JPH088544Y2 - ノイズフィルタ付きコネクタ - Google Patents

ノイズフィルタ付きコネクタ

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JPH088544Y2
JPH088544Y2 JP1988138819U JP13881988U JPH088544Y2 JP H088544 Y2 JPH088544 Y2 JP H088544Y2 JP 1988138819 U JP1988138819 U JP 1988138819U JP 13881988 U JP13881988 U JP 13881988U JP H088544 Y2 JPH088544 Y2 JP H088544Y2
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JP
Japan
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connector
noise
case
circuit
ground
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JP1988138819U
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博 中村
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Toshiba Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、回路または機器等の相互間を電気的に接続
するためのコネクタに係り、特に相互のアース間に発生
するコモンモードノイズ対策に好適なノイズフィルタ付
きコネクタに関する。
(従来の技術) 給電系等の設計を行う際に常に念頭に置かなければな
らないことは雑音対策である。機器周辺の雑音としてあ
げられるものは、コモンモードノイズ、ノーマルモード
ノイズおよびサージである。
第10図は、このようなノイズ対策の一例としてコネク
タの例を示すものである。
同図に示すように、コネクタaには、フランジ1を有
し取付板2の嵌合孔3に嵌合されたケース4が備えられ
ている。ケース4のフランジ1には、ケース5のフラン
ジ6が取付けられている。ケース4の内部には、孔7を
有する絶縁体8が取付けられ、その孔7に誘電体9を取
付けたL状のコンタクト10の一端部が嵌入されている。
コンタクト10の他端部は、プリントサーキットボード
(PCB)11に半田12によって取付けられている。
このような構成のコネクタaは、第11図に示すような
回路と等価となる。
すなわち、ケース4はグランドGに接続され、コンタ
クト10は誘電体9によるバイパスコンデンサCを介して
グランドGに接続されることになる。
第12図は、他のコネクタbの例を示すもので、この例
では、コンタクト10の他端部にフェライトコア13が取付
けられている。
このような構成のコネクタbは、第13図に示すような
回路と等価となる。
すなわち、ケース4および取付板2はグランドGに接
続され、コンタクト10はインダクタLに接続されること
になる。
第14図は、このような構成のコネクタaまたはbを用
いた一般的なインターフェイスの例を示すものである。
同図に示すように、送信側の筺体14の内部には、グラ
ンドG1に接続された信号を送信するためのドライバ回路
15を有するPCB11が備えられている。ドライバ回路15に
は、上記のコネクタaまたはbが接続されている。
一方、受信側の筺体16の内部には、グランドG2に接続
された信号を受信するためのレシーバ回路17を有するPC
B11が備えられている。レシーバ回路17には、上記のコ
ネクタaまたはbが接続されている。
これらコネクタaまたはbは、ケーブル18を介して接
続されている。
このような構成のインターフェイスは、第15図または
第16図に示すような回路と等価となる。
すわなち、第15図では、第10図に示したコネクタaを
用いた回路を示すもので、ノーマルモードノイズE1によ
るノイズ電流ループAに対して、直列にフィルタ(バイ
パスコンデンサC)が形成されている。
また第16図では、第12図に示したコネクタbを用いた
回路を示すもので、同様にフィルタ(インダクタL)が
形成されている。
しかし、第17図および第18図に示すように、グランド
G1とグランドG2との間に発生するコモンモードノイズE2
に対しては対策が不十分である。すなわち、ループBに
ノイズ電流が流れることになり、このノイズ電流に対す
るフィルタ効果がないため、回路抵抗R2〜R4にノイズ電
圧が発生する。またそのノイズ電圧によって信号波形の
高周波成分が吸収されるので、その信号波形がなまり易
くなってしまう。
(考案が解決しようとする課題) このように、上述した従来のコネクタaまたはbで
は、グランドG1とグランドG2との間に発生するコモンモ
ードノイズの対策が不十分である。
本考案は、このような事情により成されたもので、機
器のグランド間に発生するコモンモードノイズを阻止す
ることができるノイズフィルタ付きコネクタを提供する
ことを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のノイズフィルタ付きコネクタは、上記目的を
達成するために、導電性を有する取付板にその一部が外
部に突出するように取り付けられた導電性を有するケー
スと、孔が設けられ前記ケースの内部に取り付けられた
絶縁体と、一端部が前記絶縁体の前記孔に挿入され前記
絶縁体から前記取付板の外部方向に突出し他端部が基板
に取り付けられたコンタクトと、前記取付板に接触した
状態で前記ケースの前記取付板から突出した部分の外周
面に取り付けられたフェライトコアとを備えたものであ
る。
(作用) 本考案のノイズフィルタ付きコネクタでは、ケースの
外周面に取付けられたフェライトコアにより、コンタク
トおよびケース双方にコモンモードチョークとしての作
用を有するインダクタが形成される。このため、機器の
グランド間に発生するコモンモードノイズを阻止するこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例の詳細を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案のノイズフィルタ付きコネクタの一
実施例を示すものである。なお、第10図または第12図と
共通する部分には同一符号を付し重複する説明を省略す
る。
同図に示すように、ノイズフィルタ付きのコネクタd
には、フランジ1を有し取付板2の嵌合孔3に嵌合され
たケース4が備えられている。ケース4の内部には、孔
7を有する絶縁体8が取付けられ、その孔7にL状のコ
ンタクト10の一端部が嵌入されている。コンタクト10の
他端部は、PCB11に半田12によって取付けられている。
ケース4の外周面には、リング状のフェライトコア19が
取付けられている。またこのフェライトコア19は、取付
板2の側面に接触している。
このような構成のコネクタdは、第2図に示すような
回路と等価となる。
すなわち、ケース4はインダクタL2および取付板2を
介してグランドGに接続され、コンタクト10はインダク
タL1に接続されることになる。
次に、このような構成のコネクタを用いた一般的なイ
ンターフェイスの例を第3図に示す。なお、第14図と共
通する部分には同一符号を付し重複する説明を省略す
る。
同図に示すように、送信側の筺体14の内部には、グラ
ンドG1に接続された信号を送信するためのドライバ回路
15を有するPCB11が備えられている。ドライバ回路15に
は、上記のコネクタbが接続されている。
一方、受信側の筺体16の内部には、グランドG2に接続
された信号を受信するためのレシーバ回路17を有するPC
B11が備えられている。レシーバ回路17には、上記のコ
ネクタbが接続されている。
これらコネクタbは、ケーブル18を介して接続されて
いる。
このような構成のインターフェイスは、第4図に示す
ような回路と等価となる。
すなわち、グランドG1と回路抵抗R2〜R4との間、およ
びグランドG2と回路抵抗R2〜R4との間にそれぞれインダ
クタLが直列に接続された状態となる。そしてインダク
タLは、グランドG1とグランドG2との間に発生するコモ
ンモードノイズE2に対してはループBにノイズ電流が流
れることになるが、その特性により高周波においてはイ
ンピーダンスが高くなることより、ローパスフィルタと
して働く。
このため、回路抵抗R2〜R4にノイズ電圧が発生しない
ので、そのノイズ電圧によって信号波形の高周波成分が
吸収されず、その信号波形がなまり難くなる。
また第5図は、第3図に示したインターフェイスでの
送信側および受信側の信号に対する等価回路を示すもの
で、インダクタL1およびインダクタL2が信号源E0に対し
直列に接続された状態となるが、インダクタL1とインダ
クタL2との間の相互インダクタンスにより、打消し合う
ためインダクタンスが0となり、信号電流ループCへの
影響が無い。
第6図は、第10図に示したコネクタaに本考案を適用
したもので、このような構成のコネクタは、第7図に示
すような回路と等価となる。
すなわち、ケース4はインダクタL1を介してグランド
Gに接続され、コンタクト10はインダクタL2および誘電
体9によるバイパスコンデンサCを介してグランドGに
接続されることになる。
これにより、第17図に示した等価回路において、グラ
ンドG1と回路抵抗R2〜R4との間、およびグランドG2と回
路抵抗R2〜R4との間にそれぞれインダクタLが接続され
ることになるので、ノルマルモードおよびコモンモード
のノイズに対してフィルタ効果を有する。
第8図は、第12図に示したコネクタbに本考案を適用
したもので、このような構成のコネクタは、第9図に示
すような回路と等価となる。
すなわち、ケース4はインダクタL2を介してグランド
Gに接続され、コンタクト10はインダクタL1およびフェ
ライトコア13によるインダクタLに接続されることにな
る。
これにより、第18図に示した等価回路において、グラ
ンドG1と回路抵抗R2〜R4との間、およびグランドG2と回
路抵抗R2〜R4との間にそれぞれインダクタLが接続され
ることになるので、ノルマルモードおよびコモンモード
のノイズに対してフィルタ効果を有する。
このように、本実施例では、ケース4の外周面にリン
グ状のフェライトコア19を取付けたので、コンタクト10
およびケース4にインダクタLが形成されたことにな
り、これによりグランドG1とグランドG2との間に発生す
るコモンモードノイズを阻止することができる。
また本考案を従来のコネクタaまたはbと組合せるこ
とにより、ノルマルモードおよびコモンモードのノイズ
に対してフィルタ効果を有する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のノイズフィルタ付きコ
ネクタによれば、ケースの外周面に取付けられたフェラ
イトコアにより、コンタクトおよびケース双方にコモン
モードチョークとしての作用を有するインダクタが形成
されるので、機器のグランド間に発生するコモンモード
ノイズを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すノイズフィルタ付きコ
ネクタの断面図、第2図は第1図のノイズフィルタ付き
コネクタを示す等価回路、第3図は第1図のノイズフィ
ルタ付きコネクタを用いた一般的なインターフェイスの
例を示す図、第4図は第3図のインターフェイスを示す
等価回路、第5図は第3図のインターフェイスでの送信
側および受信側の信号に対する等価回路、第6図は従来
のコネクタに本考案を適用した場合の他の実施例を示す
ノイズフィルタ付きコネクタの断面図、第7図は第6図
のノイズフィルタ付きコネクタを示す等価回路、第8図
は従来のコネクタに本考案を適用した場合のさらに他の
実施例を示すノイズフィルタ付きコネクタの断面図、第
9図は第8図のノイズフィルタ付きコネクタを示す等価
回路、第10図は従来のノイズフィルタ付きコネクタを示
す断面図、第11図は第10図のノイズフィルタ付きコネク
タを示す等価回路、第12図は従来のノイズフィルタ付き
コネクタを示す断面図、第13図は第12図のノイズフィル
タ付きコネクタを示す等価回路、第14図は第10図または
第12図のノイズフィルタ付きコネクタを用いた一般的な
インターフェイスの例を示す図、第15図は第10図のノイ
ズフィルタ付きコネクタを用いた場合の第14図のインタ
ーフェイスを示す等価回路、第16図は第12図のノイズフ
ィルタ付きコネクタを用いた場合の第14図のインターフ
ェイスを示す等価回路、第17図は第15図の等価回路にお
けるグランド間に発生するコモンモードノイズを示す
図、第18図は第16図の等価回路におけるグランド間に発
生するコモンモードノイズを示す図である。 a,b,d……コネクタ、2……取付板、4……ケース、8
……絶縁体、10……コンタクト、11……PCB、14,16……
筺体、15……ドライバ回路、17……レシーバ回路、18…
…ケーブル、19……フェライトコア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性を有する取付板にその一部が外部に
    突出するように取り付けられた導電性を有するケース
    と、孔が設けられ前記ケースの内部に取り付けられた絶
    縁体と、一端部が前記絶縁体の前記孔に挿入され前記絶
    縁体から前記取付板の外部方向に突出し他端部が基板に
    取り付けられたコンタクトと、前記取付板に接触した状
    態で前記ケースの前記取付板から突出した部分の外周面
    に取り付けられたフェライトコアとを具備したことを特
    徴とするノイズフィルタ付きコネクタ。
JP1988138819U 1988-10-25 1988-10-25 ノイズフィルタ付きコネクタ Expired - Lifetime JPH088544Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988138819U JPH088544Y2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 ノイズフィルタ付きコネクタ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988138819U JPH088544Y2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 ノイズフィルタ付きコネクタ

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JPH0259586U JPH0259586U (ja) 1990-05-01
JPH088544Y2 true JPH088544Y2 (ja) 1996-03-06

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ID=31401513

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JP1988138819U Expired - Lifetime JPH088544Y2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 ノイズフィルタ付きコネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6452388A (en) * 1987-08-24 1989-02-28 Hirose Electric Co Ltd Electromagnetic interference countermeasure electric connector

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JPH0259586U (ja) 1990-05-01

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