JPH0544424B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0544424B2 JPH0544424B2 JP62181646A JP18164687A JPH0544424B2 JP H0544424 B2 JPH0544424 B2 JP H0544424B2 JP 62181646 A JP62181646 A JP 62181646A JP 18164687 A JP18164687 A JP 18164687A JP H0544424 B2 JPH0544424 B2 JP H0544424B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- firing
- fired
- zone
- tile
- warping
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 40
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 239000004927 clay Substances 0.000 claims description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
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- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 4
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- 235000019738 Limestone Nutrition 0.000 description 1
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Landscapes
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、内装用タイルを1回の焼成のみで製
造する、所謂一度焼きに適用される内装用タイル
の焼成方法であつて、焼成による反りが防止され
る内装用タイルの焼成方法に関する。
造する、所謂一度焼きに適用される内装用タイル
の焼成方法であつて、焼成による反りが防止され
る内装用タイルの焼成方法に関する。
[従来の技術]
従来より、内装用タイルは2回の焼成過程を経
る、所謂二度焼により製造されている。即ち、従
来の内装用タイルは坏土の成形及び乾燥の後、第
1回目の焼成(素焼き)を行ない、冷却後、この
素焼きタイルに釉掛けし、第2回目の焼成を行な
うことにより製造されている。
る、所謂二度焼により製造されている。即ち、従
来の内装用タイルは坏土の成形及び乾燥の後、第
1回目の焼成(素焼き)を行ない、冷却後、この
素焼きタイルに釉掛けし、第2回目の焼成を行な
うことにより製造されている。
このように二度焼きする理由の一つとして、一
度焼きの場合には反りが大きくなり、製品に要求
される平坦さを満足できなくなることが挙げられ
る。
度焼きの場合には反りが大きくなり、製品に要求
される平坦さを満足できなくなることが挙げられ
る。
即ち、坏土成形体(素地)に釉掛けした後、乾
燥し、次いでこれを焼成する場合、素地は焼結に
より収縮しようとするが、一方の表面にのみ釉が
掛かつているために素地の両面での収縮に差が生
じ、焼成の結果が得られるタイルに反りが発生し
てしまうのである。殊に、内装用タイルでは釉を
厚く掛けるので、素地両面の収縮差が大きくな
り、反りも大きくなり易い。これに対し、二度焼
きする場合においては、第1回目の焼成では釉が
掛かつていないから素地の収縮は両面ともほぼ同
等となり反りが発生しない。また、第2回目の焼
成においては、素地は素焼き品となつており、焼
結による収縮は殆どなく、また素地自体の剛性も
高くなつているので焼成による反りは殆ど発生し
ない。
燥し、次いでこれを焼成する場合、素地は焼結に
より収縮しようとするが、一方の表面にのみ釉が
掛かつているために素地の両面での収縮に差が生
じ、焼成の結果が得られるタイルに反りが発生し
てしまうのである。殊に、内装用タイルでは釉を
厚く掛けるので、素地両面の収縮差が大きくな
り、反りも大きくなり易い。これに対し、二度焼
きする場合においては、第1回目の焼成では釉が
掛かつていないから素地の収縮は両面ともほぼ同
等となり反りが発生しない。また、第2回目の焼
成においては、素地は素焼き品となつており、焼
結による収縮は殆どなく、また素地自体の剛性も
高くなつているので焼成による反りは殆ど発生し
ない。
[発明が解決しようとする問題点]
叙上の通り、従来の焼成方法による一度焼きで
は、反りの無い平坦な内装用タイルを製造するこ
とは甚だ困難であつた。
は、反りの無い平坦な内装用タイルを製造するこ
とは甚だ困難であつた。
[問題点を解決するための手段]
本発明の一度焼きによる内装用タイルの焼成方
法は、施釉された坏土成形体をローラーハースキ
ルンにより焼成して内装用タイルを一度焼きにて
製造する方法であつて、ローラーの上下両側にバ
ーナを設け、少なくとも焼成帯最高温度部におい
て、該焼成帯最高温度部における被焼成物の反り
を検知し、この反りを解消するように、該上側バ
ーナと下側バーナとの出力制御を行なうことによ
り、被焼成面を平坦に仕上げることを特徴とする
ものである。
法は、施釉された坏土成形体をローラーハースキ
ルンにより焼成して内装用タイルを一度焼きにて
製造する方法であつて、ローラーの上下両側にバ
ーナを設け、少なくとも焼成帯最高温度部におい
て、該焼成帯最高温度部における被焼成物の反り
を検知し、この反りを解消するように、該上側バ
ーナと下側バーナとの出力制御を行なうことによ
り、被焼成面を平坦に仕上げることを特徴とする
ものである。
[作用]
かかる本発明方法によれば、焼成時のタイルの
上下両面の収縮を調節でき、平坦なタイルが一度
焼きにて製造される。
上下両面の収縮を調節でき、平坦なタイルが一度
焼きにて製造される。
[実施例]
以下、図面を参照にして本発明について詳細に
説明する。
説明する。
第1図はローラーハースキルンの側面図、第2
図は第1図の2−2線に沿つて取つた断面図であ
る。このローラーハースキルン10は、被焼成物
を搬送するためのローラー12(ただし、第1図
では略)を各々軸心方向を搬送方向と直交させて
多数配列してある。そして、このローラー12を
駆動装置(図示略)にて駆動させ被焼成物を矢印
Aの如く入口側から出口側へ搬送し、その途中に
おいてバーナ14(第1図では略)にて加熱、焼
成する。バーナ14はローラー12の上下両側に
配置されており、バルブ16によりその火炎燃焼
出力を制御できるようになつている。ローラー1
2の上下両側には、適宜の間隔をおいて熱電対1
8が設置され、被焼成物の上下両側の温度を検出
し得るよう構成されている。
図は第1図の2−2線に沿つて取つた断面図であ
る。このローラーハースキルン10は、被焼成物
を搬送するためのローラー12(ただし、第1図
では略)を各々軸心方向を搬送方向と直交させて
多数配列してある。そして、このローラー12を
駆動装置(図示略)にて駆動させ被焼成物を矢印
Aの如く入口側から出口側へ搬送し、その途中に
おいてバーナ14(第1図では略)にて加熱、焼
成する。バーナ14はローラー12の上下両側に
配置されており、バルブ16によりその火炎燃焼
出力を制御できるようになつている。ローラー1
2の上下両側には、適宜の間隔をおいて熱電対1
8が設置され、被焼成物の上下両側の温度を検出
し得るよう構成されている。
前記バーナ14はローラーハースキルンの略中
央部の焼成帯と、それよりも入口側の焼成帯
とに設けられ、ローラーハースキルン10内は入
口側より、予熱帯、焼成帯、焼成帯及び冷却
帯となつている。冷却帯には冷却風を吹き込むた
めのダクト20が接続されている。符号22は排
ガスダクトを示す。
央部の焼成帯と、それよりも入口側の焼成帯
とに設けられ、ローラーハースキルン10内は入
口側より、予熱帯、焼成帯、焼成帯及び冷却
帯となつている。冷却帯には冷却風を吹き込むた
めのダクト20が接続されている。符号22は排
ガスダクトを示す。
被焼成物は、予熱帯において焼成帯から流れて
くるガスと熱交換して予熱され、焼成帯におい
て徐々に昇温され、焼成帯において最高焼成温
度に達した後、冷却帯にて冷却され、キルン10
の後端から取り出される。なお、通常の場合、タ
イルは複数個並列してキルン10内に送り込まれ
る。
くるガスと熱交換して予熱され、焼成帯におい
て徐々に昇温され、焼成帯において最高焼成温
度に達した後、冷却帯にて冷却され、キルン10
の後端から取り出される。なお、通常の場合、タ
イルは複数個並列してキルン10内に送り込まれ
る。
而して、本発明方法において、焼成帯におい
て、被焼成物たるタイルの反りを検知し、この反
りを解消するように、上下のバーナの出力制御を
行うことにより、当該タイルの反りを防止する。
具体的には、凹反りとなつてタイルの端部が反り
上がつている場合には下側のバーナ14(14
b)の出力を大きくしてタイルの下面側の焼結を
促進する。逆にタイルの中央部が持ち上がる凸反
りの場合には、上側のバーナ14(14a)の出
力を大きくし、タイルの上面の焼結を促進する。
て、被焼成物たるタイルの反りを検知し、この反
りを解消するように、上下のバーナの出力制御を
行うことにより、当該タイルの反りを防止する。
具体的には、凹反りとなつてタイルの端部が反り
上がつている場合には下側のバーナ14(14
b)の出力を大きくしてタイルの下面側の焼結を
促進する。逆にタイルの中央部が持ち上がる凸反
りの場合には、上側のバーナ14(14a)の出
力を大きくし、タイルの上面の焼結を促進する。
なお、上又は下のバーナ14a,14bの出力
を増大させる代わりに、下又は上のバーナの出力
を絞るようにしても良く、これらを同時に(例え
ば上側バーナ14aの出力増大と下側のバーナ1
4bの出力低減とを同時に)行なつても良い。
を増大させる代わりに、下又は上のバーナの出力
を絞るようにしても良く、これらを同時に(例え
ば上側バーナ14aの出力増大と下側のバーナ1
4bの出力低減とを同時に)行なつても良い。
このタイルの反りは、キルン10から取り出さ
れるタイルの焼き上がり具合を観察することによ
り検知することができ、従つて、バーナの出力制
御は、キルン10から取り出されるタイルの焼き
上がり具合のこの観察結果に基いてバルブ16の
開度調節を行なうのが確実でかつ簡便であるが、
例えば、焼成帯に工業用テレビカメラを設け、
この焼成帯におけるタイルの反り発生状況を観
察してバルブ16の開度調節を行なつても良い。
もちろん、反りの検出手段とバルブの開度調節手
段とを制御回路に連結して自動制御するようにし
ても良い。
れるタイルの焼き上がり具合を観察することによ
り検知することができ、従つて、バーナの出力制
御は、キルン10から取り出されるタイルの焼き
上がり具合のこの観察結果に基いてバルブ16の
開度調節を行なうのが確実でかつ簡便であるが、
例えば、焼成帯に工業用テレビカメラを設け、
この焼成帯におけるタイルの反り発生状況を観
察してバルブ16の開度調節を行なつても良い。
もちろん、反りの検出手段とバルブの開度調節手
段とを制御回路に連結して自動制御するようにし
ても良い。
以下、具体的な実施例について説明する。
ろう石45重量部、粘土40重量部、石灰石5重量
部及びシヤモツト5重量部をボールミルで粉砕、
混合し、水分を加え、350Kg/cm2で成形し、これ
を乾燥した。この成形体(素地)の大きさは10cm
×10cm×0.5cmである。
部及びシヤモツト5重量部をボールミルで粉砕、
混合し、水分を加え、350Kg/cm2で成形し、これ
を乾燥した。この成形体(素地)の大きさは10cm
×10cm×0.5cmである。
この成形体に釉掛けした後、乾燥し、次いで第
1,2図に示すローラーハースキルン10に送り
込み、走行速度1.0m/分、焼成帯最高温度1190
℃にて焼成した。この際、キルン10から取り出
される焼成されたタイルの反り状況を観察しなが
らバーナ14a,14bの出力制御を行なうこと
により、反りによる不良品発生率を0.5%以下と
することができた。
1,2図に示すローラーハースキルン10に送り
込み、走行速度1.0m/分、焼成帯最高温度1190
℃にて焼成した。この際、キルン10から取り出
される焼成されたタイルの反り状況を観察しなが
らバーナ14a,14bの出力制御を行なうこと
により、反りによる不良品発生率を0.5%以下と
することができた。
これに対し、上下のバーナ14a,14bの出
力を一定にした場合、上記不良品発生率は50%で
あつた。
力を一定にした場合、上記不良品発生率は50%で
あつた。
[効果]
以上の実施例及び比較例からも明らかな通り、
本発明方法によれば、素焼きを行なうことのない
一度焼きにて反りのない平坦な内装用タイルを製
造することができる。本発明によれば内装用タイ
ルの焼成コスト等を大幅に低下させ、製造原価の
低廉化が実現される。
本発明方法によれば、素焼きを行なうことのない
一度焼きにて反りのない平坦な内装用タイルを製
造することができる。本発明によれば内装用タイ
ルの焼成コスト等を大幅に低下させ、製造原価の
低廉化が実現される。
第1図はローラーハースキルンの側面図、第2
図は同断面図である。 12……ローラー、14……バーナ、16……
バルブ、18……熱電対。
図は同断面図である。 12……ローラー、14……バーナ、16……
バルブ、18……熱電対。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 施釉された坏土成形体をローラーハースキル
ンにより焼成して内装用タイルを一度焼きにて製
造する方法であつて、 ローラーの上下両側にバーナを設け、少なくと
も焼成帯最高温度部において、該焼成帯最高温度
部における被焼成物の反りを検知し、この反りを
解消するように、該上側バーナと下側バーナとの
出力制御を行なうことにより、被焼成面を平坦に
仕上げることを特徴とする一度焼きによる内装用
タイルの焼成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62181646A JPS6424075A (en) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | Method for firing tile for interior finish |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62181646A JPS6424075A (en) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | Method for firing tile for interior finish |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6424075A JPS6424075A (en) | 1989-01-26 |
JPH0544424B2 true JPH0544424B2 (ja) | 1993-07-06 |
Family
ID=16104384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62181646A Granted JPS6424075A (en) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | Method for firing tile for interior finish |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6424075A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6745588B2 (ja) * | 2015-06-16 | 2020-08-26 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 焼成装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5462208A (en) * | 1977-10-07 | 1979-05-19 | Welko Ind Spa | Kiln |
JPS59115971A (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-04 | 日本碍子株式会社 | 窯業用炉 |
-
1987
- 1987-07-21 JP JP62181646A patent/JPS6424075A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5462208A (en) * | 1977-10-07 | 1979-05-19 | Welko Ind Spa | Kiln |
JPS59115971A (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-04 | 日本碍子株式会社 | 窯業用炉 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6424075A (en) | 1989-01-26 |
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