JPH0743582B2 - 多重画面表示用計算システム - Google Patents

多重画面表示用計算システム

Info

Publication number
JPH0743582B2
JPH0743582B2 JP60189533A JP18953385A JPH0743582B2 JP H0743582 B2 JPH0743582 B2 JP H0743582B2 JP 60189533 A JP60189533 A JP 60189533A JP 18953385 A JP18953385 A JP 18953385A JP H0743582 B2 JPH0743582 B2 JP H0743582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
window
windows
data
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60189533A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6250963A (ja
Inventor
啓一 中根
尚哉 池田
佳弘 横山
浩行 是枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP60189533A priority Critical patent/JPH0743582B2/ja
Publication of JPS6250963A publication Critical patent/JPS6250963A/ja
Publication of JPH0743582B2 publication Critical patent/JPH0743582B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、表示メモリを有するラスタ・スキャン型の表
示装置において、複数のウインドウからなる表示画素デ
ータを重ねて表示する多重画面表示用計算システムに関
する。
〔発明の背景〕
従来の画面表示方式は、そのほとんどが一台の表示装置
に同時に複数のデータを表示することはできないため、
複数のデータを同時に見たい場合には表示装置を複数台
設置しなければならず、高価なシステムになりがちであ
った。ところで、今日では、パーソナル・コンピュータ
をはじめとするパーソナル・ユースの機器においては、
表示装置を基本とする対話形処理が中心となってきてい
る。このような状況において、複数のデータを一台の表
示装置に同時に表示することは、ユーザの操作性および
処理性を向上させる上で重要な問題となり、内外の各社
にて実施の徴しにある。この点に関しては、日経エレク
トロニクス、1984年1月30日号における“パーソナル・
コンピュータ操作性向上の決め手となるマルチウインド
ウ化ソフト”と題する記事に状況が詳述されている。ま
た、より具体的な多重画面表示方式の一例が、バイト
パブリケーションズ社(BYYE Publications Inc)出版
のバイト(BYTE),Feb。1983におけるザ リサ コンピ
ュータ システム(The Lisa Computer System)に詳述
されている。ところで、これらの多重画面表示方式にお
いては、各表示データ間の表示エリアの重なり状況を如
何に効率よく管理し、表示エリア及び表示データの操作
時に如何に高速にその重なり状況を処理するかと言う点
が大きな課題となる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前述の課題を解決すべく、複数のウイ
ンドウからなる表示画素データを画面上の同一の表示位
置上に重ね合わせて表示する多重画面表示方式におい
て、複数のウインドウに関して表示優先順位を変更する
際並びに表示優先順位の高いウインドウを消去又は該ウ
インドウの位置を変更する際に、退避領域として外部メ
モリを選んで主メモリ領域を効率良く利用して最も効果
的に重なり部分の再表示を高速で行なえるようにした多
重画面表示用計算システムを提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、上記目的を達成するために、重ね合わされる
複数のウインドウからなる表示画素データを格納する表
示メモリと、前記表示メモリにバスを介して接続され、
前記表示メモリに格納される複数のウインドウの間にお
いて重ね合わされた部分における表示優先順位の低いウ
インドウの表示画素データを退避して格納する外部メモ
リと、前記表示メモリにバスを介して接続され、前記表
示メモリに格納される各ウインドウの位置、複数のウイ
ンドウの表示優先順位及び複数のウインドウにおける重
ね合わされる部分の位置を各ウインドウに対応させて格
納して管理する制御テーブルを備えた主メモリと、前記
表示メモリ上において複数のウインドウに関して表示優
先順位を変更する際並びに少なくとも表示優先順位の高
いウインドウを消去又は該ウインドウの位置を変更する
際、前記主メモリに備えられた制御テーブルに格納され
て管理される各ウインドウの位置、複数のウインドウの
表示優先順位及び複数のウインドウにおける重ね合わさ
れる部分の位置に関数する情報と前記外部メモリに退避
された重ね合わされた部分における表示優先順位の低い
ウインドウの表示画素データとに基づいて、重ね合わさ
れる複数のウインドウからなる表示画素データを再生又
は変更して前記表示メモリに格納する処理装置と、前記
表示メモリに格納された重ね合わされた複数のウインド
ウに関する表示画素データを画面上に表示する表示装置
とを備えたことを特徴とする多重画面表示用計算システ
ムである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。第1図
は、本発明に係る計算機システム、たとえばパーソナル
・コンピュータの如きシステムの構成例を示すものであ
る。システムは、主メモリ(MM)10,処理装置(CPU)1
1,図形表示装置(GPU)20,表示ディスプレイ(D)19,
磁気ディスク(DISC)14,磁気ディク制御装置(DC)13,
キーボード(KB)16,KB制御装置(KBC)15,マウス等の
ポィンティング・デバイス(PD)18,PD制御装置(PDC)
17,プリンタ(PR)29,PR制御装置(PRC)28および共通
バス12などから構成される。またGPU20は第2図に示す
ように、セグメント・メモリ(SM)21,図形表示処理装
置(GP)22,表示メモリ(FM)23,および表示ディスプレ
イ制御装置(DC)24を内部バス25にて接続したものであ
る。ここで、SM21はシステム規模が小さい場合にはMM11
にて代用することができる。第1図および第2図を用い
て、表示の方法を簡単に説明する。CPU11にて実行中の
プログラムP1によりD19に図形あるいは文字を表示する
場合には、まず表示しようとする図形あるいは文字デー
タ(これは一般的には図形描画コマンド列や文字コード
列である)をプログラムP1によってMM10からSM21に転送
し、次いでGP22に実行要求を出す。実行指示を受けたGP
22は、SM21から該図形データあるいは文字データを取り
出し、該データをD19上の各表示点に対応したドット・
データに展開し、FM23上の表示位置に対応した箇所に該
ドット・データを格納する。一方、D19の表示制御装置D
C24は、一定周期でFM23をスキャンし、その内容に従っ
てD19に表示を行っている。従って、FM23に格納された
該ドット・データは、DC24によって直ちにD19上に表示
されることになる。第3図は本発明に係る多重画面表示
方式による表示例を説明するものである。第3図(a)
はD19の画面30の矩形表示領域(これを以後ウインドウ
と呼ぶ)31に一つのデータを表示した例であり、
(b),(c)も同様にウインドウ32,33に夫々一つの
データを表示した例である。第3図(d)は、(a),
(b),(c)の表示内容を、本発明に係る多重画面表
示方式を用いて画面30に同時に表示した例である。ここ
では、ウインドウは、31,32,33の順に表示されたものと
して、即ちウインドウ33の表示優先度が最高であるとし
て表わしてある。第4図は、本発明に係る制御テーブル
類を示したものである。ウインドウ制御ブロック(WC
B)42は、各々のウインドウの大きさや表示位置、表示
するデータ番号、ウインドウの重なりの有無などを管理
するためのものであり、ウインドウが定義される度毎に
WCBリストポインタ(WLST)41に表示優先度の高い順に
接続される(即ち、WLST41に該WCBの先頭アドレスが格
納される)。WCB42の構成は、次に低い表示優先度を有
するウインドウに関するWCBを指すWCBポインタ(WPT)4
21,対応するウインドウ番号(WN)422,表示すべきデー
タ番号(DN)424,ウインドウの左上座標点(W1)425,右
下座標点(W2)426,重なりデータ退避情報管理ブロック
(SICB)を指すポインタ(SLST)427,などから成る。
SICB43は、あるウインドウに着目したときに該ウインド
ウと重なり合う部分を有する他のウインドウの夫々に1
ケースずつ対応付け、重なり合っているデータ番号とそ
の位置を管理するためのものであり、関係するWCBに重
なっているウインドウの表示優先順位の低い順に接続さ
れる。SICB43の構成は、次に高い表示優先度を有する重
なりデータに関するSICBを指すポインタSPT431,重なり
データ番号(ODN)432,重なり合っている矩形領域の左
上座標点(S1)433,右下座標点(S2)434から成る。第1
3図は外部メモリに配置される本発明に係る重なり表示
データ退避エリアSIDB44とその管理ブロックSIDCB45を
示したものである。SIDCB45は、SIDBに退避データが設
定される度毎に、N451に退避データ番号を設定し、PT45
2に対応するSIDB44へのポイント・アドレスを設定す
る。さて、本発明では、SIDBに退避する重なりデータと
してFM23に格納されているドット表示データを取扱う。
このことにより、表示位置の変更の際の表示データの再
表示に要する処理をSM21に格納された図形あるいは文字
データからGP22を介して再びドット・データに展開する
場合に比較し短時間で実行できることができる。第5図
は、本実施例に係る多重画面表示方式の画面表示例とそ
の時の制御テーブルWCB42,SICB43の状態を併記したもの
である。第6図〜第12図は、本実施例に係る多重画面表
示本式の処理手順を示したものである。
本実施例では、表示データの書込み(WRITE WINDOW)60
0、表示済データの最優先表示(POP UP WINDOW)800,表
示領域の移動(MOVE WINDOW)100,および表示データの
消去(CLEAR WINDOW)120の各コマンドの処理手順を示
すことにする。以下に第5図および第6図〜第12図を用
いて各処理手順を説明する。
(I) WRITE WINDOW 第5図(a)〜(c)は、WRITE WINDOWコマンドを用い
て画面30にウインドウ31,32,33を次々に定義し、夫々デ
ータA,B,Cを表示して行く様子を示したものである。ま
ず第5図(a)における本コマンドの処理手順を第6図
を用いて説明する。GP22はウインドウ番号WN=1,セグメ
ントデータ番号DN=A,ウインドウ左上・右下座標W1=A
1,W2=A2を伴った本コマンドを受付けると、空いている
WCB42aを獲得し、WLST41で指されるWCBリストの先頭に
該WCB42aを挿入する(ブロック610)。次いで、該WCB42
aにWN=1,DN=A,W1=A1,W2=A2を登録する(ブロック62
0)、さらにWCB42aのWPT421を調べ既に表示中のウイン
ドウがあったか否かを判定する(ブロック630)。今の
場合は、該ウインドウが初めて表示されるので判定は否
となり処理はブロック650へ進む。最後に、GP22は指定
された該データAをドット・データに展開し、FM23のウ
インドウ座標A1,A2の矩形領域に相当する部分に該ドッ
ト・データを書き込む。この結果、画面30は第5図
(a)の如くなり、そのときのWCB42aは(g)の如くな
る。次に、ウインドウ31の上にウインドウ番号WN=2,セ
グメント・データ番号DN=B、ウインドウ座標W1=B1,W
2=B2を伴ったWRITE WINDOWコマンドにより、ウインド
ウ32を定義し、データBを第5図(b)の如く表示する
場合を考えてみる。
GP22における該コマンド処理手順のブロック610〜630ま
では前記と同様である。ブロック630における既に表示
中のウインドウの有無の判定は、今度は正(即ち有)で
あるので、処理はブロック640へ進み、サブルーチン(S
AVE WINDOW)700を実行する。SAVE WINDOW700の処理手
順を第7図に示す。SAVE WINDOW700は、ウインドウ間の
重なりがあるか否かを調べ、あれば、重なり部分の既に
表示されているドット・データ全体を退避用エリアに格
納する処理を行なうものである。SAVE WINDOW700に渡さ
れる引数は、重ね合わせようとする(即ちこれら表示を
しようとする)ウインドウに対応するWCBtのアドレス
と、重ね合わされる可能性にある既表示ウインドウをWL
ST41につなげられたリストを用いてサーチする際のサー
チ範囲を示すための別なWCBlのアドレス(該リストの末
尾までをサーチ範囲とする場合にはゼロとする)であ
る。今の場合の引き数は、WCB42tのアドレスとゼロとな
る。さて、SAVE WINDOW700の処理においては、まず、WC
B42tのWPT421より、次の表示優先順位を有するウインド
ウ31に対応するWCB42aのアドレスを求め表示中のデータ
番号Aおよびウインドウ位置座標A1,A2を求める(ブロ
ック710)。次に、表示しようとするウインドウ座標B1,
B2をWCB42tより取出し、先に取出した既表示中のウイン
ドウ位置座標A1,A2を比較し、両者の重なり矩形領域座
標S1,S2(今の場合は、A3,A2となる)を求める(ブロッ
ク720)。もしここで重なり部分が無ければ、ブロック7
30での判定により、処理はブロック780へ移る、今の場
合は、重なり部分があるので、処理はブロック740へ進
む。そして、GP22は空いているSICB43aを獲得し、WCB42
bのSLST427で示されるリストの先頭に該SICB43aを接続
する(ブロック740)。次いで、SICB43aに先にブロック
710及び720の処理にて求めた重なり部分のデータ番号A
座標A3,A2を登録する(ブロック750)、さらに、GP22は
重なりデータが既に退避されいるか否かを判定し(ブロ
ック755)、末だ退避されていなければ、重なりドット
・データ全体を退避するために空きのSIDB44を獲得し、
SIDCB45にデータ番号とSIDBポインタを登録し(ブロッ
ク760)、重なりデータ全体A1,A2のドット・データをFM
23より読出して該SIDB44に格納する(770ブロック)。
そして最後に、重なり合いのチエック対象の中で未だ他
にも表示中の低優先度表示のウインドウがあるか否かを
判定し(ブロック780)該当するウインドウがある場合
には再びブロック710からの処理に制御を移し、そうで
ない場合には本サブルーチンを呼んだルーチンへ制御を
戻す。今の場合には、第6図のWRITE−WINDOW)600のブ
ロック650に制御が戻される。そこで、GP22は、指定さ
れたデータBをドット・データに展開し、FM23のウイン
ドウ座標B1、B2に相当する矩形領域に該ドット・データ
を書込む。この結果、画面30は第5図(b)の如くな
り、そのときのWCB42a、42bおよびSICB43aの関係は同図
(h)の如くなる。さらに、第5図(c)の如くウイン
ドウ31,32の上にウインドウ33を定義してデータCを表
示する場合を考えてみる。GP22はウインドウ番号3,セグ
メント・データ番号C,ウインドウ座標C1,C2を伴ったWRI
TE WINDOWコマンドを受取ることにより、既に説明した
のと同じ第6図および第7図の処理手順を実行する。こ
のとき、重なり情報は表示優先度の高い順に得られ、ま
ず、ウインドウ32のデータBに関しては座標B3,C2が重
なっており、次いでウインドウ31のデータAの座標C1,A
4が重なっていることが検出される。そして、夫々の重
なり情報がSICB43に登録され、SIDB44重なりドット・デ
ータ全体が退避される。その結果、WCB42,SICB43,SIDB4
4の相互の関係は第5図(i)の如くなる。
(II) POP UP WINDOW 第5図(d)は、第5図(c)の状態において最も表示
優先度の低いウインドウ31をPOP UP WINDOWコマンドを
用いて最も表示優先度の高いウインドウとして最前面に
表示するようにした結果を示したものである。本コマン
ドの処理手順を第8図及び第9図を用いて説明する。GP
22はウインドウ番号WN=1を伴った本コマンドを受ける
と、まず指定されたWN=1に対応するWCBt42aをWLST41
で指されるリストをサーチすることにより探し出し、該
WCBt42aの先頭アドレスとその前につながれている高表
示優先度のウインドウに対応するWCBl42bの先頭アドレ
ス(若しWCBtが該リストの先頭であれば、WCBlの先頭ア
ドレスはWLISTのアドレスとなる)を求める(ブロック8
10)。このとき指定ウインドウWN=1よりも表示優先度
の高いものがなかった場合には、本コマンド処理は直ち
に終了する(ブロック820)。今の場合には、表示優先
度の高いものが存在するので、制御はブロック830へ進
められる。GP22は、先に得たWCBt42a先頭アドレスをWLS
T41に登録することにより、WLIST41にて示されるリスト
の先頭に該WCBt42aをつなぎ換える(ブロック830)。次
いでGP22はサブルーチンSAVE WINDOW700を実行して新に
重ねられる既表示情報を退避し(ブロック840)、引続
きサブルーチンRESUME WINDOW R900を実行してそれまで
重なり合いにより退避されていたウインドウWN=1に関
するドット情報を回復し該ウインドウのすべてのデータ
を再表示させる。ブロック840にて、サブルーチンSAVE
−WINDOW700に与えられる引数は、先に求めたWCBt42aの
先頭アドレスとWCBl42bである。サブルーチン700の処理
手順は先に説明したので、ここでは省略する。ブロック
850にてサブルーチンRESUME WINDOW R900に渡される引
数は、重なりデータを回復しようとするウインドウ31に
対応するWCBt42a先頭アドレス及び現在時点でウインド
ウ31に関する重なり情報を持っている可能性のある最も
表示優先度の低いウインドウ32に対応するWCBl42先頭ア
ドレスである。RESUME WINDOW R900の処理手順を第9図
に示す。RESUME WINDOW R700に制御を移したGP22は、ま
ずWCBt42aよりウインドウ31に対応する表示データ番号D
N=Aとその次に表示優先度の高いウインドウ33に関す
るWCB42cの先頭アドレスを求める(ブロック905)。次
いで、WCB42cに対応するSICB43の有無をSLST427の内容
がゼロか否かにより判定し(ブロック910)若し対応す
るSICBが無ければ重なり情報は退避されていないという
ことで、ブロック970へ処理を進める。今の場合は、SIC
B43cが存在するので、処理はブロック920に進む。そこ
では、SLST427につながれたSICBリストについて、先に
求めた表示データ番号Aに関するものがあるかを調査
し、あれば該SICB43cの先頭アドレスを求め、ブロック9
30へ制御を進める。若しこの時に該当するSICBがなけれ
ば、制御はブロック970へ進める。さて、今の場合は、
データAに関するSICB43cが存在するので、GP22は該SIC
B−43cより退避中の重なり位置座標C1,A4を得る。(ブ
ロック930)。さらに、該SICB43cをリストから切離し、
空き状態にする(ブロック950)。以上までの処理によ
り、ウインドウ33によって重ねられ隠されていた部分の
位置情報が得られたことになります。GP22は、引き続
き、またその次に表示優先度の高いWCB−42tの先頭アド
レスを求め、(ブロック970)該アドレスと、引数のWCB
lアドレスで示されるWCBのアドレスと一致するかを判定
し(ブロック980)、一致がみられるまで、夫々のWCBに
ついて先のブロック910から950までの処理を実行する。
そしてすべての処理を終えたところで、フレームメモリ
の重なり位置に相当する部分へ、SIDBの内容の一部/全
体を書き込み、(ブロック981)、さらにSIDBを空き状
態にし(ブロック982)、POP UP WINDOWコマンド700へ
戻り、コマンド全体の処理を終了する。以上の結果、画
面30は第5図(d)の如くなり、その時のWCB,SICB,SID
Bの相互関係は同図(j)の如くなる。
(III) MOVE WINDOW 第5図(e)は、最も表示優先度の高いウインドウ31の
表示装置をMOVE WINDOWコマンドを用いて、34に移動さ
せた結果を示したものである。本コマンドの処理手順を
第10図を用いて説明する。移動したいウインドウ番号WN
=1,新しいウインドウ表示位置座標W1N=A5,W2N=A6を
伴った本コマンドを受取ったGP22は、まずWN=1に対応
するWCB42aをWLST41にて指されるWCBリストより探し出
し、該ウインドウの現在の表示位置A1,A2を求める(ブ
ロック101)。次いで、FM23よりウインドウ位置A1,A2に
相当する部分のドット情報をワーク・エリアに退避する
(ブロック102)。そして、そのウインドウ・エリアで
隠されていた他のウインドウ内容を再表示するために第
11図に示すサブルーチンRESUME WINDOW−N110を実行す
る(ブロック103)。RESUME WINDOW−N110への引数はWC
B42aの先頭アドレスのみでよい。RESUME WINDOW−N110
を実行しはじめたGP22は、まず、FM23上のウインドウ位
置A1,A2に相当する領域をクリアする(ブロック111)。
このとき背景色が指定されていれば、背景色でその領域
を塗りつぶす。次いで、SICBの有無を判定し、SICBが無
ければ、元のコマンド処理へ戻る(ブロック112)SICB
がある場合には、重なり領域の位置を求め対応するSIDB
に退避してあるドット情報をFM23上の対応領域に書き込
み、、SICBおよびSIDBを夫々のリストからはずして空き
状態にするという一連の作業を、表示優先度の低いウイ
ンドウ順に該WCB42aに関連する全てのSICBについて実施
する(ブロック113〜117)。この結果、画面30からはウ
インドウ31の表示は消滅し、それによって隠くされてい
た他のウインドウ内容が再表示されることになる。そし
て、GP22は制御を再びコマンドのブロック104に戻す。
ブロック104〜107は、新しいウインドウ位置A5,A6に、
ブロック102にてワーク・エリアに退避しておいた旧ウ
インドウ31のドット情報を表示する処理手順を示すもの
である。これらの処理については既に第6図,第7図の
WRITE WINDOW600の処理にて説明した内容と同様なので
ここでは説明を省略する。以上の結果、画面30は第5図
(e)の如くなり、その時の各制御テーブルの状態は同
図(k)の如くなる。
(IV) CLEAR WINDOW 第5図(f)は表示優先度の最も高いウインドウ34をCL
EAR WINDOWコマンドを用いて消去させた結果を示したも
のである。本コマンドの処理手順を第12図を用いて説明
する。尚、本コマンドへの引数はウインドウ番号WNだけ
でよい。ウインドウ番号WN=1を伴ったCLEAR WINDOWコ
マンド120を受けたGP22は、直ちにWN=1に対応するWCB
42aの先頭アドレスを求める(ブロック121)。次いで、
サブルーチンRESUME WINDOW−N110を実行し、先のMOVE
WINDOW100の説明で述べたと同様にして、ウインドウWN
=1によって隠されていたドット情報を再表示する(ブ
ロック122)。そして最後に、WCB42aをWLST41で示され
るリストより削除し、空き状態にする。以上の結果、画
面30は第5図(f)、関連制御テーブルは同図(l)の
如くなる。以上説明してきたように、本実施例では、重
なり合った表示領域の座標、表示優先度を主メモリ上に
て、重った全てのドット情報を外部メモリ上にて管理す
ることにより、主メモリの利用効率を上げ、しかも高速
な画面再表示を可能とすることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、複数のウインドウからなる表示画素デ
ータを画面上の同一の表示位置上に重ね合わせて表示す
る多重画面表示方式において、複数のウインドウに関し
て表示優先順位を変更する際並びに表示優先順位の高い
ウインドウを消去又は該ウインドウの位置を変更する際
に、退避領域として外部メモリを選んで主メモリ領域を
効率良く利用して最も効果的に重なり部分の再表示を高
速で行なえる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の計算機システム構成図,第
2図は第1図の図形表示装置の部分のブロック構成図、
第3図は多重画面表示例を示す説明図、第4図及び第13
図は本発明に係る制御テーブルの構成図、第5図は多重
画面表示例とその時の制御テーブルの状態を示す説明
図、第6図から第12図は本発明に係る多重画面表示方式
の処理手順説明図である。 41……ウインドウ制御ブロック・リスト・ポインタ、 42……ウインドウ制御ブロック、 43……重なりデータ退避情報管理ブロック、 44……重なりドット・データ退避エリア、 600……WRITE WINDOW処理手順、 800……POP UP WINDOW処理手順、 100……MOVE WINDOW処理手順、 120……CLEAR WINDOW処理手順、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 11/80 (72)発明者 横山 佳弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 是枝 浩行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−91492(JP,A) 特開 昭59−116787(JP,A) 特開 昭60−130794(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重ね合わされる複数のウインドウからなる
    表示画素データを格納する表示メモリと、 前記表示メモリにバスを介して接続され、前記表示メモ
    リに格納される複数のウインドウの間において重ね合わ
    された部分における表示優先順位の低いウインドウの表
    示画素データを退避して格納する外部メモリと、 前記表示メモリにバスを介して接続され、前記表示メモ
    リに格納される各ウインドウの位置、複数のウインドウ
    の表示優先順位及び複数のウインドウにおける重ね合わ
    される部分の位置を各ウインドウに対応させて格納して
    管理する制御テーブルを備えた主メモリと、 前記表示メモリ上において複数のウインドウに関して表
    示優先順位を変更する際並びに少なくとも表示優先順位
    の高いウインドウを消去又は該ウインドウの位置を変更
    する際、前記主メモリに備えられた制御テーブルに格納
    されて管理される各ウインドウの位置、複数のウインド
    ウの表示優先順位及び複数のウインドウにおける重ね合
    わされる部分の位置に関数する情報と前記外部メモリに
    退避された重ね合わされた部分における表示優先順位の
    低いウインドウの表示画素データとに基づいて、重ね合
    わされる複数のウインドウからなる表示画素データを再
    生又は変更して前記表示メモリに格納する処理装置と、 前記表示メモリに格納された重ね合わされた複数のウイ
    ンドウに関する表示画素データを画面上に表示する表示
    装置とを備えたことを特徴とする多重画像表示用計算シ
    ステム。
JP60189533A 1985-08-30 1985-08-30 多重画面表示用計算システム Expired - Fee Related JPH0743582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60189533A JPH0743582B2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30 多重画面表示用計算システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60189533A JPH0743582B2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30 多重画面表示用計算システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6250963A JPS6250963A (ja) 1987-03-05
JPH0743582B2 true JPH0743582B2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=16242891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60189533A Expired - Fee Related JPH0743582B2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30 多重画面表示用計算システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0743582B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0255396A (ja) * 1988-08-20 1990-02-23 Fujitsu Ltd マルチウィンドウ管理方式
JPH0293688A (ja) * 1988-09-30 1990-04-04 Nec Corp マルチウインドウ表示システムの描画方式

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891492A (ja) * 1981-11-27 1983-05-31 株式会社日立製作所 画像表示装置の制御方式
JPS59116787A (ja) * 1982-12-24 1984-07-05 株式会社日立製作所 デイスプレイ表示方式
JPS60130794A (ja) * 1983-12-19 1985-07-12 松下電器産業株式会社 表示領域判別回路
JPH0260195A (ja) * 1988-08-26 1990-02-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The アディティブ法配線板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6250963A (ja) 1987-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4823108A (en) Display system and memory architecture and method for displaying images in windows on a video display
EP0806756B1 (en) Dymamic translucent windows in a graphical user interface
US6356281B1 (en) Method and apparatus for displaying translucent overlapping graphical objects on a computer monitor
EP0327781B1 (en) Method to automatically vary displayed object size with variations in window size
US5819055A (en) Method and apparatus for docking re-sizeable interface boxes
US5923307A (en) Logical monitor configuration in a multiple monitor environment
US6166736A (en) Method and apparatus for simultaneously resizing and relocating windows within a graphical display
JP2003526820A (ja) グラフィック表示内でウィンドウのサイズ変更および再配置を同時に行うための方法および装置
US6342894B1 (en) Icon display method
KR920006746B1 (ko) 컴퓨터 시스템
KR100247720B1 (ko) 그래픽 사용자 인터페이스에서 윈도우의 스캔 라인 압축을 사용하여 글로벌 히트 테스트 데이타 구조를 생성하기 위한 방법 및 시스템
JPH0786745B2 (ja) 多重画面表示制御装置
JPH0743582B2 (ja) 多重画面表示用計算システム
JPH0260195B2 (ja)
JP2564283B2 (ja) 多重画面表示計算機システム
JP2585537B2 (ja) グラフィックデータ処理装置およびその方法
JP3459076B2 (ja) 項目入力ボード制御方式
JPH0546138A (ja) 計算機システムの多重画面表示制御方法
JPH0743639B2 (ja) 計算機システム
JP2528880B2 (ja) 情報処理装置
JPH0559447B2 (ja)
JP2680076B2 (ja) マルチウィンドウの画面表示方法
JPS6215591A (ja) 多重画面表示情報処理装置
JPH0365987A (ja) ダブルフレームバッファ使用時のウィンド管理方式
JP2742165B2 (ja) ウィンドウ表示機能を有するコンピュータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees