JPH0545612U - 光フアイバケーブル - Google Patents

光フアイバケーブル

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JPH0545612U
JPH0545612U JP10105691U JP10105691U JPH0545612U JP H0545612 U JPH0545612 U JP H0545612U JP 10105691 U JP10105691 U JP 10105691U JP 10105691 U JP10105691 U JP 10105691U JP H0545612 U JPH0545612 U JP H0545612U
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JP
Japan
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optical fiber
center line
fiber cable
tapes
fiber tapes
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Pending
Application number
JP10105691U
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English (en)
Inventor
伸一 久米
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバテープの損失増加を最小限度に抑
え、また、積層された各光ファイバテープ間の伝送損失
の差を少なくする。 【構成】 下部プラスチックケース半部14の凹部14
Aに偶数枚の光ファイバテープ18を格納し、上部プラ
スチックケース半部12の凸部12Aを、凹部14Aに
係入して光ファイバテープ18を両者の空間内に拘束す
る。2つのテンションメンバ20を結ぶ中心線Cに対し
て線対称になるように、偶数枚の光ファイバテープ18
を配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、信号を並列伝送するのに用いられる複数の光ファイバテープを含む 光ファイバケーブルの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、光ファイバケーブルには、機械的強度を向上させるため、テンション メンバを挿入することが多い。従来、このテンションメンバが挿入された光ファ イバケーブルにおいて、単線の光ファイバ心線を用いる場合には、図6に示すよ うに、光ファイバケーブル10のケース16の中心部に設けられた空洞13内に 遊嵌状態で光ファイバ心線11を配置していた。なお、図6において、光ファイ バ心線11としては、通常直径0.9mmのシリコン/ナイロン心線が用いられ ている。
【0003】 この場合、光ファイバケーブル10の曲げの中心線は、2つのテンションメン バ20を結ぶ線となり、この中心線C上が最も曲げ率が小さい。しかし、図6に 示す従来技術では、単線の光ファイバ心線11が遊嵌状態で配置されているため 、必ずしも、この中心線Cに近づけて光ファイバ心線11を配置することができ ず、この中心線Cからの距離が遠い部分では、伝送損失が大きくなり、また、こ の中心線Cから光ファイバ心線11まで距離が一定ではないため、各光ファイバ 心線11の長さが異なり、信号の伝送時間に差が生じていた。そのため、図7に 示すように、単線の光ファイバ心線11を並列に並べてテープ状に形成した複数 の光ファイバテープ18を、テンションメンバ20を中心に、スペーサ17に一 定のピッチを開けて設けられた複数の溝に挿入して形成された光ファイバケーブ ルが用いられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この図7に示す従来技術では、上層の光ファイバテープと下層の光フ ァイバテープでは、心線の長さが異なるため、損失増加を起こす。従って、光フ ァイバテープは直線的に配置せざるを得ない。一方、光ファイバケーブル内の両 側に2つのテンションメンバを有する光ファイバケーブルは、この2つのテンシ ョンメンバを結ぶ線が曲げの中心線となる。光ファイバケーブルに外力が加わり 曲げが生じた場合、この中心線より曲げの外側に位置する光ファイバテープは引 っ張られ、内側に位置する光ファイバテープは圧縮される。従って、複数の光フ ァイバテープを積層させた光ファイバケーブルでは、2つのテンションメンバを 結ぶ線、すなわち曲げの中心線から、一方の側に片寄って光ファイバテープが位 置すると、どの方向に曲げるかによって、光ファイバテープの損失増加の値が大 きく異なる。この損失増加は、光ファイバケーブルを布設する際に生じる曲げ、 布設後固定する際に生じる曲げはもとより、出荷の際のドラムに巻付けた状態に よっても生じる。
【0005】 本考案の目的は、上記の欠点を回避するため、2つのテンションメンバを結ぶ 曲げの中心線に対して、どの方向に曲げられても、光ファイバテープの損失増加 を最小限度に抑え、また、各光ファイバテープ間の損失の差を少なくすることが できる光ファイバケーブルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決する手段として、ケース内に収納された偶数枚の 光ファイアバテープから成る光ファイバケーブルにおいて、2つのテンションメ ンバを光ファイアバケーブル内の外側に対称的に配置し、偶数枚の光ファイバテ ープは、2つのテンションメンバを結ぶ線に対して線対称になるようにケース内 に配置されていることを特徴とする光ファイバケーブルを提供するものである。
【0007】
【作用】
このように、2つのテンションメンバを結ぶ線に対して線対称に光ファイバテ ープを配置すると、光ファイバテープが最も曲げ率の少ない曲げの中心線に近い 位置に配置されることになるため、曲げによる損失増加を最小限に抑えることが でき、また、どの方向に曲げても損失が同じように増加するため各光ファイバテ ープ間の損失の差を少なくすることができる。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して詳細にのべると、図1乃至図3は本考案に係 る光ファイバケーブル10を示し、この光ファイバケーブル10は、上下のプラ スチックケース半部12、14から成るケース16と、これらの上下のプラスチ ックケース半部12、14の間の空間に収納された偶数枚の光ファイバテープ1 8と、ケース16を貫通するテンションメンバ20から成っている。なお、図1 乃至図3において符号22は、外部シースを示し、図3において、符号24は、 抑え巻きを示す。但し、この抑え巻き24は、図1及び図2に示すように、必ず しも設ける必要はない。
【0009】 下部プラスチックケース半部14は、図1乃至図3に示すように、光ファイバ テープ18が収納される凹部14Aを有する。上部プラスチックケース半部12 は、この凹部14Aに係入する凸部12Aを有し、この凸部12Aを凹部14A に係入させながら、上部プラスチックケース半部12を下部プラスチックケース 半部14に上方から係合させることにより、ケース16を形成すると共に、光フ ァイバテープ18が収納される空間を形成する。なお、この凹部14Aの深さは 、図1及び図2に示すように、収納すべき光ファイバテープ18の本数に応じて 、適宜変更することができる。すなわち、図1は、4枚の光ファイバテープ18 を、図2は、2枚の光ファイバテープ18を収納した実施例を示したものである 。
【0010】 特に、この下部プラスチックケース半部14の凹部14Aの深さは、図示の実 施例では、ケース16の製造段階で予め調節されている。すなわち、中心線Cか ら凹部14Aの底面14aまでの深さを、線対称に配置すべき偶数の光ファイバ テープ18の合計厚みの半分に等しく形成している。従って、光ファイバテープ 18の1枚分の深さをtとした場合、図1に示すように、格納すべき光ファイバ テープ18が4枚である時は、中心線Cから凹部14Aの底面14aまでの距離 と中心線Cから凸部12Aの底部12aまでの距離とを、中心線Cに対して線対 称に配置した場合に中心線Cより下方に配置されるべき2枚の光ファイバテープ 18の厚み2tに略等しくし、図2に示すように、格納すべき光ファイバテープ 18が2枚である時は、これらの距離を、1枚の厚みtに略等しくする。従って 、このケース16内に配置される光ファイバテープ18は、このケース16にほ ぼ拘束されることになり、中心線Cからの距離が変位することなく、伝送損失を 最小限に抑えることができると共に、各光ファイバテープ18間の伝送損失の差 を少なくすることができる。なお、図1の実施例においては、中心線Cから凹部 14Aの底面14aまでの深さと、凸部12Aの底部12aから中心線Cまでの 深さを等しくしたが、図2に示すように、中心線Cから凹部14Aの底面14a までの深さを光ファイバテープ18の厚みと等しくして、凸部12Aの底部12 aから中心線Cまでの深さは光ファイバテープ18の厚みより多少大きくして若 干の遊びを設けてもよい。現実的には、光ファイバケーブル10を曲げる場合、 光ファイバテープ18に若干遊びがあった方が光ファイバテープ18の損傷を防 止することができるため、図2の実施例が最も望ましいといえる。
【0011】 光ファイバテープ18は、図5に示すように、複数の光ファイバ心線28を並 列に並べシース30で固定して形成されている。この光ファイバテープ18は、 10本以上の光ファイバ心線から構成してもよい。この光ファイバテープ18が 偶数枚であるのは、これらの光ファイバテープ18を、2つのテンションメンバ 20を結ぶ中心線C(図1及び図2参照)に対して、線対称に配置するためであ る。すなわち、この中心線Cは、曲げの中心線であるため、この中心線Cに対し て片寄って光ファイバテープ18が位置すると、損失増加に大きな差が生じるが 、線対称に配置すれば、図1に示す光ファイバテープ18aと18a´、18b と18b´、図2に示す光ファイバテープ18aと18a´の光伝送損失が同じ ように増加するため、各光ファイバテープ18間の損失に差が生じない。また、 各光ファイバテープ18を、最も曲げ率の少ない中心線Cに近接させることによ り、損失増加を最小限に抑えることができる。
【0012】 テンションメンバ20は、光ファイバケーブル10の長手方向に延びるように 、光ファイバケーブル10内の外側に対称的に配置されて、ケース16を貫通し ている。このテンションメンバ20もできるだけ、光ファイバケーブル10の中 心線上に配置することが望ましい。なお、このテンションメンバ20は、鋼線、 または繊維強化プラスチック等の強度が高い材料から形成される。
【0013】 図4は、本考案の光ファイバケーブル10の第4の実施例を示したものである 。この実施例は、光ファイバケーブル10が平型状の場合でも本考案を用いるこ とができることを示している。従って、この第4の実施例は、特にアンダーカー ペットケーブルとして用いる場合に最適である。この図4の実施例においては、 2枚の光ファイバテープ18上に、ケース16をパイプ押出することにより2枚 の光ファイバテープ18を収納して、光ファイバケーブル10を形成している。 なお、この場合、テンションメンバ20は、ケース16の押出時に一体に埋設さ れる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、上記のように、2つのテンションメンバを結ぶ線に対して線 対称に光ファイバテープを配置しているので、光ファイバテープが最も曲げ率の 少ない曲げの中心線に近い位置に配置されることになるため、曲げによる損失増 加を最小限に抑えることができ、また、どの方向に曲げても損失が同じように増 加するため各光ファイバテープ間の損失の差を少なくすることができる実益があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光ファイバケーブルの断面図である。
【図2】本考案の光ファイバケーブルの第2の実施例の
断面図である。
【図3】本考案の光ファイバケーブルの第3の実施例の
断面図である。
【図4】本考案の光ファイバケーブルの第4の実施例の
断面図である。
【図5】本考案に用いられる光ファイバテープの断面図
である。
【図6】単線の光ファイバ心線を用いた従来の光ファイ
バケーブルの断面図である。
【図7】テンションメンバを中心に、一定のピッチを開
けて設けられたスペーサの溝に光ファイバテープを挿入
する従来技術の光ファイバケーブルの断面図である。
【符号の説明】
10 光ファイバケーブル 12 上部プラスチックケース半部 12A 凸部 14 下部プラスチックケース半部 14A 凹部 16 ケース 18 光ファイバテープ 20 テンションメンバ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に収納された偶数枚の光ファイ
    アバテープから成る光ファイバケーブルにおいて、2つ
    のテンションメンバを光ファイアバケーブル内の外側に
    対称的に配置し、前記偶数枚の光ファイバテープは、前
    記2つのテンションメンバを結ぶ線に対して線対称にな
    るように前記ケース内に配置されていることを特徴とす
    る光ファイバケーブル。
JP10105691U 1991-11-13 1991-11-13 光フアイバケーブル Pending JPH0545612U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1910879A2 (en) * 2005-07-29 2008-04-16 Corning Cable Systems LLC Fiber optic cables and assemblies for fiber to the subscriber applications
JP2012226024A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブル、光ファイバケーブルの分岐方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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