JPH097699A - フィルタ装置 - Google Patents

フィルタ装置

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JPH097699A
JPH097699A JP7181032A JP18103295A JPH097699A JP H097699 A JPH097699 A JP H097699A JP 7181032 A JP7181032 A JP 7181032A JP 18103295 A JP18103295 A JP 18103295A JP H097699 A JPH097699 A JP H097699A
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JP
Japan
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connector
filter
circuit
signal line
filter device
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Application number
JP7181032A
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English (en)
Inventor
Hiroshige Futamura
博成 二村
Masa Ishimoto
雅 石本
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Gastar Co Ltd
Original Assignee
Gastar Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二芯の信号線3に極めて容易に接続でき、ノ
イズ信号を除去するフィルタ装置14を提供することであ
る。 【構成】 フィルタ装置14は、フィルタ回路5を格納す
るブロック体25の一方側に雌型のコネクタ26を、反対側
に雄型のコネクタ28を設けたものである。フィルタ回路
5はコイル素子6とコンデンサ7とのLC並列共振回路
を有し、回路5の両端部12,13はそれぞれコネクタ26,
28の端子穴27aおよび接続端子23aと、端子穴27bおよ
び接続端子23bと導通接続している。コネクタ26は端子
台10のコネクタ24に、コネクタ28は信号線3のコネクタ
21に、それぞれ嵌合するように、また、コネクタ28はコ
ネクタ26に嵌合するような寸法形状となっており、フィ
ルタ装置14を複数個接続することが可能である。コネク
タ26をコネクタ24に、コネクタ28に信号線3のコネクタ
21を簡単かつ短時間にコネクタ接続し、フィルタ回路5
を信号線3に接続し、ノイズ信号を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号線に接続してノイ
ズ信号を除去するフィルタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、燃焼装置として一般
的に知られている給湯器1の制御装置2には二芯の信号
線3を用いてリモコン4が接続されており、制御装置2
とリモコン4の相互の通信が行われている。例えば、リ
モコン4には運転ボタンや給湯温度を設定する給湯温度
設定ボタンや、給湯器の不具合時のエラー情報を表示す
る表示部等が設けられており、制御装置2は、リモコン
4の運転ボタンからの運転指令によって制御装置2をオ
ン状態とし、給湯栓(図示せず)が開けられて通水がセ
ンサにより検出されると、バーナの燃焼を行い、リモコ
ン4側で指定された給湯の設定温度となるようにバーナ
の燃焼制御を行い、動作異常が自己判断により検知され
たときには、その異常信号を信号線3を介してリモコン
4側に送り、リモコン4の表示部にエラーを表示してい
る。
【0003】さらに、最近においては、リモコン4を通
して制御装置2のメモリに情報を書き込んだり、制御装
置2側で収集した情報を信号線3を介してリモコン4側
に送り、その収集情報を表示部に表示する等の新たな通
信展開が図られつつある。
【0004】一般に、この種の制御装置2とリモコン4
の相互通信は、例えば、250 KHz の周波数信号を搬送波
として利用し、この搬送波を変調して信号通信が行われ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、住環境
空間にはラジオ電波、テレビ電波、無線通信電波等の様
々な電波が飛び交い、これらの電波がノイズとなって制
御装置2とリモコン4の通信搬送波に乗り移り、このノ
イズ信号によってリモコン通信が妨害されたり、器具
(燃焼器具)が誤動作する等の問題が危惧されている。
特に、最近においては、器具の高性能化が求められ、こ
れに伴いリモコン通信も高度化、複雑化し、ノイズ電波
の混入の問題は無視できない事態となっている。
【0006】このようなノイズ電波の問題を防止するた
めには、全ての器具の制御装置2の内部と、リモコン4
の回路にそれぞれ図4に示すような周知のフィルタ回路
5を組み込むことが考えられる。このフィルタ回路5
は、コイル素子(インダクタンス素子)6とコンデンサ
7のLC並列共振回路に直流除去コンデンサ8を直列に
接続したもので、この回路を、二芯の信号線3a,3b
間に接続することにより、図3に示したようなフィルタ
特性曲線Aが得られ、搬送波の周波数帯域以外のノイズ
成分の周波数帯域の信号を除去することで、ノイズ電波
の影響を防止できる。つまり、搬送波である250 KHz 以
外は全てノイズであるという考え方で、LC並列共振回
路でノイズの除去を行う。
【0007】リモコン通信に害を与えるノイズ電波が飛
び交う領域は、例えば、電波送信塔から半径数km以内の
強電界区域等比較的範囲が狭く、この領域を越える範囲
ではノイズ電波が弱くなるため、リモコン通信に影響を
及ぼすことはない。このような状況の下で、工場出荷す
る全ての器具に通信の回路の部分を金属板でシールドす
る等の通常のノイズ対策にプラスしてフィルタ回路5を
装備することは器具の製造工程が増え、製造の作業効率
も低下し、器具のコストがアップする等、好ましいもの
ではない。電波障害を防止する他の手法としては、二芯
に信号線3を全てシールド線のものにすることが考えら
れる。しかし、シールド線は通常の信号線よりも高価で
あり、全ての器具にシールド線を使用することは不経済
である。
【0008】そこで、工場出荷段階では、フィルタ回路
5の装備を止め、信号線3もシールド線ではない通常の
電線を用いたものとし、実際に、電波障害が生じたとき
に、その電波障害が生じた器具の信号線3をシールド線
のものに取り替えることが考えられる。しかし、給湯器
等の器具は屋外に設置されている場合も多く、このよう
な場合には、屋外の器具と台所等に設置されているリモ
コンの信号線をシールド線に交換することとなるが、器
具が建物の2階壁面に取り付けられていたり、また、そ
うでない場合でもこれらの信号線は建物の壁の中を伝わ
って配線されていることが多いため、その交換作業に手
間隙がかかり、作業時間が長引き、器具の使用者に多大
な迷惑をかけるという問題が生じる。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、電波障害が問題となったあ
るいは電波障害が予測される地域で、信号線を介して通
信が行われる場合に、極めて容易に電波障害の防止手段
を講じることができるフィルタ装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のように構成されている。すなわち、第1
の発明のフィルタ装置は、信号線に接続されてノイズ信
号を除去するフィルタ装置であって、LC並列共振回路
によって形成されたフィルタ回路を一体化したフィルタ
ブロックを有し、該フィルタブロックには装着部が設け
られ、この装着部には前記フィルタ回路に導通する信号
接続部が設けられていることを特徴として構成されてい
る。
【0011】また、第2の発明のフィルタ装置は、信号
線に接続されてノイズ信号を除去するコネクタ着脱式の
フィルタ装置であって、LC並列共振回路によって形成
されたフィルタ回路を一体化したフィルタブロックと、
このフィルタブロックの一端側に設けられた第1のコネ
クタと、フィルタブロックの他端側に設けられた第2の
コネクタとを有し、前記第1および第2のコネクタはそ
れぞれ少なくとも二芯の端子を持ち、一方側端子は前記
フィルタ回路の一端側に導通接続され、他方側端子は前
記フィルタ回路の他端側に導通接続されていることを特
徴として構成されている。
【0012】さらに、第3の発明のフィルタ装置は、信
号線に接続されてノイズ信号を除去するコネクタ着脱式
のフィルタ装置であって、LC並列共振回路のフィルタ
回路を一体化したフィルタブロックを有し、このフィル
タブロックの両端側からそれぞれフィルタ回路の両端に
導通接続された入力側と出力側の接続線が導出され、一
方側の導出接続線の先端側には第1のコネクタが、他方
側の導出接続線の先端側には第2のコネクタがそれぞれ
接続されて、フィルタブロックと第1および第2のコネ
クタとが導出接続線に連結されて一体化されていること
を特徴として構成されている。
【0013】さらに、第4の発明は、上記第2又は第3
の発明の構成における第1のコネクタと第2のコネクタ
の一方は雄型とし、他方は雌型とし、第1のコネクタと
第2のコネクタは互いに着脱結合可能な構造としたこと
を特徴として構成されている。
【0014】
【作用】上記構成の本発明において、ノイズ電波が飛び
交う領域で信号線を介して通信が行われる場合に、例え
ば、信号線に、フィルタ装置が取り付けられるだけで、
信号線の通信信号に乗るノイズ信号はフィルタ装置のフ
ィルタ回路によって除去され、ノイズ信号の影響を受け
ない信頼性の高い通信が行われる。また、本発明のフィ
ルタ装置は着脱式であるために、簡単、かつ、短時間で
フィルタ装置の装着が完了し、ノイズ除去対策であるフ
ィルタ装置の取り付け工事は手間や多くの時間をかけず
に行われる。
【0015】
【実施例】以下、本発明による実施例を図面に基づいて
説明する。
【0016】図1には、第1の実施例であるフィルタ装
置14の構成が、端子台10とコネクタ24と共に示されてい
る。このフィルタ装置14は、例えば、図5に示すような
二芯の信号線3の両先端側あるいはどちらか一方先端側
(給湯器1等の燃焼装置の制御装置2側とリモコン4側
の両方あるいはどちらか一方)に接続し、信号線3を用
いて送信される信号のノイズ成分(ノイズ信号)を除去
するコネクタ着脱式のフィルタ装置である。
【0017】ところで、図1に示すように、信号線3の
先端が接続する、例えば、制御装置2の端子台10には雄
型のコネクタ24がねじ締結によって固定されている。こ
のコネクタ24には導体金属によって形成される板片状の
二芯の端子ピン(図示せず)が設けられている。これら
端子ピンは、それぞれ制御装置2の回路(図示せず)と
導通する導体線16又は導体パターン(図示せず)に導通
接続されている。また、前記信号線3の先端には上記雄
型のコネクタ24に嵌合する雌型のコネクタ21が形成され
ている。このコネクタ21には、該コネクタ21をコネクタ
24に嵌合するときに、コネクタ24の二芯の端子ピンが隙
間なく嵌合する寸法形状の導体金属によって形成される
2個の嵌合穴(図示せず)が設けられ、これら嵌合穴は
それぞれ二芯の信号線3a,3bと導通接続している。
【0018】上記信号線3のコネクタ21を端子台10のコ
ネクタ24に嵌合することで、信号線3と制御装置2の回
路とが導通接続される。
【0019】本実施例のフィルタ装置14は、図1に示す
ように、フィルタ回路5と、フィルタブロックとして機
能するブロック体25と、端子穴27a,27bを有する第1
のコネクタ26と、嵌合筒部30および接続端子23a,23b
を有する第2のコネクタ28とを有して構成されている。
【0020】図1において、ブロック体25の内部には、
図4に示すような、コイル素子6とコンデンサ7とのL
C並列共振回路と、直流除去コンデンサ8とを有して形
成されるフィルタ回路5が格納されており、必要に応じ
てエポキシ樹脂等の絶縁材料によって埋没固定される。
【0021】前記フィルタ回路5は、例えば、制御装置
2とリモコン4との通信に使用される搬送波の周波数帯
域の信号を選択的に制御装置2とリモコン4間を通すと
いうように、フィルタ装置14が接続され二芯の信号線3
を通じて送信される搬送波の周波数帯域の信号を選択的
に通し、それ以外の帯域のノイズ信号を除去するフィル
タ特性を持った回路として機能するようにコンデンサ7
の静電容量やコイル素子6のインダクタンスの値が設定
されている。
【0022】前記ブロック体25の一端側には前記端子台
10側のコネクタ24に着脱自在に嵌合する装着部としての
雌型の第1のコネクタ26が形成されている。この第1の
コネクタ26には信号接続部としての端子穴27a,27bが
設けられ、端子穴27a,27bは導体金属によって形成さ
れており、この端子穴27a,27bが前記端子台10側のコ
ネクタ24の端子ピンに嵌合することで、第1のコネクタ
26とコネクタ24の導通接続が達成される。
【0023】ブロック体25の反対側には同じく装着部と
しての雄型の第2のコネクタ28が形成されており、この
第2のコネクタ28内には信号接続部としての2個の接続
端子23a,23bが前記端子台10側のコネクタ24の端子ピ
ンと同一形状に形成されており、この接続端子23a,23
bは反対側の第1のコネクタの端子穴27a,27bに嵌合
する寸法形状となっている。また、第2のコネクタ28の
嵌合筒部30の内周面には、第1のコネクタ26の外周部31
が嵌合する寸法構成となっている。前記接続端子23aと
端子穴27aはフィルタ回路5の一端側12に導通接続され
ており、端子穴27bと接続端子23bはフィルタ回路5の
他端側13に導通接続されている。
【0024】上記のように、第2のコネクタ28と第1の
コネクタ26の接続端子23a,23bと端子穴27a,27bが
嵌合する寸法形状としたことによって、図1に示すよう
に、一方側のフィルタ装置14の第2のコネクタ28と他方
側のフィルタ装置14の第1のコネクタ26とを次々に接続
することができる。
【0025】ところで、ノイズ電波の混入の仕方によっ
て、1個のフィルタ装置14だけでは十分にノイズ電波の
影響を防止できない場合には、フィルタ装置14を2個あ
るいは3個という如く複数取り付けることによりフィル
タ特性を改善し、ノイズ電波の影響を防止する。フィル
タ装置14を2個装着した場合には、図6に示すようにフ
ィルタ回路5が信号線3a,3b間に2個並列に接続さ
れた回路となり、このときのフィルタ回路2段のフィル
タ特性曲線は図3のBの曲線となり、透過周波数帯域が
より狭くなり、その分、ノイズ電波の除去が確実とな
る。また、フィルタ装置14を3個重ねて取り付けた場合
には、信号線3a,3b間に3個のフィルタ回路5が並
列に接続された状態となり、そのときのフィルタ特性曲
線は図3のCの曲線となり、さらに透過周波数帯域が狭
くなり(ノイズ除去の周波数帯域が広くなり)ノイズ電
波混入の影響をさらに小さくできる。
【0026】また、第2のコネクタ28の接続端子23a,
23bには前記信号線3のコネクタ21が接続されるが、図
1に示すように、端子台10側のコネクタ24に接続される
フィルタ装置14の第2のコネクタ28に他のフィルタ装置
14の第1のコネクタ26を接続するという如く、一方側の
フィルタ装置14の第2のコネクタ28と他方側のフィルタ
装置14の第1のコネクタ26を次々に接続することで、複
数のフィルタ装置14が接続されることとなり、このよう
に、複数のフィルタ装置14を接続した場合には、最終段
のフィルタ装置14の第2のコネクタ28に信号線3のコネ
クタ21が接続されることとなる。
【0027】本実施例によれば、フィルタ回路5を一体
化して内蔵したブロック体25の両端側に第1、第2のコ
ネクタ26,28を設けたので、フィルタ装置14を、端子台
10のコネクタ24や信号線3のコネクタ21にコネクタ接続
することが可能となり、極めて容易に、かつ、短時間で
前記コネクタ24と信号線3のコネクタ21との間にフィル
タ装置14を装着することができる。このようにフィルタ
装置14を二芯の信号線3に接続するだけで、ノイズ電波
によるノイズ信号を除去することができ、信号線3をシ
ールド線に交換するという手間を要することなく、簡単
に、かつ、短時間の作業でノイズ電波による通信不良の
除去を行うことができる。
【0028】また、第1のコネクタ26が第2のコネクタ
28に嵌合する寸法形状としたので、フィルタ装置14を複
数個重ねることができ、フィルタ装置14の個数を調整す
ることで、ノイズ電波の状況に応じてフィルタ特性を自
在に調整してノイズ電波の影響を完璧に防止できるとい
う優れた効果を奏することができる。
【0029】さらに、上記のようにノイズ電波の障害除
去の対策が極めて容易となることから、二芯の信号線3
を用いた通信システムを有する給湯器等の燃焼装置に出
荷段階からノイズ除去用のフィルタ回路5を装備する必
要がなく、前記電波障害が生じた装置のみにフィルタ装
置14を取り付ければ済むので、出荷する全ての装置にフ
ィルタ回路5を装備する場合に比べて大幅なコスト削減
を図ることが可能となる。
【0030】図2には第2の実施例のフィルタ装置14が
示されている。なお、第2の実施例の説明において、第
1の実施例と同一名称部分には同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0031】図2のフィルタ装置14は、フィルタブロッ
クとして機能する回路ユニット33と、接続線32a,32b
と、第1のコネクタ26と、第2のコネクタ28とを有して
構成されている。この実施例が前記第1の実施例と異な
ることは、コイル素子6とコンデンサ7と直流除去コン
デンサ8によって形成したフィルタ回路5を一体化した
回路ユニット33として構成し、この回路ユニット33の両
端側に、フィルタ回路5の両端の二芯の導出接続線32
a,32bを導出し、この回路ユニット33の一端側から接
続された導出接続線32a,32bには第1のコネクタ26を
接続し、回路ユニット33の他方側から導出される導出接
続線32a,32bには第2のコネクタ28を接続したもので
ある。この実施例も、第1のコネクタ26と第2のコネク
タ28は着脱嵌合する構成となっており、図1に示すよう
な端子台10側のコネクタ24に第1のコネクタ26をコネク
タ結合し、第2のコネクタ28に信号線3のコネクタ21を
接続することにより、信号線3a,3bはフィルタ回路
5を介して端子台10側のコネクタ24の端子ピンに接続さ
れることとなる。
【0032】また、端子台10側のコネクタ24にフィルタ
装置14の第1のコネクタ26を接続し、第2のコネクタ28
に、他のフィルタ装置14の第1のコネクタ26を嵌合接続
するという如く、一方側のフィルタ装置14の第2のコネ
クタ28と他方側のフィルタ装置14の第1のコネクタ26を
次々に接続することにより、端子台10のコネクタ24に所
望個数のフィルタ装置14が接続されることとなる。この
第2の実施例も、前記第1の実施例と同様な効果を奏す
ることができる。
【0033】図8には本発明の第3の実施例が示されて
いる。この実施例はベースの基板17にフィルタブロック
として機能するブロック体25を基板17側に設けたフィル
タブロック取付部18の接続端子23a,23bに着脱自在に
嵌合装着するように構成したものである。基板17は、例
えば、制御装置2側に取付部40を介して着脱自在に装着
される構成となっており、ブロック体25は前記第1の実
施例のブロック体25と同様に構成され、その内部にフィ
ルタ回路5が形成されている。
【0034】前記フィルタブロック取付部18は基板17の
面上に1個以上設けられ、基板17の両端側にはフィルタ
ブロック取付部18の数に対応させて端子台20a,20bが
設けられる。各端子台20a,20bには接続ねじ穴15a,
15bが設けられており、接続用ねじ穴15aは接続端子23
aに、接続用ねじ穴15bは接続端子23bにそれぞれリー
ド34を介して導通接続されている。図8の(b)に示す
如く、基板17の一方端側の端子台20a,20bにリモコン
4側の信号線3(3a),3(3b)を接続し、基板17
の他方端側の端子台20a,20bに制御装置2側の信号線
3(3a),3(3b)を接続することで、リモコン4
と制御装置2間の信号線3(3a),3(3b)にフィ
ルタ回路5が介設され、前記第1および第2の各実施例
と同様な効果を奏することが可能となる。
【0035】なお、複数の各フィルタブロック取付部18
にブロック体25が取り付けられる場合、基板17の両端側
で端子台20a,20bの接続用ねじ穴15a同志を共通接続
し、接続用ねじ穴15b同志を共通接続する等の端末処理
を行うことにより、多数のフィルタ回路5は図6に示す
如く並列接続されることになる。
【0036】図9は本発明の第4の実施例を示す。この
実施例も前記第3の実施例と同様にベースの基板17にフ
ィルタブロックを着脱自在に取り付ける構成としてあ
る。この実施例が第4の実施例と異なることは、フィル
タブロックを回路基板35を用いて構成したことである。
すなわち、回路基板35上にコイル素子6とコンデンサ7
と直流除去コンデンサ8を組み込んで図4に示すような
フィルタ回路5を一体形成し、フィルタブロックとして
いる。
【0037】回路基板35には一対の着脱用穴36a,36b
が装着部として形成され、この着脱用穴36a,36bの内
周面および縁部に設けた信号接続部としての接続導体パ
ターン37a,37bは導体リードを介してフィルタ回路の
対応する端部に接続されている。ベースの基板17側には
端子台37a,37bが設けられ、この端子台37a,37bの
ねじ穴38a,38bに接続ねじ39を嵌め込んでフィルタブ
ロックおよび制御装置2側とリモコン4側の信号線3
(3a,3b)を取り付けることにより、制御装置2と
リモコン4の信号線間にフィルタ回路5が着脱自在に介
設されることとなり、前記各実施例と同様な効果が得ら
れる。なお、図10に示すように複数のフィルタブロック
を重ねて取り付けることによりフィルタ回路5を複数並
列接続した複数段のフィルタ回路が形成される。
【0038】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ことはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記各実施例では、フィルタ装置14は、燃焼装置やそのリ
モコンに装備するものであったが、例えば、セキュリテ
ィシステムや、インターホンや、自動車の制御システム
等における通信システムの信号線3に接続して、ノイズ
電波によるノイズ信号の除去を行うこともできる。この
ように、本発明のフィルタ装置は、信号線3を用いた通
信システムを有する様々な装置に適用することができ、
燃焼装置に限定されるものではない。
【0039】また、上記第1および第2の実施例では、
フィルタ装置14は、二芯の信号線3の先端側、つまり、
信号線3の先端と端子台10との間に装着されたが、二芯
の信号線3の途中に図7に示すような雌型のコネクタ21
と雄型のコネクタ22が設けられ、このコネクタ接続部
で、同図に示すように第1又は第2の実施例の1個以上
のフィルタ装置14を装着してもよい。
【0040】さらに、上記各実施例では、信号線を二芯
としたが、三芯以上の芯線数としてもよい。通常、信号
線にDC電源信号と通信信号を重畳して送信する場合に
は、信号線は二芯によって構成されるが、電源線を専用
に設ける場合には、信号線は三芯あるいは四芯という如
く、三芯以上の線によって構成される場合が多く、この
場合にはノイズ除去を必要とする芯線間にフィルタ装置
を設けることとなる。
【0041】さらに、上記各実施例では、ブロック体25
や回路ユニット33や回路基板35に1個のフィルタ回路5
を形成したが、図6に示すような2個のフィルタ回路5
の並列回路を形成するという如く、フィルタ回路5が複
数個並列した並列回路をブロック体25や回路ユニット33
や回路基板35に形成してもよい。このように、フィルタ
回路5の個数の異なるフィルタ装置14を複数種用意して
おき、それらを組み合わせて、例えば、信号線3のコネ
クタ21と端子台10のコネクタ24との間にコネクタ接続し
てもよく、例えば、ノイズ電波の混入の仕方により、フ
ィルタ回路5を数多く並列接続しなければならない場合
に、1個のフィルタ回路5が形成されているフィルタ装
置14を用いるときよりもコネクタ接続する作業の手間を
少なくすることができる。また、フィルタ装置14間を接
続する第1、第2のコネクタ26,28部分の数が減少し、
その分、省スペース化を図ることができる。
【0042】さらに、上記各実施例のフィルタ回路5に
は、直流除去コンデンサ8が設けられているが、この直
流除去コンデンサ8は電源通信の搬送波を重畳していな
ければ省略してもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、フィルタ回路を一体化
したフィルタブロックの両端側に第1、第2のコネクタ
を設ける等して装着部を形成したので、本発明のフィル
タ装置は、信号線のコネクタや、そのコネクタが接続す
る他のコネクタ等に接続することが可能となり、極めて
容易に、かつ、短時間にフィルタ装置を信号線に接続し
てノイズ除去を行うことができる。
【0044】また、第1と第2のコネクタを互いに着脱
結合可能な構造とした構成にあっては、第2のコネクタ
に他のフィルタ装置の第1のコネクタを結合するという
如く、一方側のフィルタ装置の第1のコネクタと他方側
のフィルタ装置の第2のコネクタを次々に接続すること
が可能となり、ノイズ電波の混入の仕方によって1個の
フィルタ装置だけでは十分にノイズ信号を除去できない
場合に、フィルタ装置を複数個取り付けてフィルタ特性
を改善し、ノイズ除去を行うことができる。
【0045】さらに、上記のようにノイズ電波の障害除
去の対策が極めて容易となることから、信号線を用いた
通信システムを有する装置の全てに必要に応じて容易に
フィルタ装置を着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のフィルタ装置の構成を示す説明
図である。
【図2】第2の実施例のフィルタ装置の構成を示す説明
図である。
【図3】各段のフィルタ回路のフィルタ特性を示す説明
図である。
【図4】フィルタ回路の一例を示す回路図である。
【図5】二芯の信号線を用いた通信システムの一例を示
す説明図である。
【図6】フィルタ回路の並列回路の一例を示す回路図で
ある。
【図7】本発明による他の実施例を示す説明図である。
【図8】第3の実施例のフィルタ装置の構成説明図であ
る。
【図9】第4の実施例のフィルタ装置の構成説明図であ
る。
【図10】同実施例において、フィルタブロックを複数取
り付ける例を示す説明図である。
【符号の説明】
3,3a,3b 信号線 5 フィルタ回路 14 フィルタ装置 23a,23b 接続端子 25 ブロック体 26 第1のコネクタ 27a,27b 端子穴 28 第2のコネクタ 32a,32b 接続線 33 回路ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線に接続されてノイズ信号を除去す
    るフィルタ装置であって、LC並列共振回路によって形
    成されたフィルタ回路を一体化したフィルタブロックを
    有し、該フィルタブロックには装着部が設けられ、この
    装着部には前記フィルタ回路に導通する信号接続部が設
    けられていることを特徴とするフィルタ装置。
  2. 【請求項2】 信号線に接続されてノイズ信号を除去す
    るコネクタ着脱式のフィルタ装置であって、LC並列共
    振回路によって形成されたフィルタ回路を一体化したフ
    ィルタブロックと、このフィルタブロックの一端側に設
    けられた第1のコネクタと、フィルタブロックの他端側
    に設けられた第2のコネクタとを有し、前記第1および
    第2のコネクタはそれぞれ少なくとも二芯の端子を持
    ち、一方側端子は前記フィルタ回路の一端側に導通接続
    され、他方側端子は前記フィルタ回路の他端側に導通接
    続されていることを特徴とするフィルタ装置。
  3. 【請求項3】 信号線に接続されてノイズ信号を除去す
    るコネクタ着脱式のフィルタ装置であって、LC並列共
    振回路のフィルタ回路を一体化したフィルタブロックを
    有し、このフィルタブロックの両端側からそれぞれフィ
    ルタ回路の両端に導通接続された入力側と出力側の接続
    線が導出され、一方側の導出接続線の先端側には第1の
    コネクタが、他方側の導出接続線の先端側には第2のコ
    ネクタがそれぞれ接続されて、フィルタブロックと第1
    および第2のコネクタとが導出接続線に連結されて一体
    化されていることを特徴とするフィルタ装置。
  4. 【請求項4】 第1のコネクタと第2のコネクタの一方
    は雄型とし、他方は雌型とし、第1のコネクタと第2の
    コネクタは互いに着脱結合可能な構造とした請求項2又
    は請求項3記載のフィルタ装置。
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