JPH0544736A - 車両用油圧クラツチ - Google Patents

車両用油圧クラツチ

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Publication number
JPH0544736A
JPH0544736A JP3220996A JP22099691A JPH0544736A JP H0544736 A JPH0544736 A JP H0544736A JP 3220996 A JP3220996 A JP 3220996A JP 22099691 A JP22099691 A JP 22099691A JP H0544736 A JPH0544736 A JP H0544736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
hydraulic
orifice
variable orifice
vehicle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3220996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Oshiro
健史 大城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Publication of JPH0544736A publication Critical patent/JPH0544736A/ja
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧クラッチの圧力可変構造を簡単にする。 【構成】 油圧経路10の一端にクラッチ1のプッシュ
ロッド7と接続するスレーブシリンダ8を設け、他端に
マスタシリンダ11を設ける。油圧経路10の途中には
可変オリフィス15を設け、ニードルバルブ17をソレ
ノイド18により進退動させる。発進時に可変オリフィ
ス15を絞ると、半クラッチ状態でクラッチ1を接続さ
せることができ、スムーズかつ敏速な発進や加速を可能
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動2輪車等の車両
に用いられる油圧クラッチに係り、特に、油圧制御機構
付のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなものは公知であり、例えば特
開昭61−197826号及び特公昭58−49734
号公報記載のものがある。前者は油圧シリンダとクラッ
チとを連絡する油圧経路の途中にチェックバルブ、オリ
フィス及びソレノイドバルブを設け、3系統の油圧経路
を変速状態に応じて選択・組合わせることによりクラッ
チの接続速度を制御している。後者は無負荷起動後のク
ラッチ接続に際し、接続を低圧から高圧へ所定の時間を
かけて切換わるよう液圧制御するものである。このた
め、通過する液圧が異なる複数の油圧経路を設けて制御
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記各従来
例は、油圧経路を複数にし、かつそれぞれに複数のバル
ブ又はオリフィスを設けなければならないので、構造が
複雑になる。そこで本発明は、単一の油圧経路を用いて
このようなクラッチ接続制御を可能にすることにより、
構造を簡単にすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る車両用油圧クラッチは、油圧経路を単
一にするとともに、その経路中に可変オリフィスを設
け、所定条件のとき可変オリフィスを絞って半クラッチ
状操作可能としたことを特徴とする。
【0005】
【作用】油圧経路中に可変オリフィスを設けたので、オ
リフィス径を走行条件に応じて変化させると作動油の戻
り時間が変化し、クラッチの接続速度が調整可能にな
る。そこで、所定条件のとき可変オリフィスを絞れば、
クラッチが接続するとき半クラッチ状になる。しかも、
油圧経路を単一にすることが可能になる。
【0006】
【実施例】図1は自動2輪車用油圧クラッチに適用され
た一実施例の制御系統を示す図である。クラッチ1のク
ラッチアウタ2とクラッチインナ3とはクラッチ板4、
5を介して断続可能であり、各クラッチ板4、5は図示
省略のスプリングで押圧された加圧板6により互いに圧
接されたときクラッチオンとなる。加圧板6にはプッシ
ュロッド7の一端が当接し、他端はスレーブシリンダ8
のピストン9に当接している。スレーブシリンダ8は単
一の油圧経路10の一端に接続されている。
【0007】油圧経路10の他端にはマスタシリンダ1
1が接続され、そのピストン12はクラッチレバー13
の押圧突起14によりクラッチレバー13を握り方向へ
回動したとき、油圧発生方向へ移動される。その結果、
スレーブシリンダ8のピストン9へ油圧が伝達され、プ
ッシュロッド7を介して加圧板6をリフトすることによ
りクラッチ1がオフされる。油圧経路10内を作動油が
戻るとクラッチ1が接続され、その接続速度は作動油の
戻り時間に対応する。
【0008】油圧経路10の中間部には一つの可変オリ
フィス15が設けられる。可変オリフィス15は油圧経
路10の略直角に折れ曲がった屈曲部16に形成され、
油圧経路10内へ進退自在のニードルバルブ17によっ
てオリフィス径が調整可能になっている。ニードルバル
ブ17の進退動は油圧経路10の外部に設けられたソレ
ノイド18によって行われる。
【0009】ソレノイド18のオン・オフ作動はマイク
ロコンピュータからなる制御装置19によって制御され
る。すなわち、制御装置19は図示を省略した各種のセ
ンサから入力されるエンジン回転数Ne、車速V及びギ
ヤポジションPgの各信号をパラメータとして、予め設
定された条件に基づいて行われる。なお、以下の説明で
は便宜上ソレノイド18がオンのとき、ニードルバルブ
17がオリフィスを絞る方向へ進み、オフのとき、オリ
フィスを開く方向へ後退するものとする。但し、逆にも
できることは当然である。
【0010】制御条件の一例としては、車速Vとギヤポ
ジションPgから計算されるクラッチインナ3側の回転
数Niと、エンジン回転数Neから計算されるクラッチ
アウタ2側の回転数Noとを比較し、例えばNo>>N
iならば、ソレノイド18をオンしてニードルバルブ1
7を進めてオリフィスを絞る。また、No>Niなら
ば、ソレノイド18をオフしてオリフィスを広げる。こ
のソレノイド18の作動条件となる具体的な基準数値は
任意に設定可能である。
【0011】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
始動時において、クラッチレバー13を握り、押圧突起
14によりピストン12を押すと、マスタシリンダ11
に発生した油圧が油圧経路10を通ってスレーブシリン
ダ8のピストン9を押す。続いてピストン9がプッシュ
ロッド7を押すので、加圧板6をリフトさせてクラッチ
1をオフ状態にする。
【0012】このとき、ローギヤで発進前であれば、車
速V=0であるから、制御装置19はエンジン回転数N
eよりクラッチアウタ2の回転数No及びギヤポジショ
ン信号Pg(ローギヤ相当)と車速信号V(=0)から
クラッチインナ3の回転数Ni(=0)を計算し、両者
を比較すると、No>>Niとなり、ソレノイド18は
オンしてニードルバルブ17が前進し、オリフィスを絞
る。そこで、発進のためクラッチレバー13を放して
も、油圧経路10内の作動油の戻りは絞られた可変オリ
フィス15により流量を規制されて緩慢になり、加圧板
6の戻りが比較的ゆっくりになるので時間をかけてクラ
ッチ1が接続する。したがって、この間は半クラッチ状
態になり滑らかな発進が可能になる。
【0013】一方、発進後における通常走行中の変速操
作では、常にNo>Niの条件内であるよう設定してお
けば、この間のソレノイド18は常にオフして可変オリ
フィス15を全開させ、迅速にクラッチ1を断続できる
ので、敏速な加・減速操作が可能になる。ゆえに、本実
施例によれば、油圧経路10、可変オリフィス15及び
ソレノイド18がそれぞれ単一であってもクラッチ接続
時間を調整可能に油圧制御でき、かつバルブもニードル
バルブ17一つで済むので、構造が極めて簡潔になる。
しかも、可変オリフィス15による半クラッチ状態でク
ラッチ1の接続ができるので、発進時において特に有効
である。
【0014】図2に別実施例を示す。この実施例は可変
オリフィス15のニードルバルブ17に対する作動方法
を変更したものであり、ニードルバルブ17の一端側に
ラック歯20を設け、これと噛み合うピニオンギヤ21
をモーター22により回転させることにより、ニードル
バルブ17の先端を進退させるものである。他の構成は
前実施例と同様であるので、この部分についての記載を
省略するとともに、前実施例と同一の部分には同一符号
を用いるものとする。
【0015】モーター22はサーボモーター又はステッ
プモーターからなり、制御装置19により回転制御され
る。したがって、可変オリフィス15のオリフィス径を
単なるオン・オフ変化でなく、多段階に細く制御できる
から、よりスムーズかつ敏速なクラッチ操作を複雑な走
行条件に合致させて行うことが可能になる。また、制御
装置19の制御パラメータとしてエンジン回転数Ne並
びに前後輪回転数を用いることにより、ウィリー走行及
びホイルスピンを防止できる。
【0016】なお、可変オリフィス15の構造は上述の
各実施例に限定されず、公知の種々な構造を採用可能で
ある。また、開口度の制御も種々な方法が可能である。
図3にはこの制御方法の他の例を示してある。この図は
横軸に時間をとり、縦軸に上からオリフィス開口度、ク
ラッチ状態及び車速を順にとったものである。まず、発
進直前では、オリフィス開口度を50%とし、発進後所
定速度Aになると、オリフィス開口度は15%になり、
クラッチは半クラッチ状態を保持しつつも車体はさらに
加速する。続いて、クラッチアウタ側の回転数をNoと
クラッチインナ側の回転数Niとの差が所定値B以下に
なると、オリフィス開口度は100%(全開)になり、
速かにクラッチをオンさせる。このようにすると、スム
ーズな発進並びに敏速な加速が可能になる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、油圧経路中に可変オリ
フィスを設けたので、油圧経路を単一にできる。ゆえ
に、従来のように、複数の油圧経路及びバルブを設ける
必要がなく、構成を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の制御系統図
【図2】他の実施例の要部を示す図
【図3】オリフィス開口度の制御に関する別実施例のグ
ラフ
【符号の説明】
1 クラッチ 6 加圧板 7 プッシュロッド 8 スレーブシリンダ 10 油圧経路 11 マスタシリンダ 13 クラッチレバー 15 可変オリフィス 17 ニードルバルブ 18 ソレノイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧経路を介して供給又は停止される油
    圧で断続操作する車両用油圧クラッチにおいて、油圧経
    路を単一にするとともに、その経路中に可変オリフィス
    を設け、所定条件のとき可変オリフィスを絞って半クラ
    ッチ状操作可能としたことを特徴とする車両用油圧クラ
    ッチ。
JP3220996A 1991-08-06 1991-08-06 車両用油圧クラツチ Withdrawn JPH0544736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3220996A JPH0544736A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 車両用油圧クラツチ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3220996A JPH0544736A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 車両用油圧クラツチ

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JPH0544736A true JPH0544736A (ja) 1993-02-23

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ID=16759838

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JP3220996A Withdrawn JPH0544736A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 車両用油圧クラツチ

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JP (1) JPH0544736A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006170229A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両の変速制御装置、制御方法及び鞍乗型車両
WO2018221463A1 (ja) * 2017-05-31 2018-12-06 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

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Effective date: 19981112