JPH0544887A - 真空断熱体の吸着材収納構造 - Google Patents
真空断熱体の吸着材収納構造Info
- Publication number
- JPH0544887A JPH0544887A JP3228770A JP22877091A JPH0544887A JP H0544887 A JPH0544887 A JP H0544887A JP 3228770 A JP3228770 A JP 3228770A JP 22877091 A JP22877091 A JP 22877091A JP H0544887 A JPH0544887 A JP H0544887A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- gas
- vacuum
- heat
- sealed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温に接する断熱壁であって内部真空度がこ
のような高温の影響にも係わらず高次の断熱が可能であ
りしかも長期間にわたってガス吸着能を維持出来る真空
断熱体の吸着材収納構造を提供することを目的とする。 【構成】 断熱壁１の断熱空間Ｓに開通する密閉可能な
開口部２が設けられ、この開口部２に内部にガス吸着材
３を封入した気密容器４が接続可能とされ、この気密容
器４には密閉可能な内部ガス吸引口５が設けられて構成
され、ガス吸着能が低下すれば気密容器の交換によって
ガス吸着能を回復する。
のような高温の影響にも係わらず高次の断熱が可能であ
りしかも長期間にわたってガス吸着能を維持出来る真空
断熱体の吸着材収納構造を提供することを目的とする。 【構成】 断熱壁１の断熱空間Ｓに開通する密閉可能な
開口部２が設けられ、この開口部２に内部にガス吸着材
３を封入した気密容器４が接続可能とされ、この気密容
器４には密閉可能な内部ガス吸引口５が設けられて構成
され、ガス吸着能が低下すれば気密容器の交換によって
ガス吸着能を回復する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は真空断熱体の吸着材収
納構造に関する。
納構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来高熱断熱を行う断熱壁の構造とし
て、内外壁よりなる断熱壁内を密閉空間とし内部に無機
質発泡粉末を高密充填しさらに真空化してなる断熱壁が
知られている（例えば特公昭60−8399号公報) 。この種
断熱壁は内部の真空化された雰囲気と高密充填された無
機質発泡粉末の断熱効果との相乗により高次の断熱効果
が得られ、例えば厚さ４〜５cm程度の厚さの壁体で常温
と 300〜400 ℃の温度差の断熱が可能とされている。
て、内外壁よりなる断熱壁内を密閉空間とし内部に無機
質発泡粉末を高密充填しさらに真空化してなる断熱壁が
知られている（例えば特公昭60−8399号公報) 。この種
断熱壁は内部の真空化された雰囲気と高密充填された無
機質発泡粉末の断熱効果との相乗により高次の断熱効果
が得られ、例えば厚さ４〜５cm程度の厚さの壁体で常温
と 300〜400 ℃の温度差の断熱が可能とされている。
【０００３】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記断熱体は、高
温側に接する面は非常な高温にさらされるのでその隣接
内面部分も同時に高熱に熱せられ、この熱に起因して内
部充填材からガスが放出されることがあり、このアウト
ガスにより真空度が低下し断熱効果が低下する問題があ
った。このようなアウトガスを吸着し内部を真空に維持
する手段として例えば特公平2-43945 号公報、あるいは
同3-32719 号公報に開示されているようにゲッター材を
断熱壁内部に封入することが提案されている。しかし、
200 ℃以上に及ぶ高温断熱を行う場合、この熱の影響に
よりゲッター材から吸着ガスの再放出が生じ、さほどの
真空度維持の効果が期待できない問題が有った。また、
上記の吸着材はガス吸着量に限界があり一定以上のガス
を吸着した後は吸着能が低下するか全く消失してしまう
ので長期間に渡る真空維持能力も期待出来ないといった
問題があった。
温側に接する面は非常な高温にさらされるのでその隣接
内面部分も同時に高熱に熱せられ、この熱に起因して内
部充填材からガスが放出されることがあり、このアウト
ガスにより真空度が低下し断熱効果が低下する問題があ
った。このようなアウトガスを吸着し内部を真空に維持
する手段として例えば特公平2-43945 号公報、あるいは
同3-32719 号公報に開示されているようにゲッター材を
断熱壁内部に封入することが提案されている。しかし、
200 ℃以上に及ぶ高温断熱を行う場合、この熱の影響に
よりゲッター材から吸着ガスの再放出が生じ、さほどの
真空度維持の効果が期待できない問題が有った。また、
上記の吸着材はガス吸着量に限界があり一定以上のガス
を吸着した後は吸着能が低下するか全く消失してしまう
ので長期間に渡る真空維持能力も期待出来ないといった
問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、高温に接する断熱壁であって内部真空度がこの
ような高温の影響にも係わらず高次の断熱が可能であり
しかも長期間にわたってガス吸着能を維持出来る真空断
熱体の吸着材収納構造を提供することを目的としてなさ
れたものである。
に鑑み、高温に接する断熱壁であって内部真空度がこの
ような高温の影響にも係わらず高次の断熱が可能であり
しかも長期間にわたってガス吸着能を維持出来る真空断
熱体の吸着材収納構造を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の真空断
熱体の吸着材収納構造は、断熱壁の断熱空間に開通する
密閉可能な開口部が設けられ、該開口部に内部にガス吸
着材を封入した気密容器が接続可能とされ、該気密容器
には密閉可能な内部ガス吸引口が設けられてなることを
特徴とするものである。
熱体の吸着材収納構造は、断熱壁の断熱空間に開通する
密閉可能な開口部が設けられ、該開口部に内部にガス吸
着材を封入した気密容器が接続可能とされ、該気密容器
には密閉可能な内部ガス吸引口が設けられてなることを
特徴とするものである。
【０００６】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図１はこ
の発明の実施例の断面図、図２は使用状態を示す断面図
である。この発明の真空断熱体の吸着材収納構造は、断
熱壁１の断熱空間Ｓに開通する密閉可能な開口部２が設
けられ、この開口部２に内部にガス吸着材３を封入した
気密容器４が接続可能とされ、この気密容器４には密閉
可能な内部ガス吸引口５が設けられて構成されている。
上記実施例において開口部２には図示のようにバルブ２
Ａが設けられ、また端部にフランジ部２Ｂ等を有し、ガ
スケット等を介して気密容器４と気密状態を保ったまま
接続可能とされている。また、気密容器４の断熱壁１に
対する接続口４Ａには開口部２との接続により開放され
る弁４Ｂが設けられ、また内部ガス吸引口５にも気密バ
ルブ４Ｄが設けられている。
の発明の実施例の断面図、図２は使用状態を示す断面図
である。この発明の真空断熱体の吸着材収納構造は、断
熱壁１の断熱空間Ｓに開通する密閉可能な開口部２が設
けられ、この開口部２に内部にガス吸着材３を封入した
気密容器４が接続可能とされ、この気密容器４には密閉
可能な内部ガス吸引口５が設けられて構成されている。
上記実施例において開口部２には図示のようにバルブ２
Ａが設けられ、また端部にフランジ部２Ｂ等を有し、ガ
スケット等を介して気密容器４と気密状態を保ったまま
接続可能とされている。また、気密容器４の断熱壁１に
対する接続口４Ａには開口部２との接続により開放され
る弁４Ｂが設けられ、また内部ガス吸引口５にも気密バ
ルブ４Ｄが設けられている。
【０００７】
【作用】この発明において、断熱壁１内の内部放出ガス
は気密容器４内のガス吸着材３によって吸着され内部真
空度が保たれる。またこのガス吸着材３は断熱容器の低
温側に突出した状態となるので加熱されることがなく、
従って高温化に起因するガス吸着能の低下は生じない。
長期間使用により吸着力が飽和して低下した場合は、気
密バルブ２Ａを閉じ、フランジ部２Ｂから気密容器４を
取り外し、新規のガス吸着材を封入した気密容器４を取
り付ける。このままバルブ２Ａを開けるとフランジ部分
の空気が断熱壁１に侵入するのでバルブ２Ａ開放前に吸
引口５に真空ポンプＰを接続し内部空気を十分に吸引排
出し真空にしておく。しかるのちバルブ４Ｄを確実に閉
じ、次いでバルブ２Ａを開にして取り付けを完了する。
従って断熱壁内部のガスは再び気密容器４内のガス吸着
材によって吸着され真空度が保たれる。なお取り外した
吸着材は加熱処理等により再生可能であり反復使用され
る。
は気密容器４内のガス吸着材３によって吸着され内部真
空度が保たれる。またこのガス吸着材３は断熱容器の低
温側に突出した状態となるので加熱されることがなく、
従って高温化に起因するガス吸着能の低下は生じない。
長期間使用により吸着力が飽和して低下した場合は、気
密バルブ２Ａを閉じ、フランジ部２Ｂから気密容器４を
取り外し、新規のガス吸着材を封入した気密容器４を取
り付ける。このままバルブ２Ａを開けるとフランジ部分
の空気が断熱壁１に侵入するのでバルブ２Ａ開放前に吸
引口５に真空ポンプＰを接続し内部空気を十分に吸引排
出し真空にしておく。しかるのちバルブ４Ｄを確実に閉
じ、次いでバルブ２Ａを開にして取り付けを完了する。
従って断熱壁内部のガスは再び気密容器４内のガス吸着
材によって吸着され真空度が保たれる。なお取り外した
吸着材は加熱処理等により再生可能であり反復使用され
る。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ガス吸着材が取り替え可能とされているので断熱壁
内部に残像するガス類は新規に供給される吸着材で効率
良く吸着除去され断熱壁内部の真空度が高度に保たれる
と共に効率の良い断熱が図られるのである。
ば、ガス吸着材が取り替え可能とされているので断熱壁
内部に残像するガス類は新規に供給される吸着材で効率
良く吸着除去され断熱壁内部の真空度が高度に保たれる
と共に効率の良い断熱が図られるのである。
【図１】この発明の実施例の断面図である。
【図２】この発明の実施例の使用状態を示す断面図であ
る。
る。
１ 断熱壁 Ｓ 断熱空間 ２ 開口部 ３ 内部ガス吸着材 ４ 気密容器 ５ 内部ガス吸引口
Claims (1)
- 【請求項１】 断熱壁の断熱空間に開通する密閉可能な
開口部が設けられ、該開口部に内部にガス吸着材を封入
した気密容器が接続可能とされ、該気密容器には密閉可
能な内部ガス吸引口が設けられてなることを特徴とする
真空断熱体の吸着材収納構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228770A JPH0544887A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 真空断熱体の吸着材収納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228770A JPH0544887A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 真空断熱体の吸着材収納構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544887A true JPH0544887A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16881572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3228770A Pending JPH0544887A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 真空断熱体の吸着材収納構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544887A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11201378A (ja) * | 1998-01-13 | 1999-07-30 | Mitsubishi Electric Corp | カートリッジおよびそれを装着した真空断熱体 |
| JP2006234028A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 断熱構造体 |
| JP2021181796A (ja) * | 2020-05-18 | 2021-11-25 | 三恵技研工業株式会社 | 真空断熱配管及びそのメンテナンス方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6177344A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-19 | Oki Electric Ind Co Ltd | パタ−ン形成方法 |
-
1991
- 1991-08-13 JP JP3228770A patent/JPH0544887A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6177344A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-19 | Oki Electric Ind Co Ltd | パタ−ン形成方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11201378A (ja) * | 1998-01-13 | 1999-07-30 | Mitsubishi Electric Corp | カートリッジおよびそれを装着した真空断熱体 |
| JP2006234028A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 断熱構造体 |
| JP2021181796A (ja) * | 2020-05-18 | 2021-11-25 | 三恵技研工業株式会社 | 真空断熱配管及びそのメンテナンス方法 |
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