JP2004125030A - 変速機 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

【課題】変速機の動力伝達効率を向上させ、耐久性を向上させる。
【解決手段】この変速機は回転軸に固定される固定歯車と回転軸に回転自在となる浮動歯車31とからなる複数の変速歯車列を切り換える変速機である。浮動歯車31を備える回転軸には、浮動歯車31に噛み合い回転軸と浮動歯車31とを連結および連結解除するスリーブ41bを設ける。スリーブ41bと浮動歯車31とを同期回転させるシンクロナイザーリング50には、内周面50aに潤滑油を収容する螺旋溝57を形成する。この螺旋溝57はシンクロナイザーリング50の浮動歯車31に対する相対回転Vr1によって潤滑油を浮動歯車31に向けて押し出す方向に傾斜される。よって、シンクロナイザーリング50と浮動歯車31との相対回転により螺旋溝57から潤滑油は押し出され、シンクロナイザーリング50は浮動歯車31より引き離されて摺動抵抗が軽減される。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は変速機に関し、特に複数の変速歯車列のうち動力を伝達する変速歯車列を切り換える変速機に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
手動変速機や平行軸式の自動変速機は、エンジン動力がクラッチを介して入力されるとともに複数の駆動歯車が設けられた入力回転軸と、それぞれの駆動歯車と常時噛合って変速歯車列を形成する複数の従動歯車が設けられた出力回転軸とを有している。変速歯車列を形成する駆動歯車と従動歯車とのいずれか一方は、回転軸に対して回転自在に設けられる浮動歯車となっており、動力伝達を行う際には浮動歯車と回転軸とが噛み合いクラッチによって連結される。運転者がシフトレバーを操作すると、噛み合いクラッチが作動して複数の変速歯車列のいずれかが動力伝達状態に切り換えられ、運転者の操作に応じたギヤ比が選択されることになる。
【0003】
複数の変速歯車列はそれぞれ異なったギヤ比に形成されるため、円滑に変速歯車列を動力伝達状態に切り換える際には、浮動歯車と回転軸との回転速度を合わせる必要がある。そこで、噛み合いクラッチにはシンクロメッシュ機構などの同期機構が設けられ、浮動歯車と回転軸との同期が図られている。同期機構にはキー式、ピン式、サーボ式など各種の型式があるが、いずれも浮動歯車と回転軸とを噛み合わせる前に、回転軸側のシンクロナイザーリングを浮動歯車に接触させることで摩擦トルクを発生させ、この摩擦トルクを用いて浮動歯車と回転軸とを同期回転させるものである。
【0004】
浮動歯車には軸方向に延びるテーパ状のコーン部が形成され、シンクロナイザーリングの内周面にはコーン部に嵌合するように摩擦面が形成されており、このコーン部と摩擦面とを接触させることで摩擦トルクを発生させている。しかしながら、変速機内には潤滑油が収容されるため、コーン部と摩擦面との間に介在する潤滑油が摩擦トルクを減少させ、同期作用に影響を与えることになる。そこで、シンクロナイザーリングの摩擦面に溝を形成することによってコーン部と摩擦面との間に介在する油膜を切り、摩擦トルクを早急に高める様にしたシンクロナイザーリングも多く用いられている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録第2577261号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
浮動歯車と回転軸とが切り離された状態では、浮動歯車と、回転軸と共に回転するシンクロナイザーリングとは、回転速度差を持って互いに回転運動を行っている。浮動歯車の回転速度はその浮動歯車が形成する変速歯車列のギヤ比に応じて定められる一方、シンクロナイザーリングの回転速度は動力伝達状態となる変速歯車列のギヤ比に応じて定められる。
【0007】
このような回転速度差を持ってシンクロナイザーリングと浮動歯車とは摺接するため、シンクロナイザーリングと浮動歯車との間には摺動抵抗が発生することとなり、この摺動抵抗は変速機の動力伝達効率を低下させる要因となる。また、摺接することによりシンクロナイザーリングやコーン部に摩耗が発生し、変速機の耐久性が低下するおそれもあった。特に、低速段や高速段の変速歯車列においては、浮動歯車とシンクロナイザーリングとの回転速度差が大きく現れるため、摺動抵抗の増加が問題となっていた。
【0008】
本発明の目的は、変速機の摺動抵抗を軽減して動力伝達効率を向上することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、変速機の摺動抵抗を軽減して耐久性を向上することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の変速機は、エンジンに連結される入力回転軸と、駆動輪に連結され前記入力回転軸に平行な出力回転軸との間に設けられ、回転軸に固定される固定歯車と回転軸に回転自在に設けられて前記固定歯車に噛み合う浮動歯車とにより形成される変速歯車列を複数対備えた変速機であって、前記浮動歯車を備える回転軸に設けられ、前記浮動歯車に噛み合って前記回転軸と前記浮動歯車とを連結する動力伝達状態および連結を解除する切断状態に切り換えるスリーブと、前記浮動歯車に一体に形成されたテーパ部に嵌合されるとともに内周面に潤滑油を収容する螺旋溝が形成され、前記スリーブと前記浮動歯車とを同期回転させるシンクロナイザーリングとを有し、前記シンクロナイザーリングの前記浮動歯車に対する相対回転によって前記潤滑油を前記浮動歯車に向けて押し出す方向に前記螺旋溝を傾斜させたことを特徴とする。
【0011】
これにより、シンクロナイザーリングがスリーブと浮動歯車とを同期回転させないスリーブの切断状態にあっては、シンクロナイザーリングと浮動歯車との相対回転によって螺旋溝から潤滑油が押し出され、これによる反力がシンクロナイザーリングに加えられる。よって、シンクロナイザーリングは浮動歯車より引き離され、シンクロナイザーリングと浮動歯車との間における摺動抵抗を軽減することができる。従って、変速機の動力伝達効率を向上させることができ、変速機の摩耗を防止して耐久性を向上させることができる。
【0012】
本発明の変速機は、前記変速歯車列のうち最低速変速歯車列の前記浮動歯車に嵌合する低速側シンクロナイザーリングと、最高速変速歯車列の前記浮動歯車に嵌合する高速側シンクロナイザーリングとのそれぞれに前記螺旋溝を形成することを特徴とする。これにより、螺旋溝が潤滑油を押し出すことによってシンクロナイザーリングが受ける反力を、常に浮動歯車から離れる方向に作用させることができ、常に摺動抵抗を軽減することができる。
【0013】
本発明の変速機は、2つの前記浮動歯車の間に前記スリーブを配置して前記浮動歯車のいずれか一方と前記スリーブとを選択的に同期回転させる際には、前記浮動歯車に嵌合する前記シンクロナイザーリングのそれぞれに形成される前記螺旋溝をそれぞれ逆方向に傾斜させることを特徴とする。これにより、2つの浮動歯車に嵌合するシンクロナイザーリングのそれぞれに、螺旋溝による潤滑油の押しによって作用する反力を、共に浮動歯車から離れる方向に作用させることができ、摺動抵抗を軽減することができる。
【0014】
本発明の変速機は、前記螺旋溝を複数条に形成することを特徴とする。これにより、螺旋溝のリードを大きくすることができ、相対回転速度が低い場合であってもシンクロナイザーリングに浮動歯車から離れる方向に反力を与えることができるため摺動抵抗を軽減することができる。
【0015】
本発明の変速機は、前記シンクロナイザーリングの内周面に前記螺旋溝を軸方向に連通する連通溝を形成することを特徴とする。これにより、螺旋溝による潤滑油の押し出し力を調整することができ、シンクロナイザーリングに作用する反力を調整することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施の形態である変速機10を示すスケルトン図であり、図示する矢印は前進走行時における回転軸の回転方向を示す。図1に示すように、変速機10はエンジン11に連結される回転軸である入力回転軸12と、これと平行に設けられ駆動輪に連結される回転軸である出力回転軸13とを有している。出力回転軸13はセンタデファレンシャル装置14を介して前輪駆動軸15と後輪駆動軸16とに連結されており、前輪駆動軸15は図示しない前輪と連結され、後輪駆動軸16は図示しない後輪と連結される。このように、図示する変速機10は四輪駆動車に適用される手動変速機であり、車両に対して進行方向に搭載される縦置き式となっている。
【0018】
トランスミッションケース17内には、エンジン11のクランク軸18にクラッチ19を介して連結される入力回転軸12と、この入力回転軸12に対して平行となってこれよりも下方に配置される中空の出力回転軸13とがそれぞれ回転自在に組み込まれている。入力回転軸12には低速段側の第1速と第2速の固定歯車21,22が固定され、中高速段側の第3速〜第5速の浮動歯車23〜25が回転自在に設けられている。一方、出力回転軸13には固定歯車21,22にそれぞれ常時噛合って第1速と第2速の変速歯車列を形成する浮動歯車31,32が回転自在に設けられ、浮動歯車23〜25にそれぞれ常時噛合って第3速〜第5速の変速歯車列を形成する固定歯車33〜35が固定されている。
【0019】
出力回転軸13には変速歯車列のうち第1速と第2速のいずれかを動力伝達状態に切り換えるとともに、いずれにも動力を伝達しない切断状態に切り換えるための第1の噛み合いクラッチ41が設けられている。一方、入力回転軸12には第3速と第4速のいずれかを動力伝達状態に切り換えるとともに切断状態に切り換えるための第2の噛み合いクラッチ42と、第5速の変速歯車列を動力伝達状態と切断状態とに切り換えるための第3の噛み合いクラッチ43とが設けられている。
【0020】
それぞれの噛み合いクラッチ41〜43は同期噛み合いクラッチ、つまりシンクロメッシュ機構により形成されている。第1の噛み合いクラッチ41は、出力回転軸13に固定されるシンクロハブ41aとこれに軸方向に摺動自在に設けられるスリーブ41bとを有し、スリーブ41bは浮動歯車31,32に設けられたスプライン31a,32aに噛み合うようになっている。第2および第3の噛み合いクラッチ42,43はそれぞれ入力回転軸12に固定されるシンクロハブ42a,43aと、それぞれ軸方向に摺動自在に設けられるスリーブ42b,43bを有しており、それぞれ浮動歯車23〜25に設けられたスプライン23a〜25aに噛み合うようになっている。
【0021】
入力回転軸12には後退用の駆動歯車26が一体に設けられ、スリーブ41bには後退用の従動歯車36が取り付けられており、図示しないアイドラ軸に軸方向に摺動自在に設けられた図示しないアイドラ歯車を駆動歯車26と従動歯車36とに噛み合わせると、入力回転軸12の回転は逆転されて出力回転軸13に伝達される。アイドラ歯車の軸方向移動は図示しない作動機構により行われる。
【0022】
このように、運転者のシフトレバー操作により第1速〜第5速の変速段が設定された場合には、それぞれの噛み合いクラッチ31〜33が作動され、入力回転軸12に入力されたエンジン動力は変速段に応じた駆動力に変換されて出力回転軸13に伝達される。また、後退段に設定された場合には、入力回転軸12に入力されたエンジン動力がアイドラ歯車を介して回転方向を逆に変換されて出力回転軸13に伝達される。
【0023】
出力回転軸13の後方端部には差動歯車列44と多板クラッチ45とを備えるセンタデファレンシャル装置14が装着され、このセンタデファレンシャル装置14を介して前輪駆動軸15と後輪駆動軸16とが出力回転軸13に連結されている。センタデファレンシャル装置14は差動歯車列44と多板クラッチ45とを介して接続された駆動歯車46を有しており、この駆動歯車46に噛み合うように後輪駆動軸16に固定されて従動歯車47が設けられている。また、センタデファレンシャル装置14は差動歯車列44を介して前輪駆動軸15に連結されている。このセンタデファレンシャル装置14により旋回時やスリップ時に前輪と後輪に回転差が発生した場合には差動歯車列44の差動回転により回転差が吸収される。
【0024】
センタデファレンシャル装置14を介して後輪に向けて分配されたエンジン動力は、後輪駆動軸16から図示しないリヤデファレンシャル装置を介して図示しない後輪に伝達される一方、図示しない前輪に向けて分配されたエンジン動力は、中空の出力回転軸13の内部に回転自在に組み込まれる前輪駆動軸15からフロントデファレンシャル装置48を介して前輪に伝達される。
【0025】
図2は噛み合いクラッチの分解斜視図であり、図3は噛み合いクラッチを形成するスリーブの切断状態から動力伝達状態にかけての作動状況を説明する説明図である。図3(A)はスリーブの切断状態を示し、(B)は切断状態から動力伝達状態に作動する際の過程状態を示し、(C)は動力伝達状態を示す。なお、図2および図3に示す噛み合いクラッチとしては、第1速の浮動歯車31と出力回転軸13とを動力伝達状態および切断状態に切り換える第1の噛み合いクラッチ41を示しており、スリーブ41bに設けられる後退用の従動歯車36や、第2速を形成する浮動歯車32は省略している。また、第1の噛み合いクラッチ41を図示するが、第2および第3の噛み合いクラッチ42,43も同様の構造を有しており、同様の同期過程を経てスリーブ42b,43bを動力伝達状態に作動させている。
【0026】
図2に示すように、第1の噛み合いクラッチ41は出力回転軸13に固定されるシンクロハブ41aと、シンクロハブ41aの径方向外方に軸方向に摺動自在となって設けられるスリーブ41bとを有している。また、出力回転軸13に回転自在に設けられる浮動歯車31の一端面には複数の歯31bを備えるスプライン31aが形成され、さらにスプライン31aから軸方向に延びてテーパ状のコーン部49が形成されている。浮動歯車31とシンクロハブ41aとの間にはシンクロナイザーリング50が設けられており、その内周面にはコーン部49と対面するように摩擦面50aが形成されている。シンクロナイザーリング50の浮動歯車31側の端部には放射方向に複数の歯50bが形成され、シンクロハブ41a側の端部には複数のキー溝50cが形成されている。
【0027】
図2および図3に示すように、シンクロハブ41aの外周部にはシンクロナイザーリング50のキー溝50cに入り込む複数のキー51が所定の範囲内で軸方向に移動自在に装着されており、これらのキー51は図示しないスプリングによりスリーブ41bの内周面に向けて押し付けられている。また、キー51の表面にはスリーブ内周面の凹部52に入り込む凸部53が形成されており、スリーブ41bとキー51とは所定の推力まで一体となって軸方向に移動するようになっている。さらに、スリーブ41bの内周面には複数の歯54が形成されており、この歯54がスプライン31aの歯31bに噛み合ってスリーブ41bから浮動歯車31に動力を伝達する。なお、スリーブ41bの外周面には溝55が形成されており、この溝55には運転者のシフト操作に連動して軸方向に作動する図示しないシフトフォークが装着される。
【0028】
図3(A)に示すように、スリーブ41bの切断状態においてはキー溝50cにキー51が入り込んでおり、シンクロナイザーリング50とスリーブ41bとはシンクロハブ41aを介して出力回転軸13と一体に回転運動を行う状態となっている。また、浮動歯車31は固定歯車21と常時噛み合っているため、第1速を形成する変速歯車列のギヤ比に応じた回転速度で回転運動を行うようになっている。たとえば、いずれの噛み合いクラッチ41〜43も噛み合っていない停車の中立状態から、スリーブ41bを浮動歯車31に噛み合わせて動力伝達を行う第1速に変速操作を行う場合を考えると、浮動歯車31には入力回転軸12からの回転が固定歯車21を介して伝達されるため、浮動歯車31は所定の回転速度Vaで回転運動を行う。一方、停車の中立状態であるため出力回転軸13は回転運動を行っておらず、出力回転軸13と一体となって回転するシンクロナイザーリング50とスリーブ41bとは停止状態となる。
【0029】
次いで、図3(B)に示すように、運転者のシフトレバー操作によりスリーブ41bが浮動歯車31に向けて軸方向に押し付けられると、スリーブ41bはキー51を伴って軸方向に移動する。このキー51はシンクロナイザーリング50の摩擦面50aを浮動歯車31のコーン部49に接触するまで移動される。このとき、シンクロナイザーリング50と浮動歯車31との間には相対回転があるため、シンクロナイザーリング50はキー溝50cの隙間分だけ回転して、スリーブ41b側の歯54とシンクロナイザーリング50側の歯50bとの切り欠き面が対面する位置に位置決めされる。
【0030】
さらにスリーブ41bが軸方向に移動すると、スリーブ41bとキー51とは切り離され、スリーブ41bのみがシンクロナイザーリング50に向けて移動する。そして、スリーブ41bとシンクロナイザーリング50が切り欠き面を介して当接することにより、コーン部49に対してシンクロナイザーリング50の摩擦面50aが押し付けられる。この押し付け動作によりコーン部49と摩擦面50aとの間には摩擦トルクが発生し、浮動歯車31の動力がシンクロナイザーリング50およびスリーブ41bを介して出力回転軸13に伝達され始める。しかし、停車状態ではスリーブ41bの回転速度Vbは0であり、動力伝達に伴って浮動歯車31の回転は徐々に下げられる同期作動が開始される。
【0031】
続いて、図3(C)に示すように、浮動歯車31の回転速度Vaとスリーブ41bの回転速度Vbとが等しくなるまで(この場合は停止)同期作動が行われると、スリーブ41bがさらに移動することによってシンクロナイザーリング50の歯50bを押し分け、浮動歯車31のスプライン31aに設けられる歯31bにスリーブ41bの歯54が噛み合って変速動作は完了する。
【0032】
このように、シンクロナイザーリング50から生ずる摩擦トルクによって、浮動歯車31とスリーブ41bとを同期回転させることができ、円滑な変速動作を可能としている。しかしながら、スリーブ41bが図3(A)に示す切断状態となっている時には、浮動歯車31とシンクロナイザーリング50との間に生ずる回転速度差によって摺動抵抗が発生しうる状態となっている。
【0033】
図4は動力伝達状態に切り換えられる各変速歯車列に応じて、各浮動歯車23〜25,31,32の回転数と回転軸12,13の回転数との関係を示す表である。Niは入力回転軸12の回転数を示し、i1〜i5は第1速〜第5速の変速歯車列のギヤ比を示している。なお、ギヤ比についてはi1>i2>i3>i4>i5の関係を有している。第1速および第2速の浮動歯車31,32に対応する回転軸の回転数としては出力回転軸13の回転数が示され、第3速〜第5速の浮動歯車23〜25に対応する回転軸の回転数としては入力回転軸12の回転数が示されている。つまり、回転軸の回転数の欄には、各変速歯車列の浮動歯車23〜25,31,32が回転自在に設けられた回転軸の回転数が示されている。
【0034】
図4に示すように、斜線で示す欄では、該当する浮動歯車23〜25,31,32と回転軸12,13とがスリーブ41b〜43bを介して噛み合っているため、歯車の回転数と回転軸の回転数とは等しくなっている。また、太線枠で示す欄では、歯車の回転数が回転軸の回転数よりも大きくなっており、これら以外の細線枠で示す欄では、歯車の回転数が回転軸の回転数よりも小さくなっている。
【0035】
従って、最低速変速歯車列を形成する第1速の浮動歯車31が切断状態となる時には、浮動歯車31は常に出力回転軸13よりも回転速度が遅くなる。つまり、浮動歯車31のコーン部49がシンクロナイザーリング50よりも遅く回転している。同様に、最高速変速歯車列を形成する第5速の浮動歯車25が切断状態となる時には、浮動歯車25は常に入力回転軸12よりも回転速度が遅くなり、浮動歯車25のコーン部49がシンクロナイザーリングよりも遅く回転する状態となる。
【0036】
図5は第1速の浮動歯車31と低速側シンクロナイザーリングであるシンクロナイザーリング50との回転関係を示す説明図であり、平面図と、平面図のA−A線に沿う断面図と、シンクロナイザーリング50の拡大図とを示している。また、図6は第5速の浮動歯車25と高速側シンクロナイザーリングであるシンクロナイザーリング56との回転関係を示す説明図であり、平面図と、平面図のA−A線に沿う断面図と、シンクロナイザーリング56の拡大図とを示している。
【0037】
まず、図5に示すように、浮動歯車31の切断状態においては、浮動歯車31は回転速度Vg1で回転するのに対して、シンクロナイザーリング50は浮動歯車31よりも速い回転速度Vs1で回転する。このため、シンクロナイザーリング50は浮動歯車31に対して相対速度Vr1で矢印方向に回転することになる。
【0038】
ここで、図5に示すように、シンクロナイザーリング50の摩擦面50aには潤滑油を収容する螺旋溝つまりネジ溝57が形成されており、このネジ溝57は左回りで浮動歯車31方向に進む左ネジ溝となっている。シンクロナイザーリング50側から浮動歯車31を見たときには、シンクロナイザーリング50は図示するように右回りに浮動歯車31に対して相対回転するため、摩擦面50aの左ネジ溝57が浮動歯車31に向けて潤滑油を圧送する。このように、シンクロナイザーリング50に形成される左ネジ溝57のポンプ作用によって、シンクロナイザーリング50は潤滑油の圧送方向とは逆方向に反力を受けるため、コーン部49からシンクロナイザーリング50の摩擦面50aは離され、コーン部49と摩擦面50aとの接触による摺動抵抗は軽減される。
【0039】
また、図6に示すように、浮動歯車25の切断状態においては、浮動歯車25は回転速度Vg5で回転するのに対して、シンクロナイザーリング56は浮動歯車25よりも速い回転速度Vs5で回転する。このため、シンクロナイザーリング56は浮動歯車25に対して相対速度Vr5で矢印方向に回転することになる。
【0040】
ここで、シンクロナイザーリング56の摩擦面56aには潤滑油を収容する螺旋溝つまりネジ溝58が形成されており、このネジ溝58は右回りで浮動歯車25方向に進む右ネジ溝となっている。シンクロナイザーリング56側から浮動歯車25を見たときには、シンクロナイザーリング56は図示するように左回りに浮動歯車25に対して相対回転するため、摩擦面56aの右ネジ溝58が浮動歯車25に向けて潤滑油を圧送する。このように、シンクロナイザーリング56に形成される右ネジ溝58のポンプ作用によって、シンクロナイザーリング56は潤滑油の圧送方向とは逆方向に反力を受けるため、コーン部59からシンクロナイザーリング56の摩擦面56aは離され、コーン部59と摩擦面56aとの接触による摺動抵抗は軽減される。
【0041】
このように、第1速および第5速の浮動歯車31,25に嵌合して同期回転のための摩擦トルクを発生するシンクロナイザーリング50,56には、切断状態において生じる浮動歯車31,25に対する相対回転によって、潤滑油を浮動歯車31,25に向けて押し出す方向に傾斜されたネジ溝57,58が形成されている。このため、ネジ溝57,58のポンプ作用によりシンクロナイザーリング50,56は反力を受け、浮動歯車31,25とシンクロナイザーリング50,56との間に生ずる摺動抵抗を軽減することができ、変速機10の動力伝達効率を向上させ、変速機10の耐久性を向上させることができる。
【0042】
なお、図示する変速機10においては、第1の噛み合いクラッチ41が出力回転軸13に設けられ、かつ第1の噛み合いクラッチ41が浮動歯車31の車両後方側に設けられているため、ネジ溝57は左ネジ溝に形成されているが、第1の噛み合いクラッチ41が入力回転軸12に設けられたときや、第1の噛み合いクラッチ41が浮動歯車31の車両前方側に設けられたときにはネジ溝57が右ネジ溝に形成される。また、図1に示す入力回転軸12の回転方向が逆向きとなる場合にも右ネジ溝に形成することは言うまでもない。つまり、ネジ溝57,58の傾斜方向は、浮動歯車31,25に対するシンクロナイザーリング50,56の相対回転方向によって定められるものである。
【0043】
また、図4に示すように、第2速の浮動歯車32については、第1速の変速歯車列が動力伝達状態に切り換えられたときには、浮動歯車32がシンクロナイザーリングより速く回転する一方、第3速〜第5速の変速歯車列が動力伝達状態に切り換えられたときには、浮動歯車32がシンクロナイザーリングより遅く回転する。つまり、第1速に切り換えられた際の浮動歯車32に対する相対回転方向はシンクロナイザーリング側から見て右回りとなり、第3速〜第5速に切り換えられた際の相対回転方向は左回りと第1速に対して逆向きとなる。この場合には、使用頻度の高い第3速〜第5速における効果を考慮して、浮動歯車32を同期回転させるシンクロナイザーリングのネジ溝は右ネジ溝に形成される。
【0044】
このように、スリーブ41bの軸方向移動により、第1速と第2速との浮動歯車31,32のそれぞれに嵌合する2つのシンクロナイザーリングには、それぞれ逆方向に傾斜されるネジ溝が形成されることになる。
【0045】
第3速の浮動歯車23については、第1速および第2速に切り換えられたときには、浮動歯車23がシンクロナイザーリングより遅く回転する一方、第4速および第5速に切り換えられたときには、浮動歯車32がシンクロナイザーリングより速く回転する。つまり、第1速および第2速に切り換えられた際の浮動歯車23に対する相対回転方向はシンクロナイザーリング側から見て左回りとなる一方、第4速および第5速に切り換えられた際の相対回転方向は右回りとなり第1速および第2速に切り換えられた際の相対回転方向に対して逆向きとなる。この場合には、使用頻度の高い第4速および第5速における効果を考慮して、浮動歯車23を同期回転させるシンクロナイザーリングのネジ溝は左ネジ溝に形成される。
【0046】
第4速の浮動歯車24については、第1速〜第3速に切り換えられたときには、浮動歯車24がシンクロナイザーリングより遅く回転する一方、第5速に切り換えられたときには、浮動歯車24がシンクロナイザーリングより速く回転する。つまり、第1速〜第3速に切り換えられた際の浮動歯車24に対する相対回転方向はシンクロナイザーリング側から見て右回りとなる一方、第3速〜第5速に切り換えられた際の相対回転方向は左回りとなり第1速〜第3速に切り換えられた際の相対回転方向に対して逆向きとなる。この場合には、第5速に対して使用頻度の高い第1速〜第3速における効果を考慮して、浮動歯車24を同期回転させるシンクロナイザーリングのネジ溝は左ネジ溝に形成される。
【0047】
図7は本発明の他の実施の形態における変速機のシンクロナイザーリング60を示す断面図である。図7に示すように、シンクロナイザーリング60の摩擦面60aに形成する螺旋溝として2条ネジ溝61を形成しても良い。2条ネジ溝61に形成すると、ネジ溝のリードを大きく採ることができ、シンクロナイザーリング60と浮動歯車との相対回転速度差が小さな場合であってもネジ溝によるポンプ作用を増大させることができる。これにより、シンクロナイザーリング60に対して充分な反力を与えることができ、コーン部と摩擦面60aとの間における摺動抵抗を軽減することができる。なお、2条ネジ溝61に限定されることなく、変速歯車列のギヤ比等に応じて3条以上のネジ溝に形成しても良いことは言うまでもない。
【0048】
また、シンクロナイザーリング50,56,60の摩擦面50a,56a,60aに、軸方向に隣接するネジ溝57,58,61を連通する連通溝を形成しても良い。これにより、連通溝を潤滑油が流れてネジ溝57,58,61によるポンプ作用が若干低下するが、第2速〜第4速のように走行時の変速段によってシンクロナイザーリングの浮動歯車32,23,24に対する相対回転方向が異なる変速歯車列に適用すれば、ネジ溝の傾斜方向と相対回転方向とが同一となる変速段により走行を行うことでポンプ作用による反力が浮動歯車に向かって発生する場合であっても、これによる影響を緩和することができる。
【0049】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、本発明の変速機は前進5段の手動変速機のみならず、前進2段以上の変速段を有する手動変速機であれば適用することができる。また、図示する変速機10は四輪駆動車用であるが、後輪駆動車用または前輪駆動車用の変速機に適用しても良い。
【0050】
また、変速機としては手動変速機のみならず、平行軸式の自動変速機などシンクロナイザーリングによる同期機構を有する変速機に適用することができる。さらに、噛み合いクラッチ41〜43に設けられる同期機構としては、キー式を図示しているが、ピン式やサーボ式などの同期機構であっても良い。
【0051】
さらに、第1の噛み合いクラッチ41は出力側回転軸13に設けられ、第2および第3の噛み合いクラッチ42,43は入力側回転軸12に設けられているが、第1の噛み合いクラッチ41を入力側回転軸12に設け、第2および第3の噛み合いクラッチ42,43を出力側回転軸13に設けても良く、全ての噛み合いクラッチ41〜43を入力側回転軸12または出力側回転軸13に設けても良い。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、シンクロナイザーリングがスリーブと浮動歯車とを同期回転させないスリーブの切断状態にあっては、シンクロナイザーリングと浮動歯車との相対回転によって螺旋溝から潤滑油が押し出され、これによる反力がシンクロナイザーリングに加えられる。よって、シンクロナイザーリングは浮動歯車より引き離され、シンクロナイザーリングと浮動歯車との間における摺動抵抗を軽減することができる。従って、変速機の動力伝達効率を向上させることができ、変速機の摩耗を防止して耐久性を向上させることができる。
【0053】
本発明によれば、最低速変速歯車列と最高速変速歯車列との浮動歯車に嵌合するシンクロナイザーリングに螺旋溝を形成することにより、螺旋溝が潤滑油を押し出すことによってシンクロナイザーリングが受ける反力を、常に浮動歯車から離れる方向に作用させることができ、常に摺動抵抗を軽減することができる。
【0054】
本発明によれば、2つの浮動歯車にそれぞれ嵌合するシンクロナイザーリングの螺旋溝をそれぞれ逆方向に傾斜させることにより、螺旋溝による潤滑油の押しによって作用する反力を、シンクロナイザーリングのそれぞれに浮動歯車から離れる方向に作用させることができ、摺動抵抗を軽減することができる。
【0055】
本発明によれば、螺旋溝を複数条に形成することにより、螺旋溝のリードを大きくすることができ、相対回転速度が低い場合であってもシンクロナイザーリングに浮動歯車から離れる方向に反力を与えることができるため摺動抵抗を軽減することができる。
【0056】
本発明によれば、螺旋溝を軸方向に連通する連通溝を形成することにより、螺旋溝による潤滑油の押し出し力を調整することができ、シンクロナイザーリングに作用する反力を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である変速機として四輪駆動車用の手動変速機を示すスケルトン図である。
【図2】図1の噛み合いクラッチを示す分解斜視図である。
【図3】図1のスリーブの切断状態から動力伝達状態にかけての作動状況を説明する説明図である。(A)はスリーブの切断状態を示し、(B)は切断状態から動力伝達状態に作動する際の過程状態を示し、(C)は動力伝達状態を示す。
【図4】動力伝達状態に切り換えられる各変速歯車列に応じて、各浮動歯車の回転数と回転軸の回転数との関係を示す表である。
【図5】第1速の浮動歯車とシンクロナイザーリングとの回転関係を示す説明図である。
【図6】第5速の浮動歯車とシンクロナイザーリングとの回転関係を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施の形態である変速機のシンクロナイザーリングを示す断面図である。
【符号の説明】
10  変速機
11  エンジン
12  入力回転軸(回転軸)
13  出力回転軸(回転軸)
21,22  固定歯車
23〜25  浮動歯車
31,32  浮動歯車
33〜35  固定歯車
41b スリーブ
42b スリーブ
43b スリーブ
49  コーン部
50  シンクロナイザーリング(低速側シンクロナイザーリング)
50a 摩擦面(内周面)
56  シンクロナイザーリング(高速側シンクロナイザーリング)
56a 摩擦面(内周面)
57  ネジ溝(螺旋溝)
58  ネジ溝(螺旋溝)
59  コーン部
60  シンクロナイザーリング
60a 摩擦面(内周面)
61  2条ネジ溝(螺旋溝)

Claims (5)

  1. エンジンに連結される入力回転軸と、駆動輪に連結され前記入力回転軸に平行な出力回転軸との間に設けられ、回転軸に固定される固定歯車と回転軸に回転自在に設けられて前記固定歯車に噛み合う浮動歯車とにより形成される変速歯車列を複数対備えた変速機であって、
    前記浮動歯車を備える回転軸に設けられ、前記浮動歯車に噛み合って前記回転軸と前記浮動歯車とを連結する動力伝達状態および連結を解除する切断状態に切り換えるスリーブと、
    前記浮動歯車に一体に形成されたテーパ部に嵌合されるとともに内周面に潤滑油を収容する螺旋溝が形成され、前記スリーブと前記浮動歯車とを同期回転させるシンクロナイザーリングとを有し、
    前記シンクロナイザーリングの前記浮動歯車に対する相対回転によって前記潤滑油を前記浮動歯車に向けて押し出す方向に前記螺旋溝を傾斜させたことを特徴とする変速機。
  2. 請求項1記載の変速機において、前記変速歯車列のうち最低速変速歯車列の前記浮動歯車に嵌合する低速側シンクロナイザーリングと、最高速変速歯車列の前記浮動歯車に嵌合する高速側シンクロナイザーリングとのそれぞれに前記螺旋溝を形成することを特徴とする変速機。
  3. 請求項1または2記載の変速機において、2つの前記浮動歯車の間に前記スリーブを配置して前記浮動歯車のいずれか一方と前記スリーブとを選択的に同期回転させる際には、前記浮動歯車に嵌合する前記シンクロナイザーリングのそれぞれに形成される前記螺旋溝をそれぞれ逆方向に傾斜させることを特徴とする変速機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の変速機において、前記螺旋溝を複数条に形成することを特徴とする変速機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の変速機において、前記シンクロナイザーリングの内周面に前記螺旋溝を軸方向に連通する連通溝を形成することを特徴とする変速機。
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