JPH0546228U - 乗用管理機におけるタンクの支持構造 - Google Patents

乗用管理機におけるタンクの支持構造

Info

Publication number
JPH0546228U
JPH0546228U JP10606391U JP10606391U JPH0546228U JP H0546228 U JPH0546228 U JP H0546228U JP 10606391 U JP10606391 U JP 10606391U JP 10606391 U JP10606391 U JP 10606391U JP H0546228 U JPH0546228 U JP H0546228U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
case
bracket
rear axle
passenger management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10606391U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2559283Y2 (ja
Inventor
正躬 松岡
建治 伊藤
弘章 山崎
正博 桑垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP1991106063U priority Critical patent/JP2559283Y2/ja
Publication of JPH0546228U publication Critical patent/JPH0546228U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2559283Y2 publication Critical patent/JP2559283Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンク荷重が後輪に大きなモーメントを作用
させる不都合を防止して強度上の不安を解消すると共
に、走行性能の向上を計る。 【構成】 タンク12のタンクブラケツト13を、垂直
姿勢の支持ステー17を介してリヤアクスルケース5の
左右端部に設けられるリヤアクスル延長用のアダプタケ
ース8に連結支持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防除作業、施肥作業等を行う乗用管理機におけるタンクの支持構造 に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
一般に、この種乗用管理機において防除作業や施肥作業を行う場合には、消毒 液や肥料液を貯溜するためのタンクを搭載する必要がある。しかるに従来では、 前記タンクを、走行機体の中央部に前後方向を向いて配設される機体フレームの みで支持するべく構成していたため、タンク荷重を左右後輪から離間する機体中 央で受けて左右後輪に大きなモーメントを作用させることになり、このため大容 量のタンクを搭載した場合には部材が破損する等の強度上の不安がある許りでな く、走行性能にも悪影響を及ぼすことになり、これらの不具合を解決することが 課題となつていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる乗用管 理機におけるタンクの支持構造を提供することを目的として創案されたものであ つて、走行機体に、消毒液、肥料液等の液剤が貯溜されるタンクを搭載してなる 乗用管理機において、前記タンクを機体左右に分配配置すべく左右分割型に構成 すると共に、左右の各タンクをタンクブラケツトにそれぞれ搭載し、さらに左右 のタンクブラケツトから垂下状に突設される支持ステーの下端部を、リヤアクス ルケースの左右端部に組付けられるリヤアクスルケース延長用のアダプタケース に連結支持したことを特徴とするものである。 そして本考案は、この構成によつて、後輪に大きなモーメントを作用させるこ とを防止して強度上の不安を解消することができる許りか、走行性能も著しく向 上させることができるようにしたものである。
【0004】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1は乗用 管理機の走行機体であつて、該走行機体1の底部中央には前後方向を向く機体フ レーム1aが配設され、そして機体フレーム1aの前端部には、トランスミツシ ヨンケース2、フロントアクスルケース3等が一体的に組付けられる一方、機体 フレーム1aの後端部には、左右端部に後輪4を軸支するリヤアクスルケース5 が組付けられるが、これらの基本構成は何れも従来通りである。
【0005】 前記リヤアクスルケース5は、差動ギヤ(図示せず)等を内装する円筒状のメ インケース6と、該メインケース6の左右両端部に下方に向けて屈曲状に組付け られるフアイナルケース7とで外殻が形成されると共に、差動ギヤからフアイナ ルケース7に至る動力伝動機構を内装することでフアイナルケース7に組込まれ る後輪車軸4aを駆動せしめるものであるが、前記メインケース6の左右端部と フアイナルケース7との間には、メインケース6を延長させるべくアダプタケー ス8が介設されている。即ち、フアイナルケース7を可及的に左右外側方に位置 させることによつて機体底部空間の有効幅を広く確保するべく構成され、これに よりフアイナルケース7が既植の作物を押し倒してしまうような不都合を防止す るようになつている。
【0006】 一方、9は走行機体1の後部に昇降リンク10を介して連結される防除機(ブ ームスプレーヤ)であつて、該防除機9は、走行機体1側のPTO軸(図示せず )から動力を入力すると共に、該入力動力でポンプPを駆動せしめることで折畳 み収納可能なブーム11から消毒液等を噴射するものであるが、消毒液等の液剤 が貯溜されるタンク12は走行機体1側に搭載されている。
【0007】 13は前記タンク12を搭載するためのタンクブラケツトであつて、該タンク ブラケツト13は、左右分割型に形成される左右一対のタンク12をそれぞれ後 輪4の上方位置で支持すべく、機体後部の左右位置にそれぞれ配設されるもので あるが、左右のタンクブラケツト13は、搭載されたタンク12の底部を受ける 下フレーム14、タンク12の左右側面を受けるべく下フレーム14の左右両端 部に立設される横フレーム15、タンク12の後部を受けるべく左右横フレーム 15の後端部間に架設される後フレーム16等を一体的に枠組して形成されてい る。
【0008】 さらに、17は前記タンクブラケツト13の下部に垂下状に突設される支持ス テーであつて、該支持ステー17は、頬杖状の補強部材18で補強されるもので あるが、支持ステー17の下端部は、前記リヤアクスルケース5のアダプタケー ス8に連結支持されている。即ち、タンク12の荷重を可及的に後輪4に近接す る位置で支持するべく構成することで、後輪4に作用するモーメントを減少させ るようになつている。
【0009】 また、19はタンクブラケツト13の前端部に突設される前ステーであつて、 該前ステー19の先端部は、前記昇降リンク10の基端部を上下揺動自在に支持 するべく機体フレーム1aに立設されるマスト20に対して一体的に連結されて いる。つまり、タンクブラケツト13の荷重は前述の如くリヤアクスルケース5 によつて支持されるが、タンクブラケツト13の前後および左右方向の振れ止め は機体フレーム1aを利用して行われるようになつている。
【0010】 また、21は左右タンクブラケツト13間に架設される横ステーであつて、該 横ステー21は、左右タンクブラケツト13を一体的に連結することに基づいて タンク支持部の強度アツプを計つているが、横ステー21の配設位置は前記昇降 リンク10の昇降範囲上方に近接した位置に設定されており、このため昇降リン ク10の昇降作動を妨げることなく左右タンクブラケツト13を強力に連結支持 することができるようになつている。
【0011】 また、22はタンク12の固定バンドであつて、該固定バンド22の一端部は 、左右一方の横フレーム15上端部に突設される係止部15aに係止される一方 、他端部は、他方の横フレーム15の上端部に突設されるブラケツト15bに進 退調整自在に貫通固定されており、これによつてタンクブラケツト13から上方 にはみ出すタンク12の上端部を締付け固定するものであるが、固定バンド22 のバンド部22aは可撓性を有する金属プレートで形成されている。
【0012】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、消毒液等が貯溜されるタンク 12は、走行機体1側に設けられるタンクブラケツト13に搭載されることにな るが、タンクブラケツト13に垂下状に突設される支持ステー17の下端部は、 リヤアクスルケース5の左右両端部に設けられるアダプタケース8に連結支持さ れている。従つて、タンク12の荷重を可及的に後輪4に近接する位置で支持で きることになるため、後輪4に作用するモーメントを大幅に減少させることが可 能になり、この結果、大容量のタンク12を搭載した場合でも部材の破損が生じ るような不都合がなく強度上の不安を悉皆解消することができる許りか、走行性 能も著しく向上させることができる。
【0013】 しかも、前記支持ステー17は、略垂直姿勢でタンクブラケツト13とアダプ タケース8とを連結するため、傾斜状に配した場合に比して強度上有利である許 りか、軽量な部材で形成することが可能になつてタンク12の支持部材全体の軽 量化に寄与することができる。
【0014】 さらに、タンク12は、左右分割型に形成されると共に、左右後輪4の略上方 位置に配されることになるため、タンク荷重を走行機体1に偏つて作用させてし まうことがなく、もつて走行機体1の前後および左右バランスを良好に保つて走 行性能の向上を計ることができる。
【0015】 また、タンクブラケツト13は、前ステー19を介して機体フレーム1aに連 結されるため、タンクブラケツト13の前後および左右方向の振れ止めを機体フ レーム1aを利用して有効に行うことができる。
【0016】 また、実施例においては、昇降リンク10の昇降範囲上方に近接した位置に左 右タンクブラケツト13を連結する横ステー21を設けたため、昇降リンク10 の昇降作動を阻害することなく左右タンクブラケツト13を強力に連結支持して 著しい強度アツプを計ることができる。
【0017】 またさらに、実施例では、固定バンド22を金属プレートで形成したため、ゴ ム製バンド等を用いた場合に比して著しい強度アツプおよび耐久性の向上を計る ことができる許りか、タンクブラケツト13から上方にはみ出すタンク12を固 定可能にしてタンクブラケツト13の軽量小型化を計ることができる。つまり、 固定バンド22の強度が充分でない場合には、タンク12全体を囲むようタンク ブラケツト13を大型に形成する必要があるが、このような不都合がないためタ ンクブラケツト13の小型軽量化が可能になる。
【0018】
【作用効果】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、消毒液、肥料 液等の液剤が貯溜されるタンクを走行機体に搭載するものでありながら、左右分 割型に構成された各タンクのタンクブラケツトは、該タンクブラケツトから垂下 状に突設される支持ステーを介してリヤアクスルケース左右端部のリヤアクスル ケース延長用アダプタケースに連結支持されることになる。つまり、タンク荷重 が後輪に近い位置で支持されることになるため、後輪に作用するモーメントを可 及的に減少させることができる。従つて、タンク荷重を機体フレームのみで受け るものの如く各部に大きな応力を作用させて部材が破損する等の強度上の不安を 悉皆解消することができる許りでなく、走行性能も大幅に向上させることができ る。
【0019】 しかも、左右のタンクは、左右後輪の略上方に位置することになるため、タン ク荷重が偏荷重となつて走行機体に作用することを防止し、もつて走行機体の前 後および左右バランスを良好に保つて走行性能をさらに向上させることができる 。
【0020】 さらに、前記支持ステーは、略垂直姿勢でタンク荷重を支えるため、殆ど曲げ モーメントを受けることなく強度上有利である許りか、軽量な部材で形成するこ とも可能になつてタンク支持部の軽量化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用管理機の側面図である。
【図2】同上要部背面図である。
【図3】防除機の背面図である。
【図4】タンクブラケツトの部分斜視図である。
【図5】固定バンドの斜視図である。
【符号の説明】
1 走行機体 4 後輪 5 リヤアクスルケース 8 アダプタケース 9 防除機 12 タンク 13 タンクブラケツト 17 支持ステー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山崎 弘章 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 桑垣 正博 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に、消毒液、肥料液等の液剤が
    貯溜されるタンクを搭載してなる乗用管理機において、
    前記タンクを機体左右に分配配置すべく左右分割型に構
    成すると共に、左右の各タンクをタンクブラケツトにそ
    れぞれ搭載し、さらに左右のタンクブラケツトから垂下
    状に突設される支持ステーの下端部を、リヤアクスルケ
    ースの左右端部に組付けられるリヤアクスルケース延長
    用のアダプタケースに連結支持したことを特徴とする乗
    用管理機におけるタンクの支持構造。
JP1991106063U 1991-11-29 1991-11-29 乗用管理機におけるタンクの支持構造 Expired - Lifetime JP2559283Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991106063U JP2559283Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 乗用管理機におけるタンクの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991106063U JP2559283Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 乗用管理機におけるタンクの支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0546228U true JPH0546228U (ja) 1993-06-22
JP2559283Y2 JP2559283Y2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=14424157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991106063U Expired - Lifetime JP2559283Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 乗用管理機におけるタンクの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2559283Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016007150A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 株式会社丸山製作所 薬剤散布装置
JP2018102193A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社クボタ 移植作業機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52136716A (en) * 1976-05-11 1977-11-15 Kubota Ltd Spreader for fertilizer and seed
JPS53120906A (en) * 1977-03-23 1978-10-21 Times Mirror Co Method of producing thermoplastic printing plate matrix
JPH01269419A (ja) * 1988-04-22 1989-10-26 Iseki & Co Ltd 乗用管理機に於ける液体タンク取付装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52136716A (en) * 1976-05-11 1977-11-15 Kubota Ltd Spreader for fertilizer and seed
JPS53120906A (en) * 1977-03-23 1978-10-21 Times Mirror Co Method of producing thermoplastic printing plate matrix
JPH01269419A (ja) * 1988-04-22 1989-10-26 Iseki & Co Ltd 乗用管理機に於ける液体タンク取付装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016007150A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 株式会社丸山製作所 薬剤散布装置
JP2018102193A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社クボタ 移植作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2559283Y2 (ja) 1998-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8419061B2 (en) Tractor
KR101717161B1 (ko) 승용형 농작업기
CA1095947A (en) Vehicle main frame
JP2002308157A (ja) トラクタのフレーム
JP3366543B2 (ja) トラクタのガードフレーム支持部構造
US4828071A (en) Self-propelled implement carrier
JP2002335726A (ja) 田植機
JPH0546228U (ja) 乗用管理機におけるタンクの支持構造
CN110549842A (zh) 作业车辆
JPS6036519Y2 (ja) 農用トラクタ
JP2534636Y2 (ja) トラクタにおける安全フレームの取付構造
JPS6115987Y2 (ja)
JPS6330513Y2 (ja)
JPS6219490Y2 (ja)
JPS6224621Y2 (ja)
JPH047246Y2 (ja)
JP2000168453A (ja) 高床トラクタの乗降ステップ
JP2964991B2 (ja) 散布作業車
JP3049782B2 (ja) 乗用管理機の昇降リフト装置
JPS621855Y2 (ja)
JP2002046645A (ja) 軽量スポーツカーにおける車台構造物
JPS638488Y2 (ja)
JPH11308957A (ja) 散布作業車
JP2527256B2 (ja) 農用トラクタの前装作業装置連結構造
JPH086423Y2 (ja) 移動農機における支持装置