JPH0545802Y2 - - Google Patents

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JPH0545802Y2
JPH0545802Y2 JP10988188U JP10988188U JPH0545802Y2 JP H0545802 Y2 JPH0545802 Y2 JP H0545802Y2 JP 10988188 U JP10988188 U JP 10988188U JP 10988188 U JP10988188 U JP 10988188U JP H0545802 Y2 JPH0545802 Y2 JP H0545802Y2
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JP
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coil
terminal
engine
plunger
solenoid
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、燃料噴射ポンプのラツクを燃料噴射
停止位置に強制的に移動させることによりエンジ
ン停止を行うデイーゼルエンジンの停止装置に関
するものである。
従来の技術 従来、一般的に採用されているデイーゼルエン
ジンの停止装置について第3図及び第4図に基づ
いて説明する。まず、デイーゼルエンジンには燃
料噴射ポンプ1が設けられており、この燃料噴射
ポンプ1には燃料噴射量を増減させるラツク2が
摺動自在に設けられている。このラツク2にはラ
ツクピン3を介して調速装置(図示せず)が連結
されており、運転時においては、調速装置スプリ
ング(図示せず)によりラツク2は燃料噴射量を
増加する方向(矢印a方向)に付勢されている。
つぎに、前記デイーゼルエンジンには、エンジン
始動用のキースイツチ4とソレノイド5とグロー
プラグ6とスタータ7とバツテリ8とが設けられ
ている。前記ソレノイド5の内部には、出没自在
なプランジヤ9と、このプランジヤ9を飛び出し
方向(矢印b方向)に付勢する圧縮スプリング
(図示せず)とが内蔵されている。なお、通電時
においてプランジヤ9を吸引する前記ソレノイド
5のコイル10の抵抗値はΩ1に設定されている。
前記キースイツチ4には“OFF,AC,19,
50,30”の端子が設けられているとともに、
これらの端子間の接続状態を切換えるキー11が
回動自在に設けられている。“AC”の端子はコイ
ル10の一端に接続され、コイル10の他端はバ
ツテリ8の一極に接続されている。“19”の端
子はグロープラグ6の一端に接続され、グロープ
ラグ6の他端はバツテリ8の一極に接続されてい
る。“50”の端子はスタータ7の一端に接続さ
れ、スタータ7の他端はバツテリ8の一極に接続
されている。“30”の端子はバツテリ8の+極
に接続され、また、“OFF”の端子はどこにも接
続されていない。
つぎに、前記キー11を回動操作することによ
り前記端子“OFF,AC,19,50,30”間
の接続状態が切換えられる。なお、キー11の回
動操作位置と端子間の接続状態との関係は第4図
に示す説明図のようになつており、例えば、キー
11を二点鎖線で示すように“AC”の端子位置
に回動させた状態では“30”の端子と“AC”
の端子とが接続され、キー11を“19”の端子
位置に回動させた状態では“30”の端子と
“AC”の端子と“19”の端子とが接続され、キ
ー11を“50”の端子位置に回動させた状態で
は“30”の端子と“AC”の端子と“19”の
端子と“50”の端子とが接続される。
ここで、エンジンを始動させる場合は、まず、
キースイツチ4のキー11を“19”の端子位置
に回動させる。これにより、コイル10とグロー
プラグ6とへの通電が行われ、コイル10への通
電によつてプランジヤ9が圧縮スプリングの付勢
力に抗して吸引され、また、グロープラグ6への
通電によつて燃焼室(図示せず)が予熱される。
ついで、キー11を“50”の端子位置に回動さ
せると、コイル10とグロープラグ6とへの通電
に加えてスタータ7への通電が行われ、エンジン
が始動される。エンジン始動後にキー11から手
を離すと、キー11は自動的に“AC”の端子位
置に回動してコイル10への通電のみが続行さ
れ、プランジヤ9の吸引状態が維持されるととも
にエンジンは運転状態を維持される。なお、キー
11を“OFF”の端子位置に回動させると、コ
イル10への通電が遮断され、プランジヤ9が圧
縮スプリングの付勢力により矢印b方向に突出し
てラツク2の端面に当接する。そして、プランジ
ヤ9は調速装置スプリングの付勢力に打ち勝つて
ラツク2を燃料噴射量を停止する位置に強制的に
移動させ、エンジンを停止させる。
考案が解決しようとする問題点 ソレノイド5に内蔵されている圧縮スプリング
は、調速装置スプリングの付勢力に打ち勝つ大き
な付勢力を有している。このため、この圧縮スプ
リングの付勢力に打ち勝つてプランジヤ9を吸引
するためには大電流が必要となる。そして、エン
ジンの運転中は大電流を連続通電状態としなけれ
ばならず、消費電力が大きくなる。
また、運転中は大電流が連続通電されるために
ソレノイド5が高温となる。従つて、ソレノイド
5の自然放熱による冷却性能を向上させるために
ソレノイド5の表面積を大きくしなければなら
ず、ソレノイド5の外観が大きくなり、コンパク
トな設計が困難である。
問題点を解決するための手段 エンジン停止時において燃料噴射ポンプのラツ
クを燃料噴射停止位置に強制的に移動させる出没
自在なプランジヤを有するソレノイドを備えたデ
イーゼルエンジンにおいて、直列に接続した第一
のコイルと第二のコイルとを前記ソレノイドに設
け、エンジン始動時において前記第一のコイルの
みに通電するとともに、エンジン始動後の運転時
においては前記第一のコイルと前記第二のコイル
とに通電した。
作 用 エンジン始動時において第一のコイルへの通電
が行われ、プランジヤがソレノイド内に吸引され
る。エンジン始動後における運転時においては、
第一のコイルと第二のコイルへの通電が行われ、
プランジヤが吸引状態に維持される。なお、運転
時においては抵抗値が増加するために流れる電流
値が小さくなり、消費電力が少なくなる。また、
プランジヤを吸引するために必要な電流に比べて
プランジヤを吸引状態に保持するために必要な電
流値は小さくてもよく、運転中におけるプランジ
ヤの吸引状態の維持を確実に行える。
実施例 本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づい
て説明する。なお、第3図及び第4図において説
明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も
省略する。まず、デイーゼルエンジンには燃料噴
射ポンプ1とキースイツチ4とソレノイド5とグ
ロープラグ6とスタータ7とバツテリ8とが設け
られている。前記燃料噴射ポンプ1にはラツク2
が設けられており、このラツク2にはラツクピン
3を介して調速装置が連結されている。
前記ソレノイド5の内部には、摺動自在なプラ
ンジヤ12と、このプランジヤ12を飛び出し方
向(矢印b方向)に付勢する圧縮スプリング(図
示せず)とが内蔵されている。なお、通電時にお
いてプランジヤ12を吸引する前記ソレノイド5
のコイルは、抵抗値がΩ1の第一のコイル13と
抵抗値がΩ2の第二のコイル14とを直列に接続
して構成されている。
前記キースイツチ4には“OFF,AC,19,
50,30”の端子が設けられているとともに、
これらの端子間の接続状態を切換えるキー11が
回動自在に設けられている。“AC”の端子は第二
のコイル14の一端に接続され、第二のコイル1
4の他端は第一のコイル13の一端に接続されて
いる。“19”の端子は第二のコイル14の一端
とグロープラグ6の一端とに接続され、第二のコ
イル14の他端とグロープラグ6の他端とはバツ
テリ8の一極に接続されている。“50”の端子
はスタータ7の一端に接続され、スタータ7の他
端はバツテリ8の一極に接続されている。“30”
の端子はバツテリ8の+極に接続され、また、
“OFF”の端子はどこにも接続されていない。
つぎに、前記キー11を回動操作することによ
り前記端子“OFF,AC,19,50,30”間
の接続状態が切換えられる。なお、キー11の回
動操作位置と端子間の接続状態との関係は第2図
に示す説明図のようになつており、例えば、キー
11を二点鎖線で示すように“AC”の端子位置
に回動させた状態では“30”の端子と“AC”
の端子とが接続され、キー11を“19”の端子
位置に回動させた状態では“30”の端子“AC”
の端子と“19”の端子とが接続され、キー11
を“50”の端子位置に回動させた状態では“3
0”の端子と“AC”の端子と“19”の端子と
“50”の端子とが接続される。
このような構成において、エンジンを始動させ
る場合は、まず、キースイツチ4のキー11を
“19”の端子位置に回動させる。これにより、
第一のコイル13とグロープラグ6とへの通電が
行われる。そして、第一のコイル13への通電に
よりプランジヤ12が圧縮スプリングの付勢力に
抗して吸引され、また、グロープラグ6への通電
により燃焼室(図示せず)が予熱される。つい
で、キー11を“50”の端子位置に回動させる
と、第一のコイル13とグロープラグ6とへの通
電に加えてスタータ7への通電が行われ、エンジ
ンが始動される。
つぎに、エンジン始動後にキー11から手を離
すと、キー11は自動的に“AC”の端子位置に
回動する。これにより、“19”の端子から第一
のコイル13への通電、及び、グロープラグ6へ
の通電が遮断される。しかし、“AC”の端子から
第二のコイル14と第一のコイル13とへの通電
が行われる。ここで、第二のコイル14と第一の
コイル13とが直列に接続されているために抵抗
値が増大し、これらのコイル14,13を流れる
電流値が小さくなる。従つて、ソレノイド5にお
ける消費電力が減少するとともに発生する熱量が
減少する。また、プランジヤ12を吸引するため
に必要な電流値に対してプランジヤ12を吸引状
態に維持するために必要な電流値は1/5〜1/10位
でよく、プランジヤ12の吸引状態が維持される
とともにエンジンは運転状態を維持される。
なお、キー11を“OFF”の端子位置に回動
させると、コイル14,13への通電が遮断さ
れ、プランジヤ12が圧縮スプリングの付勢力に
より矢印b方向に突出してラツク2の端面に当接
する。そして、プランジヤ12は調速装置スプリ
ングの付勢力に打ち勝つてラツク2を燃料噴射量
を減少する方向に強制的に移動させ、エンジンを
停止させる。
考案の効果 本考案は、上述のようにエンジン始動時にはソ
レノイドにおける第一のコイルのみへ通電してプ
ランジヤの吸引を行い、エンジン始動後の運転時
においては互いに直列に接続された第一のコイル
と第二のコイルとに通電したことにより、運転時
において第一のコイルと第二のコイルとを流れる
電流値を小さくして消費電力を減少させることが
でき、従つて、ソレノイドにおいて発生する熱量
が減少するためにソレノイドの表面積を従来例に
比べて狭く設定しても自然放熱による加熱防止を
十分に行うことができ、このため、ソレノイドの
小型化を図ることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図はキースイツチにおける各端子間の接続状態を
説明する説明図、第3図は従来例を示す回路図、
第4図はキースイツチにおける各端子間の接続状
態を説明する説明図である。 1……燃料噴射ポンプ、2……ラツク、5……
ソレノイド、12……プランジヤ、13……第一
のコイル、14……第二のコイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン停止時において燃料噴射ポンプのラツ
    クを燃料噴射停止位置に強制的に移動させる出没
    自在なプランジヤを有するソレノイドを備えたデ
    イーゼルエンジンにおいて、直列に接続した第一
    のコイルと第二のコイルとを前記ソレノイドに設
    け、エンジン始動時において前記第一のコイルの
    みに通電するとともに、エンジン始動後の運転時
    においては前記第一のコイルと前記第二のコイル
    とに通電したことを特徴とするデイーゼルエンジ
    ンの停止装置。
JP10988188U 1988-08-22 1988-08-22 Expired - Lifetime JPH0545802Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10988188U JPH0545802Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22

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JP10988188U JPH0545802Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22

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Publication Number Publication Date
JPH0231356U JPH0231356U (ja) 1990-02-27
JPH0545802Y2 true JPH0545802Y2 (ja) 1993-11-26

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ID=31346533

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JP10988188U Expired - Lifetime JPH0545802Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2522676Y2 (ja) * 1990-03-22 1997-01-16 三菱自動車工業株式会社 過給機付きディーゼルエンジン用燃料噴射装置
JP2539051Y2 (ja) * 1991-01-07 1997-06-18 セイレイ工業株式会社 運搬車の二重フレーム構造

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JPH0231356U (ja) 1990-02-27

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