JP2859020B2 - 手動式変速機のギヤ鳴り防止機構 - Google Patents

手動式変速機のギヤ鳴り防止機構

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JP2859020B2
JP2859020B2 JP4048693A JP4869392A JP2859020B2 JP 2859020 B2 JP2859020 B2 JP 2859020B2 JP 4048693 A JP4048693 A JP 4048693A JP 4869392 A JP4869392 A JP 4869392A JP 2859020 B2 JP2859020 B2 JP 2859020B2
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Daihatsu Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手動式変速機における
リバースアイドラギヤのリバースドライブギヤ及びリバ
ースドリブンギヤへの噛合時にギヤ鳴りを防止する防止
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に手動式変速機にあっては、例えば
実開昭62ー25353号公報に示されているように、
インプットシャフトに設けたリバースドライブギヤと、
アイドラシャフトに設けたリバースアイドラギヤと、リ
バースドリブンギヤとを備え、前記リバースアイドラギ
ヤを前記アイドラシャフトに軸方向移動自由に支持し
て、該リバースアイドラギヤをニュートラルポジション
とリバースポジションに位置変更可能とし、前記リバー
スアイドラギヤのリバースポジションへの切換により、
該リバースアイドラギヤを前記リバースドライブギヤ及
びリバースドリブンギヤに噛合させて、リバースに切換
えるようにしている。
【0003】ところで以上の手動式変速機では、リバー
スへの切換時、前記インプットシャフト及びリバースド
ライブギヤが慣性により回転しているのに対し、前記リ
バースアイドラギヤは停止していることから、回転して
いる前記インプットシャフトのリバースドライブギヤに
前記リバースアイドラギヤを噛合させる際、両ギヤの噛
合が円滑に行えず、所謂ギヤ鳴り現象が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで従来では、前記
公報に示されているように、リバースアイドラギヤの前
記リバースドライブギヤへの噛合に際して、慣性で回転
している前記インプットシャフトに制動力を付与するよ
うにして、ギヤ鳴り現象を防止するようにしたものが開
発されているが、以上の構造のものでは、制動力の付与
に伴い、リバースドライブギヤの歯が前記リバースアイ
ドラギヤの歯に対して所謂頭突き状態となる位置で停止
した場合、前記リバースアイドラギヤを前記リバースド
ライブギヤに噛合させることが出来なくなる不具合があ
る。
【0005】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、ギヤ鳴りやギヤの頭突
き状態を招くことなく円滑にリバースへの切換えが行え
る手動式変速機のギヤ鳴り防止機構を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、イン
プットシャフト2に設けたリバースドライブギヤ5c
と、アイドラシャフト3に設けたリバースアイドラギヤ
6と、リバースドリブンギヤ8とを備え、前記リバース
アイドラギヤ6を前記アイドラシャフト3に軸方向移動
自由に支持して、リバースアイドラギヤ6をニュートラ
ルポジションとリバースポジションに位置変更可能と
し、前記リバースアイドラギヤ6のリバースポジション
への切換により、該リバースアイドラギヤ6をリバース
ドライブギヤ5c及びリバースドリブンギヤ8に噛合さ
せて、リバースに切換えるようにした手動式変速機にお
いて、アイドラシャフト3で且つニュートラルポジショ
ンに位置する前記リバースアイドラギヤ6のリバースポ
ジション方向とは反対側側方に、インプットシャフト2
のギヤ5bに常時噛合する遊転ギヤ9を回転自由に支持
すると共に、この遊転ギヤ9と前記リバースアイドラギ
ヤ6との間に、該リバースアイドラギヤ6のニュートラ
ルポジションへの切換時、該リバースアイドラギヤ6を
前記遊転ギヤ9に連動させるクラッチ10を設けたこと
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、例えば走行途中において車両
をバックする場合、前記変速機を前進速からニュートラ
ルにシフトしても、前記インプットシャフト3は慣性に
より回転していることから、前記リバースアイドラギヤ
6も前記遊転ギヤ9を介して回転しており、従ってかか
る状態から前記リバースアイドラギヤ6をリバースポジ
ションに切換えた場合、前記クラッチ10が切れて、リ
バースアイドラギヤ6と遊転ギヤ9との連動関係が解除
されるが、該リバースアイドラギヤ6は慣性により回転
しながら、前記リバースドライブギヤ5cに噛合しよう
とするのであって、しかもリバースアイドラギヤ6及び
リバースドライブギヤ5cは、これら両ギヤ6・5cが
噛合した場合における各ギヤ6・5cの回転方向と同一
方向にそれぞれ慣性回転していることから、前記リバー
スアイドラギヤ6の前記リバースドライブギヤ5cへの
噛合が円滑に行われ、ギヤ鳴りやギヤの頭突き状態を招
くことがないのである。
【0008】
【実施例】図に示す手動式変速機は、基本的には、トラ
ンスミッションケース1内にインプットシャフト2とア
イドラシャフト3とアウトプットシャフト4とを平行に
設けて、前記インプットシャフト2に、1速用ドライブ
ギヤ5aと、2速用ドライブギヤ5bと、これら両ドラ
イブギヤ5a・5b間に位置するリバースドライブギヤ
5Cとをそれぞれ固定すると共に、前記アイドラシャフ
ト3には、環状溝61を備えたリバースアイドラギヤ6
を軸方向移動自由で且つ回転自由に支持して、前記環状
溝61に嵌合するシフトフォーク62の動作により、該
リバースアイドラギヤ6をニュートラルポジション(図
1において実線で示す位置)とリバースポジション(図
1において2点鎖線で示す位置)に位置変更可能として
いるのであって、また前記アウトプットシャフト4に
は、前記1速用ドライブギヤ5aに噛合する1速用ドリ
ブンギヤ6aと前記2速用ドライブギヤ5bに噛合する
2速用ドリブンギヤ6bとを回転自由に支持すると共
に、これら両ドリブンギヤ6a・6b間に1、2速用シ
ンクロナイザ7を設け、且つ該1、2速用シンクロナイ
ザ7を構成するクラッチスリーブ72にリバースドリブ
ンギヤ8を一体形成している。
【0009】そして前記シフトフォーク62の動作に伴
う前記リバースアイドラギヤ6のリバースポジションへ
の切換により、該リバースアイドラギヤ6を前記リバー
スドライブギヤ5c及び前記リバースドリブンギヤ8に
噛合させて、変速機をリバースに切換えるようにしてい
る。
【0010】尚、前記1、2速用シンクロナイザ7は、
前記アウトプットシャフト4にスプライン嵌合したクラ
ッチハブ71と、該クラッチハブ71の外周に軸方向移
動自由に支持した前記クラッチスリーブ72と、前記ク
ラッチハブ71と前記クラッチスリーブ72との間に介
装したシフトキー73と、このシフトキー73の左右両
側に配置した一対のシンクロナイザリング74とを備え
た既知構造のものであり、前記クラッチスリーブ72の
前記1速用ドリブンギヤ6aへの噛合により、変速機を
1速に切換え、また前記クラッチスリーブ72の前記2
速用ドリブンギヤ6bへの噛合により、変速機を2速に
切換えるようにしている。
【0011】しかして以上の構成からなる手動式変速機
において、図に示す実施例では、前記アイドラシャフト
3で且つニュートラルポジションに位置する前記リバー
スアイドラギヤ6の前記リバースポジション方向とは反
対側側方に、前記インプットシャフト2の2速用ドライ
ブギヤ5bに常時噛合する遊転ギヤ9を回転自由に支持
すると共に、この遊転ギヤ9の前記リバースアイドラギ
ヤ6と対向する側面と該リバースアイドラギヤ6の前記
遊転ギヤ9と対向する側面との間に、該リバースアイド
ラギヤ6のニュートラルポジションへの切換時、該リバ
ースアイドラギヤ6を前記遊転ギヤ9に連動させるドグ
クラッチ10を設けたのである。
【0012】即ち図に示す前記ドッグクラッチ10は、
前記遊転ギヤ9の前記リバースアイドラギヤ6と対向す
る側面と前記リバースアイドラギヤ6の前記遊転ギヤ9
と対向する側面にそれぞれ互いに噛み合う爪11・12
を突設して成り、前記リバースアイドラギヤ6のニュー
トラルポジションへの切換に伴う前記両爪11・12の
噛合により、該リバースアイドラギヤ6を前記遊転ギヤ
9に連動させるようにしている。
【0013】また図に示す実施例では、前記リバースア
イドラギヤ6と前記トランスミッションケース1との間
に、該リバースアイドラギヤ6をリバースポジション方
向に付勢させるリターンスプリング63を介装してい
る。
【0014】次に以上の構成からなるギヤ鳴り防止機構
の作用を説明する。
【0015】例えば走行途中において、車両をバックし
たい場合には、前進速に切換えられている変速機を一旦
ニュートラルにシフトした上でリバースに切換えるので
あるが、前記変速機を前進速からニュートラルにシフト
しても、前記インプットシャフト3は慣性により回転し
ているのであって、従って前記インプットシャフト2の
2速用ドライブギヤ5bに噛合している前記遊転ギヤ9
並びに該遊転ギヤ9に前記クラッチ10を介して連動す
る前記リバースアイドラギヤ6も回転している。
【0016】しかしてかかる状態から前記リバースアイ
ドラギヤ6を前記シフトフォーク6を介して図1におい
て2点鎖線で示すリバースポジションに切換えた場合、
前記クラッチ10が切れて、リバースアイドラギヤ6と
遊転ギヤ9との連動関係が解除されるが、該リバースア
イドラギヤ6は慣性により回転しながら、前記リバース
ドライブギヤ5cに噛合しようとするのであって、しか
もリバースアイドラギヤ6及びリバースドライブギヤ5
cは、これら両ギヤ6・5cが噛合した場合における各
ギヤ6・5cの回転方向と同一方向にそれぞれ慣性回転
していることから、前記リバースアイドラギヤ6の前記
リバースドライブギヤ5cへの噛合が円滑に行われ、ギ
ヤ鳴りやギヤの頭突き状態を招くことがないのである。
【0017】以上の実施例では、前記遊転ギヤ9と前記
リバースアイドラギヤ6との間に設けるクラッチ10と
してドグクラッチを用いたが、これに限定されることな
く、例えば摩擦クラッチを用いてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のごとく本発明は、リバースアイド
ラギヤ6をアイドラシャフト3に軸方向移動自由に支持
して、該リバースアイドラギヤ6をニュートラルポジシ
ョンとリバースポジションに位置変更可能とし、前記リ
バースアイドラギヤ6のリバースポジションへの切換に
より、該リバースアイドラギヤ6をリバースドライブギ
ヤ5c及びリバースドリブンギヤ8に噛合させて、リバ
ースに切換えるようにした手動式変速機において、前記
アイドラシャフト3で且つニュートラルポジションに位
置する前記リバースアイドラギヤ6のリバースポジショ
ン方向とは反対側側方に、インプットシャフト2のギヤ
5bに常時噛合する遊転ギヤ9を回転自由に支持すると
共に、この遊転ギヤ9と前記リバースアイドラギヤ6と
の間に、該リバースアイドラギヤ6のニュートラルポジ
ションへの切換時、該リバースアイドラギヤ6を前記遊
転ギヤ9に連動させるクラッチ10を設けたことによ
り、前記インプットシャフト3の回転力が前記遊転ギヤ
9を介して前記リバースアイドラギヤ6に伝達されて、
該リバースアイドラギヤ6も回転するので、従って例え
ば走行途中において車両をバックするに際し、前記リバ
ースアイドラギヤ6をリバースポジションに切換える場
合、前記クラッチ10が切れて、リバースアイドラギヤ
6と遊転ギヤ9との連動関係が解除されても、該リバー
スアイドラギヤ6は慣性により回転しながら、前記リバ
ースドライブギヤ5cに噛合するのであって、しかもリ
バースアイドラギヤ6及びリバースドライブギヤ5c
は、これら両ギヤ6・5cが噛合した場合における各ギ
ヤ6・5cの回転方向と同一方向にそれぞれ慣性回転す
ることから、前記リバースアイドラギヤ6の前記リバー
スドライブギヤ5cへの噛合が円滑に行われ、ギヤ鳴り
やギヤの頭突き状態を招くことがないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるギヤ鳴り防止機構を備えた手動
式変速機の要部の断面図。
【図2】リバースドライブギヤとリバースアイドラギヤ
とリバースドリブンギヤの配設関係を示す模式図。
【符号の説明】
2 インプットシャフト 3 アイドラシャフト 5c リバースドライブギヤ 6 リバースアイドラギヤ 8 リバースドリブンギヤ 9 逆転ギヤ 10 クラッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インプットシャフト2に設けたリバース
    ドライブギヤ5cと、アイドラシャフト3に設けたリバ
    ースアイドラギヤ6と、リバースドリブンギヤ8とを備
    え、前記リバースアイドラギヤ6を前記アイドラシャフ
    ト3に軸方向移動自由に支持して、該リバースアイドラ
    ギヤ6をニュートラルポジションとリバースポジション
    に位置変更可能とし、前記リバースアイドラギヤ6のリ
    バースポジションへの切換により、該リバースアイドラ
    ギヤ6を前記リバースドライブギヤ5c及びリバースド
    リブンギヤ8に噛合させて、リバースに切換えるように
    した手動式変速機において、前記アイドラシャフト3で
    且つニュートラルポジションに位置する前記リバースア
    イドラギヤ6のリバースポジション方向とは反対側側方
    に、前記インプットシャフト2のギヤ5bに常時噛合す
    る遊転ギヤ9を回転自由に支持すると共に、この遊転ギ
    ヤ9と前記リバースアイドラギヤ6との間に、該リバー
    スアイドラギヤ6のニュートラルポジションへの切換
    時、該リバースアイドラギヤ6を前記遊転ギヤ9に連動
    させるクラッチ10を設けたことを特徴とする手動式変
    速機のギヤ鳴り防止機構。
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