JPH0544797A - ギア咬合式伝動構造 - Google Patents

ギア咬合式伝動構造

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JPH0544797A
JPH0544797A JP3201616A JP20161691A JPH0544797A JP H0544797 A JPH0544797 A JP H0544797A JP 3201616 A JP3201616 A JP 3201616A JP 20161691 A JP20161691 A JP 20161691A JP H0544797 A JPH0544797 A JP H0544797A
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JP
Japan
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gear
spline
state
shaft
driven shaft
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Pending
Application number
JP3201616A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Kinoshita
幹男 木下
Masayoshi Miyahara
正芳 宮原
Tomio Tanaka
富穂 田中
Yasunobu Yamaue
康信 山植
Motonobu Nishii
元信 西井
Masaru Nakada
勝 中田
Fumio Takada
富美男 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH0544797A publication Critical patent/JPH0544797A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンスタントメッシュ式ギア変速機構におけ
るシフトギアの荷重点のずれに起因するギア外れを防止
する。 【構成】 従動軸7にスプライン外嵌したシフトギア1
8を、前記従動軸7に遊転外嵌して常時回転するギア1
9のボス部に形成したスプライン部19aと、前記従動
軸7のスプライン部7aとに亘って咬合う第1状態、他
軸に取付けた駆動ギア10に咬合う第2状態及びいずれ
にも咬合わない中立状態の夫々にスライド操作自在に構
成してあるギア咬合式伝動構造であって、前記第2状態
における前記シフトギア18に対するスプライン咬合部
の前記従動軸7側のスプライン部7aを、前記シフトギ
ア18の外周ギア部18bの咬合幅と略同一の咬合幅と
なり、かつ軸芯方向に略同一位置になるよう形成してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従動軸にスプライン外
嵌したシフトギアを、前記従動軸に遊転外嵌して常時回
転するギアのボス部に形成したスプライン部と、前記従
動軸のスプライン部とに亘って咬合う第1状態、他軸に
取付けた駆動ギアに咬合う第2状態及びいずれにも咬合
わない中立状態の夫々にスライド操作自在に構成してあ
るギア咬合式伝動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ギア咬合式伝動構造において、従来
では、前記シフトギアのスプライン咬合部が外周ギア部
とシフトフォーク係合部とに亘り幅広に形成され、従動
軸の外周スプライン咬合部はギアシフト領域の全域に亘
り形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造においては、前記シフトギアの外周ギア部の荷重点は
その咬合部の幅方向中央位置にあるが、スプライン咬合
部においてはその咬合幅方向中央位置に荷重点があるの
で、外周ギア部の荷重点とスプライン咬合部の荷重点が
軸芯方向に少し位置ずれすることになる。そうすると、
スプライン咬合部には寸法誤差に起因するガタつきが存
在するので、上記した荷重点の偏位に起因して外部駆動
ギアとの咬合駆動によりシフトギアが僅かにシフトフォ
ーク係合部の反対側に向けて傾くことがある。その結
果、シフトギアに対して駆動荷重の軸芯方向に向かう分
力が僅かに発生し、長時間の駆動回転すると、シフトギ
アが徐々に軸芯方向に移動して駆動ギアとの咬合状態か
ら離間して伝動が断たれてしまうことがあった。本発明
は上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載したギア咬合式伝動構造において、前記第2状
態における前記シフトギアに対するスプライン咬合部の
前記従動軸側のスプライン部を、前記シフトギアの外周
ギア部の咬合幅と略同一の咬合幅となり、かつ軸芯方向
に略同一位置になるよう形成してある点にある。
【0005】
【作用】従動軸とシフトギアとのスプライン咬合部分
が、シフトギアの外周ギア部の咬合幅と略同一の咬合幅
となり、かつ軸芯方向に略同一位置に設定されるので、
外部駆動ギアとの咬合駆動の荷重点と、スプライン咬合
部における荷重点とが軸芯方向で略一致し、駆動荷重の
軸芯方向に向けての分力が発生する余地がない。
【0006】
【発明の効果】従って、従動軸側のスプライン部を1部
のみ削除するだけの簡単な改造により、シフトギアの咬
合外れを未然に防止することができるものとなった。
尚、上記効果とほぼ同様の効果を得られるものとして、 (イ)シフトギアにおけるスプライン部の軸芯方向の幅
を、シフトフォーク係合部の反対側に伸ばして、スプラ
イン咬合部の荷重点を、駆動ギアとの咬合部の荷重点と
軸芯方向に略一致させるよう改造すること。 (ロ)シフトギアのスプライン部を駆動ギア咬合部の幅
と一致させること 等も考えられるが、このようにすると、上記(イ)の構
造によると、シフトギアのシフト操作量が大となり、ギ
ア配置スペースが増大し、伝動構造が大型化する欠点が
あり、上記(ロ)の構造によると、前記第1状態におけ
る常時回転ギアのスプライン部と従動軸のスプライン部
とに亘る咬合が不充分となる弊害が生じる欠点がある
が、本発明に係る構造においては、このような不都合は
生じないのである。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図2
に農用トラクタの伝動構造を示している。図示しないエ
ンジンの動力が湿式多板形式の主クラッチ1を介して入
力軸2に伝わり、この入力軸2から第1伝動軸3、夫々
のギア咬合式変速機構4,5を介して機体走行用第2伝
動軸6並びに動力取り出し用第3伝動軸7(従動軸の一
例)に動力を伝えるよう伝動系を構成してある。
【0008】詳述すると、前記第1伝動軸3に夫々径の
異なる4個の駆動ギア8,9,10,11を取付けると
ともに、前記第2伝動軸6に上記各駆動ギアに常時咬合
う従動ギア11,12,13,14を遊転外嵌し、この
4個の従動ギア11〜14と第2伝動軸6との間でシン
クロメッシュ式ギア変速機構4を構成してある。尚、第
2伝動軸6の伝動下手側側には、変速操作に伴って自動
的に入り切り操作される油圧クラッチ15を介装してあ
る。
【0009】又、前記4個の駆動ギアのうち最小径の第
1駆動ギア8と常時咬合う第1従動ギア16と、反対側
端部に設けた3番目に大径の第4駆動ギア11と常時咬
合う第4従動ギア19とを、第3伝動軸7に遊転外嵌
し、これらのギア16,19の間に2個のシフト操作自
在な第2、第3従動ギア17,18をスプライン外嵌し
て動力取り出し用ギア変速機構5を構成してある。つま
り、第2従動ギア17のスプライン部が第3伝動軸7の
スプライン部と第1従動ギア16のボス部に形成したス
プライン部とに亘って咬合うことで正転第1速状態とな
り、第2従動ギア17の外周ギア部が第2駆動ギア9に
咬合うことで正転第2速状態となる。そして、第3従動
ギア18の外周ギア部が最大径の第3駆動ギア10に咬
合うことで正転第4速状態(第2状態の一例))とな
り、第3従動ギア17のスプライン部が第3伝動軸7の
スプライン部と第4従動ギア19のボス部に形成したス
プライン部とに亘って咬合うことで正転第3速状態(第
1状態の一例))となるよう構成してある。尚、第2、
第3従動ギア17,18はいずれのギア部にも咬合わな
い中立位置にも設定可能に構成してある。又、中継軸2
0に逆転ギア21を軸芯方向に外嵌し、この逆転ギア2
1を、第2従動ギア17のみに咬合う中立状態と第2従
動ギア17並びに第2駆動ギア9の夫々に咬合う駆動状
態とにシフト操作自在に構成してある。即ち、第2、第
3従動ギア17,18を共に中立位置に設定した状態で
逆転ギア21を前記駆動状態にシフト操作すると、第3
伝動軸7が逆転駆動状態に設定されるのである。
【0010】前記主クラッチ1は、図3に示すように、
入力軸2に一体回転自在並びに軸芯方向に位置固定状態
で外嵌された内側係合部22と、駆動軸23に一体回転
自在に外嵌装着された外側係合部24とに亘り、複数の
クラッチ板25を係合させ、軸芯方向にスライド操作自
在なスライド操作部材26と内側係合部22との間に介
装した圧縮スプリング27により各クラッチ板25を押
圧して駆動軸23と入力軸2が一体回転すべくクラッチ
入り状態で構成してある。そして、図示しないクラッチ
ペダルの踏み込み操作により横軸芯P周りで揺動操作す
るシフトフォーク28により、ベアリング29及びケー
ス体30を介して、前記スライド操作部材26をスライ
ド操作して、クラッチ板25の押圧付勢を解除してクラ
ッチ切り操作するよう構成してある。そして、前記スラ
イド操作部材26の軸外嵌部分には、ブッシュ31を介
装して、芯振れによるクラッチペダルの振動を抑制する
ようにしてある。前記ブッシュ31は、スライド操作部
材26の内周面に密接状態に嵌め込み、入力軸2に対し
ては、僅かな隙間をもって外嵌させるようにしてある。
【0011】そして、図1に示すように、前記第3従動
ギア18(シフトギアの一例)が第3駆動ギア10に咬
合う正転第4速状態における第3従動軸7の第3従動ギ
ア18に対するスプライン部18aを、第3従動ギア1
8の外周ギア部18bの咬合幅と略同一幅となり、か
つ、軸芯方向に略同一位置になるよう形成してある。つ
まり、第3従動ギア18にはスライド操作するためのシ
フトフォーク係合部32が必要で、しかも、前記正転第
4速状態において両スプライン部7a,19aに亘り咬
合うためにスプライン部18aの軸芯方向の幅が大きい
ものとなるので、上記正転第3速状態における第3従動
軸7のスプライン部7aのうち、第3従動ギア18の外
周ギア部18bの咬合部から軸芯方向にずれている部分
Aを切削欠徐してある。このように構成すると、第3従
動ギア18の外周ギア部18bの荷重点とスプライン咬
合部の荷重点とが軸芯方向に略一致し、駆動に伴う軸芯
方向に沿うギアの傾きがなく、咬合外れが生じるのを防
止できることになる。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第3従動ギア配設部の断面図
【図2】伝動構造を示す断面図
【図3】主クラッチの断面図
【符号の説明】
7 従動軸 7a,19a スプライン部 10 駆動ギア 18 シフトギア 18b 外周ギア部 19 ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山植 康信 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 西井 元信 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 中田 勝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 高田 富美男 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 従動軸(7)にスプライン外嵌したシフ
    トギア(18)を、前記従動軸(7)に遊転外嵌して常
    時回転するギア(19)のボス部に形成したスプライン
    部(19a)と、前記従動軸(7)のスプライン部(7
    a)とに亘って咬合う第1状態、他軸に取付けた駆動ギ
    ア(10)に咬合う第2状態及びいずれにも咬合わない
    中立状態の夫々にスライド操作自在に構成してあるギア
    咬合式伝動構造であって、前記第2状態における前記シ
    フトギア(18)に対するスプライン咬合部の前記従動
    軸(7)側のスプライン部(7a)を、前記シフトギア
    (18)の外周ギア部(18b)の咬合幅と略同一の咬
    合幅となり、かつ軸芯方向に略同一位置になるよう形成
    してあるギア咬合式伝動構造。
JP3201616A 1991-08-12 1991-08-12 ギア咬合式伝動構造 Pending JPH0544797A (ja)

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JP3201616A JPH0544797A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 ギア咬合式伝動構造

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JPH0544797A true JPH0544797A (ja) 1993-02-23

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ID=16444016

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JP3201616A Pending JPH0544797A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 ギア咬合式伝動構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427659B1 (ko) * 2000-12-29 2004-04-27 현대자동차주식회사 수동변속기의 입력축과 2단 기어 체결 구조

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58178968A (ja) * 1982-04-14 1983-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 円筒型電池の製造方法
JPS5919159U (ja) * 1982-07-28 1984-02-06 屋敷 静雄 吊り下げ式粉末消火器

Patent Citations (2)

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