JPH0545959U - 配線用コネクタ - Google Patents
配線用コネクタInfo
- Publication number
- JPH0545959U JPH0545959U JP096108U JP9610891U JPH0545959U JP H0545959 U JPH0545959 U JP H0545959U JP 096108 U JP096108 U JP 096108U JP 9610891 U JP9610891 U JP 9610891U JP H0545959 U JPH0545959 U JP H0545959U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- electrode
- wiring
- connector pin
- wiring connector
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- Pending
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Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電磁波妨害対策が一体的に施された配線用コネ
クタを提供すること。 【構成】配線用コネクタ10において、コネクタピン5が
突出している一側面11にはフェライト層12が配設され、
前記コネクタピン5が孔13を貫通することによりインダ
クタンスLを形成し、ラジオノイズ等の高周波数の電磁
干渉による妨害電流が流れることを防止している。
クタを提供すること。 【構成】配線用コネクタ10において、コネクタピン5が
突出している一側面11にはフェライト層12が配設され、
前記コネクタピン5が孔13を貫通することによりインダ
クタンスLを形成し、ラジオノイズ等の高周波数の電磁
干渉による妨害電流が流れることを防止している。
Description
【0001】
本考案は、電子部品が搭載されるプリント基板等の配線用コネクタに関する。
【0002】
従来より、以下に示すようなプリント基板がある(特開昭60−63885号 公報等参照)。 即ち、図6に示すように、各種電子部品が搭載されるプリント基板1には当該 プリント基板1の各種信号線や電源線3を他の機器の信号線等と接続するための 配線用コネクタ2が設けられる。ここで、配線用コネクタ2の裏側には前記各種 信号線や電源線3と接続するためのコネクタピン5が突出しており、該配線用コ ネクタ2はビス8によりプリント基板1に締結される。
【0003】 最近では、自動車等の燃料供給制御や点火時期制御は電子制御により行われて おり、これらの制御を行うための各種電子部品がプリント基板に搭載されて、車 載されるが、自動車等にあっては、使用環境が厳しいため、当該プリント基板を 搭載する場所が限定され、このために各種信号線が近接して配線されることとな り、電磁干渉による妨害(ラジオノイズの発生等)が生じていた。このため、前 記配線コネクタ2にあっては、高周波バイパス用の電磁波妨害対策用コンデンサ 9を各種信号線や電源線3とアースパターン6との間に接続し、ノイズ対策を施 しているものがある。
【0004】
しかしながら、従来の配線用コネクタ2にあっては、コネクタピン毎に、電磁 波妨害対策用コンデンサを後から半田付け等により取付けることとなり、半田不 良に起因する電気的遮断が発生する惧れがある。また、外径寸法が電磁波妨害対 策用コンデンサの大きさに依存することとなり、小型化を図る際の妨げになって いた。
【0005】 本考案は、このような上記の問題点に鑑み、電磁波妨害対策が一体的に施され た配線用コネクタを提供することを目的とする。
【0006】
このため、本考案は、一側面よりプリント基板上の配線に接続されるコネクタ ピンが突出した配線用コネクタにおいて、当該一側面に隣接して磁性体よりなる 層を配設し、前記コネクタピンがピン相互の電気絶縁性を保って該層を貫通する 構成とした。
【0007】 また、当該一側面に隣接して、コネクタピンを電気絶縁状態に貫通しつつグラ ンド部に接続された第1の電極と、前記コネクタピンに接続された第2の電極と を設け、前記第1の電極と第2の電極との間に誘電体を配設するようにしてもよ い。
【0008】
以上の構成により、磁性体よりなる層を貫通するコネクタピンがプリント基板 上の配線に接続された場合は、磁性体によりインダクタンスが形成され、高周波 数の電流ほどインピーダンスが大きくなり、高周波数電流のコネクタピンへの侵 入が阻止される。また、当該磁性体の層は一側面に隣接して配設されるので、半 田付けの箇所がなくなり、小型化が図れる。
【0009】 また、第1の電極と第2の電極とを設け、該電極間に誘電体を配設したものに あっては、誘電体によりリアクタンスが形成され、コネクタピンに侵入した高周 波数電流を速やかにグランド部に落として回路への伝達を防止する。また、前記 電極及び誘電体も一側面に隣接して一体に配設されるので、半田付けの箇所がな くなり、小型化が図れる。
【0010】
【実施例】 以下に本考案に係る実施例を図に基づいて説明する。尚、従来例と同一要素に は、図6と同一符号を付して、その説明を省略する。 図1〜図3に示すものは本考案の請求項1に係る第1実施例である。 即ち、配線用コネクタ10の一側面11にはコネクタピン5が突出していると共に 、該一側面11に隣接してフェライト層12が配設されている。尚、フェライト層12 には孔13が穿設されており、前記コネクタピン5が該孔13を絶縁貫通している。 ここで、孔13の径をコネクタピン5より大きくして隙間を持たせて絶縁するか、 或いは絶縁チューブを介装して絶縁してもよい。
【0011】 以上の構成によれば、フェライト層12及び該フェライト層12を貫通するコネク タピン5により、図3に示すようにインダクタンスLが形成されることとなる。 従って、高周波数の電流が通過するときほどインピーダンスが大きくなり、高周 波数電流のコネクタピン5への侵入が阻止され、もってラジオノイズ等の電磁干 渉による妨害電流が流れることが防止できる。また、フェライト層12が一側面11 に隣接して配設されるので、従来基板1上に設けていたコンデンサ等を設けるス ペースが不要となると共に、該コンデンサ等を半田付けすることも不要となり、 作業の簡略化が図れると共に、電磁波妨害対策が一体的に施された配線用コネク タ10の小型化が図れることとなる。
【0012】 図4,図5に示すものは本考案の請求項2に係る第2実施例である。 即ち、配線用コネクタ20の一側面21にはコネクタピン22が絶縁突出している。 そして、該一側面21に隣接して、前記コネクタピン22が貫通する貫通孔23を有す ると共に下端部24にてグランド部30に接続された第1の電極25が設けられている 。
【0013】 また、前記コネクタピン22に接続された第2の電極27が設けられており、また 前記第1の電極25と第2の電極27との間には、前記コネクタピン22が貫通する貫 通孔34を有する誘電体35が各々第1の電極25と第2の電極27とに接して配設され ている。 以上の構成によれば、誘電体35が第1の電極25と第2の電極27との間に介装さ れるので、図5に示すように第1の電極25,第2の電極27及び誘電体35によりコ ンデンサが構成され、リアクタンスCが形成されることとなる。従って、コネク タピン22に侵入した高周波数電流を速やかに第1の電極25を介してグランド部30 に落として基板1上の回路への伝達を防止する。もってラジオノイズ等の電磁干 渉による妨害電流が流れることを防止できる。また、第1の電極25,第2の電極 27及び誘電体35が一側面21に配設されるので、従来設けていたコンデンサ等を設 けるスペースが不要となると共に、該コンデンサ等を半田付けすることも不要と なり、作業の簡略化が図れると共に、電磁波妨害対策が一体的に施された配線用 コネクタ20の小型化が図れることとなる。
【0014】
以上説明したように、本考案によれば、一側面に隣接して磁性体よりなる層を 配設し、前記コネクタピンがピン相互の電気絶縁性を保って該層を貫通するよう にして、高周波数電流のコネクタピンへの侵入を阻止したり、また当該一側面に 隣接してコネクタピンを電気絶縁状態に貫通しつつグランド部に接続された第1 の電極と、前記コネクタピンに接続された第2の電極とを設け、前記第1の電極 と第2の電極との間に誘電体を配設するようにして、コネクタピンに侵入した高 周波数電流を速やかにグランド部に落とすようにしたので、ラジオノイズ等の電 磁干渉による妨害電流が基板上の回路に流れることが防止できる。また、半田付 けの箇所がなくなり、作業性が向上すると共に、小型化も図れ、商品性が向上す るという効果がある。
【図1】本考案に係る配線用コネクタの第1実施例を示
す斜視図
す斜視図
【図2】同上第1実施例の部分断面図
【図3】同上第1実施例の作用説明する回路図
【図4】本考案に係る配線用コネクタの第2実施例を示
す断面図
す断面図
【図5】同上第2実施例の作用説明する回路図
【図6】従来の配線用コネクタを示す斜視図
1 プリント基板 5 コネクタピン 10 配線用コネクタ 11 一側面 12 フェライト層 20 配線用コネクタ 21 一側面 22 コネクタピン 25 第1の電極 27 第2の電極 35 誘電体
Claims (2)
- 【請求項1】一側面よりプリント基板上の配線に接続さ
れるコネクタピンが突出した配線用コネクタにおいて、
当該一側面に隣接して磁性体よりなる層を配設し、前記
コネクタピンがピン相互の電気絶縁性を保って該層を貫
通することを特徴とする配線用コネクタ。 - 【請求項2】一側面よりプリント基板上の配線に接続さ
れるコネクタピンが突出した配線用コネクタにおいて、
当該一側面に隣接して、コネクタピンを電気絶縁状態に
貫通しつつグランド部に接続された第1の電極と、前記
コネクタピンに接続された第2の電極とを設け、前記第
1の電極と第2の電極との間に誘電体を配設したことを
特徴とする配線用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP096108U JPH0545959U (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 配線用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP096108U JPH0545959U (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 配線用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545959U true JPH0545959U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14156197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP096108U Pending JPH0545959U (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 配線用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545959U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024004112A1 (ja) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | 三菱電機株式会社 | ライトアングル型コネクタ及びノイズ低減部品 |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP096108U patent/JPH0545959U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024004112A1 (ja) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | 三菱電機株式会社 | ライトアングル型コネクタ及びノイズ低減部品 |
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