JPH0546337A - データ入力処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はメニュー表示されたキー情報をユー
ザが選択することでデータベースから対応するデータを
入力するデータ入力処理方式に関し、データベースが大
きくても、メニュー選択に手間が掛からないデータ入力
処理方式の提供を目的とする。 【構成】 表示部及び操作部を有するコンソール１と、
キー情報で検索される位置に対応するデータを記憶して
いるデータベース２と、特定のグループに対象を絞った
キー情報を登録しているインデックスファイル３とを備
え、インデックスファイル３のキー情報をメニュー表示
すると共に、該キー情報をユーザが選択することでデー
タベース２から対応するデータを入力する。好ましく
は、インデックスファイル３の登録キー情報をその使用
回数でソートした順に並べ替えて更新すると共に、新た
に使用したデータベース２のデータのキー情報を自動追
加登録する。また、インデックスファイル３はユーザ別
に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はデータ入力処理方式に関
し、更に詳しくはメニュー表示されたキー情報をユーザ
が選択することでデータベースから対応するデータを入
力するデータ入力処理方式に関する。この種のデータ入
力処理方式は、ＣＡＤで図形データを入力する場合や固
定フォームに住所、氏名等の可変データを入力する場合
等において多く用いられる。データベースのキー情報を
メニュー表示すれば、キー情報を一覧できる上、これを
選択するだけで所望のデータの入力が行える。従って、
キー情報を１文字づつ入力する方式よりもデータ入力の
手間が大幅に省ける。しかし、データベースが大きくな
ると、キー情報も大きくなり、かえってメニュー選択に
手間が掛かるという問題が生じる。そこで、この種のデ
ータ入力処理方式の簡易化、高速化が要望されている。

【０００２】

【従来の技術】図５は従来のデータ入力処理方式を説明
する図で、図において１は表示部及びタブレット等の操
作部を有するコンソール、２はキー情報で検索される位
置に対応するデータ（図形データ等）を記憶しているデ
ータベースである。従来は、データベース２のキー情報
をコンソール画面にメニュー表示し、ユーザが選択した
キー情報によりデータベース２をアクセスしていた。し
かし、データベースが大きくなると、メニュー表示する
キー情報も大きくなり、これに伴いユーザはメニューペ
ージを何度もめくらなくてはならないから、かえってメ
ニュー選択に手間が掛かるという問題があった。

【０００３】また、従来は、膨大なデータベースの中か
ら所望のデータを効率よくアクセスするための一方法と
して、キー情報の一部の文字列を入力することにより、
該文字列を含む一群のキー情報をメニュー表示させるよ
うな制御コマンドを提供していた。しかし、この方法に
よると、制御コマンドの入力及びそれによる予備検索の
処理が追加される上に、一度で目的のキー情報をメニュ
ー表示させられない場合も多々あるので、現状ではあま
り活用されていない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のデ
ータ入力処理方式では、データベースのキー情報をコン
ソール画面にメニュー表示する方式であるので、データ
ベースが大きくなると、キー情報も大きくなり、かえっ
てメニュー選択に手間が掛かるという問題があった。

【０００５】本発明の目的は、データベースが大きくて
も、メニュー選択に手間が掛からないデータ入力処理方
式を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題は図１の構成
により解決される。即ち、本発明のデータ入力処理方式
は、表示部及び操作部を有するコンソール１と、キー情
報で検索される位置に対応するデータを記憶しているデ
ータベース２と、特定のグループのキー情報を登録して
いるインデックスファイル３とを備え、インデックスフ
ァイル３のキー情報をメニュー表示すると共に、該キー
情報をユーザが選択することでデータベース２から対応
するデータを入力するものである。

【０００７】

【作用】ところで、この種のデータ入力処理方式におい
ては、膨大なデータベース２の全データが常時検索の対
象とされているわけではない。例えば、ＣＡＤによる電
気回路図面の作成時には、電気回路素子の図形データが
有れば足り、機械部材の図形データは当面は必要ない。
逆の場合も同様である。

【０００８】そこで、本発明のデータ入力処理方式にお
いては、データベース２の上位に、使用目的に応じた特
定のグループのキー情報を登録しているインデックスフ
ァイル３を設け、このインデックスファイル３のキー情
報をメニュー表示すると共に、該キー情報をユーザが選
択することで、データベース２から対応するデータを読
み出し、コンソール画面に入力するようにしている。従
って、データベース２が大きくなっても、インデックス
ファイル３の内容はメニュー選択に適した大きさに絞れ
るから、これによりユーザは所望のデータを速やかに入
力できる。

【０００９】また好ましくは、インデックスファイル３
の登録キー情報を該キー情報の使用回数でソートした順
に並べ替えて更新すると共に、新たに使用したデータベ
ース２のデータのキー情報を自動的に追加登録する。従
って、例えばキー情報の使用回数の降順にソートをすれ
ば、メニュー表示ではキー情報の使用頻度の高い順にキ
ー情報が並ぶから、ユーザはこれを選択することでデー
タ入力作業を一層効率的に進められる。なお、インデッ
クスファイル３に登録されていないデータをデータベー
ス２から抽出して使用した場合は、そのキー情報の使用
回数は１とされ、上記のように降順にソートする場合
は、該キー情報はインデックスファイル３の最後部に登
録される。

【００１０】また好ましくは、インデックスファイル３
はユーザ別に設けられている。従って、例えば３人のユ
ーザＡ〜Ｃはそれぞれ独自のインデックスファイル３ａ
〜３ｃを持つことが可能であり、これにより単一の大容
量のデータベース２を効率よく共用できる。

【００１１】

【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、図面を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図２は実施例のデータ
入力処理方式の構成を示す図で、図において１はコンソ
ール、１ａはキー情報のメニュー表示及び選択した入力
データの表示等を行う表示部、１ｂはメニュー表示の選
択及びメニュー表示以外のキー情報の入力等を行う操作
部（キーボード、ポインティング・デバイス、タブレッ
ト等）、２はキー情報で検索される位置に対応するデー
タ（図形データ等）を記憶しているデータベースファイ
ル、３はユーザ毎の使用目的に応じた特定のグループの
キー情報を登録しているインデックスファイル、４はイ
ンデックスファイル３のキー情報をメニュー表示すると
共に、該キー情報をユーザが選択することで、データベ
ースファイル２から対応するデータを入力する制御を行
うＣＰＵ、５はＣＰＵ４が実行する実施例の図４のデー
タ入力処理プロラムを記憶しているメモリ、６はＣＰＵ
４の共通バスである。

【００１２】図３は実施例のデータ入力動作を示す概念
図で、図において２１はデータベースファイル２のキー
項目欄、２２は図形データ欄、３１はインデックスファ
イル３のキー項目欄、３２は図形データの使用回数欄で
ある。図４は実施例のデータ入力処理のフローチャート
で、以下図２〜図４を参照して実施例のデータ入力処理
を説明する。この装置がデータ入力モードにされると図
４の処理に入力する。ステップＳ１ではユーザが使用す
るインデックスファイルを定義する。例えば、ユーザＢ
は、ここでは自己のインデックスファイル３ｂを指定す
る。ステップＳ２では定義されたインデックスファイル
３ｂの全キー項目をメニュー表示する。ところで、この
キー項目は対応する図形データの使用回数により降順に
ソートされているので、そのメニュー表示は図形データ
の使用回数が多い順になされる。ステップＳ３ではユー
ザＢによるメニューの選択を待つ。ここでは、ユーザＢ
は、メニュー表示を選択することも、あるいはメニュー
表示以外のデータを入力するために該データに対応する
キー情報を直接入力することも可能である。

【００１３】ユーザＢがメニュー表示を選択した時は、
ステップＳ４に進み、ＣＰＵ４は選択されたキー情報に
よりデータベースファイル２から対応する図形データを
読み出して表示部１ａに入力する。ステップＳ５では選
択されたキー情報（即ち、使用された図形データ）の使
用回数欄に＋１し、ステップＳ６では使用回数欄３２の
全使用回数でインデックスファイル３ｂを降順にソート
する。

【００１４】また、ステップＳ３でユーザＢがメニュー
表示以外のキー情報を直接入力した時は、ステップＳ７
に進み、入力したキー情報に従ってデータベースファイ
ル２を検索する。ステップＳ８では入力したキー情報が
データベースファイル２に登録済か否かを調べ、登録済
でなければステップＳ２に戻り、その旨をユーザＢに知
らせる。また、登録済の場合は、ステップＳ９に進み、
ＣＰＵ４は入力されたキー情報によりデータベースファ
イル２から対応する図形データを読み出して表示部１ａ
に入力する。ステップＳ１０では入力されたキー情報を
インデックスファイル３のキー項目欄３１の最後部に追
加登録し、その使用回数欄３２の内容を１とする。

【００１５】こうして、次々と所望の図形データが選択
入力され、あるいは新たな図形データが追加入力され
る。新たな図形データを追加する場合は、ユーザＢは、
単にメニュー表示以外のキー情報を直接入力するだけで
良く、これによりインデックスファイル３には新たな図
形データのキー情報が自動的に登録される。勿論、この
追加機能はインデックスファイル３が空（初期）の状態
でも使えるので、ユーザＢは単に作図作業を進めるだけ
で、インデックスファイル３も自動的に作成・更新され
てゆくことになる。

【００１６】なお、上記実施例ではインデックスファイ
ル３のキー情報をそのままメニュー表示したが、該キー
情報に対応がとれる情報であるならばどのような情報を
表示しても良い。また、上記実施例では図形データを入
力する場合について述べたが、入力するデータは図形デ
ータに限らず、文字データでも良い。

【００１７】また、上記実施例ではデータの使用回数を
降順にソートしたが、例えばこれを昇順にソートする
と、新たに追加したデータが選択し易いという状況が起
こり、作図の仕方によっては便利な場合もある。

【００１８】

【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、特定の
グループのキー情報を登録しているインデックスファイ
ルを設け、このインデックスファイルのキー情報をメニ
ュー表示すると共に、該キー情報をユーザが選択するこ
とで、データベースから対応するデータを入力するの
で、検索対象を任意に絞れると共に、ユーザは、膨大な
データベースを意識することなく、好ましくは各ユーザ
専用のインデックススファイルの範囲内でメニュー表示
を迅速に選択でき、データ入力処理の高速化、効率化、
信頼化等が図れる。

【００１９】また好ましくは、インデックスファイルの
登録キー情報を該キー情報の使用回数でソートした順に
並べ替えて更新すると共に、新たに使用したデータベー
スのデータのキー情報を自動的に追加登録するので、使
い勝手が良い上、ユーザは単にデータ入力作業を進める
だけで、インデックスファイルも自動的に作成され、か
つ所望のものに更新されてゆく。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の原理的構成図である。

【図２】図２は実施例のデータ入力処理方式の構成を示
す図である。

【図３】図３は実施例のデータ入力動作を示す概念図で
ある。

【図４】図４は実施例のデータ入力処理のフローチャー
トである。

【図５】図５は従来のデータ入力処理方式を説明する図
である。

【符号の説明】

１ コンソール ２ データベース ３ インデックスファイル

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示部及び操作部を有するコンソール
   （１）と、 キー情報で検索される位置に対応するデータを記憶して
   いるデータベース（２）と、 特定のグループのキー情報を登録しているインデックス
   ファイル（３）とを備え、 インデックスファイル（３）のキー情報をメニュー表示
   すると共に、該キー情報をユーザが選択することでデー
   タベース（２）から対応するデータを入力することを特
   徴とするデータ入力処理方式。
2. 【請求項２】 インデックスファイル（３）の登録キー
   情報を該キー情報の使用回数でソートした順に並べ替え
   て更新すると共に、新たに使用したデータベース（２）
   のデータのキー情報を自動的に追加登録することを特徴
   とする請求項１のデータ入力処理方式。
3. 【請求項３】 インデックスファイル（３）は、ユーザ
   別に設けられていることを特徴とする請求項１のデータ
   入力処理方式。