JPH0543865U - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JPH0543865U
JPH0543865U JP094724U JP9472491U JPH0543865U JP H0543865 U JPH0543865 U JP H0543865U JP 094724 U JP094724 U JP 094724U JP 9472491 U JP9472491 U JP 9472491U JP H0543865 U JPH0543865 U JP H0543865U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合理的なバランサの配置により、高速で巻き
取り操作を行っても円滑に巻き取り操作を行えるスピニ
ングリールを構成する。 【構成】 ロータ4の一対のアーム部4A,4Aにアー
ムカム16、揺動アーム17を備え、アームカム16の
糸案内部18と、揺動アーム17とに亘ってベール3を
設けると共に、揺動アーム17の揺動軸芯に沿う方向視
において反ベールの側で、かつ、この揺動アーム17の
外部に突出する形状のバランサ19を、該揺動アーム1
7に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リール本体の前部に配置されたロータの一対のアーム部の一方に揺 動自在にアームカムを備え、他方に揺動自在に揺動アームを備えると共に、アー ムカムに形成した糸案内部と、揺動アームとの間に亘ってベールを設けて成るス ピニングリールに関し、詳しくは、ロータの回転バランスを向上させる技術に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スピニングリールは上記のように、構成されることにより、釣り糸巻 き取り時には、糸案内部(通常はラインローラ等と称する回転部材で構成されて いる)を介して釣り糸をスプールに導き巻き付けるよう構成され、又、従来から のスピニングリールでは、アームカム、及び、アームカムの糸案内部等の重量に よりロータの回転がアンバランスになるので、回転バランスを向上させるため、 ロータの回転軸芯に沿う方向視でこれらの重量を相殺するよう位置を設定して、 ロータの内部等にバランサを配置している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、前述のようにロータの内部等にバランサを配置したものについて考え るに、このようにバランサを配置したものでは、ロータの回転軸芯に沿う方向視 での重量の均衡が図られる反面、図7に示すように、ロータ4の回転軸芯Xに直 交する方向視で考察すると、アームカム16、ラインローラ18等を総合した重 心WP はロータ4を基準にして比較的前方に位置するため、これらの回転軌跡と バランサ25の重心WT の回転軌跡とに距離的なギャップがあり、この状態で回 転操作を行うと、これらの重心WP ,WT を結ぶ直線と回転軸芯Xとの交点を中 心とした偶力が作用する結果、高速で巻き取り操作した場合にはロータ4が大き く振動して釣り竿の先端まで振動させる等、円滑な巻き取り操作を行い難い面も ある。
【0004】 特に最近では、釣り糸の巻き取り時の負荷を軽減する目的からラインローラを 大径に構成する、あるいは、ベールをワンタッチで解放操作するための機構をア ームカムに設ける等、ロータの前部の偏った位置に、アームカム等の重心が現れ るものも多く、このような構造のものでは偶力の値も大きいため、前述と同様に 、円滑な巻き取り操作を行い難く改善の余地がある。
【0005】 本考案の目的は、合理的なバランサの配置により、高速で巻き取り操作を行っ ても円滑に巻き取り操作を行えるスピニングリールを構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は冒頭に記したように、ロータの一対のアーム部のアームカムと 、揺動アームとの間に亘ってベールを揺動開閉自在に備えて成るスピニングリー ルにおいて、 前記揺動アームの揺動軸芯に沿う方向視において反ベールの側で、かつ、この 揺動アームの外部に突出する形状のバランサを、該揺動アームに形成して成る点 にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】
【作用】
上記特徴を例えば図1乃至図3に示すように構成すると、揺動アーム17とバ ランサ19とを総合した重心WQ と、アームカム16の重心WP とが殆ど同一の 軌跡上に位置し、しかも、夫々の重心WQ ,WP が対向することから、夫々の重 心WQ ,WP のモーメントが釣り合う状態に達し、又、揺動アーム17とバラン サ19とを総合した重心WQ が回転軸芯Xを挟んでベール3と対向する側に位置 するので(この重心WQ の重量がベール3の重量を多少とも相殺するものとなる ので)、ロータ4の回転時にはアームカム16の重量に起因する偶力等を生ずる ことがない。
【0008】 尚、このバランス状態を軸芯Xを基準としたモーメントを表すと図1に示すよ うに、アームカム16等の重心WP の重量に起因するモーメントの値UP と、揺 動アーム17の総合された重心WQ の重量に起因するモーメントの値UQ とが均 衡することになる。 つまり、この考案では揺動アーム17に対してバランサ19を形成するので、 例えば、ロータ4に対してバランサを形成することと比較して、バランサがロー タ4からあまり突出した形態にならず、しかも、偶力の発生を抑制できるのであ る。
【0009】
【考案の効果】
従って、合理的なバランサの配置により、高速で巻き取り操作を行っても、釣 り竿まで振動させる等の不都合を生ずること無く、円滑に巻き取り操作を行える スピニングリールが構成されたのである。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図4に示すように、ハンドル1を備えたリール本体2の前部にベール3を備え たロータ4、釣り糸を巻き取るスプール5夫々を配置すると共に、リール本体2 の前部にハンドル1からの動力をロータ4に伝える筒状軸6、及び、スプール5 を支持するスプール軸7を配置してスピニングリールを構成する。
【0011】 図5及び図6に示すように、このリールでは前記ロータ4の内部に該ロータ4 の逆転(釣り糸繰り出し方向への回転)を阻止する一方向クラッチCを備え、こ の一方向クラッチCはロータ4の内周に形成した多数の歯部4Tと、この歯部4 Tと係脱する爪体8と、この爪体8の姿勢を制御するよう前記筒状軸6と一体回 転するスリーブ9に外嵌するバネ材10で操作されるカム体11とを備えて構成 され、爪体8の先端の軸部8Aには歯部4Tとの衝撃音を低減するO−リング1 2が備えられている。 尚、前記爪体8はリール本体2に立設された軸部2Aに樹脂製のブッシュ13 を介して支持されている。
【0012】 又、このリールでは、図4に示すように、リール本体2の後部にステンレス製 のガード材14が、その前端部14Aをリール本体2に係合させ、かつ、後面を ビス15の締め付ける状態で備えられ、この部位の摩滅を抑制するよう構成され ている。
【0013】 前記ロータ4には回転軸芯Xを挟んで対向する位置に一対のアーム部4A,4 Aが形成され、一方のアーム部4Aに軸芯Y周りで揺動自在にアームカム16を 取付け、他方のアーム部4Aに軸芯Y周りで揺動自在に揺動アーム17を取り付 け、アームカム16の側に備えた糸案内部としてのラインローラ18と、揺動ア ーム17との間に前記ベール3を取り付けて、このベール3を解放姿勢と巻き取 り姿勢とに切換自在に構成する。 又、このリールでは、アームカム16、ラインローラ18等の重量に起因する 重量バランスを相殺するようバランサを設けている。
【0014】 即ち、図1乃至図3に示すように、前記揺動アーム17は亜鉛ダイキャストに より重量物に形成されると共に、この揺動アーム17と一体的にバランサ19を 形成し、このバランサ19の位置を前記軸芯Yに沿う方向視で反ベールの側で、 しかも、揺動アーム17から外方に突出する形状に設定し、更に、このバランサ 19を軸芯Y方向で外方に変位するようギャップGを形成してある。 尚、このようにギャップGを形成することにより、ベール3の操作時に、この バランサ19とロータ4のアーム部4Aとの接触を回避するように構成されてい る。
【0015】 そして、ロータ4の回転時には、アームカム16等の重心WP が描く回転軌跡 上で、かつ、アームカム16の重心WP と対向する位置に、このバランサ19と 揺動アーム17との総合された重心WQ を設定位置し、又、アームカム16の重 心WP の重量を相殺するよう、この総合された重心WQ の重量を設定してあるこ とから、夫々の重心WP ,WQ のモーメントが釣り合う状態に達し、しかも、夫 々の重心WP ,WQ の重量に起因するモーメントを相殺するものとなり、ロータ 4の高速回転時にも振動を生ずることがなく円滑な巻き取り操作を行えるように なっている。
【0016】 尚、このリールでは、前記バランサ19でベール3の重量を多少は相殺できる ものの、完全に相殺できないため、このバランサ19以外にベール3の重量に起 因するアンバランスを解消する別のバランサも設けてあり、このバランサ系は、 軸芯Xに沿う方向視で巻き取り姿勢のベール3が位置する側のロータ4のリール 本体2に変位した位置の補助バランサ20の重心WS と、このベール3の重量に 起因する重心WR とを合成した合成重心WX に対し、前記軸芯Xを挟んで対向す る位置に、ロータ4の回転時に前記合成重心WX を相殺する重量の主バランサ2 1を配置して成っている。
【0017】 〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、バランサを19を揺動アーム17と別部 材で構成し、この揺動アーム17の外部に取り付けるよう構成して良く、又、バ ランサを位置調節自在に構成しても良い。
【0018】 又、実施例ではベールの重量に起因するアンバランスを解消する目的からバラ ンサ20,21を設けていたが、これに代えて、ロータ4に形成される一対のア ーム部4A,4A夫々を反ベールの側にオフセットさせてロータ4に配置するこ とにより、バランサを用いること無く、この一対のアーム部4A,4Aの重量と 、本考案のバランサ19の重量とに起因するモーメントとベール3の重量に起因 するモーメントとを釣り合わせるように実施できる。
【0019】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータのバランス状態を示す概略側面図
【図2】ロータの正面図
【図3】ロータの側面図
【図4】リールの一部切欠き側面図
【図5】一方向クラッチの正面図
【図6】爪体の支持構造の断面図
【図7】従来のバランス構造の側面図
【符号の説明】
2 リール本体 3 ベール 4 ロータ 4A アーム部 16 アームカム 17 揺動アーム 18 糸案内部 19 バランサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体(2)の前部に配置されたロ
    ータ(4)の一対のアーム部(4A),(4A)の一方に
    揺動自在にアームカム(16)を備え、他方に揺動自在
    に揺動アーム(17)を備えると共に、アームカム(1
    6)に形成した糸案内部(18)と、揺動アーム(1
    7)との間に亘ってベール(3)を設けて成るスピニン
    グリールであって、 前記揺動アーム(17)の揺動軸芯に沿う方向視におい
    て反ベールの側で、かつ、この揺動アーム(17)の外
    部に突出する形状のバランサ(19)を、該揺動アーム
    (17)に形成して成るスピニングリール。
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GB9211532A GB2256781B (en) 1991-05-31 1992-06-01 Spinning reel having balancing means
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1038437A1 (en) 1999-03-25 2000-09-27 Daiwa Seiko Inc. Spinning reel for fishing
JP2014147300A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Globeride Inc 魚釣用スピニングリール

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EP1038437A1 (en) 1999-03-25 2000-09-27 Daiwa Seiko Inc. Spinning reel for fishing
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