JPH0545917U - プリント基板用電源コード取付プラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板に入力用ＡＣコード線を接続す
るため、プリント基板の貫通孔に取り付けるプラグであ
る。 【構成】 管の一端にフランジが形成され、他端の外周
に突出した抜け止め片を複数設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は電気機器に使用されるプリント基板にＡＣ電源から入力するコード線 を取り付けるためのプリント基板用電源コード取付プラグに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のプリント基板への電源コードの取り付けにはヨーロッパ安全規格対策用 として、ＡＣコードを直接プリント基板の銅箔に半田付けする場合は、図３に示 すように補強用プリント基板１にハトメ２を取り付け、ＡＣコード線３の心線３ ａをハトメ２の孔に通し、先端を銅箔に半田４付けしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかるに、従来のハトメ２はプリント基板メーカーからハトメをプレスする専 業メーカーに一端納入され、プリント基板１にハトメ２がかしめられた後、これ を使用して電気機器を組立てるメーカーへ納入されるので、加工コストと、加工 されて納入されるまでに時間がかかる。

【０００４】 また、プレス機でこのハトメをかしめる必要があるので、他の電子部品と同時 に実装できない欠点があった。 本考案は上述した事情に鑑みてなされたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、管の一端にフランジが形成され、他端付近の外周に複数の抜け止め 片が突設されていることを特徴とする。

【０００６】

【作用】

プラグはプリント基板の一面から挿入され、突設された抜け止め片は、プリン ト基板を通過するときは管の外径近くまで外側径が縮小してプリント基板のプラ グ孔を通過し、通過した時点でもとの外径に拡大して抜けないようになる。

【０００７】

【実施例】

以下に添付図に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。 図１は本考案の一実施例を示すプリント基板用電源コード取付プラグの正面図 、図２は本考案の一実施例を示すプリント基板用電源コード取付プラグをプリン ト基板に取り付ける状態の説明図である。

【０００８】 図において、６はプラグ，６ａはフランジ，６ｂは管，６ｃは抜け止め片であ る。 管６ｂの一端にはフランジ６ａが形成され、他端には外周に４個の抜け止め片 ６ｃが突出している。 この抜け止め片６ｃは円筒形の管６ｂの円筒形の板の一部を打ち抜いて突設し てある。 ６ｄはＡＣコード線（図示せず）の心線が通る孔である。 前記管６ｂは多角形の断面を有していても良い。

【０００９】 前記プラグ６をプリント基板１に取り付けるには図２に示すように、プラグ６ をテープ７に連続して取り付けてテーピング部品とし、他の電子部品のテーピン グ部品をプリント基板１に自動挿入機を用いて実装する際に同時に取り付ける。 図２において、プラグ６が取り付けられたテープ７が自動挿入機で矢印Ａ方向 に送られ、プリント基板１の取付孔に矢印Ｂ方向に挿入される。 その後のＡＣコード線を取り付ける工程は従来例と同じである。

【００１０】

【考案の効果】

以上詳細に説明した本考案によれば下記のような効果を奏する。 従来のように、プリント基板メーカーからハトメをプレスする専業メーカー を経てプリント基板が納入されるのでなく、自社で装着できるので、流通経路の 短縮によるコストの節減と製造時間の短縮が図れる。

【００１１】 ハトメをかしめるプレス機が不要となる。 自社で他の電子部品と同時に自動挿入機で取り付けられるので、製造工程の 簡素化が図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示すプリント基板用電源コ
ード取付プラグの正面図である。

【図２】本考案の一実施例を示すプリント基板用電源コ
ード取付プラグをプリント基板に取り付ける状態の説明
図である。

【図３】従来のプリント基板に電源コードを取り付けた
状態を示す縦断面図である。

【符号の説明】

１ プリント基板 ２ ハトメ ３ ＡＣコード線 ３ａ 心線 ４ 半田 ６ プラグ ６ａ フランジ ６ｂ 管 ６ｃ 抜け止め片 ６ｄ 孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 管の一端にフランジが形成され、他端付
   近の外周に複数の抜け止め片が突出されていることを特
   徴とするプリント基板用電源コード取付プラグ。