JPH0624143Y2 - 同軸型コネクタの接続機構 - Google Patents
同軸型コネクタの接続機構Info
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- JPH0624143Y2 JPH0624143Y2 JP1990029292U JP2929290U JPH0624143Y2 JP H0624143 Y2 JPH0624143 Y2 JP H0624143Y2 JP 1990029292 U JP1990029292 U JP 1990029292U JP 2929290 U JP2929290 U JP 2929290U JP H0624143 Y2 JPH0624143 Y2 JP H0624143Y2
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- Japan
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- chassis
- coaxial connector
- connector
- ground side
- coaxial
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、同軸型コネクタをシャーシに取り付ける接続
機構に関する。
機構に関する。
[考案の概要] 本考案は、同軸型コネクタをシャーシに取り付ける接続
機構において、そのシャーシにプリント基板を共締め
し、その同軸型コネクタとそのシャーシとの絶縁を保ち
つつその同軸型コネクタとそのプリント基板とを締め付
け手段を介して電気的に導通させることにより、その同
軸型コネクタの取り付け強度を大きくして信号ケーブル
接続時の許容耐久力を大きくできると共に、その同軸型
コネクタの取り付け部の近傍に容易に電気部品を実装で
きるようにしたものである。
機構において、そのシャーシにプリント基板を共締め
し、その同軸型コネクタとそのシャーシとの絶縁を保ち
つつその同軸型コネクタとそのプリント基板とを締め付
け手段を介して電気的に導通させることにより、その同
軸型コネクタの取り付け強度を大きくして信号ケーブル
接続時の許容耐久力を大きくできると共に、その同軸型
コネクタの取り付け部の近傍に容易に電気部品を実装で
きるようにしたものである。
[従来の技術] 異なる機器間を同軸ケーブルで接続するために例えばB
NCコネクタのような同軸型コネクタが使用される。こ
の場合、その同軸型コネクタをそれら機器のシャーシに
取り付けるための接続機構が必要になる。
NCコネクタのような同軸型コネクタが使用される。こ
の場合、その同軸型コネクタをそれら機器のシャーシに
取り付けるための接続機構が必要になる。
第5図は従来の接続機構の一例を示し、この第5図にお
いて、(1)は全体として同軸型コネクタ、(5)は金属製の
シャーシであり、この同軸型コネクタ(1)には突起(2a)
を有する絶縁部(2)、アース側の雄ねじ部(3)及びホット
側(信号レベル側)の中空ピン(4)が設けられ、シャー
シ(5)にはその突起(2a)が係合する溝(6a)が形成されそ
の絶縁部(2)と嵌合する穴(6)が穿設されている。また、
(7)はその溝(6a)に係合する突起(7a)を有し先端部がそ
の穴(6)に嵌合する絶縁ワッシャである。
いて、(1)は全体として同軸型コネクタ、(5)は金属製の
シャーシであり、この同軸型コネクタ(1)には突起(2a)
を有する絶縁部(2)、アース側の雄ねじ部(3)及びホット
側(信号レベル側)の中空ピン(4)が設けられ、シャー
シ(5)にはその突起(2a)が係合する溝(6a)が形成されそ
の絶縁部(2)と嵌合する穴(6)が穿設されている。また、
(7)はその溝(6a)に係合する突起(7a)を有し先端部がそ
の穴(6)に嵌合する絶縁ワッシャである。
その同軸型コネクタ(1)の絶縁部(2)と絶縁ワッシャ(7)
とを対抗させる如くシャーシ(5)の穴(6)に差し込んだ後
に、その同軸型コネクタ(1)の雄ねじ部(3)にアース側に
なるラグ板(8)、内菊座金(9)及びナット(10)を被せてこ
のナット(10)を締め付けることによって、その同軸型コ
ネクタ(1)はそのシャーシ(5)に固定される。そして、そ
の同軸型コネクタ(1)の中空ピン(4)に同軸の信号ケーブ
ル(11)の信号線(12)を半田付けして、そのラグ板(8)の
リード線用の穴にその信号ケーブル(11)の絶縁皮(13)に
よってその信号線(12)より絶縁されたシールド部(14)を
半田付けすることにより、その同軸型コネクタ(1)とそ
のシャーシ(5)の内部の信号ケーブル(11)との電気的な
接続が行われる。この場合、信号ケーブル(11)のシール
ド部(14)はラグ板(8)、内菊座金(9)及びナット(10)を介
して同軸型コネクタ(1)のアース側の雄ねじ部(3)に接続
される。
とを対抗させる如くシャーシ(5)の穴(6)に差し込んだ後
に、その同軸型コネクタ(1)の雄ねじ部(3)にアース側に
なるラグ板(8)、内菊座金(9)及びナット(10)を被せてこ
のナット(10)を締め付けることによって、その同軸型コ
ネクタ(1)はそのシャーシ(5)に固定される。そして、そ
の同軸型コネクタ(1)の中空ピン(4)に同軸の信号ケーブ
ル(11)の信号線(12)を半田付けして、そのラグ板(8)の
リード線用の穴にその信号ケーブル(11)の絶縁皮(13)に
よってその信号線(12)より絶縁されたシールド部(14)を
半田付けすることにより、その同軸型コネクタ(1)とそ
のシャーシ(5)の内部の信号ケーブル(11)との電気的な
接続が行われる。この場合、信号ケーブル(11)のシール
ド部(14)はラグ板(8)、内菊座金(9)及びナット(10)を介
して同軸型コネクタ(1)のアース側の雄ねじ部(3)に接続
される。
第6図は従来の接続機構の他の例を示し、この第6図に
おいて、(15)はプリント基板マウントタイプの同軸型コ
ネクタであり、このコネクタ(15)の外筒部の先端にアー
ス側の3個の突起が形成され、中央部にホット側のピン
(16)が埋め込まれている。また、シャーシ(5)にはその
コネクタ(15)が緩く挿通できる穴(6)が穿たれ、この穴
(6)の両側にボス(17)、(18)が形成されている。
おいて、(15)はプリント基板マウントタイプの同軸型コ
ネクタであり、このコネクタ(15)の外筒部の先端にアー
ス側の3個の突起が形成され、中央部にホット側のピン
(16)が埋め込まれている。また、シャーシ(5)にはその
コネクタ(15)が緩く挿通できる穴(6)が穿たれ、この穴
(6)の両側にボス(17)、(18)が形成されている。
(19)は両面プリント基板を示し、この基板(19)にはアー
ス側パターン(20)及びホット側パターン(21)が形成され
ている。この基板(19)を穴(19a)及び(19b)を介して止め
ねじ(22)でシャーシ(5)のボス(17)及び(18)に固定した
後に、同軸型コネクタ(15)のアース側の2個の突起(15
a)及び(15b)を夫々基板(19)のアース側パターン内(20)
の2個の穴(20a)及び(20b)に挿通して半田付けし、ホッ
ト側のピン(16)を基板(19)のホット側パターン(21)内の
穴(21a)に挿通して半田付けすることにより、そのコネ
クタ(15)はその基板(19)に固定される。
ス側パターン(20)及びホット側パターン(21)が形成され
ている。この基板(19)を穴(19a)及び(19b)を介して止め
ねじ(22)でシャーシ(5)のボス(17)及び(18)に固定した
後に、同軸型コネクタ(15)のアース側の2個の突起(15
a)及び(15b)を夫々基板(19)のアース側パターン内(20)
の2個の穴(20a)及び(20b)に挿通して半田付けし、ホッ
ト側のピン(16)を基板(19)のホット側パターン(21)内の
穴(21a)に挿通して半田付けすることにより、そのコネ
クタ(15)はその基板(19)に固定される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、第5図例の場合には接続強度は強いが、
同軸型コネクタ(1)をシャーシ(5)に取り付けた後に信号
ケーブル(11)の信号線(12)及びシールド部(14)の半田付
けを行わなければならず作業効率に劣る不都合がある。
また、近時は電気製品による電磁誘導(EM1)障害が
問題になっているが、第5図例ではそのシャーシ(5)内
の同軸型コネクタ(1)が取り付けられた部分の近傍にそ
の電磁誘導障害を防止するため等の電気部品を実装する
のが困難である不都合がある。
同軸型コネクタ(1)をシャーシ(5)に取り付けた後に信号
ケーブル(11)の信号線(12)及びシールド部(14)の半田付
けを行わなければならず作業効率に劣る不都合がある。
また、近時は電気製品による電磁誘導(EM1)障害が
問題になっているが、第5図例ではそのシャーシ(5)内
の同軸型コネクタ(1)が取り付けられた部分の近傍にそ
の電磁誘導障害を防止するため等の電気部品を実装する
のが困難である不都合がある。
また、第6図例の場合にはその両面プリント基板(19)に
容易に所望の電気部品を実装することができるが、その
同軸型コネクタ(15)の取り付け強度が小さいため、その
コネクタ(15)に外部から同軸ケーブルを接続する際及び
その後の使用時にそのコネクタ(15)に外部から加えられ
る力の許容値(許容耐久力)が小さい不都合がある。更
に、プリント基板マウントタイプの同軸型コネクタ(15)
は極めて高価であるため、第6図例は製造コストが高い
不都合がある。
容易に所望の電気部品を実装することができるが、その
同軸型コネクタ(15)の取り付け強度が小さいため、その
コネクタ(15)に外部から同軸ケーブルを接続する際及び
その後の使用時にそのコネクタ(15)に外部から加えられ
る力の許容値(許容耐久力)が小さい不都合がある。更
に、プリント基板マウントタイプの同軸型コネクタ(15)
は極めて高価であるため、第6図例は製造コストが高い
不都合がある。
本考案は斯かる点に鑑み、同軸型コネクタの取り付け強
度を大きくして信号ケーブル接続時の許容耐久力を大き
くできると共に、その同軸型コネクタの取り付け部の近
傍に容易に電気部品を実装できるようにすることを目的
とする。
度を大きくして信号ケーブル接続時の許容耐久力を大き
くできると共に、その同軸型コネクタの取り付け部の近
傍に容易に電気部品を実装できるようにすることを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本考案には、例えば第1図に示す如く、同軸型コネクタ
(1)をシャーシ(5)に取り付ける接続機構において、その
シャーシ(5)にプリント基板(例えば片面プリント基板
(24))を共締めし、その同軸型コネクタ(1)とそのシャ
ーシ(5)との絶縁を保ちつつその同軸型コネクタ(1)とそ
のプリント基板(24)とを締め付け手段(9、10)を介して電
気的に導通させるようにしたものである。
(1)をシャーシ(5)に取り付ける接続機構において、その
シャーシ(5)にプリント基板(例えば片面プリント基板
(24))を共締めし、その同軸型コネクタ(1)とそのシャ
ーシ(5)との絶縁を保ちつつその同軸型コネクタ(1)とそ
のプリント基板(24)とを締め付け手段(9、10)を介して電
気的に導通させるようにしたものである。
[作用] 斯かる本考案によれば、その同軸型コネクタ(1)はその
プリント基板(24)を介して実質的にそのシャーシ(5)に
取り付けられるので、その同軸型コネクタ(1)の取り付
け強度が大きくなる。
プリント基板(24)を介して実質的にそのシャーシ(5)に
取り付けられるので、その同軸型コネクタ(1)の取り付
け強度が大きくなる。
また、そのプリント基板(24)に所望の電気部品を容易に
実装することができる。
実装することができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例につき第1図及び第2図を参照
して説明しよう。この第1図において第5図に対応する
部分には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
して説明しよう。この第1図において第5図に対応する
部分には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
第1図は本例の接続機構の実装状態を示す分解斜視図で
あり、この第1図において、金属製のシャーシ(5)の穴
(6)の近傍に複数(図示するのは1個)のタップ穴(23)
を形成する。(24)は片面プリント基板を示し、この片面
プリント基板(24)の一面の上端部に筐体のアース側パタ
ーン(25)を形成し、中央部の穴(27)の周囲に信号のアー
ス側パターン(28)を形成し、このパターン(28)に近接さ
せてアース側ランド(29)を形成する。また、そのアース
側パターン(25)の中に止めねじ用のキリ穴を穿つ。それ
らパターン(25)の凸部、パターン(28)の凸部及びアース
側ランド(29)によって囲まれた領域が、電気部品を実装
するための部品エリア(30)になる。
あり、この第1図において、金属製のシャーシ(5)の穴
(6)の近傍に複数(図示するのは1個)のタップ穴(23)
を形成する。(24)は片面プリント基板を示し、この片面
プリント基板(24)の一面の上端部に筐体のアース側パタ
ーン(25)を形成し、中央部の穴(27)の周囲に信号のアー
ス側パターン(28)を形成し、このパターン(28)に近接さ
せてアース側ランド(29)を形成する。また、そのアース
側パターン(25)の中に止めねじ用のキリ穴を穿つ。それ
らパターン(25)の凸部、パターン(28)の凸部及びアース
側ランド(29)によって囲まれた領域が、電気部品を実装
するための部品エリア(30)になる。
この部品エリア(30)にはIC及び集中定数素子等の種々
の電気部品を実装することができるが、本例では3端子
コンデンサ(31)を実装する。この場合、アース側パター
ン(28)とアース側ランド(29)とを共通にそのコンデンサ
(31)の一端に接続し、アース側パターン(25)をそのコン
デンサ(31)の他端に接続する。このコンデンサ(31)はア
ースしたい周波数成分だけを通過させて電磁誘導障害を
防止するために使用される。
の電気部品を実装することができるが、本例では3端子
コンデンサ(31)を実装する。この場合、アース側パター
ン(28)とアース側ランド(29)とを共通にそのコンデンサ
(31)の一端に接続し、アース側パターン(25)をそのコン
デンサ(31)の他端に接続する。このコンデンサ(31)はア
ースしたい周波数成分だけを通過させて電磁誘導障害を
防止するために使用される。
本例の実装手順につき説明するに、そのシャーシ(5)と
そのプリント基板(24)のパターンが形成されていない面
とを穴(6)及び(27)が重なる如く密着させる。そして、
それら穴(6)及び(27)に同軸型コネクタ(1)の雄ねじ部
(3)を挿通させた状態で、シャーシ(5)のタップ穴(23)及
び基板(24)のキリ穴(26)を介して止めねじ(32)でシャー
シ(5)とプリント基板(24)とを固く共締めする。図示省
略するも、止めねじ(32)は複数使用されている。
そのプリント基板(24)のパターンが形成されていない面
とを穴(6)及び(27)が重なる如く密着させる。そして、
それら穴(6)及び(27)に同軸型コネクタ(1)の雄ねじ部
(3)を挿通させた状態で、シャーシ(5)のタップ穴(23)及
び基板(24)のキリ穴(26)を介して止めねじ(32)でシャー
シ(5)とプリント基板(24)とを固く共締めする。図示省
略するも、止めねじ(32)は複数使用されている。
次に、その同軸型コネクタ(1)の雄ねじ部(3)に内菊座金
(9)及びナット(10)を被せてそのナット(10)を締め付け
ることによって、そのコネクタ(1)はそのプリント基板
(24)に固定される。本例においてはその基板(24)はシャ
ーシ(5)に共締めされているため、そのコネクタ(1)は実
質的にシャーシ(5)に固定されたも同然である。また、
基板(24)のアース側ランド(29)に予め信号ケーブル(11)
のアース側のシールド部(14)を半田付けしておき、その
コネクタ(1)が固定された段階でそのコネクタ(1)のホッ
ト側の中空ピン(4)に信号ケーブル(11)のホット側の信
号線(12)を半田付けすることにより、その実装作業が完
了する。
(9)及びナット(10)を被せてそのナット(10)を締め付け
ることによって、そのコネクタ(1)はそのプリント基板
(24)に固定される。本例においてはその基板(24)はシャ
ーシ(5)に共締めされているため、そのコネクタ(1)は実
質的にシャーシ(5)に固定されたも同然である。また、
基板(24)のアース側ランド(29)に予め信号ケーブル(11)
のアース側のシールド部(14)を半田付けしておき、その
コネクタ(1)が固定された段階でそのコネクタ(1)のホッ
ト側の中空ピン(4)に信号ケーブル(11)のホット側の信
号線(12)を半田付けすることにより、その実装作業が完
了する。
この場合、コネクタ(1)の雄ねじ部(3)はナット(10)、内
菊座金(9)、プリント基板(24)のアース側パターン(2
8)、コンデンサ(31)の一端及びアース側ランド(29)を介
して信号ケーブル(11)のシールド部(14)と電気的に導通
していると共に、コンデンサ(31)の他端が基板(24)上の
アース側パターン(25)及び止めねじ(32)を介してシャー
シ(5)と電気的に導通している。従って、第1図例の実
装完了後の回路図は第2図に示す如くなり、信号として
のアース側の互いに電気的に接続された雄ねじ部(3)及
びシールド部(14)がコンデンサ(31)を介して筐体として
のアース側のシャーシ(5)に接続される。従って、その
シャーシ(5)にはコンデンサ(31)を介して信号成分中の
アースしたい成分だけを流すことができるため、電磁誘
導障害を有効に防止することができる。
菊座金(9)、プリント基板(24)のアース側パターン(2
8)、コンデンサ(31)の一端及びアース側ランド(29)を介
して信号ケーブル(11)のシールド部(14)と電気的に導通
していると共に、コンデンサ(31)の他端が基板(24)上の
アース側パターン(25)及び止めねじ(32)を介してシャー
シ(5)と電気的に導通している。従って、第1図例の実
装完了後の回路図は第2図に示す如くなり、信号として
のアース側の互いに電気的に接続された雄ねじ部(3)及
びシールド部(14)がコンデンサ(31)を介して筐体として
のアース側のシャーシ(5)に接続される。従って、その
シャーシ(5)にはコンデンサ(31)を介して信号成分中の
アースしたい成分だけを流すことができるため、電磁誘
導障害を有効に防止することができる。
本例によれば次のような効果がある。
1)、プリント基板マウントタイプのような高価な同軸
型コネクタを使用する必要がなく、通常のシャーシ取り
付けタイプのような安価な同軸型コネクタを使用できる
ため、製造コスト的に有利である。
型コネクタを使用する必要がなく、通常のシャーシ取り
付けタイプのような安価な同軸型コネクタを使用できる
ため、製造コスト的に有利である。
2)、コネクタ(1)の取り付け強度が大きく、そのコネ
クタ(1)に外部から同軸ケーブルを接続する場合の許容
耐久力を大きくすることができる。
クタ(1)に外部から同軸ケーブルを接続する場合の許容
耐久力を大きくすることができる。
3)、プリント基板(24)のアース側ランド(29)に予め信
号ケーブル(11)のシールド部(14)を半田付けしておける
ので、作業能率がよい。
号ケーブル(11)のシールド部(14)を半田付けしておける
ので、作業能率がよい。
4)、そのプリント基板(24)の同軸型コネクタ(1)が取
り付けられた部分の近傍に容易に電気部品を表面実装す
ることができる。
り付けられた部分の近傍に容易に電気部品を表面実装す
ることができる。
5)、信号のグランドレベルの他に、プリント基板(24)
のアース側パターン(25)を止めねじ(32)を介してシャー
シ(5)に導通させることによって、容易に所謂筐体アー
スをとることができる。
のアース側パターン(25)を止めねじ(32)を介してシャー
シ(5)に導通させることによって、容易に所謂筐体アー
スをとることができる。
6)、部品エリア(30)には例えば複数のランドを形成す
ることによって容易にホット側(信号レベル側)の電気
部品をも実装することができる。
ることによって容易にホット側(信号レベル側)の電気
部品をも実装することができる。
7)、プリント基板(24)は片面にのみパターンを形成す
るだけでよく安価であると共に、第6図例のボス(17)、
(18)を使用する必要がないため、全体の構造を薄くする
ことができる。
るだけでよく安価であると共に、第6図例のボス(17)、
(18)を使用する必要がないため、全体の構造を薄くする
ことができる。
次に、本考案の他の実施例につき第3図及び第4図を参
照して説明する。
照して説明する。
第3図は本例の接続機構の実装状態を示す分解斜視図で
あり、この第1図に対応する部分に同一符号を付して示
す第3図において、片面のプリント基板(24)のアース側
パターン(28)の近傍にアース側ランド(33)、ホット側ラ
ンド(34)及びホット側ランド(35)を形成する。それらア
ース側パターン(25)、アース側パターン(28)及びランド
(33)によって囲まれた領域がアース側部品エリア(36)に
なり、ホット側のランド(34)及びランド(35)に挟まれた
領域がホット側部品エリア(37)になる。
あり、この第1図に対応する部分に同一符号を付して示
す第3図において、片面のプリント基板(24)のアース側
パターン(28)の近傍にアース側ランド(33)、ホット側ラ
ンド(34)及びホット側ランド(35)を形成する。それらア
ース側パターン(25)、アース側パターン(28)及びランド
(33)によって囲まれた領域がアース側部品エリア(36)に
なり、ホット側のランド(34)及びランド(35)に挟まれた
領域がホット側部品エリア(37)になる。
本例では予め事前にそのランド(33)及びランド(34)にそ
れぞれ信号ケーブル(11)のシールド部(14)及び信号線(1
2)を半田付けしておき、ランド(35)にジャンパー線(38)
の一端を半田付けしておく。そして、ホット側部品エリ
ア(37)にはコイル(39)及びコンデンサ(40)を実装し、ア
ース側部品エリア(36)にはコンデンサ(41)を実装する如
くなす。即ち、コイル(39)の一端をランド(34)に接続
し、コイル(39)の他端及びコンデンサ(40)の一端を共通
にランド(35)に接続し、コンデンサ(41)の一端をアース
側パターン(25)に接続してこのコンデンサ(41)の他端を
アース側パターン(28)及びランド(33)に接続する。この
他の構成は第1図例と同じである。
れぞれ信号ケーブル(11)のシールド部(14)及び信号線(1
2)を半田付けしておき、ランド(35)にジャンパー線(38)
の一端を半田付けしておく。そして、ホット側部品エリ
ア(37)にはコイル(39)及びコンデンサ(40)を実装し、ア
ース側部品エリア(36)にはコンデンサ(41)を実装する如
くなす。即ち、コイル(39)の一端をランド(34)に接続
し、コイル(39)の他端及びコンデンサ(40)の一端を共通
にランド(35)に接続し、コンデンサ(41)の一端をアース
側パターン(25)に接続してこのコンデンサ(41)の他端を
アース側パターン(28)及びランド(33)に接続する。この
他の構成は第1図例と同じである。
この第3図例の実装時には、第1図例と同様にシャーシ
(5)とプリント基板(24)とを密着させて共締めして、同
軸型コネクタ(1)を穴(6)及び(27)に挿通してナット(10)
で締め付けた後に、そのコネクタ(1)の中空ピン(4)にそ
のジャンパー線(38)の他端を半田付けする。この場合、
アース側パターン(28)がナット(10)及び内菊座金(9)を
介してコネクタ(1)の雄ねじ部(3)と電気的に接続される
ので、この第3図例の回路は第4図に示す如くなる。即
ち、同軸型コネクタ(1)の雄ねじ部(3)及び中空ピン(4)
はコンデンサ(40)及びコイル(39)よりなる低域フィルタ
ー回路を介して信号ケーブル(11)のシールド部(14)及び
信号線(12)に接続され、信号側のアースとしての雄ねじ
部(3)及びシールド部(14)はコンデンサ(41)を介して筐
体のアースとしてのシャーシ(5)に接続される。
(5)とプリント基板(24)とを密着させて共締めして、同
軸型コネクタ(1)を穴(6)及び(27)に挿通してナット(10)
で締め付けた後に、そのコネクタ(1)の中空ピン(4)にそ
のジャンパー線(38)の他端を半田付けする。この場合、
アース側パターン(28)がナット(10)及び内菊座金(9)を
介してコネクタ(1)の雄ねじ部(3)と電気的に接続される
ので、この第3図例の回路は第4図に示す如くなる。即
ち、同軸型コネクタ(1)の雄ねじ部(3)及び中空ピン(4)
はコンデンサ(40)及びコイル(39)よりなる低域フィルタ
ー回路を介して信号ケーブル(11)のシールド部(14)及び
信号線(12)に接続され、信号側のアースとしての雄ねじ
部(3)及びシールド部(14)はコンデンサ(41)を介して筐
体のアースとしてのシャーシ(5)に接続される。
従って、本例によればアース側及びホット側の両方に電
気部品が挿着されているため、高周波ノイズを遮断する
ことができると共に電磁誘導成分をシャーシ(5)に有効
に落とすことができる利益がある。
気部品が挿着されているため、高周波ノイズを遮断する
ことができると共に電磁誘導成分をシャーシ(5)に有効
に落とすことができる利益がある。
尚、本考案は上述実施例に限定されず本考案の要旨を逸
脱しない範囲で種々の構成を採り得ることは勿論であ
る。
脱しない範囲で種々の構成を採り得ることは勿論であ
る。
[考案の効果] 本考案によれば、同軸型コネクタの取り付け強度を大き
くして信号ケーブル接続時の許容耐久力を大きくできる
と共に、その同軸型コネクタの取り付け部の近傍に容易
に電気部品を実装できる実用上の利益がある。また、複
数個の同軸型コネクタを配置するような場合に、1枚の
基板にて固定可能であり、部品取付の生産性及びサービ
ス性が格段に向上する。
くして信号ケーブル接続時の許容耐久力を大きくできる
と共に、その同軸型コネクタの取り付け部の近傍に容易
に電気部品を実装できる実用上の利益がある。また、複
数個の同軸型コネクタを配置するような場合に、1枚の
基板にて固定可能であり、部品取付の生産性及びサービ
ス性が格段に向上する。
第1図は本考案の一実施例の接続構成の実装状態を示す
分解斜視図、第2図は第1図例の回路図、第3図は本考
案の他の実施例の実装状態を示す分解斜視図、第4図は
第3図例の回路図、第5図は従来の接続機構の一例を示
す分解斜視図、第6図は従来の接続機構の他の例を示す
分解斜視図である。 (1)は同軸型コネクタ、(5)はシャーシ、(9)は内菊座
金、(10)はナット、(11)は信号ケーブル、(24)は片面プ
リント基板、(25)はアース側パターン、(28)はアース側
パターン、(29)はアース側ランドである。
分解斜視図、第2図は第1図例の回路図、第3図は本考
案の他の実施例の実装状態を示す分解斜視図、第4図は
第3図例の回路図、第5図は従来の接続機構の一例を示
す分解斜視図、第6図は従来の接続機構の他の例を示す
分解斜視図である。 (1)は同軸型コネクタ、(5)はシャーシ、(9)は内菊座
金、(10)はナット、(11)は信号ケーブル、(24)は片面プ
リント基板、(25)はアース側パターン、(28)はアース側
パターン、(29)はアース側ランドである。
Claims (1)
- 【請求項1】同軸型コネクタをシャーシに取り付ける接
続機構において、 上記シャーシにプリント基板を共締めし、上記同軸型コ
ネクタと上記シャーシとの絶縁を保ちつつ上記同軸型コ
ネクタと上記プリント基板とを締め付け手段を介して電
気的に導通させるようにした事を特徴とする同軸型コネ
クタの接続機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990029292U JPH0624143Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 同軸型コネクタの接続機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990029292U JPH0624143Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 同軸型コネクタの接続機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03119974U JPH03119974U (ja) | 1991-12-10 |
JPH0624143Y2 true JPH0624143Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31532059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990029292U Expired - Lifetime JPH0624143Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 同軸型コネクタの接続機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624143Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2914201B2 (ja) * | 1995-01-06 | 1999-06-28 | 日本電気株式会社 | 多層誘電体基板及び同軸コネクターの取付け構造 |
JP5257690B2 (ja) * | 2009-03-12 | 2013-08-07 | 横河電機株式会社 | コネクタの取付け構造 |
US11171454B2 (en) * | 2017-03-24 | 2021-11-09 | Huawei Technologies Co., Ltd. | USB connector with double shield layers |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP1990029292U patent/JPH0624143Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03119974U (ja) | 1991-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |