JPH0545170U - キーシリンダ装置 - Google Patents

キーシリンダ装置

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Publication number
JPH0545170U
JPH0545170U JP10462291U JP10462291U JPH0545170U JP H0545170 U JPH0545170 U JP H0545170U JP 10462291 U JP10462291 U JP 10462291U JP 10462291 U JP10462291 U JP 10462291U JP H0545170 U JPH0545170 U JP H0545170U
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JP
Japan
Prior art keywords
key
insertion hole
cylinder body
slide members
key cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP10462291U
Other languages
English (en)
Inventor
健 庄司
実 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
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Publication of JPH0545170U publication Critical patent/JPH0545170U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 盗難防止と異物侵入防止との両機能の向上を
図り、しかもキーシリンダ本体の軸方向の長さ寸法を抑
える。 【構成】 キーシリンダ本体11におけるキーロータ1
3の前部に、高硬度材料である焼結合金製の2個のスラ
イド部材18をキー挿入孔16の延び方向と交差する方
向にスライド可能に設け、両スライド部材18をそれぞ
れ圧縮コイルばね19により閉鎖方向に付勢している。
両スライド部材18には斜面20を形成していて、キー
をキー挿入孔16へ挿入する際に、そのキーにより両ス
ライド部材18は開放方向へスライドされるようにな
り、キーの挿入を許容する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、盗難防止及び異物侵入防止の機能の向上を図るようにしたキーシリ ンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のイグニッション用のキーシリンダ装置においては、例えば図4に示す ように、キーシリンダ本体1におけるキーロータ2の前部に、キーロータ2のキ ー挿入孔2aと連通する孔3aを有する、高硬度材料例えば焼結合金製のブロッ ク3を設けることにより、ドリル等の工具を用いてキーロータ2ひいてはキーシ リンダ本体1が破壊されることを防止し、これによって盗難防止機能の向上を図 る構成としたものがある。
【0003】 また、自動車のドア用のキーシリンダ装置においては、例えば図5に示すよう に、キーロータ2の前部に、キー挿入孔2aを開閉するための板状のシャッタ4 を軸部4aを介して回動可能に設けると共に、そのシャッタ4の奥方に該シャッ タ4を閉鎖方向に付勢するねじりコイルばね5を設け、そのシャッタ4によりキ ー挿入孔2aへごみやほこりなどの異物が侵入することを防止する構成としたも のがある。
【0004】 ところで、上記した構成のうち、図4に示した構成のものでは、盗難防止機能 の向上を図り得るものの、異物侵入防止の機能に劣るという不具合があり、一方 、図5に示した構成のものでは、異物侵入防止の機能の向上は図り得るものの、 盗難防止の機能に劣るという不具合がある。
【0005】 そこで、盗難防止と異物侵入防止との両機能の向上を図るために、例えば図6 に示すように、キーロータ2の前部に、上記した焼結合金製のブロック3を設け 、そして、このブロック3の裏側にシャッタ4を軸部4aを介して回動可能に設 けると共に、そのシャッタ4の奥方に該シャッタ4を閉鎖方向に付勢するねじり コイルばね5を設ける構成とすることが考えられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した構成のものでは、ブロック3、シャッタ4及びねじり コイルばね5がキーロータ2の軸方向(キー挿入孔2aの延び方向)に並ぶ構成 となるため、キーロータ2にはそれらを配設するために軸方向に大きなスペース が必要となり、ひいてはキーシリンダ本体1の軸方向の長さ寸法が大きくなると いう不具合がある。
【0007】 そこで、本考案の目的は、盗難防止と異物侵入防止との両機能の向上を図るこ とができ、しかもキーシリンダ本体の軸方向の長さ寸法を抑え得るキーシリンダ 装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、キーが挿入されるキー挿入孔を有し たキーシリンダ本体と、高硬度材料により構成されて、前記キーシリンダ本体の 前部に前記キー挿入孔の延び方向と交差する方向にスライド可能に設けられ、そ のスライドによりキー挿入孔を開閉すると共に前記キーにより開放方向へスライ ドされるスライド部材と、このスライド部材を閉鎖方向に付勢する付勢手段とを 具備する構成としたものである。
【0009】
【作用】
キーが挿入されていない状態では、スライド部材がキー挿入孔を閉鎖している ことにより、異物の侵入を防止できる。また、そのスライド部材を高硬度材料に より構成しているから、ドリル等の工具による破壊も防止できる。
【0010】 そして、このものの場合、スライド部材が従来のシャッタとブロックとを兼用 した形態となっており、しかもそのスライド部材の移動方向はキー挿入孔の延び 方向と交差する方向であるから、そのスライド部材を配設するについて、キーシ リンダ本体に軸方向に大きなスペースを確保しなくて良い。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を自動車のイグニッション用のキーシリンダ装置に適用した一実 施例について図1ないし図3を参照して説明する。
【0012】 キーシリンダ本体11は、筒状をなすシリンダケース12と、このシリンダケ ース12内に回動可能に収納されたキーロータ13と、シリンダケース12の前 面部に設けられたシリンダカバー14とにより構成されている。
【0013】 キーロータ13にはキー15(図3参照)が挿入されるキー挿入孔16が軸方 向に延びるように形成されている。また、シリンダカバー14は、中央部に円形 の孔14aが形成された環状をなしている。
【0014】 そして、キーロータ13の前面部には略円形をなす凹部17が形成され、この 凹部17に、キー挿入孔16を開閉するための2個のスライド部材18,18が 、キー挿入孔16と交差する方向にスライド可能に収容されている。
【0015】 両スライド部材18は、それぞれ付勢手段たる圧縮コイルばね19により閉鎖 方向である、図2中矢印A方向に付勢されている。
【0016】 両スライド部材18は、高硬度材料、例えば焼結合金により構成したもので、 平面形状が略半円形をなしており、それぞれの弦に相当する側の上面には斜面2 0が形成されている。
【0017】 なお、両スライド部材18は、凹部17の周壁部及び中央部の両側に形成され たストッパ用凸部21,21によりスライド範囲が規制されている。
【0018】 キーロータ13の前面部には、該キーロータ13と一体に回動する薄板状のカ バー22が設けられ、このカバー22により両スライド部材18が覆われた状態 となっている。カバー22の中央部には、キー挿入孔16に対応して矩形状の孔 22aが形成されている。
【0019】 上記構成のものの場合、キー15を挿入しない状態では、図1及び図2に示す ように、両スライド部材18は、それぞれ圧縮コイルばね19の付勢力により互 いに突き合う方向に付勢されてキー挿入孔16を閉鎖した状態となっている。
【0020】 この状態で、キー15をキー挿入孔16に挿入すべく、キー15の先端部がス ライド部材18の斜面20に押圧されると、その押圧に伴い両スライド部材18 は、圧縮コイルばね19の付勢力に抗してそれぞれ矢印Aとは反対方向へ移動し 、キー挿入孔16を開放してキー15のキー挿入孔16への挿入を許容するよう になる(図3参照)。
【0021】 キー15を挿入した状態で、キー15の回動操作によりキーロータ13がスラ イド部材18ごと回動される。
【0022】 一方、キー15をキー挿入孔16から抜き取った場合には、両スライド部材1 8は圧縮コイルばね19の付勢力により元の閉鎖状態に復帰する。
【0023】 ここで、キー15を挿入しない状態では、両スライド部材18によりキー挿入 孔16が閉鎖されているから、キー挿入孔16へごみやほこりなどの異物が侵入 することを防止することができる。
【0024】 また、そのスライド部材18を高硬度材料である焼結合金により構成している から、ドリル等の工具による破壊を防止でき、ひいては盗難防止機能の向上を図 ることができる。
【0025】 そして、このものの場合、スライド部材18が従来のシャッタとブロックとを 兼用した形態となっており、しかもスライド部材18の移動方向はキー挿入孔1 6の延び方向と交差する方向であるから、スライド部材18を配設するについて 、キーロータ13に軸方向に大きなスペースを確保しなくて良く、ひいてはキー シリンダ本体11の軸方向の長さ寸法を抑えることができる。
【0026】 なお、上記した実施例では、2個のスライド部材18を共にスライド可能に構 成したが、1個のスライド部材のみをスライドする構成とすることもできる。
【0027】 また、本考案は自動車のイグニッション用のキーシリンダ装置以外のキーシリ ンダ装置にも適用することができる。
【0028】
【考案の効果】
以上の記述にて明らかなように、本考案によれば、高硬度材料により構成した スライド部材により盗難防止と異物侵入防止との両機能の向上を図ることができ 、しかもそのスライド部材の移動方向はキーの挿入方向と交差する方向であるか ら、スライド部材を配設するについて、キーシリンダ本体に軸方向に大きなスペ ースを確保する必要がなく、よってキーシリンダ本体の軸方向の長さ寸法を抑え ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部の断面図
【図2】キーロータの正面図
【図3】キーを挿入した状態の図1相当図
【図4】ブロックを備えたものの従来構成を示す図1相
当図
【図5】シャッタを備えたものの従来構成を示す図1相
当図
【図6】ブロックとシャッタとを備えたものの従来構成
を示す図1相当図
【符号の説明】
11はキーシリンダ本体、12はシリンダケース、13
はキーロータ、15はキー、16はキー挿入孔、18は
スライド部材、19は圧縮コイルばね(付勢手段)、2
0は斜面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーが挿入されるキー挿入孔を有したキ
    ーシリンダ本体と、 高硬度材料により構成されて、前記キーシリンダ本体の
    前部に前記キー挿入孔の延び方向と交差する方向にスラ
    イド可能に設けられ、そのスライドによりキー挿入孔を
    開閉すると共に前記キーにより開放方向へスライドされ
    るスライド部材と、 このスライド部材を閉鎖方向に付勢する付勢手段とを具
    備して成るキーシリンダ装置。
JP10462291U 1991-11-25 1991-11-25 キーシリンダ装置 Pending JPH0545170U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10462291U JPH0545170U (ja) 1991-11-25 1991-11-25 キーシリンダ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10462291U JPH0545170U (ja) 1991-11-25 1991-11-25 キーシリンダ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0545170U true JPH0545170U (ja) 1993-06-18

Family

ID=14385546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10462291U Pending JPH0545170U (ja) 1991-11-25 1991-11-25 キーシリンダ装置

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Cited By (1)

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KR20030049517A (ko) * 2001-12-15 2003-06-25 기아자동차주식회사 자동차용 시동 방지장치

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