JPH0544306Y2 - - Google Patents

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JPH0544306Y2
JPH0544306Y2 JP7325787U JP7325787U JPH0544306Y2 JP H0544306 Y2 JPH0544306 Y2 JP H0544306Y2 JP 7325787 U JP7325787 U JP 7325787U JP 7325787 U JP7325787 U JP 7325787U JP H0544306 Y2 JPH0544306 Y2 JP H0544306Y2
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packaged
package
packaging
ears
seal
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は包装体に関し、更に詳しくは、被包
装物をピロー包装してなる包装体に、形態的な雅
趣性と視覚的な美しさとを帯有させ得るようにし
た新規な包装形態の提案に関するものである。
従来技術とその問題点 生菓子等の和菓子や洋菓子を密封包装する包装
形態には、極めて多岐に亘る提案がなされ、また
現在市場での実用化が図られている。殊に和菓子
の分野では、その和風感覚にマツチさせた工夫を
凝らした包装形態が多くみられる。例えば生菓
子、餅、求肥等の一口物を、服紗でくるんだ後に
ひめつた形態とする「ふくさひねり」、上等の和
紙で角折り包装した「奉書折り」その他「雅び折
り」等がそれである。
しかしこれらの特殊な形態に係る包装では、そ
れ専用に開発された特殊な機構を備えた装置を別
途必要とし、包装コストが嵩む難点がある。但
し、前述した如き凝つた形態の包装を必要としな
いならば、現在広く普及しているピロー包装形態
が推奨される。これは第10図および第11図に
示す如く、長手方向の両端縁部をセンターシール
10してなる筒状に形成した包装用ウエブ12に
被包装物14を収納し、この包装用ウエブ12を
前記被包装物14を挟む前後で横シール16,1
6および切断して得られる包装体である。この包
装体は実用性および経済性では優れるものの、殊
に和菓子の如く和風感覚を重んじる被包装物に関
しては、雅趣性および審美性の点に欠けるもので
ある。
なお前述のピロー包装体に関して、その外観形
態に若干の変化を与えたものとしては、例えば、
実開昭58−82377号に開示される包装体が存在す
る。これは包装体の両端突出シール部を、その端
面に沿つて折り曲げ接着するものであるが、その
目的とするところは、被包装物を包装フイルムに
タイトに包装すると共に突出シール部も折り曲
げ、全体のコンパクト化を図ることにあり、従つ
て雅趣感には程遠いものである。
考案の目的 本考案は、前述した問題点に鑑み、特殊な包装
機構を使用することなくして、雅趣性に富み、ま
た視覚的な美しさの得られる新規な包装形態を、
現在広く普及しているピロー包装機により低兼な
コストで製造可能とすることを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記問題点を克服し、所期の目的を達成するた
め本考案は、長手方向の端縁部にセンターシール
を施して筒状に成形した包装用ウエブの内部に和
菓子や洋菓子の被包装物を収納し、この包装用ウ
エブを前記被包装物を挟む前後の位置で横シール
および切断して得られる包装体であつて、 前記包装用ウエブの両横シール部により画成さ
れる収納空間の内面と前記被包装物の周囲とに形
成される間〓および両横シール部につながる耳部
の面積を、該収納空間に被包装物を収納し両耳部
を上方に折り曲げた際に、両耳部の横シール方向
の両端部を該被包装物の横シール部と交差する側
面にまで回り込ませるに充分な程度の余裕および
広さに設定し、 両横シール部に波形、山形、花弁状等の適宜の
切り込みを形成すると共に、前記両耳部を前記セ
ンターシールの存在する側と反対側の上方に向け
て折り曲げると共に、両耳部における横シール方
向の両端部を該被包装物の横シール部と交差する
側面にまで回り込ませて被包装物を包み込み、前
記両耳部を部分的に塗布した接着剤で包装体の上
部に接着して構成したことを特徴とする。
実施例 次に本考案に係る包装体につき、好適な実施例
を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明す
る。ここで該包装体に収納される被包装物14
は、具体的には和菓子や洋菓子を想定している。
なお第10図および第11図に既出の符号は、同
一部材に関してそのまま使用する。
第1図は、本考案を実施した一例に係る包装体
の仕上がり状態を概略的に示すものであつて、ピ
ロー包装形態をとりながらも、雅趣感が充分得ら
れている。すなわち第2図および第3図に示す如
く、通常市販のピロー包装機(図示せず)を使用
してピロー包装を行なうが、このとき包装用ウエ
ブ12(例えば熱溶着フイルムに疑似合成和紙を
ラミネートしたもの)の両横シール部16,16
により画成される収納空間の内面と、前記和菓子
や洋菓子の被包装物14の周囲とに形成される間
〓および両横シール部16,16につながる両耳
部E,Eの面積は、以下の如く充分な余裕および
広さに設定しておく。すなわち前記間〓および面
積は、前記収納空間に被包装物14を収納し両耳
部E,Eを上方に折り曲げた際に、両耳部E,E
の横シール方向の両端部を該被包装物14の横シ
ール部16,16と交差する側面にまで回り込ま
せるに充分な程度の余裕および広さに設定するも
のである。このとき横シール部16のシール面積
を大きく設定して、当該横シール部16をそのま
ま耳部Eの面積としてもよく、またシール面積自
体は小さくても、耳部Eが全体として或る程度の
余裕を有するようにしてもよい。
またピロー包装直後の包装体において、センタ
ーシール10の部分は、第3図ではいわゆる合掌
貼りになつているが、その他第4図aに示す如く
封筒貼りとしたり、第4図bの如く、合掌貼りを
基本として片方に折返す片折れとしたり、第4図
cの如く合掌貼りを基本として両外方に折返す両
折れとしてもよい。
次いで第5図および第6図に示す如く、両横シ
ール部16,16を、所要の手段によりセンター
シール10とは反対側(矢印方向。すなわち両耳
部E,Eを前記センターシール10の存在する側
と反対側の上方)に向けて折り曲げ、該シール部
16,16の包装体上部横面に指向する内面適所
に、例えばホツトメルト等の接着剤18をスポツ
ト付着させる。両横シール部16,16を、更に
第6図において矢印方向に折り曲げることによ
り、第1図および第7図に示すように、両横シー
ル部16,16は前記スポツト付着した接着剤1
8の部分において、包装体上部横面に接着され
る。すなわち包装体の側部に前記センターシール
10が露出すると共に、各横シール部16におけ
る両端部(センターシール10と平行な端部)が
被包装物14の横シール部16と交差する側面に
まで回り込んで接着される。しかるに被包装物1
4は両横シール部16,16により包み込まれ、
雅趣性に富む包装体が得られる。また横シール部
16,16は包装体に部分的に接着されるだけな
ので、あたかも敷紙を敷いた如き外観を呈し、高
級感を付与することができる。
なお、横シールを施すと同時に包装用ウエブを
横切断する際には、その端部に波形、山形、花弁
状その他適宜の切り込みが付されるようにして、
一層審美性を向上させ得るよう構成してある。
被包装物14自体の形状が、第8図に示す如く
細長いときは、包装体は全体として船形になり、
この場合も雅びやかな感覚の包装形態となる。ま
たシール部16,16の切断形状を、例えば第9
図に示すように花弁状とし、この花弁状切断端部
16aを夫々更に外方(矢印A方向)へ折返すこ
とにより、ひまわりの如く華やかな雅趣感を得る
ことができる。
考案の効果 以上説明した如く、本考案に係る包装体によれ
ば、通常のピロー包装を基調としながらも、僅か
な変更によつて、和菓子および洋菓子の何れにも
マツチした雅趣性と視覚的な美しさとを帯有した
新規な包装形態が低兼なコストで得られる。従つ
て商品価値自体を、その包装コストを上昇させる
ことなく向上させ得る。また包装体は、耳部が包
装体に部分的に接着されると共に、被包装体を包
み込むように位置するので、あたかも敷紙を敷い
た如き外観を呈し、高級感を付与することができ
る。
また前述した特殊な専用機による包装形態で
は、複雑な折り工程の連続であるために1個当り
の包装に時間を要し、高速での包装をなし得ない
が、本考案では、高速包装に定評のある既存のピ
ロー包装機を使用して包装した後に、所要の工程
を加えるだけのものであるから、高速包装が容易
に達成される利点がある。更に前述の如く、両耳
部をセンターシール側に折り曲げるよう構成し、
かつセンターシールの形状を、第4図cの如く両
折れタイプの合掌貼りにした場合は、前記両折れ
部が上に来ることになる。従つて包装を開くに当
り、この両折れ部を把持して拡開方向に引張れ
ば、容易に開封し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適実施例に係る包装体の概
略斜視図、第2図は第1図に示す包装体のピロー
包装直後の状態を示す斜視図、第3図は第2図の
−線断面図、第4図a〜cはセンターシール
の変形例の概略図、第5図は第2図に示す包装体
を両横シール部において折り込みかけた状態を示
す斜視図、第6図は第5図に示す包装体の側面
図、第7図は第1図に示す包装体の側面図、第8
図および第9図は本考案の別実施例に係る包装体
の斜視図、第10図は従来技術に係るピロー包装
体の斜視図、第11図は第10図に示す包装体の
−X線断面図である。 10……センターシール、12……包装用ウエ
ブ、14……被包装物、16……横シール、18
……接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 長手方向の端縁部にセンターシール10を施し
    て筒状に成形した包装用ウエブ12の内部に和菓
    子や洋菓子の被包装物14を収納し、この包装用
    ウエブ12を前記被包装物14を挟む前後の位置
    で横シール16および切断して得られる包装体で
    あつて、 前記包装用ウエブ12の両横シール部16,1
    6により画成される収納空間の内面と前記被包装
    物14の周囲とに形成される間〓および両横シー
    ル部16,16につながる耳部E,Eの面積を、
    該収納空間に被包装物14を収納し両耳部E,E
    を上方に折り曲げた際に、両耳部E,Eの横シー
    ル方向の両端部を該被包装物14の横シール部1
    6,16と交差する側面にまで回り込ませるに充
    分な程度の余裕および広さに設定し、 両横シール部16,16に波形、山形、花弁状
    等の適宜の切込みを形成すると共に、前記両耳部
    E,Eを前記センターシール10の存在する側と
    反対側の上方に向けて折り曲げると共に、両耳部
    E,Eにおける横シール方向の両端部を該被包装
    物14の横シール部16,16と交差する側面に
    まで回り込ませて被包装物14を包み込み、前記
    両耳部E,Eを部分的に塗布した接着剤18で包
    装体の上部に接着して構成した ことを特徴とする包装体。
JP7325787U 1987-05-16 1987-05-16 Expired - Lifetime JPH0544306Y2 (ja)

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JPS63183070U JPS63183070U (ja) 1988-11-25
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