JPH08220392A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

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Publication number
JPH08220392A
JPH08220392A JP7028478A JP2847895A JPH08220392A JP H08220392 A JPH08220392 A JP H08220392A JP 7028478 A JP7028478 A JP 7028478A JP 2847895 A JP2847895 A JP 2847895A JP H08220392 A JPH08220392 A JP H08220392A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
groove
housed
core wire
cable
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7028478A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Onuki
章 大貫
Ryokichi Fujioka
良吉 藤岡
Tsutomu Enari
勉 江成
Naoya Inoue
直哉 井上
Akira Uematsu
晃 植松
Kazufumi Nimura
和文 仁村
Genichi Kobayashi
元一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP7028478A priority Critical patent/JPH08220392A/ja
Publication of JPH08220392A publication Critical patent/JPH08220392A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溝内に収納された光ファイバテープ心線にお
ける各素線の歪差を小さくすることができるとともに、
光ファイバテープ心線の配列のずれや積層崩れを可及的
に防止することができる光ファイバケーブルを提供す
る。 【構成】 中心にテンションメンバ9を有するスペーサ
8の各溝10内に、断面倒T字形の長尺仕切り体11が
それぞれ挿入されている。また、このような仕切り体1
1により区画された溝10内の2つの区画部12内に
は、それぞれ複数の光ファイバテープ心線13が積層さ
れて収納されている。さらに、このように光ファイバテ
ープ心線13が収納されたスペーサ8の外周には、押え
テープの巻回層14が設けられ、さらにその上にプラス
チック外被15が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバケーブルに
係り、さらに詳しくは多数の光ファイバ心線が高密度に
集合されたスペーサ型光ファイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多数の光ファイバ心線を集合
したケーブルとして、スペーサ型光ファイバケーブルが
使用されている。
【0003】このケーブルは、図6に示すように、中心
にFRP等からなるテンションメンバ1を有し、外周面
に複数の溝2がS撚り、Z撚り、SZ撚りに設けられた
スペーサ3の溝2内に、光ファイバ心線4を収納すると
ともに、これらの外周に押え巻5およびプラスチック等
からなる外被6を順に設けた構造を有している。そし
て、光ファイバ心線4には、通常、複数本の光ファイバ
素線4aを並列に配置しその外周に紫外線硬化型樹脂等
の被覆4bを一括して設けた構造の光ファイバテープ心
線が用いられ、このようなテープ心線4の複数枚が積層
されて溝2内に収納されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光ファイバケーブルにおいては、光ファイバテープ
心線4が 8心や16心のような多心の場合に、ケーブルを
光ファイバテープ心線4の幅方向に曲げると、光ファイ
バテープ心線4の内側と外側に大きな曲げ歪が生じ、伝
送損失が増加し、場合によっては心線の破断に至ること
があった。 この問題を解決するため、 8心以上の多心
テープ心線に代えて、例えば 4心のテープ心線を幅方向
に並列させて収納することも考えられるが、このような
構造の光ファイバケーブルでは、テープ心線の配列のず
れや積層崩れが生じるという問題があった。
【0005】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたもので、溝内に収納された光ファイバテープ心
線における各素線の歪差を小さくするとともに、光ファ
イバテープ心線の配列のずれや積層崩れを可及的に防止
することができる光ファイバケーブルを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバケー
ブルは、溝内に複数本の光ファイバ心線を収納してなる
光ファイバケーブルにおいて、前記溝内には、該溝内を
幅方向に区画する仕切り板が配置され、かつ、この仕切
り板の下端部には、光ファイバ心線を保持する心線保持
部が設けられていることを特徴とする。
【0007】なお、本発明において、光ファイバ心線が
収納される溝は、S撚り、Z撚り、S撚りとZ撚りが交
互に繰り返されるSZ撚りなど、特にその構成が限定さ
れるものではない。
【0008】
【作用】本発明の光ファイバケーブルにおいては、 2心
や 4心のテープ心線のように素線数が比較的少ない光フ
ァイバテープ心線を用いることができ、テープ心線に幅
方向の曲げが加わった場合のテープ心線両側の歪差を小
さくすることができる。また、この溝内を幅方向に区画
する仕切り板が配置され、かつ、この仕切り板の下端部
に、光ファイバ心線を保持する心線保持部が設けられて
いるので、光ファイバテープ心線を配列のずれや積層崩
れを生じさせることなく溝内に収納することができる。
【0009】さらに、光ファイバテープ心線を仕切り板
を隔てて幅方向に並列して収納することができ、並列さ
せた光ファイバテープ心線を同じ素線数の光ファイバテ
ープ心線を収納する場合に比べて溝幅を小さくできるの
で、ケーブル外径を細径化することができる。
【0010】またさらに、溝内の仕切り板によって区画
された部分に、テープ心線と単心線のように構造の異な
る複数種の光ファイバ心線をそれぞれ収納することがで
き、ケーブルの多機能化を図ることができる。
【0011】加えて、後分岐等の際には、光ファイバ心
線を積層したままで仕切り板を溝内から持上げて取出す
ことにより、光ファイバ心線を容易に取出すことがで
き、また、このように仕切り板ごと光ファイバ心線を取
出すことにより、不要な光ファイバ心線に触れることな
く必要な心線のみを容易に取出すことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は、本発明の光ファイバケーブルの一
実施例を示す横断面図であり、図2はその要部を拡大し
て示す横断面図である。
【0014】図1において、符号8は、中心にFRP等
のテンションメンバ9を有し、外周に複数の溝10がS
Z撚りに設けられた高密度ポリエチレン製のスペーサを
示し、このスペーサ8の各溝10内には、溝幅より若干
幅狭の底板11a上に仕切り板11bを立設した断面倒
T字形の長尺の仕切り体11がそれぞれ挿入されてい
る。 そして、このような仕切り体11により区画され
た溝10内の区画部12内には、それぞれ複数枚の 4心
光ファイバテープ心線13が積層されて収納され、各積
層ユニットは仕切り体11の底板11a上に載置されて
いる。
【0015】また、このように光ファイバテープ心線1
3が収納されたスペーサ8の外周には、押えテープの巻
回層14が設けられ、さらにその上にプラスチック外被
15が設けられている。
【0016】なお、仕切り体11および光ファイバテー
プ心線13を溝10内に収納するには、まず初めに仕切
り体11を溝10内に挿入してから、仕切り体11によ
り区画された2つの区画部12のそれぞれに光ファイバ
テープ心線13を積層して挿入するか、あるいはまず溝
10の外で仕切り体11の底板11aに光ファイバテー
プ心線13を積層したものを載せた後、このテープ心線
を載置した仕切り体11全体を溝10内に挿入する方法
が採られる。
【0017】このように構成される実施例の光ファイバ
ケーブルにおいては、スペーサ8の溝10内部の空間
が、それぞれ断面倒T字形の仕切り体11により幅方向
に2つに区画され、この2つの区画部12内に、それぞ
れ 4心光ファイバテープ心線13が積層されて収納され
ているので、各光ファイバテープ心線13における各素
線の曲げ歪差を小さくすることができる。
【0018】また、光ファイバテープ心線13を積層し
た2つの積層ユニットが、仕切り体11の仕切り板11
bを隔てて横方向に2列に並置されて収納されており、
1つの溝10内に多数のテープ心線が収納されているの
で、従来のケーブルに比べて配設する溝10の数を低減
することができ、ケーブル外径が細径化される。
【0019】さらに、後分岐等の際には、底板11a上
に光ファイバテープ心線13の積層ユニットを載置した
ままで、仕切り体11を溝10内から持上げ取出すこと
ができ、光ファイバテープ心線13の取出しが容易であ
る。また、このように仕切り体11ごと光ファイバテー
プ心線13を取出すことにより、不要なテープ心線に触
れることなく必要なテープ心線のみを容易に取り出すこ
とができる。
【0020】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。
【0021】図3に示す実施例においては、スペーサ8
の溝10内に、断面L字形と逆L字形の2個の長尺仕切
り体16が、それぞれの仕切り板16bを背中合わせに
当接させて配置され収納されている。そして、各仕切り
体16の底板16a上に複数枚の光ファイバテープ心線
13を積層した積層ユニットが載置され、仕切り板16
bにより区画された2つの区画部12内にそれぞれ収納
されている。なお、この例において、長尺仕切り体16
は 1つのみとしてもよい。
【0022】また、図4に示す実施例においては、スペ
ーサ8の溝10内に、断面倒T字形の長尺部材を縦方向
に 2段に積み重ねて断面土字形とされた仕切り体17が
挿入され、この仕切り体17により区画された溝10内
の4つの区画部12内に、それぞれ光ファイバテープ心
線13の積層ユニットが収納されている。
【0023】さらに、図5に示す実施例においては、断
面土の字形の長尺仕切り体17により区画された溝10
内の4つの区画部12内に、光ファイバテープ心線13
の積層ユニットと複数本の単心光ファイバ心線18がそ
れぞれ別に収納されている。これらの実施例において
は、いずれも、各光ファイバテープ心線13の両側の素
線の歪み差が小さく、伝送特性が良好であるうえに、1
つの溝10内に多数の光ファイバテープ心線13が収納
され、ケーブル外径が細径化されている。また、光ファ
イバテープ心線13の取出しが容易であり、所望のテー
プ心線のみを容易に取り出すことができる。さらに、図
5に示す実施例の光ファイバケーブルにおいては、構造
の異なる2種類の光ファイバ心線が1つの溝10内に収
納されており、ケーブルの多機能化が図られている。
【0024】なお、本発明は上記実施例で説明したスペ
ーサ型光ファイバケーブルに限定されず、例えば角グル
ーブ型の光ファイバケーブルにも適用可能である。すな
わち、角グルーブ型光ファイバケーブルは、長手方向に
単一の溝(グルーブ)を有する可とう性の長尺角グルー
ブの溝内に、光ファイバテープ心線等を収納したユニッ
トを、テンションメンバの周りに溝の開口部を外側にし
て撚り合わせ集合した構造を有し、このようなケーブル
においても、グルーブ内に底板を有する長尺仕切り体を
挿入することにより、同様の効果をあげることができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バケーブルによれば、スペーサの溝内に収納された各光
ファイバテープ心線の両端の素線の歪み差を小さくする
ことができる。また、光ファイバテープ心線の配列のず
れや積層崩れを可及的に防止することができる。さら
に、 1つの溝内に多数の光ファイバ心線を収納すること
ができ、溝数を低減することができるので、ケーブル外
径の細径化が可能である。またさらに、収納された心線
の取出しが容易であり、不要な心線に触れることなく所
望の心線のみを取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブルの一実施例を示す
横断面図。
【図2】同実施例の要部を拡大して示す横断面図。
【図3】本発明の別の実施例の要部を示す横断面図。
【図4】本発明のさらに別の実施例の要部を示す横断面
図。
【図5】本発明のさらに別の実施例の要部を示す横断面
図。
【図6】従来のスペーサ型光ファイバケーブルを示す横
断面図。
【符号の説明】
8………スペーサ 10………溝 11………断面倒T字形の長尺仕切り体 11a………底板 11b………仕切り板 13………光ファイバテープ心線 14………押えテープの巻回層 15………プラスチック外被 16………断面L字形の長尺仕切り体 17………断面土の字形の長尺仕切り体 18………単心光ファイバ心線
フロントページの続き (72)発明者 江成 勉 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 井上 直哉 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 植松 晃 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 仁村 和文 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 小林 元一 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝内に複数本の光ファイバ心線を収納し
    てなる光ファイバケーブルにおいて、 前記溝内には、該溝内を幅方向に区画する仕切り板が配
    置され、かつ、この仕切り板の下端部には、光ファイバ
    心線を保持する心線保持部が設けられていることを特徴
    とする光ファイバケーブル。
JP7028478A 1995-02-16 1995-02-16 光ファイバケーブル Withdrawn JPH08220392A (ja)

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JP7028478A JPH08220392A (ja) 1995-02-16 1995-02-16 光ファイバケーブル

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JP7028478A JPH08220392A (ja) 1995-02-16 1995-02-16 光ファイバケーブル

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JPH08220392A true JPH08220392A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12249768

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JP7028478A Withdrawn JPH08220392A (ja) 1995-02-16 1995-02-16 光ファイバケーブル

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100341028B1 (ko) * 1998-12-31 2002-09-12 주식회사 머큐리 칸막이접이식그루브를갖는초다심광케이블
JP2008298922A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Advanced Cable Systems Corp 光ファイバ担持用スペーサ、それを備えた光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルにおけるテープ状光ファイバ心線の外部への取り出し方法
JP2009535663A (ja) * 2006-04-28 2009-10-01 コーニング ケーブル システムズ リミテッド ライアビリティ カンパニー スロット付き高密度光ファイバコア及びスロット付きコアケーブル

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Effective date: 20020507