JP2001263367A - 歯車変速機のギヤ抜け防止装置 - Google Patents

歯車変速機のギヤ抜け防止装置

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JP2001263367A
JP2001263367A JP2000074478A JP2000074478A JP2001263367A JP 2001263367 A JP2001263367 A JP 2001263367A JP 2000074478 A JP2000074478 A JP 2000074478A JP 2000074478 A JP2000074478 A JP 2000074478A JP 2001263367 A JP2001263367 A JP 2001263367A
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JP
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gear
clutch
gear tooth
sleeve
clutch sleeve
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JP2000074478A
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Keiji Shinoto
啓至 篠遠
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同期切換機構のギヤ抜けを防止するためにシン
クロスリーブのスプライン内歯の歯端縁を掛止するに充
分な段差部を、シンクロハブに形成したスプライン外歯
に、その歯厚を薄くすることなく設けることができるよ
うにする。 【解決手段】シンクロスリーブのスプライン内歯31a
に噛合するシンクロハブ24のスプライン外歯24a
を、小歯厚部35と大歯厚部36とで構成し、大歯厚部
36を小歯厚部35のスプライン内歯31aに当接する
当接歯面35a側へ変異させて、突出量t1の段差部3
7を形成する。シンクロスリーブのスプライン内歯31
aが、ギヤ抜け方向へ(図面右方向)へ移動すると、ス
プライン内歯31aの歯端縁が段差部37に掛止して、
ギヤ抜けが防止される。段差部37を、大歯厚部36を
当接歯面35a方向へ偏倚させることで確保したので、
非当接歯面35b側には段差部が殆ど形成されず、段差
部37の突出量t1を小歯厚部35の歯厚を必要以上に
薄くすることなく確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチスリーブ
に作用するスラスト荷重を、クラッチハブに形成した段
差部で受けることでギヤ抜けを防止するようにした歯車
変速機のギヤ抜け防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばボルグワーナ式同期噛合
機構を用いた歯車変速機は、回転軸にクラッチハブが一
体回転自在に設けられており、このクラッチハブの両側
に、3速と4速等、選択的に係合自在な変速歯車が回転
自在に支持されている。
【0003】クラッチハブの外周にはクラッチスリーブ
がスプライン係合されており、このクラッチスリーブ
が、シフトフォークによって軸線方向へ移動自在にされ
ている。
【0004】そして、シフトフォークにより、クラッチ
スリーブを軸方向に沿って移動させてシフト操作する
と、クラッチハブと各変速歯車との間に介装されている
シンクロリングが変速歯車に摩擦接触して、この変速歯
車が回転し、クラッチハブも回転して、変速歯車の回転
とクラッチハブの回転とが同調したときにクラッチスリ
ーブが変速歯車に設けられているドグに噛合して一体回
転する。
【0005】ところで、図7に示すように、走行時に
は、変速歯車41の回転Rにより、この変速歯車41に
設けたドグ42にスラスト荷重Sが発生し、このスラス
ト荷重Sと、走行時の負荷Pとの関係からクラッチスリ
ーブに形成したスプライン内歯43にギヤ抜け力Fが作
用する。
【0006】そのため、このギヤ抜け力Fに抗して、ク
ラッチスリーブのスプライン内歯43とクラッチハブ4
4に形成したスプライン外歯44aとの係合状態を保持
する、いわゆるギヤ抜けを防止する技術が種々提案され
ている。
【0007】例えば特開昭58−214022号公報に
は、クラッチスリーブに形成したスプライン内歯が摺動
する、クラッチハブのスプライン外歯の歯厚に段差部を
形成し、この段差部でクラッチスリーブに形成したスプ
ライン内歯の抜け止め方向への移動を掛止することで、
ギヤ抜けを防止する技術が開示されている。
【0008】又、特開平9−152012号公報には、
クラッチスリーブの内歯と、この内歯に係合する、クラ
ッチハブに設けられている外歯との歯厚を歯幅方向の中
央から端縁側へ次第に薄くなるような斜面を形成し、ク
ラッチスリーブに作用するギヤ抜け力により、クラッチ
スリーブがギヤ抜け方向へ移動すると、このクラッチス
リーブに設けた内歯に形成されている斜面が、クラッチ
ハブに設けた外歯に形成されている斜面に当接し、この
クラッチハブに形成されている斜面により、クラッチス
リーブに対して押し戻す方向の力を印加することで、ギ
ヤ抜けを防止する技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭58−
214022号公報では、段差部が歯面の両側に形成さ
れているため、この段差部によりクラッチスリーブに設
けたスプライン内歯のギヤ抜けを確実に規制するには、
段差部を大きく形成する必要があり、相対的にスプライ
ン内歯が当接する歯面の歯厚が薄くなってしまう。
【0010】その結果、クラッチスリーブの回転方向の
がたが大きくなり、クラッチスリーブの倒れ角が大きく
なってしまうため、ギヤ抜け防止効果が半減してしま
う。
【0011】更に、クラッチスリーブの倒れにより、歯
当たり不良が発生し易くなり、耐久性の低下を招いてし
まう。
【0012】又、特開平9−152012号公報におい
ても、クラッチハブの外歯とクラッチスリーブの内歯と
を共に、歯幅方向の中央側から端縁方向へ次第に歯厚が
薄くなるように形成しているため、上述と同様の問題が
生じる。
【0013】本発明は、上記事情に鑑み、クラッチハブ
の外歯にギヤ抜け防止用の段差部を、歯厚を薄くするこ
となく充分に確保することができ、クラッチスリーブの
回転方向のがたの発生を抑制し、騒音の低減、及び耐久
性の向上を図ることのできる歯車変速機のギヤ抜け防止
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による第1の歯車変速機のギヤ抜け防止装置は、
回転軸に一体的に設けられたクラッチハブの外歯にクラ
ッチスリーブの内歯が軸方向へ移動自在に噛合されてお
り、シフト操作により上記クラッチスリーブを変速歯車
側へ移動させて、該クラッチスリーブの上記内歯を該変
速歯車に設けたドグに係合させて該変速歯車と上記クラ
ッチハブとを上記クラッチスリーブを介して連設する歯
車変速機において、上記クラッチハブに設けた外歯に上
記クラッチスリーブの内歯に掛止してニュートラル方向
への移動を規制する段差部を、上記クラッチスリーブの
内歯に当接する歯面側に突出形成したことを特徴とす
る。
【0015】このような構成では、クラッチハブに設け
られている外歯に形成した段差部を、この外歯に噛合す
るクラッチスリーブの内歯に当接する歯面側に突出させ
て形成し、反対側の歯面に段差部が殆ど形成されていな
いため、歯厚を薄くすることなく、クラッチスリーブに
設けられている内歯のギヤ抜けを有効に防止することが
できる。
【0016】又、第2の歯車変速機のギヤ抜け防止装置
は、第1の歯車変速機のギヤ抜け防止装置において、上
記回転軸が出力軸であり、上記クラッチハブがリバース
クラッチ機構に設けられているリバースドリブンギヤで
あることを特徴とする。
【0017】このような構成では、リバースドリブンギ
ヤ機構においても、クラッチハブの外歯に形成する段差
部を、この外歯に噛合するクラッチスリーブの内歯に当
接する歯面側に偏倚させて突出形成することで、外歯の
歯厚を薄くすることなく、ギヤ抜けを有効に防止するこ
とができる。
【0018】第3の歯車変速機のギヤ抜け防止装置は、
第1或いは第2の歯車変速機のギヤ抜け防止装置におい
て、上記外歯に形成された上記段差部の境界下端に凹溝
を環設したことを特徴とする。
【0019】このような構成では、外歯に形成した上記
段差部の境界下端に凹溝を環設したので、特に後加工が
容易になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図1に手動変速機の全体構成を
示す。
【0021】同図の符号1は変速機ケースで、この変速
機ケース1の前部にクラッチハウジング2が設けられて
いる。このクラッチハウジング2に、変速機ケース1内
に回動自在支持されている入力軸3の入力端が突出され
ており、この端部にクラッチ(図示せず)が連設され、
このクラッチを介してエンジンに連設されている。又、
変速機ケース1には、入力軸3と平行に出力軸4、及び
リバースアイドラ軸5が回動自在に支持されている。。
【0022】入力軸3には、クラッチハウジング2側か
ら順次、前進用の1速〜5速までの各駆動歯車6〜10
が一体に設けられており、出力軸4には、この1速〜5
速の各駆動歯車6〜10に各々噛合する各従動歯車11
〜15が回動自在に支持されている。
【0023】又、リバースアイドラ軸5に回転自在に支
持されているリバースアイドラギヤ16は、入力軸3に
形成したリバースピニオン3aに噛合する第1リバース
アイドラギヤ16aと、後述するリバースドリブンギヤ
32に噛合可能な第2リバースアイドラギヤ16bとが
一体形成されている。
【0024】又、出力軸4のクラッチハウジング2側端
部には、ファィナルピニオンギヤ17が固定されてお
り、このファィナルピニオンギヤ17にデファレンシャ
ル装置18に設けられているファイナルドリブンギヤ1
9が噛合され、このデファレンシャル装置18に設けら
れている駆動軸18aが駆動輪(例えば前輪)に連設さ
れている。尚、符号20は4輪駆動を行うために、図示
しない他方の駆動輪(例えば後輪)に対して動力を伝達
するトランスファ軸である。
【0025】又、出力軸4の1速従動歯車11と2速従
動歯車12との間には、1速・2速同期切換機構21が
配設され、又、3速従動歯車13と4速従動歯車14と
の間には、3速・4速同期切換機構22が配設され、更
に、5速従動歯車15に隣接して、5速の同期切換とリ
バースへの切換えとを行うリバースクラッチ機構23が
軸装されている。
【0026】図2に示すように、3速・4速同期切換機
構22は、クラッチハブとしてのシンクロハブ24が出
力軸4に固定されており、このシンクロハブ24の外周
に形成したスプライン外歯24aに、クラッチスリーブ
としてのシンクロスリーブ25に形成したスプライン内
歯25aが軸方向へ移動自在に噛合されている。
【0027】図示しないシフトレバーを操作してフォー
クロッド26に固設されているシフトフォーク27aに
よりシンクロスリーブ25を、例えば4速従動歯車14
側へスライドさせると、シンクロハブ24の外周に形成
されている切欠き部に介在されているキー(図示せず)
がシンクロリング28の溝端面に当接し、このシンクロ
リング28を押圧して、その内周が4速従動歯車14の
コーン面に摺接し、この4速従動歯車14とシンクロハ
ブ24とを同期回転させる。
【0028】そして、更に、シンクロスリーブ25を押
圧すると、このシンクロスリーブ25に形成されている
スプライン内歯25aが、4速従動歯車14に一体形成
されているドグ14aに係合して、4速従動歯車14の
回転力がシンクロスリーブ25、シンクロハブ24を介
して出力軸4に伝達される。
【0029】尚、3速従動歯車13側にも、ドグ13a
が一体形成されていると共に、シンクロリング28が配
設されており、シフト操作により、シンクロスリーブ2
5を3速従動歯車13へスライドさせることで、この3
速従動歯車13と出力軸4のシンクロハブ24とを同期
回転させることができる。
【0030】又、図3に示すように、リバースクラッチ
機構23は、クラッチハブとしてのリバースクラッチハ
ブ30が、出力軸4に固定されており、このリバースク
ラッチハブ30の外周に形成したスプライン外歯30a
に、クラッチスリーブとしてのリバースクラッチスリー
ブ31に設けたスプライン内歯31aが軸方向へスライ
ド自在に噛合されている。
【0031】このリバースクラッチスリーブ31の外周
にはリバースドリブンギヤ32が形成されており、シフ
トフォーク27bによりリバースクラッチスリーブ31
をクラッチハウジング2と反対の方向へ移動させると、
リバースドリブンギヤ32が、リバースアイドラ軸5に
軸支されているリバースアイドラギヤ16の第2リバー
スアイドラギヤ16bに噛合し、逆転した回転力が出力
軸4に伝達される。
【0032】又、リバースクラッチスリーブ31を5速
従動歯車15側へ移動させると、リバースクラッチハブ
30の外周に形成されている切欠き部に介在されている
キー(図示せず)がシンクロリング33の溝端面に当接
し、このシンクロリング33を押圧して、その内周が5
速従動歯車15のコーン面に摺接し、この5速従動歯車
15とリバースクラッチハブ30とを同期回転させる。
【0033】そして、更にリバースクラッチスリーブ3
1を押圧すると、このリバースクラッチスリーブ31に
形成されているスプライン内歯31aが、5速従動歯車
15に一体形成されているドグ15aに係合して、5速
従動歯車15の回転力がリバースクラッチスリーブ3
1、リバースクラッチハブ30を介して出力軸4に伝達
される。
【0034】ところで、シンクロハブ24とリバースク
ラッチハブ30の外周の歯幅方向中途に凹溝24b,3
0bが環設されている。
【0035】図4、図5に示すように、各ハブ24,3
0の外周に形成されたスプライン外歯24a,30a
は、凹溝24b,30bを境に、歯厚tSの小歯厚部3
5と、歯厚tLの大歯厚部36との異なる歯厚で形成さ
れている。
【0036】大歯厚部36は、このスプライン外歯24
a,30aに噛合する、シンクロスリーブ25、リバー
スクラッチスリーブ31に形成されているスプライン内
歯25a,33aのギヤ抜けを防止するためのもので、
各スリーブ25,33に形成したスプライン内歯25
a,33aが当接する小歯厚部35の歯面35a側に、
非当接側の歯面35bよりも大きく偏倚した状態で形成
し、当接歯面35a側に、突出量がt1の段差部37が
形成されている。
【0037】尚、図5に示すように、スプライン外歯2
4a,30aの小歯厚部35と大歯厚部36との位置関
係は、tL>tS、且つ、tO<T1である。但し、非当
接歯面35b側の突出量tOは、tO=0、すなわち、小
歯厚部35の歯面と同一面であっても良い。
【0038】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。運転者がシフト操作により、例え
ば、図2に示すように、3速・4速同期切換機構22の
シンクロスリーブ25を、4速従動歯車14側へ移動さ
せ、4速従動歯車14とシンクロハブ24とを所定に同
期回転させたところで、4速従動歯車14に設けられて
いるドグ14aにシンクロスリーブ25のスプライン内
歯25aを係合させ、このスプライン内歯25aを介し
て4速従動歯車14の回転力を、シンクロハブ24を介
して出力軸4に伝達する。
【0039】このとき、シンクロスリーブ25のスプラ
イン内歯25aの歯面が、シンクロハブ24のスプライ
ン外歯24aの歯面を押圧して、動力を伝達する。この
とき、シンクロスリーブ25のスプライン内歯25aに
は、ドグ14aに発生するスラスト荷重と走行時の負荷
との関係からギヤ抜け力が作用し、シンクロスリーブ2
5が、図2の右方向へ移動しようとするが、シンクロス
リーブ25のスプライン内歯25aの歯端縁が、シンク
ロハブ24のスプライン外歯24aの中途に形成した段
差部37に掛止されて、ギヤ抜け方向への移動が規制さ
れる。
【0040】ところで、4速従動歯車14は常に一方向
へのみ回転しており、従って、スプライン内歯25aと
スプライン外歯24aとは、常に片方の歯面のみの接触
により動力が伝達される。
【0041】本実施の形態では、スプライン外歯24a
に、歯幅方向に歯厚の異なる小歯厚部35と大歯厚部3
6とを形成し、大歯厚部36を当接歯面35a側へ偏倚
させて、段差部37を形成するようにしたので、非当接
歯面35b側に段差部が殆ど形成されず、従って、相対
的に小歯厚部35の歯厚tSを必要以上に薄くすること
なく、ギヤ抜けを防止するに充分な段差部37の突出量
t1を確保することができる。
【0042】又、小歯厚部35と大歯厚部36との境界
には、凹溝24bが環設されているため、歯切り加工な
どの後加工が容易となる。
【0043】一方、図3に示すように、リバースクラッ
チ機構23に設けられているリバースクラッチスリーブ
31を、シフトフォーク27bにより移動させて、この
リバースクラッチスリーブ31の外周に形成されている
リバースドリブンギヤ32を、リバースアイドラギヤ1
6に形成されている第2リバースアイドラギヤ16bに
噛合させると、第2リバースアイドラギヤ16bとリバ
ースドリブンギヤ32とのギヤ噛合及び回転方向の関係
から、リバースクラッチスリーブ31が、ギヤ抜け方
向、すなわち、図3の右方向へ移動しようとし、上述と
同様、リバースクラッチ31に形成したスプライン内歯
31aの歯端縁が、リバースクラッチハブ30のスプラ
イン外歯30aに形成した段差部37に掛止して、ギヤ
抜けが防止される。
【0044】この段差部37は、上述したシンクロハブ
24と同一の構成であるため、同一の作用効果を得るこ
とができる。
【0045】この場合、1速・2速同期切換機構21に
設けられているシンクロハブの外周に形成されたスプラ
イン外歯も、上述したシンクロハブ24と同一の構成を
有していることは言うまでもない。尚、本発明は上述し
た実施の形態に限るものではなく、例えば、シンクロハ
ブ24或いはリバースクラッチハブ30等のクラッチハ
ブに形成した外歯、及び、シンクロスリーブ25或いは
リバースクラッチスリーブ31等のクラッチスリーブに
形成した内歯は、スプラインに限らず、セレーションで
あっても良い。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
クラッチハブに設けられている外歯に形成した段差部
を、この外歯に噛合するクラッチスリーブの内歯に当接
する歯面側に突出させ、反対側の歯面に段差部が殆ど突
出しないように形成したので、内歯に係合してギヤ抜け
を防止するに充分な突出量を、歯厚を薄くすることなく
確保することができる。その結果、クラッチスリーブの
回転方向のがたの発生が抑制され、騒音の低減、及び耐
久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手動変速機の全体構成
【図2】同期切換機構の軸方向半断面図
【図3】リバースクラッチ機構の軸方向半断面図
【図4】クラッチハブの部分斜視図
【図5】図4のV矢視図
【図6】図5のVI-VI断面図
【図7】従来の同期切換機構の説明図
【符号の説明】
4 出力軸(回転軸) 11〜15 従動歯車(変速歯車) 13a〜15a ドグ 23 リバースクラッチ機構 24 シンクロハブ(クラッチハブ) 24a,30a スプライン外歯(外歯) 25 シンクロスリーブ(クラッチスリーブ) 30 リバースクラッチハブ(クラッチハブ) 30b 凹溝 31 リバースクラッチスリーブ(クラッチスリーブ) 31a,25a スプライン内歯(内歯) 32 リバースドリブンギヤ 35a 当接歯面 37 段差部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に一体的に設けられたクラッチハブ
    の外歯にクラッチスリーブの内歯が軸方向へ移動自在に
    噛合されており、 シフト操作により上記クラッチスリーブを変速歯車側へ
    移動させて、該クラッチスリーブの上記内歯を該変速歯
    車に設けたドグに係合させて該変速歯車と上記クラッチ
    ハブとを上記クラッチスリーブを介して連設する歯車変
    速機において、 上記クラッチハブに設けた外歯に上記クラッチスリーブ
    の内歯に掛止してニュートラル方向への移動を規制する
    段差部を、上記クラッチスリーブの内歯に当接する歯面
    側に突出形成したことを特徴とする歯車変速機のギヤ抜
    け防止装置。
  2. 【請求項2】上記回転軸が出力軸であり、上記クラッチ
    ハブがリバースクラッチ機構に設けられているリバース
    ドリブンギヤであることを特徴とする請求項1記載の歯
    車変速機のギヤ抜け防止装置。
  3. 【請求項3】上記外歯に形成された上記段差部の境界部
    に凹溝が環設されていることを特徴とする請求項1或い
    は2記載の歯車変速機のギヤ抜け防止装置。
JP2000074478A 2000-03-16 2000-03-16 歯車変速機のギヤ抜け防止装置 Pending JP2001263367A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019138337A (ja) * 2018-02-07 2019-08-22 トヨタ自動車株式会社 車両用動力伝達装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019138337A (ja) * 2018-02-07 2019-08-22 トヨタ自動車株式会社 車両用動力伝達装置

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