、図形データの編集部
の起動を要求した場合、システム制御部53はこの要求に
従い新たに図形データ編集部をタスクとして起動する。
次にこの図形データ編集部の処理内容について第30a図
の処理フローに基づいて説明する。
まず、図形データ編集部は起動パラメータをメツセージ
にて受信し(ステツプ4001)、起動モードが新規作成か
領域更新かレイアウト表示処理かを判定する(ステツプ
4002)。そして新規作成の場合はデータの初期化を行い
(ステツプ4003)、また、更新の場合には更新対象とな
るデータを記憶部から呼び出す(ステツプ4004)。レイ
アウト表示処理の場合については後述する。そして、ウ
インドウをオープンし(ステツプ4005)、ウインドウ内
に図形データを表示する(ステツプ4006)が、この際、
ウインドウのサイズは領域のサイズに対応した大きさと
し、また、ウインドウのタイトルの一部に起動元の文書
編集部の場合と同様に起動元文書編集部のタスク番号を
付加する。これにより複数の文書を同時に編集し、ま
た、各々そのなかのいくつかの領域を編集しているよう
な場合、どの領域がどの文書に対する領域かは、第32図
に示すように、このウインドウのタイトルの一部として
表示されたタスク番号254により簡単に識別することが
できる。また、この時、画面の表示状態は第31図(b)
のようになる。以降、図形データ編集部は設定されたウ
インドウ内においてオペレータからの指示に従つて図形
データの作成,編集を行う(ステツプ4007〜4009)。な
お、図形データ編集部はオペレータから領域内の編集終
了が指示された場合、作成した図形データを記憶部3に
格納し(ステツプ4010)、ウインドウをクローズし(ス
テツプ4011)、領域編集終了メツセージを起動元の文書
編集部561に送り(ステツプ4012)、タスクを終了する
(ステツプ4013)。なお、この終了メツセージには、起
動した文書編集部がどの領域の編集が終了したか判定で
きるようにするために領域内の編集終了を示す終了コー
ド,図形編集部自身のタスク番号をセツトする。
次に前述の図形の場合と同様に領域の新規作成もしくは
更新により文書編集部561が基本領域内にデータを作成
するテキストデータ編集部を起動した場合における該編
集部の処理内容について第30b図を用いて説明する。
テキストデータ編集部は、前述の図形データ編集部と同
様に、まず、起動パラメータをメツセージにて受信し
(ステツプ4101)、起動モードが新規作成か領域更新
か、さらに、確定処理かレイアウト表示処理かを判定す
る(ステツプ4102)。そして新規作成の場合はデータの
初期化を行い(ステツプ4103)、また、更新の場合には
更新対象となるデータを記憶部3から呼び出す(ステツ
プ4104)。確定処理及びレイアウト表示処理の場合につ
いては後述する。そして、ウインドウをオープンし(ス
テツプ4105)、ウインドウ内にテキストデータを表示す
る(ステツプ4106)。また、ウインドウのタイトルの一
部に起動元の文書編集部と同様に起動元文書編集部のタ
スク番号を付加する。以降、テキストデータ編集部は設
定されたウインドウ内においてオペレータからの指示に
従つてテキストデータの作成,編集を行う(ステツプ41
07〜4109)が、この際、テキストを記載すべき頁がどの
うような書式を指定されているか、また、頁内にどのよ
うな排他領域が設定されているかについては、前述の文
書編集部561が作成する文書データを参照して頁内にテ
キストデータを配置する。このテキストデータの配置方
法については後述する。テキストデータの作成,編集が
行われた場合には、当該章内に記載するテキストデータ
の存在する頁数が変わつたかどうか判定し(ステツプ41
10)、変わつた場合、例えばテキストデータの入力によ
りテキストデータの末尾が頁からあふれて次の頁に移つ
たような場合は、当該章内におていテキストデータが存
在している頁数をメツセージを用いて起動元の文書編集
部561に通知する(ステツプ4111)。なお、このメツセ
ージには頁数変更通知であることを示すコード及び起動
した文書編集部がどのテキストデータ編集部からの通知
であるかを判定できるようにするためにテキストデータ
編集部自身のタスク番号をセツトする。テキストデータ
編集部はオペレータから領域内の編集終了が指示された
場合、作成したテキストデータを記憶部3に格納し(ス
テツプ4112)、ウインドウをクローズし(ステツプ411
3)、領域編集終了メツセージを起動元の文書編集部561
に送り(ステツプ4114)、タスクを終了する(ステツプ
4115)。なお、この終了メツセージには、起動した文書
編集部がどの領域の編集が終了したか判定できるように
するために、領域内の編集終了を示す終了コード,テキ
ストデータ編集部自身のタスク番号及び当該章内におい
てテキストデータが存在している頁数をセツトする。
以上のようにして章内におけるテキストデータの作成,
編集を行うことができるが、ここで領域内データ5660の
1つであるテキストデータの構成について第24b図を用
いて説明する。
テキストデータは第24b図に示すように、頁/段管理テ
ーブル6010,行管理テーブル6020,テキストデータテーブ
ル6030から構成され、また、各テーブルはそれぞれ複数
のブロツクから構成される。以下、各テーブルについて
説明する。
・頁/段管理テーブル6010; 章内に記載すべきテキストデータがどのような頁及び段
から構成されているかを管理するテーブルで、当該ブロ
ツクが章内において何頁の何段目にあたるかを示す頁/
段番号6011と、当該頁/段の基本領域上における左上x
座標6012,同y座標6013,右下x座標6014,同y座標6015
を持ち、さらに、頁/段内に設定されている行の内、先
頭の行を示す行ポインタ6016を保持する。なお、当該章
における各頁がどのような書式で構成されているかは前
述の文書データより求める。
・行管理テーブル6020; 各頁/段内に設定されている行がそれぞれどのような書
式で構成されているかを示す書式情報6021と、各行の先
頭のテキストを示すテキストポインタ6022より構成され
る。ここで、書式情報とは、文字サイズ,文字間隔,行
間隔をいう。
・テキストテーブル6030; 章内に記載されている文字データを示し、章内の先頭文
字から順に格納する。
各章内に記載されるテキストデータは、以上のような構
成にて管理するが、次にテキストデータの作成,編集に
伴うテキストの配置方法について第30c図を用いて説明
する。
今、領域が第33a図に示す位置に設定され、排他属性と
して領域のみの排他性が指定され、さらに該頁における
文字方向が横書きで、段組みとして2段組みが指定され
ていた場合、第33b図,第33c図(e)に示すエリアがテ
キストに対する排他エリアとなる。この時、入力された
テキストデータの基本領域上への割り付けは以下の如く
行う。
まず、テキストの入力,編集,表示の対象となつている
行に対して指定されている書式情報6021に従つて当該行
における文字幅Cw,行幅Chをそれぞれ文字サイズと文字
間隔,文字サイズと行間隔からそれぞれ算出する(ステ
ツプ4201)。次に当該行が基本領域上どの位置にある
か、すなわち、当該行の基本領域上における左上,右下
x,y座標を算出する(ステツプ4202)。例えば、当該行
が第36図のような位置に存在する場合、左上x座標X1,
右下x座標Xrはそれぞれ当該頁/段管理テーブルの左上
x座標6012と右下x座標6014より求めることができる。
また、左上y座標Ytは、当該頁の先頭行から当該行の直
前の行までの各行幅を累計することにより求まる。さら
に、右下y座標Ybは左上y座標Ytに当該行の行幅Chを加
えることによりそれぞれ求めることができる。以上によ
り求めた当該行の左上,右下x4,y座標X1,Xr,Yt,Ybと前
述の排他領域管理テーブル5670から当該行に排他領域が
存在するかどうか、すなわち、排他領域が重なるかどう
かを判定する。(ステツプ4203)。この際、排他領域は
排他領域ポインタ5651により示される当該頁内の先頭の
排他領域、すなわち、左上y,x座標の小さい排他領域か
ら順にチエツクしていき、判定対象となつている排他領
域の左上y座標5674が当該行右下y座標Ybより大きくな
つたら、そこで判定を打ち切り、当該行に重なつている
排他領域はなかつたものとしてステツプ4205に進む。
(これは前述した排他領域管理テーブルの各データは左
上y座標が昇順となるようにリンクさせているためであ
る。) 一方、重なつていることが判明した場合には、次に文字
幅Cwと該排他領域の左上x座標と右下x座標より、当該
行の何文字目から何文字目までが排他領域と重なるかを
求め(ステツプ4204)、最後にテキストデータを排他領
域と重ならない文字位置に割り付ける。以上の処理によ
り、排他性を有する内部領域とテキストデータを頁レイ
アウト上重ならないようにすることが可能となり、さら
に、確定された一行の情報を文字は文字コードとして、
また、排他領域を示す部分は特殊コードを用いて表示す
ることにより、第37図に示すように、テキスト編集中の
画面においてもテキストが排他される部分を確認するこ
とができる。
なお、頁内において排他領域が1つもない場合について
も前述のフロート同様の処理によりテキストデータを割
り付けることができる。
さらにオペレータによる書式変更操作により文字間隔,
行間隔等の書式情報が変更された場合は、変更された行
から前述のテキスト配置処理を繰返し行うことにより、
テキストデータを再配置することができる。
以上のようにして、文書全体及び各領域内の作成,編集
を行うことができるが、ここで、テキストデータの確定
処理について説明する。
前述したように、排他性を有する内部領域を新たに作成
した場合や同じく排他性を有する領域に対してサイズ変
更や移動といつた操作を行つた場合は、該頁内における
テキストの排他エリアが変わることになる。この場合、
該頁の基本領域内に既にテキストデータが存在していた
場合には、新たな排他エリアに従つてテキストの並びを
再度確定する必要がある。以下、第22m図,第30b図,第
30c図を用いて文書編集部561とテキストデータ編集部に
おけるテキストデータの確定処理内容を説明する。
まず、文書編集部561は、前述の領域に対する編集操作
等によつて更新された文書データに従つて該頁内の排他
領域を更新する(ステツプ3801)。次に該頁内にテキス
トデータが存在しているかどうかを判定し(ステツプ38
02)、無ければテキストデータを再確定する必要がない
ので処理を終了する。一方、テキストデータが存在して
いた場合には、該頁内のテキストデータを再確定する必
要があるので、テキストデータ編集部を確定処理モード
で起動し、テキストデータの再確定処理を行う。すなわ
ち、該頁の基本領域の領域管理ブロツクからテキストデ
ータのデータ種別5647を取得し、このデータ種別及びSF
MTよりプログラム番号を取得し(ステツプ3803)、該プ
ログラム番号を元にタスクを生成し(ステツプ3804)、
起動する(ステツプ3805)。そして起動パラメータをテ
キストデータ編集部に対して送信する(ステツプ380
6)。この際、起動パラメータとして、確定処理を示す
起動モード、文書編集部561のタスク番号及び起動する
テキストデータ編集部のタスク番号さらに再確定の対象
となる章内における頁番号を送信する。次に、タスクと
して生成,起動されたテキストデータ編集部は、前述の
第30b図に従つてテキストの確定処理を行う(ステツプ3
807)。すなわち、まず起動パラメータをメツセージに
して受信し(ステツプ4101)、起動モードが確定処理か
どうかを判定する(ステツプ4102)。そして確定処理の
場合は、まず、確定対象となるテキストデータを記憶部
3から読出し(ステツプ4116)、起動パラメータにより
示される頁からテキストデータの末尾まで、前述の第30
c図の処理フローに従つてテキストデータの確定処理を
行う(ステツプ4117)。そして確定処理が正常に終了し
たかどうかを判定し(ステツプ4118)、正常に終了した
場合には確定したテキストデータを記憶部3に格納し
(ステツプ4119)、また、正常に終了しなかつた場合に
はデータを格納しないで、次に、終了メツセージを起動
元の文書編集部561に送り(ステツプ4114)、タスクを
終了する(ステツプ4115)。この終了メツセージには、
テキストデータの確定処理が正常に終了したかどうかを
示す終了コード、テキストデータ編集部自身のタスク番
号及び正常に終了した場合には上記確定処理の結果、当
該章内においてテキストデータが存在している頁数をセ
ツトする。文書編集部561は以上のテキストデータ編集
部による確定処理結果をメツセージにて受信し(ステツ
プ3808)、メツセージの内容を元に確定が正常に行われ
たかどうかを判定し(ステツプ3809)、正常に行われた
のであればメツセージにより報告された頁数に従つて頁
数変更処理を行い(ステツプ3810)、生成したタスクを
削除する(ステツプ3812)。一方、テキストデータ編集
部が確定に失敗した場合には、文書データを編集操作実
行前の状態に回復し(ステツプ3811)、タスクを削除す
る。なお、ステツプ3810における頁数変更処理について
は後述する。
以上、領域や頁に対して編集操作を行つて排他エリアが
変更された場合、既に入力されていたテキストデータを
新たな排他エリアに従つて再確定することができる。第
38図に領域操作,頁操作を行つた場合における排他領域
とテキストデータの並びの変化例を示す。(a)におい
て、内部領域Aは行頭側の排他性を、内部領域Bは行末
側の排他性を各々有している。この状態において、領域
属性変更により内部領域Aの排他性を全行に変更した状
態が(b)である。また、(b)において領域移動によ
り内部領域Aを上方向に移動した状態が(c)である。
さらに、(c)において頁の書式変更により用紙の方向
を縦長から横長に変更した状態が(d)である。(b)
から(c)、(c)から(d)において領域の属性は領
域に対応させて保持されているので、領域移動後、頁書
式変更後において各領域の属性はそのまま引き継がれる
ことになる。
次に第21図のフローチヤートに基づいて文書編集部561
の処理について引き続き説明する。
オペレータからの指示が表示頁切り換えの指示、例えば
前頁、次頁といつた指示であつた場合には(第21図ステ
ツプ3012)、それぞれ該当する頁のレイアウトをウイン
ドウ内に再表示するがこのレイアウトの表示処理につい
て、第22i−1図を用いて説明する。
このレイアウトの表示においては前述の文書データを元
に、まず、用紙枠やヘツダ,フツタ等の表示を行い(ス
テツプ3501,3502)、以下頁内に設定されている領域の
内、優先度が最も低い領域(頁内先頭領域)から順に表
示する(ステツプ3503〜3513,3514)。この領域の表示
においては、まず、領域枠の表示を行い(ステツプ350
4)、次に当該領域のデータに対する編集プログラムが
存在するかどうかを該当する領域管理ブロツク内のデー
タ種別番号及びSFMTより判定し(ステツプ3505)、無い
場合は当該領域管理ブロツクのステータスを2に変更す
ると共に(ステツプ3511)、当領域に対する編集プログ
ラムがシステム中に存在しないことをオペレータに知ら
せるために領域内を全黒で表示する(ステツプ3512)。
また、上記において存在する場合は次に当該領域に対す
る属性が透明かどうかを判定し(ステツプ3506)、不透
明の場合は領域内を一旦クリアした後(ステツプ350
7)、領域内データを表示する(ステツプ3508)。領域
内のデータの表示は、文書編集部561が該当する領域編
集部をレイアウト表示モードで起動し、起動された各領
域編集部が領域内のデータの表示を行うが詳細について
は後述する。さらに領域表示後、当該領域に対するステ
ータス情報に基づいて当該領域が編集中かどうか(1か
どうか)判定し(ステツプ3509)、編集中の場合は当領
域を現在編集中であることをオペレータに知らせるため
に領域全体を網かけ表示する(ステツプ3510)。以下、
同様の処理を表示する頁内に存在する全ての領域に対し
て行う(ステツプ3513,3514)。
以上のようにして、頁全体のレイアウトの表示を行うこ
とができるが、ここで、上述のステツプ3508の領域内デ
ータの表示について、第22i−2図ならびに第30a図,第
30b図を用いてさらに詳細に説明する。
まず、文書編集部561は、表示対象となつている領域の
領域管理ブロツクのデータ種別5647を取得し、このデー
タ種別及びSFMTよりプログラム番号を取得し(ステツプ
3551)、該プログラム番号を元にタスクを生成し(ステ
ツプ3552)、起動する(ステツプ3553)。そして起動パ
ラメータを領域編集部に対して送信する(ステツプ355
4)。この際、起動パラメータとして、レイアウト表示
処理を示す起動モード,文書編集部561のタスク番号及
び起動する領域編集部のタスク番号を送信する。また、
起動する編集部がテキトスデータ編集部の場合は、合わ
せて表示の対象となる章内における頁番号を送信する。
次に、タスクとして生成,起動された領域編集部が、例
えば、図形データ編集部の場合は、前述の第30a図に従
つてレイアウト表示処理を行う。すなわち、まず起動パ
ラメータをメツセージにして受信し(ステツプ4001)、
起動モードがレイアウト表示処理かどうかを判定する
(ステツプ4002)。レイアウト表示処理の場合は、表示
対象となるデータを記憶部3から読みだし(ステツプ40
14)、データを表示する(ステツプ4015)。そして、終
了メツセージを起動元の文書編集部561に送り(ステツ
プ4114)、タスクを終了する(ステツプ4115)。なお、
この終了メツセージには、図形データのレイアウト表示
処理が正常に終了したことを示す終了コード,図形デー
タ編集部自身のタスク番号をセツトする。一方、起動さ
れた領域編集部がテキストデータ編集部の場合は、前述
の第30b図に従つてテキストのレイアウト表示処理を行
う。すなわち、まず起動パラメータをメツセージにて受
信し(ステツプ4101)、起動モードがレイアウト表示処
理かどうかを判定する(ステツプ4102)。そしてレイア
ウト表示処理の場合は、表示対象となるデータを記憶部
3から読みだし(ステツプ4120)、起動パラメータによ
り指定された頁のテキストデータを表示する(ステツプ
4121)。また、このテキストデータのレイアウト表示に
おいては、前述のテキストデータの確定処理と同様に、
一行に表示すべきテキストデータの何文字目から何文字
目までが表示頁中に設定されている排他領域と重なるか
を判定する。そして、一行内のテキストデータが排他領
域と頁レイアウト上重ならないようにテキストデータを
割り付けた後、データを表示する。以上の処理を表示頁
内に存在する全ての行に対して繰り返したら、次に終了
メツセージを起動元の文書編集部561に送り(ステツプ4
114)、タスクを終了する(ステツプ4115)。この終了
メツセージには、テキストデータのレイアウト表示処理
か終了したことを示す終了コード,テキストデータ編集
部自身のタスク番号をセツトする。文書編集部561は以
上の領域編集部によるレイアウト表示処理結果をメツセ
ージにて受信し(ステツプ3556)、生成したタスクを削
除する(ステツプ3557)。
以上により、各領域内のデータを表示することができ、
また、頁上に排他領域が存在する場合には、該頁内の基
本領域上に記載されているテキストデータと重ならない
ように表示することができる。第39図に文書編集部にお
ける頁レイアウトの表示画面例を示す。本例では内部領
域Bは内部領域Aの上に位置し、また、内部領域Bの透
過性は不透明になつているため内部領域Aの内部領域B
により覆われている部分は表示されない。また、内部領
域A,Bは各々、全行、行末側の排他性を有するため、基
本領域5691上に記載されているテキストデータは図のよ
うに排他されて表示されることになる。
次にウインドウ操作による編集部の切り換えの操作方法
及び処理内容について第31図及び第17図を用いて説明す
る。
まず、第31図(b)ならびに(c)に示すように、図形
領域内を編集中に文書レイアウトの編集に切り換える場
合には、前述した操作対象の指定と同様に文書編集部56
1のウインドウ上へマウスカーソル30を移動し、マウス
の実行ボタンを押下する。この入力指示により、まず、
入力制御部51が指示位置がそれまで編集中であつた図形
編集部のウインドウ外であることを判定し、この入力を
図形編集部でなくウインドウ管理部52へ引き渡す。ウイ
ンドウ管理部52は、マウスによる指示位置ならびにウイ
ンドウ管理テーブルから文書編集部561のウインドウが
指示されたことを判定し(ステツプ1521)、それまで最
上位だつたウインドウを使用しているタスク、すなわち
図形編集部を一旦中断させ(ステツプ1522)、また、最
上位ウインドウの表示イメージを表示バツフアに退避す
る(ステツプ1523)。そして、新たに指示された文書編
集部のウインドウを最上位に表示し(ステツプ1524)、
ウインドウ管理ブロツクの重なり順を更新し(ステツプ
1525)、さらに新たに処理を再開する文書編集部に対し
てウインドウが切り換えられたことを知らせるために、
アクテイベイトコードを該ウインドウ使用タスクに返し
(ステツプ1526)、該ウインドウを使用しているタス
ク、すなわち文書編集部を再開する(ステツプ1527)。
なお、上記における編集部の中断,再開はシステム制御
部53において処理される。以下、第12e図及び第12f図の
フローに基づいて中断,再開の処理について説明する。
タスクの中断要求が発生した場合、システム制御部53は
指定されたタスクに対応するTCBの中断フラグをセツト
し(ステツプ1141)、該タスクがREADY状態が否かを判
定し(ステツプ1142)、READY状態であれば対応するTCB
をREADYキユーから外し、デイスパツチヤによりCPUが割
り当てられないようにする(ステツプ1143)。
タスクの再開要求に対しては指定された対応するTCBの
中断フラグをリセツトし(ステツプ1151)、該タスクが
READY状態かどうか判定し(ステツプ1152)、READY状態
であれば再びREADYキユーに接続する(ステツプ115
3)。TCBの中断フラグがセツトされている場合はタスク
デイスパツチヤでは該当タスクを起動させず、READYキ
ユーから外す。
また、第31図(c)の状態から基本領域の更新を行え
ば、画面は第31図(d)に示すように変化する。この状
態において、各編集部の切り換えはテキスト,図形,レ
イアウトの各々相互の間で前述と同様の操作方法により
任意に行うことができる。例えば、領域編集部間、すな
わちテキストから図形に切り換えると画面の表示状態は
第31図(e)に示すようになる。
さて、前述のウインドウの切り換えを行うとウインドウ
管理部から再開されるタスクに対し、入力としてアクテ
イベイトコードが返される。例えば前述の例において、
図形編集部から文書編集部561に切り換えた場合は文書
編集部561は再開後、上記アクテイベイト入力を受け取
り、これに従つて以下の処理を行う(第22j,第22k−1
図,第22k−2図)。すなわち、まず、現在表示中の頁
内に編集中の領域があるか否かを文書データより判定し
(ステツプ3601)、ある場合にはその領域の内容が編集
によつて更新されている可能性があるので、表示フラツ
グを1にセツト(ステツプ3602)、ない場合には表示フ
ラグを0にセツトし(ステツプ3603)、以下のメツセー
ジ処理後、レイアウトの再表示処理を行う。次に、シス
テム制御部53に対してメツセージの受信要求を行い(ス
テツプ3604)、メツセージがあればそのメツセージが領
域編集部からの終了通知であるか、テキストデータ編集
部からの頁数変更通知であるかをメツセージの内容を元
に判定し(ステツプ3605)、終了通知の場合は以下の処
理を行う(ステツプ3606)。すなわち、まず、メツセー
ジ中に格納された領域編集部のタスク番号及びETMT(第
29図)より領域番号を取得し(ステツプ3651)、該当す
る領域管理ブロツクのステータスを0にリセツトし(ス
テツプ3652)、当該タスクに関する情報をETMT(第29
図)より削除し(ステツプ3653)、最後に当該タスクそ
のものを削除する(ステツプ3654)。そして、最後に終
了通知の発行元がテキストデータ編集部であつたかどう
か判定し、テキストデータ編集部の場合にはメツセージ
中に格納された使用頁数に従つて後述する頁数変更処理
を行う。なお、終了通知の発行元がテキストデータ編集
部であつたかどうかは前述の領域管理ブロツクが基本領
域であつたかどうかにより判定することができる。
上記において受信したメツセージが頁数変更通知であつ
た場合及び終了通知がテキストデータ編集部からの場合
は、以下の頁数変更処理を行う。まず、当該章内の頁数
が通知された頁数と同じかどうか判定し(ステツプ366
1)、同じ場合には何もしないで終了する。次に当該章
内の頁数より通知された頁数の方が多いかどうか判定し
(ステツプ3662)、多い場合、すなわち、テキストデー
タの編集により頁が増加した場合は増加した頁数分、頁
の追加を行う(ステツプ3663)。一方、上記判定におい
て通知された頁数の方が少なかつた場合(テキストデー
タの編集により、テキストデータの存在する頁が少なく
なつた場合)は章内の末尾頁に内部領域が存在するかど
うか判定し(ステツプ3664)、なければ該頁を削除し
(ステツプ3665)、再度ステツプ3661からの処理を繰り
返す。すなわち、テキストデータの編集によりテキスト
の存在する頁が少なくなつた場合には、章内の末尾から
連続する白紙状態の頁(内部領域が1つもなく、かつ、
基本領域内にテキストデータも存在しない頁)を削除す
ることになる。なお、前述の排他領域更新時におけるテ
キストデータ再確定後において、テキストデータ編集部
からの終了通知が正常終了であつた場合においても同様
の頁数変更処理を行う(第22m図のステツプ3810)。さ
て、上記においてメツセージがもうなかつた場合は、表
示フラグが1にセツトされているかどうかを判定し(ス
テツプ3607)、セツトされていれば当該頁のレイアウト
再表示を行う(ステツプ3608)。
最後に文書編集部561における終了処理について第22l図
及び第12g図を用いて説明する。
オペレータから終了を指示された場合には、前述のETMT
(第29図)に基づいて起動中の編集タスクがあるかどう
か判定し(ステツプ3702)、ある場合はETMT(第29図)
よりタスク番号,領域番号を取得し(ステツプ3703)、
当該領域のステータスを0にリセツトした後(ステツプ
3704)、システム制御部53に対してタスクの強制終了要
求を行う(ステツプ3705)。これに従つてシステム制御
部53は第12g図に示すように、まず、指定されたタスク
が使用していた資源を解放し(ステツプ1161)、ウイン
ドウ管理に強制終了処理要求を行い(ステツプ1162)、
ウインドウ管理では、第16図に示すクローズ処理と同様
の処理を行う。そして指定されたタスク番号に基づき、
対応するTCBがREADYキユーに接続されていればREADYキ
ユー533より外し、TCBの状態をDORMANT状態とする(ス
テツプ1163)。以上の強制終了処理後、文書編集部は当
該タスクを削除する(ステツプ3706)。
以上の処理を起動中の編集タスクに対して繰返し行い
(ステツプ3707)、起動中のタスクの強制終了が全て終
了したならば文書データを登録し(ステツプ3708)、文
書編集部自らオープンしていたウインドウをクローズし
(ステツプ3709)、システム管理部に対して処理が終了
した旨をメツセージにて送信し(ステツプ3710)、タス
クを終了する(ステツプ3711)。
このようにして、文書編集部に対して終了要求があると
編集中の領域編集部を一括して終了させることができ
る。
以上述べてきたように本実施例によれば、編集操作の対
象とする領域を指定する際に、個別指定(解除),範囲
指定(解除)といつた2通りの指定(解除)方法をカー
ソルにより指定された範囲に従つて切り換えることがで
きる。このため、利用者が対象を指定する度にモードを
指定する必要が無くなり、効率良く編集操作を行うこと
ができる。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように本発明の操作対象指定方法では、
操作対象とするデータを指定する際に、利用者により入
力された2点間の距離によつて個別指定と範囲指定とい
う2通りの指定手段の切り換えるので、利用者自らいち
いち指定モードを切り換える必要がなくなり、効率良く
入力データの編集を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用可能な装置の構成を示すブロツク
図、第2図はその表示部における表示画面の例を示す
図、第3図はマウスボタンの構成を示す図、第4図はア
イコン管理テーブルの構成図、第5図はプログラム制御
テーブルの構成図、第6図はデータ名称定義テーブルの
構成図、第7図はウインドウ管理テーブルの構成図、第
8図はタスク制御テーブルの構成図、第9図はREADキユ
ーを示す図、第10図はメツセージ制御テーブルの構成
図、第11図はメツセージ受信待ち行列を示す図、第12図
はシステム制御部の処理を示す図、第12a図はタスク生
成の処理を示す図、第12b図はタスク削除の処理を示す
図、第12c図はタスク起動の処理を示す図、第12d図はタ
スク終了の処理を示す図、第12e図はタスク中断の処理
を示す図、第12f図はタスク再開の処理を示す図、第12g
図はタスク強制終了の処理を示す図、第12h図はメツセ
ージ送信の処理を示す図、第12i図はメツセージ受信の
処理を示す図、第12j図はデイスパツチヤの処理を示す
図、第13図は入力制御部の処理を示す図、第14図はメニ
ユー管理テーブル,プルダウンメニユーテーブルの構成
及び関連を示す図、第15図はウインドウオープンの処理
を示す図、第16図はウインドウクローズの処理を示す
図、第17図はウインドウ切り換えの処理を示す図、第18
図はシステム管理部の処理を示す図、第19図はフアイル
編集部の処理を示す図、第20図は操作対象文書テーブル
の構成図、第21図は文書編集部の処理を示す図、第22a
図は文書編集部の初期処理を示す図、第22b図は文書編
集部の初期処理におけるサポート領域管理テーブル作成
処理を示す図、第22c−1図はマウスを用いた場合にお
ける文書編集部の領域指定/解除処理を示す図、第22c
−2図はキーボードを用いた場合における文書編集部の
領域指定/解除処理を示す図、第22d−1図は文書編集
部の個別指定処理を示す図、第22d−2図は文書編集部
の範囲指定処理を示す図、第22d−3図は文書編集部の
個別解除処理を示す図、第22d−4図は文書編集部の範
囲解除処理を示す図、第22e図は文書編集部のプルダウ
ンメニユーの有効無効状態切り換え処理を示す図、第22
f図は文書編集部の領域新規作成処理を示す図、第22g図
は文書編集部の領域更新処理を示す図、第22h図は文書
編集部の領域新規作成,領域更新処理における領域編集
部起動処理を示す図、第22i−1図は文書編集部のレイ
アウト表示処理を示す図、第22i−2図は文書編集部の
レイアウト表示処理における領域内データ表示処理を示
す図、第22j図は文書編集部のアクテイベイト処理を示
す図、第22k−1図は文書編集部のアクテイベイト処理
における領域編集部終了処理を示す図、第22k−2図は
文書編集部のアクテイベイト処理における頁数変更処理
を示す図、第22l図は文書編集部の編集終了処理を示す
図、第22m図は排他領域が変更された場合における文書
編集部のテキストデータ確定制御処理を示す図、第23図
は文書編集部のメニユーテーブルの構成図、第24a図は
文書データの構成図、第24b図はテキストデータの構成
図、第25図は頁の構成を示す図、第26図は操作対象とし
て指定された領域数と実行可能な領域編集操作との関連
を示す図、第27図はサポート領域編集部管理テーブルの
構成図、第28図は操作対象領域テーブルの構成図、第29
図は起動編集タスク管理テーブルの構成図、第30a図は
図形データ編集部の処理を示す図、第30b図はテキスト
データ編集部の処理を示す図、第30c図はテキストデー
タ編集部におけるテキストの配置処理を示す図、第31図
は本発明を用いた文書編集操作の画面変化例を示す図、
第32図は各編集部のウインドウのタイトルを示す図、第
33a図は排他領域の座標系を示す図、第33b図は各排他モ
ードにおける排他領域座標を示す図、第33c図は各排他
モードにおけるテキストの並びを示す図、第34図は排他
領域が重なつている場合の排他領域の管理方法を示す
図、第35図は文書編集部の領域の属性設定画面を示す
図、第36図は排他領域と行の関係を示す図、第37図はテ
キストの作成,編集画面を示す図、第38図は排他領域と
テキストデータとの関係を示す図、第39図は文書編集部
のレイアウト表示画面例を示す図である。 1…入力部、2…表示部、3…記憶部、4…印刷部、5
…制御部、51…入力制御部、52…ウインドウ管理部、53
…システム制御部、54…印刷制御部、55…表示制御部、
56…編集部、57…システム管理部、58…フアイル編集
部、561…文書編集部、562…領域編集部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字や図形を入力する入力装置と、表示画
    面上の点を指定するポインティングデバイスと、表示画
    面上に複数の編集領域を設定する領域設定手段と、前記
    で入力された文字や図形データ及び前記領域設定手段で
    設定された複数領域データを記憶する記憶手段と、この
    記憶手段に記憶されている記憶内容に基づいて文字や図
    形あるいは複数の領域を表示する表示手段と、前記ポイ
    ンティングデバイスにより指定される2点を対角の頂点
    とする矩形領域と重なる表示画面上の前記複数の領域を
    編集対象として指定するか、あるいはその内の所望の一
    つの領域を編集対象として指定する領域指定手段とを備
    えた操作対象指定装置において、 前記領域指定手段は、前記ポインティングデバイスによ
    り指定される2点が所定の距離以上離れていれば、該2
    点を対角の頂点とする矩形領域と重なる表示画面上の総
    ての領域を編集対象として指定する範囲指定手段と、該
    2点間の距離が所定の距離以下であれば、該2点を対角
    の頂点とする矩形領域と重なる表示画面上の領域の内一
    つを編集対象とする個別指定手段とを備えていることを
    特徴とする操作対象指定装置。
JP62120588A 1987-05-18 1987-05-18 操作対象指定装置 Expired - Lifetime JPH07113979B2 (ja)

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