JPH0786745B2 - 多重画面表示制御装置 - Google Patents

多重画面表示制御装置

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JPH0786745B2
JPH0786745B2 JP60231191A JP23119185A JPH0786745B2 JP H0786745 B2 JPH0786745 B2 JP H0786745B2 JP 60231191 A JP60231191 A JP 60231191A JP 23119185 A JP23119185 A JP 23119185A JP H0786745 B2 JPH0786745 B2 JP H0786745B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、表示メモリを有するラスタ・スキャン型の表
示装置における画面表示制御方式に係り、特に複数のデ
ータを一台の表示装置の画面上に同時に表示するに好適
な多重画面表示制御装置に関する。
〔発明の背景〕
従来の画面表示制御方式は、そのほとんどが一台の表示
装置に同時に複数のデータを表示することはできないた
め、複数のデータを同時に見たい場合には表示装置を複
数台設置しなければならず、高価なシステムになりがち
であった。ところで、今日ではパーソナル・コンピュー
タをはじめとするパーソナル・ユースの機器において
は、表示装置を基本とする対話形処理が中心となってき
ている。このような状況において、複数のデータを一台
の表示装置に同時に表示することは、ユーザの操作性お
よび処理性を向上させる上で重要な問題となり、内外の
各社にて実施の徴しにある。この点に関して、具体的な
多重画面表示方式の一例が、日経エレクトロニクス,198
5年,7月29日号における“ワークステーションのマルチ
ウインドウ表示方法を比較する”と題する記事や、「バ
イト(1983年2月),“リサ コンピュータ システ
ム”」(BYTE,Fed.1983,“The Lisa Computer Syste
m")に詳述されている。
ところで、これらの多重画面表示方式においては、各表
示データ間の表示エリアの重なり状況を如何に効率よく
管理し、表示エリア及び表示データの操作時に如何に高
速にその重なり状況を処理するかという点が大きな問題
点となる。例えば、上記日経エレクトロニクスの第154
頁に記載されているように、新らたに表示したウインド
ウと既に表示してある複数のウインドウとの重なり部分
を夫々のウインドウ毎に退避する方法が考えられるが、
各ウインドウの座標位置の比較計算が多発し、又退避・
回復のためのデータ転送回数が問題となり、退避状況の
管理が難しい。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前述の問題点に鑑み、複数のデータを
同一の表示装置上に重ね合せを許して同時に表示し、互
いの表示位置を変更する際には最も効果的に、重なり部
分の再表示、或は退避を実現可能な多重画面制御装置を
提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明に係る多重画面制御装
置は、表示データの使途により、その再表示処理性能を
その使途に最適な形で実現できるようにするものであ
る。
即ち、本発明は、処理装置と、共有メモリ、主メモリ
と、外部メモリと、表示データを格納する表示メモリ
と、該表示メモリの内容を表示する表示装置とを有し、
複数の表示データを前記表示装置に重ね合わせて表示す
る多重画面表示装置において、前記表示データが複数重
ねられて前記表示装置に表示される場合、重ねられる表
示データそのものを表示データの重なりデータとし、前
記表示データの重なりデータの内少なくとも特殊データ
用ウィンドウの重なりデータを一時的に退避する特殊デ
ータ用退避領域を前記表示メモリに設け、前記表示メモ
リに設けられた特殊データ用退避領域内に格納される重
なりデータよりも優先順位の低い一般データの表示デー
タの重なりデータを退避させる一般データ用退避領域を
前記共有メモリ、主メモリ又は前記外部メモリに設け、
前記表示メモリ、共有メモリ、主メモリ及び前記外部メ
モリに格納する複数の表示データの各々に関してその表
示位置、その相互の表示優先度、重なり時の退避領域を
管理し、前記複数の表示データの相互の表示優先度に従
い前記一般データの重なりデータを前記共有メモリ、主
メモリ、前記外部メモリの順に格納させる制御テーブル
を前記主メモリに有し、前記処理装置において前記外部
メモリ、主メモリ、共有メモリ及び前記表示メモリを用
いて複数の表示データの表示を制御することを特徴とす
る多重画面表示装置である。また、具体的に本発明は、
表示データを一般のデータと緊急メッセージやメニュー
・コマンドなどの特殊データとに分けて制御することに
し、さらに表示メモリの内部を実際に表示しているデー
タを格納しているエリアと特殊データによって重ね合わ
される表示データの退避エリアと一般の表示データ同志
で重なり合っている表示データの退避エリアに分割して
管理し、また、一般データの退避エリアについては、表
示メモリ上のものが溢れた場合には主メモリ或は共有メ
モリ上に設けた退避エリアを用い、さらにそのエリアが
溢れた場合には外部メモリ上に設けた退避エリアを用い
ることとし、そして各表示データ毎にそのデータの表示
装置上の表示位置および表示優先度を管理し、そのデー
タが重ね合せられるときには、そのデータ全体を前記退
避エリアの何れかに退避し、管理することにより表示デ
ータの表示位置や表示内容の変更を行う際に、最も効率
の良い処理を行うことを特徴とするものである。
以後の本発明の理解を促すために、一般データ、特殊デ
ータについて説明する。すなわち、本件発明において、
メニュー・コマンドや緊急メッセージは、普通のデータ
とは異なり、データそのものがほぼ定式化されており、
かつその表示応答性の良いことが要求され、かつ常に表
示優先度が最も高いため、普通のデータと区別して特殊
データと呼ぶこととする。これに対する普通のデータは
一般データと呼ぶことにする。この呼称に合わせて、本
件発明においては、特殊データを表示するウインドウお
よびそれによって隠される表示データの退避エリアを夫
々特殊ウインドウ、特殊退避バッファと呼ぶ。また、一
般データを表示するウインドウ、その退避エリアを夫
々、一般ウインドウ、一般退避バッファなどと呼ぶこと
にする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
第2図(a)は、本発明に係る計算機システム、たとえ
ばワード・プロセッサやパーソナル・コンピュータの如
きシステムの構成例を示すものである。システムは、主
メモリ(MM)10、処理装置(CPU)11、図形表示装置(G
PU)20、表示ディプレイ(D)19、磁気ディスク(DIS
C)14、磁気ディスク制御装置(DC)13、キーボード(K
B)16、KB制御装置(KBC)15、マウス等のポインティン
グ・デバイス(PD)18、PD制御装置(PDC)28及び共通
バス12などから構成される。
またGPU20は第2図(b)に示すように、共有メモリ(S
M)21、図形表示処理装置(GP)22、表示メモリ(FM)2
3、および表示ディスプレイ制御装置(DC)24を内部バ
ス25にて接続したものである。
第2図(a),(b)を用いて本発明の表示制御方法を
簡単に説明する。CPU11にて実行中のプログラムP1によ
りD19に図形あるいは文字を表示する場合には、まず表
示しようとする図形あるいは文字データ(これらは一般
的には図形描画コマンド列や文字コード列である)をプ
ログラムP1によってMM10からSM21に転送し、次いでGP22
に実行要求を出す。実行指示を受けたGP22は、SM21から
該図形データあるいは文字データを取り出し、該データ
をD19上の各表示点に対応したドット・データに展開
し、FM23上の表示位置に対応した箇所に該ドット・デー
タを格納する。一方、GPU20のDC24は、一定周期でFM23
をスキャンし、その内容に従ってD19に表示を行ってい
る。従って、FM23に格納された該ドット・データは、DC
24によって直ちにD19上に表示されることになる。
第3図(a)〜(f)は本発明に係る多重画面表示方式
による表示例を説明するものである。第3図(a)はD1
9の画面30の矩形表示領域(これを以後ウインドウと呼
ぶ)31に一つの一般データを表示した例であり、同図
(b),(c)も同様にウインドウ32,33に夫々一つの
一般データを表示した例である。同図(d)は、同図
(a),(b),(c)の表示内容を、本発明に係る多
重画面表示方式を用いて画面30に同時に表示した例であ
る。ここでは、ウインドウは31,32,33の順に表示された
ものとして、即ちウインドウ33の表示優先度が最高であ
るとして表わしてある。
第3図(e)は、同図(d)の状態において、特殊デー
タの一つであるメニュー・コマンドを特殊ウインドウ36
に表示した例であり、第3図(f)は、同図(d)の状
態において、特殊データの一つである緊急メッセージを
特殊ウインドウ35に表示した例である。
ここで、上記で説明した多重画面表示例において表示デ
ータ、重なりデータについて夫々の格納場所を説明す
る。なお、多重画面表示における重なりデータの退避場
所としては、本発明者等により発明され、本出願人によ
る先願である特願昭60−189533号「多重画面表示方式」
に開示したように、ディスク装置などの外部メモリを用
いる方法が考えられる。この方法は多重画面表示におい
て同時に表示する表示データが多くなり、重なりが多く
なると、重なりデータの退避エリア(領域)が多量に必
要になるが、表示メモリや主メモリ等が外部メモリに比
較して高価なため、それらの有効活用が必要になり、そ
のために外部メモリを重なりデータの退避エリヤとして
用いようとするものである。ところが、データの読み書
きの速度に関しては、一般的に外部メモリは主メモリに
比較して格段に遅く、また主メモリは表示メモリに比較
して遅い。このため、外部メモリに重なりデータの退避
エリヤを設けると、重なりデータの再表示速度は遅くな
り、重なり状況の高速化、ひいては重なり状況の効率的
な管理が図れなくなることになる。そのため、多重画面
表示制御装置の操作応答性の高速化を実現するには、退
避した重なりデータの再表示速度が重要となるため、退
避エリヤは出来るかぎり高速な読み書きが可能なメモリ
に配置することが望まれる。
そこで、本発明の多重画面表示制御装置においては、表
示メモリ、主メモリ、連結用メモリなどの外部メモリ以
外のメモリにも重なりデータの退避エリヤを設け、重な
りデータが少ない場合には、表示メモリ上の退避エリヤ
を用い、重なりデータが増加するに従って他の退避エリ
ヤを用い、最後に外部メモリの退避エリヤを用いること
により、可能な限り、その時点時点で最高の操作応答性
の高速化を実現する構成をとる。
以上は一般ウインドウの扱いについて述べたが、本発明
の多重画面制御装置においては、更に特殊ウインドウの
扱いについての構成を有する。特殊ウインドウについて
は、先に述べたように、メニューコマンドや緊急メッセ
ージが表示され、それらは一般ウインドウに比較し高速
の表示応答性が要求され、且つ一過性のものである。従
って、特殊ウインドウによる重なりデータの退避エリヤ
については、そのサイズが小さいこともあり、表示メモ
リ上にだけ設け、又前述の一般ウインドウ用退避エリヤ
とは別にする構成とする。
以下、本発明の多重画面表示制御装置の一実施例を第1
図を用いて説明する。第1図(a),(b)は本発明に
係る多重画面表示方式をデータの格納場所に着目して説
明するための図面である。同図(a)において、MM10は
後述の制御プログラムを含むプログラム格納エリア1、
後述の制御テーブルを含む制御テーブル格納エリア2、
およびユーザのプログラムや表示データなどを格納する
データ・エリア3から成っている。SM21は、CPU11によ
ってMM10のデータ・エリア3から送られてくる表示に必
要なデータを格納するコマンド・エリア4、ディスクの
ような外部メモリ14やMM10に格納、或は退避されていた
表示用ドットデータをFM23に転送するための送出バッフ
ァ・エリア5及びFM23の表示ドット・データを外部メモ
リ14やMM10に退避あるいは格納するための受信バッファ
6とから成る。FM23はD19に表示中のドット・データを
格納しておく表示バッファ7、特殊データ用ウインドウ
によって重ねられたドット・データを退避する特殊退避
バッファ9及び一般データ用ウインドウ同志によって重
ねられたウインドウのドット・データを退避する一般退
避バッファ8とから成る。また外部メモリ14にはウイン
ドウのドット・データの退避エリア39を設ける。
さて、第1図(b)に示した画面30の如き多重画面表示
がされたとすると、FM23の表示バッファ7には図示した
画面のドット・データが格納されており、緊急メッセー
ジの特殊ウインドウ35によって重ねられた直前の特殊ウ
インドウ35の位置の表示ドット・データがFM23の特殊退
避バッファ9に退避されている。また、FM23の一般退避
バッファ8にはウインドウ33を表示した時に退避された
一般ウインドウ32の全体の表示ドット・データが格納さ
れている。さらにSM21の受信バッファ6には、一般ウイ
ンドウ32を表示した時に退避された一般ウインドウ31の
全体の表示ドット・データが格納されている。そして、
外部メモリ14の退避エリア39には一般ウインドウ31を表
示した時に退避された一般ウインドウ37の全体の表示ド
ット・データが格納されている。尚、ここでは簡単のた
めにFM23の一般退避バッファ8及びSM21の送信バッファ
5、受信バッファ6は夫々画面1面分しか存在しないと
して説明するが、それらは各々複数画面分用意するのが
一般的である。
第4図は本発明の多重画面表示制御方法に係る制御テー
ブル類を示したものである。ウインドウ制御ブロック
(WCB)42は、各々のウインドウの大きさや表示位置、
表示するデータ番号、ウインドウタイプ、ウインドウの
重なりによる表示データの退避エリア上方などを管理す
るためのものであり、ウインドウが定義される度毎にWC
Bリストポインタ(WLST)41に表示優先度の高い順に接
続される。即ち、WLST41に該WCB42の先頭アドレスが格
納される。
WCB42の構成は、次に低い表示優先度を有するウインド
ウに関するWCBを指すWCBポインタ(WPT)421、対応する
ウインドウ番号(WN)422、そのウインドウ種別(WTYP
E)423、表示すべきデータ番号(DN)424、ウインドウ
の左上隅座標(W1)425、右下隅座標(W2)426、退避エ
リアを示す退避エリア種別(SATYEPE)427、退避エリア
番号(SAN)428などから成る。なお、WLST41、WCB42のW
PT421を継なぐリストは双方向リストとする。また、本
実施例の以下の説明では、次の記号を用いることとす
る。すなわち、WTYPEとしては、1が一般ウインドウ、
2が特殊ウインドウを表わすこととし、またSTYPEとし
てFがFM23の一般退避エリア8、SがSM21の受信バッフ
ァ6、Dが外部メモリ14の退避エリア39を表わすことと
する。
また、FM23の一般退避バッファ8、SM21の受信バッファ
6、外部メモリ14の退避エリア39の各エリアと退避され
たウインドウ表示データの関係は夫々、一般退避バッフ
ァ制御ブロック(FMSACB)43、受信バッファ制御ブロッ
ク(SMSACB)44、退避エリア制御ブロック(SSSACB)45
にて管理する。夫々の制御ブロックの構成は類似してお
り、用意した退避領域の数(CASEN)431,441,451、使用
中の領域の数(USEDN)432,442,452および各領域に退避
されたウイドウの番号(WN)433,443,453とその領域の
先頭番地(ADDR)434,444,454とから成っている。
これらの各フィールドの使用法は、以下の如くである。
たとえば、FMSACB43を例にとると、ある一般ウインドウ
Aを表示しようとしたとき、既にウインドウBが表示さ
れていたとする。このとき、FM23の一般退避バッファ8
などへウインドウBのデータを退避する訳であるが、ま
ずFMSACB43のCASEN431とUSEDN432とを比較し、前者の方
が大きければFM23の一般退避バッファには未だ空きエリ
アがあると判断する。そして、WN433が零であるかを調
べて空きを見つけ、そのときに対応するADDR434より一
般退避バッファ8内にある退避エリアの先頭アドレスを
得て、そのエリアへウインドウBのデータを退避する。
そして、そのときのWN433にウインドウBのウインドウ
番号を設定し、さらにFMSACB43のUSEDN432を1だけ加算
する。一方、ウインドウBのデータを表示画面上に回復
する場合は、FMSACB43のWN433がウインドウBのウイン
ドウ番号に合致するものを探し出し、そのときの対応す
るADDR434によって示される一般退避バッファ8内の退
避エリアに格納されているウインドウBのデータをFM23
の表示バッファへ回復する。そして、FMSACB43の該WN43
3を零にクリアし、かつUSEDN432を1だけ減算する。
さて、本発明では、これまでに説明してきたようにウイ
ンドウ間で重なり合ったデータの退避データとして、FM
23の表示バッファ7に展開し格納されるドット・データ
を取扱う。このことにより、表示位置の変更の際の表示
データの再表示に要する処理を、SM21に格納された図形
あるいは文字データからGP22を介して再びドット・デー
タに展開する場合に比較し短時間で実行できることがで
きる。
また、本発明では、一般ウインドウ間で重なり合ったデ
ータの退避方法として、ウインドウを新らたに表示する
ときには、その直前に表示されたウインドウが何であっ
たかを記憶し、その直前に表示されていたウインドウ全
体のドット・データを退避する方法を採用する。後に詳
述するがこの方法によって、退避・回復のためのデータ
転送回数が減少でき、退避状況の管理が楽になる。
次に本発明の具体的実施例を第5図(a)〜(p)、第
6図〜第13図を用いて詳細に説明する。
第5図(a)〜(p)は、本実施例に係る多重画面表示
方式の画面表示例とその時の制御テーブルWCB42の状態
を併記したものである。又、第6図〜第12図は、本実施
例に係る多重画面表示方式の処理手順を示したものであ
る。本実施例では、表示データの書込み(WRITE−WINDO
W)600、表示済データの最優先表示(POP−UP−WINDO
W)800、表示領域の移動(MOVE−WINDOW)100及び表示
データの消去(CLEAR−WINDOW)120の各コマンドの処理
手順を示すことにする。
(I)WRITE−WINDOW 第5図(a)〜(c)は、WRITE−WINDOWコマンドを用
いて画面30にウインドウ31,32,33を次々定義し、夫々デ
ータA,B,Cを表示して行く様子を示したものである。ま
ず第5図(a)における本コマンドの処理手順を第6図
を用いて説明する。GP22はウインドウ番号WN=1、ウイ
ンドウ種別WTYPE=1(一般)、セグメントデータ番号D
N=A、ウインドウ左上・右下座標W1=A1,W2=A2を伴っ
た本コマンドを受付けると、空いているWCB42aを獲得
し、WLST41で指されるWCBリストの先頭に該WCB42aを挿
入する(ブロック610)。次いで、該WCB42aにWN=1,WTY
PE=1,DN=A,W1=A1,W2=A2を登録する(ブロック62
0)。さらにWCB42aのWPT421を調べ既に表示中のウイン
ドウがあったか否かを判定する(ブロック630)。今の
場合は、該ウインドウが初めて表示されるので、判定は
NO(即ち無)となり処理はブロック650へ進む。最後にG
P22は指定された該データAをドット・データに展開
し、FM23のウインドウ座標A1,A2の矩形領域に相当する
部分に該ドット・データを書き込む。この結果、画面30
は第5図(a)の如くなり、そのときのWCB42aは同図
(g)の如くなる。
次に、ウインドウ31の上にウインドウ番号WN=2、ウイ
ンドウ種別WTYPE=1、セグメント・データ番号DN=
B、ウインドウ座標W1=B1,W2=B2を伴ったWRITE−WIND
OWコマンドにより一般ウインドウ32を定義し、データB
を第5図(b)の如く表示する場合を考えてみる。GP22
における該コマンド処理手順のブロック610〜630までは
前記と同様である。ブロック630における既に表示中の
ウインドウの有無の判定は、今度はYES(即ち有)であ
るので、処理はブロック640へ進みサブルーチン(SAVE
WINDOW)700を実行する。
SAVE WINDOW700の処理手順を第7図に示す。SAVE WIN
DOW700は、ウインドウ種別を判定し、特殊ウインドウ
(WTYPE=2)であれば、特殊退避バッファ9への重な
りドット上方の退避を行ない、一般ウインドウ(WTYPE
=1)であれば、一般退避バッファ8、受信バッファ
6、退避エリア39の何れか適当な領域へ既に表示中のウ
インドウ中、最も優先度の高いウインドウのドット情報
の退避を行なうものである。SAVE WINDOW700へ渡され
る引数は、表示ドット情報を退避したいウインドウに対
応するWCBのアドレスと、重ねようとする新ウインドウ
のウインドウ種別である。今の場合は、WCB42aのアドレ
スとWTYPEとなる。さて、SAVE WINDOW700の処理におい
ては、まず与えられたウインドウ種別より、特殊ウイン
ドウか否かを判定する(ブロック715)。もし、ここで
特殊ウインドウであれば、ブロック760に進み、特殊ウ
インドウのWCBより特殊ウインドウの位置座標W1,W2を
得、それに対応する表示バッファ7内のドット情報を特
殊退避バッファ9へ退避し(ブロック760)、本サブル
ーチンを呼び出したルーチンへ制御を戻す(ブロック78
0)。しかし、今の場合はウインドウ32は、特殊ウイン
ドウでなく、一般ウインドウであるので、ブロック720
以降に進み、夫々の退避エリアの状況に従い下記の処理
を行う。
まず、FM23の一般退避バッファ8に空き領域があればブ
ロック765〜775を処理し、指定されたWCBより、重ね合
せられるウインドウの座標W1,W2を得(今の場合A1,A2)
表示バッファの対応する情報を空いている一般退避バッ
ファ8へ退避し、FMSACB43の対応するエリアに退避した
ウインドウ番号を設定し、ブロック780へ行き、呼出し
ルーチンへ戻る。
また、FM23の一般退避バッファ8が満杯で、SM21の受信
バッファ6に空き領域がある場合には一般退避バッファ
8の一ケースを受信バッファ6に移し(ブロック745〜7
55)、その空いた一般退避バッファ8へ先と同様に表示
バッファ7内の重なり情報を退避する(ブロック770〜7
75)。
また、もしFM23の一般退避バッファ8も、SM21の受信バ
ッファ6も満杯の場合には、受信バッファ6の一ケース
を退避エリア39へ移し(ブロック730〜740)、空いた受
信バッファ6へ一般退避バッファ8の一ケースを移し
(ブロック750〜755)、空いた一般退避バッファ8へ先
の説明と同様に表示バッファ7内の重なり情報を退避す
る(ブロック770〜775)。
今の場合(第5図(b)の場合)には、一般退避バッフ
ァ8に空きがあるので、ブロック765〜775を処理し、そ
の結果WCB42aのSATYPE427は同図(h)にみるように、
一般退避バッファ8を示す"F"が設定され、SAN428には
“1"が設定される。そして本サブルーチンの呼び出し元
へ制御を戻す。今の場合には、第6図のWRITE−WINDOW6
00のブロック650に制御が戻される。そこで、GP22は指
定されたデータBをドット・データに展開し、FM23の表
示バッファ7のウインドウ座標B1,B2に相当する矩形領
域に該ドット・データを書込む。この結果、画面30は第
5図(b)の如くなり、そのときのWBC42a,42bの関係は
同図(h)の如くなる。なお、WCB42内の退避エリア種
別SATYPE427に設定される信号は、一般退避バッファ8
の場合、“F",受信バッファ6の場合、“S",退避エリア
39の場合、“D"であることは先に述べたとおりである。
さらに、第5図(c)の如くウインドウ31,32の上に一
般ウインドウ33を定義してデータCを表示する場合を考
えてみる。GP22はウイドウ番号3、ウインドウ種別1、
セグメント・データ番号C、ウインドウ座標W1=C1,W2
=C2を伴ったWRITE−WINDOWコマンドを受取ることによ
り、既に説明したのと同じ第6図および第7図の処理手
順を実行する。この時、一般退避バッファ8は1ケース
しかないとすると空きがないので、SAVE WINDOW700の
処理はブロック750〜755,770〜780を実行し、一般ウイ
ンドウ31の表示データは、受信バッファ6へ、一般ウイ
ンドウ32の表示データは一般退避バッファ8へ退避され
る。この結果、WCB42の関係は第5図(i)の如くな
る。すなわち、一般ウインドウ31の表示データに関する
WCB42aのSATYPE427には、受信バッファ6を示す“S"が
設定され、SAN428には“1"が設定される。
(II)POP−UP−WINDOW 第5図(d)は、第5図(c)の状態において最も表示
優先度の低いウインドウ31をPOP−UP−WINDOWコマンド
を用いて最も表示優先度の高いウインドウとして最前面
に表示するようにした結果を示したものである。本コマ
ンドの処理手順を第8図及び第9図を用いて説明する。
GP22はウインドウ番号WN=1を伴った本コマンドを受け
ると、まず指定されたWN=1に対応するWCB42aをWLST41
で指されるリストをサーチすることにより探し出し、該
WCB42aの先頭アトレスを求める(ブロック810)。この
とき指定ウインドウWN=1よりも表示優先度の高いもの
がなかった場合には、本コマンド処理は直ちに終了する
(ブロック820)。今の場合には、表示優先度の高いも
のが存在するので、制御ブロック830へ進められる。GP2
2は、先に得たWCB42aの先頭アドレスをWLST41に登録す
ることにより、WLIST41にて示されるリストの先頭に該W
CB42aをつなぎ換える(ブロック830)。次いでGP22はサ
ブルーチンSAVE WINDOW700を実行して新に重ねられる
既表示情報を退避し(ブロック840)、引続きサブルー
チンRESUME−WINDOW900を実行してそれまで重なり合い
により退避されていたウインドウWN=1に関するドット
情報を回復し、該ウインドウのすべてのデータを再表示
させる。
ブロック840にて、サブルーチンSAVE−WINDOW700に与え
られる引数は、先に求めたWCB42aを接続し直す前までに
WLST41の先頭につながれていたWCB42cの先頭アドレスと
ウインドウ種別WTYPEである。サブルーチン700の処理手
順は先に説明したのでここでは省力するが、サブルーチ
ン700を処理した結果、ウインドウ31は退避エリア39
へ、ウインドウ32は受信バッファ6へ、ウインドウ33は
一般退避エリア8へ退避され、この時の各制御テーブル
の状態は第5図(p)の如くなる。ブロック850にてサ
ブルーチンRESUME−WINDOW900に渡される引数は重なり
データを回復しようとするウインドウ31に対応するWCB4
2a先頭アドレスである。RESUME−WINDOW900の処理手順
を第9図に示す。
RESUME−WINDOW900に制御を移したGP22は、まずWCB42a
よりウインドウ31に対応するウインドウ番号、退避エリ
ア種別、退避エリア番号を求める(ブロック905)。次
いで、退避エリア種別を判定し(ブロック910)、夫々
の退避エリア種別に応じた処理を行ない(ブロック915
〜920,925〜930,935〜940)、本サブルーチンの呼出し
元へ戻る(ブロック945)。各退避エリア種別毎に処理
する内容は細かくは異なるが、マクロには以下の如くで
ある。即ち、対応する退避エリア制御ブロックより、指
定されたWNに一致する退避エリアのアドレスを求め、該
当エリアより、退避データを取出しFM23の表示バッファ
7内の元のウインドウ表示エリアに担当する位置へ該デ
ータを転送し、退避エリア制御ブロックの該当エリアを
クリアし、使用中エリア数を−1しておく。今の場合に
は、一般ウインドウ31の退避情報は外部メモリ14の退避
エリア39より取出される。そして、全ての処理を終えた
ところで、POP−UP−WINDOWコマンド800へ戻り、コマン
ド全体の処理を終了する。以上の結果、画面30は第5図
(d)の如くなり、その時のWCBの関係は同図(j)の
如くなる。
(III)MOVE−WINDOW 第5図(e)は、第5図(d)における最も表示優先度
の高い一般ウインドウ31の表示位置をMOVE−WINDOWコマ
ンド100を用いて新らたなウインドウ34に移動させた結
果を示したものである。本コマンドの処理手順を第10図
を用いて説明する。
移動したいウインドウ番号WN=1、新しいウインドウ表
示位置座標W1N=A5,W2N=A6を伴った本コマンドを受取
ったGP22は、まずWN=1に対応するWCB42aをWLST41にて
指されるWCBリストより探し出す(ブロック101)。次い
で、SAVE WINDOWサブルーチンを呼び出しFM23の表示バ
ッファ7よりウインドウ位置A1,A2に相当する部分のド
ット情報を一般退避バッファ8に退避する(ブロック10
2)。そして、WCB42aに新しいウインドウ位置(A5,A6)
を登録する(ブロック103)。引続き、そのウインドウ
エリアで隠されていた他のウインドウ内容を再表示する
ために、第11図に示すサブルーチンRESUME−ALL−WIN11
0を実行する(ブロック104)。RESUME−ALL−WIN110へ
の引数はWCB42aの先頭アドレスのみでよい。
RESUME−ALL−WIN100を実行しはじめたGP22は、まずFM2
3上のウインドウ位置A1,A2に相当する領域をクリアする
(ブロック111)。このとき背景色が指定されていれ
ば、背景色でその領域を塗りつぶす。
次いで、WLST41のリストより、最も優先度の低いウイン
ドウWCBアドレスを求める(ブロック120)。そして、該
ウインドウの退避データをRESUME−WINDOWサブルーチン
900を用いて再表示し(ブロック125)、さらに、次に表
示優先度の高いウインドウのWCBアドレスを求め(ブロ
ック130)、WLST41のリストの先頭に至るまで、先述の
ブロック125〜130の処理を実行する。この結果、必要な
ウインドウについてはその表示データは全て再現される
ことになる。
以上の結果、画面30は第5図(e)の如くなり、その時
の各制御テーブルの状態は同図(k)の如くなる。
(IV)CLEAR−WINDOW 第5図(f)は表示優先度の最も高いウインドウ34をCL
EAR−WINDOWコマンドを用いて消去した結果を示したも
のである。本コマンドの処理手順を第12図を用いて説明
する。
ウインドウ番号WN=1、ウインドウ種別WTYPE=1を伴
ったCLEAR−WINDOWコマンド120を受付けたGP22は、直ち
にWN=1に対応するWCB42aの先頭アドレスを求める(ブ
ロック121)。次いで、WCB42aをWLST41で示されるリス
トより削除し、空き状態にする。(ブロック123) そして、特殊ウインドウか否かを判定し(ブロック12
4)、そうであればブロック126へ進み、特殊ウインドウ
によって隠されていた表示情報をフレームメモリの特殊
退避エリア9より取出し、フレームメモリの元の位置へ
戻す。今の場合、一般ウインドウについてであるので、
ブロック125へ進む。最後にブロック125ではサブルーチ
ンRESUME−ALL−WIN110を実行し、先のMOVE−WINDOW100
の説明で述べたと同様にして、ウインドウWN=1によっ
て隠されていたドット情報を再表示する。以上の結果、
画面30は第5図(f)、関連制御テーブルは同図(1)
の如くなる。
第5図(m)は、同図(f)の状態にて、特殊ウインド
ウ35が表示された場合の画面30を示したものである。こ
の処理は、先に説明したWRITE−WINDOWコマンド600をウ
インドウ種別=2(特殊)として発行することにより実
行される。この結果、関連制御テーブルは同図(n)の
如くなる。なお、特殊ウインドウによって重ねられた部
分を退避するエリアはFM23の特殊退避エリア9に限られ
ているため、WCBのSATYPE427には何も記録されない。
以上説明して来たように、本実施例では重り合うウイン
ドウ情報の退避エリアを表示メモリに近いところから階
層的に構成し、各ウインドウの表示位置、優先度、退避
エリア等を管理することにより、様々な状況に応じた高
速な再表示処理が可能となる。
以上詳述した実施例について、従来の手法との差違を第
13図,第14図を用いて明確化する。なお、従来の手法と
は、上述の日経エレクトロニクス記載の方式であり、表
示制御の対象は、一般ウインドウを3個順に表示し、さ
らに最優先の一般ウインドウを移動後、消去する事例と
する。
第13図は従来の方法による重なり部分の退避状況を説明
する図であり、第14図は本発明の方式による退避状況を
説明する図である。第13図,14図(a)で一般ウインド
ウ31にデータAを表示し、同図(b)で一般ウインドウ
32にデータBを表示したときには、一般ウインドウ32に
よって重ねられたウインドウ31の領域データa1を退避す
る。このとき、従来例においては重なり領域を割り出す
ために一般ウインドウ31,32の座標値の比較計算を行う
必要がある。一方、本例発明においては、第14図(b)
から明らかなように、一般ウインドウ31のデータAをそ
のまま退避すればよく、座標値の比較演算を行う必要は
ない。
さらに、第13図(c),第14図(c)で一般ウインドウ
33にデータCを表示したときには、従来の方法では一般
ウインドウ33によって重ねられた一般ウインドウ31の領
域データa2、および一般ウインドウ32の領域データb1
を、夫々の座標値の比較を行った結果により割出し、夫
々退避しなければならない。一方、本件発明の方法にお
いては、一般ウインドウ32のデータBをそのまま退避す
ればよいだけである。
次に、第13図(d),第14図(d)で最も後方に重ねら
れて表示されている一般ウインドウ31を最も手前に再表
示するときには、従来の方法では、まず、一般ウインド
ウ31によって新に重ね合わされることになる一般ウイン
ドウ32の領域データb2および一般ウインドウ33の領域デ
ータc1を前記の場合と同様に割出し、夫々退避しなけれ
ばならない。次いで、それまでに退避されていた一般ウ
インドウ31に表示されているデータに関する領域データ
a1,a2を元の位置に回復する。このように従来の方法で
は座標値の比較計算の他に、領域データの退避、回復の
回数も多くなる。一方、本件発明の方法においては一般
ウインドウ31によって新に重ねられることになる一般ウ
インドウ33のデータCをそのまま退避し、退避してある
データAを元の位置に回復するだけである。
また、第13図(e),第14図(e)で一般ウインドウ31
の表示位置を移動する場合には、従来の方法では、一般
ウインドウ31の表示データAをすべて一時退避した上で
一般ウインドウ31を一担消去し、次いで一般ウインドウ
31によって重ね合わされていた一般ウインドウ32の領域
データb2および一般ウインドウ33の領域データc1を元の
位置に回復し、さらに一般ウインドウ31が新に表示され
る位置に関して重なり合わされることになる一般ウイン
ドウ32の領域データb3および一般ウインドウ33の領域デ
ータc2を前記の場合と同様にして割出して夫々退避し、
最後に一時退避しておいた表示データAをウインドウ31
の新しい位置へ回復する必要がある。一方、本件発明の
方法では、一般ウインドウ31の表示データAを一時退避
した上で一般ウインドウ31を一担消去し、次いで一般ウ
インドウ31によって重ね合わされ退避しておいた一般ウ
インドウ32,33のデータB,Cを用いて一般ウインドウ32,3
3の順に再表示し、最後に一時退避しておいた表示デー
タAを一般ウインドウ31の新しい表示位置へ回復する。
最後に第13図(f),第14図(f)で一般ウインドウ31
を消去する場合には、従来の方法では一般ウインドウ31
によって重ねられていた全ての領域データb3,c2を元の
位置へ回復する。一方、本件発明の方法では、一般ウイ
ンドウ31を消去し、一般ウインドウ31によって重ねられ
ていた全てのウインドウ表示データB,Cを再表示、回復
する。
以上に説明した如く、従来の方法と本発明に係る方法で
は、前者の方がウインドウの座標位置の比較計算が多発
し、またドット・データの退避・回復の頻度も多く、全
体的なオーバヘッドが大きいことがわかる。また、退避
・回復のためのデータ転送量を考えると、一回の転送量
は従来の方式の方が多い場合がないとはいえないが、表
示するウインドウ数が増加したり、ウインドウの操作が
頻繁に行なわれること、さらには、ウインドウのドット
・データの退避場所はディスクなどの外部メモリになる
ことが多くなることを考えると、データの転送量の多少
は問題にならなくなり、むしろ転送回数が問題となり、
この点でも本件発明の方式の方が優れている。さらに、
以上の説明から明らかなことであるが、退避状況の管理
方法の難易については、本件発明の方法の方が、従来の
方法に比較し容易である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば複数のデータを同
一表示装置上に重ね合せを許して同時に表示するシステ
ムに於て、表示位置の変更や、表示内容の消去の際に高
速に再表示が可能な方式を提供できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る表示データの退避方法を示す図、
第2図(a),(b)は本発明に係る計算機システム構
成図、第3図(a)〜(f)は多重画面表示例を示す
図、第4図は本発明に係る制御テーブルの構成図、第5
図(a)〜(p)は多重画面表示例とその時の制御テー
ブルの状態を示す図、第6図から第12図は本発明に係る
多重画面表示方式の処理手順を示す図、第13図,第14図
は従来例と本件発明の効果の差違を説明するための図で
ある。 41……ウインドウ制御ブロック・リスト・ポインタ、 42……ウインドウ制御ブロック、 600……WRITE−WINDOW処理手順、 800……POP−UP−WINDOW処理手順、 100……MOVE−WINDOW処理手順、 120……CLEAR−WINDOW処理手順。
フロントページの続き (72)発明者 池田 尚哉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 是枝 浩行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 青津 廣明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 川瀬 正紀 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株 式会社日立製作所多賀工場内 (72)発明者 辰野 雄二郎 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株 式会社日立製作所多賀工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理装置と、共有メモリ、主メモリと、外
    部メモリと、表示データを格納する表示メモリと、該表
    示メモリの内容を表示する表示装置とを有し、複数の表
    示データを前記表示装置に重ね合わせて表示する多重画
    面表示装置において、 前記表示データが複数重ねられて前記表示装置に表示さ
    れる場合、重ねられる表示データそのものを表示データ
    の重なりデータとし、前記表示データの重なりデータの
    内少なくとも特殊データ用ウィンドウの重なりデータを
    一時的に退避する特殊データ用退避領域を前記表示メモ
    リに設け、前記表示メモリに設けられた特殊データ用退
    避領域内に格納される重なりデータよりも優先順位の低
    い一般データの表示データの重なりデータを退避させる
    一般データ用退避領域を前記共有メモリ、主メモリ又は
    前記外部メモリに設け、前記表示メモリ、共有メモリ、
    主メモリ及び前記外部メモリに格納する複数の表示デー
    タの各々に関してその表示位置、その相互の表示優先
    度、重なり時の退避領域を管理し、前記複数の表示デー
    タの相互の表示優先度に従い前記一般データの重なりデ
    ータを前記共有メモリ、主メモリ、前記外部メモリの順
    に格納させる制御テーブルを前記主メモリに有し、前記
    処理装置において前記外部メモリ、主メモリ、共有メモ
    リ及び前記表示メモリを用いて複数の表示データの表示
    を制御することを特徴とする多重画面表示装置。
  2. 【請求項2】前記表示メモリには、前記特殊データ用退
    避領域とは別に一般データ用ウィンドウによる重なりデ
    ータを退避させる一般データ用退避領域を構成したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の多重画面表示
    装置。
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